JP4624672B2 - シガレット用ハードパックの製造方法及び装置 - Google Patents

Description

この発明は、ヒンジ蓋付きボックス(ヒンジ蓋付きパック)またはシェルとスライドからなるパックのような(ハード)パックの製造方法に関し、前記パックは、(薄い)カードボード製で,パックの内容物、特に内側包装材を伴うシガレットグループ-シガレットブロック-を包囲する外側包装材を備えている。この発明は、前記方法を実施する装置にも関する。

US特許第4,750,607号明細書

US特許第5,979,140号明細書

US特許第4,898,569号明細書 ヒンジ蓋付きボックスは、シガレット包装体の主要タイプとして世界中であまねく使用されている。ボックスパートと、蓋と、カラーとを備えるこのタイプのパックは、比較的複雑な構造をしている。このことは、シェルとスライドを備えるタイプのシガレットパックにも当て嵌まる。両タイプとも薄いカードボードからなっている。

前記タイプの(シガレット)パックの製造機の生産性を向上するためには、製造プロセスを大規模に連続的に実行することが必要である。今日まで使用されてきたヒンジ蓋付きボックスすなわちシェルとスライドを備えるパックの連続生産に関する問題を解決するためのアプローチは今や適切ではない。

この発明の目的は、したがって、ハードパック一般および特にヒンジ蓋付きボックスすなわちシェルとスライドを備えるパックの特に省コスト効果のある連続生産のための対応策を提案することである。

この目的を達成するため、この発明の方法は下記の諸点を特徴とする。
(ａ)外側包装材は、パックユニットとして少なくとも一端部が開放し、横断面が閉じた長方形のシェルを備えるように組み立てられる、
(ｂ)パックの内容物は、薄い壁の中空本体-曲折マンドレル-を用いて別体に組み立てられ、内側包装材は、少なくとも１つの更なるパックパート、特に、カラーすなわちスライドであるように曲折マンドレルの外側に配置されて曲折される、
(ｃ)シガレットグループは、内側包装材とともに曲折マンドレルから押し出され、内側包装材は、底部壁の領域において曲折されて閉じられ、外側面で接する前記更なるパックパートは、このプロセス中連行され、１つの内側パックユニットを形成する。
(ｄ)曲折マンドレルを出た直後、内側パックユニットは、曲折マンドレルに隣り合うシェルとして待機している外側包装材の開放側に押し込まれる、
(ｅ)次いでパックの曲折が完成され、内側包装材の１端部壁の曲折タブが先ず最初に曲折され、次に、スライドすなわち蓋の曲折タブ画曲折される、
したがって、この発明の思想は、２つのパックユニットについてのもの、すなわち、外側包装材と、１つの更なるパックパート(カラーすなわちスライド)を備えるパックの内容物-シガレットのブロックについてのものである。前記シガレットブロックは、これらが、同調的に制御される移送経路に沿って(連続して)移送される間に、調製すなわちあらかじめ別途曲折され、次いでこれらのパックユニットが、移送方向を横断走行する運動によって互いに結合される。その後、この発明によれば、曲折ステップの完了が実行されパックを完成する。

内側のパックユニットは、中空の曲折本体つまり曲折マンドレルを備える曲折タレット上で製造される。内側包装材が調製され、カラーすなわちスライドがその外側に配置される。シガレットのグループは、内側に配置される。他方の外側パックユニットは、ポケット、すなわち、曲折マンドレルと同調して、これと同じ方向に回転する対応するホルダ内で調整される。

１つの特徴は、第１の移動サイクルにいては、内側のパックユニットのサブ領域-カラーすなわちスライドを備えるシガレットブロックだけが、ボックスパートすなわちシェル内に押し込まれ、その後で、-すなわち、曲折マンドレルからの釈放の後-スライドの内側ブランクの曲折-ヒンジ蓋付きボックスの場合-外側包装材の曲折が、パックの内容物がすっかりボックスパートすなわちシェル内に押し込まれる前に完了する点にある。

別の特徴は、カラーすなわちスライドを曲折マンドレルに供給する作業と、このパックパートを曲折する作業によって構成される。
この発明の方法およびこの方法を実施するための装置の更なる細部は、添付図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。

図示の模範具体例は、シガレット用ハードパックの製造に関する。少なくとも１つの外側包装材は、薄いカードボードからなっている。
図１は、シェルとスライドを備えるタイプのシガレットパックを示す。このタイプのパックの場合は、内側ブランク１１内に包まれたシガレットグループ１２を含むシガレットブロック１０が、パックの内側パートすなわちスライド１３内に配置されている。スライド１３は、断面がＵ字状の構造を呈し、スライド壁１４、サイドクロスピース１５、ベースフラップ１６、および、端部フラップ１７を含んでいる。ベースフラップ１６と端部フラップ１７は、それぞれ、つながった、すなわち挿入フラップ１８、１９を備えている。スライド１３は、同様にカードボードからなっている。

シガレットブロック１０とスライド１３から形成される(内側)パックユニットは、外側包装材、すなわちシェル２０内に配置される。これは、横断面が閉じた外側パックユニットであって、両端部が開放し、前部壁２１、後部壁２２、側部壁２３を備えている。連続する製造工程中、２つのパックユニットは、移送され、曲折され、２つの平行な経路内において完成され、そして、横断方向の移動によって結合されてパックを形成する。

