JP4622225B2 - 半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents
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下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を少なくとも備えて、
該上部クラッド層は、下層、及び、リッジ構造を有する上層の2層構造を有し、
該上部クラッド層の上層の上には電極が形成されており、
該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上には、絶縁膜が形成されており、
該電極と接し、且つ、該絶縁膜上を延在するパッド電極が形成されているリッジ導波路型の半導体レーザ素子であって、
該絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されている。
下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を少なくとも備えており、
該上部クラッド層は、下層、及び、リッジ構造を有する上層の2層構造を有し、
該上部クラッド層の上層の上には電極が形成されており、
該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上には、絶縁膜が形成されており、
該電極と接し、且つ、該絶縁膜上を延在するパッド電極が形成されているリッジ導波路型の半導体レーザ素子の製造方法であって、
(a)基板上に、少なくとも、下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を順次、形成する工程と、
(b)該上部クラッド層の上に電極を形成する工程と、
(c)該上部クラッド層の上部をエッチングして、該上部クラッド層の上部にリッジ構造を有する上層を形成し、該上層の上に電極を残す工程と、
(d)該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上に、絶縁膜を形成する工程と、
(e)該絶縁膜及び該電極上にパッド電極を形成する工程、
を具備している。
(f)該パッド電極を所望の幅にエッチングする工程、
を具備していることを特徴とする。
前記絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されており、
該絶縁膜全体の厚さは、1.2×10-7m乃至2.0×10-6mであり、
前記パッド電極の幅は、1.0×10-5m乃至1.4×10-4mであることを特徴とする。
前記絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されており、
該絶縁膜全体の厚さは、1.2×10-7m乃至2.0×10-6mであり、
前記パッド電極の面積は、6×10-9m2乃至1.3×10-7m2であることを特徴とする。
(A)c面を主面として有するサファイヤ基板から成る基板上に形成された下部コンタクト層、
(B)下部コンタクト層上に形成された下部電極、あるいは、下部パッド電極、あるいは、下部電極と下部パッド電極の積層構造体、
(C)下部コンタクト層上に形成された下部クラッド層、
(D)下部クラッド層上に形成された活性層、
(E)活性層上に形成された上部クラッド層、
(F)上部クラッド層上に形成された上部コンタクト層、
(G)上部コンタクト層上に形成された電極(以下、便宜上、上部電極と呼ぶ場合がある)、及び、
(H)パッド電極(以下、上部パッド電極と呼ぶ場合がある)、
から成る構造を挙げることができる。尚、このような構造を有する半導体レーザ素子を、便宜上、第1の構造を有する半導体レーザ素子と呼ぶ。
上部クラッド層は、先に説明したとおり、下層及び上層から構成され、
下部コンタクト層、下部クラッド層、活性層、上部クラッド層、及び、上部コンタクト層は、窒化物系化合物半導体層(例えば、GaN系材料層)から成り、
下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層の下層は、メサ構造を有し、
上部クラッド層の上層及び上部コンタクト層は、メサ構造の幅よりも狭い幅のリッジ構造を有し、
メサ構造の頂面に相当する上部クラッド層の下層の部分の上には、上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれの少なくとも一部分を被覆した絶縁膜が形成されており、
更に、幅WPAD、面積SPADを有するパッド電極(上部パッド電極)は、絶縁膜の頂面から電極(上部電極)の頂面に亙り形成されている。
(A)GaN基板やSiC基板から成る基板の裏面に形成された下部電極、
(B)基板の表面に形成された下部クラッド層、
(C)下部クラッド層上に形成された活性層、
(D)活性層上に形成された上部クラッド層、
(E)上部クラッド層上に形成された上部コンタクト層、
(F)上部コンタクト層上に形成された電極(上部電極)、及び、
