JP4623551B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネルなどに設置され車両火災の消火に使用される消火栓装置に関する。
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネルに設置された消火栓装置としては、例えば筐体内にノズル付きホースを内巻きにして収容し、消火時に筐体の扉を開いてノズル付きホースを引き出して消火するようにしている。
このような消火栓装置は、トンネル内に50メートル間隔で設置されており、消火栓装置の位置から隣接した消火栓手前での火災に対し有効に放水可能とするため、ホース長を30メートルとしている。また放水時に成人男性が1人でホースを引き出して放水することを可能とするため、充水時のホース引き出し力についても30メートルのホース長に基づき220ニュートン以下としている。
更に従来の消火栓装置にあっては、最低使用1次圧0.47MPaのときにノズル圧を0.29MPa以上とする条件のもとに毎分130リットルの放水量で放水するようにホース内径を決めており、通常、ホース内径は40ミリメートルを越えている。
特開2003−38674号公報 特開2001−95940号公報
しかしながら、このような従来の消火栓装置にあっては、消火時の放水量が毎分130リットルと多いことからホースが太くなり、水が充満した際のホース重量が増加し、ホース引出し力が大きくなる問題がある。また放水量が多いためにノズルを保持して消火する際の水の反力が大きい。このため力の弱い操作者が1人で消火するような場合、初期消火で十分火が消える時であっても、ホースを十分に操作できずに消火に手間取る恐れがある。
本発明は、ホースの取扱いが容易で1人であっても消火活動が確実にできる消火栓装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、消火時に筐体の扉を開いてノズル付きホースを引き出して消火する消火栓装置に於いて、装置に、消火栓弁の2次側を分岐してホース接続口を設け、一端をホース接続口に接続し他端にノズルを設けたノズル付きホースを少なくとも2組収容したことを特徴とする。
ここで、各ノズル付きホースは、放水量をノズル圧0.29MPaにおいて毎分50乃至100リットルとするホース内径を有する。また、各ノズル付きホースは、ホース長が約30乃至40メートル、ホース内径が30乃至40ミリメートル、引出し力が220ニュートン以下である。
本発明の消火栓装置は、筐体内に第1のノズル付きホースを内巻きにして収容すると共に、扉内側に第2のノズル付きホースを内巻きにして収納する。また筐体内に2組のノズル付きホースを内巻きにして収容しても良い。また、2組のノズル付きホースに対し消火栓開閉レバーを共通又は個別に設けてもよい。更に、ノズル付きホースをそれぞれ筐体に個別に収納し、これを連結して配置するようにしても良い。
本発明によれば、放水量が毎分50乃至100リットルと従来に比べ大幅に低減したことで、ホースが細くなり、消火時のホース重量が低減し、女性であっても1人でホースを引き出して消火活動を確実に行うことができる。
またホース一台当りの放水量が減っても、同じ消火栓装置に少なくとも2台のノズル付きホースが収納されているため、2台のホースを引き出して消火活動行うことで、十分な放水量が確保され、また同時に2ヵ所に放水できるため、より早く消火できる。
更に、ホースが細いことから、装置内に複数のノズル付きホースを収納しても、装置の大きさを必要最小限に押えることができる。
図1は本発明による消火栓装置の正面図である。図1において、消火栓装置1は筐体2を架台3の上に配置しており、筐体2の前面には消火栓扉4と消火器扉6が設けられている。消火栓扉4の内部には、後の説明で明らかにするように、先端にノズルを装着したホースを内巻きにして筐体2側と消火栓扉4側のそれぞれに2組収納しており、開閉ハンドル5を引いて消火栓扉4を開くことによりノズルを引き出し、扉内に設けている消火栓弁開閉レバーを操作することで消火ポンプ設備を起動して放水を行うことができる。
