JP4624219B2 - 電子写真捺染用トナーおよび電子写真捺染方法 - Google Patents

電子写真捺染用トナーおよび電子写真捺染方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真捺染用トナーおよび電子写真捺染方法に関する。
捺染法は、糸、編織物、二次製品等色々な形態の繊維品に適用され、版形式および機械操作によって凹版を用いるローラ捺染、孔版によるスクリーン捺染、型紙捺染が主流である。スクリーン捺染には手工捺染、半自動スクリーン捺染機、自動走行スクリーン捺染機による捺染、フラット型およびロータリー式自動スクリーン捺染機による捺染などがある。しかし、ローラ捺染は、金属ローラに図柄を彫刻する工程が煩雑でローラの取り扱い等も大変であり、スクリーン捺染は、スクリーンの製造に時間がかかり、捺染作業に手間がかかる等の問題があった。また、ロータリー式自動スクリーン捺染もスクリーンの製作、ローラの彫刻等に時間がかかる等の問題があった。このように従来からの捺染法はその製作工程が煩雑で、出来上がりまで長期間費やされるため、簡便な捺染法が望まれていた。
近年、従来の彫刻製版工程を省略し、短期間で製作が可能なインクジェットを用いた捺染方法として、特許文献1〜5に開示されたような技術が提案されている。しかし、インクジェットによる捺染方式は、濃度を上げることができない、捺染していくうちに濃度が変化してしまう等の欠点があった。
これらの問題を解決するため、電子写真方式を用いた捺染方法が最近開発されている。この方法は、感光体上に静電潜像を形成し、トナーを付着させ、これを布類に転写し、熱によりトナーを定着させるものである。しかし、例えば特許文献6〜7に開示された電子写真方式による捺染方法は乾式トナーを用いたものであり、トナー層厚が厚いため、肌触りが良くない、樹脂により物理的に繊維に付着させているため、摩擦堅牢度、耐洗濯特性が劣る等の問題があった。
液体トナーを用いた電子写真方式による捺染法は、特許文献8〜9等に提案されている。これは、昇華染料を用いた液体トナーをイオン流により現像し、図柄を転写物に印刷し、これを布類に重ね合せ昇華熱転写するものである。この方法は、肌触り等も自然で、簡便な方法であるが、カラーの場合、2色目に重ねた濃度が出にくい、耐洗濯性に劣る等の欠点があった。また、布の裏面までトナーが染込まず、両面捺染する必要があった。加えて作業が煩雑で、布に転写後、不要になった紙(転写物)がムダになるなどの問題があった。
特開平10−195776号公報 特許第2995135号公報 特開2003−96340号公報 特開平7−278482号公報 特開平8−226083号公報 特開平5−27474号公報 特開平5−33275号公報 特開平9−73198号公報 特開平10−239916号公報
本発明の目的は、帯電特性、分散性が良好で、色特性が優れ画像濃度が高い電子写真捺染用トナーを提供することである。また本発明の別の目的は、当該電子写真捺染用トナーを用い、捺染の作業性を大幅に効率化し、オンデマンド性を持たせた、ムダのない電子写真捺染方法を提供することである。
本発明は、以下のとおりである。
1)着色剤を分散させたトナー粒子からなるとともに、電子写真方式により捺染布に捺染するための電子写真捺染用トナーにおいて、前記着色剤が、下記一般式(1)で表される(i)〜(v)の染料のいずれか、又は下記一般式(2)で表わされる(vi)〜(x)の染料のいずれかを含有することを特徴とする電子写真捺染用トナー。
一般式(1)
Figure 0004624219
Figure 0004624219
Figure 0004624219
Figure 0004624219

2)上記1に記載の電子写真捺染用トナーを、体積抵抗10Ω・cm以上の高抵抗低誘電率の担体液中に分散させてなることを特徴とする液体電子写真捺染用トナー。
3)前記染料の純度が80〜100%であることを特徴とする上記2に記載の液体電子写真捺染用トナー。
4)前記担体液が、沸点100〜350℃の脂肪族飽和炭化水素であることを特徴とする上記2)または3)に記載の液体電子写真捺染用トナー。
5)前記トナーが、樹脂を含有してなり、前記樹脂の少なくとも一部がアルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂であることを特徴とする上記2)〜4)のいずれかに記載の液体電子写真捺染用トナー。
6)前記アルカリ可溶性または水溶性樹脂の酸価が0〜2000mg/KOHであることを特徴とする上記5)に記載の液体電子写真捺染用トナー。
7)前記トナーのζ電位の絶対値が10〜200mVであることを特徴とする上記2)〜6)のいずれかに記載の液体電子写真捺染用トナー。
8)前記トナー粒子の平均粒径が0.1〜5μmであることを特徴とする上記2)〜7)のいずれかに記載の液体電子写真捺染用トナー。
