JP4641795B2 - 1,2,4−トリアゾリルメチルオキシラン類の製造方法 - Google Patents

1,2,4−トリアゾリルメチルオキシラン類の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、式(I):
Figure 0004641795
[式中、A及びBは、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、C1-C4-アルキル、フェニル-C1-C2-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-シクロアルケニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル又はフェニルであり、ここで、該フェニル基は、ハロゲン、ニトロ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルオキシ、フェノキシ、アミノ、C1-C2-ハロアルキル又はフェニルスルホニルからなる群から選択される1〜3の置換基を有することができる]
で表される1,2,4-トリアゾール-1-イルメチルオキシランを位置特異的に調製する方法に関し、当該方法では、
(a) 式(II):
Figure 0004641795
[式中、A及びBは上記の意味を有し、Lは求核的に置換可能な脱離基である]
で表されるオキシランを、式(III):
Figure 0004641795
で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾールと反応させて、式(IV):
Figure 0004641795
で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩を生成させ;
及び、
(b) 4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩(IV)を、亜硝酸アルカリ金属塩及び酸又は有機亜硝酸エステルを用いて脱アミノ化して、式(I)で表される1,2,4-トリアゾール-1-イルメチルオキシラン生成させる。
4-アミノトリアゾリウム塩類(IV)は、アゾリルメチルオキシラン類を調製するための中間体である。アゾリルメチルオキシラン類は、殺菌剤組成物、特に、穀類の病害と闘うための殺菌剤組成物の製造に使用される。
EP-A 94564、US 4,906,652、EP-A 330132及びEP-A 334035には、塩基の存在下で、式(II)で表されるオキシランと1,2,4-トリアゾリンから出発する、トリアゾリルメチルオキシラン類の調製方法が開示されている。それらの調製方法は、全て、室温で実施された。反応時間は、8〜18時間である。
DE-A-3936823には、75℃で5時間のオキシラン(II)とナトリウム1,2,4-トリアゾリドの反応が記載されている。使用する溶媒は、ジメチルホルムアミド及びN-メチルピロリドンである。
存在しているトリアゾ化生成物は、水を用いた沈澱及び/又は抽出により後処理する。
従来技術の調製方法には、一連の欠点が伴っている。
式(II)の化合物のトリアゾ化に際して、所望の1-置換トリアゾールの他に、10〜35%の量で、4-置換トリアゾールも形成される。
さらに、ソルボリシス及び開環反応により多くの副産物が生成され、それにより、所望のトリアゾリルメチルオキシランの収率が低減し、単離及び精製が非常に損なわれる。
生成した異性体混合物を精製するためのものとして、以下のものを挙げることができる:
抽出(例えば,DE-A 3218130,DE-A 3536529,DE-A 3805376,DE-A 3737888,EP-A 330132,US 4,906,652)、沈澱(例えば,DE-A 3936823)、クロマトグラフィー(例えば,DE-A 3806089)、ジイソプロピルエーテルからの再結晶化(DE-A 3936823,US 4,906,652)、メチルt-ブチルエーテル/n-ヘキサンからの再結晶化(DE-A 3805376,EP-A 330132)、メチルt-ブチルエーテルからの再結晶化(DE-A 3737888)。いずれの場合においても、種々の方法を組み合わせる必要がある。
生物学的に有効な異性体の純度は大部分が92%未満であり、上記のような込み入った後処理を行って初めて、94%を超える許容される含有量を達成することが可能である。
さらにまた、4-アミノトリアゾール類のアルキル化に際して第四級トリアゾリウム塩類(IV)が形成され、それの非環状アミノ基が、例えば亜硝酸ナトリウム及びHClを用いて、対応する1,1-置換ヒドラジン誘導体の化学反応と同様の化学反応により脱アミノ化され得るということが文献により知られている。位置選択的に置換されているトリアゾール誘導体が形成される(Houben-Weyl,E 14,479ff)。
この反応は、ハロメチルケトン類を用いたアルキル化に変形することも可能であり(Astleford et al. J. Org. Chem. 54, 731 (1989))、また、抗真菌活性成分の調製に関連して記載されている(例えば、Can. Pat 2.051.281)。
