JP4621837B2 - 中継装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信装置間でデータを送受信する通信システムに関する。特に、通信装置間のデータの送受信を中継する中継装置を複数備え、中継装置間でデータを交換する場合に、通信量を削減して通信負荷を低減させ、データの交換に要する時間を短縮させることができる中継装置、該中継装置を含む通信システム及び通信方法に関する。
近年では、複数の通信装置を接続し、各通信装置に夫々機能を割り振って相互にデータを交換し、連携して多様な処理を行なわせるシステムが各分野で利用されている。例えば、車両に配される車載LAN(Local Area Network)の分野では、通信装置としてECU(電子制御装置;Electronic Control Unit)を用い、各ECUに夫々特化させた処理を行なわせて相互にデータを交換することにより、システムとして多様な機能を実現させている。
各通信装置の機能の特化、また各通信装置が行なうことができる機能の増加に伴ない、通信媒体に接続される通信装置の数及び種別も増加する。更に、システムとして多様な機能が期待されるようになることから、各通信装置がデータを共有して連携する必要が生じ、送出されるデータの量は増加する。
通信線で送受信されるデータ量の増大はコリジョン(衝突)によるデータの遅延又は欠落を招く。データの著しい遅延又は欠落は、ECUによるブレーキ制御等の運転補助機能に対して致命的な場合がある。
そこで、通信線を複数に分け、異なる通信線にECUを夫々接続する構成が一般的である。データを共通に使用するECUをまとめることで通信線の使用の無駄を抑えることができるからである。また、ECUの種類の増大に対して効率的に通信線を利用するため、通信速度の異なる通信線に、送受信するデータの種類によりECUを分別して接続する構成もある。これらの構成では、異なる通信線間はデータの送受信を制御する中継装置により接続される。
各通信装置を複数のグループに分けた場合であっても各通信装置の制御に必要なデータを中継装置が全て転送する構成では通信線に送出されるデータの量は低減されない。そこで、特許文献1には各通信装置から受信したデータを一旦データベースに記憶し、各通信装置が必要とするデータを適宜データベースから読み出して送信するようにし、更にデータベースを有する装置間でデータベースに記録されたデータを送受信し、データベースをを共有する技術が開示されている。
特開2007−300331号公報
特許文献1に開示された技術により、各通信装置を複数の群に分け、異なる群間のデータの送受信はデータベースを有する装置が中継する構成とし、データベースを共有させることによって遅延を低減させることができる。このようにデータベースを有する装置により異なる群の通信装置間のデータの送受信を中継する構成とした場合、中継処理の更なる高速化が要求されるときにはデータベースを有する中継装置間での通信量を削減する構成が望まれる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、データベースを有する中継装置間でデータを交換するに際し、識別情報と識別情報に対応する数値情報との対からなるデータの内、数値情報のみを適宜組み合わせて送受信することにより通信量を削減することができる中継装置、該中継装置を含む通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る中継装置は、数値情報及び該数値情報の識別情報を含むデータを送受信する外部装置に接続され、外部装置からデータを受信する手段、データベースにデータを記憶する手段、及び前記データベースから読み出したデータを外部装置へ送信する手段を備え、外部装置間のデータの送受信を中継する中継装置において、外部装置から受信した一又は複数のデータから数値情報を抽出し、抽出した数値情報から、夫々対応する識別情報を省略してデータフレームを作成する手段と、作成したデータフレームを他の中継装置へ送信する手段と、他の中継装置からデータフレームを受信する手段と、データフレームを受信した場合、受信したデータフレームに含まれる数値情報を読み出す手段と、データベースのデータの数値情報を、読み出した数値情報により更新する手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る中継装置は、データフレームが含む数値情報の数、及び前記数値情報に対応する識別情報に応じて規定される種類毎に、データフレームに含まれる数値情報の位置及び情報長、並びに各数値情報に対応する識別情報を記憶する手段と、データフレームを他の中継装置へ送信するに際し、データフレームの種類を共に送信する手段と、他の中継装置からデータフレームを受信した場合に前記データフレームの種類を特定する手段とを備え、他の中継装置からデータフレームを受信した場合、特定した種類に基づきデータフレームから数値情報を取り出すようにしてあることを特徴とする。
第3発明に係る通信システムは、数値情報及び該数値情報の識別情報を含むデータを送受信する複数の通信装置により夫々構成される複数の通信装置群と、該複数の通信装置群に群毎に一又は複数接続され、通信装置からデータを受信する手段、データベースにデータを記憶する手段、及び前記データベースから読み出したデータを通信装置へ送信する手段を備え、相互に接続され、通信装置間のデータの送受信を中継する複数の中継装置とを含む通信システムにおいて、各中継装置は、通信装置から受信した一又は複数のデータから数値情報を抽出し、抽出した数値情報から、夫々対応する識別情報を省略してデータフレームを作成する手段と、作成したデータフレームを他の中継装置へ送信する手段と、他の中継装置からデータフレームを受信する手段と、データフレームを受信した場合、受信したデータフレームに含まれる数値情報を読み出す手段と、自身のデータベースのデータの数値情報を、読み出した数値情報により更新する手段とを備えることを特徴とする。
第4発明に係る通信方法は、数値情報及び該数値情報の識別情報を含むデータを送受信する複数の通信装置により夫々構成される複数の通信装置群に群毎に一又は複数接続され、自群の通信装置からデータを受信し、データベースにデータを記憶し、前記データベースから読み出したデータを通信装置へ送信し、通信装置間のデータの送受信を中継するように相互に接続される複数の中継装置による通信方法において、各中継装置は、通信装置から受信した一又は複数のデータから数値情報を抽出し、抽出した数値情報から、夫々対応する識別情報を省略してデータフレームを作成し、作成したデータフレームを他の中継装置へ送信し、他の中継装置からデータフレームを受信した場合、受信したデータフレームに含まれる数値情報を読み出し、自身のデータベースのデータの数値情報を読み出した数値情報で更新し、更新後のデータベースからデータを読み出して自群の通信装置へ送信することを特徴とする。
第1発明、第3発明及び第4発明では、外部装置(通信装置)が送受信し、更に中継装置のデータベースに記憶されるデータが数値情報及び該数値情報の識別情報との対からなる場合に、中継装置間でデータベースのデータを交換するに際し、数値情報を含むデータフレームにより送受信することにより交換する。データの種類が多いほど識別情報を表わすための情報長が長くなり、更に中継装置間で交換するデータの数に応じて識別情報の情報長の総計は長くなるが、中継装置間における送受信ではデータ毎の識別情報の送受信が省略されるので通信量が削減される。
