JP4877294B2 - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

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この発明は、半導体発光素子の製造方法に関し、特に、窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導体レーザや発光ダイオードに適用して好適なものである。
近年、光ディスクの高密度化に必要である青色領域から紫外線領域におよぶ発光が可能な半導体レーザとして、AlGaInNなどの窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導体レーザの研究開発が盛んに行われている。この半導体レーザのうち、特に光ディスクに対する書き込み用の高出力半導体レーザの実現に必要とされるのは、高温、高出力下での低い駆動電流および長寿命である。
これまでに報告されている書き込み用高出力半導体レーザにおいては、p型クラッド層側の活性層の直上にp型AlGaNからなるキャップ層が設けられている(例えば、特開平9−219556号公報)。この半導体レーザにおいては、このキャップ層が活性層からのInの脱離を防ぎ、かつ、高温、高電流駆動時の電子のオーバーフローを抑制すると考えられている。
特開平9−219556号公報
しかしながら、報告されている上述の書き込み用高出力半導体レーザにおいては、活性層直上のp型AlGaNキャップ層は、電子のオーバーフローを抑制することから高温、高出力駆動時の駆動電流低減には有効に働くが、正孔に対しても障壁層として働くため、正孔の活性層への注入を阻害するという好ましからざる面を持っている。このことは、駆動電圧の上昇を招き、ひいては半導体レーザの寿命を制限する要因となる。
さらに、一般的に、AlGaNはGaNに比べてアクセプタのイオン化エネルギーが大きいため、Mgをドーピングしても高い正孔濃度が得られにくい。このことは、活性層直上のp型AlGaNキャップ層の抵抗が高いことを意味しており、半導体レーザの駆動電圧の上昇につながる。
したがって、この発明が解決しようとする課題は、高温、高出力駆動時に、活性層への正孔の注入を阻害することなく、電子のオーバーフローを抑制することができ、駆動電流および駆動電圧の大幅な低減が可能な、窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導体発光素子およびそのような半導体発光素子を容易に製造することができる半導体発光素子の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明の第1の発明は、
n型クラッド層とp型クラッド層との間に活性層がはさまれた構造を有する、窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導体発光素子において、
活性層とp型クラッド層との間に、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層が、少なくとも一つ設けられている
ことを特徴とするものである。
この発明の第1の発明においては、場合によっては、超格子からなるキャップ層に、従来と同様な単一のp型AlGaN層からなるキャップ層を組み合わせてもよい。具体的には、例えば、活性層に近い側に従来と同様な単一のp型AlGaN層からなるキャップ層を設け、遠い側に超格子からなるキャップ層を設けてもよい。
窒化物系III−V族化合物半導体は、一般的には、Ga、Al、InおよびBからなる群より選ばれた少なくとも一種のIII族元素と、少なくともNを含み、場合によってさらにAsまたはPを含むV族元素とからなり、具体例を挙げると、GaN、InN、AlN、AlGaN、InGaN、AlGaInNなどである。
この発明の第2の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層と、
キャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる光導波層と、
光導波層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子である。
この発明の第3の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第1のキャップ層と、
第1のキャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる光導波層と、
光導波層に接した、AlおよびGaを含む第9の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第3の厚さを有する障壁層とGaを含む第10の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第4の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第2のキャップ層と、
第2のキャップ層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子である。
この発明の第4の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、Gaを含む第10の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の光導波層と、
第1の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層と、
キャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の光導波層と、
第2の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子である。
この発明の第5の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、Gaを含む第11の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の光導波層と、
第1の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第1のキャップ層と、
第1のキャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の光導波層と、