第１曲折タレット、すなわち、マンドレルタレット２４は、シガレットブロック１０とスライド１３とを含むパックユニットを調製するという課題を有する。マンドレルユニット２４は、その周囲に分布する複数の曲折マンドレル２５、すなわち、両端部で開放した薄壁の中空本体を有する。どの場合にも、１つのシガレットグループ１２が、横断方向面が長方形の曲折マンドレル２５の内部に収容される。これらのシガレットグループ１２は、１つのエンドレスコンベヤによって、つまり、ポケットチェーン２６によって、マンドレルタレット２４に供給される。周囲セクションの領域においては、ポケットチェーン２６が曲折マンドレル２５と軸方向にアライメントした状態で走行する。シガレットグループ１２は、ポケットチェーン２６のポケットからこの領域における関連する曲折マンドレル２５軸に平行な方向に押し込まれる(US特許第4,750,607)。

マンドレルタレット２４の連続する回転移動につれて、それぞれにシガレットグループ１２を有する曲折マンドレル２５は、ブランクステーション２７の領域に進入する。ブランクステーション２７の領域において、内側ブランク１１は、待機しており曲折マンドレル２５に配置されている。ここでは、内側ブランク１１が、回転方向からわかる通り、曲折タブが、曲折マンドレル２５の後側の側部壁２８上に突出するように配置されており、径方向外側に位置する内側曲折タブが曲折部材２９によって側部壁２８に向かって曲折され、次に、外側曲折タブが、曲折レバー３０によって側部壁２８に向かって曲折される。

曲折レバー３０は、ほぼ径方向に向く曲折脚部３１を備える角度の付いた設計をなしている。曲折脚部３１は、内側ブランク１１の２つの曲折タブを曲折マンドレル２５の側部壁２８に固定する。

曲折タレットすなわちマンドレルタレットが引き続き回転すると、曲折マンドレル２５の自由端部において突出する曲折タブによって形成される内側ブランク１１のベース曲折形成部３２が、正確には従来の曲折部材によって作られる。

その次のスライドステーション３３は、マンドレルタレット２４の移動方向に見られるように、特別な態様で設計されている。このステーションの領域においては、スライド１３を形成するためのブランクが供給されて、曲折マンドレル２５の外側に、すなわち、内側ブランク１１の外側に配置され、シガレットブロック１０とスライド１３を含むパックユニットを形成する。スライド１３用のブランクはブランクマガジン３４から取り出されて、正確にいえば転向ローラ３５によって、水平面から非曲折状態で垂直面内に転向される。これらのブランクは垂直面内で下降される。スライドステーション３３は、垂直面内で回転するマンドレルタレット２４の上方に配置されている。スライド１３用のブランクは、回転運動が継続するに連れて１つの関連する曲折マンドレル２５に径方向に供給される(図４参照)。ブランクを転向させるために、転向ローラ３５には、その外周面に設けられた複数のカウンタローラ３６が充当される。

スライド１３は、次いで、回転方向から明らかなように、１つの境界領域が曲折マンドレル２５、すなわち、内側ブランク１１の前部側部壁３７と接するように、マンドレルタレット２４に移される。スライド１３のブランクは、長手方向の広がりを横断して供給される。前方のサイドクロスピース１５は、回転方向からわかるように、側部壁３７と向き合って接する。移送ローラ３８の対応する設計のために、スライド１３のブランクは、次いで自由にされ、マンドレルタレット２５によって連行されることができる。スライド１３はここで関連する曲折マンドレル２５、主として前方の側部壁３７に、詳細にいえば、押圧部材すなわち、レバー４０に設けられ、対応する制御運動のためにスライド１３のブランクを曲折マンドレル２５すなわち内側ブランク１１の面に保持する押圧ローラ３９によって固定される。

マンドレルタレット２４が更に移動すると、スライド１３は、知られた曲折部材によって曲折マンドレル２５の周囲で曲折される。移送方向に見られるように、後方に突出する脚部が、曲折ホイール４１(図４の左側)によって後方の側部壁２８と向き合って曲折される。この場合、曲折レバー３０は、曲折脚部３１が持ち上げられサイドクロスピース１５が曲折されるように短時間の間付勢される。曲折脚部３１もまた、曲折レバー３０によって固定される。

マンドレルタレット２４が更に回転すると、スライド１３のベースフラップ１６が、関連する挿入フラップ１８を含めて曲折される。曲折マンドレル２５で形成される内側パックユニットはこうして完成される。

外側のパックユニットは、調整済みの同調態様においてではあるが、別体に調製される。この他方のパックユニットは、マンドレルタレット２４に対してオフセットされた関係にある平行な直立面内で調整されるシェル２０である。この目的で、既製の圧潰されたシェル２０が、シェルマガジン４２から取り出されて、シェルタレット４３によって中間タレット４４に供給される。シェルタレット４３は、ほぼ径方向に向く横断面を備える複数の外周面に配置された平坦な接触面４５を有する。シェル２０は、いずれも、大きな表面積の壁を介して、正確には、(図示されない)吸着ボアによって、接触面４５に保持されている。