第2発明では、中継装置はデータフレームが含む数値情報に対応する識別情報、及び数値情報の数に応じて規定される種類毎に、データフレーム中のいずれの位置にいずれの識別情報に対応する数値情報が含まれているのかを記憶している。したがって、中継装置間でデータフレームを送信するに際してデータフレームの種類の情報を送信することにより、データフレームを受信した中継装置は、データフレームに含まれる数値情報を夫々読み出すことが可能となる。
本発明による場合、異なる群の外部装置(通信装置)間のデータを中継するために自身のデータベースのデータを他の中継装置と交換するに際し、データベースに含まれるデータの数値情報に対応する識別情報の送信が省略されて中継装置間の通信量を削減することができる。中継装置間における通信量を削減することにより、中継装置のデータベースのデータ交換に要する時間を短縮して高速に完了させることが可能になり、異なる群の外部装置間でのデータの同一性、中継の即時性が担保される。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下の実施の形態では、データの送受信処理を行なうECUが複数接続される車載通信システムに本発明に係る通信システムを適用した場合を例に説明する。
図1は、本実施の形態における車載通信システムの構成を示す構成図である。車載通信システムは、データを送受信する通信装置であり、群をなすECU(Electronic Control Unit)1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…と、群毎に各ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…を接続している通信線2a,2b,2c,2d,2e,2fと、通信線2a,2b,2c,2d,2e,2fに夫々接続しており、各ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…間のデータの送受信を中継する中継装置3a,3b,3cと、中継装置3a,3b,3cを接続している通信線4とを含む。本実施の形態における車載通信システムは、幹線となる通信線4に接続された中継装置3a,3b,3cを介して複数の群をなすECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…間を接続する幹線型の車載ネットワークを構成している。以下、説明を明瞭とするため、通信線2a,2b,2c,2d,2e,2fを支線2a,2b,2c,2d,2e,2fと呼び、通信線4を幹線4と呼ぶ。
ECU1a,1a,…は支線2aに、ECU1b,1b,…は支線2bに、ECU1c,1c,…は支線2cに、ECU1d,1d,…は支線2dに、ECU1e,1e,…は支線2fに、ECU1f,1f,…は支線2fに夫々接続している。なお、支線2a,2b,2c,2d,2e,2fを介した各ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…間の接続形態はバス型とする。後述するようにECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…は、CAN(Controller Area Network)のプロトコルに準じてデータを送受信するからである。接続形態は、スター型、ディジーチェーン型等のいずれの接続形態でもよい。
中継装置3a,3b,3c間の幹線4を介した接続形態は、ディジーチェーン型とする。中継装置3a,3b,3cは夫々、データベース31a,31b,31cとして使用する記憶領域を備えている。
そして中継装置3aは基本的に、支線2a,2bを介して接続しているECU1a,1a,…,1b,1b,…から送信されたデータをデータベース31aに記憶し、データベース31aから読み出したデータをECU1a,1a,…,1b,1b,…へ送信する。更に、中継装置3aは、ECU1a,1a,…,1b,1b,…から受信したデータを他の中継装置3b,3cに送信し、他の中継装置3b,3cから受信したデータをデータベース31aに記憶する。他の中継装置3b,3cも同様に、他の中継装置3a,3b,3cから受信したデータをデータベース31b,31cに記憶する。これにより、データベース31a,31b,31cが同じ内容となるように同期され、異なる支線2a,2b,2c,2d,2e,2fに接続しているECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…が夫々同一のデータを使用することができる。
図2は、本実施の形態における車載通信システムを構成するECU1c及び中継装置3bの内部構成を示すブロック図である。
ECU1cは、各構成部の動作を制御する制御部10と、制御に必要なデータを記憶する記憶部11と、支線2cとの通信を制御する通信制御部12とを備える。他のECU1a,1b,1d,1e,1fの内部構成はECU1cと同様であるので詳細な説明を省略する。
ECU1cの制御部10は、図示しない車両のバッテリー、オルタネータ等の電力供給装置から電力の供給を受けて各構成部の動作を制御するようにしてある。
記憶部11は揮発性のメモリを利用し、制御部10は処理の過程で発生する各種情報、後述するようにセンサから入力された信号が表す測定値又は中継装置3bから受信したデータを一時的に記憶部11に記憶する。
通信制御部12は、ネットワークコントローラチップを有して支線2cとの通信を実現する。ECU1cの制御部10は、通信制御部12を介してデータを送受信する。
このように構成されるECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…は測定値、計算値、制御値等の各種物理量の数値情報を含むデータの送信又はエンジン、ブレーキ等のマイクロコンピュータによる制御が可能な装置である。例えばECU1cはABS(Antilock Brake System)として機能し、車輪の回転速度(車輪速)を検知する図示しないセンサと接続されている。ECU1cは、車両の制動時にセンサを介して検知した車輪速に基づいてブレーキを制御すると共に、車輪速の測定値をデータとして支線2cを介して中継装置3bへ送信する。
なお、ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…から送信されるデータは、車輪速、温度、角度等のデータの属性を識別する属性ID(Identification Data)と、夫々の具体的な数値情報(属性値)との対で構成される。例えば、車輪速を表わすデータは、車輪速に割り振られた属性ID「10」と、属性値「3000(rpm:revolutions per minute)」との対からなる。また、数値情報にはオン・オフ、上・中・下等の切り替えのための制御値を数値情報で表わしたもの(オン:1,オフ:0、上:1,中:0,下:マイナス1)も含まれる。
更に、ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…と、中継装置3a,3b,3cとのデータの送受信は、複数のデータがまとめられた「メッセージ」の送受信によって実行される。車載装置1a,1b,1c,1d,1e,1f,…は、通信制御部12によりデータを送信する場合、自身の動作によって得られるデータ群をメッセージとして送信する。
