JP2001179324A - ローラホルダの捻じれ剛性制御方法及びローラホルダ - Google Patents

ローラホルダの捻じれ剛性制御方法及びローラホルダ

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JP2001179324A
JP2001179324A JP36086699A JP36086699A JP2001179324A JP 2001179324 A JP2001179324 A JP 2001179324A JP 36086699 A JP36086699 A JP 36086699A JP 36086699 A JP36086699 A JP 36086699A JP 2001179324 A JP2001179324 A JP 2001179324A
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JP
Japan
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roller holder
roller
rigidity
torsional rigidity
holder
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JP36086699A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Yamaoka
克之 山岡
Manabu Sasajima
学 笹島
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Kotobuki Sangyo KK
Original Assignee
Kotobuki Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によりローラホルダの捻じれ剛性
を確実に制御することを可能にする。 【解決手段】 ダブルローラ型のエントリーガイド装置
1に用いるローラホルダ2の捻じれ剛性制御方法であっ
て、ローラホルダのガイドローラ4,5間に設けた剛性
調整壁8を通じて、ローラホルダ2の曲げ固有振動数
(ωb )を基準としたローラホルダ2の捻じれ固有振動
数(ωt )の比Ω(Ω=ωt /ωb )が1.5≦Ω≦
3.8を満足させる範囲で鋼材抱合のための最適な捻じ
れ剛性を持たせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、エントリーガイ
ド装置に用いるダブルローラ型のローラホルダの捻じれ
剛性制御方法及びローラホルダに関する。
【従来の技術】エントリーガイド装置に用いるダブルロ
ーラ型のローラホルダでは、エントリーガイドから進入
した鋼材を主ガイドローラと副ガイドローラとで誘導案
内するものである。この誘導案内時に、対の主ガイドロ
ーラ間や対の副ガイドローラ間を通過する鋼材の負荷
が、主ガイドローラや副ガイドローラを通じてローラホ
ルダに及んで、その結果として対のローラホルダは対向
側に接近したり開いたりする曲げ現象が生じたり、また
捻じれ現象が生じることが知られている。従来のダブル
ローラ型である軽量高剛性タイプのローラホルダは曲げ
剛性は高いが、捻じれ剛性は低くなりやすい。曲げ剛性
がいくら高くても捻じれ剛性が低い場合には、ローラホ
ルダが曲がる前に捻じれて、鋼材の進入方向から見て左
右のローラホルダが「ハ」の字に開いてしまい、曲げ剛
性を高くし、且つ調整可能とした意味が無くなってしま
う。また、捻じれ剛性が高すぎても捻じれ剛性が弾性範
囲で鋼材の捻じれを抑制する効果が少なくなり、ローラ
ホルダの曲がりによる左右のローラホルダ間隔の開きが
生じ、鋼材の抱合が不十分になる。よって、ローラホル
ダの弾性力による鋼材の効果的な抱合を考えると、曲げ
剛性と捻じれ剛性のバランスが必要である。
【発明が解決しようとする課題】従来のローラホルダに
よれば、曲げ剛性については、ローラの間隔を調整する
ことによりローラホルダの撓み量を調整する事でその影
響は調整可能であった。しかし、曲げ剛性と捻じれ剛性
のバランスをとるために、捻じれ剛性を積極的に調整す
る方法や手段の提案が期待されていた。この発明の目的
は、簡単な構成によって捻じれ剛性を確実に制御するこ
とを可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】この発明のローラホルダ
の捻じれ剛性制御方法は、ダブルローラ型のエントリー
ガイド装置において、ローラホルダのローラ間に剛性調
整壁を設け、剛性調整壁の厚さ・形状を変更する等の方
法によりローラホルダの捻じれ剛性を調整し、ローラホ
ルダの曲げ固有振動数(ωb )を基準とした捻じれロー
ラホルダの固有振動数(ωt )の比Ω(Ω=ωt
ωb )が1.5≦Ω≦3.8を満足させる範囲で鋼材抱
合の為の最適な捻じれ剛性を持たせるようにするもので
ある。この発明のローラホルダは、エントリーガイド装
置に用いるダブルローラ型のローラホルダであって、こ
のローラホルダのローラ間にローラホルダの捻じれ剛性
を調整するための剛性調整壁を設けてあり、この剛性調
整壁を通じてローラホルダの曲げ固有振動数(ωb )を
基準としたローラホルダの捻じれ固有振動数(ωt )の
比Ω(Ω=ωt /ωb )が1.5≦Ω≦3.8を満足さ
せる範囲に設定されているものである。この発明の制御
方法及びローラホルダにおいて、剛性調整壁の厚さ・形
状を変更したローラホルダを幾つか用意し、最適な捻じ
れ剛性を持つローラホルダを選択可能にしたり、剛性調
整壁をカセット式(ローラホルダに対して剛性調整壁を
取り出し可能とすること)にして、壁部分だけを交換可
能にして最適な捻じれ剛性を持つローラホルダを選択可
能にしても良い。
【発明の実施の形態】図1乃至図4に示すエントリーガ
イド装置1に用いる対のダブルローラ型のローラホルダ
2は、ガイドボックス3に取付けられている。またロー
ラホルダ2は、その先端部側に第1、第2のガイドロー
ラ4,5が間隔を置いて配置されている。第1のガイド
ローラ4はエキセンローラピン6によって、また第2の
ガイドローラ5はローラピン7によって、それぞれロー
ラホルダ2に取付けられている。図2及び図3に示すよ
うに、ローラホルダ2の中央部から先端部(図3左端
部)までの内部は第1、第2のガイドローラ4,5を収