9)静電潜像を感光体上に形成し、上記1)〜8)のいずれかに記載のトナーを用いてトナー像を現像後、転写ローラで圧力をかけ、前記トナー像を捺染布に転写させることを特徴とする電子写真捺染方法。
10)静電潜像を感光体上に形成し、上記1)〜8)のいずれかに記載のトナーを用いてトナー像を現像後、前記トナー像を中間転写体に1次転写し、続いて1次転写したトナー像を捺染布に2次転写させることを特徴とする電子写真捺染方法。
11)前記トナー像を中間転写体に1次転写した後、前記中間転写体に溶媒を吹きかけ、続いて2次転写を行うことを特徴とする上記10)に記載の電子写真捺染方法。
12)前記感光体にトナーを供給してトナー像を現像する現像ローラと、現像後の感光体上の過剰溶剤を除去するスクイズローラとを用いるとともに、前記感光体の線速に対して前記現像ローラの線速が1.2倍〜6倍であり、かつ前記スクイズローラの線速が1.2〜4倍であることを特徴とする上記9)〜11)のいずれかに記載の電子写真捺染方法。
13)前記感光体をタンデム型に配置し、ベルト上に貼りつけて移動する捺染布にトナー像を転写しフルカラー捺染することを特徴とする上記9)〜12)のいずれかに記載の電子写真捺染方法。
上記1)のトナーにおいては、電子写真方式で着色剤として(i)〜(x)の染料のいずれかを含有するため、オンデマンド性に優れ帯電特性が良好で画像濃度の高い捺染が可能になる。
上記2)の液体電子写真捺染用トナー(以下、液体トナーということがある)においては、液体で現像を行うため上記1)の効果に加えて更に濃度、解像性、転写性において優れる。
上記3)の液体トナーにおいては、前記染料の純度が80%以上であるため、高品質の画像を提供できる。
上記4)の液体トナーにおいては、担体液が、沸点100〜350℃の脂肪族飽和炭化水素であるため、発色工程での問題がなく、高品質の画像を提供できる。
上記5)の液体トナーにおいては、樹脂の少なくとも一部がアルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂であるため風合の良好な高品質の画像を提供できる。
上記6)の液体トナーにおいては、アルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂の酸価が0〜2000mg/KOHであるため高品質な画像を提供できる。
上記7)の液体トナーにおいては、ζ電位の絶対値が10〜200mVであるため高品質の画像を提供できる。
上記8)の液体トナーにおいては、平均粒径が0.1〜5μmであるため高品質の画像を提供できる。
上記9)の捺染方法においては、静電潜像を感光体上に形成し、前記のトナーを用いてトナー像を現像後、転写ローラで圧力をかけ、前記トナー像を捺染布に転写させるため、平滑性の悪い紙や布への転写性が良好である。
上記10)の捺染方法においては、静電潜像を感光体上に形成し、前記のトナーを用いてトナー像を現像後、前記トナー像を中間転写体に1次転写し、続いて1次転写したトナー像を捺染布に2次転写させるため、平滑性の悪い紙や布への転写性が良好である。
上記11)の捺染方法においては、トナー像を中間転写体に1次転写した後、前記中間転写体に溶媒を吹きかけ、続いて2次転写を行うため、上記10)の効果に加えて更に転写性が良好である。
上記12)の捺染方法においては、感光体にトナーを供給してトナー像を現像する現像ローラと、現像後の感光体上の過剰溶剤を除去するスクイズローラとを用いるとともに、前記感光体の線速に対して前記現像ローラの線速が1.2倍〜6倍であり、かつ前記スクイズローラの線速が1.2〜4倍であるため、高品質の画像が得られる。
上記13)の捺染方法おいては、感光体をタンデム型に配置し、ベルト上に貼りつけて移動する捺染布にトナー像を転写しフルカラー捺染するため、高速で高画品質のフルカラー捺染が提供できる。
本発明のトナーは、着色剤として下記(i)〜(x)の染料のいずれかを含有することを特徴としている。
一般式(1)
Figure 0004624219
Figure 0004624219
Figure 0004624219
Figure 0004624219
とくに本発明では、体積抵抗10Ω・cm以上高抵抗低誘電率の担体液中に、前記(i)〜(x)の染料のいずれかを分散させた液体トナーが、液体青色捺染トナーとして特に高品質の捺染が得られる。
綿、麻などのセルロース系天然繊維を捺染するには、繊維中の官能基と化学反応して共有結合により染着する反応性染料を用いるのが良好である。前記(i)〜(x)のいずれかの染料を用いることにより帯電特性、色特性、画像濃度、染着性において優れた性能が得られる。一般式(1)または(2)のトリアジン基と繊維との化学反応の一例は以下の式で表される。
Figure 0004624219