通信線(支線)2c,2dは、CANのプロトコルに基づく通信線を利用し、ECU1c,1c,…,1d,1d,…の通信制御部12は夫々、CANプロトコルに基づき支線2c,2dを介してメッセージを送受信する。なお、ECU1c,1c,…,1d,1d,…は、CANプロトコルに基づきメッセージを送信する場合、メッセージは複数のデータの組み合わせ毎に規定されているメッセージID、即ち「CAN ID」を含み、組み合わせに応じた属性値群をまとめて送信するようにしてある。
なお、支線2c,2dはこれに限らず、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay(登録商標)等のプロトコルに基づくメッセージの送受信が可能であってもよい。他の支線2a,2b,2e,2fも支線2c,2dと同様である。なお、各ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…から送受信されるデータの種類に応じて支線2a,2b,2c,2d,2e,2fを夫々異なるプロトコルの通信線で構成してもよい。
中継装置3bは、各構成部の動作を制御する制御部30bと、支線2c及び支線2dに接続されている支線通信部32bと、幹線4と接続されている第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bと、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性のメモリを利用した一時記憶領域35bと、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically EPROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを利用した記憶部36bとを備える。中継装置3a,3cの内部構成は中継装置3bの内部構成と同様であるので詳細な説明を省略する。
制御部30bはMPU(Micro Processing Unit)を利用し、図示しない車両のオルタネータ、バッテリー等の電力供給装置から電力の供給を受けて各構成部の動作を制御するように構成してある。
支線通信部32bは、支線2c,2dを介して接続しているECU1c,1c,…,1d,1d,…とのデータの送受信を実現する。なお、上述のようにECU1c,1c,…,1d,1d,…と中継装置3bとの間のデータの送受信はメッセージの送受信により実行される。そして、支線通信部32bは複数のポートを有し、夫々のポートにより同時にメッセージを送受信することが可能な構成とする。本実施の形態における中継装置3bが備える支線通信部32bはポートを8つ有し、8ポートから同時にメッセージを送受信することが可能である。
第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bは、幹線4を介して接続している他の中継装置3a,3cとの通信を実現する。第1幹線通信部33bにより中継装置3aと通信が可能であり、第2幹線通信34bにより中継装置3cと通信が可能である。制御部30bは、第1幹線通信部33bによる中継装置3aとの通信、及び第2幹線通信部34bによる中継装置3cとの通信を同時に行なうことができる。
制御部30bは、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bによる他の中継装置3a,3cとの通信を例えば1ミリ秒等の一定期間毎に周期的に行なう。
なお、中継装置3aも第1幹線通信部33a及び第2幹線通信部34aを備え、同時に通信を行なうことができるが、本実施の形態では中継装置3aは、第2幹線通信部34aにより幹線4を介して中継装置3bと接続される。中継装置3aは中継装置3b以外の中継装置とは接続されていないので第1幹線通信部34aを使用しない。また、中継装置3cも第1幹線通信部33c及び第2幹線通信部34cを備えるが、本実施の形態では第1幹線通信部33cにより幹線4を介して中継装置3bと接続され、第2幹線通信部34cを使用しない。中継装置3cに更に他の中継装置が接続される場合は第2幹線通信部34cを使用してディジーチェーン型に接続する構成とし、中継装置3cは第1幹線通信部33cによる中継装置3bとの通信と第2幹線通信部34cによる他の中継装置との通信を実現するようにすればよい。
一時記憶領域35bには、制御部30bがデータを記憶するデータベース31bのための記憶領域が設けられている。なお、データベース31bは中継装置3bの外部に存在する記憶装置内の領域に設けられ、中継装置3bが接続して読み書きが可能な構成としてもよい。一時記憶領域35bにはデータベース31bの他に、受信したデータ(メッセージ)を一時的に記憶する受信バッファ37bのための記憶領域が設けられている。
記憶部36bには、制御部30bが第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bにより他の中継装置3a,3cと通信する際に参照する対応表38bが予め記憶されている。対応表38bの詳細については後述する。
このように構成される車載通信システムにおけるECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…、及び中継装置3a,3b,3c間における通信処理について説明する。
図3は、本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置3bの制御部30bがメッセージを受信した場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。他の中継装置3a,3cの制御部30a,30bによる処理手順は、中継装置3bの制御部30bによる処理手順と同様であるので詳細な説明を省略する。
制御部30bは支線通信部32bにより、支線2c,2dを介して接続されているECU1c,1c,…,1d,1d,…から送信されたメッセージを受信したか否かを判断する(ステップS11)。制御部30bは、メッセージを受信していないと判断した場合(S11:NO)、処理をステップS11へ戻す。
制御部30bは、メッセージを受信したと判断した場合(S11:YES)、受信したメッセージを一旦受信バッファ37bに記憶し(ステップS12)、メッセージを受信した場合の処理を終了する。
なお、受信バッファ37bに記憶したメッセージに含まれる属性値群は、後述するタイミングで属性値ID毎に、即ち属性値ID及び属性値の対からなるデータをデータベース31bに記憶される。制御部30bは、データベース31bに記憶してあるデータの属性値群からメッセージを作成し、当該メッセージを必要とするECU1c,1c,…,1d,1d,…へ支線通信部32bにより適宜送信する。送信タイミングは例えば、送信先のECU1c,1c,…,1d,1d,…毎にスケジューリングされており制御部30bが記憶部36bに記憶されるスケジュールを参照してメッセージを生成して送信するようにしてもよいし、制御部30bはデータベース31bに記憶されている属性値を監視し、データベース31bが更新されることで属性値が変化した場合に当該属性値のデータを含むメッセージを必要とするECU1c,1c,…,1d,1d,…へ送信するようにしてもよい。