消火栓扉4は、開閉ハンドル5を引くことで下側を回転軸に前方に開放することができる。消火器扉6には開閉ハンドル7が設けられ、開閉ハンドル7を引いて扉を横に開くことで内部の消火器を取り出すことができる。
消火器扉6の右側には、赤色表示灯8、手動発信機9及び応答ランプ10が設けられている。トンネル内での火災事故の際には、手動発信機9のボタン操作により監視室などに異常が通報でき、火災通報が行われると応答ランプ10が点灯する。
図2は図1における筐体2の内部構造を、消火栓扉4を外した状態で示している。筐体2の内部にはU字型の支持アーム11aとホース収納枠12aが設けられ、ホース収納枠12aの内側に保形タイプのホース13aを内巻き状態で収納している。
ホース収納枠12aの中に内巻きで収納されたホース13aは、右側の給水管側から消火用水の供給を受ける。ホース収納枠12aの右側には給水栓24を備えた給水弁14が設けられ、給水栓24にホースを接続して給水弁14のハンドルを回すことで給水ができる。また給水弁14の右側には外部に突出して給水接続口15が設けられ、ここに下側から立ち上げられた給水配管が接続され、消火ポンプ設備からの加圧消火用水の供給を受ける。
給水弁14の下側には消火栓弁16が設けられる。消火栓弁16は消火栓扉の内側に設けている消火栓弁開閉レバーとワイヤ接続されており、レバー操作に従って弁の開閉を行うことができる。消火栓弁16に続いては自動排水弁17が設けられ、通常時にあっては消火栓弁16の2次側を排水するようにしている。
自動排水弁17に続いては自動調圧弁18が設けられる。自動調圧弁18の2次側は二つに分岐され、ホース接続口22a,22b(図3参照)が設けられ、ここにホース13a,13bの一端を接続固定している。
図3は図1の消火栓装置1の消火栓扉4を開いた状態での内部構造の平面図である。消火栓扉4と筐体2との間には緩衝用ダンパ19が設けられ、消火栓扉4を滑らかに開放できるようにしている。消火栓扉4の内側にはU字型の支持アーム11bとホース収納枠12bが設けられ、ホース収納枠12bの内側に保形タイプのホース13bを内巻き状態で収納している。
筐体2側に内巻き状態で収納しているホース13aの先端に設けたノズル20aは消火栓扉4の内側に引き出され、内側の保持部に図示のように保持されている。また消火栓扉4の内側に収納しているホース13bの先端に設けられたノズル20bも同様に、消火栓扉4の内側の保持部に図示のように保持されている。ノズル20a,20bとしては、ノズルに設けているレバーを操作することで開閉できるオンオフタイプのノズルを使用する。
消火栓扉4の内側の右側部分には消火栓弁開閉レバー21が設けられる。消火栓弁開閉レバー21を手前に操作することで、ワイヤで連結された図2の消火栓弁16を放水位置に切り替えることができる。このとき、図示しないレバーの下部に設けているポンプ起動用の連動スイッチがオンし、消火ポンプ設備のポンプ運転を行うようになる。
ノズル20a,20bからの放水を停止したい場合には、消火栓弁開閉レバー21を図示の初期位置に戻す。この初期位置への戻しにより、ワイヤ連結されている消火栓弁16からの給水が停止される。同時にレバー下部の図示しないスイッチがオフとなって、消火ポンプ設備を停止できる状態となる。もしくは、ノズル20a、20bの放水口を閉じることで、放水を停止することができる。
図4は図3の消火栓装置における消火栓弁開閉レバー21により操作される消火栓弁16と、ノズル20a,20bの配管説明図である。図4においてノズル20a、20bとしては、レバー操作により開閉自在なオンオフタイプのノズルを使用しており、ノズル20a,20bはそれぞれホース13a,13bを介して消火栓弁16の2次側に連結されている。もちろん消火栓弁16の2次側には、図2に示したように自動排水弁17及び自動調圧弁18が設けられるが、これは省略している。