EP 618,198によれば、オキシラン類の反応にはオキシラン環の開環が伴い、それにより、2-ヒドロキシアルキル-4-アミノトリアゾリウム塩類が生じ、これは、脱アミノ化され得るが、得られるのは、2-ヒドロキシアルキルトリアゾールである。
従って、上記で挙げた従来技術によれば、式(II)の化合物を4-アミノトリアゾール類と反応させて、オキシラン環が保持された状態で4-アミノトリアゾリウム塩類を得ることが可能であるということは、予期することはできなかった。
Figure 0004641795
驚くべきことに、1-置換トリアゾリルメチルオキシラン類を調製するための上記のような一調製方法が見いだされ、それは、立体障害性オキシラン類(II)を使用すること、それらを、触媒若しくは補助剤を使用せずに又は触媒若しくは補助剤の存在下で、4-アミノトリアゾール類と反応させて第四級アンモニウム塩(IV)を得ること、及び、次いで、その非アルキル化4-アミノ基を亜硝酸アルカリ金属塩及び酸又は有機亜硝酸エステル(organic nitrite)を用いる脱アミノ化に付すことによる。この調製方法においては、不純物又は4-置換トリアゾリルメチルオキシラン類のフラクションを伴うことなく、所望の1-置換トリアゾリルメチルオキシランが生成する。第一に、アミノトリアゾールとオキシラン環の反応によりヒドロキシアルキルトリアゾールが生じることが予期されたこと、及び、第二に、強酸の存在下ではオキシラン環が開環することも懸念されたことにより、本発明により上記生成物が問題なく形成されることは、予期されなかった。
以下において、本発明の調製方法についてさらに詳細に説明する。
本発明の調製方法に関して、下記出発物質から調製したアゾリルメチルオキシラン類が適している。
(a) 式(II)[式中、A及びBは同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、C1-C4-アルキル、フェニル-C1-C2-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-シクロアルケニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル又はフェニル(ここで、該フェニル基は、ハロゲン、ニトロ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルオキシ、フェノキシ、アミノ、C1-C2-ハロアルキル又はフェニルスルホニルからなる群から選択される1〜3の置換基を有し得る)であり、Lは、求核的に置換可能な脱離基である]で表されるオキシラン類。該オキシランは、EP-A 94564、US 4,906,652、EP-A 330132、EP-A 334035及びDE 3936823に記載されているようにして調製することが可能である。
好ましい出発物質は下記置換基を有しており、それらは、それぞれ、単独又は組合せにおいて好ましい。
A及びBは、好ましくは、ハロゲン、C1-C4-アルキル又はC1-C4-アルキルオキシで置換されているフェニル基である。
特に好ましくは、Aは4-フルオロフェニルであり、Bは2-クロロフェニルである。
Lは、求核的に置換されている脱離基、例えば、ハライド、アルキルスルホネート、アリールスルホネート又はアルキルスルフェートなどである。
好ましくは、Lは、クロライド、ブロマイド、トシラート及びメシラートである。Lは、特に好ましくは、メシラートである。
(b) 式(III)で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾール類、又は、その類似誘導体。
本発明に従って使用される4-アミノトリアゾールは、ヒドラジンとホルムアミドから容易に得ることができる(Houben-Weyl E 14,525)。
本発明の4-アミノトリアゾリウム塩類(IV)は、一般に、有機溶媒の存在下、場合により触媒又は補助剤を添加して、0〜150℃の温度で、好ましくは、50〜150℃の温度で調製する。
好ましい有機溶媒としては、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、ブタノール類、イソプロパノール、ペンタノール類、ヘキサノール類、オクタノール類、デカノール類、メチルグリコール、エチルグリコール、n-ブチルグリコール、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン又はシクロヘキサノン、ニトリル類、例えば、アセトニトリル又はプロピオニトリル、エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、有機炭酸エステル類、例えば、炭酸ジメチル又は炭酸ジエチル、非芳香族及び芳香族炭化水素類、例えば、シクロヘキサン、トルエン、クロロベンゼン又は1,2-ジクロロベンゼン、エーテル類、例えば、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン、アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、テトラメチル尿素、及び、さらに、ジメチルスルホキシド、スルホラン、並びに、それらの混合物などを挙げることができる。
