JP4635774B2 - 複合操作型スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機やデジタルスチルカメラ(DSC)などの携帯用電子機器に主として使用され、プッシュスイッチと中点復帰式回転型スイッチとを併有し、個々に操作が可能な複合操作型スイッチに関するものである。
近年、携帯用電子機器に搭載されて各種制御を担うスイッチについては、セットの小型化、薄型化に伴って、小型、薄型化された多機能なスイッチが求められている。
そのような多機能なスイッチとして、プッシュスイッチと中点復帰式回転型スイッチを併有した従来の複合操作型スイッチについて、図6〜図9を用いて説明する。
図6は従来の複合操作型スイッチの分解斜視図、図7は同外観図、図8は図7のQ−Q線の断面図、図9はスイッチケースの平面図である。
同図において、1は中央部に環状壁1Aが立設された上方開口の絶縁樹脂製のスイッチケースで、このスイッチケース1の環状壁1A内にはプッシュスイッチ部用の第1接点2が配設されている。また、前記環状壁1Aの外側には中点復帰式回転型スイッチ部用の第2接点3が配設されている。
そして、前記第1接点2は、環状壁1A内の中央に配された中央接点2Aとその周辺に配された周辺接点2Bから構成されており、中央接点2Aはスイッチケース1の外方に延設された端子4Aと繋がって導出され、周辺接点2Bは端子4Bと繋がって導出されている。
そして、前記第2接点3は、前記環状壁1Aの外側に略T字状に配された共通接点3Aとこの共通接点3Aを挟む対称位置の両側に配された信号用接点3B,3Cから構成されている。その配置状態は、前記環状壁1Aに沿って内周側に共通接点3Aが位置し、外周側に信号用接点3B,3Cが位置しており、共通接点3Aと信号用接点3B,3Cとは、同心円状に異なる径で平行関係に配置されている。
そして、前記共通接点3Aは端子5Aと繋がり、信号用接点3B,3Cは端子5B,5Cと繋がって、これらの端子5A〜5Cも、前記端子4A,4Bが延設されたスイッチケース1の同じ側方へ導出されている。
そして、前記環状壁1A内には、外周下端が周辺接点2Bに接するようにして、上方に膨らんだドーム形状の弾性薄板金属製の可動接点6が載置され、その上部に、鍔部7Aを境として上面に操作部7B、下面に接点押圧部7Cがそれぞれ突設された駆動体7が載せられている。
そして、8は両端部がそれぞれ側方に延出されたコイルバネで、前記スイッチケース1の環状壁1Aを挟んで前記第2接点3とは反対側の位置にスイッチケース1の内底面に立設されたボス1Bに対してその中空部が挿通され、それぞれの対応位置に突設されたストッパ1Cにより前記両端部が各々規制されてスイッチケース1に取り付けられている。
そして、9は円板部の中央に下方が拡径した段付中孔9Aを有した回転体で、その円板部の外径は、前記スイッチケース1の開口部分を構成する外周壁1Dの内側に収まる大きさに設定されている。この回転体9の下面には、前記第2接点3(3A,3B,3C)上を摺動する摺動子10が取り付けられている。この摺動子10は、共通の根元部分から伸びる接触部10A,10Bとして、内周側に配された共通接点3A上に常接状態で摺動する接触部10Aと外周側の信号用接点3B,3C上を摺動する接触部10Bとを有し、回転操作されていない通常状態では、外周側の接触部10Bは二つの信号用接点3B,3Cに挟まれたT字状の共通接点3A上に位置している。
そして、前記段付中孔9Aの拡径した下方部分は下方に突出した支持筒9Bとして形成されており、この支持筒9Bが前記環状壁1Aに外嵌されて前記スイッチケース1に対して回転自在に支持されている。そして、円板部下面に設けられた一対の作動突起9C(図9に斜線を付して示す)が、前記コイルバネ8の両端部それぞれに当接している。
また、回転体9の上面には操作つまみ(図示せず)を取り付けるための半円状の一対の取付壁9Dが前記段付中孔9Aを囲むように形成されている。
そして、回転体9の段付中孔9Aの段部が、前記環状壁1A内で可動接点6上に載せられた駆動体7の鍔部7A上面に当接しており、可動接点6および駆動体7の上方への移動を規制している。
