JP4618701B2 - 排水構造物、断熱排水構造物及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法 - Google Patents

排水構造物、断熱排水構造物及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水構造物、断熱排水構造物及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
地下室の壁がコンクリート製の場合、地中の湧水がコンクリート壁に発生した微少クラックを通過して室内に滲み出てくるので、湧水の侵入を防止するか、侵入してきた湧水を室内側で排水する必要がある。かかる湧水の侵入を防止する方法として二重壁工法があり、二重壁工法は信頼性の高い施工方法である。
【0003】
しかしながら、二重壁工法は地下壁の室内側にコンクリートブロックを積み上げ、地下壁とブロック壁の間に排水路を形成する工法なので、地下室内の空間の有効利用率が低くなる上に、コンクリートブロック等を構築するのに手間がかかり、工期が長期化し工事費の増大を招くという問題を抱えていた。
【0004】
近年このような二重壁工法の問題を解消するために、様々な工法が試みられてきた。例えば、特開平11−152760号公報には、縁部が中央部よりも低く形成され、更に左右両縁部から中央部を通って下辺に通じる溝及び上辺から下辺に通じる溝を有する非透水性パネルを、地下構造物の室内側のコンクリート壁に接着剤を用いて取付け、低い縁部又は溝によって形成された排水路としての空間を湧水が流れるように構成された発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平11−152760号公報の方法は非透水性パネルを用いているため、湧水がコンクリート壁に発生した微少クラックを通過して室内側に滲み出てきた場合、前記排水路としての空間に相当する部分に滲み出てきた湧水は排水されるが、パネル自体は非透水性なので、接着剤を用いてパネルとコンクリート壁が接着された部分に滲み出てきた湧水は排水されずに水溜まりとなり、最悪の場合は、溜まった湧水の面圧によりコンクリート壁から非透水性パネルがはがれるという問題を有していた。また、非透水性パネルを用いる上記方法は非透水の面積が大きいため湧水の面圧により、非透水性パネルの面方向への連結部分に隙間が発生しやすく、そこから湧水が排水されずに滲み出てきる問題もあった。
【0006】
本発明は前述した従来の排水パネルの問題点に鑑み、主に、排水パネル全体が透水性を有しコンクリート壁から滲み出た湧水を排水パネル全体で排水することができ、コンクリート壁と排水パネルの間に水溜まりを形成することがなく、湧水による過剰な面圧発生を防ぐと共に、過剰な湧水が侵入してもオーバーフローすることがない排水構造物、断熱排水構造物を提供することを目的とする。また本発明は、簡便なコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)排水パネルをコンクリート板面からなる床面上又は壁面上に取付けてなる排水構造物であって、該排水パネルが多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板の少なくとも片面に排水路としての空間を形成する溝が並設されていることを特徴とする排水構造物、(2)断熱排水パネルをコンクリート板面からなる床面上又は壁面上に取付けてなる断熱排水構造物であって、該断熱排水パネルが多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板の少なくとも片面に排水路としての空間を形成する溝が並設され排水パネルと、断熱板とが積層されていることを特徴とする断熱排水構造物、(3)断熱排水パネルをコンクリート板面からなる床面上に取り付けてなる断熱排水構造物であって、樹脂発泡板の断熱板が積層されている面と反対側の面に、前記溝が並設されていることを特徴とする前記(2)記載の断熱排水構造物、(4)断熱排水パネルをコンクリート板面からなる壁面上に取り付けてなる断熱排水構造物であって、樹脂発泡板の断熱板が積層接着されている面に前記溝が並設されていることを特徴とする前記(2)記載の断熱排水構造物、(5)断熱板の少なくとも片面に補強層が設けられていることを特徴とする前記(2)、(3)又は(4)記載の断熱排水構造物、(6)前記(2)又は(4)記載の断熱排水パネルを、山留壁又は外型枠と対向させると共に該パネルの断熱板側が地下構造物壁の内側となるように、且つ並設された前記溝が上下方向を向くように立設し、その後、前記山留壁又は外型枠と、断熱排水パネルとの間にコンクリートを打設して壁を形成することを特徴とするコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法、(7)断熱板の少なくとも片面に補強層が設けられていることを特徴とする前記(6)記載のコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図1に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明で使用する排水パネル(以下、「本発明で使用する排水パネル」を「本発明の排水パネル」と記載することがある)の平面図、図1(b)は右側面図、図1(c)は正面図、図1(d)は図1(a)のId−Id線に沿う一部切欠拡大断面図である。図1において、1は排水パネルを、2は排水路としての空間を形成する溝(以下、溝という。)をそれぞれ示す。
【0009】
本発明の排水パネル1は、多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板からなる。
なお、多数の連通した空隙とは、パネルに設けた、きり穴等の直線的な孔や、表面と裏面に異なる方向の溝を設けそれらの交点に形成される孔ではなく、例えば絡まった毛糸のように、複雑に入り組み連通した通路によって形成されている孔のことを意味する。このように連通した空隙を有する排水パネル1は、排水パネル1全体に多数の連通した空隙を有するものであるため、従来の溝部のみの排水機能による排水パネルとは相違し、排水パネル1全体が透水性を有する。従って、本発明の排水パネル1は地下コンクリート構造物のコンクリート内面に取付けられた場合、排水パネル1全体がコンクリート壁の微少クラックから滲み出てきた湧水を確実に排水するので、コンクリート壁と排水パネルの間に水溜まりが形成されることがなく、湧水により面圧の発生も防ぐことができる。また、本発明の排水パネル1は地下コンクリート構造物のコンクリート外面に取付けることもでき、この場合も排水パネル1全体が湧水を確実に排水するので、コンクリート壁と排水パネルの間に水溜まりが形成されることがない。更にまた、仮に土砂などが湧水と共に排水パネルに流れ込んでも、空隙の目詰まりにより排水機能が失われてしまう虞もない。
【0010】
上記排水パネル1を構成する樹脂発泡板は、5%圧縮強度が0.4kgf/cm2 以上、特に0.8kgf/cm2 以上であることが好ましい。5%圧縮強度が0.4kg/cm2 未満の場合は、排水パネル1として使用した場合に、土砂等の圧力により変形して空隙が狭められて透水性が損われるおそれがある。
上記排水パネル1を構成する樹脂発泡板は、合成樹脂発泡粒子、合成樹脂発泡体粉砕物、合成樹脂発泡体切断物などの合成樹脂発泡体小片を型内成型することによって得ることができる。例えば、筒状の合成樹脂発泡粒子を型内成型することによって図2に示す排水パネル1を得ることができる。該成型体は、発泡体小片成型体であることから、目的とする寸法に対応した金型を用意することにより、目的とする寸法の排水パネルを得ることが可能で実質的な寸法の制約がなく、また圧縮強度等の物性が方向により大きく変動することがないので実用性に優れている。更に、該発泡体小片成型体は図2に示すように、連通した空隙3を有し、該空隙3の量は成形時の発泡体小片の型内への充填率、発泡体小片形状、成形条件を変更することにより調整可能である。従って、排水パネル1を発泡体小片成型体で構成すると、透水能力を自由に設計できる利点がある。
【0011】
上記排水パネル1を構成する発泡体小片成型体の基材樹脂は、ポリオレフィン系樹脂又はポリスチレン系樹脂、その他の熱可塑性樹脂のいずれを用いることもできるが、ポリオレフィン系樹脂またはポリスチレン系樹脂、特にポリオレフィン系樹脂が好ましい。ポリオレフィン系樹脂としては、エチレン−ブテンランダムコポリマー、エチレン−ブテンブロックコポリマー、エチレン−プロピレンブロックコポリマー、エチレン−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−プロピレン−ブテンターポリマー、ポリプロピレンホモポリマーなどのポリプロピレン系樹脂、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−メチルメタクリレートコポリマー、エチレン−メタクリル酸コポリマーの分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー系樹脂などのポリエチレン系樹脂、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ターポリマーなどが挙げられる。ポリオレフィン系樹脂は無架橋の状態で用いてもよいが、パーオキサイドや放射線などにより架橋させて用いてもよい。
