JP4531793B2 - 複合操作型入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作レバーが、原点位置から相対する2方向に揺動操作可能であると共に、前記原点位置から押下操作可能である複合操作型入力装置に関する。
この種の複合操作型入力装置としては、操作レバーの原点位置から左右方向への揺動操作移動又は下方向への押下操作移動に伴って、当該操作レバーに取り付けられた可動接点部が移動し、ケースの内壁面に設けられた4つの固定接点部のうちの2つの固定接点部に選択的に接触することにより、信号を各々出力するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2005−149925号公報
しかしながら、前記複合操作型入力装置は、操作レバーの押下操作により、可動接点部が2つの固定接点部に接触するだけであることから、その押下操作の操作感が乏しいという問題を有している。
そのため、前記複合操作型入力装置に、良好な操作感を得られるスイッチ手段を組み込むことが検討されているが、押下操作検出用の前記固定接点部に代えて前記スイッチ手段を組み込むと、装置の大型化を招くという別の問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、装置の大型化を防止しつつ、押下操作の操作感を向上させることができる複合操作型入力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の複合操作型入力装置は、操作レバーの下端部がケースに収容され、該操作レバーの上端部が前記ケースから突出し、原点位置から押下操作可能であると共に、前記原点位置から押下移動方向に交差し且つ相対する2つの揺動方向に揺動操作可能である複合操作型入力装置であって、前記ケースに収容されており且つ前記操作レバーの揺動角度に応じて信号を出力する位置検出手段と、前記ケースに収容されており且つ前記操作レバーの下端部の端面に当接する押下部材と、前記操作レバーの押下移動方向及び揺動方向に略直交する方向に被押下部を向けた状態で、前記押下部材に対向配置される押下スイッチと、前記操作レバーが前記押下移動方向に移動自在に取り付けられており且つ前記ケース内に前記揺動方向に揺動自在に保持された略円弧状のロータと、を具備しており、前記操作レバーは、前記押下部材に当接する部分を支点として前記ロータと共に前記揺動方向に揺動自在になっており、前記押下部材は、前記操作レバーの前記端面に押下されることにより、前記押下スイッチに向けて移動し、当該押下スイッチの被押下部を押下するようになっている。
このように前記操作レバーの押下移動により、前記押下部材を前記押下スイッチに向けて移動させ、当該押下スイッチの被押下部を押下させるようにしたことにより、押下操作の操作感を生じさせることができる。
また、前記押下部材が前記操作レバーの押下移動方向側の一端面に対向配置されると共に、前記押下スイッチが前記操作レバーの押下移動方向及び揺動方向に略直交する直交方向に被押下部を向けた状態で、前記押下部材に対向配置されている。即ち、前記操作レバーと前記押下部材とを前記押下移動方向に並べて配置する一方、当該押下部材と前記押下スイッチとを前記直交方向に並べて配置することができる。
前記操作レバーの前記一端面及び押下部材の操作レバー対向面のうち少なくともいずれか一方が、前記操作レバーの押下により、前記押下部材を前記押下スイッチに向けて移動させる傾斜面となっていることが好ましい。この場合、前記傾斜面により、前記押下部材を前記操作レバーの押下に応じて前記押下スイッチに向けて移動させ易くなる。
前記複合操作型入力装置が、前記ロータの揺動方向の両端部に当接し、前記操作レバーを原点位置で保持する弾性体である2つの原点復帰手段を更に備えた構成とすることもできる。
このような複合操作型入力装置による場合、前記操作レバーが一方の揺動方向に揺動操作されると、一方の原点復帰手段が前記ロータに押圧され、圧縮される。これにより、前記操作レバーに対して原点位置への復帰力が付与される。また、前記操作レバーが他方の揺動方向に揺動操作されると、他方の原点復帰手段が前記ロータに押圧され、圧縮される。これにより、前記操作レバーに対して原点位置への復帰力が付与される。
また、前記2つの原点復帰手段は、前記ケース内の前記操作レバーの2つの揺動方向側に各々配置されるので、前記ケースの中央部を前記押下部材及び押下スイッチの収容空間として用いることができる。この点でも、前記押下スイッチを備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
前記2つの原点復帰手段は、前記ケース内の前記操作レバーの2つの揺動方向側に配設されるコイル部と、このコイル部の一端から各々延びる第1アーム部と、前記コイル部の他端から各々延びる第2アームとを各々を有する場合、前記第2アーム部が前記操作レバーの揺動に応じて前記ロータの両端部に各々押圧されることにより、前記コイル部が各々圧縮されるようになっている。
このような複合操作型入力装置による場合、前記操作レバーが一方の揺動方向に揺動操作されると、前記ロータの一端部が一方の前記アーム部を押圧する。これにより、一方のコイル部が圧縮され、前記ロータ及び操作レバーに対して原点位置への復帰力が付与される。また、前記操作レバーが他方の揺動方向に揺動操作されると、前記ロータの他端部が他方の前記アーム部を押圧する。これにより、他方のコイル部が圧縮され、前記ロータ及び操作レバーに対して原点位置への復帰力が付与される。
前記ケースは、頂部が丸くなった略五角形の板状のベース部と、このベース部の厚み方向の一面の下端部上に設けられた底壁部と、ベース部の前記一面の両端部上に各々設けられた2つの側壁部と、ベース部の前記一面の両傾斜部上に各々設けられた傾斜壁部と、ベース部の前記一面の頂部上に設けられ且つ傾斜壁部よりも高さ寸法が低い円弧壁部とを有する構成とすることができる。前記操作レバーの上端部が傾斜壁部の間から前記ケース外に突出している。前記第1アーム部が連結されることにより、前記2つの原点復帰手段が一体化されている場合、前記第1アーム部が前記ケースのベース部と前記操作レバーの下端部との間に配置されている。
前記複合操作型入力装置は、揺動操作された前記操作レバーを原点位置に復帰させる弾性体である原点復帰手段を更に備えた構成とすることができる。この場合、前記ロータには、前記原点復帰手段を収容する収容凹部が設けられており、この収容凹部の長さ寸法の両端面が原点復帰手段の長さ方向の両端面の一部に当接する第1の当接部となっており、前記ケースには、前記収容凹部から露出した前記原点復帰手段の長さ方向の両端面の残りの部分に当接する第2の当接部が設けられている。
このような複合操作型入力装置による場合、前記操作レバーが一方の揺動方向に揺動操作されると、前記原点復帰手段が他方の第1の当接部と一方の第2の当接部との間で圧縮される。これにより、前記操作レバーに対して原点位置への復帰力が付与される。また、前記操作レバーが他方の揺動方向に揺動操作されると、前記原点復帰手段が一方の第1の当接部と他方の第2の当接部との間で圧縮される。これにより、前記操作レバーに対して原点位置への復帰力が付与される。
また、前記原点復帰手段は、前記第1、第2の当接部の間で保持されるだけであることから、前記ケース内に大きな収容空間を必要としない。この点でも、装置の小型化を図ることが可能になる。
前記押下スイッチは、前記ケースのベース部に設けられた一対の固定接点部と、頂部が前記被押下部となっており且周縁部が一方の固定接点部に接触する略ドーム状の可動接点部とを有する構成とすることができる。この場合、前記可動接点部は、前記押下部材の押下により弾性変形し、前記頂部が他方の固定接点部に接触するようになっている。
前記押下部材が弾性変形可能になっている場合、前記操作レバーの押下から前記可動接点部が開放されると、前記押下部材及び前記可動接点部が復元し、当該操作レバーを原点位置に向けて押し上げるようになっている。このようにして押下操作された操作レバーを原点位置に復帰させることができる。
ケースのベース部は、厚み方向の一方の面である内面と、厚み方向の他方の面である外面とをする構成とすることが可能である。この場合、一方の固定接点部は、前記ベース部の内面から露出し、可動接点部の周縁部に接触する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、他方の固定接点部は、前記可動接点部に接触可能に前記ベース部の内面から露出する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、前記ケースの外面には、複数の接続用凹部が設けられており、前記一方及び他方の固定接点部の他端部が前記接続用凹部から前記外面側に突出している。
或いは、前記押下スイッチは、前記ケースのベース部に設けられた第1、第2、第3の固定接点部と、周縁部が第1の固定接点部に接触する略ドーム状の第1の可動接点部と、この第1の可動接点部に被せられ且つ周縁部が第2の固定接点部に接触する略ドーム状の第2の可動接点部とを有する構成とすることができる。この場合、前記第2の可動接点部は、その第2の頂部が前記被押下部となっており、前記押下部材に前記第2の頂部が押下されると、前記第2の可動接点部が弾性変形して前記第2の頂部が前記第1の可動接点部の第1の頂部に接触し、更に前記押下部材に前記第2の頂部が押下されると、前記第1、第2の可動接点部が弾性変形して前記第1の頂部が前記第3の固定接点部に接触するようになっている。
前記押下部材が弾性変形可能になっている場合、前記操作レバーの押下から前記第2の可動接点部が開放されると、前記押下部材及び前記第2の可動接点部が復元し、当該操作レバーを原点位置に向けて押し上げるようになっており、前記操作レバーの押下から前記第1、第2の可動接点部が開放されると、前記押下部材及び前記第1、第2の可動接点部が復元し、当該操作レバーを原点位置に向けて押し上げるようになっている。このようにして押下操作された操作レバーを原点位置に復帰させることができる。
ケースのベース部は、厚み方向の一方の面である内面と、厚み方向の他方の面である外面とをする構成とすることが可能である。この場合、第1の固定接点部は、前記ベース部の内面から露出し、第1の可動接点部の周縁部に接触する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、第2の固定接点部は、前記ベース部の内面から露出し、第2の可動接点部の周縁部に接触する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、第3の固定接点部は、前記第1の可動接点部に接触可能に前記ベース部の内面から露出する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、前記ケースの外面には、複数の接続用凹部が設けられており、前記第1、第2及び第3の固定接点部の他端部が前記接続用凹部から前記外面側に突出している。
前記位置検出手段は、前記操作レバーに設けられる導電ブラシと、前記ケースのベース部に設けられており且つ前記導電ブラシが選択的に接触する複数の接点部とを有する構成とすることができる。又は、前記位置検出手段は、前記ロータに設けられる導電ブラシと、前記ケースに設けられており且つ前記導電ブラシが選択的に接触する複数の接点部とを有する構成とすることもできる。
ケースのベース部は、厚み方向の一方の面である内面と、厚み方向の他方の面である外面とを有する構成とすることが可能である。この場合、複数の接点部は、導電ブラシが接触可能に前記ベース部の内面から露出する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、前記ケースの外面には、複数の接続用凹部が設けられており、前記複数の接点部の他端部が前記接続用凹部から前記外面側に突出している。
前記複合操作型入力装置は、前記ケースに取り付けられ、前記操作レバーに帯電する静電気を外部に逃がすフレームグランドを更に備えることが好ましい。
本発明の複合操作型入力装置による場合、前記操作レバーの押下により、前記押下部材を前記押下スイッチに向けて移動させ、当該押下スイッチの被押下部を押下させるようになっているので、押下操作の操作感を向上させることができる。