中間タレット４４は、シェル２０用のマウントとしてのポケット４６を有する。シェル２０は、中間タレット４４に移送されると、３次元の形状へと直立される。このシーケンスは図５からわかる。ポケット４６は、移動可能な、すなわちピボットすることができる横断方向のポケット壁４７、４８を有する。１つのシェル２０を受け入れるために空のポケット４６が供給されると、ポケット壁４７、４８は、(図５の底位置における)拡開位置に位置する。シェルタレット４３と中間タレット４４の互いに対する移動は、シェル２０の前部曲折縁４９が、移動方向に見て、回転方向からわかるように、ポケット４６の前部ポケット壁４７と向き合って移送されるように、制御および/または選択される。シェル２０の後側で対角線上に反対側に位置する曲折縁５０は、他方の後続ポケット壁４８によってグリップされる。シェル２０は、一体に移動するポケット壁４７、４８のために起立される。

ポケット４６は、僅かに湾曲したベース５１を備えており、シェル２０は、その前部壁２１または後部壁２２を介して前記ベースと接する。ポケット４６の軸方向には、シェル２０とアライメントする端部ホルダ５２も設けられている。

中間タレット４４は、シェルを別のタレット、つまり、ポケットタレット５３に移送する。ポケットタレット５３は、マンドレルタレット２４に対して対をなす他方を構成しており、マンドレルタレット２４と同軸に設けられ、これと同調して連続回転しつつ駆動される。特に、マンドレルタレット２４とポケットタレット５３は、US特許第5,979,140号明細書と似た態様の２つのサブタレットを具備するタレットユニットとして設計される。

ポケットタレット５３は、その外周に沿って、シェル２０のためのマウントすなわちシェルポケット５４を備えている。２つのホルダ、つまり、曲折マンドレル２５とシェルポケット５４は、エンドレスの、すなわち、円形の移動経路に沿って移送され、曲折マンドレル２５は、いずれも正確にアライメントされた態様で、これに向き合って離間した関連するシェルポケット５４を備えている。２つのタレット２４と５３が回転するに連れて、もしも適切ならば、曲折と変位の運動が実行される。シェルは、シェルポケット５４がシェルが軸に平行な方向に格納される位置に配置されるように、中間タレット４４から移動される。シェル２０は次に、シェルポケット５４と曲折マンドレル２５の中間の領域にある受け入れ位置に保持される(図６、７参照)。待機シェルは、シェルポケット５４の軸に平行な移動を介して受け入れられる。

スライド１３が、図８にしたがって、曲折マンドレル２５の領域において曲折されるとき、すなわち、挿入フラップ１８がシガレットのブロック１０と接するが、端部フラップ１７は展張されており未だ曲されていないとき、２つのパックユニットが互いに供給される。このことは、シェル２０のホルダすなわちシェルポケット５４が軸に平行な方向に、つまり、移送方向を横断して曲折マンドレル２５の方向に向かって移動されて図6から図９に移る態様で発生する。この位置において、シェルポケット５４は、対面する曲折マンドレル２５の自由端部から比較的小距離だけ離間される。シェルポケット５４は、曲折マンドレル２５に向く側が開放されているので、シェル２０は、曲折マンドレル２５と対面する自由な開口部を有する。その反対側において、シェルポケット５４は、支持部材５５に配置されており、支持部材５５は、一部がポケットタレット５３に接続される。シェルポケット５４は更に、径方向内側の支持壁５６と、その反対側に位置する短い外側壁５７を含む。シェル２０の前部壁２１と後部壁２２は、支持壁５６と外側壁５７と向き合って接する。シェルポケット５４の内部におけるシェル２０の正確な位置は、頂部と底部のストッパ５８によって保証されており、これらのストッパは、対をなして、支持壁５６と外側壁５７の内側に設けられている。シェル２０は、これらのストッパと向き合って接する。

シェル２０を収容するシェルポケット５４が、曲折マンドレル２５と隣り合う位置において、他方のパックユニットがシェル２０内に押し込まれる。押圧部材５９が、曲折マンドレル２５の内部においてこの目的で機能し、前記押圧部材が、シガレットのグループ１２をその自由な面でグリップしてこれを曲折マンドレル２５の外へ押し出す。この場合、曲折マンドレル２５の外側で曲折される内側ブランク１１と一部が曲折されたスライド１３もまた、曲折マンドレル２５から引き出される。このパックユニットは、この工程で開放シェル２０内に押し込まれる(図８、図９参照)。

シェル２０内には、シェルポケット５４に接続されて押圧ロッド６１を介して移動されることが可能な安定部材６０が配置されている。シェル２０の断面を大きく充填するこの安定部材６０は、先ず最初に、シェル２０の自由端部まで移動される。曲折マンドレル２５から押し出されることによって供給される前記ユニットが、先ず最初に、スライド１３のベースフラップ１６を介してこの安定部材６０と対向して接触する(図６、図７参照)。スライド１３のこの領域、すなわち、ベースフラップ１６と挿入フラップ１８は、このようにして、パック用の適切な形状をなして固定される(図７参照)。

いずれの場合にも、１つの案内部材、すなわち、幅の狭い薄壁のガイドクロスピース６２が、安定部材６０の両側に設けられている。これらのガイドクロスピースは、曲折マンドレル２５の方向に僅かに広がるように設計される。これらは、シガレットのブロック１０と対向して接する位置においてスライド１３の２つのサイドクロスピース１５をグリップして保持する機能を果たす。

安定部材６０は、曲折マンドレル２５からシェル２０内に供給されるパックユニットに一致して、シェル内に、正確に言えば、シガレットブロック１０とスライド１３の大部分がシェル２０内に配置される位置に格納される(図９参照)。更に、シェルポケット５４は、スタート位置、すなわち、曲折マンドレル２５からは比較的大きい距離にあるスタート位置に復帰する(図１０参照)。