好ましい適する有機溶媒は、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、ブタノールの異性体及びペンタノールの異性体、イソプロパノール、2-エチルヘキサノール、メチルグリコール、エチルグリコール、n-ブチルグリコール、並びに、これらとトルエンの混合物である。
特に好ましいのは、n-ブチルグリコール、2-エチルヘキサノール、及び、これらとトルエンの混合物である。
適する触媒は、第四級アンモニウム及びホスホニウム塩類、例えば、塩化テトラブチルアンモニウム、ベタイン類、例えば、4-ジメチルスルホニウムフェノキシドなどである。適する補助剤は、特定の求核性アニオン類、例えば、シアン化物、ヨウ化物、フッ化物、アミン類、例えば、DABCO、ジメチルアミノピリジン、ジメチルシクロヘキシルアミン、トリブチルアミン、トリエチルアミン又はDBUなどである。
上記触媒は、オキシラン(II)を基準にして0.01〜5mol%の量で使用し、上記補助剤は、5〜300mol%の量で使用する。
式(IV)の4-アミノトリアゾリウム塩は、場合により10℃未満の低温下で、結晶化及び/又は沈澱により、上記反応混合物から純粋な形態で得ることが可能である。
式(IV)の4-アミノトリアゾリウム塩を水に溶解させ、-10〜60℃で、亜硝酸アルカリ金属塩(例えば、亜硝酸カリウム又は亜硝酸ナトリウム)及び強酸(例えば、塩酸又は硫酸)で処理する。亜硝酸n-ブチル又は亜硝酸t-ブチルのような有機亜硝酸エステル(organic nitrite)を使用することも可能である。
水溶液の他に、上記脱アミノ化は、水/THF、水/アルコール類、又は、水/NMPのような、水性/有機溶媒混合物中でも実施し得る。
さらに、必要に応じて非水溶性成分を除去した後、使用した溶媒を蒸発により除去し、残渣を脱アミノ化に付すことも可能である。
特定の変形態様では、水との混和性が低い溶媒(例えば、n-ブタノール、イソペンタノール、2-エチルヘキサノール又はテトラブチル尿素など)中で上記アミノトリアゾ化を実施し、同時に又は続いて、第四級塩を水で抽出する。
生成したトリアゾリルメチルオキシランは、通常、上記脱アミノ化に際して水溶液から沈澱する。該沈澱は、中和することにより完了させることができる。
本発明の調製方法の結果として、4-置換トリアゾール類に対する1-置換トリアゾール類の比率(位置選択性)が、50を超える値まで上昇する。4-置換トリアゾール誘導体は、多くの場合、もはや検出することができない。
得られた生成物は、もはや、複雑な方法により精製する必要がない。1-置換トリアゾールの含有量は、通常、98%を超える。
不活性な異性体及び副産物のフラクションは極めて低減されているので、従って、農薬用活性成分の生態学的有効性が著しく増大する。
本発明は、さらに、式(IV):
Figure 0004641795
[式中、A及びBは、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、C1-C4-アルキル、フェニル-C1-C2-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-シクロアルケニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル又はフェニル(ここで、該フェニル基は、ハロゲン、ニトロ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルオキシ、フェノキシ、アミノ、C1-C2-ハロアルキル又はフェニルスルホニルからなる群から選択される1〜3の置換基を有し得る)であり、L-は、求核的に置換可能な脱離基のアニオン(例えば、ハロゲン化物イオン、アルキルスルホネート、アリールスルホネート又はアルキルスルフェートなど)である]
で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩類を提供する。
A及びBは、好ましくは、ハロゲン、C1-C4-アルキル又はC1-C4-アルキルオキシで置換されているフェニル基である。
特に好ましくは、Aは4-フルオロフェニルであり、Bは2-クロロフェニルである。
好ましくは、L-は、クロライド、ブロマイド、トシラート及びメシラートである。
L-は、特に好ましくは、メシラートである。
置換基A、B及びLの有機分子部分は、個々の基のメンバーを個別的に挙げる代わりの集合語を表している。全ての炭化水素鎖、即ち、アルキル鎖、アルコキシ鎖、ハロアルキル鎖、フェニルアルキル鎖、シクロアルキル鎖、シクロアルケニル鎖は、全て、直鎖又は分枝鎖であり得る。
特に別途示されていない限り、ハロゲン化されている置換基は、好ましくは、同一であるか又は異なっている1〜5個のハロゲン原子を有する。ハロゲンは、いずれの場合も、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。