しかも、前記操作レバーと前記押下部材とを前記押下移動方向に並べて配置する一方、当該押下部材と前記押下スイッチとを前記直交方向に並べて配置することができる。よって、前記押下スイッチを備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができ、装置の小型化を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係る複合操作型入力装置について説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る複合操作型入力装置について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る複合操作型入力装置の概略的正面図であって、(a)は操作レバーが原点位置に位置した状態を示す図、(b)は操作レバーが押下操作された状態を示す図、(c)は操作レバーが揺動操作された状態を示す図、図2は同装置のフレームグランドを取り外した状態の概略的正面図であって、(a)は操作レバーが原点位置に位置した状態を示す図、(b)は操作レバーが押下操作された状態を示す図、(c)は操作レバーが揺動操作された状態を示す図、図3は同装置の概略的分解斜視図、図4は同装置の押下スイッチの固定接点部及び位置検出手段の接点の露出部分を示すケースの模式図、図5は同装置の操作レバーを示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図、(f)A−A断面図、図6は同装置の操作レバー、押下部材本体及び押下スイッチを示す模式的断面図であって、(a)が押下スイッチの押下前の状態を示す図、(b)が押下スイッチの第1段階の押下状態を示す図、(c)が押下スイッチの第2段階の押下状態を示す図である。
ここに掲げる複合操作型入力装置は、デジタルカメラに実装される入力装置であって、ケース100と、原点位置から下方向に向けて2段階の押下移動可能(即ち、シャッタ操作可能)に且つ、前記原点位置から押下移動方向に交差する、相対する2つの揺動方向に向けて揺動可能(即ち、ズーム操作可能)にケース100に保持される操作レバー200と、この操作レバー200が下方向に移動自在に取り付けられるロータ300と、操作レバー200の揺動角度に応じて信号を出力する位置検出手段400と、操作レバー200の下方に配置される押下部材500と、押下部材500に対向配置される押下スイッチ600と、揺動操作された操作レバー200を原点位置に復帰させる原点復帰手段700と、ケース100に取り付けられるフレームグランド800とを具備している。以下、各部を詳しく説明する。
ケース100は、図1、図2、図3及び図4に示すように、樹脂製の成形品である。このケース100は、頂部が丸くなった略五角形の板状のベース部110と、このベース部110の厚み方向の一面の下端部に設けられた底壁部120と、ベース部110の前記一面の中央部に設けられたスイッチ収容部130と、ベース部110の前記一面の両端部上に各々設けられた2つの側壁部140と、ベース部110の前記一面の両傾斜部上に各々設けられた2つの傾斜壁部150と、ベース部110の前記一面の頂部上に設けられた円弧壁部160と、ロータ300を操作レバー200と同方向に揺動可能にガイドするガイド部170とを有している。
底壁部120は、図2及び図3に示すように、ベース部110の前記一面の下端部の中央部に位置する矩形状の底板部121と、この底板部121の両端部に連続する略三角柱状の2つの山部122とを有している。
山部122の頂部には、略円弧状の凹部であり且つ原点復帰手段700のコイル部710の一部を収容する第1のコイル収容凹部122aが設けられている。また、山部122の下面には、フレームグランド800の下側係止片830を係止する下側係止部122bが設けられている。
この下側係止部122bは、山部122の下面に設けられた矩形状の凹部と、この凹部の中心部に設けられた係止凸部とを有する。
傾斜壁部150の外面には、図2及び図3に示すように、フレームグランド800の上側係止片820を係止する上側係止部151が設けられている。上側係止部151は、傾斜壁部150の上面に設けられた矩形状の凹部と、この凹部の中心部に設けられた係止凸部とを有する。
側壁部140は、底壁部120の山部122と傾斜壁部150とに連続している。この側壁部140の高さ寸法は、底壁部120及び傾斜壁部150の高さ寸法よりも低くなっている。
ガイド部170は、側壁部140、傾斜壁部150及び円弧壁部160の内面に設けられている略半円弧状のガイド面171と、ベース部110の前記一面のスイッチ収容部130の上方位置に設けられており且つガイド面171との間でロータ300を揺動自在にガイドする略半円柱状のガイド凸部172を有する。なお、ガイド凸部172の下面と、スイッチ収容部130の上面との間の空間は、原点復帰手段700の第1のアーム部720の中間部を収容する収容空間となっている。
スイッチ収容部130は、図3及び図4に示すように、2つの山部122に連続して設けられる逆凹字状の突脈131と、この突脈131の2つの角部の内側に各々設けられる突起状の2つの第1の支持部132と、底板部121の両端部と2つの山部122との接続部の内側に各々設けられる突起状の2つの第2の支持部133と、2つの第1、第2の支持部132の間に各々設けられた凹状の2つの第3の支持部134(図示一つ)と、スイッチ収容部130の中心部に設けられる接点載置部135とを有している。
突脈131の2つの角部には、2つの固定アーム131aが凸設されている。この固定アーム131aは、第1のコイル収容凹部122aの上方に位置する略三角柱体である。固定アーム131の内面は窪んでおり、押下部材500の枠体520の上側の2つの角部を各々位置決め固定するようになっている。一方、固定アーム131aの外面は、第1のコイル収容凹部122aに収容された原点復帰手段700のコイル部710から延びる第1のアーム720をガイドするように傾斜している。
また、固定アーム131aは、操作レバー200の抜け止め部212aに当接可能になっており、操作レバー200の揺動の範囲を規制する役割を果たしている。
また、突脈131の両端部の外面には、2つの第1のコイル収容凹部122aに連続する2つの略円弧状の第2のコイル収容凹部131bが各々設けられている。
この第2のコイル収容凹部131bは、原点復帰手段700のコイル部710の別部分を収容保持する。
2つの第1、第2の支持部132、133の面上には、図3に示すように、第2の可動接点部650の4つの第2の脚部652を支持する凹部が各々面上に設けられている。
2つの第3の支持部134は第1の可動接点部640の2つの第1の脚部642を支持するようになっている。
操作レバー200は、図2、図3及び図5に示すように、棒状の軸部210と、この軸部210の上端部に設けられる略円弧状の操作アーム220と、この操作アーム220の下面に設けられ、軸部210の幅方向の両端部に連続する2つのガイド突起部230と、操作アーム220の上面の中央部に設けられる略台形状の操作凸部240とを有している。
軸部210は、ロータ300の取付凹部310に上下方向に移動自在に嵌まり込む略角柱状の取付部211と、この取付部211の下端部に連続する押下部212と、取付部211及び押下部212の厚み方向の一面に設けられた4つの突起部213とを有している。
押下部212は、取付部211の下端部に連続する部位であり且つ当該取付部211よりも幅広な抜け止め部212aと、この抜け止め部212aの下端部に連続する略半円状の押下部本体212bとを有する。
抜け止め部212aは、その上端側の両角部が外側に向けて斜めに傾斜している。この抜け止め部212aの両角部がロータ300の下面に当接することにより、操作レバー200の上方への抜け止めがなされる。
押下部本体212bの下端部の中央部は、正面から見て2つの略直角三角形の鋭角同士を繋げた形状に切り欠かれている。また、押下部本体212bの下端部の中央部(即ち、押下操作方向側の一端面)には、図5(f)及び図6に示すように、その厚み方向の他端面から一端面にかけて漸次低減する傾斜面212b1が設けられている。
この傾斜面212b1は、図6(a)に示すように、押圧部材500の押圧部材本体510に当接する。即ち、傾斜面212b1が、図6(b)及び(c)に示すように、操作レバー200の押下移動に応じて、押圧部材500のヘッド部512を押下し、押下スイッチ600に向けて移動させるようになっている。また、傾斜面212b1の押圧部材本体510に当接する部分が操作レバー200の揺動の支点となる。
操作アーム220の両端部の上面は、操作され易くするために凹凸面となっている。
また、2つのガイド突起部230の幅寸法及び軸部210の取付部211の幅寸法の和が、図2に示すように、2つの傾斜壁部150の内面の間の寸法より若干小さくなっている。即ち、ガイド突起部230の外面が、図2(b)に示すように、操作レバー200の押下移動の際に、ケース100の傾斜壁部150の内面にガイドされるようになっている。
ロータ300は、図2及び図3に示すように、略円弧状の部材である。このロータ300の幅方向の一面の中央部には、操作レバー200の取付部211が上下方向に移動自在に嵌まり込む取付凹部310が設けられている。ロータ300の幅方向の他面には、位置検出手段400のブラシ420の本体部721の2つの取付孔に溶着される図示しない2つのボスが設けられている。
また、ロータ300の両端部には、原点復帰手段700の2つの第2のアーム730を押圧する際に、当該第2のアーム730を係止する2つの係止アーム320が設けられている。
原点復帰手段700は、図2及び図3に示すように、2つのコイル部710と、この2つのコイル部710の一端同士を繋ぐ第1のアーム部720と、2つのコイル部710の他端に連続しており且つ第1のアーム部720の両端部と略V字状に各々交差する2つの第2のアーム部730とを有している。
コイル部710は、ケース100の第1、第2のコイル収容凹部122a、131b及び押下部材500の第3の収容凹部521に収容保持される。
第1のアーム部720の両端部は、2つの固定アーム131aの外面にガイドされる。また、第1のアーム部720の中間部は、ガイド凸部172の下面と、スイッチ収容部130の上面との間の空間に収容される。このようにして原点復帰手段700がケース100に収容される。
2つの第2のアーム部730は、図2(a)に示すように、ロータ300の両端部の係止アーム320の内側に当接している。このようにして原点復帰手段700がロータ300を原点位置で支持する。
押下部材500は、図2、図3及び図6に示すように、押下部材本体510と、この押下部材本体510が内部に設けられる略矩形状の枠体520とを有する樹脂製の成形品である。
押下部材本体510は、枠体520の下端部に設けられた板状の軸支部511と、この軸支部511の先端部に設けられた断面視略球状のヘッド部512とを有している。
ヘッド部512は、操作レバー200の傾斜面212b1に当接している。これにより、押下部材本体510が操作レバー200を支持する。即ち、操作レバー200は、原点復帰手段700の2つの第2のアーム部730及び押下部材本体510に支持されることにより、図2(a)に示すように、直立状態である原点位置で保持される。
また、ヘッド部512は、傾斜面212b1に押下されることにより、押下スイッチ600に向けて移動し、当該押下スイッチ600の第2の接点部本体651の頂部を押下する。
軸支部511は、ヘッド部512が傾斜面212b1に押下されることにより、弾性変形するようになっている。この弾性変形により、ヘッド部512が押下スイッチ600に向けて移動可能となっている。
枠体520の4つの角部は外側に向けて凸になっている。上側の2つの角部が2つの固定アーム131aに各々位置決め固定される。下側の2つの角部は2つの山部122の間で保持される。この状態で、ヘッド部512が操作レバー200の押下部212の傾斜面212b1に当接し、対向配置される。
枠体520の上端部は、棒状体であって、押下移動する操作レバー200の押下部212との干渉を避けている。枠体520の下端部は、その中央部に軸支部511が設けられる板状体である。
また、枠体520の両端部の外面の中間部には、2つの第1、第2のコイル収容凹部122a、131bに連続する2つの略円弧状の第3の収容凹部521が各々設けられている。この枠体520の両端部は、2つの第1、第2、第3の支持部132、133、134上に載置され、当該第1、第2、第3の支持部132、133、134との間で、第1の可動接点部640の2つの第1の脚部642及び第2の可動接点部650の4つの第2の脚部652を挟持する。このようにして第1、第2の可動接点部640、650の浮き上がりを防止している。
第3の収容凹部521は、原点復帰手段700のコイル部710の別部分を収容保持する。
押下スイッチ600は、図3、図4及び図6に示すように、ベース部110に埋設された第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620及び第3の固定接点部630と、第1の固定接点部610に接触する第1の可動接点部640と、この第1の可動接点部640に被せられ且つ第2の固定接点部620に接触する第2の可動接点部650とを有している。