この位置において、先ず最初に内側ブランク１１の曲折が、次いでスライド１３の曲折が完了する。図１０の位置においては、内側の端部曲折タブはすでに曲折されている。端部壁の長手方向の曲折タブ６３は軸と平行な態様をなしている。ポケットタレット５３が回転するに連れて、長手方向曲折タブ６３を次々に曲折して、図１に見られるシガレットブロック１０の典型的な端部曲折形態を形成するために、知られた構造の曲折部材が使用される。その次に、スライド１３の端部領域、すなわち、端部フラップ１７と、これに続く位置にある挿入フラップ１９が、詳細にいえば、パックまたはシェルポケット５４の移動経路内に固定された態様で配置されている曲折転換部材６４によって曲折される(図１１参照)。シガレットブロックとスライド１３とからなるユニットは、次に、正確にいえば、曲折タレット２５の方向に移動されるシェル２０を備えるシェルポケット５４によってシェル２０内に押し込まれ、シガレットブロック１０とスライド13は、曲折転換部材６４上に保持される。完成したシガレットパックは、次いでポケットタレット５３から取り出しコンベヤ６５に放出される。

ヒンジ蓋付きボックスタイプのシガレットパック(図２)は、類似の態様で製造される。典型的なヒンジ蓋付きボックスは、ボックス部７０と蓋７１を形成するための一続きのブランク６９を含む。この場合は別体のブランクを含むカラー７２がボックス部７０内に固定される。このカラーは、カラーの前部壁７３とカラーのタブ７４、７５を介してシガレットブロック１０の頂部を包囲する。カラー７２は、Ｕ字状に曲折され、２つのカラータブ７４、７５は、側部壁の領域に配置される。

ヒンジ蓋付きボックス用の典型的なブランク６９は、特に、図１４ａ)から把握することができる。したがって、細長いブランクの中央部には、前部壁７６、ベース７７、後部壁７８、蓋の後部壁７９、端部壁８０、蓋の前部壁８１、蓋の内側タブ８２が、曲折線でマークされる連続ゾーンとして形成される。外側の側部タブ８３、内側の側部タブ８４、ベースのコーナタブ８５、(外側の)蓋の側部タブ８６、(内側の)蓋の側部タブ８７、および、蓋のコーナタブ８８が、ブランク６９の両側に延出する。

このように設計されたヒンジ蓋付きボックスは、前記のブランクが１つのパックユニットを形成し、内側ブランク１１を備えるシガレットグループ１２、つまり、カラー７２を備えるシガレットブロック１０が第２のパックユニットを形成するように製造される。これらの２つのパックユニットは、作業工程は同調され制御されているけれども、互いに別々に製造または調製されて、互いに結合される。製造または調製は、円形の移動経路に沿った連続移送中に行われる。

２つのパックユニットの曲折ステップの時系列は、図１４に概略的に示されており、同時に実行されるステップが、互いに向かい合って配置されている。先ず最初に、ブランクの蓋の内側タブ８２が折り重ねられる(図１４のｂ))。横断方向の曲折タブ、すなわち、内側の側部タブ８４、８７およびコーナタブ８５、８８が次に起立される。ベースのコーナタブ８５が付随的に横断方向位置、つまり、パックに対応する位置に曲折される(図１４のｃ))。(図１４のｄ))によれば、ブランクの一部、すなわち、前部壁７６と側部タブ８３を伴うベース７７が１つの脚部として起立される。この脚部は次に、それが起立した内側側部タブ８４とベースのコーナタブ８６と接するまで再度折り重ねられる。外側の側部タブ８３は、次いで、それらが内側の両側部タブ８４と接するまで曲折される(図１４のｆ))。これは、一方すなわち頂部、言い換えればボックス部７０が開いたシェル状のパック部を製造する。次に、シガレットブロック１０とカラー７２からなるユニットが、一部ずつこのボックス部に押し込まれる(図１４のｊ))。最後の曲折ステップが実行され終わると、内側パックユニットは、大体において曲折され終わったヒンジ蓋付きボックス内に押し込まれる。ヒンジ蓋付きボックスは、次いで、蓋７１の領域における更なる曲折ステップによって完成される-図１４ｋ)〜１４ｍ)参照。

２つのパックユニットは、平行な移動経路の領域において調製される。カラー７２を備えるシガレットブロック１０は、移送され、曲折タレット、すなわち、マンドレルタレット２４によって曲折される。マンドレルタレット２４は、図３、図４のマンドレルタレット２４と類似した態様で設計されている。この場合、スライドステーション3３の代わりにカラーステーション８９が、マンドレルタレット２４の上方に形成され、これが垂直面内を回転する。カラーステーションの領域には、カラー７２の非曲折ブランクがカラーコンベヤ９０に供給され、スライド１３と似た態様で径方向にマンドレルタレット２４に移動され、曲折マンドレル２５または内側ブランク１１の面に配置される。前側カラータブ７４は、カラー７２の移送方向に見て、マンドレルタレット２４の移送方向に見るように、曲折マンドレルの前側側部壁と向き合って配置され、移動可能な保持部材、すなわち、押圧ローラ３９によって、この位置に固定される。カラー７２は、その後、曲折ホイール４１を含む別の曲折部材によって内側ブランク１１または曲折マンドレル２５の周囲にＵ字状に折り重ねられる(図１５参照)。マンドレルタレット２４の領域における全製造すなわち曲折ステップは、図１４ｂ)〜１４ｈ)に時系列をなして概略的に図示されている。