さらに、例えば、以下の意味も適用される:
・ C1-C4-アルキル:例えば、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、又は、1,1-ジメチルエチル;
・ C1-C2-ハロアルキル:フッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素で部分的に又は完全に置換されている上記で記載したC1-C2-アルキル基、従って、例えば、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2-フルオロエチル、2-クロロエチル、2-ブロモエチル、2-ヨードエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル;
・ C1-C4-アルコキシ:例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1-メチルエトキシ、ブトキシ、1-メチルプロポキシ、2-メチルプロポキシ、又は、1,1-ジメチルエトキシ;
・ フェニル-C1-C2-アルキル:フェニル基で置換されているC1-C2-アルキル、例えば、ベンジル、1-フェニルエチル、及び、2-フェニルエチル;
・ C3-C6-シクロアルキル:例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又は、シクロヘキシル;
・ C3-C6-シクロアルケニル:例えば、二重結合を有するC3-C6-シクロアルキル、例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、又は、シクロヘキセニル。
本発明の調製方法について、下記実施例により説明する。
オキシラン(II)として、いずれの場合にも、以下の置換基を有する式(II)の化合物を使用する: L = CH3SO2O-,B = 4-フルオロフェニル,A = 2-クロロフェニル。
実施例(1)
142.8gの化合物(II)(L = MeSO2O-,シス/トランス 5:95)を、33.6gの4-アミノ-1,2,4-トリアゾール及び400mLのn-ブタノールと一緒に100℃に8時間加熱する。形成されたアミノトリアゾリウム塩が反応混合物から固体形態で沈澱する。メシラートに関する変換率は90%を超える(HPLC法)。該混合物を冷却した後、110gの4-アミノトリアゾリウム塩(IV)を分離することができる(収率 62%)。溶液状態のままで存在しているアミノトリアゾリウム塩(約 45g)を有している母液は、次のバッチで使用することができる。
得られた4-アミノトリアゾリウム塩は、192℃の融点を示す。
実施例(2)
142.8gの化合物(II)(L = MeSO2O-,シス/トランス 5:95)を、500mLのイソプロパノールに溶解させ、次いで、33.6gの4-アミノトリアゾールと一緒に80℃で8時間加熱する。51%の化合物(II)が変換され、冷却した溶液から、約72gの4-アミノトリアゾリウム塩(IV)(反応させた化合物(II)の80%)を分離することができる。融点は193℃である。
同様の実験を0.2gのヨウ化カリウムの存在下で行うと、8時間後の変換率は67%に達する。
実施例(3)
143gのメシラート(II)(シス/トランス 5:95)を含有している454mLのメシラート-DMF溶液を、33.6gの4-アミノ-1,2,4-トリアゾール及び400mLのN-メチルピロリドンと一緒に、130℃で2時間加熱する。形成されたアミノトリアゾリウム塩(IV)は、減圧下で溶媒を除去した後、残渣をアセトン/MeOHで注意深く洗浄することにより精製することができる。メシラートに関する変換率は97%を超える(HPLC法)。140gの4-アミノトリアゾリウム塩(IV)を単離することができる(収率 81%)。得られた4-アミノトリアゾリウム塩(IV)は、190℃の融点を示す。
実施例(4)
20g(153mmol)の2-エチルヘキサノール中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で16時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):85%。
実施例(5)
20g(148mmol)のジグリム中の5g(14mmol)のメシラートと1.1g(13mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で7時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):25%。
実施例(6)
20g(202mmol)のN-メチルピロリドン中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、100℃で7時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):72%。
実施例(7)