一般の捺染インクでは版を用いて画像を作成するため、インクの電気的な特性は意味を持たないが、電子写真方式を利用する場合は、プラスあるいはマイナスの電気的な特性により像を形成しているため帯電特性は非常に重要である。一般式(1)または(2)の染料を用いることにより帯電特性が良好になる明確な理由は不明であるが、染料骨格と電子吸引基、電子供与基との微妙なバランスによるものと考えられる。
一般式(1)の具体例を以下の表5に示す。
Figure 0004624219

なお、表5中の「染料A」は前記の“染料(i)”、「染料B」は前記の“染料(ii)”、「染料E」は前記の“染料(iii)”、「染料F」は前記の“染料(iv)”、「染料G」は前記の“染料(v)”に相当している。また、表5中の「染料C」、「染料D」、「染料H」は参考例としてのものである。
一般式(2)の具体例を以下の表6に示す。
Figure 0004624219

なお、表6中の「染料A」は前記の“染料(vi)”、「染料B」は前記の“染料(vii)”、「染料E」は前記の“染料(viii)”、「染料F」は前記の“染料(ix)”、「染料G」は前記の“染料(x)”に相当している。また、表6中の「染料C」、「染料D」、「染料H」は参考例としてのものである。
また、前記(i)〜(x)のいずれかの染料と一緒に他の青色染料を混合して使用することもできる。他の青色染料を使用する場合は全染料分の30%以下が望ましい。
電子写真方式でフルカラー画像を形成する場合は、4原色の混合によるが各色が目標となる基準色に近い方が望ましい。印刷分野ではジャパンカラーがその目標基準の一つとして用いられるが、前記(i)〜(x)の染料はトナー化した場合この目標値に近く色再現性が良好となる。また前記(i)〜(x)の染料は着色力が高く、少ない着色剤量でも高濃度を出すことができる。
本発明で使用する前記(i)〜(x)のいずれかの染料は、純度が80〜100%であることが望ましい。なお、市販の粉体染料は、一般的に染料純度50%程度で、食塩、芒硝が多量に入っている場合が多く、液の抵抗、帯電性に悪影響を与えるため、本発明でこれら染料を使用する場合は、純度80〜100%まで精製するか、初めから塩類含有量の少ない染料を用い、前記純度として用いることが望ましい。
前記担体液としては、高抵抗で低誘電率のものが良く、イソパラフィン系炭化水素、シリコーン系オイル等が良好である。イソパラフィン系炭化水素は、アイソパーC、アイソパーE、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーM、アイソパーV、ソルベッソ100、ソルベッソ150、ソルベッソ200、エクソール100/140、エクソールD30、エクソールD40、エクソールD80、エクソールD110、エクソールD130(以上エクソンモービル社製)(エクソン化学社製)などがあり、シリコーン系オイルとしては、KF96 1〜10000cst(信越シリコン社製)、SH200、SH344(東レシリコン社製)、TSF451(東芝シリコン社製)などがある。中でも脂肪族飽和炭化水素系の担体液が好ましい。
担体液の沸点は100〜350℃が望ましい。100℃未満であると転写前に溶媒が揮発しやすく転写性向上の効果が低減したり、臭気、安全性の点や、揮発溶剤蒸気が作業者にとって好ましくない。350℃を超えると、溶剤が揮発しにくく、発色工程で溶剤が除去できず発色特性に問題が生じる。350℃以下であれば、後工程の加熱、スチーミングの段階で蒸発させることができる。
本発明のトナーは、分散用としての樹脂を含有することが好ましい。
このような樹脂としては一般式
Figure 0004624219
(式中、RはHまたはCHを、nは6〜20の整数を表す)
であらわされるビニルモノマーAと、
Figure 0004624219
(式中、Rは炭素数が1〜4のアルキル基またはHを表す)
で表わされるビニルモノマー、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、エチレングリコールジメタクリレート、スチレン、ジビニルベンゼンおよびビニルトルエンより選ばれるモノマーBの各一種もしくは数種との共重合体、グラフト共重合体があげられる。
また樹脂の一部として、アルカリ可溶性樹脂、水溶性樹脂を含有させると、発色、水洗工程でトナー中の樹脂が溶解し、布から脱離するため、風合の良好な捺染布が得られる。
発色水洗工程では、100℃前後でスチーミング後、0.1〜2%程度のアルカリで処理する場合があり、アルカリ可溶性樹脂、水溶性樹脂を含有させないと、樹脂分が残り、風合を劣化させる原因となるが、アルカリ可溶性樹脂、水溶性樹脂を含有させることにより、発色水洗工程で樹脂が離脱し、風合の良好な捺染が得られる。
アルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂は、水溶性メラミン樹脂、水溶性ロジン変性樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶性エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ソーダ、コラーゲン、ゼラチン、デンプン、キトサン等がある。
市販されているものとしては、クラレ社製ポバール(PVA)、イソバン(イソブチレン/マレイン酸樹脂)、ハリマ化成製ネオトール、ハリディプ(アルキッド樹脂、アクリル樹脂)、日本合成化学社製エコアティ(PVA)、ナガセケムテックス社製デコナール(エポキシ樹脂)、日本純薬社製ジュリアー(アクリル樹脂)、カブセン(ポリエステル樹脂)などが挙げられる。
アルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂の酸価は、0〜2000mg/KOHであることが望ましく、2000mg/KOHより高いと現像特性が低下する。
アルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂は、樹脂全体に対し、10〜80質量%の割合で含有されているのが好ましい。
更に好ましくは40〜70質量%の割合である。アルカリ可溶性樹脂又は水溶性樹脂分が多いとトナーの帯電性が低下し、アルカリ可溶性樹脂又は水溶性樹脂分が少ないと風合が低下する。
乾式トナーの平均粒径は3〜20μmが望ましく、3μm未満ではチリが生じ、20μmを超えると色彩、解像性が悪くなる。
液体トナーの場合、ζ電位は10〜200mVが良好である。ζ電位が10mVよりも低いとトナー粒子が凝集したり、電気泳動性が低下し地汚れしたり、濃度が低下する。またζ電位が200mVよりも高いと感光体付着量が低下し濃度が低下する場合がある。
液体トナーのトナー粒子の平均粒径は0.1〜5μmが望ましく、0.1μm未満では、十分な濃度が得られない場合やニジミが発生しやすくなる場合があり、5μmを超えると、色彩、解像性が悪くなる場合がある。
本発明の電子写真捺染方法は、静電潜像を感光体上に形成し、上述のトナーを用いてトナー像を現像後、転写ローラで圧力をかけ、前記トナー像を捺染布に転写させることを特徴としている。本発明の方法を実施するための装置としては、従来から公知の装置を適宜使用すればよい。
感光体上の静電潜像をトナー像に現像後、転写ローラで0.1〜3Kgf/cmの圧力をかけ転写した場合、平滑性の悪い転写紙や捺染の場合は転写性が向上し、高濃度の画像を形成できる。
また、本発明では、感光体上のトナー像を中間転写体に1次転写し、続いて1次転写したトナー像を捺染布に2次転写させてもよい。このような中間転写体を用いる場合も、前記のような転写ローラ条件を採用すれば、高い圧力がかけられるため転写性が向上する。しかし、中間転写体を用いる場合は、これを用いない場合よりも転写時の溶媒量が少なくなるため、捺染の場合は、2次転写前に中間転写体上に脂肪族炭化水素やシリコーンオイル等の溶媒を吹き付け転写に必要な溶媒量を確保することが望ましい。
吹き付け量は0.20〜0.70mg/cm程度が良好である。
また、捺染の場合、画像濃度向上のためには現像付着量を上げたり、あるいは、現像後の感光体上の過剰溶剤を除去するスクイズローラ(リバースローラ)の溶剤スクイズ量を少なくすることにより、感光体上の現像液量を多くして捺染布への溶剤染込み量を増やすと効果がある。
図1は、本発明の電子写真捺染方法を説明するための電子写真装置の一例の模式図である。まず、帯電電圧付与部材11により、感光体12に電荷を与え、露光13により非画像部の電荷を消去する。感光体12はセレン感光体、有機感光体、アモルファスシリコン感光体が使用できる。感光体12の表面電位は、400V〜1600Vの範囲が良好である。感光体12の電荷の残っている潜像を、現像ローラ14から供給される液体トナー15により現像し、リバースローラ16で過剰溶剤を除去し、転写電圧付与部材(転写チャージャー)17によりトナーの電荷と逆電荷の電圧をかけ捺染布18に転写させる。
現像ローラ14は感光体12と順方向に回転し、リバースローラ16は逆方向に回転し、感光体12に対する線速は現像ローラ14が1.2倍〜6倍、リバースローラ16が1.2倍〜4倍であるのが効果的である。
現像ローラ14と感光体12のギャップは50〜250μm、リバースローラ16のギャップは30〜150μmが良好である。転写電圧は500〜4000Vの範囲が良好である。
転写後の捺染布18は、布分離部19を経て感光体12から分離される。また捺染布18に転写されずに感光体12に残ったトナーをクリーニングブレード20、クリーニングローラ21で除去後、感光体を除電する(22)。
また、画像部の電荷を消去し非画像部の電荷を残す現像方式でも同様に画像形成できる。