そして、11は中央に開口部11Aを有した平板金属製のカバーで、その開口部11Aから前記回転体9の取付壁9Dおよび前記駆動体7の操作部7Bを上方に突出させるようにして、スイッチケース1上面に取り付けられている。
以上のように従来の複合操作型スイッチは構成され、次にその動作について説明する。
まず、プッシュスイッチ部の動作としては、駆動体7の操作部7Bを押圧すると、接点押圧部7Cが可動接点6を押し下げ、ドーム形状部分が下方突形に弾性変形して中央接点2Aと接触し、端子4A,4B間がオンとなる。
そして、操作部7Bへの押圧力を解除すると、可動接点6自体の弾性復元力によりドーム形状が元の上方突形に復元して可動接点6は中央接点2Aから離間すると共に、駆動体7の接点押圧部7Cを上方に付勢して元の位置に押し戻すと共に、端子4A,4B間がオンとなる。このように当該プッシュスイッチ部は、押圧力を加えた時にのみオンする所謂プッシュオンタイプのスイッチである。
一方、中点復帰式回転型スイッチ部の動作としては、回転体9を時計回り方向に回転操作すると、その下面の一対の作動突起9Cも同一方向に移動する。このとき、図9中で左側に表記した一方の作動突起9Cはコイルバネ8の当接した一方の端部を同図中に点線で示すように撓ませていく。また、それと共に、摺動子10も摺動していき、その内周側の接触部10Aが共通接点3A上を、また外周側の接触部10Bは一方の信号用接点3B上の位置まで移動し、共通接点3Aと信号用接点3Bとの間、つまり端子5A,5Bの間が導通したオン状態となる。
そして、その回転操作力を解除すると、前記コイルバネ8の弾発付勢力により、同図中で左側に表記した一方の作動突起9Cが押し戻されて回転体9が元の角度位置に戻る。これにより、摺動子10の摺動部10Bも信号用接点3B上から外れて共通接点3A上に戻り、元の端子5A,5B間のオフ状態に戻る。
また、回転体9を逆方向に回転操作すると、他方の作動突起9Cがコイルバネ8の他方の端部を撓ませ、摺動子10の内周側の接触部10Aが共通接点3A上を、また外周側の接触部10Bは他方の信号用接点3C上へ摺動移動して、端子5A,5Cの間がオン状態となり、回転操作力を解除すると、コイルバネ8の弾発付勢力により、元の角度位置に回転体9が戻され、スイッチもオフ状態となる。
このように従来の複合操作型スイッチは、中央を下方側に押圧した時にのみ機能するプッシュスイッチ部と、回転操作により機能し、その回転操作力を解除すれば元の中点位置に自己復帰する中点復帰式回転型スイッチ部とを併有した構成のものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
実開平3−82535号公報
前記従来の複合操作型スイッチは、回転体9の上面に立設された取付壁9Dに操作つまみを装着して中点復帰式回転型スイッチ部を操作する構成であったため、プッシュスイッチ部と共にその上面側に両方のスイッチの操作部が配置されることとなる。
一方、近年の携帯用電子機器の操作用に使用されるスイッチは電子機器の端部位置に搭載されることも多くなり、上面側操作のスイッチと側面側操作のスイッチとを併有したスイッチが望まれ、前記従来品ではその要望に対応し難く、さらにその形態であって外形の小さいものへの要望が機器メーカーから高まっていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、プッシュスイッチ部と中点復帰式回転型スイッチ部を併有し、中点復帰式回転型スイッチ部は、プッシュスイッチ部の操作方向と直交する面内で回転操作する形態で、かつ外形の小型化と薄型化が図られた複合操作型スイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、中央に立設された環状壁の内側に押下操作で機能するプッシュスイッチ部を有し、そのプッシュスイッチ部の周囲に同心で、かつ同一円周上に、中点復帰式回転型スイッチ部用の共通接点およびそれとは電気的に独立した一つ以上の信号用接点が配設された上方開口のスイッチケースと、前記中点復帰式回転型スイッチ部用の各接点上を摺接する接触部を有した摺動