JP4623212B2 - 継目無管の穿孔圧延方法及び装置 - Google Patents

継目無管の穿孔圧延方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4623212B2
JP4623212B2 JP2008527232A JP2008527232A JP4623212B2 JP 4623212 B2 JP4623212 B2 JP 4623212B2 JP 2008527232 A JP2008527232 A JP 2008527232A JP 2008527232 A JP2008527232 A JP 2008527232A JP 4623212 B2 JP4623212 B2 JP 4623212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
disk
rolled
peripheral surface
disk roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008527232A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008142803A1 (ja
Inventor
富夫 山川
一宗 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Publication of JPWO2008142803A1 publication Critical patent/JPWO2008142803A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4623212B2 publication Critical patent/JP4623212B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B19/00Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work
    • B21B19/02Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work the axes of the rollers being arranged essentially diagonally to the axis of the work, e.g. "cross" tube-rolling ; Diescher mills, Stiefel disc piercers or Stiefel rotary piercers
    • B21B19/04Rolling basic material of solid, i.e. non-hollow, structure; Piercing, e.g. rotary piercing mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2261/00Product parameters
    • B21B2261/02Transverse dimensions
    • B21B2261/08Diameter
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2267/00Roll parameters
    • B21B2267/02Roll dimensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2267/00Roll parameters
    • B21B2267/02Roll dimensions
    • B21B2267/06Roll diameter
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/024Rolls for bars, rods, rounds, tubes, wire or the like
    • B21B27/025Skew rolls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

本発明は、継目無管の代表的製造方法であるマンネスマン製管法において採用されているピアサを用いた穿孔圧延方法及び装置に関する。
一般にマンネスマン製管法によって継目無管を製造する場合には、まず、ビレット(丸鋼片)がピアサにて穿孔されホローシェルとなり、これが延伸圧延、定径圧延され、更に精整工程を経て製品としての継目無管となる。そして、上述のピアサには、被圧延材のパスラインに対して軸芯線を傾斜させた主ロールと、プラグとを組み合わせた所謂傾斜圧延機が用いられる。
以上のようなマンネスマン製管法を実施するためのピアサは、所定のパスライン周りに対向配置された一対の主ロールと、このパスラインに沿って配設された内面規制工具としてのプラグと、このパスライン周りに対向配置された管材案内部材としてのガイドシューまたはディスクロールとを備えた構成が一般的である。
図1は傾斜穿孔圧延装置における主ロールの配置の一例を示す。図2は図1のV−V線における断面図である。図3は、図1に示す傾斜穿孔圧延装置を出側から見た図である。
図1に示すように、コーン型の主ロール1R,1Lは、出側面角αを有しており、パスセンタmに対して自軸が夫々交叉角γで交叉するように軸対称に配置されている。
また、図2に示すように、主ロール1Lは、傾斜角βとなるように配置されている。また図示しない他方の主ロール1Rも傾斜角βで配置され、夫々捩じれの位置にある。これら主ロール1R,1Lの交叉角γと傾斜角βは、図3に示す主ロール1R,1Lのゴージ部中心点を中心として設定される。プラグ7は、パスセンタmを中心軸として主ロール1,1間に配置され、その先端は、主ロール1のゴージ部中心点間の近傍に位置する。