外側のパックユニット、すなわち、ヒンジ蓋付きボックスのブランクは、多数の領域で曲折され、ブランクは、複数のコンベヤすなわちタレットを通過し、これらの領域において個別の曲折ステップが実行される。この装置が、図１３に全体として概略的に示されており、内側のパックユニットが、マンドレルタレット２４によって規定される第１の作業平面で製造され、外側のパックユニットが、第２の作業平面で製造される。前記第２の作業平面は、第１の作業平面に平行で、これとはオフセットされた関係にあり、多数の連続タレットによって、最終的にポケットタレット５３(図１９)によって決定される。

ヒンジ蓋付きボックス用のブランクは、連続材料ウエブ９１として供給され、ブランクは、(例えば、US特許第4,898,569号明細書のように)材料ウエブの横断方向を向いている(図１６参照)。材料ウエブ９１の上に向かう移送セクションの領域において、蓋の内側タブ８２は、知られた固定曲折部材によって連続して曲折される。１つのモニタ部材９２が蓋の内側タブ８２の正確な曲折をモニタする(図１２参照)。

第１のタレット、すなわち、切断タレット９３の領域において、図１４ａ)の個別のブランクは、材料ウエブ９１から次々に切断される。この目的で、切断タレット９３は、材料ウエブ９１および/または個別のブランク用の保持部材を有する。これらは、各場合に１つのブランクに充当されるホルダ９４である。これらのホルダは、径方向外側を向く側に、各場合に１つのブランクをグリップして保持するための吸着部材９５を有する。ブランク６９を材料ウエブ９１から切断するために、切断部材、すなわち、切断ローラ９６、９７が切断タレット９３と協働する。これらの切断ローラは、ブランクの幅に相当する距離だけ、切断タレット３３の外周方向において互いに離間されている。切断ローラ９６、９７は、それぞれ、ブランクをホルダ９４に押圧する(図１６参照)。２つの切断ローラは回転速度が異なるので、第２の切断ローラ９７は、切断ローラ９６よりも大きい周速度を備えており、該当する前側ブランクが、材料ウエブ９１から切断され、次いでホルダ９４によって連行される。

個別のブランク６９は、切断タレット９３から後続のタレット、つまり、第１の曲折タレット９８に移送される。第１曲折タレットは、各場合に、タレットポケット９９を介して１つのブランクを受け入れる。図１４ｃ)〜図１４ｆ)に描かれた曲折ステップは、ブランクが、この曲折タレット９８を介して移送されるときに実行される。

こうして、大体において曲折されたブランク６９は、次に、第１曲折タレット９８から第２曲折タレット１００に移送される。この移送の間に、側方を向いている外側側部タブ８３は、内側の側部タブ８４と向かい合って接するように折り重ねられる。

曲折タレット１００は、図１４ｇ)の曲折位置において、マンドレルタレット２４と同軸に配置されたポケットタレット５３にブランク６９を供給する(図１９)。このポケットタレットは、-図３〜図１１までの模範具体例と同様な態様を呈する-ブランクポケット１０１を備え、これらのブランクポケットは、軸に平行な向きに変位することができ、格納されたスタート位置において第３の作業平面を形成する。

曲折タレット９８、１００の構造と機能は、図１６、１７、１８、１９に概略的にのみ示される。曲折ステップは、特に、１つのタレットから他方のタレットに移送される間に実行される。図１６は、切断タレット９３の領域においてはフラットであるブランクが、それらが曲折タレット９８のポケット９９によって受け入れられるときに曲折される、詳しくは、横断方向曲折タブが、横断方向ポケット壁１０２により、図１４ｃ)にしたがって起立される。この曲折ステップが行われる間、最初は径方向外側に向かって移動するポケットベース１０３が、径方向内側に向かって移動され、すなわち、曲折作業が進むに連れて、タレットポケット９９の方に移動される。タレットポケット９９は、軸方向において、蓋と前部壁７６の領域がグリップされないような寸法に決められている(図１４ｃ))参照)。図１６の矢印方向に移動する間に、第１の曲折ステップで起立されたベースコーナタブ８５は、横断方向に配置される(図１４ｄ))参照)。

ブランク６９が第１の曲折タレット９８を経て移送されるに連れて、知られた固定曲折手段が先ず最初に利用されて、ベース７７、前部壁７６、および前部壁に接続する曲折タブからなるブランクの一部が起立され(図１４ｅ)参照)、次に、ブランクのこの部分が、後部壁７８にほぼ平行な位置に曲折される(図１４ｆ)に示される位置)。ブランクは次に、第２曲折タレット１００に移送される。この移送ステップにおいて、今度は、横断方向タブすなわち外側の側部タブ８３が、正確にいえば、パック用の適切な位置に曲折される。この位置とは、図１４ｇ)にしたがう位置である。移動可能な、つまり、ピボット可能なポケット壁１０４は、(曲折された)ブランクがブランクポケット１０１内に導入されるときに有効である。これらのポケット壁は、ブランクの移送ステップが行われる間に、互いに対して展開されて離間した外側に向かって広がる位置(図１７、図１８)から、閉じた平行な位置へと移動される。２つの側部タブ８３は、このプロセスにおいて次々に曲折される。図１４ｇ)の大体において完了したブランクの形成プロセスにおいて、ブランクは、一定の形状に曲折されたボックス部７０とともに主タレットすなわちポケットタレット５３に移送される。