【0012】
更に上記基材樹脂の中で特に好ましいのは、プロピレンホモポリマー、エチレン−プロピレンランダムコポリマー、プロピレン−ブテンランダムコポリマー、エチレン−ブテン−プロピレンランダムターポリマー等のポリプロピレン系樹脂である。これらの樹脂を用いると、圧縮強度の優れた発泡体小片成型体からなる排水パネルを容易に得ることができる。
【0013】
本発明において樹脂発泡板を発泡体小片成型体で構成する場合、該発泡体小片成型体の密度は、0.03〜0.2g/cm3 の範囲内であることが好ましい。密度が0.03g/cm3 未満では成型体の圧縮強度が弱くなる虞があり。一方、密度が0.2g/cm3 を超えると成型時に融着不良を生じる虞がある上に軽量性が不十分となり施工性等に劣るものとなる虞がある。
【0014】
上記発泡体小片成型体の5%圧縮強度は、0.4kgf/cm2 以上、特に0.8kgf/cm2 以上であることが好ましい。5%圧縮強度が0.4kg/cm2 未満の場合は、排水パネル1として使用した場合に、土砂等の圧力により変形して空隙が狭められて透水性が損われるおそれがある。
本明細書において樹脂発泡板又は発泡体小片成型体の5%圧縮強度の測定方法は、縦50mm、横50mm、厚み25mmの試験片についてJIS Z 0234−1976 A法に従って、試験片温度23℃、荷重速度10mm/分の条件で歪が55%に至るまで圧縮試験を行い、得られた応力−歪曲線より5%歪時の応力を読み取り、該応力を断面積(25cm)にて割り算することにより求められる値である。尚、試験片の厚みが25mmに満たない場合はサンプルを重ね合わせ25mmの厚みとし上記測定方法にて5%圧縮強度を算出する。
【0015】
上記発泡体小片成型体は湧水を確実に排水するという点から、透水係数が1×10-2〜4×10-1cm/secに形成されていることが好ましく、1×10-2〜9×10-2に形成されていることがより好ましい。尚、透水係数の測定は、JIS A 1218に準拠し、試料として砂に代えて発泡粒子成型体(縦120mm、横120mm、厚さ50mm)を用い、試料を入れる円筒は角筒に代えて定水位式により行なう。
【0016】
また上記発泡体小片成型体は機械的強度に優れているという点から、25mm以上の厚みであることが好ましい。尚、発泡粒子成型体の密度は、成型体の重量を外形寸法で除して求めた値である。
【0017】
また上記発泡体小片成型体の空隙率は、5〜50%が好ましく、7〜40%がより好ましい。この範囲内の空隙率を有する発泡体小片成型体は十分な排水性を有すると共に圧縮強度も優れている。空隙率が5%未満の場合は排水性が悪くなる虞があり、50%を越える場合は圧縮強度が低下する虞がある。
尚、本発明における空隙率(A)は下記(1)式により算出される。
【0018】
【数1】
A(%)=〔(B−C)/B〕×100・・・(1)
但し、Bは成型体の外形寸法から算出される体積(cm)であり(但し、成型体に設けられる溝は含まない)。Cは成型体の空隙を除いた体積(cm)であり成型体をアルコール中に沈めた時のアルコールの水位増加分より求められる体積である。
【0019】
上該発泡体小片成型体は、通常の発泡粒子成型体が略球状の合成樹脂発泡粒子を加熱成形することによって得られるのと異なり、筒状や鼓状等の異型の合成樹脂発泡粒子を金型内に充填し加熱して粒子相互を融着一体化する加熱成形によって好ましく形成することができる。かかる加熱成形において使用する発泡粒子の好ましい垂直断面形状を、図3、図4に示す。これらの発泡粒子4においては、図3に示すように全体として中空構造であると共に該中空部分が発泡粒子を貫通している筒形形状であること及び/又は図4に示すように複数の枝状部を有する形状であることが好ましい。かかる形状の発泡粒子4を用いて加熱成形すると、連通した空隙を有する発泡粒子成型体を容易に得ることができる。
【0020】
上記発泡粒子4は特に上記筒形形状であることが好ましく、更にdMIN が1.5mm以上であると共にdMIN/DMIN の値が0.25〜0.85であることが好ましい。但しdMINは、図5に示すように、筒形形状発泡粒子の孔の方向に垂直な断面であって、該断面の孔径が孔の方向に変化する場合は変化する孔径の中の最少の孔径、DMINはdMINを得た断面における最小の外径である。
【0021】
上記発泡粒子の孔径dMINが1.5mm未満の場合、或いは、dMIN/DMINが0.25未満の場合は、加熱成形により得られる発泡粒子成型体の空隙の量が不充分で、透水係数が小さく排水性の不充分なものとなる虞れがある。
【0022】