主ロール1R,1Lは、駆動軸2,2によって駆動源3,3に夫々結合されている。これによって、主ロール1,1は自軸を中心に、たとえば図3に示す方向に回転する。図1に示すように、主ロール1R,1Lは、傾斜角βの設定によって互いに捩じれの位置にある。主ロール1R,1Lが図中矢印の向きに回転すると、ビレット6は主ロールに噛み込まれ、パスセンタmを中心に出側方向から見て時計回りに回転させられながら穿孔される。こうしてビレット6は、主ロール1R,1Lとプラグ7により穿孔圧延されて、ホローシェル9となる。
このように穿孔されるビレット6は、主ロール1R,1Lに両側から押圧されるために上下に揺れる。この揺れを押さえるために、主ロール1R,1Lの上下に一対のディスクロールを配置する。
図4は、傾斜穿孔圧延装置における主ロール及びディスクロールの配置の一例を示す。ディスクロール10は、ビレット6をはさんで主ロール1R,1Lに近接させて上下に対称に配設され、ディスクロール軸12を中心に夫々回転する。このディスクロール10は、ビレットの進行に追随しながら回転し、ビレット6の揺れを押さえて圧延がスムーズに行われるようにする。
ところが、主ロール1R,1Lは、図1に示してある如く出側面角αを有し、さらにパスセンタmに対して交叉角γを有するので、図4に示す如く前記ディスクロール10と主ロール1との間にギャップG,Gを生じている。ビレット6がパスセンタmに沿って回転しながら進行するとき、ディスクロール10表面と接触しているホローシェルがギャップG,Gから押し出されることがある。
図5に主ロールのゴージ部より圧延出側で生成されるホローシェルの動きを示す。主ロール1Rに噛み込まれていく側の材料の外径の膨らみは他方の主ロール1Lから離脱する側の材料外径の膨らみより大きくなる。ディスクロールを備えた図6により説明すれば、主ロール1Rに噛み込まれていく部分(図中B部)の膨らみが主ロール1Lから離脱する部分(図中A部)の膨らみより大きいが、上下に設けられた一対のディスクロール10U,10Dにより、その膨らみが抑制される。
拡管比(穿孔前の材料外径に対する穿孔後の材料外径の比:穿孔後の材料外径/穿孔前の材料外径)が1.0〜1.05である通常の穿孔圧延においては、図6に示すB部での材料外径の膨らみは問題とならない。ところが、拡管比を大きくする穿孔圧延においては、主ロール出側において生成されるホローシェルの周長が、より大きくなるので図6のB部での膨らみがますます大きくなり、主ロール1R、1Lへの噛み込み角度φも大きくなる。この結果、圧延方向への推進力が小さくなるような非定常穿孔圧延となる尻抜け時に、材料が回転しなくなって尻詰まりが生じ、ホローシェル端部の形状が大きな楕円形状を呈し、またはホローシェルの外表面にシューマーク疵が生じるという問題が発生する。
特許文献1には、このような問題の解決手段が提案されている。
図7は主ロール及びディスクロールの配置を示す模式的平面図である。ビレット6の出側方向に向かって右側に主ロール1Rが、左側に主ロール1Lが、その自軸を互いに捩じれの位置にして配置される。主ロール1Rは入側を上に、出側を下に傾斜し、主ロール1Lはその逆に傾斜している。
ディスクロール10Uはビレット6の上方に、ディスクロール10Dはビレット6の下方に対称に配設されている。ディスクロール10Uはディスクロール中心を軸にその出側を主ロール1Rに近接させ、主ロール1Rの出側面と平行になるように配置する。ディスクロール10Dは、その出側を主ロール1Lに近接させ、主ロール1Lの出側と平行になるように配置する。ディスクロール10Uはパスセンタmに対してディスクロールスキュー角δを生じ、同様にディスクロール10Dもディスクロールスキュー角δを生じる。
主ロール1R,1Lを図中矢印方向に回転させると、ビレット6は出側から見て時計回りに回転しながら圧延される。このとき材料はディスクロール10U,10Dにより、より小さな噛み込み角度φで主ロール1R,1Lに噛み込まれるように誘導され、材料の巻き込みは防止されると記載されている。
すなわち、ディスクロールを主ロールの出口面角にほぼ平行に設定することができるスキュー角度の可変傾動機構と、主ロールとディスクロールとの間隔をほぼゼロに設定する移動機構とを設けることによって、圧延材料のはみ出しを防止する技術が提案されている。
また、特許文献2には、入口面角と出口面角を有する一対のコーン型の主ロールと、スキュー角の可変機構を有する一対のディスクロールをパスライン周りに交互に傾斜配置させて、ディスクロールのスキュー角と、主ロールの入口面角と出口面角とが特定の関係式を満足するスキュー角でもって継目無金属管の穿孔圧延することが提案されており、これによって、拡管比が1.15以上の高拡管比穿孔圧延であっても、尻詰まりや外面疵を防止できると記載されている。
特開昭63−90306号公報 特開平5−124612号公報
しかしながら、特許文献1に示された技術はもちろんのこと、特許文献2に示された技術であっても、拡管比を大きくする条件で穿孔圧延する場合に、材料のピーリングが発生するとともに穿孔圧延されたホローシェルに偏肉が発生するという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、拡管比を大きくする条件で穿孔圧延する場合でも、材料のピーリングの発生および穿孔圧延されたホローシェルの偏肉を防止できる継目無管の穿孔圧延方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、拡管比を大きくして穿孔圧延すると材料のピーリングが発生する原因とその防止方法について、種々検討を重ねた結果、次の(a)〜(g)の知見を得た。
(a) ディスクロールがパスラインの周りに傾斜配置されている従来技術は、いずれも、ディスクロール支持装置の剛性が低い。したがって、図8にみるごとく、実線で示すように主ロール1Lとディスクロール10Uとの間隔Gを狭くした状態で設置しても、穿孔圧延によって材料の回転方向の力がディスクロールにかかるとその設置位置が点線で示す位置へ移動してしまい、その間隔Gが拡がってしまうことを発見した。
(b) 主ロールとディスクロールとの間隔Gが拡がると、材料の一部がこの拡がった間隔Gに入り込んで、材料のピーリングが発生することを発見した。