子を備え、中央部が円形の嵌合孔となった環状部とその環状部から側方に突出した操作突部を有し、前記スイッチケースの環状壁に前記嵌合孔が外嵌され、前記スイッチケースの外周壁に設けられた切欠き部から側方に突出した前記操作突部で回動可能とされた回転体と、この回転体の環状部上面に設けられた凹状のバネ装着溝に巻回部が組み込まれ、巻きの両端部が前記環状部の凹状を形成する外壁に設けられた係止用切欠き部および前記スイッチケースの前記外周壁に設けられたバネ受け段部のそれぞれに弾接係止されたコイルバネと、中央位置に開口部を有し、前記回転体の上方への移動を規制するように上面を覆うようにして前記スイッチケースに取り付けられた平板金属製のカバーとからなる複合操作型スイッチであり、プッシュスイッチ部と中点復帰式回転型スイッチ部を併有し、中点復帰式回転型スイッチ部は、プッシュスイッチ部の操作方向と直交する面内で回転操作が可能で、かつ回転型スイッチ部用の各接点を同一円周上に配置したので径方向の小型化と薄型化が実現された複合操作型スイッチを提供することができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、回転体のバネ装着溝上端部にコイルバネの上方への移動を規制する突起を設けたものであり、回転体の凹状のバネ装着溝内にコイルバネを収容装着した際、前記突起によって、コイルバネを回転体に組み合わせて一体とした仕掛かり状態で維持できるため、組み立て作業性が良好になるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、プッシュスイッチ部と中点復帰式回転型スイッチ部を併有し、中点復帰式回転型スイッチ部は、プッシュスイッチ部の操作方向と直交する面内で回転操作が可能で、かつ小型化、薄型化が実現された複合操作型スイッチを提供することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による複合操作型スイッチの分解斜視図、図2は同外観図、図3は図2のP−P線の断面図、図4は同スイッチケースの平面図、図5は同回転体の平面図である。
同図において、21は、中央部に円形リング状の環状壁21Aが設けられた絶縁樹脂からなる略円形で上方が開口したスイッチケースで、その環状壁21A内には中央接点22Aと周辺接点22Bからなるプッシュスイッチ部用の第1接点22が配設され、環状壁21Aと外周壁21Bとで挟まれた開口底部に共通接点23A,23Bと信号用接点23C,23Dからなる中点復帰式回転型スイッチ部用の第2接点23が配設されている。前記第1接点22の中央接点22A、周辺接点22Bは端子24A、端子24Bと繋がり、前記第2接点23の共通接点23A,23Bは端子25A,25Bと、また信号用接点23C,23Dは端子25C,25Dとそれぞれ繋がって、各端子はスイッチケース21の外方へ導出されている。
そして、前記中点復帰式回転型スイッチ部用の第2接点23(23A,23B,23C,23D)は、図4に示すように、それぞれ所定の間隔をあけて配置されており、隣り合って配された互いに独立した信号用接点23C,23Dを挟むようにその外側に共通接点23A,23Bが位置し、上面視時計回りで、共通接点23B、信号用接点23D、信号用接点23C、共通接点23Aの順に、同一円周上で、ほぼ半円周部分に配置されている。
なお、スイッチケース21の内底面の2ヶ所に露出された前記共通接点23Aと23Bは、その間がスイッチケース21底部に埋設固定された円弧状の連結部23Eで繋がれている。このため、両者は電気的に導通しており実質的には一体となった一つの接点として機能している。また、共通接点23A,23Bに対し、個々の信号用接点23C,23Dは電気的に独立している。
そして、前記環状壁21A内には、従来同様にドーム形状の弾性薄板金属からなる可動接点6の外周下端が周辺接点22B上に載置されると共に、可動接点6上に駆動体7が配されてプッシュスイッチ部が構成されている。