この模範具体例の場合もまた、ポケットタレット５３が、マンドレルタレット２４を備えるタレットユニットを形成する。ポケットタレット５３は、パックすなわち曲折されたブランクのための２つの補助的なオフセットされた拘束部材を備えている。(第２の)作業面において、拘束ジョー１０６の対が各ブランク用に提供される。これらの拘束ジョーは、図１４ｇ)の曲折位置において、詳細には、ボックス部７０および蓋７１の互いに対向する両側部壁の領域において、曲折タレット１００から供給されるブランクをグリップする。パックポケット１０７は、ポケットタレット５３の外周面に設けられている。正確にいえば、パックポケット１０７は、隣接するマンドレルタレット２４の曲折マンドレル２５と軸と平行な方向にアライメントされている(図２０、２１参照)。パックポケット１０７と曲折マンドレル２５は、このように、同一半径の２つの円周面に設けられている。パックポケット１０７は、軸に平行な向きに、正確に言えば、第３の作業面に対応するそのスタート位置(図２０、２１)から、図２２、２３に対応する曲折されたブランクを受け入れる位置(第２の作業面)に移動されることができる。この場合、曲折されたブランクすなわち(空の)パックは、第１例においては、拘束ジョー１０６によって保持される(図２０、２１参照)。拘束ジョー１０６は、ピボット可能な態様で、詳細にいえば、所望の運動性能を考慮して長さが異なっており、互いにほぼ平行にピボットすることができる複数の比較的長いピボットアーム１０８、１０９にマウントされている。拘束ジョー１０６を含むブランクすなわちパックに向くピボットアーム１０８、１０９の領域は、Ｕ字状に設計され、ほぼ中央のアパーチャ１１０を形成する。

ブランク/パックは、図２０、２１の位置に保持されているので、それらは、パックポケット１０７によって受け入れられ、ポケット１０７によって軸に平行な方向に移動される。パックポケット１０７は、径方向内側のベースプレート１１１と、フィンガ状のサイドガイド１１２と、径方向外側のトップガイド１１３からなっている。ベースプレート１１１とトップガイド１１３は、(径方向内側の)後部壁７８と径方向外側の前部壁７６の領域に互いに向かい合って位置する。ベースプレート１１１は、蓋の後部壁７９の領域内に延出し、他方、トップガイド１１３は寸法が小さい。側部タブ８３、８４-接着によって未だ互いに接続されていない‐は、サイドガイド１１２によってグリップされる。サイドガイド１１２は、パックポケット１０７が移動されるので２つの拘束ジョー１０６の溝状の凹部１１４(図１９)内に進入する。パックすなわちブランクが一旦パックポケット１０７によって受け入れられると、拘束ジョー１０６は、互いから離間して自由なパックすなわちブランク６９へと移動されることができる。

２つのパックユニットを結合する作業が次に始まる。この目的で、正確には、カラー７２を含む内側のパックユニットが、図３〜図１１の模範具体例に関連して説明したような態様で曲折マンドレル２５から押し出される。蓋７１の未だ曲折されていない部分、すなわち、蓋の後部壁７９、端部壁８０、および、蓋の内側タブ８２を備える蓋の前部壁８１は、事前に径方向内側において変形されてファンネル状の位置を形成する(図２３参照)。更に、横断方向の曲折タブすなわち蓋のコーナタブ８８は、同様に、斜めに向くファンネル状の位置をなして形成される(図２２)。接着によって未だ互いに接続されていない側部タブ８３、８４は、互いに対し僅かに移動されるので、ボックス部７０は、前部壁７６の斜めの配置によって、開放側の方向に僅かにファンネル状を呈する態様で開いている。パックポケット１０７の上部壁すなわちトップガイド１１３は、したがって、内側がベベル状をなしている。シガレットブロック１０は、したがって、押圧部材５９によってパック内に押し込まれることができる。正確にいえば、シガレットブロックの一部が、その端部領域を露出した態様で押し込まれる(図２４参照)。軸に平行な方向を指向するシガレットブロック１０の端部曲折形成部の曲折タブすなわち長手方向の曲折タブ６３が、タレットの引き続く回転運動の結果として次に曲折されることができ、シガレットブロック１０の端部曲折の形成は、このプロセスで完了する。蓋７１の未だ曲折されていない部分つまり、端部壁８０と蓋の前部壁８１は、図１４ｌ)の閉じた位置に曲折される。この目的で、角付きの断面を備える固定されたレール状の曲折部材１１５が利用される(図２６参照)。

ヒンジ蓋付きボックスのボックス部７０は、同様にして完成される、すなわち、ファンネル状の開放位置(図２３)から、側部タブ８３と８４の完全な重なりを伴うパック用に適切な位置へと曲折される。更には、接着剤によって互いに接続しようとする曲折タブが次に対応接着エリアの活性化によって互いに接続される。この目的で、(工業的な)製造過程において、接着剤によって互いに接続しようとする曲折タブの領域において、ブランク６９に加熱および/または加圧その他の方法の作用による活性化により活性化および/または再活性化されることができる接着剤のエリアが付与される。例えば、関連する曲折タブには、ホット-メルト型接着剤が付与される。パックの完成(図２６)に続いて、関連する曲折タブが、活性化される接着剤のエリアによって互いに接続される。