(c) したがって、ディスクロール支持装置の剛性を上げて、材料の回転方向の力がディスクロールにかかっても、その設置位置が移動しないように、すなわち、図8の実線で示す位置にディスクロールを固定できれば、主ロール1Rとディスクロール10Uとの間隔Gを一定に保って穿孔圧延することが可能となり、材料のピーリングの発生を防止できることを見出した。なお、ディスクロールを完全に固定できなくても、ディスクロールの設置位置の移動をある程度抑制するだけでも、材料のピーリングの発生を防止できることも見出した。
(d) ディスクロールがパスラインの周りに傾斜配置されている従来技術において、いずれも、ディスクロール支持装置の剛性が低い理由は、図9にみるごとく、ディスクロールのスキュー角δを可変とするための回転機構Rが設けられているためであることを見出し、このような回転機構Rを用いなければ、ディスクロール支持装置の剛性を上げることができることを見出した。
(e) ディスクロール装置の剛性を上げるためには、図10にみるごとく、ディスクロールのスキュー角δを固定とすることが効果的であることを見出した。ここで、ディスクロール10Uはユニバーサルジョイント12Uに接続されて回転するが、チョック支持台22R,22Lによって支持されたロールチョック21R,21Lによってスキュー角δは傾斜した状態で固定される。なお、スキュー角δについては、所定のスキュー角δに設定して固定しておけばよい。
ここで、ディスクロールの形状は図10に示されたとおりの、外周面に曲面形状の溝底を有する円盤形状が好ましい。円盤の形状としては、中心部の厚みが比較的大きく、そして周辺部の厚みは比較的小さいものが好ましい。
(f) 前記したように、ディスクロール10のパスラインに対する傾斜配置角度であるスキュー角δを固定することによって材料のピーリングの発生を防止できる。しかしながら、ビレット6の外径dに比してディスクロール10の厚みの平均値Dwが小さいときには、ビレット6の回転方向にディスクロール10が撓むおそれがあり、この場合には主ロール1とディスクロール10との間隔Gが拡がってしまうおそれがある。
したがって、被圧延材のピーリングの発生をより確実に防止するためには、ビレット外径dに対するディスクロールの厚みの平均値Dwの比をある程度大きくすることが好ましい。本発明者らは、この知見に基づき、種々の検討と実験の結果、次の(1)式を満足するときに被圧延材のピーリングの発生をより確実に防止できることを見出した。
Dw/d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
ただし、Dwおよびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
(g) なお、ディスクロールに着目したピーリング発生の抑制方法の検討に当たって、穿孔圧延されてなるビレットの表面にスパイラル状の厚肉が生成するという偏肉の問題も同時に解決できることを見出した。
偏肉が発生する理由を考察した結果、ビレットのボトム部が穿孔圧延されて周長が大きいホローシェルが生成され、そのホローシェルが振れ回り、さらにディスクロールが生成されつつあるホローシェルと接触し、ホローシェルの外径を縮径させて局部的にホローシェルの壁厚を厚くすることが偏肉の発生原因であることが分かった。
そして、ディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dwと被圧延材のビレット外径dとを、次の(2)式および(3)式を満足するように規定することによって、このような偏肉の発生を防止することができるとの知見を得た。
9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
Dw/d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
ただし、Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dwはディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。
なお、上記の(2)式の下限値の規定と上記(3)式の規定は、ビレットのボトム部が穿孔圧延され、周長が大きいホローシェルが生成される際のホローシェルの振れ回りを抑制するとともに、ホローシェルの外径を縮径させて局部的にホローシェルの壁厚を厚くする量がプラグと主ロールで矯正可能な範囲に留めるための必須条件であり、そして、上記の(2)式の上限値の規定は、ディスクロールが生成されつつあるホローシェルを一時的にビレット進行方向に拘束する際に、ホローシェルの外径を縮径させて局部的にホローシェルの壁厚を厚くする量が、プラグと主ロールで矯正可能な範囲に留めるための条件である。
本発明は、このような知見に基づいて完成したものであり、その要旨は、次の(1)〜(3)に示す継目無管の穿孔圧延方法と、次の(4)〜(6)に示す継目無管の穿孔圧延装置にある。
(1) パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールとの間にパスラインに沿ってプラグを配し、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延方法であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延方法。
Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
(2) パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールとの間にパスラインに沿ってプラグを配し、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延方法であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dw と被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延方法。
9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
