JP4627858B2 - 冊子めくり装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冊子を導入し所定の頁部をめくり、排出するように構成された冊子めくり装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、若干厚めの表紙と、表紙に比べ薄い頁部を綴じ部で綴じた冊子のように、紙質の異なる頁部1aが混在した冊子においては、紙質の異なる頁部1aをまたいで頁部1aめくりを行なうことが困難であった。このために金融機関の各種現金自動支払い機(ATM, Automatic Tellers Machine)などでは予め所定の頁部を開いた状態で冊子を挿入する必要があった。
【0003】
一方、例えばパスポートの印刷のように、多数の冊子を一括処理するような場合では予め印刷の行われる頁部を開いて印刷装置に挿入させる必要があるために、自動的に冊子の供給を行う冊子供給装置を小型化するのはかなり困難である。
一方、実開昭61−90569号公報、特開昭61−263800号公報によれば、冊子の綴じ部を先頭にして搬送路に導入し、搬送路の途中部位に配設されるアイドルローラと円弧ガイド乃至回転ロータの間で綴じ部を一時的に挟持する状態にし、表紙を圧接子で頁部から分離した後に、逆方向に搬送して表紙をめくるようにした装置が開示されている。
【0004】
また、特公平8−11469号公報によれば、冊子の綴じ部を先頭にして搬送路に導入し、搬送路の端部に配設される一対のローラと円弧ガイドにより綴じ部を一時的に挟持する状態にし、表紙を上記の圧接子に代えて駆動ローラによるめくり動作により駆動ローラの裏側に送り込むように構成された自動表紙めくり機構が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の各公報はいずれも、表紙に比べ薄い頁部を綴じ部で綴じた冊子において、表紙をめくり外部に排出するものであった。
【0006】
また、特開昭61−263800号公報によれば、圧接子が入ることで頁部のめくりを行なうものであるので、冊子のばらつきに対応することが困難となるので、所定の頁部をめくる信頼性に乏しいものであった。
【0007】
したがって、本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであり、冊子の綴じ部を先頭にして導入し、表紙をめくり、さらに所定の頁部を正確にめくった後に排出する一連の動作を確実に行なうことのできる信頼性に優れる冊子めくり装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、冊子の所定の頁部をめくり、排出する冊子めくり装置であって、導入部から冊子を導入すると共に、排出部から冊子を排出する搬送路を設けた搬送手段と、前記搬送路の途中部位に配設されるとともに、第1のアイドルローラとの間で冊子の綴じ部側を一時的に挟持して第1の保持状態とする大径駆動ローラと、前記第1のアイドルローラより前記搬送路の前記導入部側に配設され、前記大径駆動ローラの外周面に沿い、冊子を案内する第1の案内位置と前記外周面から離れる第1の待機位置とに駆動される案内部を備える搬送ガイド駆動手段と、前記案内部が前記第1の待機位置にあるときの前記第1の保持状態にて、前記大径駆動ローラとは反対側で冊子を寄りかかった当接状態で保持する第1の揺動位置と、前記大径駆動ローラより前記搬送路の前記排出部側に配設された第2のアイドルローラに対する当接状態になる第2の揺動位置との間で駆動される第1の駆動ローラを備えた第1の駆動手段と、前記案内部が前記第1の待機位置にあるときの前記第1の保持状態にて、前記第1の駆動ローラ上に寄りかかった冊子の表紙及び所定数の頁部を前記第1の揺動位置における第1の駆動ローラの裏面側に移動させる潜入位置と前記第1の駆動ローラから離れた待機位置との間で駆動される押圧部材を備えた第2の駆動手段と、前記案内部が前記第1の待機位置にあるときの前記第1の保持状態にて、前記第1の駆動ローラに寄りかかった冊子に、前記第1の駆動ローラとは反対側から当接する位置と前記押圧部材を可動とする位置との間に駆動され、かつ前記当接位置にて冊子めくりを行なう第2の駆動ローラを備えた第3の駆動手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