最後に説明した曲折ステップは、格納された、言い換えれば、第３の作業平面内に格納されたパックポケット１０７によって実行される。この位置において、パックポケット１０７は、曲折マンドレル２５から比較的大きな距離だけ離間される(図２４〜図２６)。更には、一旦長手方向曲折タブ６３が曲折されると、シガレットブロック１０は、パック内すなわちボックス部７０内に押し込まれる(図２５)。蓋７１は次に完成される。

完成したパックは、取り出しコンベヤ１１６によって受け入れられて運び去られる。ここでのプロセスは、以下のようである。完成したパックは、パックポケット１０７の曲折マンドレル２５と対面する位置(中央作業平面)への軸に平行な移動によって拘束ジョー１０６に戻される。ピボットアーム１０８、１０９の対応する移動によって、拘束ジョーはパックポケット１０７の側方に向かって移動される。パックポケット１０７が図２０、２１の位置に格納されるので、完成したパックは、拘束ジョー１０６に戻される。星型の移送コンベヤ１１７が次いで拘束ジョー１０６のアパーチャ１１０内に進入することによってパック１０を受け入れることができ、パック１０を取り出しコンベヤ１１６に供給する。

スライドが開いているシェルとスライドを備えるタイプの(シガレット)パックの斜視図。 蓋が開いているヒンジ蓋付きボックスタイプの(シガレット)パックの斜視図。 シェルとスライドを備えるタイプのパックを製造する装置の概略的側面図。 図３の装置の細部の拡大図すなわちスライドが供給されて曲折される作業を示す。 シェルが直立されて曲折タレットに供給される間の局面を示す。 ２つのパックパートが一体化されつつある２つの平行な曲折タレットのホルダの平面図。 図６の細部を側面図および/または径方向断面図で示す図。 図６、７の細部の異なる移動位置を図７に対応する側面図で示す図。 図８と同趣旨の図。 図８と同趣旨の図。 図８と同趣旨の図。 ヒンジ蓋付きボックスを製造する図３に類似した装置を示す。 図１２の装置の最も重要な部材の概略的斜視図。 図１４のａ)〜ｍ)は、ヒンジ蓋付きボックス製造中の連続する曲折および製造ステップの斜視図である。 ヒンジ蓋付きボックスのための１つの内側パックユニットを製造するための曲折タレットの細部すなわち一部を示す図。 ヒンジ蓋付きボックスのブランクを調製するための２つの連続するタレットの略図の側面図。 ヒンジ蓋付きボックスの一部が曲折されたブランクを移送中の２つの連続するタレットのサブ領域の概略的側面図。 図１７と同趣旨の図。 ヒンジ蓋付きボックスの一部が曲折されたブランクを移送中の主要タレットのサブ領域を含む２つのタレットの細部の概略的側面図。 主要タレットの細部の平面図すなわち径方向の図であって、反対側に配置された曲折マンドレルを伴うポケットを示す。 図２０の細部の側面図。 互いに異なる位置に配置された部材を備える図２０と類似した図。 図２２の細部の側面図。 位置を異にする、すなわち、異なる曲折ステップについての図２１、２３に類似した図。 図２４と同趣旨の図。 図２４と同趣旨の図。

符号の説明

１０…シガレットブロック、１１…内側ブランク、１２…シガレットグループ、１３…スライド、１４…スライド壁、１５…サイドクロスピース、１６…ベースフラップ、１７…端部フラップ、１８…挿入フラップ、１９…挿入フラップ、２０…シェル、２１…前部壁、２２…後部壁、２３…側部壁、２４…マンドレルタレット、２５…曲折マンドレル、２６…ポケットチェーン、２７…ブランクステーション、２８…側部壁、２９…曲折部材、３０…曲折レバー、３１…曲折脚部、３２…ベース曲折形成部、３３…スライドステーション、３４…ブランクマガジン、３５…転向ローラ、３６…カウンタローラ、３７…側部壁、３８…移送ローラ、３９…押圧ローラ、４０…レバー、４１…曲折ホイール、４２…シェルマガジン、４３…シェルタレット、４４…中間タレット、４５…接触面、４６…ポケット、４７…ポケット壁、４８…ポケット壁、４９…曲折縁、５０…曲折縁、５１…ベース、５２…端部ホルダ、５３…ポケットタレット、５４…シェルポケット、５５…支持部材、５６…支持壁、５７…外側壁、５８…ストッパ、５９…押圧部材、６０…安定部材、６１…押圧ロッド、６２…ガイドクロスピース、６３…長手方向曲折タブ、６４…曲折転換部材、６５…取り出しコンベヤ、６９…ブランク、７０…ボックスパート、７１…蓋、７２…カラー、７３…カラー前部壁、７４…カラータブ、７５…カラータブ、７６…前部壁、７７…ベース、７８…後部壁、７９…蓋の後部壁、８０…端部壁、８１…蓋の前部壁、８２…蓋の内側タブ、８３…外側の側部タブ、８４…内側の側部タブ、８５…ベースのコーナタブ、８６…(外側の)蓋の側部タブ、８７…(内側の)蓋の側部タブ、８８…蓋のコーナタブ、８９…カラーステーション、９０…カラーコンベヤ、９１…材料ウエブ、９２…モニタ部材、９３…切断タレット、９４…ホルダ、９５…吸着部材、９６…切断ローラ、９７…切断ローラ、９８…保持タレット、９９…タレットポケット、１００…曲折タレット、１０１…ブランクポケット、１０２…ポケット壁、１０３…ポケットベース、１０４…ポケット壁、１０５…ベースホルダ、１０６…拘束ジョー、１０７…パックポケット、１０８…ピボットアーム、１０９…ピボットアーム、１１０…アパーチャ、１１１…ベースプレート、１１２…サイドガイド、１１３…トップガイド、１１４…凹部、１１５…曲折部材、１１６…取り出しコンベヤ、１１７…移送コンベヤ、