26は、中央部が円形の嵌合孔26Aとなった環状部26Bとその環状部26Bから側方に突出した操作突部26Cを有した絶縁樹脂製の回転体で、前記スイッチケース21の環状壁21Aに嵌合孔26Aが外嵌されて、回動可能に組み合わせられている。この操作突部26Cは、スイッチケース21の外周壁21Bに設けられた切欠き部21Cからスイッチケース21の側方に突出しており、当該部位が中点復帰式回転型スイッチ部の操作用部分としてなる。
また、回転体26は、図5に示すように、環状部26Bにインサート成形で固定された良導電性の薄板金属からなる摺動子27を備えている。この摺動子27は、前記操作突部26Cと反対側に位置し、インサート固定位置から環状部26Bに沿って左右2方向に延出された弾性アームが、回転体26に設けられた貫通孔を介して下方に向けて曲げ形成された接触部27A,27Bを有している。
この2つの接触部27A,27Bは、図4に斜線を付して示すように、回転体26に操作力が加わっていない通常状態では、前記スイッチケース21の開口底部に配設された共通接点23Aと信号用接点23Cとの間に一方の接触部27Aが弾接して位置し、信号用接点23Dと共通接点23Bとの間に他方の接触部27Bが弾接して位置している。なお、共通接点23A,23Bと2つの信号用接点23C,23Dとの間の位置は前記スイッチケース21の開口底部からなり電気的に絶縁状態の部位となっている。
そして、28は、巻回部28Aの径の大きさが前記回転体26の環状部26Bの径とほぼ同じ大きさで略1.5巻きに巻回されたコイルバネで、環状部26B上面に設けられた凹状のバネ装着溝26Dに前記巻回部28Aが組み込まれ、その巻回部28Aから外向きに、くの字状に曲げられた両方の端部28Bは、撓められて、環状部26Bの凹状を形成する外壁に設けられた係止用切欠き部26Eに弾発係止されると共に、スイッチケース21に組み合わされた状態では、スイッチケース21の外周壁21Bに設けられた2ヶ所のバネ受け段部21Dにも当接している。コイルバネ28は、両方の端部28Bが操作突部26C側に位置し、しかも端部28Bどうしは、その操作突部26Cを中心とした対称の角度位置で、前記状態にて係止されている。
さらに、回転体26の環状部26Bには、その弾発力によりコイルバネ28の巻回部28Aがバネ装着溝26Dから外れないように、バネ装着溝26Dの上部にコイルバネ28の上方への移動を規制する係止突起26Fが2ヶ所設けられている。これによってコイルバネ28と回転体26とは一体となった仕掛かり状態で取り扱えるようにでき、組み立て作業性が良好なものにできる。
その組み立て時には、コイルバネ28は、巻き方向の力を加えて撓ませながら、その巻回部28Aを環状部26Bのバネ装着溝26Dに収容させ、前記くの字状の端部28Bそれぞれを2ヶ所の係止用切欠き部26Eに係止させて回転体26に装着させる。このため、操作突部26C側に対応する巻回部28Aの巻きが2重となったコイルバネ28部分が、バネ装着溝26Dを構成する壁部の嵌合孔26A側に弾接して、巻きが2重となった側の巻回部28Aが上方へ移動しようとする力が働くので、その移動を規制するように係止突起26Fは、操作突部26C側に相当する嵌合孔26A側の壁部上部で、かつ操作突部26Cを中心とする対称角度位置の各々に設けている。
そして、29は回転体26の上方への移動を規制するように回転体26の上方から重ねて配された平板金属からなるカバーであり、その外縁から垂下した3ヶ所の脚部29A先端でスイッチケース21を抱き込むようにかしめられて取り付けられている。
このカバー29は、中央位置に開口部29Bを有しており、前記スイッチケース21に取り付けられた状態で、その開口部29Bには前記プッシュスイッチ部の駆動体7の上面が露出し、押圧操作可能になっている。つまり、駆動体7は、カバー29で上方への移動規制をなされている。
以上のように本発明による複合操作型スイッチは構成され、次に動作について説明する。
まずプッシュスイッチ部の動作は、従来同様に、駆動体7の上面を押圧すると、可動接点6が押下されて、そのドーム形状部分が節度をともなって下方突形に弾性変形して中央接点22Aと接触し、端子24A,24B間がオンする。そして、駆動体7への押圧を解除すると、可動接点6が節度をともなって元の上方突形のドーム形状に復元して中央接点22Aから離間し、端子24A,24B間がオフになる。