次に、中継装置3bの制御部30bが第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bにより他の中継装置3a,3cと通信する処理について説明する。
制御部30bは、データベース31bに記憶されているデータを他の中継装置3a,3cと交換するに際し、データベース31bから属性値ID及び属性値の対からなるデータを読み出して送信するのではなく、一旦受信バッファ37bに記憶しておいたメッセージを利用して送受信を行なう。具体的には、メッセージをまとめたフレームにより送信する。このときのフレームを以下、幹線フレームと呼ぶ。
メッセージを利用した幹線フレームを送信するのは、CANに準じて送受信されるメッセージは、属性値の一又は複数の組み合わせで構成され、その組み合わせ毎にCAN IDが規定されているので、属性値毎の属性値IDの送信を省略できるからである。なお、新たに、ECU1c,1c,…,1d,1d,…から送信されるメッセージよりも更に効率的に属性値群をまとめたデータフレームを規定し、データフレームが含む属性値の数及びその属性値IDに応じてデータフレームIDを規定して用いてもよい。
図4は、本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cが送信する幹線フレームのフォーマット例を示す説明図である。図4(a)に本実施の形態における中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cが送信する幹線フレームのフォーマット例を示し、図4(b)は比較のために属性値ID及び属性値からなるデータが複数送信される場合のフォーマット例を示す。
図4(a)に示すように、幹線フレームのフォーマットは先頭にヘッダが付加され、末尾に幹線フレームの終了を示すトレーラが付加されて構成される。中継装置3aから送信される幹線フレームのヘッダとトレーラとの間には、中継装置3aがECU1a,1a,…,1b,1b,…から受信して受信バッファ37aに記憶してあるm個のメッセージが含まれる。そして夫々のメッセージに属性値群の数、及び属性値IDの組み合わせに応じて予め定めてあるメッセージID(CAN ID)と、直後に続く属性値群の合計のサイズ(情報長)とが含まれる。なおこの場合、メッセージに含まれる属性値群の合計の最大サイズは8バイトである。そして、属性値群のフィールドのサイズ(情報長)をバイト単位で表わすフィールド自体は、最大8を表わせばよいので4ビットである。CAN IDは11ビットで表わされるので、1メッセージ当たりのサイズはバイト単位に切り上げたときは10バイトとなる。
図4(b)には、図4(a)の比較のために属性値ID及び属性値からなるデータが複数送信される場合の例が示されている。この場合も、先頭にはヘッダが付加され、末尾には送信の終了を示すトレーラが付加されて構成される。中継装置3aがECU1a,1a,…,1b,1b,…から受信して受信バッファ37aに記憶してあるメッセージに含まれる属性値がk個ある場合には、ヘッダとトレーラとの間に属性値ID及び属性値の対がk個分含まれる。なおこの場合、属性値IDは2バイトで表わされるとする。
図5は、本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置3bの記憶部36bに記憶されている対応表38bの内容例を示す説明図である。なお、図5中のnは任意の自然数である。図5の説明図に示すように、メッセージIDに対応付けて含まれる属性値数、含まれる属性値毎に属性値ID、メッセージ中の位置(順序)、及び情報長(ビット単位)が記憶されている。図5の内容例では、メッセージIDが「1」のメッセージには属性値が「2」含まれていることを示している。メッセージIDが「1」のメッセージに含まれる1つめの属性値は、属性値IDが「1」であって「1」番目に「1」ビット分の情報長で含まれ、2つめの属性値は、属性値IDが「2」であって「2」番目に「1」ビット分の情報長で含まれることを示している。
図5に示される他の例では、メッセージIDが「2」のメッセージには属性値が「4」含まれていることを示している。メッセージIDが「2」のメッセージに含まれる1つめの属性値は、属性値IDが「20」であって「2」番目に「1」ビット分の情報長で含まれ、2つめの属性値は、属性値IDが「50」であって「4」番目に「8」ビット分の情報長で含まれることを示している。メッセージIDが「3」のメッセージには属性値が「n」含まれていることを示している。メッセージIDが「3」のメッセージに含まれる1つめの属性値は、属性値IDが「8」であって「4」番目に「3」ビット分の情報長で含まれ、2つめの属性値は、属性値IDが「5」であって「n」番目に「4」ビット分の情報長で含まれることを示している。そして、メッセージIDが「4」のメッセージには属性値が「64」含まれていることを示している。メッセージIDが「4」のメッセージに含まれる1つめの属性値は、属性値IDが「1」であって「1」番目に「1」ビット分の情報長で含まれ、2つめの属性値は、属性値IDが「2」であって「2」番目に「1」ビット分の情報長で含まれることを示している。
中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cは、図4(a)に示したようなフォーマットの幹線フレームを受信した場合、メッセージIDに基づいて対応表38a,38b,38cを夫々参照して属性値を読み出す。これにより、中継装置3a,3b,3cは属性値IDを含めずに属性値群のみを含むメッセージにより送受信するが、中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cは、メッセージにはいずれの属性値が含まれているかを認識して読み出すことができる。
図6及び図7は、本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置3a,3b,3c間で幹線フレームが送受信される処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、ディジーチェーン型に接続されている中継装置3a,3b,3cは、中継装置3aが起点となって例えば1ミリ秒の一定周期毎に周期的に以下に示す処理手順を繰り返すようにしてある。
中継装置3aの制御部30aは周期が到来した場合、記憶部36aの対応表38aを参照し、ECU1a,1a,…,1b,1b,…から受信して一時的に記憶してある受信バッファ37aからメッセージを読み出し(ステップS201)、幹線フレームを作成し(ステップS202)、作成した幹線フレームを第2幹線通信部34aにより中継装置3bへ送信する(ステップS203)。
中継装置3bの制御部30bは、第1幹線通信部33bにより幹線フレームを受信したか否かを判断する(ステップS204)。制御部30bは、幹線フレームを受信していないと判断した場合(S204:NO)、処理をステップS204へ戻す。制御部30bは、幹線フレームを受信したと判断した場合(S204:YES)、ECU1c,1c,…,1d,1d,…から受信して一時的に記憶してある受信バッファ37bからメッセージを読み出し(ステップS205)、読み出したメッセージを加えた幹線フレームを作成する(ステップS206)。中継装置3bの制御部30bは、作成した幹線フレームを第2幹線通信部34bにより中継装置3cへ送信する(ステップS207)。