20g(149mmol)のジエチレングリコールジメチルエーテル中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、100℃で7時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):51%。
実施例(8)
20g(203mmol)のシクロヘキサノン中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、90℃で6時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):2%。
実施例(9)
20g(153mmol)の1-オクタノール中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で6時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):65%。
実施例(10)
20g(227mmol)の炭酸エチレン中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で6時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):27%。
実施例(11)
20g(194mmol)のベンゾニトリル中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で6時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):49%。
実施例(12)
20g(200mmol)のシクロヘキサノール中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で17時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):29%。
実施例(13)
20g(136mmol)の1,2-ジクロロベンゼン中の5g(14mmol)のメシラートと1.4g(17mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールの混合物を、80℃で16時間撹拌する。次いで、50gの脱塩水を添加し、65℃で5分間経過した後、相を分離させる。収率(定量HPLC):21%。
実施例(14)
252.2g(3.0mol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールを1070.4g(8.4mol)のn-ブチルグリコールに溶解させた溶液に、90℃、130mbarで、2020gのトルエン中の356.8g(1.0mol)のメシラートを計量しながら供給する。最短で6時間後に計量しながらの供給と蒸留を完了し、次いで、放置して85℃まで冷却する。次いで、3K/hの勾配で温度を65℃まで低下させる。得られたドロドロ状のものを25℃まで冷却した後、その懸濁液を吸引漏斗を用いて濾過する。収率(定量HPLC):98%。
実施例(15)
86.4g(1.03mol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾール及び128.3g(0.69mol)のトリ-n-ブチルアミンを600g(4.7mol)のn-ブチルグリコールに溶解させた溶液に、90℃、130mbarで、679gのトルエン中の121g(0.34mol)のメシラートを計量しながら供給する。最短で6時間後に計量しながらの供給と556gの蒸留を完了し、次いで、放置して85℃まで冷却する。次いで、3K/hの勾配で温度を65℃まで低下させる。得られたドロドロ状のものを25℃まで冷却した後、その懸濁液を吸引漏斗を用いて濾過する。収率(定量HPLC):77%。
実施例(16)
86.4g(1.03mol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾール及び43.2g(0.34mol)のトリ-n-ブチルアミンを600g(4.7mol)のn-ブチルグリコールに溶解させた溶液に、90℃、130mbarで、679gのトルエン中の121g(0.34mol)のメシラートを計量しながら供給する。最短で6時間後に計量しながらの供給と556gの蒸留を完了し、次いで、放置して85℃まで冷却する。次いで、3K/hの勾配で温度を65℃まで低下させる。得られたドロドロ状のものを25℃まで冷却した後、その懸濁液を吸引漏斗を用いて濾過する。収率(定量HPLC):52%。
実施例(17)
84.8g(1.01mol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾールを600g(4.7mol)のn-ブチルグリコールに溶解させた溶液に、90℃、130mbarで、725gのトルエン中の128.2g(0.36mol)のメシラートを計量しながら供給する。最短で6時間後に計量しながらの供給と631gのトルエンの蒸留を完了し、次いで、放置して85℃まで冷却する。次いで、3K/hの勾配で温度を65℃まで低下させる。得られたドロドロ状のものを25℃まで冷却した後、その懸濁液を吸引漏斗を用いて濾過する。収率(定量HPLC):99%。