また、前記第3の駆動手段において、前記第2の駆動ローラの冊子に対する摩擦係数を大きく設定するとともに、トルクリミッターを介して前記第2の駆動ローラに駆動力を動力伝達可能にしたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適な一実施形態について添付の各図面を参照して述べる。
【0011】
先ず、図1は、冊子めくり装置100の要部を示した外観斜視図である。
【0012】
本図において、通帳、パスポートのように表裏の表紙1bと、複数枚数の頁部1aとを綴じ部1cで綴じて形成された冊子1を、図示のように綴じ部1cを先頭にするとともに、表紙1bの表側を図示のように上にして搬送路7の導入部7aから矢印D1方向に導入して、排出部7bから排出される様子が示されており、排出部7bから図示のように排出されるときに、所定の頁部1aがめくられてから図示のように上になるようにして、矢印D2方向に排出されることで、不図示の印刷装置等による頁部1aへの所定記録またはドットプリンタ等による記帳が行われる様子を示している。
【0013】
また、搬送路7の導入部7aから矢印D1方向に導入される冊子1は、不図示の冊子スタッカー中に上下方向に多数分が積載されており、下方の冊子1から順番に不図示の冊子ピックアップ装置により搬送されるように構成されている。
【0014】
このように、搬送路7の導入部7aから矢印D1方向に導入された冊子1は、搬送路7の下方に配設された破線図示の駆動ローラ3と、この駆動ローラに追動するアイドルローラ4の間のニップ部により大径駆動ローラ8に向けて搬送されて、可動搬送ガイド部材6の案内部6bにより綴じ部1cが、下方アイドルローラ9と大径駆動ローラ8の外周面8cとの間における一時的な挟持である第1の保持状態にされるように構成されている。
【0015】
この第1の保持状態にするために、大径駆動ローラ8は軸体8aを回転中心として不図示の駆動モータにより正逆方向に駆動されるとともに、その外周面8cに当接するアイドルローラ4と下方アイドルローラ9とを設けており、夫々が外周面8cに対して追動して駆動するように構成されている。
【0016】
駆動ローラ3は、図示のように2個のラバーローラ体を軸体に固定して構成されており、左右の基部2に設けられた不図示の軸受により軸支されている。また、上記の大径駆動ローラ8と、これ以降説明する各構成についても概ね基部2を取付け基部として設けられている。
【0017】
また、アイドルローラ4と下方アイドルローラ9は、バネ部材を介して固定搬送ガイド部材5と基部2とに固定されており、冊子1が通過するときにバネ部材が適度に弾性変形して搬送力を得るようにしている。
【0018】
さらに、搬送路7の導入部7aと排出部7bと下方アイドルローラ9には冊子1の通過により光軸が遮られることでオン・オフを行ない電気信号を発生する第1、第2及び第3のセンサS1〜S3が配設されている。
【0019】
次に、図2は、図1の冊子めくり装置100の正面図であって、冊子1が搬送されて表紙1b及び頁部1aが、大径駆動ローラ8の外周面8cの略接線方向に向かう状態に保持された様子を示している。
【0020】
図2において、図1で既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、ハッチングは基部2を示している。冊子1の綴じ部1cを先頭にして導入部7aから排出部7bにかけて搬送を行なう搬送路7を形成する下方ガイド11、12が半径Rの大径駆動ローラ8の中心軸(一点鎖線で図示)に平行となるように対称位置に設けられている。
【0021】
下方ガイド部材11の大径駆動ローラ8の外周面8cに近接する端部は図示のように上方に湾曲しており、上方アイドルローラ4とともに冊子1を外周面8cに沿うように案内できるようにしている。
【0022】
また、大径駆動ローラ8の半径Rは、下方アイドルローラ9と外周面8cのニップ部により冊子1の綴じ部1cを一時的に挟持したときに、1b表紙及び頁部1aが搬送路7に対して略直交状態になるように設定されている。このように、1b表紙及び頁部1aが搬送路7に対して略直交状態になることを第1の保持状態と定義する。
【0023】
下方ガイド11の上方と、大径駆動ローラ8の外周面8c上には、冊子1の厚さ分にクリアランスを加えた距離が離間するようにして、固定搬送ガイド5が基部に固定されて設けられており、大径駆動ローラ8の外周面8cの直上に設けられたアイドルローラ4までの案内及び駆動を行なうようにしている。
【0024】