第1の固定接点部610の一端部は二股に分かれており、その先端部がスイッチ収容部130の接点載置部135の中央部の上端部及び下端部から露出する。第1の固定接点部610の他端部は、ベース部110の厚み方向の他面から露出する。
一方の第2の固定接点部620は、その一端部が一方の第1の支持部132の凹部の底面上に露出し、その他端部がベース部110の厚み方向の他面から露出する。
他方の第2の固定接点部620は、その一端部が他方の第2の支持部133の凹部の底面上に露出し、その他端部がベース部110の厚み方向の他面から露出する。
第3の固定接点部630は、その一端部が接点載置部135の中心部から露出し、その他端部がベース部110の厚み方向の他面から露出する。
第1の可動接点部640は、図3に示すように、弾性変形可能な略ドーム状の第1の接点部本体641と、この第1の接点部本体641の外周縁部に180°間隔で設けられた2つの第1の脚部642とを有している。この2つの第1の脚部642がスイッチ収容部130の2つの第3の支持部134に嵌まり込む。この状態で、第1の接点部本体641がスイッチ収容部130の接点載置部135上にセットされ、第1の固定接点部610の二股状の一端部に接触する。
第2の可動接点部650は、弾性変形可能な略ドーム状の第2の接点部本体651と、この第2の接点部本体651の外周縁部に90°間隔で設けられた4つの第2の脚部652とを有している。
この4つの第2の脚部652がスイッチ収容部130の2つの第1、第2の支持部132、133の凹部に嵌まり込む。これにより、4つの第2の脚部652のうちの2つの第2の脚部652が2つの第2の固定接点部620の一端部に各々接触する。また、4つの第2の脚部652は弾性変形可能になっている。
第2の接点部本体651の頂部は、図6(a)に示すように、4つの第2の脚部652がスイッチ収容部130の2つの第1、第2の支持部132、133に支持された状態で、その頂部が操作レバー200の押下移動方向及び揺動方向に略直交する方向(即ち、ケース100の厚み方向)に向けて押下部材500のヘッド部512に対向配置される。即ち、第2の接点部本体651は、その頂部が押下部材500のヘッド部512に押下される被押下部となっている。
従って、第2の接点部本体651の頂部が、図6(b)に示すように、押下部材500のヘッド部512に押下されると、4つの第2の脚部652及び第2の接点部本体651が弾性変形し、第2の接点部本体651の頂部が第1の接点部本体641の頂部に接触する。これにより、押下スイッチ600の第1段階のスイッチがオンとなる。
更に、第2の接点部本体651の頂部が、図6(c)に示すように、押下部材500のヘッド部512に押下されると、4つの第2の脚部652、第2の接点部本体651及び第1の接点部本体641が弾性変形し、第2の接点部本体651の頂部が第1の接点部本体641を介して第3の固定接点部630の一端部に接触する。これにより、押下スイッチ600の第2段階のスイッチがオンとなる。
位置検出手段400は、図3及び図4に示すように、ボディ100のベース部110に埋設される接点部411、412、413と、この接点部411、412、413に選択的に接触するブラシ420とを有している。
接点部411は、その一端部がベース部110の前記一面の中央部から露出し、その他端部がベース部110の厚み方向の他面から露出する。
接点部412は、その一端部がベース部110の前記一面の接点部411の一方側から露出し、その他端部がベース部110の厚み方向の他面から露出する。
接点部413は、その一端部がベース部110の前記一面の接点部411の他方側から露出し、その他端部がベース部110の厚み方向の他面から露出する。
ブラシ420は、略円弧状の導電部材であって、ロータ300に取り付けられる本体部421と、この本体部421の両端部に各々連続する2つの接触アーム422とを有している。
本体部421は、2つの取付孔が設けられ、ロータ300の厚み方向の他面に溶着されるようになっている。
接触アーム422は先端部が半円弧状に湾曲している。この接触アーム422の先端部が、ロータ300の揺動に伴ってベース部110の前記一面上を摺動し、接点部411、412、413の一端部上を選択的に摺動するようになっている。
グランドフレーム800は金属板で構成されている。このグランドフレーム800は、図3に示すように、頂部が丸くなった略五角形の板状のベース板810と、このベース板810の頂部の両側部に各々設けられた2つの上側係止片820と、ベース板810の下端部の上側係止片810の下方位置に各々設けられた2つの下側係止片830と、ベース板810の両端部に各々設けられた2つの側壁板840とを有している。
ベース板810は、操作レバー200の4つの突起部213、押下部材500の枠体520に各々当接する。これにより、ベース板810が、操作レバー200、ロータ300、位置検出手段400のブラシ420、押下部材500及び押下スイッチ600を、ケース100との間で保持する。
上側係止片820は、上側係止部151の凹部に嵌まり込む矩形状の板体と、この板体の中央部に設けられ、当該上側係止部151の係止凸部を係止する係止穴とを有した形状となっている。上側係止片820の板体の長さ寸法は、上側係止部151の長さ寸法よりも長くなっている。即ち、前記係止穴が前記係止凸部を係止した状態で、前記板体の先端部がベース部110の前記他面側に突出する。
下側係止片830は上側係止片820と略同じ形状となっている。
この上側係止片820及び下側係止片830の前記先端部は、図示しないデジタルカメラの実装用基板のアースパターンに半田接続される。これにより、操作レバー200に帯電する静電気を、ベース部110及び上側係止片820で受け、上側係止片820及び下側係止片830を通じて前記アースパターンに流すようになっている。
側壁板840は、側壁部140の外面に当接するようになっている。これにより、側壁板840が、側壁部140上の底壁部120と傾斜壁部150との間の開口を塞ぐようになっている。
以下、このような構成の複合操作型入力装置の組み立て手順について説明する。まず、ケース100の各部を樹脂成形するに当たり、押下スイッチ600の第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620、第3の固定接点部630及び位置検出手段400の接点部411、412、413をインサート成形する。
このとき、第1の固定接点部610の二股状の一端部の先端部をスイッチ収容部130の接点載置部135の中央部の上端部及び下端部から各々露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。一方の第2の固定接点部620の一端部を一方の第1の支持部132の凹部の底面上に露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。他方の第2の固定接点部620の一端部を他方の第2の支持部133の凹部の底面上に露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。第3の固定接点部630の一端部を接点載置部135の中心部から露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。
また、接点部411の一端部をベース部110の前記一面の中央部から露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。接点部412の一端部をベース部110の前記一面の接点部411の一方側から露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。接点部413の一端部をベース部110の前記一面の接点部411の他方側から露出させ、その他端部をベース部110の厚み方向の他面から露出させる。
その後、押下スイッチ600の第1の可動接点部640の2つの第1の脚部642を、ケース100のスイッチ収容部130の2つの第3の支持部134に各々位置合わせをしつつ挿入する。すると、第1の可動接点部640の第1の接点部本体641がスイッチ収容部130の接点載置部135上にセットされ、第1の固定接点部610の二股状の一端部に接触する。
その後、押下スイッチ600の第2の可動接点部650の4つの第2の脚部652を、スイッチ収容部130の2つの第1、第2の支持部132、133の凹部に各々位置合わせをしつつ挿入する。すると、2つの第2の脚部652が2つの第2の固定接点部620の一端部に各々接触する。このようにして第2の可動接点部650が第1の可動接点部640に被せられる。
その後、押下部材500の枠体520の上側の2つの角部を、2つの固定アーム131の間に嵌め込むと共に、下側の2つの角部を2つの山部122の間に嵌め込む。すると、押下部材500が2つの固定アーム131及び山部122の間で位置決め固定される。
すると、押下部材500のヘッド部512が押下スイッチ600の第2の可動接点部650に対向配置される。これと共に、枠体520の両端部が、2つの第1、第2、第3の支持部132、133、134上に載置される。これにより、第1の可動接点部640の2つの第1の脚部642及び第2の可動接点部650の4つの第2の脚部652が、枠体520の両端部と、第1、第2、第3の支持部132、133、134との間で挟持される。
その後、原点復帰手段700の2つのコイル部710を、ケース100の2つの第1、第2のコイル収容凹部122a、131b及び押下部材500の2つの第3の収容凹部521に位置合わせをしつつ挿入する。これと共に、原点復帰手段700の第1のアーム部720がケース100の2つの固定アーム131によりガイドされ、ガイド凸部172の下面とスイッチ収容部130の上面との間の空間に収容される。
その後、ブラシ420が取り付けられたロータ300を、ケース100のガイド部170に位置合わせをしつつ挿入する。すると、ブラシ420がケース100のベース部110の前記一面に当接する。
その後、操作レバー200の取付部211を、ロータ300の取付凹部310に位置合わせをしつつ挿入する。すると、操作レバー200の傾斜面212b1が押下部材500のヘッド部512に当接する。
その後、フレームグランド800の上側係止片820を、ケース100の上側係止部151に係止させると共に、フレームグランド800の下側係止片830を、ケース100の下側係止部122bに係止させる。
これにより、フレームグランド800とケース100との間で、操作レバー200、ロータ300、位置検出手段400のブラシ420、押下部材500及び押下スイッチ600の第1、第2の可動接点部640、650が保持される。
その後、位置検出手段400の接点部411、412、413の他端部をデジタルカメラの図示しない実装用基板の電極パターンに、押下スイッチ600の第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620、第3の固定接点部630の他端部を前記実装用基板の別の電極パターンに各々半田接続する。
これと共に、フレームグランド800の上側係止片820及び下側係止片830の先端部を前記実装用基板のアースパターンに半田接続する。
以下、このようにして組み立てられる複合操作型入力装置の使用方法及び各部の動作について説明する。まず、操作レバー200を、図1(c)及び図2(c)に示すように、原点位置から一方の揺動方向に向けて揺動操作すると、ロータ300が操作レバー200と共に、前記一方の揺動方向に揺動する。
すると、ブラシ420の2つの接触アーム422が、接点部411、412に各々接触する。これにより、デジタルカメラに信号が出力され、当該カメラのズーム拡大機能が作動する。
このとき、ロータ300の一端部が、原点復帰手段700の一方の第2のアーム部730を押圧する。これにより、一方のコイル部710が圧縮される。
その後、操作レバー200が開放されると、一方のコイル部710の付勢力により、ロータ300の一端部が一方の第2のアーム部730に他方の揺動方向に向けて押し戻される。これにより、操作レバー200及びロータ300が原点位置に復帰する。
操作レバー200を、原点位置から他方の揺動方向に向けて揺動操作すると、ロータ300が操作レバー200と共に、前記他方の揺動方向に揺動する。
すると、ブラシ420の2つの接触アーム422が、接点部411、413に各々接触する。これにより、デジタルカメラに信号が出力され、当該カメラのズーム縮小機能が作動する。
このとき、ロータ300の他端部が、原点復帰手段700の他方の第2のアーム部730を押圧する。これにより、他方のコイル部710が圧縮される。