図2は図1における転写電圧付与部材(転写チャージャー)17を、転写電圧付与部材(ローラ方式)171に変更した図である。図2の形態は、転写チャージャー方式に比べ転写時に圧力を付与できるため、表面性の荒れた凹凸の大きい捺染布の場合でも転写性が良好である。転写圧は0.1〜3Kgf/cmが良好である。
図3は図2の装置に中間転写部材31を追加した例である。図2の装置よりもさらに高い転写圧力を付与できるため、表面性の荒れた凹凸の大きい捺染布の場合でも転写性が良好である。1次転写圧は0.1〜3Kgf/cm、2次転写圧は0.1〜5Kgf/cmが良好である。ただし、中間転写部材31への1次転写時にトナー中の溶媒成分が少なくなり、中間転写部材31から捺染布への2次転写に必要な溶媒量が少なくなる場合があるため、2次転写前に中間転写部材31に溶媒塗布噴霧装置32から中間転写部材31に溶媒を吹きかける工程を追加すると効果的である。
図4は感光体をタンデム型に配置し、ベルト上に貼りつけて移動する捺染布にトナー像を転写しフルカラー捺染する装置の一例を説明するための図である。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)、グリーン(G)、レッド(R)感光体が、タンデムに配置されている。ベルト上に捺染布を貼りつけ、転写電圧付与部材(ローラ方式)171にによって、感光体上のトナー像を捺染布18に転写していく。これによりフルカラー捺染が可能となる。なお図4において、符号41は帯電電圧付与部材、42は露光、43は現像ローラ、44はクリーニングローラである。なおこの形態においても、溶媒塗布噴霧装置45から捺染布18に溶媒を吹きかける工程を追加すると効果的である。
なお、乾式トナーは着色剤、樹脂、公知の帯電制御剤を混合し、ブスコニーダなどの混練機で混練後、粗粉砕、微粉砕し所定の粒径になるように粗粉、微粉をカットして得られる。
液体トナーは着色剤、樹脂、担体液、帯電制御剤をボールミル、キティーミル、ディスクミル、ピンミルなどの分散機に投入、分散、混練を行い濃縮トナーを調製し、これをさらに担体液中に分散させることにより得ることができる。
乾式トナーにおける着色剤、樹脂、帯電制御剤の濃度は、適宜決定すればよいが、例えば着色剤5〜15質量%、樹脂80〜95質量%、帯電制御剤1〜10質量%である。
また液体トナー(コンクトナー)の場合は、着色剤5〜10質量%、樹脂5〜20質量%、担体液70〜95質量%、帯電制御剤0.1〜1質量%である。
以下、本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。なお下記において%および部は特記しないかぎり質量基準である。
(実施例1)
表5の染料A(純度50%品) 40部
ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 100部
ロジン変性フェノール樹脂(三井・デュポン) 60部
水溶性樹脂 ポバール(PVA)(クラレ) 55部
アイソパーH 180部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム) 3部
をピンミルに入れて10時間分散後、さらにアイソパーHを300部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1L(アイソパーHを1リットル。1Lは1リットルを意味する。以下、同じ)を混合した液体トナーにより図1の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例2)
表5の染料B (純度90%品) 40部
スチレン・アクリル樹脂(St/アクリル=60/40)(三菱レーヨン) 40部
水溶性樹脂 カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス) 75部
荷電制御剤(サリチル酸誘導体の金属錯体) 2部
をブスコニーダで混練、冷却後パルペライザーで粗粉砕しジェットミルで粉砕後分級し乾式トナーを得た。布を紙に張り付け、このトナーを用いリコー乾式プリンタImagioで捺染をおこなった。
(実施例3)
表5の染料E (純度80%) 70部
エポキシ変性樹脂エピコート802(ジャパンエポキシレジン) 20部
水溶性樹脂 ハリディブ(水溶性アルキド樹脂)(ハリマ化成) 75部
ステアリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 100部
アイソパーH 250部
荷電制御剤(オクタン酸ジルコニウム) 5部
をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパーHを250部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。転写圧は2.5kgf/cmであった。