脱アミノ化
実施例(18)
手順:50mmolの固体状4-アミノトリアゾリウム塩(IV)(22g,A = 4-フルオロフェニル,B = 2-クロロフェニル)を150mLの水の中に入れ、110mmol(11mL)の濃塩酸と混合する。その混合物を、次いで、0℃に冷却する。3.6g(52mmol)の亜硝酸ナトリウムを50mLの水に溶解させた溶液を0℃でゆっくりと滴下して加える。その際、穏やかなガス発生が始まる。前記溶液の添加が完了したら、得られた混合物を放置して室温まで昇温させ、次いで、炭酸カリウム希薄溶液(約50mLの15%濃度の水溶液)を用いて中和する。沈澱した生成物を吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥させる。
収率:95%,融点136℃,含有量:98.5% トランス-エポキシコナゾール(A及びBに基づいてトランス)。
実施例(19)
窒素下、1162.5g(0.5mol)の18.9%濃度のトリアゾリウム塩水溶液を最初に導入し、18%濃度の塩酸を用いて、pHを1.0未満に調節する。反応混合物を60℃に加熱する。次いで、250mL(0.8mol)の20%濃度の亜硝酸ナトリウム溶液(1.6当量)及び80g(0.39mol)の18%濃度の塩酸(0.8当量)を、pH1で、同時に、計量しながら1時間かけて供給する。懸濁液を、次いで、60℃で1.5時間撹拌し、20℃まで冷却し、15%濃度のNaOHで中和する。次いで、その懸濁液を吸引漏斗を用いて分離し、固体を、減圧乾燥キャビネット内で、20mbar、内部温度50℃で乾燥させる。収率(定量HPLC):87.8%。
実施例(20)
窒素下、214g(0.05mol)の10.8%濃度のトリアゾリウム塩水溶液を最初に導入する。反応混合物を50℃に加熱する。次いで、7.0g(0.065mol)の亜硝酸n-ブチルを計量しながら1時間かけて供給する。懸濁液を、次いで、50℃で1時間撹拌し、20℃まで冷却し、吸引漏斗を用いて分離し、固体を、減圧乾燥キャビネット内で、20mbar、内部温度50℃で乾燥させる。収率(定量HPLC):49.0%。
実施例(21)
窒素下、940g(0.13mol)の6.1%濃度のトリアゾリウム塩水溶液を最初に導入し、18%濃度の塩酸を用いて、pHを1.0未満に調節する。反応混合物を60℃に加熱する。次いで、61.3mL(0.2mol)の20%濃度の亜硝酸ナトリウム溶液(1.5当量)及び29g(0.39mol)の18%濃度の塩酸(1.1当量)を、pH1で、同時に、計量しながら1時間かけて供給する。懸濁液を、次いで、60℃で1.5時間撹拌し、20℃まで冷却し、吸引漏斗を用いて分離し、固体を、減圧乾燥キャビネット内で、20mbar、内部温度50℃で乾燥させる。収率(定量HPLC):92.7%。
実施例(22)
抽出
142.8gの化合物(II)を500mLのn-ブタノールに溶解させ、次いで、33.6gの4-アミノトリアゾールと一緒に7時間加熱する。83%の化合物(II)が変換される。100mLのトルエンを添加した後、有機相を3×500mLの水で抽出する。得られた水溶液を0〜5℃に冷却し、160mLの18%HClを用いて酸性化し、次いで、27.6gの亜硝酸ナトリウムを100mLの水に溶解させた溶液と少量づつ混合する(N2O発生)。この混合操作の間に白色の沈澱物が生じる。この沈澱物をMeOH/水で洗浄し、80℃で乾燥させた後、異性体を含まない65gのトランス-エポキシコナゾールが得られる。母液を2NのNaOHで中和した後、該母液から約18gの不純なエポキシコナゾールをさらに得ることができる。
化合物(II)に基づいた純粋な生成物の収率:59.3%,含有量:97.9% トランス-エポキシコナゾール,融点:136℃。
上記有機相は次のバッチで使用することが可能であり、添加したトルエンは蒸留により回収し、上記抽出に際して再度添加する。
実施例(23)
142.8gの化合物(II)を500mLのn-ブタノールに溶解させ、次いで、33.6gの4-アミノトリアゾールと一緒に12時間加熱する。97%の化合物(II)が変換される。8mbar、60℃で溶媒を注意深く除去した後、残渣を1000Lの水に溶解させ、未反応の化合物(II)を100mLのトルエンで2回抽出する。
得られた水溶液を0〜5℃に冷却し、160mLの18%HClを用いて酸性化し、次いで、27.6gの亜硝酸ナトリウムを100mLの水に溶解させた溶液と少量づつ混合する(N2O発生)。この混合操作の間に白色の沈澱物が生じる。4時間後、この混合物を炭酸カリウム溶液で中和し、吸引濾過する。MeOH/水で洗浄し、80℃で乾燥させた後、異性体を含まない143gのトランス-エポキシコナゾールが得られる。
収率:83%,
融点:136℃,
含有量:98.7%。
実施例(24)
ワンポット抽出反応