第2の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第9の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第3の厚さを有する障壁層とGaを含む第10の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第4の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第2のキャップ層と、
第2のキャップ層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子である。
この発明の第4および第5の発明において、第1の光導波層を構成する第11の窒化物系III−V族化合物半導体は、この第1の光導波層の抵抗の低減の観点より、好適にはp型不純物がドープされず、アンドープである。また、活性層のp型クラッド層に最も近い井戸層とキャップ層あるいは第1のキャップ層の活性層に最も近い障壁層との間の距離は、10nmより小さいとこれらのキャップ層あるいは第1のキャップ層により活性層が受ける歪の影響が顕著になり、一方、150nmより大きいと電子と正孔との再結合が、通常p型とされる第2の光導波層で起こる確率が増え、半導体発光素子の駆動電流が増大するため、これらを防止する観点より、好適には10nm以上150nm以下に選ばれる。
この発明の第6の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層と、
キャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる光導波層と、
光導波層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する半導体発光素子の製造方法であって、
活性層およびキャップ層は、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させ、
光導波層およびp型クラッド層は、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにした
ことを特徴とするものである。
この発明の第7の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第1のキャップ層と、
第1のキャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる光導波層と、
光導波層に接した、AlおよびGaを含む第9の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第3の厚さを有する障壁層とGaを含む第10の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第4の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第2のキャップ層と、
第2のキャップ層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する半導体発光素子の製造方法であって、
活性層および第1のキャップ層は、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させ、
光導波層、第2のキャップ層およびp型クラッド層は、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにした
ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
この発明の第8の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、Gaを含む第11の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の光導波層と、
第1の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層と、
キャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の光導波層と、
第2の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する半導体発光素子の製造方法であって、
活性層、第1の光導波層およびキャップ層は、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させ、
第2の光導波層およびp型クラッド層は、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにした
ことを特徴とするものである。
この発明の第9の発明は、
InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
活性層に接した、Gaを含む第11の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の光導波層と、
第1の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第1のキャップ層と、
第1のキャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の光導波層と、
第2の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第9の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第3の厚さを有する障壁層とGaを含む第10の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第4の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第2のキャップ層と、
第2のキャップ層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する半導体発光素子の製造方法であって、
活性層、第1の光導波層および第1のキャップ層は、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させ、
第2の光導波層、第2のキャップ層およびp型クラッド層は、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにした
ことを特徴とするものである。
この発明の第5〜第9の発明において、半導体発光素子の各層の成長時のキャリアガス雰囲気については、活性層からのInの脱離をより効果的に防止する観点より、最も好適には、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気としてN2 ガス雰囲気を用い、一方、p型層の抵抗の低減を図る観点より、最も好適には、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気としてN2 とH2 との混合ガス雰囲気を用いる。