中継装置3cの制御部30cは、第1幹線通信部33cにより幹線フレームを受信したか否かを判断する(ステップS208)。制御部30cは、幹線フレームを受信していないと判断した場合(S208:NO)、処理をステップS208へ戻す。制御部30cは、幹線フレームを受信したと判断した場合(S208:YES)、ECU1e,1e,…,1f,1f,…から受信して一時的に記憶してある受信バッファ37cからメッセージを読み出し(ステップS209)、読み出したメッセージを加えた幹線フレームを作成する(ステップS210)。
中継装置3cはディジーチェーン型に接続されている中継装置3a,3b,3cの内の終点に位置するので、中継装置3cの制御部30cが中継装置3bから幹線フレームを受信した場合には全中継装置3a,3b,3cの受信バッファ37a,37b,37cに記憶されていたメッセージを取得したこととなる。したがって中継装置3cの制御部30cは、受信した幹線フレームに自身がメッセージを加えた幹線フレームのメッセージ群から、対応表38cを参照して属性値を読み出し(ステップS211)、読み出した属性値により自身のデータベース31cを更新する(ステップS212)。そして中継装置3cの制御部30cは、作成した幹線フレームを第1幹線通信部33cにより中継装置3bへ送信する(ステップS213)。
中継装置3bは、中継装置3aから受信した幹線フレーム及び自身が作成した幹線フレームを送信した後(S207)、第2幹線通信部34bにより中継装置3cから幹線フレームを受信したか否かを判断する(ステップS214)。
なお、中継装置3a,3b,3cはディジーチェーン型に接続されているので終点に位置する中継装置3cから送信される幹線フレームは、中継装置3a,3b自身が送信した幹線フレームが終点の中継装置3cまでに到達したことを示す応答(Acknowledge)としての意味合いを持つ。
中継装置3bの制御部30bは、第2幹線通信部34bにより中継装置3cから幹線フレームを受信していないと判断した場合(S214:NO)、処理をステップS214へ戻して待機する。制御部30bは、第2幹線通信部34bにより中継装置3cから幹線フレームを受信したと判断した場合(S214:YES)、受信した幹線フレームは中継装置3a、中継装置3b自身及び中継装置3c全ての受信バッファ37a,37b,37cに記憶されていたメッセージを含むので、幹線フレームのメッセージ群から対応表38bを参照して属性値を読み出す(ステップS215)。そして中継装置3bの制御部30bは、読み出した属性値により自身のデータベース31bを更新する(ステップS216)。中継装置3bの制御部30bは、中継装置3cから受信した幹線フレームを第1幹線通信部33bにより中継装置3aへ送信する(ステップS217)。
中継装置3aは、自身が作成した幹線フレームを送信した後(S203)、第2幹線通信部34aにより中継装置3bから幹線フレームを受信したか否かを判断する(ステップS218)。なお、中継装置3bから送信される幹線フレームは中継装置3a自身が送信した幹線フレームが終点の中継装置3cまでに到達したことを示す応答としての意味合いを持つ。
中継装置3aの制御部30aは、第2幹線通信部34aにより中継装置3bから幹線フレームを受信していないと判断した場合(S218:NO)、処理をステップS218へ戻して待機する。制御部30aは、第2幹線通信部34aにより中継装置3bから幹線フレームを受信したと判断した場合(S218:YES)、受信した幹線フレームは中継装置3a自身、中継装置3b及び中継装置3c全ての受信バッファ37a,37b,37cに記憶されていたメッセージを含むので、幹線フレームのメッセージ群から対応表38aを参照して属性値を読み出し(ステップS219)、読み出した属性値により自身のデータベース31aを更新し(ステップS220)、処理を終了する。
次に、図6及び図7のフローチャートに示した処理手順を、具体例を挙げて説明する。図8は、本実施の形態における中継装置3a,3b,3cのデータベース31a,31b,31cが幹線フレームの送受信により更新される過程を模式的に示す説明図である。
図8の説明図には、中継装置3a,3b,3c間のディジーチェーン型の接続形態と、中継装置3a,3b,3c夫々のデータベース31a,31b,31c及び受信バッファ37a,37b,37cの構成とをブロック図により示している。そして上述したように中継装置3aが起点となり、中継装置3cが終点となる。更に図8の説明図は、中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cが図6及び図7のフローチャートに示した処理手順を実行することにより、幹線フレームが送受信される様子を時系列に示している。
図6及び図7のフローチャートに示したように、起点となる中継装置3aから、複数のメッセージが含まれることにより属性値群Aを含む幹線フレームが、幹線4を介して中継装置3bへ送信される。中継装置3aから送信された幹線フレームが中継装置3bで受信された場合、中継装置3bから属性値群Bが加えられた属性値群Aを含む幹線フレームが、幹線4を介して中継装置3cへ送信される。中継装置3bから送信された属性値群A及びBを含む幹線フレームが中継装置3cで受信された場合、中継装置3cから属性値群Cを含む幹線フレームに加えられる。これにより、中継装置3a,3b,3c全ての受信バッファ37a,37b,37cに記憶されているECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…から受信したデータの属性値群A、B及びCを含む幹線フレームが作成される。
終点の中継装置3cでは、属性値群A、B及びCを含む幹線フレームから読み出された属性値によりデータベース31cが更新される。属性値群A、B及びCを含む幹線フレームは、中継装置3cから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3aへ送信される。中継装置3b及び中継装置3aでも、属性値群A、B及びCを含む幹線フレームから読み出された属性値によりデータベース31b,31aが順に更新される。
同一の内容である属性値群A、B及びCを含む幹線フレームから読み出された属性値によりデータベース31a,31b,31cが更新されるので、データベース31a,31b,31cの内容は同一の内容に同期される。中継装置3a,3b,3cは、各ECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…へデータを送信するに際し、夫々データベース31a,31b,31cから読み出した属性値からなるデータをメッセージに含めて送信する。これにより、異なる支線2a,2b,2c,2d,2e,2fに接続されているECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…でも同一の属性値を受信する。つまり、異なる支線2b及び2cに夫々接続されているECU1bと、ECU1cとで受信する車輪速の具体的数値が3000(rpm)と2500(rpm)とで異なるという状況になることが回避される。