(G)パッド電極(上部パッド電極)、
から成る構造を挙げることができる。尚、このような構造を有する半導体レーザ素子を、便宜上、第2の構造を有する半導体レーザ素子と呼ぶ。
上部クラッド層は、先に説明したとおり、下層及び上層から構成され、
下部クラッド層、活性層、上部クラッド層、及び、上部コンタクト層は、窒化物系化合物半導体層(例えば、GaN系材料層)から成り、
上部クラッド層の上層及び上部コンタクト層はリッジ構造を有し、
上部クラッド層の下層の部分の上には、上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれの少なくとも一部分を被覆した絶縁膜が形成されており、
更に、幅WPAD、面積SPADを有するパッド電極(上部パッド電極)は、絶縁膜の頂面から電極(上部電極)の頂面に亙り形成されている。
(1)絶縁膜が、上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれの下部を被覆する形態、及び、
(2)絶縁膜が、少なくとも上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれを被覆している形態、
を挙げることができる。ここで、『(2)絶縁膜が、少なくとも上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれを被覆している形態』をより具体的に説明すれば、上部クラッド層の上層と上部電極との間に上部コンタクト層が形成されていると想定して、
(2−1)絶縁膜が、上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれを被覆している形態、
(2−2)絶縁膜が、上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれを被覆し、且つ、上部コンタクト層の両側面のそれぞれの下部を被覆している形態、並びに、
(2−3)絶縁膜が、上部クラッド層の上層の両側面のそれぞれを被覆し、且つ、上部コンタクト層の両側面のそれぞれを被覆している形態、
を挙げることができる。ここで、上部クラッド層の上層の両側面近傍以外の、上部クラッド層の上層が設けられていない上部クラッド層の下層の部分の上に形成された絶縁膜の厚さは、概ね均一の厚さであることが望ましい。
Pdの単層構成
Ptの単層構成
Niの単層構成
Pd/Ptの多層構成
Pd/Niの多層構成
Pd/Auの多層構成
の6ケースのいずれかとし、上部パッド電極を、
Auの単層構成
Ti/Auの多層構成
Ti/Pt/Auの多層構成
の3ケースのいずれか(即ち、組合せのケース数として、6×3=18ケースであり、上部電極:上部パッド電極を構成する材料の組合せとしてこれら18ケースのいずれか1つ)とすればよいが、中でも、(上部電極:上部パッド電極)を構成する材料の組合せとして、(Pd:Au)の組合せ、(Pd/Pt:Ti/Pt/Au)の組合せとすることが一層好ましい。
上部クラッド層(上部コンタクト層が形成されている場合には上部コンタクト層も)はn型不純物を含み、下部クラッド層(下部コンタクト層が形成されている場合には下部コンタクト層も)はp型不純物を含んでいる構成とすることができる。p型不純物としてMg、Zn、Cd、Be、Ca、Ba、Oを挙げることができる。一方、n型不純物としてSi、Ge、Se、Sn、C、Tiを挙げることができる。
(A)c面を主面として有するサファイヤ基板から成る基板12上に形成された、n型GaNから成る下部コンタクト層14、
(B)下部コンタクト層14上に形成された下部パッド電極34、
(C)下部コンタクト層14上に形成された、n型AlGaNから成る下部クラッド層16、
(D)下部クラッド層16上に形成された、GaN/InGaNの多重量子井戸構造を有する活性層20、
(E)活性層20上に形成された、p型AlGaNから成る上部クラッド層24、
(F)上部クラッド層24上に形成された、p型GaNから成る上部コンタクト層26、
(G)Pd膜/Pt膜から成る多層金属膜から構成され、上部コンタクト層26上に形成された電極(上部電極30)、及び、
(H)Ti層/Pt層/Au層の多層構成を有するパッド電極(上部パッド電極32)、
から成る。尚、上部電極30及び上部パッド電極32を図面においては1層で表した。
先ず、基板12上に、少なくとも、下部クラッド層16、活性層20、及び、上部クラッド層24を順次、形成する。具体的には、基板12上に、下部コンタクト層14、下部クラッド層16、活性層20、上部クラッド層24、及び、上部コンタクト層26を順次、堆積させる。より具体的には、従来と同様にして、図2の(A)に示すように、c面を主面として有するサファイヤ基板から成る基板12上に、MOCVD法等によって、n型GaNから成る下部コンタクト層14、n型AlGaNから成る下部クラッド層16、n型InGaNから成る下部光ガイド層18、GaN/InGaNの多重量子井戸構造を有する活性層20、活性層20の劣化を防止するAlGaNから成る劣化防止層21、p型InGaNから成る上部光ガイド層22、p型AlGaNから成る上部クラッド層24、及び、p型GaNから成る上部コンタクト層26が、順次積層された積層構造を形成(堆積)する。尚、基板12上に、先ず、低温成長のGaNから成るバッファ層(図示せず)を形成し、バッファ層の上に横方向成長によりGaNから成る下地層(図示せず)を成長させた後、下部コンタクト層14を成長させてもよい。