(実施例4)
実施例1の染料A(純度50%品)を純度90%に精製して用いた以外は、実施例1と同一にして濃縮トナーを作成した。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例5)
実施例3で使用したアイソパーHをシリコーンオイル(KF−96 2cst)に変えた以外は全て実施例3と同様にして濃縮トナーを作成した。
この濃縮トナー100gとシリコーンオイル(KF−96 2cst)1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例6)
表5の染料F (純度90%) 50部
ロジン変性フェノール樹脂(三井・デュポン) 5部
水溶性樹脂 カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス) 95部
2エチルヘキシルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 120部
アイソパーH 200部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム) 2部
をバッチ式サンドミルに入れて12時間分散後、さらにアイソパーHを350部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーM1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例7)
表5の染料G (純度80%) 45部
ロジン変性フェノール樹脂(三井・デュポン) 95部
水溶性樹脂 カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス) 5部
2エチルヘキシルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 120部
アイソパーH 200部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム) 2部
をバッチ式サンドミルに入れて12時間分散後、さらにアイソパーHを350部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとエクソールD30の1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例8)
表6の染料A(純度50%品) 70部
ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 100部
ロジン変性フェノール樹脂(三井・デュポン) 60部
水溶性樹脂 ポバール(PVA)(クラレ) 55部
アイソパーH 180部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム) 3部
をピンミルに入れて10時間分散後、さらにアイソパーHを300部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した液体トナーにより図1の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例9)
表6の染料B (純度90%品) 30部
スチレン・アクリル樹脂(St/アクリル=60/40)(三菱レーヨン) 40部
水溶性樹脂 カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス) 75部
荷電制御剤(サリチル酸誘導体の金属錯体) 2部
をブスコニーダで混練、冷却後パルペライザーで粗粉砕しジェットミルで粉砕後分級し乾式トナーを得た。布を紙に張り付け、このトナーを用いリコー乾式プリンタImagioで捺染をおこなった。
(実施例10)
表6の染料E (純度80%) 63部
エポキシ変性樹脂エピコート802(ジャパンエポキシレジン) 20部
水溶性樹脂 ハリディブ(水溶性アルキド樹脂)(ハリマ化成) 75部
ステアリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 100部
アイソパーH 250部
荷電制御剤(オクタン酸ジルコニウム) 5部
をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパーHを250部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。転写圧は1.5kgf/cmであった。
(実施例11)