この発明の第2〜第9の発明において、AlおよびGaを含む第1、第6、第7および第9の窒化物系III−V族化合物半導体は、AlおよびGa以外のIII族元素、例えばInやBなどを含むこともあり、V族元素としてAsやPなどを含むこともある。また、Gaを含む第2、第5、第8、第10および第11の窒化物系III−V族化合物半導体は、Ga以外のIII族元素、例えばInやAlやBなどを含むこともあり、V族元素としてAsやPなどを含むこともある。また、InおよびGaを含む第3および第4の窒化物系III−V族化合物半導体は、InおよびGa以外のIII族元素、例えばAlやBなどを含むこともあり、V族元素としてAsやPなどを含むこともある。
この発明において、キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層の障壁層および井戸層の厚さは、1nmより小さいと活性層に注入される電子のオーバーフローの抑制効果が小さくなりすぎ、10nmより大きいと活性層に与える歪みが大きくなって劣化が生じるおそれがあるため、好適には、1nm以上10nm以下に選ばれ、より好適には、1nm以上5nm以下に選ばれ、さらに好適には、1.5〜3.5nmに選ばれる。これらの障壁層および井戸層の厚さは互いに異なっていてもよいし、互いに同一であってもよい。
好適には、キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層の障壁層を構成する第1の窒化物系III−V族化合物半導体はアンドープであり、それらの井戸層を構成する第2の窒化物系III−V族化合物半導体はp型不純物、例えばマグネシウム(Mg)がドープされる。また、典型的には、キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層の障壁層を構成する第1の窒化物系III−V族化合物半導体はAlz Ga1-z N(ただし、0<y<1)であり、それらの井戸層を構成する第2の窒化物系III−V族化合物半導体はGaNである。ここで、このAlz Ga1-z NのAl組成zは、0.12(12%)より小さいと電子のオーバーフローの抑制効果が小さくなりすぎ、0.3(30%)より大きいと成長層に生じる歪みが大きくなってエピタキシャル成長が難しくなることから、好適には0.12以上0.3以下に選ばれ、より好適には0.12以上0.2以下に選ばれる。キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層の障壁層を構成する第1の窒化物系III−V族化合物半導体としてはAlz Ga1-z-w Inw N(ただし、0<z<1、0<w<1かつ0<z+w<1)を用いてもよく、この場合にはキャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層により活性層に生じる歪みがより小さくなるため、活性層の劣化をより有効に防止することができる。一方、キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層の井戸層を構成する第2の窒化物系III−V族化合物半導体としてはInp Ga1-p N(ただし、0<p<1)を用いてもよい。
典型的には、活性層の障壁層を構成する第3の窒化物系III−V族化合物半導体はInx Ga1-x N(ただし、0≦x<1)であり、活性層の井戸層を構成する第4の窒化物系III−V族化合物半導体はIny Ga1-y N(ただし、0<y<1かつy>x)である。ここで、活性層に注入される電子に対する急峻な障壁を形成し、オーバーフローをより効果的に防止する観点より、好適には、活性層のp型クラッド層に最も近い井戸層にキャップ層の活性層に最も近い障壁層が接するようにする。
活性層に注入される電子のオーバフローを効果的に抑制する観点より、好適には、キャップ層の平均バンドギャップエネルギーはp型クラッド層の平均バンドギャップエネルギーより大きい。また、p側電極から注入される正孔が活性層に移動しやすくする観点より、好適には、p型クラッド層はAlおよびGaを含む第7の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とGaを含む第8の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された超格子からなる。ここで、好適には、p型クラッド層の障壁層を構成する第7の窒化物系III−V族化合物半導体はアンドープであり、p型クラッド層の井戸層を構成する第8の窒化物系III−V族化合物半導体はp型不純物、例えばMgがドープされている。
窒化物系III−V族化合物半導体層を成長させる基板としては、種々のものを用いることができ、具体的には、サファイア基板、SiC基板、Si基板、GaAs基板、GaP基板、InP基板、スピネル基板、酸化シリコン基板などのほか、厚いGaN層などの窒化物系III−V族化合物半導体層からなる基板を用いてもよい。
窒化物系III−V族化合物半導体の成長方法としては、例えば、有機金属化学気相成長(MOCVD)、ハイドライド気相エピタキシャル成長またはハライド気相エピタキシャル成長(HVPE)などを用いることができる。
上述のように構成されたこの発明によれば、活性層とp型クラッド層との間、具体的には、例えば、活性層に接して、あるいは、活性層に接した第1の光導波層に接して超格子からなるキャップ層が設けられ、場合によってはさらに、p型クラッド層の直前に超格子からなるキャップ層が設けられていることにより、活性層に注入される電子は超格子からなるキャップ層の障壁層によりこのキャップ層を通り抜けるのが抑制されるとともに、p側電極から注入され、p型クラッド層を通り抜けた正孔は超格子からなるキャップ層をトンネル効果により容易に通り抜けて活性層に注入されるようになる。ここで、特に、キャップ層を構成する障壁層および井戸層をそれぞれ同一の厚さに設定しているため、これらの井戸層に形成されるエネルギー準位は互いに一致することから、このトンネル効果は共鳴的に起こり、正孔のトンネルの確率は極めて高い。