次いで、上部クラッド層24の上に電極(上部電極30)を形成する。具体的には、先ず、形成すべき上部コンタクト層26と実質的に同じ幅を有する上部電極30を上部コンタクト層26上に形成する。
次に、上部クラッド層24の上部をエッチングして、上部クラッド層24の上部にリッジ構造を有する上層24Bを形成し、上層24Bの上(より具体的には、上部コンタクト層26の頂面)に電極(上部電極30)を残す。
次に、上部クラッド層24の上層24Bの両側面、及び、これらの側面のそれぞれから延在する上部クラッド層24の下層24Aの頂面上に、絶縁膜40を形成する。
その後、絶縁膜40の頂面から上部電極の頂面に亙り、形成すべきメサ構造の幅と実質的に同じ幅を有するアイソレーション用の金属層43を形成する。具体的には、ストライプ形状を有する金属層43を形成する。
次に、金属層43をエッチング用マスクとして、絶縁膜40、上部クラッド層24の下層24A、上部光ガイド層22、劣化防止層21、活性層20、下部光ガイド層18、下部クラッド層16、及び、下部コンタクト層14の一部分をエッチングする。こうして、図6の(A)に示すようなメサ構造52を得ることができる。金属層43をメサ構造形成の際のエッチング用マスクとしているので、メサ構造形成のためのエッチング用マスクの形成工程は不要である。
その後、絶縁膜40及び電極(上部電極30)上にパッド電極(上部パッド電極32)を形成する。
次いで、パッド電極(上部パッド電極32)を所望の幅WPADにエッチングする。
次いで、全面に、具体的には、下部コンタクト層14の表面、メサ構造の側面から上部パッド電極32の頂面に亙り(より具体的には、下部コンタクト層14の表面、下部クラッド層16の側面、下部光ガイド層18の側面、活性層20の側面、劣化防止層21の側面、上部光ガイド層22の側面、上部クラッド層24の下層24Aの側面、絶縁膜40の側面及び頂面、並びに、上部パッド電極32の上に)、膜厚0.3μmのSiO2から成る保護膜(パッシベーション膜)44を形成する。その後、リソグラフィ技術及びエッチング技術に基づき、下部コンタクト層14の表面に形成された保護膜44の一部分に開口部45を形成し、下部パッド電極34を露出させ、併せて、上部パッド電極32の上の保護膜44を除去する。こうして、図1に示した半導体レーザ素子10を作製することができる。その後、劈開処理、ペレット化、ダイ・ボンディングやワイヤ・ボンディング、キャップ・シール処理を行うことで、半導体レーザ素子10を完成させる。
(A)GaN基板から成る基板12Aの裏面に形成された下部電極36、
(B)基板12Aの表面(おもてめん)に形成された、n型AlGaNから成る下部クラッド層16、
(C)下部クラッド層16上に形成された、GaN/InGaNの多重量子井戸構造を有する活性層20、
(D)活性層上に形成された、p型AlGaNから成る上部クラッド層24、
(E)上部クラッド層上に形成された、p型GaNから成る上部コンタクト層26、 (F)Pd膜/Pt膜から成る多層金属膜から構成され、上部コンタクト層26上に形成された電極(上部電極30)、及び、
(G)Ti層/Pt層/Au層の多層構成を有するパッド電極(上部パッド電極32)、
から成る。尚、上部電極30及び上部パッド電極32を図面においては1層で表した。
先ず、基板12A上に、少なくとも、下部クラッド層16、活性層20、及び、上部クラッド層24を順次、形成する。具体的には、実施例1の[工程−100]と同様にして、基板12A上に、下部クラッド層16、活性層20、上部クラッド層24、及び、上部コンタクト層26を順次、堆積させる。この状態は、下部コンタクト層14が形成されていないことを除き、実質的に、図2の(A)に示した状態と同じである。
次いで、上部クラッド層24の上に電極(上部電極30)を形成する。具体的には、実施例1の[工程−110]と同様にして、形成すべき上部コンタクト層26と実質的に同じ幅を有する上部電極30を上部コンタクト層26上に形成する。この状態は、下部コンタクト層14が形成されていないことを除き、実質的に、図2の(B)及び図3の(A)に示した状態と同じである。
次に、上部クラッド層24の上部をエッチングして、上部クラッド層24の上部にリッジ構造を有する上層24Bを形成し、上層24Bの上に電極(上部電極30)を残す。具体的には、実施例1の[工程−120]と同様にして、上部電極30をエッチング用マスクとして、上部コンタクト層26をエッチングし、更に、上部クラッド層24を厚さ方向に一部分エッチングして、ストライプ形状を有する上部コンタクト層26及び上部クラッド層24の上層24Bを形成し、併せて、上部クラッド層24の上層24Bの両側に頂面が露出した部分を有する上部クラッド層24の下層24Aを形成する。この状態は、下部コンタクト層14が形成されていないことを除き、実質的に、図3の(B)に示した状態と同じである。