納する空間2aとなっており、この空間はローラホルダ
の捻じれ剛性を調整するための剛性調整壁8によって図
3左右の2室2a1,2a2に仕切られている。剛性調
整壁8は、各室2a1,2a2内に配置されている第
1、第2のガイドローラ4,5間に位置している。ロー
ラホルダ2は、剛性調整壁8を通じて鋼材抱合のための
最適な捻じれ剛性を持たせるように調整可能である。こ
のために、ローラホルダ2の曲げ固有振動数をωb
し、ローラホルダ2の捻じれ固有振動数をωt とした場
合、振動数の比Ω(Ω=ωt /ωb )が1.5≦Ω≦
3.8の範囲を満たすように設定されるこが望ましい。
ローラホルダ2に剛性調整壁8を設けて、ローラホルダ
2の曲げ固有振動数(ωb )を基準として捻じれ固有振
動数(ωt )との比Ωが上記の範囲であれば、適切な捻
じれ剛性が得れる。上記振動数の比Ω<1.5である場
合、基準となる曲げ固有振動数(ωb )に対して捻じれ
固有振動数(ωt )が小さいために、第1、第2のガイ
ドローラ4,5で鋼材を誘導案内する際、ローラホルダ
2が曲がる前に捻じれやすくなる。また上記振動数の比
Ω>3.8である場合、捻じれ固有振動数(ωt )が大
きくなりすぎても、捻じれ剛性が弾性範囲で鋼材の捻じ
れを抑制する効果がなくなり、ローラホルダの曲げによ
る左右のローラホルダ間隔の開きが生じ、鋼材の抱合が
不十分になる問題が生じるおそれがある。したがって、
適切な捻じれ剛性の制御可能な上記振動数の比Ωは上記
範囲が好ましいものである。図1及び図5において、ロ
ーラホルダ2は支持ピンを兼用しているエキセンローラ
ピン6によって、ガイドボックス3に回転可能に取付け
られている。第1のガイドローラ4の間隔は、中心振分
け機構9によって、また第2のガイドローラ5の間隔
は、中心振分け機構10によってそれぞれ調整される。
中心振分け機構9の一部を構成しているピニオン11は
ペデスタル12に回転可能に軸受されており、このピニ
オンの回転動作によってエキセンローラピン6を介して
第1のガイドローラ4の間隔が調整される。また中心振
分け機構10の一部を構成している六角シャフト13を
回すことによって、この六角シャフトに噛合っているス
クリュースピンドル14を介してローラホルダ2の後端
(図5左端)が押圧され開閉される結果として、第2の
ガイドローラ5の間隔が調整される。15はエントリー
ガイドである。ローラホルダ2の捻じれ剛性の調整は、
例えば剛性調整壁8の厚みや形状を変えることによって
行える。この場合、例えば剛性調整壁8をローラホルダ
2に対してその側面から差込み可能にすることにより、
いわゆるカセット式にして、壁部分だけを交換可能にし
て最適な捻じれ剛性を持つローラホルダにすることがで
きる。もちろん、剛性調整壁の厚さや形状を変更したロ
ーラホルダを幾つか用意し、最適な捻じれ剛性を持つロ
ーラホルダを必要に応じて選択する方法もある。
【発明の効果】この発明によれば、剛性調整壁を通じ
て、ローラホルダの曲げ固有振動数と上記ローラホルダ
の捻じれ固有振動数との振動数の比を抱合のための最適
なものに設定することにより、簡単かつ確実にローラホ
ルダの捻じれ剛性を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるローラホルダをエントリーガ
イド装置に取付けた状態を示す正面図である。
【図2】この発明に係わるローラホルダの正面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図2の左側面図である。
【図5】この発明に係わるローラホルダをエントリーガ
イド装置に取付けた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 エントリーガイド装置 2 ローラホルダ 4 第1ガイドローラ(ローラ) 5 第2ガイドローラ(ローラ) 8 剛性調整壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブルローラ型のエントリーガイド装置
    に用いるローラホルダの捻じれ剛性制御方法であり、 上記ローラホルダのローラ間に設けた剛性調整壁を通じ
    て、上記ローラホルダの曲げ固有振動数(ωb )を基準
    とした上記ローラホルダの捻じれ固有振動数(ωt )の
    比Ω(Ω=ωt /ωb )が 1.5≦Ω≦3.8 を満足させる範囲で鋼材抱合のための最適な捻じれ剛性
    を持たせるようにすることを特徴とするローラホルダの
    捻じれ剛性制御方法。
  2. 【請求項2】 剛性調整壁の厚さ・形状を変更すること
    により、最適な捻じれ剛性を持たせるようにすることを
    特徴とする請求項1記載のローラホルダの捻じれ剛性制
    御方法。
  3. 【請求項3】 エントリーガイド装置に用いるダブルロ
    ーラ型のローラホルダであり、 このローラホルダのローラ間にローラホルダの捻じれ剛
    性を調整するための剛性調整壁を設けてあり、 この剛性調整壁を通じて上記ローラホルダの曲げ固有振
    動数(ωb )を基準とした上記ローラホルダの捻じれ固
    有振動数(ωt )の比Ω(Ω=ωt /ωb )が 1.5≦Ω≦3.8 を満足させる範囲に設定されていることを特徴とするロ
    ーラホルダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008142803A1 (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 継目無管の穿孔圧延方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008142803A1 (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 継目無管の穿孔圧延方法及び装置
US7578157B2 (en) 2007-05-21 2009-08-25 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Piercing-rolling method and piercing-rolling apparatus for seamless tubes

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