その後、操作レバー200が開放されると、他方のコイル部710の付勢力により、
ロータ300の他端部が他方の第2のアーム部730に一方の揺動方向に向けて押し戻される。これにより、操作レバー200及びロータ300が原点位置に復帰する。
操作レバー200が、図6(b)に示すように、原点位置から押下操作されると、当該操作レバー200の傾斜面212b1が、押下部材500のヘッド部512を押下する。すると、押下部材500の軸支部511が弾性変形すると共に、ヘッド部512が押下スイッチ600に向けて移動する。そして、ヘッド部512が押下スイッチ600の第2の可動接点部650の第2の接点本体651の頂部を押下する。
すると、4つの第2の脚部652及び第2の接点部本体651が弾性変形し、第2の接点部本体651の頂部が第1の接点部本体641の頂部に接触する。これにより、第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620及び第1、第2の可動接点部640、650が導通し、信号がデジタルカメラに出力される。このようにして、押下スイッチ600の第1段階のスイッチがオンとなり、デジタルカメラのオートフォーカス機能が作動する。
その後、操作レバー200が開放されると、第2の接点本体651、4つの第2の脚部652及び軸支部511が復元する。この復元力により、ヘッド部512が押下スイッチ600から離れる方向に向けて移動し、操作レバー200の傾斜面212b1を原点位置に向けて押し上げる。これにより、操作レバー200が原点位置に復帰する。
操作レバー200が、図6(c)に示すように、更に押下操作されると、当該操作レバー200の傾斜面212b1が、押下部材500のヘッド部512を押下する。すると、押下部材500の軸支部511が弾性変形すると共に、ヘッド部512が押下スイッチ600に向けて移動する。
すると、第1の接点部本体641の頂部が第2の接点部本体651の頂部を介してヘッド部512に押下される。これにより、4つの第2の脚部652、第2の接点部本体651及び第1の接点部本体641が弾性変形し、第2の接点部本体651の頂部が第1の接点部本体641を介して第3の固定接点部630の一端部の露出部に接触する。これにより、これにより、第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620、第3の固定接点部630及び第1、第2の可動接点部640、650が導通し、その信号がデジタルカメラに出力される。このようにして、押下スイッチ600の第2段階のスイッチがオンとなる(即ち、前記デジタルカメラのシャッタスイッチがオンとなる)。
その後、操作レバー200が開放されると、第1の接点本体641、第2の接点本体651、4つの第2の脚部652及び軸支部511が復元する。この復元力により、ヘッド部512が押下スイッチ600から離れる方向に向けて移動し、操作レバー200の傾斜面212b1を原点位置に向けて押し上げる。
このような複合操作型入力装置による場合、操作レバー200を押下操作すると、押下部材500のヘッド部512が押下スイッチ600に向けて移動し、当該押下スイッチ600の第2の可動接点部640又は第1、第2の可動接点部640、650を押下して弾性変形させるようになっている。このため、押下操作の操作感を向上させることができる。
しかも、押下部材500が操作レバー200の下方に配置されると共に、押下スイッチ600が第2の可動接点部650の頂部をケース100’の厚み方向に向けた状態で、押下部材500に対向配置されている。このため、操作レバー200と押下部材500とを上下に並べて配置することができる一方、押下部材500と押下スイッチ600とをケース100の厚み方向に並べて配置することができる。よって、前記複合操作型入力装置に押下スイッチ600を備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
更に、原点復帰手段700として、2つのコイル部710と、第1、第2のアーム部720、730を有したものを用い、コイル部710及び第2のアーム部730を操作レバー200の両側に配設している。このため、ケース100の下端部の中央部を押下部材500及び押下スイッチ600の収容空間として用いることができる。この点でも、前記複合操作型入力装置に、押下スイッチ600を備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る複合操作型入力装置について図面を参照しつつ説明する。図7は本発明の第2の実施の形態に係る複合操作型入力装置を示す図であって、(a)が概略的正面図、(b)が概略的背面図、(c)が概略的側面図、(d)が概略的底面図、図8は同装置のフレームグランドを取り外した状態の概略的正面図、図9は同装置の分解斜視図、図10は同装置の押下スイッチの固定接点部、位置検出手段の接点及びアース端子の露出部分を示すケースの模式図、図11は同装置の図7のB−B断面図である。
ここに掲げる複合操作型入力装置は、ケース100’、操作レバー200’、ロータ300’、位置検出手段400’のブラシ420’、押下部材500’及び原点復帰手段700’の形状の点とアース端子900を更に備える点とで、実施例1の複合操作型入力装置と主に相違している。以下、その相違点について詳しく説明し、重複する部分については説明を省略する。なお、相違する部材の符号については、’を付して実施例1と区別する。
ケース100’は、図7、図8及び図9に示すように、頂部が丸くなった略五角形の板状のベース部110’と、このベース部110’の厚み方向の一面の下端部に設けられた底壁部120’と、ベース部110’の前記一面の中央部に設けられたスイッチ収容部130’と、ベース部110’の前記一面の両端部上に各々設けられた2つの側壁部140’と、ベース部110’の前記一面の両傾斜部上に各々設けられた2つの傾斜壁部150’と、ベース部110’の前記一面の頂部上に設けられた円弧壁部160’と、ロータ300を操作レバー200と同方向に揺動可能にガイドするガイド部170’と、ベース部110’の前記一面の2つの傾斜壁部150’の下方位置に各々設けられた2つの当接部180’とを有している。
底壁部120’は、ベース部110の厚み方向の一面の下端部の中央部に位置する矩形状の第1の底板部121’と、この第1の底板部121の両端部に段差を有して連続する矩形状の第2の底板部122’とを有している。
第2の底板部122’の下面には、フレームグランド800の下側係止片830を係止する下側係止部122a’が設けられている。また、第2の底板部122’の段差部には、押下部材500’の枠体520’の下側の角部の形状に合わせて傾斜面が設けられている。
この下側係止部122a’は、第2の底板部122’の下面に設けられた矩形状の凹部と、この凹部の中心部に係止凸部とを有する形状となっている。
傾斜壁部150’の外面には、フレームグランド800の上側係止片820を係止する上側係止部151’が設けられている。上側係止部151’は、傾斜壁部150’の上面に設けられた矩形状の凹部と、この凹部の中心部に係止凸部とを有する形状となっている。
側壁部140’は、底壁部120’の第2の底板部122’と傾斜壁部150’とに連続している。この側壁部140の外面には、フレームグランド800の側壁板840が嵌まり込む凹部が設けられている。
スイッチ収容部130’は、図9に示すように、スイッチ収容部130と突脈131’の形状が異なっている。
突脈131’は略半円弧状の部位であって、2つのサイド円弧部131a’と、このサイド円弧部131a’の間の中央円弧部131b’とを有している。
サイド円弧部131a’の高さ寸法は、底壁部120’、側壁部140’及び傾斜壁部150’の高さ寸法よりも各々低くなっている。また、サイド円弧部131a’の内面は、押下部材500’の枠体520’の端部の外面の形状に合わせて平坦面になっている。
中央円弧部131b’の高さ寸法は、サイド円弧部131a’の高さ寸法の略半分となっている。この中央円弧部131b’の両端部は、押下部材500’の枠体520’の端部の外面の形状に合わせて傾斜面が設けられている。
ガイド部170’は、側壁部140’、傾斜壁部’150及び円弧壁部160’の内面に設けられている略半円弧状の第1のガイド面171’と、突脈131’の外面に設けられており且つ第1のガイド面171’との間でロータ300’を揺動自在にガイドする略半円弧状の第2のガイド面172’とを有している。
当接部180’は略円弧状の凸部である。この当接部180’が、原点復帰手段700’の長さ方向の端面の一部に当接する第2の当接部に相当する。
ロータ300’は、図9に示すように、ロータ300と同様の円弧状の部材である。このロータ300’の幅方向の一面の中央部には、操作レバー200’の取付部211’の切欠き部211a’が上下方向に移動自在に嵌まり込む取付凹部310’が設けられている。
ロータ300’の幅方向の他面には、図9及び図11に示すように、取付凹部310’に連通する略円弧状の収容凹部320’と、この収容凹部320’の長さ方向の両端部に各々連通する図示されない2つの略円弧状のガイド凹部とが設けられている。
収容凹部320’は、原点復帰手段700’を収容する溝である。この収容凹部320’の長さ方向の両端面が、原点復帰手段700’の前記長さ方向の両端面の残りの部分に当接する第1の当接部に相当する。
前記ガイド凹部は、ケース100’の当接部180’が操作レバー200’の2つの揺動方向に移動自在に嵌まり込む溝である。即ち、当接部180’は、操作レバー200’及びロータ300’の揺動に応じて、前記ガイド凹部内を移動して収容凹部320’内に侵入し、原点復帰手段700’の前記端面の一部を押圧する。
また、ロータ300’の前記他面には、位置検出手段400’のブラシ420’の本体部421’の2つの取付孔に溶着される図示されない2つのボスが設けられている。
原点復帰手段700’は、図9及び図11に示すように、略円弧状のコイルスプリングである。この原点復帰手段700’が、ロータ300’の収容凹部320’に収容され、2つの当接部180’の間に保持される。このように原点復帰手段700’が2つの当接部180’の間で保持されることにより、ロータ300’が原点位置で保持される。
操作レバー200’は、図9及び図11に示すように、軸部210’の取付部211’の形状が操作レバー200と異なっている。この取付部211’は、厚み方向の他面に略矩形状の切欠き部211a’が設けられた形状となっている。
この切欠き部211a’の長さ寸法は、取付凹部310’の長さ寸法よりも長くなっている。この切欠き部211a’は、取付凹部310’及びスイッチ収容部130’のサイド円弧部131a’の間に上下動可能に嵌まり込む。切欠き部211a’の下側縁部は、図11に示すように、スイッチ収容部130’の中央円弧部131b’に下方に位置して当接可能になっている。即ち、切欠き部211a’の下側縁部が操作レバー200の上方への抜け止めとして機能している。
押下部材500’は、枠体520’の形状が押下部材500と異なっている。具体的には、枠体520’の両端部が、中央円弧部131b’の傾斜面、2つのサイド円弧部131a’の内面及び底壁部120’の第2の底板部122’の段差部の傾斜面に対応した形状となっている。即ち、枠体520’がケース100’のスイッチ収容部130’に嵌まり込み保持されるようになっている。
この枠体520’の両端部も、2つの第1、第2、第3の支持部132’、133’、134’上に載置され、当該第1、第2、第3の支持部132’、133’、134’との間で、第1の可動接点部640の2つの第1の脚部642及び第2の可動接点部650の4つの第2の脚部652を挟持する。このようにして第1、第2の可動接点部640、650の浮き上がりを防止している。
位置検出手段400’は、ブラシ420’の形状が位置検出手段400と異なっている。ブラシ420’は、ブラシ420よりも長い略円弧状の部位である。接触アーム422’の先端部はケース100’の厚み方向に向けて折り曲げられている。
アース端子900はベース部110に埋設される金属板である。このアース端子900は、ベース部110の上端部から各々突出する3つの避雷針部910と、ベース部110の他面から露出し、前記実装用基板のアースパターンに半田接続される図示しないグランド接続部とを有している。
以下、このような構成の複合操作型入力装置の組み立て手順について説明する。まず、ケース100’の各部を樹脂成形するに当たり、押下スイッチ600の第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620、第3の固定接点部630、位置検出手段400’の接点部411’、412’、413’及びアース端子900をインサート成形する。