その後、上部クラッド層24の上層24Bの両側面、及び、これらの側面のそれぞれから延在する上部クラッド層24の下層24Aの頂面上に、絶縁膜40を形成する。
次いで、絶縁膜40及び電極(上部電極30)上にパッド電極(上部パッド電極32)を形成する。具体的には、フォトレジスト膜68Aを全面に形成(塗布)し、ストライプ形状を有する開口70Aをフォトレジスト膜68Aに形成する。開口70Aの底部には、上部電極30、及び、絶縁膜40の一部分が露出した状態となる。続いて、スパッタリング法によって、下から、厚さ10nmのTi層/厚さ0.1μmのPt層/厚さ0.3μmのAu層の多層構成膜を形成した後(図9の(A)参照)、レジスト膜68Aを除去する。こうして、上部電極30の上に上部パッド電極32を形成することができる(図9の(B)参照)。
その後、基板12Aの裏面に下部電極36を形成する。
次いで、全面に、膜厚0.3μmのSiO2から成る保護膜(パッシベーション膜)44Aを形成する。その後、リソグラフィ技術及びエッチング技術に基づき、上部パッド電極32の上の保護膜44Aを除去する。こうして、図8に示した半導体レーザ素子10Aを作製することができる。その後、劈開処理、ペレット化、ダイ・ボンディングやワイヤ・ボンディング、キャップ・シール処理を行うことで、半導体レーザ素子10Aを完成させる。
Claims (15)
- 下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を少なくとも備えており、
該上部クラッド層は、下層、及び、リッジ構造を有する上層の2層構造を有し、
該下部クラッド層、該活性層、及び、上部クラッド層の該下層は、メサ構造を有し、
上部クラッド層の該上層は、該メサ構造の幅よりも狭い幅のリッジ構造を有し、
該上部クラッド層の上層の上には電極が形成されており、
該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上には、絶縁膜が形成されており、
該電極と接し、且つ、該絶縁膜上を延在する金属層及びパッド電極が形成されており、
該メサ構造の側面から、該絶縁膜上を経て、該パッド電極及び該金属層の側部近傍に亙り、保護膜が形成されているリッジ導波路型の半導体レーザ素子であって、
該絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されており、
該絶縁膜全体の厚さは、1.2×10-7m乃至2.0×10-6mであり、
該パッド電極及び該金属層の幅は、1.0×10-5m乃至1.4×10-4mであることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を少なくとも備えており、
該上部クラッド層は、下層、及び、リッジ構造を有する上層の2層構造を有し、
該下部クラッド層、該活性層、及び、上部クラッド層の該下層は、メサ構造を有し、
上部クラッド層の該上層は、該メサ構造の幅よりも狭い幅のリッジ構造を有し、
該上部クラッド層の上層の上には電極が形成されており、
該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上には、絶縁膜が形成されており、
該電極と接し、且つ、該絶縁膜上を延在する金属層及びパッド電極が形成されており、
該メサ構造の側面から、該絶縁膜上を経て、該パッド電極及び該金属層の側部近傍に亙り、保護膜が形成されているリッジ導波路型の半導体レーザ素子であって、
該絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されており、
該絶縁膜全体の厚さは、1.2×10-7m乃至2.0×10-6mであり、
該パッド電極及び該金属層の面積は、6×10-9m2乃至1.3×10-7m2であることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 前記絶縁膜は、下から、酸化シリコン膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
酸化シリコン膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザ素子。 - 前記絶縁膜は、下から、窒化シリコン膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
窒化シリコン膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザ素子。 - 前記絶縁膜は、下から、Ta2O5膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