そして、本実施の形態においては幹線4を介した中継装置3a,3b,3c間の通信を、複数の属性値群を含むメッセージを更に複数含む幹線フレームのフォーマットにより行なう構成としたので、属性値毎の属性値IDの送受信が省略され、通信量が削減される。通信量の削減の効果について、具体的な数値を挙げて以下に説明する。
中継装置3a,3b,3cは、1ミリ秒毎に図6及び図7のフローチャートに示した処理手順を繰り返し、図8の説明図に示したように幹線フレームを送受信する。1ミリ秒の周期が到来するまでに、中継装置3a,3b,3cの支線通信部32a,32b,32c夫々の8つポートで、1ビットからなる64個の属性値を含むメッセージを4回受信する場合を例に以下に説明する。
起点となる中継装置3aが幹線フレームを作成する時点で受信バッファ37a,37b,37cには夫々、1ビットからなる2048個(=8ポート×4メッセージ(1ポート当たりのメッセージ数)×64個(1メッセージに含まれる属性値数))の属性値が記憶されている。
中継装置3aが図4(a)に示したように幹線フレームにより中継装置3bへ属性値を送信する際に要する通信量は、以下の式1のように算出される。なおこの場合、64個の1ビットからなる属性値(8バイト)が一のメッセージに含まれるとする。したがって、一の幹線フレームは32個のメッセージを含み送信される。
{(ID_L+DLC_L+D_L)×m}+H_L+T_L
={(11(ビット)+4(ビット)+8(バイト))×32}+H_L+T_L
={(10(バイト))×32}+H_L+T_L
=320(バイト)+H_L+T_L …(1)
ただし、
ID_L:メッセージIDの情報長
DLC_L:属性値群の情報長を表わすフィールドの情報長
D_L:属性値群の情報長
m:メッセージ数
H_L:ヘッダの情報長
T_L:トレーラの情報長
これにより、図8の説明図に示したように、データベース31a,31b,31cが同期されるまでに中継装置3aから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3cへ、更に中継装置3cから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3aへの通信量は以下の式2のように算出される。
{1×320(バイト)+H_L+T_L}(中継装置3aから中継装置3bへ)
+{2×320(バイト)}(中継装置3bから中継装置3cへ)
+{3×320(バイト)}(中継装置3cから中継装置3bへ)
+{3×320(バイト)}(中継装置3bから中継装置3aへ)
=2880(バイト)+(H_L+T_L)…(2)
式2により、1ミリ秒毎の周期の間に、2880バイト分が幹線4で送受信されることが必要となる。幹線4の通信速度が100Mbpsである場合、2880バイトの情報の送受信に要する時間は約230マイクロ秒である。1ミリ秒毎の周期の間に2880バイト分の送受信は十分に間に合う。
比較のために、中継装置3aが図4(b)に示したように、属性値ID及び属性値の対が属性値の数分含まれるフォーマットで中継装置3bへ属性値を送信する構成としたときには、起点の中継装置3aから中継装置3bへの送信に要する通信量は、以下の式3のように算出される。
{(属性値IDの情報長+属性値の情報長)×属性値の数}+ヘッダの情報長+トレーラの情報長
={(2(バイト)+1(ビット))×2048}+h_L+t_L
=4352(バイト)+h_L+t_L…(3)
ただし、
h_L:ヘッダの情報長
t_L:トレーラの情報長
これにより、中継装置3aから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3cへ、更に中継装置3cから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3aへの通信量は以下の式4のように算出される。
{1×4352(バイト)+h_L+t_L}(中継装置3aから中継装置3bへ)
+{2×4352(バイト)}(中継装置3bから中継装置3cへ)
+{3×4352(バイト)}(中継装置3cから中継装置3bへ)
+{3×4352(バイト)}(中継装置3bから中継装置3aへ)
=39168(バイト)+(h_L+t_L)…(4)
式4により、1ミリ秒毎の周期の間に、39168バイト分が幹線4で送受信されることが必要となるが、幹線4の通信速度が100Mbpsである場合には39168バイトの情報の送受信に要する時間は3ミリ秒である。1ミリ秒毎の周期の間での送受信には間に合わない。
このように、中継装置3a,3b,3c間においてデータベース31a,31b,31cの内容を同期させるためにデータを送受信する際に、図4(a)に示したようなフォーマットの幹線フレームを作成して送受信することにより、中継装置3a,3b,3c間における通信量を最大約1/10まで削減することができる。したがって、中継装置3a,3b,3c間のデータベース31a,31b,31cの同期に要する時間を短縮して高速に完了させることができ、異なる支線2a,2b,2c,2d,2e,2fに接続されているECU1a,1a,…,1b,1b,…,1c,1c,…,1d,1d,…,1e,1e,…,1f,1f,…間でのデータの同一性、及び中継の即時性が担保される。
なお、上述の車載通信システムの構成では3つの中継装置3a,3b,3cによりデータが中継される構成とした。しかしながら、例えば5つの中継装置がディジーチェーン型に接続される構成とした場合でも、1ミリ秒毎の周期の間に送受信されることが必要な通信量は9600バイトであり、幹線の通信速度が100Mbpsであるとき送受信に要する時間は約770マイクロ秒であるので間に合う。
また、上述の説明では3つの中継装置3a,3b,3cは幹線フレームの送受信を中継装置3aから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3cへ、更に中継装置3cから中継装置3bへ、中継装置3bから中継装置3aへ巡回的に行なう構成とした。しかしながら、中継装置3bは第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bで同時に送受信が可能である。したがって他の中継装置3a,3cからの幹線フレームの受信を待機することなく幹線フレームの送信を実行してもよい。
図9は、本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置3a,3b,3c間で幹線フレームが送受信される処理手順の他の一例を示すフローチャートである。なお、図9のフローチャートでは中継装置3bの制御部30bによる処理手順を示す。他の中継装置3a,3cの制御部30a,30cによる処理手順も同様であるので詳細な説明を省略する。
中継装置3bは夫々、1ミリ秒の一定周期毎に周期的に以下に示す処理手順を繰り返すようにしてある。
制御部30bは周期が到来した場合、記憶部36bの対応表38bを参照し、ECU1c,1c,…,1d,1d,…から受信して一時的に記憶してある受信バッファ37bからメッセージを読み出し(ステップS301)、ECU1c,1c,…,1d,1d,…から受信したメッセージを含む幹線フレームを作成する(ステップS302)。