このとき、アース端子900の避雷針部910をベース部110’の上端部から突出させ、そのグランド接続部をベース部110の他面から露出させる。なお、第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620、第3の固定接点部630、位置検出手段400’の接点部411’、412’、413’については、実施例1と同様であるため、その説明は省略する。
その後、押下スイッチ600の第1、第2の可動接点部640、650を実施例1と同様にスイッチ収容部130’に収容する。
その後、押下部材500’の枠体520’を、ケース100’のスイッチ収容部130’に位置合わせをしつつ挿入する。すると、押下部材500’のヘッド部512’が押下スイッチ600の第2の可動接点部650の頂部に対向配置される。これと共に、枠体520’の両端部が、2つの第1、第2、第3の支持部132’、133’、134’上に載置される。これにより、第1の可動接点部640の2つの第1の脚部642及び第2の可動接点部650の4つの第2の脚部652が枠体520’の両端部と、第1、第2、第3の支持部132’、133’、134’との間で挟持される。
そして、原点復帰手段700’をロータ300’の収容凹部320’に位置合わせをしつつ挿入する。すると、収容凹部320’の長さ方向の両端面が原点復帰手段700’の長さ方向の両端部の一部に当接する。
この状態で、ロータ300’の2つのガイド凹部に、ケース100’の2つの当接部180’を位置合わせしつつ挿入する。すると、ロータ300’がケース100’のガイド部170’に嵌まり込み、2つの当接部180’が原点復帰手段700’の長さ方向の両端部の残りの部分に当接する。
その後、操作レバー200’の切欠き部211a’を、ロータ300’の取付凹部310’及びケース100’のスイッチ収容部130’のサイド円弧部131a’の間に位置合わせをしつつ挿入する。
その後、フレームグランド800を、実施例1と同様にケース100’に取り付ける。これにより、フレームグランド800とケース100’との間で上記各構成部材が保持される。
その後、位置検出手段400’の接点部411’、412’、413’の他端部をデジタルカメラの図示しない実装用基板の電極パターンに、押下スイッチ600の第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620、第3の固定接点部630の他端部を前記実装用基板の別の電極パターンに各々半田接続する。
これと共に、フレームグランド800の上側、下側係止片820、830の先端部及びアース端子900の前記グランド接続部を前記実装用基板のアースパターンに各々半田接続する。
以下、このようにして組み立てられる複合操作型入力装置の使用方法及び各部の動作について説明する。まず、操作レバー200’を、一方の揺動方向に向けて揺動操作すると、ロータ300’が操作レバー200’と共に、前記一方の揺動方向に揺動する。
すると、ブラシ420’の2つの接触アーム422’が、位置検出手段400’の接点部411’、412’に各々接触する。これにより、デジタルカメラに向けて信号が出力され、当該カメラのズーム拡大機能が作動する。
このとき、ケース100’の一方の当接部180’が、ロータ300’の一方のガイド凹部から収容凹部320’内に移動し、原点復帰手段700’の長さ方向の一端面の一部を押圧する。これにより、原点復帰手段700’が一方の当接部180’と収容凹部320’の他方の端面との間で圧縮される。
その後、操作レバー200’が開放されると、原点復帰手段700’の付勢力により、収容凹部320’の他方の端面が他方の揺動方向に向けて押し戻される。これにより、操作レバー200及びロータ300’が原点位置に復帰する。
操作レバー200’を、他方の揺動方向に向けて揺動操作すると、ロータ300’が操作レバー200’と共に、前記他方の揺動方向に揺動する。
すると、ブラシ420’の2つの接触アーム422’が、接点部411’、413’に各々接触する。これにより、デジタルカメラに向けて信号が出力され、当該カメラのズーム縮小機能が作動する。
このとき、ケース100’の他方の当接部180’が、ロータ300’の他方のガイド凹部から収容凹部320’内に移動し、原点復帰手段700’の長さ方向の他端面の一部を押圧する。これにより、原点復帰手段700’が他方の当接部180’と収容凹部320’の一方の端面との間で圧縮される。
その後、操作レバー200’が開放されると、原点復帰手段700’の付勢力により、収容凹部320’の一方の端面が一方の揺動方向に向けて押し戻される。これにより、操作レバー200及びロータ300’が原点位置に復帰する。
なお、操作レバー200’が押下操作方法及び押下操作時の各部の動作は、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
このような複合操作型入力装置による場合、操作レバー200’を押下操作すると、押下部材500’のヘッド部512’が押下スイッチ600に向けて移動し、当該押下スイッチ600の第2の可動接点部640又は第1、第2の可動接点部640、650を押下して弾性変形させるようになっている。このため、押下操作の操作感を向上させることができる。
しかも、押下部材500’が操作レバー200’の下方に配置されると共に、押下スイッチ600が第2の可動接点部650の頂部をケース100’の厚み方向に向けた状態で、押下部材500’に対向配置されている。このため、操作レバー200’と押下部材500’とを上下に並べて配置することができる一方、押下部材500’と押下スイッチ600’とをケース100’の厚み方向に並べて配置することができる。よって、前記複合操作型入力装置に押下スイッチ600を備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
更に、原点復帰手段700’がロータ300’の収容凹部320’に収容されているので、ケース100’の下端部の中央部を、押下部材500’及び押下スイッチ600を収容するための収容空間として用いることができる。この点でも、前記複合操作型入力装置に、押下スイッチ600を備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る複合操作型入力装置について図面を参照しつつ説明する。図12は本発明の第3の実施の形態に係る複合操作型入力装置の分解斜視図、図13は同装置の押下スイッチの固定接点部、位置検出手段の接点及びアース端子が設けられたケースを示す図であって、(a)が正面図、(b)がC−C断面図、(c)が(b)の一部拡大図、図14は同装置の操作レバーを示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図、(f)がD−D断面図、図15は同装置のロータを示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図、図16は同装置の押下部材を示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図、図17は同装置のフレームグランドを取り外した状態の概略的正面図であって、(a)は操作レバーが原点位置に位置した状態を示す図、(b)は操作レバーが揺動操作された状態を示す図、図18は同装置の別の押下スイッチの固定接点部、位置検出手段の接点及びアース端子を示すケースを示す図であって、(a)が正面図、(b)がE−E断面図、(c)が(b)の一部拡大図である。
ここに掲げる複合操作型入力装置は、ケース100’’、操作レバー200’’、ロータ300’’、位置検出手段400’’のブラシ420’’、押下部材500’’、押下スイッチ600’’の固定接点部及びフレームグランド800’’の形状の点と、2つの原点復帰手段700’’を備える点と、アース端子900を更に備える点とで、実施例1の複合操作型入力装置と主に相違している。以下、その相違点について詳しく説明し、重複する部分については説明を省略する。なお、相違する部材の符号については、’’を付して実施例1及び2と区別する。
ケース100’’は、図12及び図13に示すように、頂部が丸くなった略五角形の板状のベース部110’’と、このベース部110’’の厚み方向の一面の下端部の中央部に設けられた底壁部120’’と、ベース部110’’の前記一面の中央部に設けられたスイッチ収容部130’’と、ベース部110’’の前記一面のスイッチ収容部130’’の両端部に設けられた2つのスプリング収容部140’’と、ベース部110’’の前記一面の両傾斜部上に各々設けられた2つの傾斜壁部150’’と、ベース部110’’の前記一面の頂部上に設けられた円弧壁部160’’と、ロータ300を操作レバー200と同方向に揺動可能にガイドするガイド部170’’とを有している。
ベース部110’’の厚み方向の他面には、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’、413’’の他端部、及び押下スイッチ600’’の第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’、第3の固定接点部630’’の他端部をケース100’’外に突出させる8つの接続用凹部111’’が設けられている。
この接続用凹部111’’は、ケース100’’がデジタルカメラの実装用基板上にセットされた状態で、当該実装用基板との間に空間を形成する。この空間に、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’、413’’の他端部、及び押下スイッチ600’’の第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’、第3の固定接点部630’’の他端部を前記実装用基板に接続するための半田が流し込まれる。このように前記空間に半田を流し込むことにより、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’、413’’の他端部、及び押下スイッチ600’’の第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’、第3の固定接点部630’’の他端部を前記実装用基板に電気的に接続すると共に、ケース100’’を前記実装用基板に機械的に強固に接続するようになっている。
底壁部120’’は矩形状の板状体である。
スプリング収容部140’’は、底壁部120’’の端部に連続する略直方体の角柱部141’’と、この角柱部141’’に設けられ、原点復帰手段700’’を収容する凹状の収容部本体142’’とを有する。
収容部本体142’’の上端部の中央部には開口142a’’が設けられている。収容部本体142’’の底面には、開口部142a’’に通じる略円弧状のガイド溝142b’’が設けられている。ガイド溝142b’’はロータ300’’の腕部330’’を揺動自在にガイドする。
収容部本体142’’の上端部の開口142a’’の両縁部は、ロータ300’’の両端面が当接可能になっている。即ち、収容部本体142’’の前記両縁部がロータ300’’の所定以上の揺動を防止する当て止め部となっている。
スイッチ収容部130’’は、スイッチ収容部130と突脈131’’の形状が異なっている。
突脈131’’は、底壁部’’と、2つのスプリング収容部140’’に沿って設けられた略四角の枠状体となっている。
ガイド部170’’は、円弧壁部160’’の内面に設けられている円弧状のガイド面171’’と、突脈131’の頂部に一体的に設けられており且つガイド面171’’との間でロータ300’’を揺動自在に保持する略半円柱状のガイド凸部172’’を有している。
ガイド凸部172’’の厚み方向の他端部は、位置検出手段600’’のブラシ420’’のリング部421b’’及びロータ300’’の板部340’’との干渉を避けるために、波状に切り欠かれている。
原点復帰手段700’’は、図12及び図17に示すように、スプリング収容部140’’の収容部本体142’’に収容されるコイルスプリングである。
ロータ300’’は、図12、図15及び図17に示すように、略円弧状の部材である。このロータ300’’の幅方向の一面の中央部には、操作レバー200’’の取付部211’’が上下方向に移動自在に嵌まり込む取付凹部310’’が設けられている。
ロータ300’’の幅方向の他面には、位置検出手段600’’のブラシ420’’を収容する略円弧状の収容凹部320’’が設けられている。収容凹部320’’上端部の中央部には、ブラシ420’’の圧入板421a’’が圧入される圧入部321’’が設けられている。収容凹部320’’の下端部の中央部は開放されており、ブラシ420’’のリング部421b’’が突出するようになっている。