ただし、Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dw はディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。
(3) パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールとの間にパスラインに沿ってプラグを配し、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延方法であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足し、かつ、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dwと被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延方法。
Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
Dw/d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dwはディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
(4) パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールを備え、パスラインに沿ってプラグを配して、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延装置であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延装置。
Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
(5) パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールを備え、パスラインに沿ってプラグを配して、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延装置であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dw と被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延装置。
9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
ただし、Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dw はディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。
(6) パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールを備え、パスラインに沿ってプラグを配して、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延装置であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足し、かつ、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dwと被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延装置。
Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
Dw/d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dwはディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。


本発明によれば、継目無管の穿孔圧延する際に、拡管比を大きくする条件の場合にも、材料のピーリングの発生を防止することができるとともに穿孔圧延されたホローシェルの偏肉も防止できる。
以下に、図面を用いて、本発明を具体的に説明する。
図11は本発明に係る穿孔圧延装置において、ディスクロールにスキュー角δを与えた状態をその出側から示した模式的立面図である。
まず、コーン型の主ロール1R,1L前述した従来方法及び装置におけるのと同様に夫々傾斜角βを成して、さらにパスセンタmに対して自軸が夫々交叉角γをなすように軸対称に配置される。また、コーン型の主ロール1R,1Lは、出側面角αを有している。ディスクロール10U,10Dは、左右のエッジ径が異なるものを採用し、穿孔されるビレット6を上下から保持するように配設される。ディスクロール10Uは、ビレット6の上方に、大きい径のエッジを主ロール1R側にして、ディスクロール10Dはビレット6の下方に、大きい径のエッジを主ロール1L側にして、即ちビレット6の回転上流に大きい径のエッジ、回転下流に小さい径のエッジとなるように配置される。上述のようにエッジの径の観点からディスクロールの配置を決めると、回転上流、下流ともに材料の噛み出しを防ぐ効果がある。なお、平面Aは管素材のパスセンタm及び傾斜角を設定する前の当該傾斜ロールのゴージ部中心点を含む平面である。
そして、ディスクロール10U,10Dはその中心を軸にディスクロール軸を水平、具体的には面Aと平行に維持した状態で、その出側が、材料が離脱していく側の主ロール1Rに沿うようにスキューが夫々与えられる。この角度δがディスクロールスキュー角である。この結果、ディスクロール10U,10Dの回転軸はパスセンタmと非直角に交叉した状態となる。
なお、ディスクロール10Uは、図10に示したとおり、ユニバーサルジョイント12Uに接続されて回転するが、チョック支持台22R,22Lによって支持されたロールチョック21R,21Lによってスキュー角δは傾斜した状態で固定されている。
主ロールが図11に矢符で示す方向に回転する場合は、穿孔されるビレット6はOを中心に出側から見て時計回りに回転しながら圧延される。そしてビレット6は、主ロール1R,1Lのゴージ部により両側から圧押されながらプラグ7(図1参照)によって穿孔され、ホローシェル9(図1参照)が形成される。