制御部30bは、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかにより、他の中継装置3a,3cから幹線フレームの受信を開始したか、又は、送信すべき幹線フレームがあって第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかにより幹線フレームの送信が可能か否かを判断する(ステップS303)。制御部30bは、第1幹線通信部33bによる送信又は受信の処理と、第2幹線通信部34bによる送信又は受信の処理とを同時に可能である。
制御部30bは、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれからも幹線フレームの受信を開始しておらず、且つ送信すべき幹線フレームもない場合(S303:NO)、処理をステップS303へ戻す。
制御部30bは、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかにより、他の中継装置3a,3cから幹線フレームの受信を開始したか、又は、送信すべき幹線フレームがあって第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかにより幹線フレームの送信が可能であると判断した場合(S303:YES)、幹線フレームを受信しているか否かを判断する(ステップS304)。制御部30bは、幹線フレームを受信していると判断した場合(S304:YES)、受信した幹線フレームを一時記憶領域35bに一時的に記憶しておく(ステップS305)。
制御部30bは、ステップS304で幹線フレームを受信していないと判断した場合(S304:NO)、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかにより幹線フレームの送信が可能か否かを判断する(ステップS306)。制御部30bは、送信が不可能であると判断した場合(S306:NO)、処理をステップS303へ戻す。制御部30bは、送信が可能であると判断した場合(S306:YES)、自身が作成した幹線フレーム、又は他の中継装置3a,3cから受信して他へ送信すべく一時的に記憶してある幹線フレームを送信する(ステップS307)。
なお、ステップS304において幹線フレームを受信していないと判断した場合にステップS306へ進めたが、制御部30bは、第1幹線通信部33bによる送信又は受信の処理と、第2幹線通信部34bによる送信又は受信の処理とを同時に可能である。第1幹線通信部33bにより幹線フレームを受信しつつ、第2幹線通信部34bにより幹線フレームを送信できる。したがって、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかにより幹線フレームを受信していると判断した場合(S304:YES)であっても幹線フレームを受信して一時的に記憶しつつ(S305)、ステップS306に処理を進め、第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかが空いており、送信すべき幹線フレームがある場合には幹線フレームを送信する(S307)。
次に制御部30bは、他の中継装置3a,3cからの幹線フレーム及び自身が作成した幹線フレームを全て送受信したか否かを判断する(ステップS308)。制御部30bは、全幹線フレームを送受信していないと判断した場合(S308:NO)、処理をステップS303へ戻す。
制御部30bは、全幹線フレームを送受信したと判断した場合(S308:YES)、受信して一時的に記憶してある幹線フレーム及び自身が作成した幹線フレームに含まれるメッセージ群から、対応表38bを参照して属性値を読み出す(ステップS309)。制御部30bは、読み出した属性値により自身のデータベース31bを更新し(ステップS310)、処理を終了する。
図10は、本実施の形態における中継装置3a,3b,3cのデータベース31a,31b,31cが幹線フレームの送受信により更新される過程の他の例を模式的に示す説明図である。
図10の説明図には、中継装置3a,3b,3c間のディジーチェーン型の接続形態と、中継装置3a,3b,3c夫々のデータベース31a,31b,31c及び受信バッファ37a,37b,37cの構成とをブロック図により示している。更に図10の説明図は、中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cが図9のフローチャートに示した処理手順を実行することにより、幹線フレームが送受信される様子を時系列に示している。
図9のフローチャートに示したように、中継装置3bは第1幹線通信部33b及び第2幹線通信部34bのいずれかで同時に送受信処理が可能である。したがって中継装置3aの第2幹線通信部34aが空いていることによって中継装置3aの受信バッファ37aから読み出された属性値群Aを含む幹線フレームが幹線4を介して中継装置3bへ送信される間、中継装置3bでは当該属性値群Aを含む幹線フレームが受信されつつ、属性値群Bを含む幹線フレームが中継装置3cへ送信される。
続いて、中継装置3bからは中継装置3aから受信した属性値群Aを含む幹線フレームが、第2幹線通信部34bにより中継装置3cへ送信されつつ、属性値群Bを含む幹線フレームが第1幹線通信部33bにより中継装置3aへ送信される。更に、中継装置3cで第1幹線通信部33cが空くので、中継装置3cから属性値群Cを含む幹線フレームが中継装置3bへ送信される。このとき、中継装置3cの制御部30cは、他の中継装置3a,3bからの幹線フレームを受信し、自身が作成した幹線フレームを送信しているので、全幹線フレームのメッセージ群から属性値を読み出してデータベース31cを更新する。
次のタイミングで中継装置3bは、他の中継装置3cから受信した属性値群Cを含む幹線フレームを中継装置3aへ送信する。そして中継装置3bの制御部30bは、他の中継装置3a,3cからの幹線フレームを受信し、自身が作成した幹線フレームを送信しているので、全幹線フレームのメッセージ群から属性値を読み出してデータベース31bを更新する。
そして中継装置3aの制御部30aは、中継装置3bから属性値群Cを含む幹線フレームを受信したことにより、他の中継装置3b,3cからの幹線フレームを受信し、自身が作成した幹線フレームを送信しているので、全幹線フレームのメッセージ群から属性値を読み出してデータベース31aを更新する。
これにより、データベース31a,31b,31cの内容が同一の内容に同期される。なお、図10の説明図に示したようにデータベース31a,31b,31cが同期されるまでに中継装置3a,3b,3c間で幹線フレームが送受信される場合の通信量は以下に示す式5により算出される。
{1×320(バイト)+H_L+T_L}(中継装置3aから中継装置3bへ)
+{1×320(バイト)+H_L+T_L}(中継装置3bから中継装置3cへ)
+{1×320(バイト)+H_L+T_L}(中継装置3cから中継装置3bへ)
+{1×320(バイト)+H_L+T_L}(中継装置3bから中継装置3aへ)
=1280(バイト)+4×(H_L+T_L)…(5)