このノズル20a,20bによる消火方法としては、一人で消火する場合にはノズル20aまたは20bのいずれかを取り出して引き出し、この際に消火栓弁開閉レバー21を手前に引いて消火栓弁16を放水位置に切り替え、消火対象物に近づいた任意の位置で、例えばノズル20aのレバーを操作して放水させながら消火活動を行う。一方、二人で操作するような場合には、それぞれがノズル20a,20bを持って引き出し、同時に消火栓弁開閉レバー21を放水位置に切り替え、消火対象物に近付いたらノズル20a,20bのレバー操作でノズルを開いて放水しながら消火活動を行う。
なおノズル20a,20bとして開放型ノズルを使用する場合には、図2に示した消火栓弁16、自動排水弁17及び自動調圧弁18からなる配管系統を2系統設け、それぞれに対しホース13a,13bを接続し、消火栓扉4側にもそれぞれのホース13a,13bに対応した2組の消火栓弁開閉レバー21を設け、レバーを個別に操作することで、使用しているノズル20a,20bからの放水を行えばよい。
図5は消火栓扉4の開放状態を示した図3の側面図であり、消火栓扉4は筐体2の前方に下側を軸として開放し、消火栓扉4の内側に設けているホース収納枠12bはほぼ水平状態に開く。一方、筐体2側に設けているホース収納枠12aは垂直方向に立て掛けた状態となっている。このため、ホース収納枠12a,12bからノズル20a,20bを持ってホース13a,13bを引き出しても、お互いに干渉することなく滑らかに引き出すことができる。
ここで図1乃至図5の実施形態で使用する2組のホース13a,13bとしては、本発明の消火栓装置1はトンネル内に50メートル間隔で設置されており、したがってホース長は少なくとも30メートル必要となる。
また実際のトンネル工事の施工状況によっては、トンネル長により消火栓装置1の設置間隔が50メートル間隔より広くなる場合があり、このような場合には30メートルのホース長では不足することから、例えば大断面のトンネルに設置する場合にはホース長を40メートル程度としている。したがって、本発明の消火栓装置1で使用するホース13a,13bのホース長は約30乃至40メートルの範囲とする。
また本発明のホース13a,13bにあっては、最低使用一次圧0.47MPaのときのノズル圧0.29MPaにおいて放水量を毎分50乃至100リットルとするようにホース内径を決めている。このホース13a,13bにおける放水量は、従来のホースにおける毎分130リットルに対し約38パーセント乃至77パーセントの放水量に抑えている。
このためホース13a,13bのホース径としては、従来、40ミリメートルを超えていたものを、本発明にあっては30乃至40ミリメートルのホース内径とすることで細くすることができる。このため消火の際のホース重量を十分に減少させることができ、結果としてホース引出し量は220ニュートン以下に抑えることができる。
実験的にはホース内径を30乃至34ミリメートルとした場合、ホース長30メートルで引出し量を100〜200ニュートンに抑えることが可能であった。
また本発明のホース13a,13bにあっては、放水量を毎分50乃至100リットルとしてホース内径を小さくできたことで、筐体2及び消火栓扉4のホース収納枠12a,12bに内巻き状態で収納した際の収納容積そのものを小さくでき、2台のホース13a,13bを収納していても消火栓装置1としてのサイズを例えば従来のホースを使用した場合の2倍のスペースとはならず、必要最小限なスペースで収納することができ、ホース13a,13bを2台収納したことによる消火栓装置1の大型化を必要最小限に抑えることができる。
図6は本発明による消火栓装置の第2実施形態の説明図である。図6において、この実施形態の消火栓装置1は、筐体2の前面に2つに分けて消火栓扉4a,4bを下部を軸に前方に開放自在に設けており、消火栓扉4a,4bの内側の筐体2内にそれぞれノズル付きのホースを収納している。
消火栓扉4a,4bはそれぞれ開閉ハンドル5a,5bを持ち、開閉ハンドル5a,5bを引くことで独立して開閉できる。なお消火栓扉4a,4bの左側には消火器扉6が設けられ、開閉ハンドル7により横に開いて消火器を取り出すことができる。また消火器扉6の右側には、赤色表示灯8、手動発信機9及び応答ランプ10が設けられている。