また、第6の発明においては活性層およびキャップ層を、第7の発明においては活性層および第1のキャップ層を、第8の発明においては活性層、第1の光導波層およびキャップ層を、第9の発明においては活性層、第1の光導波層および第1のキャップ層を、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにしているので、活性層からInが脱離するのを抑えることができ、活性層の劣化を防止することができる。また、第6の発明においては光導波層およびp型クラッド層を、第7の発明においては光導波層、第2のキャップ層およびp型クラッド層を、第8の発明においては第2の光導波層およびp型クラッド層を、第9の発明においては第2の光導波層、第2のキャップ層およびp型クラッド層を、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにしているので、通常p型層とされるこれらの光導波層、第2のキャップ層あるいは第2の光導波層、あるいはp型クラッド層を良好な結晶性で成長させることができる。
また、キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層を構成する障壁層の厚さは同一で、井戸層の厚さも同様に同一であるため、これらの障壁層および井戸層の成長が容易である。特に、障壁層の厚さと井戸層の厚さとを同一とすることにより、これらの成長は極めて容易になる。
この発明によれば、活性層とp型クラッド層との間に、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層が、少なくとも一つ設けられ、より具体的には、例えば、活性層に接して、あるいは、活性層に接した第1の光導波層に接して超格子からなるキャップ層が設けられ、場合によってはさらに、p型クラッド層の直前に超格子からなるキャップ層が設けられていることにより、活性層に注入される電子は超格子からなるキャップ層の障壁層によりこのキャップ層を通り抜けるのが抑制されるとともに、p側電極から注入され、p型クラッド層を通り抜けた正孔は超格子からなるキャップ層をトンネル効果により容易に通り抜けて活性層に注入されるようになる。このため、高温、高出力駆動時の駆動電流および駆動電圧の大幅な低減が可能である。
また、半導体発光素子を構成する各層の成長時のキャリアガス雰囲気を、各層に合わせて、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気と窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気とで使い分けているので、活性層からのInの脱離を防止することができるとともに、p型層の結晶性を良好にすることができる。さらに、キャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層を構成する障壁層および井戸層をそれぞれ同一の厚さに設定していることにより、これらのキャップ層あるいは第1のキャップ層あるいは第2のキャップ層の成長が容易である。これらにより、半導体発光素子の製造が容易である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図において、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
図1は、この発明の第1の実施形態によるGaN系半導体レーザを示す。このGaN系半導体レーザは、リッジ構造およびSCH(Separate Confinement Heterostructure)構造を有するものである。
図1に示すように、この第1の実施形態によるGaN系半導体レーザにおいては、c面サファイア基板1上に、低温成長によるアンドープGaNバッファ層2を介して、ELOなどの横方向結晶成長技術を用いて成長されたアンドープGaN層3、n型GaNコンタクト層4、n型AlGaNクラッド層5、n型GaN光導波層6、例えばアンドープのInx Ga1-x N/Iny Ga1-y N多重量子井戸構造の活性層7、AlGaN/GaN超格子キャップ層8、p型GaN光導波層9、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11が順次積層されている。なお、p型クラッド層としてp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10を用いているのは、トンネル効果により正孔が通りやすくするためである。
ここで、アンドープGaNバッファ層2は厚さが例えば30nmである。アンドープGaN層3は厚さが例えば0.5μmである。n型GaNコンタクト層4は厚さが例えば4μmであり、n型不純物として例えばシリコン(Si)がドープされている。n型AlGaNクラッド層5は厚さが例えば1.0μmであり、n型不純物として例えばSiがドープされ、Al組成は例えば0.07である。n型GaN光導波層6は厚さが例えば0.1μmであり、n型不純物として例えばSiがドープされている。また、アンドープInx Ga1-x N/Iny Ga1-y N多重量子井戸構造の活性層7は、障壁層としてのInx Ga1-x N層と井戸層としてのIny Ga1-y N層とが交互に積層されたもので、例えば、障壁層としてのInx Ga1-x N層の厚さが7nmでx=0.02、井戸層としてのIny Ga1-y N層の厚さが3.5nmでy=0.14、井戸数が3である。
AlGaN/GaN超格子キャップ層8は、例えば厚さが2.5nmでAl組成が0.18のアンドープのAlGaN層を障壁層とし、例えば厚さが同じく2.5nmでp型不純物として例えばMgがドープされたGaN層を井戸層とし、これらを交互に積層した構造を有し、障壁層としてのAlGaN層の合計の厚さは例えば100nmである。このAlGaN/GaN超格子キャップ層8は、p型GaN光導波層9、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11の成長時に活性層7からInが脱離して劣化するのを防止するとともに、活性層9からの電子のオーバーフローを防止するためのものである。
p型GaN光導波層9は厚さが例えば0.1μmであり、p型不純物として例えばMgがドープされている。p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10は、例えば厚さが2.5nmでAl組成が0.12のアンドープのAlGaN層を障壁層とし、例えば厚さが同じく2.5nmのMgがドープされたGaN層を井戸層とし、これらを交互に積層した構造を有し、全体の厚さは例えば0.5μmである。p型GaNコンタクト層11は厚さが例えば0.1μmであり、p型不純物として例えばMgがドープされている。
n型GaNコンタクト層4の上層部、n型AlGaNクラッド層5、n型GaN光導波層6、活性層7、AlGaN/GaN超格子キャップ層8、p型GaN光導波層9およびp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10は所定幅のメサ形状を有する。このメサ部におけるp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10の上層部およびp型GaNコンタクト層11には、例えば〈1−100〉方向に延在するリッジ12が形成されている。このリッジ12の幅は例えば3μmである。