そして、駆動ローラ3と、大径駆動ローラ8は不図示の動力伝達手段を介してハイブリッドタイプのステッピングモータM1により駆動される。
【0025】
また、大径駆動ローラ8の外周面8cに沿い冊子1の綴じ部1cを下方アイドルローラ9によるニップ部まで案内するとともにセンサS3で検出される図3に図示の第1の案内位置と、図示のように外周面8cから離れる第1の待機位置との間でモータM2で駆動される搬送ガイド駆動機構6が設けられている。
【0026】
この搬送ガイド駆動機構6は、基部2において回動自在に軸支された軸体6aを回動軸としたアーム部材6cと、先端の案内部6bとから構成されており、図示の第1の待機位置では第3の駆動手段であるめくり駆動機構30への機械的干渉を行なわないようにしている。案内部6bにはアイドルローラ4を設けることで円滑な案内を行なうことができるが、冊子1の腰が弱い場合には案内部6bのアイドルローラ4を省略しても良い。
【0027】
次に、上記の第1の保持状態の表紙1b及び頁部1aは、駆動停止された第1の駆動ローラ21に対する当接状態で保持される。この第1の駆動ローラ21は図示の第1の揺動位置と、後述するように第1の駆動ローラ21が下方ガイド12に沿うように設けられたアイドルローラ10に対する当接状態になる第2の揺動位置との間で揺動駆動される第1の駆動手段である第1のローラ駆動機構15に設けられている。
【0028】
この第1のローラ駆動機構15は、基部2に設けた軸体16廻りに回動自在に設けられた第1のアーム部材18と、この第1のアーム部材18の端部において軸支される第1の駆動ローラ21への動力伝達を行なう歯付きプーリ20と、上記の軸体16廻りに設けられた歯付きプーリ17と、各プーリ間に張架される歯付きベルト19とから構成されており、直流モータである駆動モータM4への所定通電により図示の第1の揺動位置と、後述する第2の揺動位置との間で揺動駆動されるように構成されている。
【0029】
また、不図示の動力伝達手段を介してハイブリッドタイプのステッピングモータである駆動モータM3からの動力を得て、第1の駆動ローラ21を駆動することでアイドルローラ10間のニップ部での搬送を可能にして、後述するめくり動作後に、排出部7bから外部に排出する。この後に、記帳や写真印刷や磁気読取などの次工程(不図示)に進むように構成されている。
【0030】
第1のローラ駆動機構15の上方には、第2の駆動手段である押圧部材駆動機構25が設けられている。この押圧部材駆動機構25は、押圧部材である棒体28が上記の第1の保持状態になっている第1の駆動ローラ21の下方に二点鎖線図示のように移動して第1の駆動ローラ21の下方に潜入して、図示のように表紙1bを下方に移動することで第1の駆動ローラ21から外すために設けられている。
【0031】
この押圧部材駆動機構25は、棒体28が駆動停止された第1の駆動ローラ21の下方の裏面側に移動する潜入位置と、第1の駆動ローラ21から離れた実線図示の待機位置との間で二点鎖線の軌跡で移動される。このために棒体28は、直流モータである駆動モータM5により軸体26廻りに回動駆動される第2のアーム部材27の端部において片支持または両支持されて設けられている。
【0032】
一方、駆動停止された第1の駆動ローラ21上において第1の保持状態になっている頁部1a上には、第2の駆動ローラ39が直流モータである駆動モータM6の駆動により駆動モータにより移動して当接させた後に、第2の駆動ローラ39に対して直流モータである駆動モータM7の駆動力を伝達して後述するように第2の駆動ローラ39の裏面側に送り込ませることで、上記の棒体28を第1の駆動ローラ21の下方の潜入位置に移動可能にすることで所望の頁部1aのめくりを行なうめくり駆動機構30が設けられている。
【0033】
このめくり駆動機構30は、基部2に固定された軸体32廻りに回動自在に設けられた第2のアーム部材33と、この第2のアーム部材33の端部において軸体35廻りに設けられる第2の駆動ローラ39への動力伝達をトルクリミッター36を介して行なうための歯付きプーリ37と、上記の軸体32廻りに設けられた歯付きプーリ40と、各プーリ間に張架される歯付きベルト38とから構成されており、直流モータである駆動モータM6への所定通電により図示の待機位置と、後述する動作位置との間で揺動駆動されるように構成されており、第2の駆動ローラ39が二点鎖線で図示の軌跡で下方に移動した後に、駆動モータM7への所定通電により頁部1aのめくりを行なうように構成されている。