手順:35.6gの化合物(II)(L = MeSO2O-,シス/トランス 5:95,100mmol)を200mLのテトラブチル尿素に溶かし、塩化テトラブチルアンモニウムを添加しながら、8.8g(105mmol)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾール及び200mLの水と混合する。得られた混合物を、次いで、4時間還流する(化合物(II)に基づく変換率 約30%)。この還流の間、反応生成物は水相に溶解するが、未反応のアルキル化合物及び余分なアミノトリアゾールは、非混和性の有機相中に留まっている。この混合物を冷却し、水相を分離する。有機相は戻すことができる。
得られた水相を、2.2倍モル量の濃塩酸と混合し、0℃に冷却する。50mLの水に溶解させた対応するモル量の亜硝酸ナトリウムを、0℃でゆっくりと滴下して加える。その際、穏やかなガス発生が始まる。前記添加が完了したら、得られた混合物を室温まで昇温させ、次いで、炭酸カリウム希薄溶液を用いて中和する。沈澱した生成物を吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥させる。
収率(使用したアルキル化合物に基づいて):8.2gのトランス-エポキシコナゾール(反応させた化合物(II)に基づいて80%)。

Claims (20)

  1. 式(I):
    Figure 0004641795
    [式中、A及びBは、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、C1-C4-アルキル、フェニル-C1-C2-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-シクロアルケニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル又はフェニルであり、ここで、該フェニル基は、ハロゲン、ニトロ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルオキシ、フェノキシ、アミノ、C1-C2-ハロアルキル又はフェニルスルホニルからなる群から選択される1〜3の置換基を有することができる]
    で表される1,2,4-トリアゾール-1-イルメチルオキシランを調製する方法であって、
    (a) 式(II):
    Figure 0004641795
    [式中、A及びBは上記の意味を有し、Lは求核的に置換可能な脱離基である]
    で表されるオキシランを、式(III):
    Figure 0004641795
    で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾールと反応させて、式(IV):
    Figure 0004641795
    で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩を得ること;
    及び、
    (b) 4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩(IV)を、亜硝酸アルカリ金属塩及び酸又は有機亜硝酸エステルを用いて脱アミノ化して、式(I)で表される1,2,4-トリアゾール-1-イルメチルオキシランを得ること;
    を含む、前記方法。
  2. 段階(a)における前記反応を、有機溶媒の存在下で実施する、請求項1に記載の方法。
  3. 有機溶媒として、アルコール類、ケトン類、ニトリル類、エステル類、有機炭酸エステル類、非芳香族及び芳香族炭化水素類、エーテル類、アミド類、ジメチルスルホキシド、スルホラン又はそれらの混合物を使用する、請求項2に記載の方法。
  4. 使用する前記有機溶媒が、メタノール、エタノール、ブタノール類、イソプロパノール、ペンタノール類、ヘキサノール類、オクタノール類、デカノール類、メチルグリコール、エチルグリコール、n-ブチルグリコール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、アセトニトリル、プロピオニトリル、酢酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、テトラメチル尿素、ジメチルスルホキシド、スルホラン又はそれらの混合物である、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 有機溶媒として、n-ブチルグリコール、2-エチルヘキサノール又はそれらとトルエンの混合物を使用する、請求項4に記載の方法。
  6. 段階(a)における前記反応を、50〜150℃の温度で実施する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 段階(a)における前記反応を、0.01〜5mol%の触媒又は5〜300mol%の補助剤の存在下で実施する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 触媒として第四級アンモニウム塩類、第四級ホスホニウム塩類、ベタイン類を使用するか、及び/又は、補助剤として求核性アニオン類及びアミン類を使用する、請求項7に記載の方法。