またdMIN/DMINが0.85を超える場合は、発泡粒子自体の製造が困難になる上に、該粒子を用いて加熱成型すると、成型後の収縮が発生して得られる成型体の寸法安定性が不充分なものとなったり、発泡粒子が変形しやすいことから、空隙の量が少なく排水性の不充分な成型体となる虞れがある。
【0023】
dMIN及びdMIN/DMINが上記範囲内にある発泡粒子の具体的形状は、図5(a)に示すように孔径d及び外径Dが一定であり円筒形状のもの、同図(b)に示すように孔径d及び外径Dが一定であるが、外形形状が屈曲している円筒状の形態を有するもの、同図(c)に示すように孔径d及び外径Dが一定ではなく極小部分が存在するもの、或いは図示しないが、上記図5(a)〜(c)の形状を適宜組み合わせたもの等が挙げられる。尚、図5に示す筒状の発泡粒子の外形形状は円筒の筒状以外にも、楕円筒状、多角形筒状でもいずれでもよく、また孔の形状も同様に多角形状や楕円形状のいずれでもよい。
【0024】
本発明の排水パネル1には、図1に示すように、少なくとも片面に複数の溝2が並設されている。該溝2が設けられていると、排水パネル1に流れ込む湧水の量が多い場合であっても、湧水を滞留させることなく排水することができる。即ち、本発明の排水パネル1はそれ自体が透水性を有するので湧水を排水することができる上に、湧水の量が排水パネル1自体の排水能力を超えた場合であっても溝2を通じて過剰な湧水が排水される為、オーバーフローすることなく確実に湧水を排水することができる。
尚、溝2は、排水パネル1の両面に設けても良いが、十分な排水能力が確保できさえすれば片面のみに設けることが好ましい。溝2が片面のみに設けられていると、排水パネルの圧縮強度や曲げ強度等の物性を確保することが容易であると共に後述する型枠材として使用することが容易である。
【0025】
溝2の横断面の形状は特に制限はないが、加工が容易であると共に曲げ強度の向上効果が期待できる点で長方形、正方形、台形、半円形が好ましい。溝2の大きさは特に制限はないが、幅は5〜50mm、深さは3〜50mmが好ましい。溝2の大きさがこの範囲より小さい場合は、連通した空隙による排水性を補助する排水機能が不十分となる虞があり、この範囲を超えると強度が弱くなる虞がある。また、排水性、強度の点を考慮して溝2は10〜100mmごとに1本ずつ、平行に設けることが好ましい。
【0026】
上記溝2は、長手方向若しくは幅方向に平行に並設されていることが製造上好ましいが、斜め方向に設けることもできる。
また溝2は、長さ方向若しくは幅方向の全長に亘って設けられていることが好ましいが、本発明においては、排水パネル1自体が透水性を有するので、溝2を排水パネル1の端縁に達しないように設けることもできる。
また、上記溝2は排水パネル1の少なくとも片面に設けられているが、必ずしも片面の全面に設けられていなくてもよい。
【0027】
また図1に示すように、並設された少なくとも2列の溝2を連結する連結溝20を設けることもできる。連結溝20の大きさは特に制限はないが、前述した溝2と同様の幅、深さにすることが好ましい。
【0028】
また排水パネル1の周縁は、図1に示すように、排水パネル1の平面の上端面21より低いしゃくり(決)22を形成するか、又は周面に凹溝(図示せず)を形成することが好ましい。しゃくり(決)22又は凹溝が設けられていると、例えば、排水パネル1と排水パネル1を連結してコンクリート壁に取付ける場合、後述する図10に示すように一方のしゃくり(決)22又は凹溝と、他方のしゃくり(決)22又は凹溝によって形成される空間に、やとい実23を嵌め込むことによって、連結が容易となり目違いを防止することもできる。
【0029】
排水パネル1の大きさは特に制限はないが、施工が容易であるという点で、長さ500〜4000mm、幅200〜1200mm、厚さ25〜150mmが好ましい。
【0030】
本発明の排水パネル1は、コンクリート板面に取付けて使用される。溝2が片面のみに設けられている排水パネル1を単体で使用する場合は、溝2が設けられている面をコンクリート側に向けて取付けることが、コンクリート面に凹凸がある場合でも施工が容易で、実用性に優れる点で好ましいが、溝2が設けられている面をコンクリート板面の反対側に向けても良い。
【0031】
本発明で使用する断熱排水パネル(以下、「本発明で使用する断熱排水パネル」を「本発明の断熱排水パネル」と記載することがある)は、前述した排水パネル1と、合成樹脂発泡体等からなる断熱板とが積層されている。該断熱排水パネルは、湧水の排水機能と断熱性を併せ持つ建築、土木材料であり、コンクリート板面に取付けて使用される。
【0032】