図7は図6の消火栓装置1につき、消火栓扉4a,4bを取り外して筐体2内を示した説明図である。図7において、筐体2内にはU字型の支持アーム11a,11bが隣接して設けられ、支持アーム11a,11bには箱型のホース収納枠12a,12bが装着されており、ホース収納枠12a,12bに対しホース13a,13bを内巻き状態で収納しており、ホースの先端を支持アーム11a,11bの開口部から取り出して先端にノズルを装着して消火栓扉側に保持している。
なおホース収納枠12bの右側には図2の実施形態と同様、給水栓24を備えた給水弁14、給水接続口15、消火栓弁16、自動排水弁17及び自動調圧弁18が設けられ、自動調圧弁18の2次側にホース接続口22a,22bを設けている。
図8は図6の消火栓装置1における消火栓扉4a,4bを開いた状態での内部構造の説明図である。図8において、消火栓扉4a,4bは独立に下側を回転軸として前方に開放することができ、消火栓扉4a,4bの内側に、U字型のホースガイド23a,23bを通してホース13a,13bの先端に装着されたノズル20a,20bが扉内の保持部に保持されている。
ノズル20a,20bとしては、レバーにより開閉自在なオンオフタイプのものを使用している。筐体2のホース収納枠12a,12bに内巻き状態で収納されたホース13a,13bの給水側は、図7に示した自動調圧弁18の2次側に上向きに立ち上げているノズル接続口22a,22bのそれぞれに接続されている。
更に消火栓扉4a,4bの内側には、消火栓弁開閉レバー21a,21bが独立に設けられている。この消火栓弁開閉レバー21a,21bは、いずれか一方を図示の初期位置から手前のホース位置に切り替えることで、ワイヤ連結された図7の消火栓弁16を開放位置に切り替えることができる。このようにレバー操作で消火栓弁16を開放位置に切り替えた後、ノズル20a,20bを引き出して消火対象に近付き、必要な位置でノズル20a,20bに設けているレバー操作でノズルを開くことで、放水を開始することができる。
この図6乃至図8の第2実施形態にあっては、筐体2側にノズル20a,20bを先端に設けたホース13a,13bを内巻き状態で収納しており、それぞれ独立した消火栓扉4a,4bを持っていることから、消火時に1人であった場合には、例えば消火栓扉4aを開いてノズル20aを取り出し、消火栓弁開閉レバー21aを放水位置に切り替え、火源に近付いた適当な位置でノズル20aのレバー操作でノズルを開いて消火活動を行う。
また2人いた場合には、それぞれが消火栓扉4a,4bを開き、ノズル20a,20bを取り出して消火対象に2方向から近付き、適当な位置でノズル20a,20bに設けているレバー操作でノズルを開いて消火活動を行う。もちろん消火栓扉4a,4bを開いた場合には、消火栓弁開閉レバー21a,21bのいずれか一方または両方を放水位置に切り替えておけば、消火栓弁16が放水位置に切り替わって、同時にポンプ起動に伴う加圧消火用水の供給によるノズル放水が可能となる。
また、この第2実施形態にあっては、筐体2に2組のホース13a,13bを収納していることで、その分だけ消火栓装置1の横幅が大きくなるが、奥行きはホース13a,13bとして毎分50乃至100リットルの放水量となる細いホースを使用していることから、例えば従来と同じ30メートルであってもホースの収納容積を少なくでき、その分、消火栓装置1の薄型化を図ることができる。
なお図6乃至図8の第2実施形態においても、消火栓弁16、自動排水弁17及び自動調圧弁18の系統を2系統設けて、それぞれにホース13a,13bを設け、且つ消火栓弁開閉レバー21a,21bを対応するそれぞれの消火栓弁にワイヤ連結することで、まったく独立したノズル付きホースとして消火活動に必要な操作を行うことができる。
図9は本発明による消火栓装置の第3実施形態の説明図であり、図10に図9の消火栓扉を外した状態の内部構造を示し、更に図11に図9の消火栓装置消火栓を開いた状態の内部構造を示している。