Ta2O5膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザ素子。 - 前記絶縁膜は、下から、ZrO2膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
ZrO2膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザ素子。 - 下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層は、GaN系材料から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子。
- 下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を少なくとも備えており、
該上部クラッド層は、下層、及び、リッジ構造を有する上層の2層構造を有し、
該下部クラッド層、該活性層、及び、上部クラッド層の該下層は、メサ構造を有し、
上部クラッド層の該上層は、該メサ構造の幅よりも狭い幅のリッジ構造を有し、
該上部クラッド層の上層の上には電極が形成されており、
該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上には、絶縁膜が形成されており、
該電極と接し、且つ、該絶縁膜上を延在する金属層及びパッド電極が形成されているリッジ導波路型の半導体レーザ素子の製造方法であって、
(a)基板上に、少なくとも、下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層を順次、形成する工程と、
(b)該上部クラッド層の上に電極を形成する工程と、
(c)該上部クラッド層の上部をエッチングして、該上部クラッド層の上部にリッジ構造を有する上層を形成し、該上層の上に電極を残す工程と、
(d)該上部クラッド層の上層の両側面、及び、該側面のそれぞれから延在する上部クラッド層の下層の頂面上に、絶縁膜を形成する工程と、
(e)絶縁膜の頂面から電極の頂面に亙り、形成すべきメサ構造の幅と実質的に同じ幅を有する金属層を形成し、次いで、金属層をエッチング用マスクとして、上部クラッド層の下層、活性層、下部クラッド層の一部分をエッチングしてメサ構造を得る工程と、
(f)該絶縁膜及び該電極上にパッド電極を形成する工程と、
(g)該パッド電極及び該金属層を所望の幅にエッチングする工程と、
(h)該メサ構造の側面から、絶縁膜上を経て、該パッド電極及び該金属層の側部近傍に亙り、保護膜を形成する工程、
を具備することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されており、
該絶縁膜全体の厚さは、1.2×10-7m乃至2.0×10-6mであり、
前記パッド電極の幅は、1.0×10-5m乃至1.4×10-4mであることを特徴とする請求項8に記載の半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記絶縁膜は、シリコン膜を含む多層構造膜から構成されており、
該絶縁膜全体の厚さは、1.2×10-7m乃至2.0×10-6mであり、
前記パッド電極の面積は、6×10-9m2乃至1.3×10-7m2であることを特徴とする請求項8に記載の半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記絶縁膜は、下から、酸化シリコン膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
酸化シリコン膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記絶縁膜は、下から、窒化シリコン膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
窒化シリコン膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記絶縁膜は、下から、Ta2O5膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
Ta2O5膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記絶縁膜は、下から、ZrO2膜及びシリコン膜の多層構造膜から構成されており、
ZrO2膜の厚さは、2×10-8m乃至2×10-7mであり、
シリコン膜の厚さは、1×10-7m乃至2×10-7mであることを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子の製造方法。 - 下部クラッド層、活性層、及び、上部クラッド層は、GaN系材料から成ることを特徴とする請求項8乃至請求項14のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子の製造方法。
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