上記のメサ部の全体を覆うように例えば厚さが0.3μmのSiO2 膜のような絶縁膜13が設けられている。この絶縁膜13は、電気絶縁および表面保護のためのものである。この絶縁膜13のうちのリッジ12の上の部分には開口13aが設けられており、この開口13aを通じてp型GaNコンタクト層11にp側電極14が接触している。このp側電極14は、Pd膜、Pt膜およびAu膜を順次積層した構造を有し、Pd膜、Pt膜およびAu膜の厚さは例えばそれぞれ10nm、100nmおよび300nmである。一方、絶縁膜13のうちのメサ部に隣接する所定部分には開口13bが設けられており、この開口13bを通じてn型GaNコンタクト層4にn側電極15が接触している。このn側電極15は、Ti膜、Pt膜およびAu膜を順次積層した構造を有し、Ti膜、Pt膜およびAu膜の厚さは例えばそれぞれ10nm、50nmおよび100nmである。
このGaN系半導体レーザの要部のエネルギーバンド構造を図2に示す。図2において、Ec は伝導帯の下端のエネルギー、Ev は価電子帯の上端のエネルギーを示す。
次に、この第1の実施形態によるGaN系半導体レーザの製造方法について説明する。
まず、あらかじめサーマルクリーニングなどにより表面を清浄化したc面サファイア基板1上に有機金属化学気相成長(MOCVD)法により例えば500℃程度の温度でアンドープGaNバッファ層2を成長させた後、例えばELOなどの横方向結晶成長技術を用いて例えば1000℃の成長温度で、アンドープGaN層3を成長させる。
引き続いて、アンドープGaN層3上に、MOCVD法により、n型GaNコンタクト層4、n型AlGaNクラッド層5、n型GaN光導波層6、アンドープのGa1-x Inx N/Ga1-y Iny N多重量子井戸構造の活性層7、AlGaN/GaN超格子キャップ層8、p型GaN光導波層9、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11を順次成長させる。ここで、これらの層の成長温度は、例えば、n型GaNコンタクト層4からn型GaN光導波層6までは1000℃、活性層7からp型GaN光導波層9までは780℃、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11は1000℃とする。
これらのGaN系半導体層の成長原料は、例えば、Gaの原料としてはトリメチルガリウム((CH3 3 Ga、TMG)、Alの原料としてはトリメチルアルミニウム((CH3 3 Al、TMA)、Inの原料としてはトリメチルインジウム((CH3 3 In、TMI)を、Nの原料としてはNH3 を用いる。ドーパントについては、n型ドーパントとしては例えばシラン(SiH4 )を、p型ドーパントとしては例えばビス=メチルシクロペンタジエニルマグネシウム((CH3 5 4 2 Mg)あるいはビス=シクロペンタジエニルマグネシウム((C5 5 2 Mg)を用いる。
また、これらのGaN系半導体層の成長時のキャリアガス雰囲気としては、n型GaNコンタクト層4からn型GaN光導波層6まではN2 とH2 との混合ガス、活性層7およびAlGaN/GaN超格子キャップ層8はN2 ガス雰囲気、p型GaN光導波層9からp型GaNコンタクト層11まではN2 とH2 との混合ガスを用いる。この場合、活性層7を成長させた後、AlGaN/GaN超格子キャップ層8の成長まではキャリアガス雰囲気をN2 雰囲気としており、キャリアガス雰囲気にH2 が含まれないので、活性層7からInが脱離するのを抑えることができ、活性層7の劣化を防止することができる。また、p型GaN光導波層9からp型GaNコンタクト層11までの成長時にはキャリアガス雰囲気をN2 とH2 との混合ガス雰囲気としているので、これらのp型層を良好な結晶性で成長させることができる。
次に、上述のようにしてGaN系半導体層を成長させたc面サファイア基板1をMOCVD装置から取り出す。そして、p型GaNコンタクト層11の全面に例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法などにより例えば厚さが0.1μmのSiO2 膜(図示せず)を形成した後、このSiO2 膜上にリソグラフィーによりメサ部の形状に対応した所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして、例えばフッ酸系のエッチング液を用いたウエットエッチング、または、CF4 やCHF3 などのフッ素を含むエッチングガスを用いたRIE法によりSiO2 膜をエッチングし、パターニングする。次に、この所定形状のSiO2 膜をマスクとして例えばRIE法によりn型GaNコンタクト層4に達するまでエッチングを行う。このRIEのエッチングガスとしては例えば塩素系ガスを用いる。このエッチングにより、n型GaNコンタクト層4の上層部、n型AlGaNクラッド層5、n型GaN光導波層6、活性層7、AlGaN/GaN超格子キャップ層8、p型GaN光導波層9、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11がメサ形状にパターニングされる。
次に、エッチングマスクとして用いたSiO2 膜をエッチング除去した後、再び基板全面に例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法などにより例えば厚さが0.2μmのSiO2 膜(図示せず)を形成した後、このSiO2 膜上にリソグラフィーによりリッジ部に対応する所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして、例えばフッ酸系のエッチング液を用いたウエットエッチング、または、CF4 やCHF3 などのフッ素を含むエッチングガスを用いたRIE法によりSiO2 膜をエッチングし、リッジ部に対応する形状とする。
次に、このSiO2 膜をマスクとしてRIE法によりp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10の厚さ方向の所定の深さまでエッチングを行うことによりリッジ12を形成する。このRIEのエッチングガスとしては例えば塩素系ガスを用いる。
次に、エッチングマスクとして用いたSiO2 膜をエッチング除去した後、基板全面に例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法などにより例えば厚さが0.3μmのSiO2 膜のような絶縁膜13を成膜する。
次に、リソグラフィーによりn側電極形成領域を除いた領域の絶縁膜13の表面を覆うレジストパターン(図示せず)を形成する。