この第3実施形態にあっては、図9のように消火栓装置1の前面に設けている消火栓扉4を内部の2台のノズル付きホースに対し共通の一体扉として下側を軸に前方に開閉自在に設けている。筐体2内の構造は図10に示すように、U字型の支持アーム11a,11bに装着されたホース収納枠12a,12bに内巻き状態でホース13a,13bを収納しており、この点は図7の第2実施形態と同じである。
一方、図11の消火栓扉4の開放状態に示すように、消火栓扉4の内側にはホース13a,13bに対応してホースガイド23a,23bが設けられ、このホースガイド23a,23bを通して引き出したホース13a,13bの先端にノズル20a,20bを装着して、扉内に保持させている。
また消火栓扉4の内側の右側には消火栓弁開閉レバー21が設けられ、図示の初期位置から手前に引くことでワイヤ連結された図10に示す消火栓弁16を放水位置に切り替えることができ、放水を停止した場合には、レバーを初期位置に戻すことで消火栓弁16の給水が停止される。
また消火栓弁開閉レバー21の放水位置への切替えに伴い、図示しない下部に設けた連動スイッチがオンし、ポンプ設備のポンプ起動を行い、レバーを戻せばポンプ停止可能状態となる。ホース13a,13bの先端に装着したノズル20a,20bとしては、レバー操作により開閉可能なオンオフタイプを使用している。
この図9乃至図11に示した第3実施形態の消火栓装置にあっては、消火栓扉4を開くことで、ホース13a,13bの先端に装着しているノズル20a,20bが同時に取出し可能となり、1人であればいずれか一方のノズル20aまたは20bを取り出して消火対象にホースを引き出し、2人であれば同時にノズル20a,20bを取り出して消火対象に引き出せばよい。
なお図9乃至図11の第3実施形態についても、消火栓弁16、自動排水弁17、自動調圧弁18の系統をホース13a,13bに対応して2系統設け、更に消火栓扉4にも2組の消火栓弁開閉レバー21を設けることで、個別に消火活動ができるようにしてもよい。
図12、図13及び図14は、本発明による消火栓装置の第4実施形態の説明図であり、ノズル付きホースを1つの筐体に収納し、ノズル付きホース収納筐体と消火器筐体がそれぞれ連結可能として1つの消火栓装置を構成したことを特徴とする。
図12は、2つのノズル付きホース収納筐体30a,30b及び消火器収納筐体31を並べて連結した消火栓装置である。図13は、ノズル付きホース収納筐体30aを取り出した図である。ノズル付きホース収納筐体30aの上部には支持アーム11aとホース収納枠12aを備えたホース収納部を配置し、筐体下部には給水弁14、消火栓弁16、自動排水弁17、自動調圧弁18、ホース接続口22aが備えられている。また、別に連結したノズル付きホース収納筐体30bに消火用水を供給するための接続栓32を筐体側面に備えている。
図14は、図13のノズル付きホース収納筐体30aの配管接続図であり、給水接続口15は2つに分岐し、一方は給水弁14a、消火栓弁16、調圧弁18、ホース接続口22aを介してホースに消火水が供給されている。また他方は給水弁14bを介して、連結するノズル付きホース収納筐体30bと接続する接続栓32と接続されている。
この構成によれば、ノズル付きホース収納筐体30を複数個連結ができるので、設置状況に応じて選択した数のノズル付きホースを消火栓装置に設けることができる。また、ホース収納部の下に調圧弁等の配管系を配置したことで横幅を抑えることができる。
また、第4実施形態によると、消火器筐体を含めた連結形態を任意のバリエーションにすることができる。例えば図12以外に、2つのノズル付きホース収納筐体30a、30bの間に消火器収納筐体を挟む連結形態でも良い。
なお上記の実施形態はノズル付きホースを2台設けた場合を例に取るものであったが、必要に応じて3台、4台というように設置数を増加させてもよい。また上記の実施形態にあっては、ホース13a,13bの長さを例えば30乃至40メートルの範囲にある同じホース長としているが、他の実施形態としてホース13aのホース長とホース13bのホース長を異ならせるようにしてもよい。例えばホース13aは30メートル、ホース13bは40メートルとする。