Claims (8)

1. シガレットグループ(１２)と内側ブランク(１１)とを含み、スライド（１３）内に位置し、シェル（２０）により囲まれている、シガレットブロック(１０)のためのシェルとスライドからなるパックの製造装置であって、下記の（ａ）〜（ｄ）を特徴とする製造装置。
   （ａ）曲折タレットであるマンドレルタレット（２４）は、シガレットブロック（１０）とスライド（１３）とからなる内側パックユニットを製造するために、円周に沿って配置された、軸に平行な複数個の曲折マンドレル（２５）を備え、シガレットグループ（１２）は、曲折マンドレル（２５）に収容され、内側ブランク（１１）とスライド（１３）のブランクは曲折マンドレル（２５）のシガレットグループ（１２）の外側に配置されて曲折される。
   （ｂ）ポケットタレット（５３）が、マンドレルタレット（２４）に関してオフセットされた面内に配置され、そして、直立シェル（２０）のそれぞれを収容するためのシェルポケット（５４）を周囲に沿って備える。
   （ｃ）マンドレルタレット（２４）とポケットタレット（５３）は、同軸に配置されているために連続してかつ同調して動くことができる。
   （ｄ）ポケットタレット（５３）のシェルポケット（５４）は、マンドレルタレット（２４）の曲折マンドレル（２５）に向かう軸と平行な方向に配向され、内側のパックユニットであるシガレットブロック（１０）とスライド（１３）は、曲折マンドレル（２５）で形成され、軸に平行な変位によって曲折マンドレル（２５）から押出され、ポケットタレット（５３）の領域に待機するシェル（２０）内に押し込まれる。
2. マンドレルタレット（２４）の曲折マンドレル（２５）の領域で形成される内側パックユニットは、曲折マンドレル（２５）から引き出されて、曲折マンドレル（２５）内に進入する押圧部材（５９）によってシェル（２０）内へ押し込められ、シェルポケット（５４）は、内側パックユニットを曲折マンドレル（２５）から受け取り、軸に平行な方向に移動して、関連する曲折マンドレル（２５）からの距離を減らすことができる点を特徴とする請求項１記載の装置。
3. スライド（１３）のブランクは、マンドレルタレット（２４）の上方に配置されたスライドステーション（３３）の領域において下方または径方向にマンドレルタレット（２４）に供給されることができ、サイドクロスピース（１５）を介して、マンドレルタレット（２４）の回転方向から見て、曲折マンドレル（２５）の前方側部壁（３７）と向き合って配置される点、および、更に別の２つの折り曲げ過程において、スライド壁（１４）が曲折マンドレル（２５）の径方向外側で折り曲げることができ、そして、別のサイドクロスピース（１５）が曲折ホイール(４１)によって曲折マンドレル（２５）の後方側部壁(２８)に折り曲げられることができる点を特徴とする請求項１記載の装置。
4. 予め組み立てられたシェル(２０)が、シェルタレット(４３)を介してフラットな、つぶれた姿勢で移送されることができ、そして、それらが、中間タレット(４４)に移送されると、移送方向から見て、シェル（２０）の前部曲折縁（４９）が、中間タレット（４４）のポケット壁（４７）に接触すると圧力が、対角線上反対側の後部曲折縁（５０）に伝達されて、直立することができる点を特徴とする請求項１記載の装置。
5. 直立されたシェル（２０）は、ポケットタレット（５３）のシェルポケット（５４）に収容され、前記シェル（２０）は、ストッパー（５８）によって、隣接する曲折マンドレル（２５）に関し開いているシェルポケット（５４）内に配置される点を特徴とする請求項１記載の装置。
6. シェルポケット（５４）の中央には押圧ロッド（６１）を持つ安定部材（６０）が配置されており、前記内側パックユニットであるシガレットブロック（１０）を伴ったスライド（１３）は、出発位置で前記安定部材（６０）と向き合って接しつつ、前記内側パックユニットは、その一部がシェル（２０）から突出する一部の領域を有するように前記シェル（２０）内に押し込められる点を特徴とする請求項５記載の装置。
7. 端部フラップ（１７）と挿入フラップ（１９）とからなるスライド（１３）の一部が、ポケットタレット（５３）が回転するにつれて固定された曲折部材である曲折転換部材（６４）によって、その一部がシェル（２０）から突出したままスライド（１３）として折り曲げられる点、および、スライド（１３）の完成に引き続いて、前記スライド（１３）はシェル（２０）内にすっかり押し込まれて、安定部材（６０）は同時に後退する点を特徴とする請求項１記載の装置。
8. シェルポケット（５４）は、径方向内側の支持壁（５６）と前記支持壁に向き合う外側壁（５７）とからなる点、および、径方向ガイドクロスピース（６２）は、スライドのサイドクロスピース（１５）を固定するために安定部材（６０）に配置される点を特徴とする請求項５記載の装置。

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