次に、このレジストパターンをマスクとして絶縁膜13をエッチングすることにより、開口13bを形成する。
次に、レジストパターンを残したままの状態で基板全面に例えば真空蒸着法によりTi膜、Pt膜およびAu膜を順次形成した後、レジストパターンをその上に形成されたTi膜、Pt膜およびAu膜とともに除去する(リフトオフ)。これによって、絶縁膜13の開口13bを通じてn型GaNコンタクト層4にコンタクトしたn側電極15が形成される。ここで、このn側電極15を構成するTi膜、Pt膜およびAu膜の厚さは例えばそれぞれ10nm、50nmおよび100nmである。次に、n側電極15をオーミック接触させるためのアロイ処理を行う。
次に、同様なプロセスで、リッジ12の上の部分の絶縁膜13をエッチング除去して開口13aを形成した後、n側電極15と同様にして、この開口13aを通じてp型GaNコンタクト層11にコンタクトしたPd/Pt/Au構造のp側電極14を形成する。
この後、上述のようにしてレーザ構造が形成された基板を劈開などによりバー状に加工して両共振器端面を形成し、さらにこれらの共振器端面に端面コーティングを施した後、このバーを劈開などによりチップ化する。
以上により、目的とするリッジ構造およびSCH構造を有するGaN系半導体レーザが製造される。
以上のように、この第1の実施形態によれば、活性層7に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層8が設けられているので、n側電極15から活性層7に注入される電子はこのAlGaN/GaN超格子キャップ層8の障壁層、すなわちAlGaN層により通り抜けるのを防止することができ、高温、高出力駆動時の電子のオーバーフローを防止することができる。このため、GaN系半導体レーザの駆動電流および駆動電圧の低減を図ることができる。また、p側電極14から注入され、p型GaNコンタクト層11、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaN光導波層9を通ってAlGaN/GaN超格子キャップ層8に到達した正孔はこのAlGaN/GaN超格子キャップ層8をトンネル効果により容易に通り抜けて活性層7に注入されるので、正孔の活性層7への注入も容易となり、GaN系半導体レーザの駆動電圧の低減を図ることができる。さらに、AlGaN/GaN超格子キャップ層8の井戸層、すなわちGaN層にはp型不純物としてMgがドープされていて低抵抗率となっているので、キャップ層をノンドープのAlGaN層だけで形成する場合に比べてキャップ層の抵抗の低減を図ることができ、GaN系半導体レーザの駆動電圧のより一層の低減を図ることができる。そして、これらの駆動電流および駆動電圧の低減により、GaN系半導体レーザの長寿命化を図ることができる。
また、一般に活性層7の近傍にAlGaN層を形成すると、このAlGaN層により活性層7は格子歪みを受けるため、活性層7における発光が不均一になるという問題があり、これはGaN系半導体レーザの駆動電流の増大につながる。しかしながら、この第1の実施形態においては、活性層7に接して形成するのは厚さ2.5nmと十分に薄いAlGaN層とGaN層とを交互に積層したAlGaN/GaN超格子キャップ層8であるので、活性層7が受ける歪みが低減され、活性層7における発光の不均一性の抑制を図ることができ、発光むらを防止することができる。
この第1の実施形態によるGaN系半導体レーザは、高温、高出力駆動時の駆動電流および駆動電圧の低減を図ることができ、長寿命でもあることから、特に、光ディスクに対する書き込み用高出力半導体レーザとして用いて好適なものである。
また、AlGaN/GaN超格子キャップ層8の障壁層および井戸層とも同じ厚さであるので、このAlGaN/GaN超格子キャップ層8の成長が容易であり、GaN系半導体レーザの製造も容易である。
次に、この発明の第2の実施形態によるGaN系半導体レーザについて説明する。図3はこのGaN系半導体レーザのエネルギーバンド図を示す。
図3に示すように、この第2の実施形態によるGaN系半導体レーザにおいては、活性層7に接してアンドープGaN光導波層16が設けられ、このアンドープGaN光導波層16に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層8が設けられ、このAlGaN/GaN超格子キャップ層8に接してp型GaN光導波層9が設けられ、このp型GaN光導波層9に接してp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10が設けられている。アンドープGaN光導波層16はn型伝導性を示す。このアンドープGaN光導波層17の厚さは一般的には10〜150nmであるが、ここでは20nmとする。その他の構成は、第1の実施形態によるGaN系半導体レーザと同一であるので、説明を省略する。
このGaN系半導体レーザの製造方法は、基本的には第1の実施形態によるGaN系半導体レーザの製造方法と同様であるが、この場合、特に各層の成長時の成長温度およびキャリアガス雰囲気を次のように設定する。すなわち、成長温度については、例えば、n型GaNコンタクト層4からn型GaN光導波層6までは1000℃、活性層7からp型GaN光導波層9までは780℃、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層12は1000℃とする。また、キャリアガス雰囲気については、例えば、n型GaNコンタクト層4からn型AlGaNクラッド層5まではN2 とH2 との混合ガス雰囲気、n型GaN光導波層6からAlGaN/GaN超格子キャップ層8まではN2 雰囲気、p型GaN光導波層9からp型GaNコンタクト層11まではN2 とH2 との混合ガス雰囲気とする。この場合、活性層7を成長させた後、AlGaN/GaN超格子キャップ層8の成長まではキャリアガス雰囲気をN2 雰囲気としており、キャリアガス雰囲気にH2 が含まれないので、活性層7からInが脱離するのを抑えることができ、活性層7の劣化を防止することができる。また、p型GaN光導波層9からp型GaNコンタクト層11までの成長時にはキャリアガス雰囲気をN2 とH2 との混合ガス雰囲気としているので、これらのp型層を良好な結晶性で成長させることができる。