この点はホース13a,13bのホース径についても適用でき、例えばホース13aとしてホース内径が30ミリメートルの細いものを使用し、ホース13bとしてはホース内径が例えば36ミリメートルというように太いホースを使用してもよい。これによって、火災事故の状況に対応して使い易い長さあるいは太さのホースを引き出して迅速且つ確実な消火活動を行うことができる。
更に本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による消火栓装置の第1実施形態の説明図 図1の消火栓装置の扉を外した状態での内部構造の説明図 図1の消火栓装置の扉を開いた状態での内部構造の説明図 図3の消火栓装置の消火栓弁とノズルとの配管説明図 図3の側面図 本発明による消火栓装置の第2実施形態の説明図 図6の消火栓装置の扉を外した状態での内部構造の説明図 図6の消火栓装置の扉を開いた状態での内部構造の説明図 本発明による消火栓装置の第3実施形態の説明図 図9の消火栓装置の扉を外した状態での内部構造の説明図 図9の消火栓装置の扉を開いた状態での内部構造の説明図 本発明による消火栓装置の第4実施形態の説明図 図12のノズル付きホース収納筐体を取り出して示した説明図 図13のノズル付きホース収納筐体の配管接続図
符号の説明
1:消火栓装置
2:筐体
3:架台
4,4a,4b:消火栓扉
5,5a,5b,7:開閉ハンドル
6:消火器扉
8:赤色表示灯
9:手動発信機
10:応答ランプ
11a,11b:支持アーム
12a,12b:ホース収納枠
13a,13b:ホース
14,14a,14b:給水弁
15:給水接続口
16:消火栓弁
17:自動排水弁
18:自動調圧弁
19:緩衝用ダンパ
20a,20b:ノズル
22a,22b:ホース接続口
21,21a,21b:消火栓弁開閉レバー
23a,23b:ホースガイド
24:給水栓
30a,30b:ノズル付きホース収納筐体
31:消火器収納筐体
32:接続栓

Claims (7)

  1. 消火時に筐体の扉を開いてノズル付きホースを引き出して消火する消火栓装置に於いて、
    前記装置に、消火栓弁の2次側を分岐してホース接続口を設け、一端を前記ホース接続口に接続し他端にノズルを設けたノズル付きホースを少なくとも2組収容したことを特徴とする消火栓装置。
  2. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記各ノズル付きホースは、放水量をノズル圧0.29MPaにおいて毎分50乃至100リットルとするホース内径を有することを特徴とする消火栓装置。
  3. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記各ノズル付きホースは、ホース長が約30乃至40メートル、ホース内径が30乃至40ミリメートル、引出し力が220ニュートン以下であることを特徴とする消火栓装置。
  4. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記筐体内に第1のノズル付きホースを内巻きにして収容すると共に、前記扉内側に第2のノズル付きホースを内巻きにして収納したことを特徴とする消火栓装置。
  5. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記筐体内に2組のノズル付きホースを内巻きにして収容したことを特徴とする消火栓装置。
  6. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記2組のノズル付きホースに対し消火栓開閉レバーを共通又は個別に設けたことを特徴とする消火栓装置。
  7. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記ノズル付きホースは各々筐体に個別に収納され、連結して配置することを特徴とする消火栓装置。
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