実施例8の染料A(純度50%品)を純度90%に精製して用いた以外は、実施例8と同一にして濃縮トナーを作成した。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例12)
実施例10で使用したアイソパーHをシリコーンオイル(KF−96 2cst)に変えた以外は全て実施例10と同様にして濃縮トナーを作成した。
この濃縮トナー100gとシリコーンオイル(KF−96 2cst)1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例13)
表6の染料F (純度90%) 48部
ロジン変性フェノール樹脂(三井・デュポン) 5部
水溶性樹脂 カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス) 95部
2エチルヘキシルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 120部
アイソパーH 200部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム) 2部
をバッチ式サンドミルに入れて12時間分散後、さらにアイソパーHを350部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーM1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
(実施例14)
表6の染料G (純度80%) 52部
ロジン変性フェノール樹脂(三井・デュポン) 95部
水溶性樹脂 カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス) 5部
2エチルヘキシルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸(80/10/10)共重合体のアイソパーH20%溶液 120部
アイソパーH 200部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム) 2部
をバッチ式サンドミルに入れて12時間分散後、さらにアイソパーHを350部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとエクソールD30の1Lを混合した液体トナーにより図2の装置で電子写真捺染を行った。
転写布は全て綿布を用いた。
実施例1〜14の捺染布にケイ酸ソーダ(45〜48°ボーメ)を塗布後、20時間放置して水洗し、アニオン系界面活性剤2g/lにより80℃で5分処理を行い捺染サンプルを作成し、各種特性を調べた。その結果を表7および8に示す。
また、チャージ転写(転写圧0.1Kgf/cm以下)の図1の装置、中間転写体を取り付けた図3の装置で実施例3のトナーを用いて捺染を行った実施例15、16、更に2次転写前にアイソパーHを0.3mg/cm以上吹きかけた実施例17、またチャージ転写(転写圧0.1Kgf/cm以下)の図1の装置、中間転写体を取り付けた図3の装置で実施例10のトナーを用いて捺染を行った実施例18、19、更に2次転写前にアイソパーHを0.3mg/cm以上吹きかけた実施例20を先の実施例と同様に評価した。
(比較例1)
実施例1の染料をリアクティブブルー9、純度50%にした以外は実施例1と同様にして捺染を行った。
(比較例2)
実施例3の染料をリアクティブブルー20、純度50%にした以外は実施例3と同様にして捺染を行った。
(比較例3)
実施例8の染料をリアクティブブルー9、純度50%にした以外は実施例8と同様にして捺染を行った。
(比較例4)
実施例10の染料をリアクティブブルー20、純度50%にした以外は実施例10と同様にして捺染を行った。
比較例1〜4も実施例と同様の後処理を行い評価した。
Figure 0004624219
Figure 0004624219
表7および8において:
画像濃度はX−Riteにより測定した。
地汚れは地汚れ段階見本布により調べた。5:最良、1:最悪。
風合は風合段階見本布により調べた。5:布のみと同程度の柔らかさ、4:柔らかい、3:中程度、2:やや硬い、1:硬い。
平均粒径は島津製作所SA−CP3により調べた。
ζ電位は大塚電子ELS−8000を用いて測定した。
解像性は、段階見本により調べた。5:最良、1:最悪。
転写率はテープ剥離法による濃度から算出した。
転写率=(転写前感光体上濃度−転写後感光体残濃度)/(転写前感光体上濃度)×100%
帯電制御率は電着法により算出した。
ΔEはX−Riteによりジャパンカラーとの色差を算出した。
表7および8の結果より明らかなとおり、本発明のトナーを用いるにより、帯電制御率、転写率、布濃度が高く、高解像な捺染布が得られた。