ロータ300’’の両端部には、2つの揺動方向に向けて延びる2つの腕部330’’が設けられている。この腕部330’’は、スプリング収容部140’’の開口142a’’からガイド溝142b’’に入り込み、原点復帰手段700’’に当接する。これにより、ロータ300’’が原点位置で保持される。
ロータ300’’の両端部の端面は、2つのスプリング収容部140の収容部本体142’’の前記両縁部に当接可能になっている。
ロータ300’’の下端部には、収容凹部320’’から突出したブラシ420’’のリング部421b’’をガイドする略半円形の板部340’’が設けられている。
操作レバー200’’は、図12、図14及び図17に示すように、取付部211’’の背面の形状の点及び押下部212’’の背面部が取付部211’’よりも若干大きくなっている点で、操作レバー200と異なっている。
押下部材500’’は、図12、図16及び図17に示すように、枠体520’’の形状が押下部材500と異なっている。具体的には、枠体520’’の両端部の外面が2つのスプリング収容部140’’の本体部’’の内壁面の形状に対応した平坦面となっている。即ち、枠体520’がケース100’の2つのスプリング収容部140’’の間に嵌まり込み、保持されるようになっている。
この枠体520’’の両端部も、2つの第1、第2、第3の支持部132’’、133’’、134’’上に載置され、当該第1、第2、第3の支持部132’’、133’’、134’’との間で、第1の可動接点部640’’の2つの第1の脚部642’’及び第2の可動接点部650’’の4つの第2の脚部652’’を挟持する。このようにして第1、第2の可動接点部640’’、650’’の浮き上がりを防止している。
位置検出手段400’’は、接点部411’’、412’’、413’’の形状及びブラシ420’’の形状が位置検出手段400と異なっている。
接点部411’’は、その一端部がベース部110の前記一面の中央部から露出する。接点部411’’の他端部は二股に分かれている。その一方がケース100’’のベース部110’’の一端部から突出する。その他方がケース100’’のベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出し、一方のスプリング収容部140’’に沿って上方に折り曲げられている。
接点部412’’は、その一端部がベース部110の前記一面の接点部411の一方側から露出し、その他端部がケース100’’のベース部110’’の一端部の接続用凹部111’’から突出し、一方のスプリング収容部140’’に沿って上方に折り曲げられている。
接点部413’’は、その一端部がベース部110の前記一面の接点部411の他方側から露出し、その他端部がケース100’’のベース部110’’の他端部の接続用凹部111’’から突出し、他方のスプリング収容部140’’に沿って上方に折り曲げられている。
ブラシ420’’は、図12及び図17に示すように、ロータ300’’に取り付けられる本体部421’’と、この本体部421’’の両端部に各々連続する2つの接触アーム422’’とを有する。
本体部421’’は、上端部に凸状の圧入板421a’’が、下端部にリング部421b’’が設けられている。圧入板421a’’は、ロータ300の圧入部321’’に圧入され、これによりブラシ420’’が収容凹部320’’内で保持される。
接触アーム422’’の先端部はケース100’’の厚み方向に向けて折り曲げられている。
押下スイッチ600’’は、図12及び図13に示すように、ベース部110に埋設された第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’及び第3の固定接点部630’’の形状が、押下スイッチ600と異なっている。
第1の固定接点部610’’の一端部は二股に分かれており、その先端部がスイッチ収容部130’’の接点載置部135’’の中央部の上端部及び下端部から露出する。第1の固定接点部610’’の他端部は、ケース100’’のベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出し、底壁部120’’に沿って上方に折り曲げられている。
一方の第2の固定接点部620’’の一端部は一方の第1の支持部132’’の凹部の底面上に露出する。一方の第2の固定接点部620’’の他端部はケース100’’のベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出し、一方のスプリング収容部140’’に沿って上方に折り曲げられている。
他方の第2の固定接点部620’’の一端部は、他方の第2の支持部133’’の凹部の底面上に露出する。他方の第2の固定接点部620’’の他端部は二股に分かれている。その一方がケース100’’のベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出し、底壁部120’’に沿って上方に折り曲げられている。他方がケース100’’のベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出し、他方のスプリング収容部140’’に沿って上方に折り曲げられている。
第3の固定接点部630’’の一端部は接点載置部135’’の中心部から露出する。第3の固定接点部630’’の他端部は二股に分かれている。その一方はケース100’’のベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出し、他方のスプリング収容部140’’に沿って上方に折り曲げられている。その他方はケース100’’のベース部110’’の他端部から突出する。
フレームグランド800’’は、図12に示すように、2つの下側係止片830’’がベース板810’’の下端部の中央部に各々設けられている点と、ベース板810’’の両端部に2つの接続アーム840’’が設けられている点で、フレームグランド800と異なっている。
一方の下側係止片830’’は、第1の固定接点部610の他端部に係止される。他方の下側係止片830’’は、他方の第2の固定接点部620の一方の他端部に係止される。
接続アーム840’’は前記実装用基板の図示しないアースパターンに半田接続される。この接続アーム840’’の幅方向の両端部には、半田接続の際に、半田溶解の熱が接続アーム840’’の先端部に溜まるようにするための切欠き部が設けられている。
アース端子900はベース部110に埋設される金属板である。このアース端子900は、ベース部110の上端部から各々突出する3つの避雷針部910と、ベース部110の他面から露出し、前記実装用基板のアースパターンに半田接続される図示しないグランド接続部とを有している。
以下、このような構成の複合操作型入力装置の組み立て手順について説明する。まず、ケース100’の各部を樹脂成形するに当たり、押下スイッチ600’’の第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’、第3の固定接点部630’’、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’、413’’及びアース端子900をインサート成形する。なお、第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’及び第3の固定接点部630’’の他端部は上述の通り折り曲げられている。
このとき、接点部411’’の一端部を、ベース部110の前記一面の中央部から露出させる。接点部411’’の二股状の他端部の一方をベース部110’’の一端部から突出させ、その他方をベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出させる。接点部412’’の一端部をベース部110の前記一面の接点部411の一方側から露出させ、その他端部をベース部110’’の一端部の接続用凹部111’’から突出させる。接点部413’’の一端部をベース部110の前記一面の接点部411の他方側から露出させ、その他端部をベース部110’’の他端部の接続用凹部111’’から突出させる。
第1の固定接点部610’’の二股状の一端部の先端部をスイッチ収容部130’’の接点載置部135’’の中央部の上端部及び下端部から各々露出させ、その他端部をベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出させる。一方の第2の固定接点部620’’の一端部を一方の第1の支持部132’’の凹部の底面上に露出させ、その他端部をベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出させる。他方の第2の固定接点部620’’の一端部を他方の第2の支持部133’’の凹部の底面上に露出させ、その二股状の他端部をベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から各々突出させる。
第3の固定接点部630’’の一端部を接点載置部135’’の中心部から露出させる。第3の固定接点部630’’の二股状の他端部の一方をベース部110’’の下端部の接続用凹部111’’から突出させ、その他方をベース部110’’の他端部から突出させる。
アース端子900の避雷針部910をベース部110’’の上端部から突出させ、そのグランド接続部をベース部110’’の他面から露出させる。
その後、押下スイッチ600’’の第1、第2の可動接点部640’’、650’’を実施例1と同様にスイッチ収容部130’’に収容する。
そして、押下部材500’’の枠体520’’を、ケース100’’の2つのスプリング収容部140’’の間に位置合わせをしつつ挿入する。すると、押下部材500’’のヘッド部512’’が押下スイッチ600’’の第2の可動接点部650’’の頂部に対向配置される。これと共に、枠体520’’の両端部が、2つの第1、第2、第3の支持部132’’、133’’、134’’上に載置される。これにより、第1の可動接点部640’’の2つの第1の脚部642’’及び第2の可動接点部650’’の4つの第2の脚部652’’が枠体520’’の両端部と、第1、第2、第3の支持部132’’、133’’、134’’との間で挟持される。
そして、2つの原点復帰手段700’’をケース100’’の2つのスプリング収容部140’’に収容させる。
その後、ロータ300’’を、ケース100’’のガイド部170’’に嵌め込む。すると、ロータ300’’の2つの腕部330’’が2つのスプリング収容部140’’の開口142a’’からガイド溝142b’’に入り込み、当該スプリング収容部140’’内の2つの原点復帰手段700’’に当接する。
その後、操作レバー200’’を、ロータ300’’の取付凹部310’’に嵌め込む。すると、操作レバー200’’の傾斜面212b1’’が押下部材500’’のヘッド部512’’に当接する。
その後、フレームグランド800’’の2つの上側係止片820’’を、ケース100’’の2つの上側係止部151’’に係止させると共に、フレームグランド800’’の2つの下側係止片830’’を、ケース100’’の底壁部120’’から露出した第1の固定接点部610’’の他端部及び他方の第2の固定接点部620’’の一方の他端部に係止させる。これにより、フレームグランド800’’とケース100’’との間で上記各構成部材が保持される。
その後、図13(b)及び(c)に示すように、ケース100’’をデジタルカメラの実装用基板上にセットする。そして、ケース100’’の8つの接続用凹部111’’と実装用基板との間の空間に半田を流し込み、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’、413’’の他端部を前記実装用基板の電極パターンに、押下スイッチ600の第1の固定接点部610’’、一方の第2の固定接点部620’’及び第3の固定接点部630’’の他端部を前記実装用基板の別の電極パターンに各々半田接続する。これにより、ケース100’’が実装用基板上に固着される。
そして、フレームグランド800’’の上側、下側係止片820、830の先端部、接続アーム840’’及びアース端子900のグランド接続部を前記実装用基板のアースパターンに各々半田接続する。
以下、このようにして組み立てられる複合操作型入力装置の使用方法及び各部の動作について説明する。まず、操作レバー200’’を、一方の揺動方向に向けて揺動操作すると、ロータ300’’が操作レバー200’’と共に、前記一方の揺動方向に揺動する。
すると、ブラシ420’’の2つの接触アーム422’’が、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’に各々接触する。これにより、デジタルカメラに向けて信号が出力され、当該カメラのズーム拡大機能が作動する。