この第2の実施形態によれば、活性層7にアンドープGaN光導波層16を介して接したAlGaN/GaN超格子キャップ層8により、第1の実施形態と同様の理由により、GaN系半導体レーザの駆動電流および駆動電圧の低減を図ることができる。これに加えて、この第2の実施形態によれば、AlGaN/GaN超格子キャップ層8を活性層7に直接接して設けるのではなく、活性層7に接して設けられた厚さ20nmのアンドープGaN光導波層16に接して設けていることにより、活性層7のp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10に最も近い井戸層とAlGaN/GaN超格子キャップ層8の活性層7に最も近い障壁層との間の距離は20nmとなる。このため、AlGaN/GaN超格子キャップ層8により活性層7が受ける歪みの低減を図ることができ、活性層7における発光の不均一性の抑制を図ることができるとともに、p型GaN光導波層9で電子と正孔との再結合が起こる確率が減少し、駆動電流の増大を抑えることができる。
次に、この発明の第3の実施形態によるGaN系半導体レーザについて説明する。図4はこのGaN系半導体レーザのエネルギーバンド図を示す。
この第3の実施形態によるGaN系半導体レーザにおいては、活性層7に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層8が設けられ、このAlGaN/GaN超格子キャップ層8に接してp型GaN光導波層9が設けられ、このp型GaN光導波層9に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層17が設けられ、このAlGaN/GaN超格子キャップ層17に接してp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10が設けられている。ここで、AlGaN/GaN超格子キャップ層17は、例えば厚さが2.5nmでAl組成が0.15のアンドープのAlGaN層を障壁層とし、例えば厚さが同じく2.5nmでp型不純物として例えばMgがドープされたGaN層を井戸層とし、これらを交互に積層した構造を有し、障壁層としてのAlGaN層の合計の厚さは例えば100nmである。その他の構成は、第1の実施形態によるGaN系半導体レーザと同一であるので、説明を省略する。
このGaN系半導体レーザの製造方法は、基本的には第1の実施形態によるGaN系半導体レーザの製造方法と同様であるが、この場合、特に各層の成長時の成長温度およびキャリアガス雰囲気を次のように設定する。すなわち、成長温度については、例えば、n型GaNコンタクト層4からn型GaN光導波層6までは1000℃、活性層7からAlGaN/GaN超格子キャップ層17までは780℃、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11は1000℃とする。また、キャリアガス雰囲気については、例えば、n型GaNコンタクト層4からn型AlGaNクラッド層5まではN2 とH2 との混合ガス雰囲気、n型GaN光導波層6からAlGaN/GaN超格子キャップ層17まではN2 雰囲気、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11はN2 とH2 との混合ガス雰囲気とする。この場合、活性層7を成長させた後、AlGaN/GaN超格子キャップ層17の成長まではキャリアガス雰囲気をN2 雰囲気としており、キャリアガス雰囲気にH2 が含まれないので、活性層7からInが脱離するのを抑えることができ、活性層7の劣化を防止することができる。また、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11の成長時にはキャリアガス雰囲気をN2 とH2 との混合ガス雰囲気としているので、これらのp型層を良好な結晶性で成長させることができる。
この第3の実施形態によれば、活性層7に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層8が設けられ、さらにp型GaN光導波層9に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層17が設けられているので、言い換えれば、活性層7とp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10との間に二つのAlGaN/GaN超格子キャップ層が設けられていることにより、第1の実施形態と同様な理由により、GaN系半導体レーザの駆動電流および駆動電圧の大幅な低減を図ることができ、ひいてはGaN系半導体レーザの長寿命化を図ることができる。
次に、この発明の第4の実施形態によるGaN系半導体レーザについて説明する。
この第4の実施形態によるGaN系半導体レーザにおいては、第2の実施形態によるGaN系半導体レーザにおいて、p型GaN光導波層9とp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10との間にさらにAlGaN/GaN超格子キャップ層17が設けられている。その他の構成は、第1および第3の実施形態によるGaN系半導体レーザと同一であるので、説明を省略する。
このGaN系半導体レーザの製造方法は、基本的には第1の実施形態によるGaN系半導体レーザの製造方法と同様であるが、この場合、特に各層の成長時の成長温度およびキャリアガスを次のように設定する。すなわち、成長温度については、例えば、アンドープGaN層3からn型AlGaNクラッド層5までは1000℃、n型GaN光導波層6からAlGaN/GaN超格子キャップ層17までは780℃、p型AlGaN/GaNクラッド層10およびp型GaNコンタクト層11は1000℃とする。また、キャリアガス雰囲気については、例えば、アンドープGaN層3からn型AlGaNクラッド層5まではN2 とH2 との混合ガス雰囲気、n型GaN光導波層6からAlGaN/GaN超格子キャップ層17まではN2 雰囲気、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11はN2 とH2 との混合ガス雰囲気とする。この場合、活性層7を成長させた後、AlGaN/GaN超格子キャップ層17の成長まではキャリアガス雰囲気をN2 雰囲気としており、キャリアガス雰囲気にH2 が含まれないので、活性層7からInが脱離するのを抑えることができ、活性層7の劣化を防止することができる。また、p型AlGaN/GaN超格子クラッド層10およびp型GaNコンタクト層11の成長時にはキャリアガス雰囲気をN2 とH2 との混合ガス雰囲気としているので、これらのp型層を良好な結晶性で成長させることができる。