【0034】
このために、第2の駆動ローラ39は冊子1の頁部1aをめくるために必要となる摩擦力を得るための摩擦係数を有しているラバーローラとして形成されている。
【0035】
上記の構成において、図3から図7の冊子めくり装置100の動作説明図を参照して動作説明する。
【0036】
先ず、図3(a)の冊子1を導入する前の冊子めくり装置100の正面図と、図3(b)の冊子1導入後の冊子めくり装置100の正面図において、冊子1の綴じ部がセンサS1で検出されると駆動モータM1により駆動ローラ3が大径駆動ローラ8とともに矢印方向に夫々駆動されて、各ニップ部における搬送がされて、可動搬送ガイド6の案内部6bにより案内されて、綴じ部1cを下方アイドルローラ9と外周面8c間のニップ部による挟持状態とする直前で、駆動モータM1の駆動を停止する。以上で、冊子1が大径駆動ローラ8の外周面8cの半周分に巻き付く状態にする。
【0037】
この後に、図3(b)に図示のように駆動モータM2による駆動により、可動搬送ガイド6が矢印方向に駆動されてから、再度大径駆動ローラ8の破線図示矢印方向の駆動をおこなうことで、第1の駆動ローラ21上に冊子1の表紙1bと頁部1aが寄りかかる状態となる保持状態とする。このとき、第1の駆動ローラ21は停止している。
【0038】
次に、図4(a)の正面図と、図4(b)の正面図において、駆動モータM6への通電により、図4(a)に図示のように第2の駆動ローラ39が矢印方向に旋回駆動されることで、頁部1a上に第2の駆動ローラ39が当接する状態にする。この後に、駆動モータM7への通電により第2の駆動ローラ39が反時計方向に駆動されて、順次頁部1aを裏側に送り込むことで、全ての頁部1aが第2の駆動ローラ39の裏側に位置する状態にする。第1の駆動ローラ21に寄りかかっていない他方の表紙1bは図示のように外周面8c上に留まっている。
【0039】
以上のように、全ての頁部1aが第2の駆動ローラ39の裏側に位置する状態になり、さらに第2の駆動ローラ39による送り込みを続行するとトルクリミッターが働き、表紙1bを送ることができなくなり第1の駆動ローラ21上に表紙1bのみが寄りかかる状態とする。
【0040】
この後に、駆動モータM6への通電により、アーム部材33を回動駆動して、第2の駆動ローラ39が二点鎖線図示の位置から実線図示の位置に移動させることで、駆動モータM5への通電にともない軸体28が矢印方向に移動できるようにして表紙1bを下方に移動させて寄りかかり状態を解除することで、表紙1bの分離を行なう。
【0041】
次に、図5(a)の正面図と、図5(b)の正面図を参照して、先ず、図5(a)に図示のように、駆動モータM5への通電により、軸体28が矢印方向の待機位置に移動するが、このとき全ての頁部1aは第2の駆動ローラ39の裏面側に位置している。この後に、駆動モータM6への通電により第2の駆動ローラ39が二点鎖線図示の位置から実線図示の位置に移動されることで、全ての頁部1aが第1の駆動ローラ21上に寄りかかる状態とする。
【0042】
そして、図6(a)の正面図と、図6(b)の正面図を参照して、先ず、図6(a)に図示のように、駆動モータM6への通電により、図示のように第2の駆動ローラ39が二点鎖線図示の位置から実線図示の位置に矢印方向に旋回駆動されることで、頁部1a上に第2の駆動ローラ39が当接する状態にする。この後に、駆動モータM7への通電により第2の駆動ローラ39の反時計方向の駆動が行われて、任意の枚数の頁部1aをめくることで、第2の駆動ローラ39の裏面側に送り込むことで、第1の駆動ローラ21上に残った頁部1aを、図4(b)で説明したように棒体28の移動により第1の駆動ローラ21の裏側に送り出すことで表紙1b上に所望頁数分の頁部1aが位置する状態にする。
【0043】
この後に、図6(b)において、第2の駆動ローラ39が第1の駆動ローラ21から退避する。また、駆動モータM4により第1の駆動ローラ21は二点鎖線図示の位置から実線図示の位置に駆動されて、アイドルローラ10との間のニップ部における搬送を可能な状態にする。
【0044】
最後に、図7(a)の正面図と、図7(b)の正面図を参照して、先ず、図7(a)に図示のように、駆動モータM3への通電により第1の駆動ローラ21が矢印方向に駆動される一方で、駆動モータM1への通電により大径駆動ローラ8が矢印方向に駆動され、下方アイドルローラ9と外周面8c間のニップ部による搬送をおこなう。このようにして、冊子1の綴じ部1が下方アイドルローラ9から離れることで、図7(b)に図示の状態となり、所望の頁部1aを上にして外部に排出される。この状態をセンサS2で検出する。