このとき、ロータ300’’の一方の腕部330’’が一方のスプリング収容部140’’のガイド溝142b’’に沿って、当該スプリング収容部140’’内に侵入し、一方の原点復帰手段700’’を押圧する。これにより、原点復帰手段700’が圧縮される。
その後、操作レバー200’’が開放されると、原点復帰手段700’の付勢力により、ロータ300’’が他方の揺動方向に向けて押し戻される。これにより、操作レバー200が原点位置に復帰する。
操作レバー200’’を、他方の揺動方向に向けて揺動操作すると、ロータ300’’が操作レバー200’’と共に、前記他方の揺動方向に揺動する。
すると、ブラシ420’’の2つの接触アーム422’’が、接点部411’’、413’’に各々接触する。これにより、デジタルカメラに向けて信号が出力され、当該カメラのズーム縮小機能が作動する。
このとき、ロータ300’’の他方の腕部330’’が他方のスプリング収容部140’’のガイド溝142b’’に沿って、当該スプリング収容部140’’内に侵入し、他方の原点復帰手段700’’を押圧する。これにより、原点復帰手段700’が圧縮される。
その後、操作レバー200’’が開放されると、原点復帰手段700’の付勢力により、ロータ300’’が他方の揺動方向に向けて押し戻される。これにより、操作レバー200が原点位置に復帰する。
なお、操作レバー200’’が押下操作方法及び押下操作時の各部の動作は、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
このような複合操作型入力装置による場合、操作レバー200’’を押下操作すると、押下部材500’’のヘッド部512’’が押下スイッチ600’’に向けて移動し、当該押下スイッチ600’’の第2の可動接点部640’’又は第1、第2の可動接点部640’’、650’’を押下して弾性変形させるようになっている。このため、押下操作の操作感を向上させることができる。
しかも、押下部材500’’が操作レバー200’’の下方に配置されると共に、押下スイッチ600’’が第2の可動接点部650’’の頂部をケース100’’の厚み方向に向けた状態で、押下部材500’’に対向配置されている。このため、操作レバー200’’と押下部材500’’とを上下に並べて配置することができる一方、押下部材500’’と押下スイッチ600’’とをケース100’’の厚み方向に並べて配置することができる。よって、前記複合操作型入力装置に押下スイッチ600’’を備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
更に、2つの原点復帰手段700’’がケース100’の両端部の2つのスプリング収容部140’’に収容されるようになっているので、ケース100’の下端部の中央部を、押下部材500’’及び押下スイッチ600’’を収容するための収容空間として用いることができる。この点でも、前記複合操作型入力装置に、押下スイッチ600’’を備えたことにより生じる装置高の増大及び装置の厚みの増大を抑制することができる。
また、位置検出手段400’’の接点部411’’、412’’、413’’の他端部、及び押下スイッチ600の第1の固定接点部610’’、一方の第2の固定接点部620’’及び第3の固定接点部630’’の他端部を前記実装用基板に半田接続すると共に、ケース100’’の接続用凹部111’’を前記前記実装用基板に半田接続するようになっている。このため、前記複合操作型入力装置を実装用基板上に固着する固着力が増大させることができる。
なお、ケース100、100’、100’’は、各構成部材を収容し得るものである限り、どのようなものを用いても構わない。
ケース100’’の接続用凹部111’’については、電子機器の実装用基板との間に半田を流し込むための空間を形成しうる限り任意に設計変更することが可能である。また、前記接続用凹部の数は任意に設定可能である。
フレームグランド800、800’’については、設けるか否かは任意である。設けない場合には、フレームグランド800、800’’の代わりにケース100、100’、100’’に取付可能な蓋体等を用いることができる。アース端子900についても設けるか否かは任意である。
操作レバー200、200’’については、押下移動可能であると共に、前記押下移動方向に交差する、相対する2つの揺動方向に向けて揺動可能である限りどのような設計変更を行っても構わない。
押下部材500、500’、500’’については、操作レバーの押下移動方向側の一端面に対向配置されており、前記操作レバーの一端面に押下されることにより、前記押下スイッチに向けて移動し、当該押下スイッチの被押下部を押下するようになっている限りどのような設計変更を行っても構わない。
例えば、前記押下部材として、前記ケースに設けたガイド溝に当該ケースの厚み方向に向けて移動自在にガイドされる移動部材を用い、前記操作レバーの一端面に押下されることにより、前記押下スイッチに向けて移動し、当該押下スイッチの被押下部を押下するようにしてもよい。
傾斜面212b1、212b1’、212b1’’については、操作レバー200、200’’の押下部512、512’’(即ち、押下操作方向側の一端部)の下面に設けられているとしたが、前記押下部材の操作レバー対向面に設けることもできる。また、前記操作レバーの押下操作方向側の一端部及び押下部材の操作レバー対向面の双方に前記傾斜面を設けることもできる。
また、前記操作レバーの押下操作方向側の一端部及び押下部材の操作レバー対向面の少なくとも一方が略球状である場合には、前記傾斜面を設けなくても、前記押下部材を押下スイッチに向けて動作させることが可能である。
ロータ300、300’、300’’については省略することが可能である。ロータ300を省略する場合には、操作レバー200の両端部に2つの腕部を設け、当該腕部が2つの第2のアーム部730に当接するようにすれば良い。ロータ300’を省略する場合には、収容凹部320’の代わりに操作レバー200’の取付部211’に原点復帰手段700’の長さ方向の両端面の一部に当接する第1の当接部を設ければ良い。ロータ300’’を省略する場合には、操作レバー200の両端部に2つの腕部を設け、当該腕部が2つの原点復帰手段700’’に当接するようにすれば良い。
収容凹部320’については、ケース100’に設けることが可能である。この場合、当接部180’をロータ300’に設ける。また、前記ガイド凹部については、原点復帰手段700’の厚み方向の一部を収容凹部320’に収容させ、当該収容凹部320’から露出した残りの部分に当接部180’を当接させるようにすれば、省略可能である。
原点復帰手段700、700’、700’’についても省略することが可能である。また、原点復帰手段700は、第1のアーム部720を切断し、2つの部材とすることができる。この場合、第1のアーム部720は前記ケースに係止させる。原点復帰手段700’、700’’については、コイルスプリングの代わりに、その他のスプリングやゴム等の弾性樹脂等の弾性体を用いることができる。
位置検出手段400、400’400 ‘‘については、3つの接点と、ブラシとを有する構成であるとしたが、前記操作レバーの揺動位置を検出しうるものである限りどのようなものを用いても構わない。
例えば、前記位置検出手段として、ベース部110、110’、100’’に前記接点部の代わりに抵抗パターンを設け、前記ブラシを摺動させる可変抵抗器を用いることもできるし、前記操作レバーの揺動に応じて動作する磁気スイッチ等の近接スイッチを用いることもできる。なお、前記接点部を6つ以上有し、前記ブラシを選択的に接触させることにより、3以上の入力を行うことができる構成とすることも可能である。
接点部411’’、412’’、413’’の形状については任意に設定可能である。例えば、図18に示すように、接点部411’’、412’’、413’’の他端部を、実装用基板に沿って延ばし、その先端部を当該実装用基板に当接するように折り曲げた形状とすることができる。この点は、接点部411、412、413及び 接点部411’、412’、413’も同様である。
押下スイッチ600、600’’については、前記押下部材の押下により動作するスイッチである限りどのようなものを用いても構わない。また、押下スイッチ600、600’’は、第1、第3の固定接点部610、630、610’’、630’’と、第1の可動接点部640、640’’を有する1段階のみの押下 スイッチとすることができる。また、前記押下スイッチは、4以上の固定接点部と、3つ以上の可動接点部とを有した3段階以上の押下スイッチとすることもできる。
第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’及び第3の固定接点部630’’の他端部の形状については任意に設定可能である。例えば、図18に示すように、第1の固定接点部610’’、2つの第2の固定接点部620’’及び第3の固定接点部630’’の他端部を、実装用基板に沿って延ばし、その先端部を当該実装用基板に当接するように折り曲げた形状とすることができる。この点は、第1の固定接点部610、2つの第2の固定接点部620及び第3の固定接点部630の他端部も同様である。なお、前記第2の固定接点部は、2つであるとして説明したが、一つあれば良い。
上記実施例では、複合操作型入力装置は、デジタルカメラに搭載されるものとして説明したが、その他の電子機器に搭載可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る複合操作型入力装置の概略的正面図であって、(a)は操作レバーが原点位置に位置した状態を示す図、(b)は操作レバーが押下操作された状態を示す図、(c)は操作レバーが揺動操作された状態を示す図である。 同装置のフレームグランドを取り外した状態の概略的正面図であって、(a)は操作レバーが原点位置に位置した状態を示す図、(b)は操作レバーが押下操作された状態を示す図、(c)は操作レバーが揺動操作された状態を示す図である。 同装置の概略的分解斜視図である。 同装置の押下スイッチの固定接点部及び位置検出手段の接点の露出部分を示すケースの模式図である。 同装置の操作レバーを示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図、(f)A−A断面図である。 同装置の操作レバー、押下部材本体及び押下スイッチを示す模式的断面図であって、(a)が押下スイッチの押下前の状態を示す図、(b)が押下スイッチの第1段階の押下状態を示す図、(c)が押下スイッチの第2段階の押下状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る複合操作型入力装置を示す図であって、(a)が概略的正面図、(b)が概略的背面図、(c)が概略的側面図、(d)が概略的底面図である。 同装置のフレームグランドを取り外した状態の概略的正面図である。 同装置の分解斜視図である。 同装置の押下スイッチの固定接点部、位置検出手段の接点及びアース端子の露出部分を示すケースの模式図である。 同装置の図7のB−B断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る複合操作型入力装置の分解斜視図である。 図13は同装置の押下スイッチの固定接点部、位置検出手段の接点及びアース端子が設けられたケースを示す図であって、(a)が正面図、(b)がC−C断面図、(c)が(b)の一部拡大図である。 同装置の操作レバーを示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図、(f)がD−D断面図である。 同装置のロータを示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図である。 同装置の押下部材を示す図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が側面図、(d)が平面図、(e)が底面図である。 同装置のフレームグランドを取り外した状態の概略的正面図であって、(a)は操作レバーが原点位置に位置した状態を示す図、(b)は操作レバーが揺動操作された状態を示す図である。 同装置の別の押下スイッチの固定接点部、位置検出手段の接点及びアース端子を示すケースを示す図であって、(a)が正面図、(b)がE−E断面図、(c)が(b)の一部拡大図である。
符号の説明
100、100’、100’’ ケース
200、200’、200’’ 操作レバー
212b、212b’、212b’’ 押下部本体
212b1、212b1’、212b1’’ 傾斜面(押下移動方向側の一端面)
300、300’、300’’ ロータ