次に、ディスクロールのスキュー角δを固定して傾斜配置した本発明に係る穿孔圧延装置を用いて、実際に穿孔圧延を行なった場合のピーリングの発生限界を調べた結果について説明する。実施条件は以下の通りであり、また、その実施結果は表1に示す通りである。ここで、スキュー角δについては、穿孔圧延を行う前に、その都度、それぞれの拡管比に相当するスキュー角δに設定して固定した。なお、ディスクロールのスキュー角δを回転機構によって可変(0°〜9°)にした従来装置を用いて、実際に穿孔圧延を行なった場合の結果を、比較例として、表1に併せて示す。
[実施条件]
ビレット:連続鋳造鋳材(0.2%C鋼)、径65mm
拡管比:1.0〜1.4
ホローシェルの肉厚tと外径dとの比(t/d):2.5〜6.0%
ロールゴージ部の径:410mm
ロール傾斜角β:10.0゜
ロール交叉角γ:15.0゜
ロール入側面角:3.0゜
ロール出側面角α:4.0゜
ディスクロール径:1150mm
Figure 0004623212
表1は、各条件で2本のビレットを穿孔圧延した結果を示し、○印は2回の実験においてピーリングが発生しなかったことを示し、×印は2回の内いずれかにおいてピーリングが発生したことを示す。なお、−印は、穿孔圧延を実施しなかったことを示す。
この結果、同一の拡管比(すなわち、同一のスキュー角δ)においてはいずれも、本発明例(ディスクロールのスキュー角δを固定して傾斜配置したもの)は、比較例(スキュー角δを回転機構により可変としたもの)よりも、同じ径のビレットから肉厚tと外径dとの比(t/d)がより小さいホローシェルをつくる場合でもピーリングが発生しなかった。すなわち、本発明例では、ピーリング発生なしに、より薄肉の継目無管に穿孔圧延できることを示している。
なお、本実施例における実施条件はモデル穿孔圧延機を用いた結果であり、実機においては、一般に、ロール交叉角γは10〜30゜、ビレット径は150〜380mm、ロール径は900〜1500mm、ディスクロール径は1500〜3500mmのものが用いられている。そして、それぞれ、穿孔圧延安定性やビレットへの負荷剪断歪の低減の観点から適正な寸法が選択される。
次に、上述のモデル穿孔圧延機の各種設定値は同じとして、ディスクロールのスキュー角δを固定して傾斜配置した条件においてピーリングの発生がなかった実験結果が得られた拡管比のうち、シェルt/dの値の一部について、さらにディスクロールの外周面の曲面形状部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値Dwと被圧延材のビレット外径dとの関係を表すパラメータDw/dと、ピーリング発生との関係について調査した結果について、表2に示す。
Figure 0004623212

表2において、○印は穿孔本数10本中にピーリングが少なくとも1本発生したことを示し、◎印は穿孔本数10本中にピーリングが1本も発生しなかったことを示す。この結果、ディスクロールのスキュー角δを固定して傾斜配置した場合において、Dw/dが0.8を超える場合には、ピーリングの発生頻度が極めて少なくなることが判った。すなわち、Dw/dが0.8を超える場合には、ピーリング発生を大きく抑制して薄肉の継目無管を穿孔圧延できることを示している。
さらに、表2のピーリング調査結果で◎の評価となった実験結果、すなわち、穿孔本数10本中にピーリングが1本も発生しなかった実験結果が得られた条件のうち、ディスクロールの外周面の曲面形状部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値Dw1と被圧延材のビレット外径dとの関係を表すパラメータDw/dが0.85および1.0の条件について、さらに、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Ds、ディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dwおよび被圧延材のビレット外径dとの関係を表すパラメータDw/dおよびDs/dの条件を規定することによって、表3の組合わせに示すとおりの穿孔圧延実験条件をつくり、偏肉発生との関係について調査した。その偏肉抑制効果は、表3にA〜Cで示されるとおりである。
Figure 0004623212
なお、表3において示された偏肉抑制効果の指標A、BおよびCは、それぞれ、次のとおりに定義される。
A:ホローシェルの後端部300mmの範囲での平均偏肉率が5%以下。
B:ホローシェルの後端部300mmの範囲での平均偏肉率が5%を超え7%以下。
C:ホローシェルの後端部300mmの範囲での平均偏肉率が7%を超える。
ここで、ホローシェルの後端部300mmの範囲での平均偏肉率とは、ホローシェルの後端部300mmについて、長手方向10mm毎に合計30個の断面に対して円周方向の8点の肉厚を測定し、下式によって各断面の偏肉率を求め、得られた30個の各断面の偏肉率を平均することにより算出した。
偏肉率=(8点間の最大肉厚−8点間の最小肉厚)/(8点の平均肉厚)×100%
この結果、ディスクロールのスキュー角δを固定して傾斜配置するとともに、Dw/dが0.8を超えかつDs/d=9〜16の場合には、偏肉率が極めて小さくなることが判った。すなわち、すなわち、Dw/dが0.8を超え、Dw/dが0.8を超えかつDs/d=9〜16の場合には、ピーリング発生と偏肉発生を十分に抑制して薄肉の継目無管を穿孔圧延できることを示している。
継目無管の穿孔圧延する際に、拡管比を大きくする条件においても、材料のピーリングの発生を防止するとともに穿孔圧延されたホローシェルの偏肉の発生を防止することができる穿孔圧延方法とその装置を提供する。
穿孔圧延装置における主ロールの配置の一例を示す。 図1のV−V線における断面図を示す。 図1に示す穿孔圧延装置を出側から見た図である。 穿孔圧延装置における主ロール及びディスクロールの配置の一例を示す。 穿孔圧延における主ロールのゴージ部より圧延出側の穿孔途中の材料変形を誇張して示す。 ディスクロールによって材料外径の膨らみを抑制する模式図である。 穿孔圧延装置における主ロール及びディスクロールの配置の一例を示す。 主ロール1Lとディスクロール10Uとの間隔Gが拡がることを示す模式図である。 ディスクロールのスキュー角δを可変とするための回転機構Rを示す。 本発明に係るディスクロールのスキュー角δを固定した一例である。 本発明に係る穿孔圧延装置の一例である。