実施例4および11は染料純度を上げているため更に濃度が高い。実施例5および12は分散媒に脂肪族炭化水素以外の溶媒を使用しているため、実施例4および11に比べて分散性がやや悪い。実施例6および13は水溶性樹脂量が多いため濃度がやや低い。実施例7および14は水溶性樹脂量が少ないため風合がやや低い。
実施例17および20は二次転写前に中間転写ローラ上の画像にアイソパーHを吹きつけているため転写率が上がり画像濃度が向上した。
比較例のトナーは帯電制御性が悪くトナーとしての機能が出せなかった。
本発明によれば、帯電特性、分散性が良好で、色特性が優れ画像濃度が高い電子写真捺染用トナーを提供することができる。また本発明によれば、当該電子写真捺染用トナーを用い、捺染の作業性を大幅に効率化し、オンデマンド性を持たせた、ムダのない電子写真捺染方法を提供することができる。
本発明の電子写真捺染方法を説明するための電子写真装置の一例の模式図である。 本発明の電子写真捺染方法の別の形態を説明するための電子写真装置の一例の模式図である。 本発明の電子写真捺染方法の別の形態を説明するための電子写真装置の一例の模式図である。 感光体をタンデム型に配置した電子写真装置の一例の模式図である。
符号の説明
11 帯電電圧付与部材
12 感光体
14,43 現像ローラ
15 液体トナー
16 リバースローラ
17 転写電圧付与部材(転写チャージャー)
171 転写電圧付与部材(ローラ方式)
18 捺染布
31 中間転写部材

Claims (13)

  1. 着色剤を分散させたトナー粒子からなるとともに、電子写真方式により捺染布に捺染するための電子写真捺染用トナーにおいて、前記着色剤が、下記一般式(1)で表される(i)〜(v)の染料のいずれか、又は下記一般式(2)で表わされる(vi)〜(x)の染料のいずれかを含有することを特徴とする電子写真捺染用トナー。
    一般式(1)
    Figure 0004624219

    Figure 0004624219

    一般式(2)
    Figure 0004624219

    Figure 0004624219
  2. 請求項1に記載の電子写真捺染用トナーを、体積抵抗10Ω・cm以上の高抵抗低誘電率の担体液中に分散させてなることを特徴とする液体電子写真捺染用トナー。
  3. 前記染料の純度が80〜100%であることを特徴とする請求項2に記載の液体電子写真捺染用トナー。
  4. 前記担体液が、沸点100〜350℃の脂肪族飽和炭化水素であることを特徴とする請求項2または3に記載の液体電子写真捺染用トナー。
  5. 前記トナーが、樹脂を含有してなり、前記樹脂の少なくとも一部がアルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の液体電子写真捺染用トナー。
  6. 前記アルカリ可溶性または水溶性樹脂の酸価が0〜2000mg/KOHであることを特徴とする請求項5に記載の液体電子写真捺染用トナー。
  7. 前記トナーのζ電位の絶対値が10〜200mVであることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の液体電子写真捺染用トナー。
  8. 前記トナー粒子の平均粒径が0.1〜5μmであることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の液体電子写真捺染用トナー。
  9. 静電潜像を感光体上に形成し、請求項1〜8のいずれかに記載のトナーを用いてトナー像を現像後、転写ローラで圧力をかけ、前記トナー像を捺染布に転写させることを特徴とする電子写真捺染方法。
  10. 静電潜像を感光体上に形成し、請求項1〜8のいずれかに記載のトナーを用いてトナー像を現像後、前記トナー像を中間転写体に1次転写し、続いて1次転写したトナー像を捺染布に2次転写させることを特徴とする電子写真捺染方法。
  11. 前記トナー像を中間転写体に1次転写した後、前記中間転写体に溶媒を吹きかけ、続いて2次転写を行うことを特徴とする請求項10に記載の電子写真捺染方法。
  12. 前記感光体にトナーを供給してトナー像を現像する現像ローラと、現像後の感光体上の過剰溶剤を除去するスクイズローラとを用いるとともに、前記感光体の線速に対して前記現像ローラの線速が1.2倍〜6倍であり、かつ前記スクイズローラの線速が1.2〜4倍であることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の電子写真捺染方法。
  13. 前記感光体をタンデム型に配置し、ベルト上に貼りつけて移動する捺染布にトナー像を転写しフルカラー捺染することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の電子写真捺染方法。
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