次に、中点復帰式回転型スイッチ部の動作は、回転体26の操作突部26Cに上面視時計回り方向の回転力を加えると、回転体26は環状壁21Aに外嵌された嵌合孔26Aを中心にして回転し、摺動子27の接触部27A,27Bは回転摺動されて、一方の接触部27Aが共通接点23A上に移り、他方の接触部27Bが信号用接点23D上に移り、摺動子27を介して共通接点23Aと信号用接点23Dとの間が電気的に導通し、端子25A,25D間をオンする。この回転操作において、コイルバネ28の一方の端部28Bは、対応する回転体26の係止用切欠き部26Eの側壁により巻き方向に回転移動され、他方の端部28Bはスイッチケース21のバネ受け段部21Dで弾接維持され、コイルバネ28はトーションバネとして押縮される。
そして、この操作突部26Cに加えていた時計回り方向の回転力を解除すると、コイルバネ28の弾発付勢力により、前記一方の端部28Bで対応する係止用切欠き部26E側壁が押し戻されて回転体26は元の位置まで回転復帰し、同時に摺動子27の接触部27A,27Bは共通接点23A、信号用接点23D上から外れた元の位置に戻ってその接点間が電気的に絶縁状態となり、端子25A,25D間がオフになる。
次に、操作突部26Cに上面視反時計回り方向の回転力を加えると、回転体26は嵌合孔26Aを中心にして回転し、摺動子27の一方の接触部27Aが信号用接点23C上に摺動し、他方の接触部27Bが共通接点23B上に摺動して、信号用接点23Cと共通接点23Bとの間が電気的に導通し、端子25C,25Bの間がオンする。そして、この回転操作において、コイルバネ28の他方の端部28Bは、対応する回転体26の係止用切欠き部26Eの側壁により巻き方向に移動され、一方の端部28Bはスイッチケース21のバネ受け段部21Dで弾接維持され、コイルバネ28はトーションバネとして押縮される。
そして同様に、その操作突部26Cに加えていた反時計回り方向の回転力を解除すると、コイルバネ28の弾発付勢力により、前記他方の端部28Bで対応する係止用切欠き部26E側壁が押し戻されて回転体26は元の位置まで回転復帰し、同時に摺動子27の接触部27A,27Bは信号用接点23C、共通接点23B上から外れた元の位置に戻ってその接点間が電気的に絶縁状態となり、端子25C,25B間がオフに戻る。
このように本実施の形態によれば、プッシュスイッチ部と中点復帰式回転型スイッチ部とをそれぞれ独立して併有し、中点復帰式回転型スイッチ部は、プッシュスイッチ部の操作方向と直交する面内で回転操作が可能で、かつ中点復帰式回転型スイッチ部用の第2接点23である共通接点23A,23Bと信号用接点23C,23Dを、プッシュスイッチ部の周囲位置に同心で、しかも同一円周上に配置し、それら各接点上を摺動する摺動子27の接触部27A,27Bも前記同一円周上に分割配置したものであるので、径方向の小型化が実現された複合操作型スイッチを得ることができる。
また、コイルバネ28を回転体26の環状部26B上に組み合わせた構成とし、従来例のようにスイッチケース21にボス等を立設してコイルバネ28をスイッチケース21内底面に並べて配置しない構成である点も、径方向の小型化に寄与している。
そして、前記コイルバネ28の組み込み構成であれば、回転体26のバネ装着溝26D内に収容状態で装着したコイルバネ28の巻回部28Aの径寸法が大きいものにでき、その巻き数が略1.5巻という少ないものでも回転体26の復帰状態などが安定するものにできる。これにより、製品の薄型化も図られたものに構成できる。
なお、本発明によるものは、前記に説明した構成を基として各種展開を図ることもでき、例えば、スイッチケース21の内底面にインサート成形して配設した前記共通接点23A,23Bと信号用接点23C,23Dの配置を変更して、共通接点23A,23Bを内側に配し、信号用接点23C,23Dで共通接点23A,23Bを挟むように配置しても良く、この配置であっても前述と同様の作用をなすものに構成することができる。また、このときには、前記共通接点23A,23Bを分割配置せずとも、一つのみの配置とすればよい。