符号の説明
1 1R,1L 主ロール
6 ビレット
7 プラグ
9 ホローシェル
10,10U,10D ディスクロール
12U ユニバーサルジョイント
21R,21L ロールチョック
22R,22L チョック支持台
α 主ロール出側面角
β 主ロール傾斜角
γ 主ロール交叉角
δ ディスクロールのスキュー角
κ ディスクロール傾斜角
φ 噛み込み角度
A Q点及びパスセンタmを含む平面
Ds ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる溝底間の距離
Dw ディスクロールの厚みの平均値
Dw ディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅
G 主ロール及びディスクロールの出側ギャップ
H ホローシェル
m パスセンタ
Q 主ロールに傾斜角βを設定する前の主ロールゴージ部中心点
R 回転機構
d ビレット外径

Claims (6)

  1. パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールとの間にパスラインに沿ってプラグを配し、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延方法であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延方法。
    Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
    ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
  2. パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールとの間にパスラインに沿ってプラグを配し、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延方法であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dw と被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延方法。
    9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
    Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
    ただし、Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dw はディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。
  3. パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールとの間にパスラインに沿ってプラグを配し、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延方法であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足し、かつ、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dwと被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延方法。
    Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
    9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
    Dw/d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
    ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dwはディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
  4. パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールを備え、パスラインに沿ってプラグを配して、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延装置であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延装置。
    Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
    ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
  5. パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールを備え、パスラインに沿ってプラグを配して、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延装置であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dw と被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延装置。
    9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
    Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
    ただし、Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dw はディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。