【0045】
以上説明したように、搬送されてきた冊子1は大径駆動ローラ8の外周面8c上において曲率の大きい側が相対的に先に進むために案内部6b端部を抜けるときは頁部1aが一気に外れるのではなく順次めくれる状態になる。
【0046】
尚、本発明は、上記の実施形態に限定されず、請求の範囲に規定される種々の構成が可能であり、重力の影響を受けないので横置きにもできる。また、制御部60に接続されることで、上記の動作を実行する駆動モータM1〜M7は一部を共通化できることも言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冊子を搬送路に導入し、表紙をめくり、さらに所定の頁部を正確にめくり排出する一連の動作を確実に実行することができる信頼性に優れる冊子めくり装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冊子めくり装置100の外観斜視図である。
【図2】図1の冊子めくり装置100の正面図である。
【図3】(a)、(b)は冊子めくり装置100の正面図である。
【図4】(a)、(b)は冊子めくり装置100の正面図である。
【図5】(a)、(b)は冊子めくり装置100の正面図である。
【図6】(a)、(b)は冊子めくり装置100の正面図である。
【図7】(a)、(b)は冊子めくり装置100の正面図である。
【符号の説明】
1 冊子
1a 頁部
1b 表紙
1c 綴じ部
2 基部
3 駆動ローラ
4 アイドルローラ
5 固定搬送ガイド
6 可動搬送ガイド
7 搬送路
8 大径駆動ローラ
9 下方アイドルローラ
10 下方アイドルローラ
11、12 下方ガイド
13 駆動ローラ
15 第1のローラ駆動機構(第1の駆動手段)
21 第1の駆動ローラ
25 押圧部材移動機構(第2の駆動手段)
28 軸体(押圧部材)
30 めくり駆動機構(第3の駆動手段)
39 第2の駆動ローラ

Claims (2)

  1. 冊子の所定の頁部をめくり、排出する冊子めくり装置であって、
    導入部から冊子を導入すると共に、排出部から冊子を排出する搬送路を設けた搬送手段と、
    前記搬送路の途中部位に配設されるとともに、第1のアイドルローラとの間で冊子の綴じ部側を一時的に挟持して第1の保持状態とする大径駆動ローラと、
    前記第1のアイドルローラより前記搬送路の前記導入部側に配設され、前記大径駆動ローラの外周面に沿い、冊子を案内する第1の案内位置と前記外周面から離れる第1の待機位置とに駆動される案内部を備える搬送ガイド駆動手段と、
    前記案内部が前記第1の待機位置にあるときの前記第1の保持状態にて、前記大径駆動ローラとは反対側で冊子を寄りかかった当接状態で保持する第1の揺動位置と、前記大径駆動ローラより前記搬送路の前記排出部側に配設された第2のアイドルローラに対する当接状態になる第2の揺動位置との間で駆動される第1の駆動ローラを備えた第1の駆動手段と、
    前記案内部が前記第1の待機位置にあるときの前記第1の保持状態にて、前記第1の駆動ローラ上に寄りかかった冊子の表紙及び所定数の頁部を前記第1の揺動位置における第1の駆動ローラの裏面側に移動させる潜入位置と前記第1の駆動ローラから離れた待機位置との間で駆動される押圧部材を備えた第2の駆動手段と、
    前記案内部が前記第1の待機位置にあるときの前記第1の保持状態にて、前記第1の駆動ローラに寄りかかった冊子に、前記第1の駆動ローラとは反対側から当接する位置と前記押圧部材を可動とする位置との間に駆動され、かつ前記当接位置にて冊子めくりを行なう第2の駆動ローラを備えた第3の駆動手段と、
    を具備することを特徴とする冊子めくり装置。
  2. 前記第3の駆動手段において、前記第2の駆動ローラの冊子に対する摩擦係数を大きく設定するとともに、トルクリミッターを介して前記第2の駆動ローラに駆動力を動力伝達可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の冊子めくり装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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