さらに、プッシュスイッチ部用の周辺接点22Bと中点復帰式回転型スイッチ部用の共通接点23A,23Bとを同じ電位で使用可能な場合であれば、それらの接点どうしを接続してあるものとしても良い。その構成では、接点用部材の歩留まりが向上して廃材を少なくすることができると共に、インサート成形されるまでの取り扱いによる接点変形等の発生も低減され、また、端子の数も削減できて配線基板へのはんだ付け管理工数も少なくすることができる。
なお、中点復帰式回転型スイッチ部用の共通接点と信号用接点を一対のみ配して片側の回転操作方向のみに対応させてスイッチの開閉がなされる構成としたり、片側の回転操作方向に対し複数の信号用接点を同一円周上で設けて、それらに応じた複数の回路が開閉する構成などとしてもよい。
また、プッシュスイッチ部の構成としても、前記以外の構成であってもよく、例えば二段動作のプッシュオンタイプのスイッチ、プッシュオフスイッチなどが構成してあってもよい。特に二段動作のプッシュオンタイプのスイッチを備えさせたものは、その中点復帰式回転型スイッチ部からの信号をズーム機能に対応させ、二段動作のプッシュオンタイプのスイッチからの信号をピント調整とシャッター機能のそれぞれに対応させるようにして機器に搭載して使用できることから、小型化が進展しているDSCを始めとするカメラ機能を備えた機器に好適なものとなる。
本発明による複合操作型スイッチは、プッシュスイッチ部と中点復帰式回転型スイッチ部を併有し、中点復帰式回転型スイッチ部は、プッシュスイッチ部の操作方向と直交する面内で回転操作が可能で、かつ小型化、薄型化が実現された複合操作型スイッチを提供することができるという効果を有し、各種電子機器の中でも特に携帯電話機やDSCなどの携帯用電子機器等に有用である。
本発明の一実施の形態による複合操作型スイッチの分解斜視図 同外観図 図2のP−P線の断面図 同スイッチケースの平面図 同回転体の平面図 従来の複合操作型スイッチの分解斜視図 同外観図 図7のQ−Q線の断面図 従来の複合操作型スイッチのスイッチケースの平面図
符号の説明
6 可動接点
7 駆動体
21 スイッチケース
21A 環状壁
21B 外周壁
21C 切欠き部
21D バネ受け段部
22 第1接点
22A 中央接点
22B 周辺接点
23 第2接点
23A,23B 共通接点
23C,23D 信号用接点
23E 連結部
24A,24B,25A,25B,25C,25D 端子
26 回転体
26A 嵌合孔
26B 環状部
26C 操作突部
26D バネ装着溝
26E 係止用切欠き部
26F 係止突起
27 摺動子
27A,27B 接触部
28 コイルバネ
28A 巻回部
28B 端部
29 カバー
29A 脚部
29B 開口部

Claims (2)

  1. 中央に立設された環状壁の内側に押下操作で機能するプッシュスイッチ部を有し、そのプッシュスイッチ部の周囲に同心で、かつ同一円周上に、中点復帰式回転型スイッチ部用の共通接点およびそれとは電気的に独立した一つ以上の信号用接点が配設された上方開口のスイッチケースと、前記中点復帰式回転型スイッチ部用の各接点上を摺接する接触部を有した摺動子を備え、中央部が円形の嵌合孔となった環状部とその環状部から側方に突出した操作突部を有し、前記スイッチケースの環状壁に前記嵌合孔が外嵌され、前記スイッチケースの外周壁に設けられた切欠き部から側方に突出した前記操作突部で回動可能とされた回転体と、この回転体の環状部上面に設けられた凹状のバネ装着溝に巻回部が組み込まれ、巻きの両端部が前記環状部の凹状を形成する外壁に設けられた係止用切欠き部および前記スイッチケースの前記外周壁に設けられたバネ受け段部のそれぞれに弾接係止されたコイルバネと、中央位置に開口部を有し、前記回転体の上方への移動を規制するように上面を覆うようにして前記スイッチケースに取り付けられた平板金属製のカバーとからなる複合操作型スイッチ。
  2. 回転体のバネ装着溝上端部にコイルバネの上方への移動を規制する突起を設けた請求項1記載の複合操作型スイッチ。
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