  9. 触媒として塩化テトラブチルアンモニウム、4-ジメチルスルホニウムフェノキシドを使用するか、及び/又は、補助剤としてシアン化物、ヨウ化物、フッ化物、DABCO(1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)、ジメチルアミノピリジン、ジメチルシクロヘキシルアミン、トリブチルアミン、トリエチルアミン若しくはDBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン)を使用する、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 段階(a)で生成した式(IV)の4-アミノトリアゾリウム塩類を、沈澱及び/又は結晶化によって反応混合物から分離させる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 式(IV)の4-アミノトリアゾリウム塩類の前記沈澱及び/又は結晶化を10℃未満の温度で行う、請求項10に記載の方法。
  12. 段階(a)で生成した式(IV)の4-アミノトリアゾリウム塩類を、連続抽出及び/又は不連続抽出により反応混合物から抽出する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記連続抽出及び/又は不連続抽出を、場合により水非混和性有機溶媒の存在下で、水を用いて行う、請求項12に記載の方法。
  14. 段階(b)における前記脱アミノ化を、水溶液、水/THF(テトラヒドロフラン)、水/アルコール類、又は、水/NMP(N-メチル-2-ピロリドン)の中で行う、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 段階(b)における前記脱アミノ化を、水溶液若しくは有機溶液の中で、又は、/有機溶液混合物の中で、有機亜硝酸エステルを用いて行う、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 段階(b)における前記脱アミノ化を、-10〜60℃の温度で行う、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 式(IV):
    Figure 0004641795
    [式中、A及びBは、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、C1-C4-アルキル、フェニル-C1-C2-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-シクロアルケニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル又はフェニルであり、ここで、該フェニル基は、ハロゲン、ニトロ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルオキシ、フェノキシ、アミノ、C1-C2-ハロアルキル又はフェニルスルホニルからなる群から選択される1〜3の置換基を有することができ、
    L-は、ハロゲン化物イオン、アルキルスルホネート、アリールスルホネート又はアルキルスルフェートである]
    で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩。
  18. A及びBが、同一であるか又は異なっていて、ハロゲン、C1-C4-アルキル又はC1-C4-アルコキシで置換されているフェニル基である、請求項17に記載の式(IV)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩。
  19. Aが4-フルオロフェニルであり、Bが2-クロロフェニルである、請求項17に記載の式(IV)の4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩。
  20. 請求項1に記載の式(I)表される1,2,4-トリアゾール-1-イルメチルオキシランの調製方法における、式(IV):
    Figure 0004641795
    [式中、A及びBは、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、C 1 -C 4 -アルキル、フェニル-C 1 -C 2 -アルキル、C 3 -C 6 -シクロアルキル、C 3 -C 6 -シクロアルケニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル又はフェニルであり、ここで、該フェニル基は、ハロゲン、ニトロ、C 1 -C 4 -アルキル、C 1 -C 4 -アルキルオキシ、フェノキシ、アミノ、C 1 -C 2 -ハロアルキル又はフェニルスルホニルからなる群から選択される1〜3の置換基を有することができ、
    L-は求核的に置換可能な脱離基のアニオンである]
    で表される4-アミノ-1,2,4-トリアゾリウム塩の使用。
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