  6. パスライン周りに交互に配置した一対のコーン型の主ロールと一対のディスクロールを備え、パスラインに沿ってプラグを配して、被圧延材を螺旋移動させる継目無管の穿孔圧延装置であって、前記ディスクロールをパスラインに対して固定されたスキュー角δで傾斜して配置するとともに、ディスクロールの厚みの平均値Dw と被圧延材のビレット外径dとが次の(1)式を満足し、かつ、ディスクロールにおけるディスク直径が最小となる外周面の溝底間の距離Dsとディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅Dwと被圧延材のビレット外径dとが、次の(2)式および(3)式を満足することを特徴とする継目無管の穿孔圧延装置。
    Dw /d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(1)式
    9≦Ds/d≦16 ・・・・・・・・・・・・(2)式
    Dw/d>0.8 ・・・・・・・・・・・・(3)式
    ただし、Dw およびdは、それぞれ、ディスクロールの厚みの平均値および被圧延材のビレット外径である。Dsはディスクロールの直径が最小となる外周面の溝底間の距離であり、Dwはディスクロールの外周面における曲面形状部分の幅であり、そして、dは被圧延材のビレット外径である。なお、ディスクロールの厚みの平均値とは、ディスクロールの外周面の曲面形状の部分を除いた円盤形状本体の厚みの平均値である。
JP2008527232A 2007-05-21 2007-07-05 継目無管の穿孔圧延方法及び装置 Active JP4623212B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007134335 2007-05-21
JP2007134335 2007-05-21
PCT/JP2007/063499 WO2008142803A1 (ja) 2007-05-21 2007-07-05 継目無管の穿孔圧延方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008142803A1 JPWO2008142803A1 (ja) 2010-08-05
JP4623212B2 true JP4623212B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=40031528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008527232A Active JP4623212B2 (ja) 2007-05-21 2007-07-05 継目無管の穿孔圧延方法及び装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7578157B2 (ja)
EP (1) EP2050518B1 (ja)
JP (1) JP4623212B2 (ja)
CN (1) CN101405095B (ja)
BR (1) BRPI0706483B1 (ja)
MX (1) MX2008008792A (ja)
WO (1) WO2008142803A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101797585B (zh) * 2010-03-15 2012-06-13 江苏包罗铜材集团股份有限公司 二辊斜轧金属锭冷穿、冷扩孔机
EP2602031B1 (de) * 2011-12-09 2015-05-20 SMS Meer GmbH Kegelschrägwalzwerk zum Herstellen nahtloser Rohre

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996021526A1 (fr) * 1995-01-10 1996-07-18 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Procede et appareil pour obtenir par perçage des tuyaux metalliques sans soudure
JPH1119093A (ja) * 1997-04-04 1999-01-26 Ethicon Endo Surgery Inc 電気手術用止血装置
JP2005046893A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Jfe Steel Kk 継目無鋼管の偏肉抑制方法及び継目無鋼管製造用ガイド

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2819567A1 (de) * 1978-05-05 1979-11-15 Suedwestfalen Ag Stahlwerke Walzwerksanlage zum walzen von stangenfoermigem, metallischem gut
JPS61144204A (ja) * 1984-12-15 1986-07-01 Kawasaki Steel Corp 継目無管の傾斜圧延方法
JPS6390306A (ja) 1986-10-02 1988-04-21 Kawasaki Steel Corp 継目無管の傾斜式圧延方法および装置
JP2696718B2 (ja) * 1989-06-27 1998-01-14 川崎製鉄株式会社 継目無管の傾斜圧延方法
JPH05124612A (ja) 1991-09-02 1993-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd テーピングローラ
JPH05138212A (ja) * 1991-11-19 1993-06-01 Kawasaki Steel Corp 傾斜式穿孔機のオンライン制御方法