この第4の実施形態によれば、活性層7に接してアンドープGaN光導波層16が設けられ、このアンドープGaN光導波層16に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層8が設けられ、このAlGaN/GaN超格子キャップ層8に接してp型GaN光導波層9が設けられ、さらにこのp型GaN光導波層9に接してAlGaN/GaN超格子キャップ層17が設けられているので、言い換えれば、活性層7とp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10との間に二つのAlGaN/GaN超格子キャップ層が設けられていることにより、第1の実施形態と同様な理由により、GaN系半導体レーザの駆動電流および駆動電圧の大幅な低減を図ることができるとともに、活性層7とAlGaN/GaN超格子キャップ層8との間にアンドープGaN光導波層16が設けられていることにより第2の実施形態と同様な理由により、活性層7における発光の不均一性の抑制を図ることができ、しかもp型GaN光導波層9での電子と正孔との再結合の確率を減少させることができることにより駆動電流のより一層の低減を図ることができる。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の第1〜第4の実施形態において挙げた数値、構造、基板、原料、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、構造、基板、原料、プロセスなどを用いてもよい。
具体的には、例えば、上述の第1〜第4の実施形態においては、レーザ構造を形成するn型層を基板上に最初に積層し、その上にp型層を積層しているが、これと積層順序を逆にし、基板上に最初にp型層を積層し、その上にn型層を積層した構造としてもよい。
また、上述の第1〜第4の実施形態においては、c面サファイア基板を用いているが、必要に応じて、SiC基板、Si基板、スピネル基板、厚いGaN層からなる基板などを用いてもよい。また、GaNバッファ層の代わりに、AlNバッファ層やAlGaNバッファ層を用いてもよい。
また、上述の第1〜第4の実施形態においては、この発明をSCH構造のGaN系半導体レーザに適用した場合について説明したが、この発明は、例えば、DH(Double Heterostructure)構造のGaN系半導体レーザに適用してもよいことはもちろん、GaN系発光ダイオードに適用してもよい。
さらに、上述の第1〜第4の実施形態においては、AlGaN/GaN超格子キャップ層8、17やp型AlGaN/GaN超格子クラッド層10において、AlGaN層にはMgをドープしていないが、必要に応じて、このAlGaN層にもMgをドープしてもよく、さらには、GaN層にはMgをドープせず、AlGaN層にのみMgをドープしてもよい。
この発明の第1の実施形態によるGaN系半導体レーザを示す断面図である。 この発明の第1の実施形態によるGaN系半導体レーザのエネルギーバンド構造を示す略線図である。 この発明の第2の実施形態によるGaN系半導体レーザのエネルギーバンド構造を示す略線図である。 この発明の第3の実施形態によるGaN系半導体レーザのエネルギーバンド構造を示す略線図である。
符号の説明
1・・・c面サファイア基板、4・・・n型GaNコンタクト層、5・・・n型AlGaNクラッド層、6・・・n型GaN光導波層、7・・・活性層、8、17・・・AlGaN/GaN超格子キャップ層、9・・・p型GaN光導波層、10・・・p型AlGaN/GaN超格子クラッド層、11・・・p型GaNコンタクト層、12・・・リッジ、13・・・絶縁膜、14・・・p側電極、15・・・n側電極、16・・・アンドープGaN光導波層

Claims (2)

  1. InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
    上記活性層に接した、Gaを含む第11の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の光導波層と、
    上記第1の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなるキャップ層と、
    上記キャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の光導波層と、
    上記第2の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する半導体発光素子を製造する場合に、
    上記活性層、上記第1の光導波層および上記キャップ層は、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させ、
    上記第2の光導波層および上記p型クラッド層は、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにした半導体発光素子の製造方法。
  2. InおよびGaを含む第3の窒化物系III−V族化合物半導体からなる障壁層とInおよびGaを含む第4の窒化物系III−V族化合物半導体からなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造の活性層と、
    上記活性層に接した、Gaを含む第11の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の光導波層と、
    上記第1の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第1の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第1の厚さを有する障壁層とGaを含む第2の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第1のキャップ層と、
    上記第1のキャップ層に接した、Gaを含む第5の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第2の光導波層と、
    上記第2の光導波層に接した、AlおよびGaを含む第9の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第3の厚さを有する障壁層とGaを含む第10の窒化物系III−V族化合物半導体からなる第4の厚さを有する井戸層とが交互に積層された超格子からなる第2のキャップ層と、
    上記第2のキャップ層に接した、AlおよびGaを含む第6の窒化物系III−V族化合物半導体からなるp型クラッド層とを有する半導体発光素子を製造する場合に、
    上記活性層、上記第1の光導波層および上記第1のキャップ層は、実質的に水素を含まず、窒素を主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させ、
    上記第2の光導波層、上記第2のキャップ層および上記p型クラッド層は、窒素と水素とを主成分とするキャリアガス雰囲気中で成長させるようにした半導体発光素子の製造方法。
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