400、400’、400’’ 位置検出手段
411、411’、411’’ 接点部
412、412’、412’’ 接点部
413、413’、413’’ 接点部
420、420’、420’’ ブラシ
500、500’、500’’ 押下部材
512、512’、512’’ ヘッド部
600、600’’ 押下スイッチ
610、610’’ 第1の固定接点部
620、620’’ 第2の固定接点部
630、630’’ 第3の固定接点部
640、640’’ 第1の可動接点部
650、650’’ 第2の可動接点部
700、700’、700’’ 原点復帰手段
710、710’’ コイル部
730、720’’ 第2のアーム部(アーム部)
800、800’’ フレームグランド

Claims (17)

  1. 操作レバーの下端部がケースに収容され、該操作レバーの上端部が前記ケースから突出し、原点位置から押下操作可能であると共に、前記原点位置から押下移動方向に交差し且つ相対する2つの揺動方向に揺動操作可能である複合操作型入力装置において、
    前記ケースに収容されており且つ前記操作レバーの揺動角度に応じて信号を出力する位置検出手段と、
    前記ケースに収容されており且つ前記操作レバーの下端部の端面に当接する押下部材と、
    前記操作レバーの押下移動方向及び揺動方向に略直交する方向に被押下部を向けた状態で、前記押下部材に対向配置される押下スイッチと、
    前記操作レバーが前記押下移動方向に移動自在に取り付けられており且つ前記ケース内に前記揺動方向に揺動自在に保持された略円弧状のロータと、を具備しており、
    前記操作レバーは、前記押下部材に当接する部分を支点として前記ロータと共に前記揺動方向に揺動自在になっており、
    前記押下部材は、前記操作レバーの前記端面に押下されることにより、前記押下スイッチに向けて移動し、当該押下スイッチの被押下部を押下するようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  2. 請求項1記載の複合操作型入力装置において、
    前記操作レバーの前記端面及び押下部材の操作レバー対向面のうち少なくともいずれか一方が、前記操作レバーの押下により、前記押下部材を前記押下スイッチに向けて移動させる傾斜面となっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  3. 請求項1記載の複合操作型入力装置において、
    前記ロータの揺動方向の両端部に当接し、前記操作レバーを原点位置で保持する弾性体である2つの原点復帰手段を更に備えていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  4. 請求項3記載の複合操作型入力装置において、
    前記2つの原点復帰手段は、前記ケース内の前記操作レバーの2つの揺動方向側に配設されるコイル部と、このコイル部の一端から各々延びる第1アーム部と、前記コイル部の他端から各々延びる第2アームとを各々を有しており、
    前記第2アーム部が前記操作レバーの揺動に応じて前記ロータの両端部に各々押圧されることにより、前記コイル部が各々圧縮されるようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  5. 請求項4記載の複合操作型入力装置において、
    前記ケースは、頂部が丸くなった略五角形の板状のベース部と、このベース部の厚み方向の一面の下端部上に設けられた底壁部と、ベース部の前記一面の両端部上に各々設けられた2つの側壁部と、ベース部の前記一面の両傾斜部上に各々設けられた傾斜壁部と、ベース部の前記一面の頂部上に設けられ且つ傾斜壁部よりも高さ寸法が低い円弧壁部とを有しており、
    前記操作レバーの上端部が傾斜壁部の間から前記ケース外に突出しており、
    前記第1アーム部が連結されることにより、前記2つの原点復帰手段が一体化されており、
    前記第1アーム部が前記ケースのベース部と前記操作レバーの下端部との間に配置されていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  6. 請求項1記載の複合操作型入力装置において、
    揺動操作された前記操作レバーを原点位置に復帰させる弾性体である原点復帰手段を更に備えており、
    前記ロータには、前記原点復帰手段を収容する収容凹部が設けられており、この収容凹部の長さ寸法の両端面が原点復帰手段の長さ方向の両端面の一部に当接する第1の当接部となっており、
    前記ケースには、前記収容凹部から露出した前記原点復帰手段の長さ方向の両端面の残りの部分に当接する第2の当接部が設けられていることを特徴とする複合操作型入力装置。
    ことを特徴とする複合操作型入力装置。
  7. 請求項1記載の複合操作型入力装置において、
    前記押下スイッチは、前記ケースのベース部に設けられた一対の固定接点部と、頂部が前記被押下部となっており且周縁部が一方の固定接点部に接触する略ドーム状の可動接点部とを有し、
    この可動接点部は、前記押下部材の押下により弾性変形し、前記頂部が他方の固定接点部に接触するようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  8. 請求項7記載の複合操作型入力装置において、
    前記押下部材は弾性変形可能になっており、
    前記操作レバーの押下から前記可動接点部が開放されると、前記押下部材及び前記可動接点部が復元し、当該操作レバーを原点位置に向けて押し上げるようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  9. 請求項1記載の複合操作型入力装置において、
    前記押下スイッチは、前記ケースのベース部に設けられた第1、第2、第3の固定接点部と、周縁部が第1の固定接点部に接触する略ドーム状の第1の可動接点部と、この第1の可動接点部に被せられ且つ周縁部が第2の固定接点部に接触する略ドーム状の第2の可動接点部とを有しており、
    この第2の可動接点部は、その第2の頂部が前記被押下部となっており、
    前記押下部材に前記第2の頂部が押下されると、前記第2の可動接点部が弾性変形して前記第2の頂部が前記第1の可動接点部の第1の頂部に接触し、
    更に前記押下部材に前記第2の頂部が押下されると、前記第1、第2の可動接点部が弾性変形して前記第1の頂部が前記第3の固定接点部に接触するようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  10. 請求項9記載の複合操作型入力装置において、
    前記押下部材は弾性変形可能になっており、
    前記操作レバーの押下から前記第2の可動接点部が開放されると、前記押下部材及び前記第2の可動接点部が復元し、当該操作レバーを原点位置に向けて押し上げるようになっており、
    前記操作レバーの押下から前記第1、第2の可動接点部が開放されると、前記押下部材及び前記第1、第2の可動接点部が復元し、当該操作レバーを原点位置に向けて押し上げるようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  11. 請求項7又は8記載の複合操作型入力装置において、
    前記ケースのベース部の厚み方向の一方の面である内面には、前記可動接点部を収容するスイッチ収容部が設けられており、
    前記押下部材は、押下部材本体と、この押下部材本体が内部に設けられる枠体とを有しており、
    前記可動接点部は、略ドーム状の接点部本体と、この接点部本体の外周縁部に設けられた複数の脚部とを有しており、
    前記スイッチ収容部は、該スイッチ収容部の中心部に設けられており且つ前記接点部本体が載置される接点載置部と、
    この接点載置部の周りに設けられた突起であって、前記可動接点部の脚部を各々収容する凹部が設けられた複数の支持部とを有しており、
    前記枠体は、前記支持部上に載置され、前記支持部との間で前記可動接点部の脚部を挟持するようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  12. 請求項9又は10記載の複合操作型入力装置において、
    前記ケースのベース部の厚み方向の一方の面である内面には、前記可動接点部を収容するスイッチ収容部が設けられており、
    前記押下部材は、押下部材本体と、この押下部材本体が内部に設けられる枠体とを有しており、
    前記第1可動接点部は、略ドーム状の第1の接点部本体と、この第1の接点部本体の外周縁部に180°ピッチ間隔で設けられた2つの第1の脚部とを有しており、
    前記第2可動接点部は、略ドーム状の第2の接点部本体と、この第2の接点部本体の外周縁部に90°ピッチ間隔で設けられた4つの第2の脚部とを有しており、
    前記スイッチ収容部は、該スイッチ収容部の中心部に設けられており且つ前記第1、第2接点部本体が載置される接点載置部と、
    この接点載置部の周りに設けられた突起であって、前記第2の可動接点部の第2脚部を各々収容する凹部が設けられた第1、第2の支持部と、
    前記第1、第2の支持部の間に設けられた凹部であって、前記第2の可動接点部の第2脚部を各々収容する第3の支持部とを有しており、
    前記枠体は、前記第1、第2、第3の支持部上に載置され、前記第1、第2、第3の支持部との間で前記第1、第2可動接点部の第1、第2脚部を挟持するようになっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  13. 請求項3又は6記載の複合操作型入力装置において、
    前記位置検出手段は、前記ロータに設けられる導電ブラシと、前記ケースのベース部に設けられており且つ前記導電ブラシが選択的に接触する複数の接点部とを有することを特徴とする複合操作型入力装置。
  14. 請求項1記載の複合操作型入力装置において、
    前記ケースに取り付けられ、前記操作レバーに帯電する静電気を外部に逃がすフレームグランドを更に備えることを特徴とする複合操作型入力装置。
  15. 請求項7記載の複合操作型入力装置において、
    ケースのベース部は、厚み方向の一方の面である内面と、厚み方向の他方の面である外面とを有しており、
    一方の固定接点部は、前記ベース部の内面から露出し、可動接点部の周縁部に接触する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、
    他方の固定接点部は、前記可動接点部に接触可能に前記ベース部の内面から露出する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、
    前記ケースの外面には、複数の接続用凹部が設けられており、
    前記一方及び他方の固定接点部の他端部が前記接続用凹部から前記外面側に突出していることを特徴とする複合操作型入力装置。
  16. 請求項9記載の複合操作型入力装置において、
    ケースのベース部は、厚み方向の一方の面である内面と、厚み方向の他方の面である外面とを有しており、
    第1の固定接点部は、前記ベース部の内面から露出し、第1の可動接点部の周縁部に接触する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、
    第2の固定接点部は、前記ベース部の内面から露出し、第2の可動接点部の周縁部に接触する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、
    第3の固定接点部は、前記第1の可動接点部に接触可能に前記ベース部の内面から露出する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、
    前記ケースの外面には、複数の接続用凹部が設けられており、
    前記第1、第2及び第3の固定接点部の他端部が前記接続用凹部から前記外面側に突出していることを特徴とする複合操作型入力装置。
  17. 請求項13記載の複合操作型入力装置において、
    ケースのベース部は、厚み方向の一方の面である内面と、厚み方向の他方の面である外面とを有しており、
    複数の接点部は、導電ブラシが接触可能に前記ベース部の内面から露出する一端部と、外部接続用に前記ケース外に突出する他端部とを有し、
    前記ケースの外面には、複数の接続用凹部が設けられており、
    前記複数の接点部の他端部が前記接続用凹部から前記外面側に突出していることを特徴とする複合操作型入力装置。
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