JPH05161903A (ja) * 1991-12-11 1993-06-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 傾斜型圧延機
JPH05169110A (ja) * 1991-12-19 1993-07-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 傾斜圧延方法及びその装置
ATE134321T1 (de) * 1991-12-28 1996-03-15 Sumitomo Metal Ind Schrägwalzverfahren und schrägwalzwerk
JP2754999B2 (ja) * 1991-12-28 1998-05-20 住友金属工業株式会社 傾斜圧延方法及びその装置
JPH0771686B2 (ja) * 1993-01-28 1995-08-02 寿産業株式会社 圧延鋼材の高剛性型誘導案内方法
JP2996077B2 (ja) * 1993-11-02 1999-12-27 住友金属工業株式会社 継目無金属管の穿孔圧延方法
JP3021664B2 (ja) * 1995-01-10 2000-03-15 住友金属工業株式会社 継目無金属管の穿孔圧延方法およびその装置
JP3027806B2 (ja) * 1998-04-17 2000-04-04 豊田工機株式会社 駆動力伝達装置
JP2001179324A (ja) * 1999-12-20 2001-07-03 Kotobuki Sangyo Kk ローラホルダの捻じれ剛性制御方法及びローラホルダ
CA2551246C (en) * 2003-12-24 2009-09-15 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Lubricant supply system and apparatus and method for manufacturing seamless pipe

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996021526A1 (fr) * 1995-01-10 1996-07-18 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Procede et appareil pour obtenir par perçage des tuyaux metalliques sans soudure
JPH1119093A (ja) * 1997-04-04 1999-01-26 Ethicon Endo Surgery Inc 電気手術用止血装置
JP2005046893A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Jfe Steel Kk 継目無鋼管の偏肉抑制方法及び継目無鋼管製造用ガイド

Also Published As

Publication number Publication date
CN101405095A (zh) 2009-04-08
BRPI0706483A2 (pt) 2011-03-29
CN101405095B (zh) 2012-07-25
BRPI0706483B1 (pt) 2019-07-02
US20080289388A1 (en) 2008-11-27
JPWO2008142803A1 (ja) 2010-08-05
EP2050518A1 (en) 2009-04-22
EP2050518A4 (en) 2013-07-10
WO2008142803A1 (ja) 2008-11-27
EP2050518B1 (en) 2016-02-10
MX2008008792A (es) 2009-04-15
US7578157B2 (en) 2009-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4586921B2 (ja) 継目無管の製造方法
JP4315155B2 (ja) 継目無管の製造方法
WO1996021526A1 (fr) Procede et appareil pour obtenir par perçage des tuyaux metalliques sans soudure
US7739892B2 (en) Method of manufacturing seamless pipes
JP4623212B2 (ja) 継目無管の穿孔圧延方法及び装置
WO2009119245A1 (ja) 継目無管の製造方法
JP2996077B2 (ja) 継目無金属管の穿孔圧延方法
JP3823762B2 (ja) 継目無金属管の製造方法
JP4615432B2 (ja) 内面疵の発生を防止するバレル型ピアサーロール
JP3021664B2 (ja) 継目無金属管の穿孔圧延方法およびその装置
JP3036356B2 (ja) 継目無管製造装置及び継目無管製造方法
US10232418B2 (en) Method for producing seamless metal pipe
JP3402268B2 (ja) 継目無金属管の穿孔圧延方法
JP2996124B2 (ja) 継目無金属管の穿孔圧延方法
JP3003553B2 (ja) 継目無金属管の穿孔圧延方法
JP4682432B2 (ja) バレル型傾斜圧延ロールによる圧延方法
JPH06154816A (ja) 継目無管の製造方法
JPH07155806A (ja) 継目無管の傾斜圧延方法
JPH055562B2 (ja)
JP2000280008A (ja) 継目無管の圧延方法
JPH08174013A (ja) 継目無金属管の穿孔圧延方法
JPS61245906A (ja) 継目無管の圧延方法
JP2007260685A (ja) ピアサプラグ及び穿孔圧延方法
JP2006281283A (ja) 偏肉発生を防止するアッセルミル圧延方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4623212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350