図10の説明図では中継装置3a,3b,3c間で6回の幹線フレームの送受信が行なわれているが各幹線フレームは属性値群A、B及びC毎に夫々送受信され、且つ、中継装置3aから中継装置3bへの属性値群Aを含む幹線フレームの送信と、中継装置3bから中継装置3cへの属性値群Bを含む幹線フレームの送信とは同時にされ、中継装置3bから中継装置3cへの属性値群Aを含む幹線フレームの送信と、中継装置3bから中継装置3aへの属性値群Bを含む幹線フレームの送信とは同時にされている。したがって、1ミリ秒毎の周期の間にデータベース31a,31b,31cの同期に要する時間は、1280バイト分が幹線4で送受信されるために要する時間である。したがって、同期に要する時間は102マイクロ秒である。これにより、データベース31a,31b,31cの同期に要する時間は更に短縮される。
なお、本実施の形態における車載通信システムの中継装置3a,3b,3cの制御部30a,30b,30cが夫々、幹線フレームを受信する際には対応表38a,38b,38cを記憶しておき参照する構成としたが、これに限らない。例えば、各中継装置間で送受信される幹線フレームに含まれるメッセージの数、順序、及びメッセージ内における属性値の組み合わせ及び順序を、中継装置毎に予め決めておき、幹線フレームを受信した中継装置は送信元の中継装置を特定することにより、正確に属性値を読み出すようにしてもよい。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態における車載通信システムの構成を示す構成図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成するECU及び中継装置の内部構成を示すブロック図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置の制御部がメッセージを受信した場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置の制御部が送信する幹線フレームのフォーマット例を示す説明図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置の記憶部に記憶されている対応表の内容例を示す説明図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置間で幹線フレームが送受信される処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置間で幹線フレームが送受信される処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における中継装置のデータベースが幹線フレームの送受信により更新される過程を模式的に示す説明図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成する中継装置間で幹線フレームが送受信される処理手順の他の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における中継装置のデータベースが幹線フレームの送受信により更新される過程の他の例を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e,1f ECU
2a,2b,2c,2d,2e,2f 通信線(支線)
3a,3b,3c 中継装置
30a,30b,30c 制御部
31a,31b,31c データベース
38a,38b,38c 対応表
4 通信線(幹線)

Claims (4)

  1. 数値情報及び該数値情報の識別情報を含むデータを送受信する外部装置に接続され、外部装置からデータを受信する手段、データベースにデータを記憶する手段、及び前記データベースから読み出したデータを外部装置へ送信する手段を備え、外部装置間のデータの送受信を中継する中継装置において、
    外部装置から受信した一又は複数のデータから数値情報を抽出し、抽出した数値情報から、夫々対応する識別情報を省略してデータフレームを作成する手段と、
    作成したデータフレームを他の中継装置へ送信する手段と、
    他の中継装置からデータフレームを受信する手段と、
    データフレームを受信した場合、
    受信したデータフレームに含まれる数値情報を読み出す手段と、
    データベースのデータの数値情報を、読み出した数値情報により更新する手段と
    を備えることを特徴とする中継装置。
  2. データフレームが含む数値情報の数、及び前記数値情報に対応する識別情報に応じて規定される種類毎に、データフレームに含まれる数値情報の位置及び情報長、並びに各数値情報に対応する識別情報を記憶する手段と、
    データフレームを他の中継装置へ送信するに際し、データフレームの種類を共に送信する手段と、
    他の中継装置からデータフレームを受信した場合に前記データフレームの種類を特定する手段と
    を備え、
    他の中継装置からデータフレームを受信した場合、特定した種類に基づきデータフレームから数値情報を取り出すようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 数値情報及び該数値情報の識別情報を含むデータを送受信する複数の通信装置により夫々構成される複数の通信装置群と、該複数の通信装置群に群毎に一又は複数接続され、通信装置からデータを受信する手段、データベースにデータを記憶する手段、及び前記データベースから読み出したデータを通信装置へ送信する手段を備え、相互に接続され、通信装置間のデータの送受信を中継する複数の中継装置とを含む通信システムにおいて、
    各中継装置は、
    通信装置から受信した一又は複数のデータから数値情報を抽出し、抽出した数値情報から、夫々対応する識別情報を省略してデータフレームを作成する手段と、
    作成したデータフレームを他の中継装置へ送信する手段と、
    他の中継装置からデータフレームを受信する手段と、
    データフレームを受信した場合、
    受信したデータフレームに含まれる数値情報を読み出す手段と、
    自身のデータベースのデータの数値情報を、読み出した数値情報により更新する手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 数値情報及び該数値情報の識別情報を含むデータを送受信する複数の通信装置により夫々構成される複数の通信装置群に群毎に一又は複数接続され、自群の通信装置からデータを受信し、データベースにデータを記憶し、前記データベースから読み出したデータを通信装置へ送信し、通信装置間のデータの送受信を中継するように相互に接続される複数の中継装置による通信方法において、
    各中継装置は、
    通信装置から受信した一又は複数のデータから数値情報を抽出し、抽出した数値情報から、夫々対応する識別情報を省略してデータフレームを作成し、
    作成したデータフレームを他の中継装置へ送信し、
    他の中継装置からデータフレームを受信した場合、
    受信したデータフレームに含まれる数値情報を読み出し、
    自身のデータベースのデータの数値情報を読み出した数値情報で更新し、
    更新後のデータベースからデータを読み出して自群の通信装置へ送信する
    ことを特徴とする通信方法。
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