上記本発明の断熱排水パネルの好ましい態様の一として、コンクリート地下構造物床面上に取付けて使用されるものがあり、他の好ましい態様としてコンクリート地下構造物壁面上に取付けて使用されるものがある。
【0033】
次に、コンクリート地下構造物床面上に取付けて使用される態様の断熱排水パネル(以下、床用断熱排水パネルという。)について、図6に基づき説明する。図6(a)は床用断熱排水パネルの平面図、図6(b)は右側面図、図6(c)は正面図、図6(d)は図6(a)のVId−VId線に沿う一部切欠拡大断面図である。図6において、5は床用断熱排水パネルを、6は断熱板をそれぞれ示す。
【0034】
本発明で使用する床用断熱排水パネル(以下、「本発明で使用する床用断熱排水パネル」を「本発明の床用断熱排水パネル」と記載することがある)5は、図6に示すように、前記排水パネル1と断熱板6とが積層されている。かかる構成の断熱排水パネル5は、排水性に優れると共に断熱性にも優れることからコンクリート構造物の床材として好適なものである。尚、本発明の床用断熱排水パネル5は、コンクリート面側に排水パネル1が積層されるように施工される。
【0035】
上記断熱板6としては、ポリウレタン系樹脂やポリスチレン系樹脂等の合成樹脂発泡体からなるもの、グラスウールやロックウールからなるもの、不織布や織布等からなるものが挙げられる。これらの断熱板の中でも、合成樹脂発泡体からなるもの、特にポリスチレン系樹脂押出発泡体からなるものが、断熱性、耐水性、圧縮強度等に優れるため好ましい。
【0036】
上記断熱板6の大きさは圧縮強度や曲げ強度に優れると共に施工性に優れるという点で、長さ500〜4000mm、幅200〜1200mm、厚さ10〜200mmが好ましい。また断熱板6の密度は0.01〜0.15g/cmが好ましい。
【0037】
尚、本発明の床用断熱パネルにおいて、排水パネルと断熱板の寸法は同じとは限らず、寸法が異なっていても断熱板を適宜排水パネルの上に敷き並べて施工すればよい。よって、床用断熱パネルは排水パネルと断熱板を接着したものであってもよいが、通常、両者を接着することなく単に重ね合わされたものを使用する。
【0038】
本発明の床用断熱排水パネル5においては、排水パネル1の両面に溝2を並設することができるが、片面のみに溝2を並設する場合は、図6に示すように断熱板6が積層されている面と反対側の面7に溝2が並設されていることが好ましい。このように溝2が設けられていると、コンクリート面に凹凸がある場合でも容易に施工することができるものとなる。
【0039】
次に、コンクリート地下構造物壁面上に取付けて使用される態様の断熱排水パネル(以下、壁用断熱排水パネルという。)について、図7に基づき説明する。図7(a)は壁用断熱排水パネルの正面図、図7(b)は右側面図、図7(c)は正面図、図7(d)は図7(a)のVIId−VIId線に沿う一部切欠拡大断面図である。図7において、8は壁用断熱排水パネルを、9は断熱板を、10は補強層をそれぞれ示す。
【0040】
本発明で使用する壁用断熱排水パネル(以下、「本発明で使用する壁用断熱排水パネル」を「本発明の壁用断熱排水パネル」と記載することがある)8は、図7に示すように、排水パネル1と断熱板9とが積層されている。かかる構成の断熱排水パネル8は排水性に優れると共に断熱性にも優れることから、コンクリート地下構造物の壁材として好適なものである。
【0041】
壁用断熱排水パネル8における排水パネル1の構成は、前記床用断熱排水パネル5の排水パネル1の構成と同様である。また壁用断熱排水パネル8における断熱板9の構成は、床用断熱排水パネル5の断熱板6の構成と同様である。
【0042】
壁用断熱排水パネル8においては、排水パネル1と断熱板9とは同じ長さ、同じ幅のものを使用することが好ましく、特にコンクリート壁形成用の型枠として使用する場合に好ましいものとなる。更に、周縁にしゃくり(決)22が設けられた排水パネル1と断熱板9の周縁を揃えて積層し、図10に示すように、施工時に一方のしゃくり(決)22aと他方のしゃくり(決)22bによって形成された空間にやとい実21を挿入すると連結が容易で、目違いを防止することもできる。
【0043】
壁用断熱排水パネル8においては、排水パネル1と断熱板9とが同じ長さ、同じ幅であれば、排水パネル1と断熱板9とを上下及び/又は左右にずらして積層することにより、壁用断熱排水パネル8の周囲に継ぎ手を設けることによっても、施工性を向上させることができる。
【0044】
本発明の壁用断熱排水パネル8においては、排水パネル1の両面に溝2を並設することができるが、片面のみに溝2を並設する場合は、断熱板9が積層接着されている面に溝2が並設されていることが好ましい。このように溝2が設けられていると、壁材として使用された場合、前述したように湧水を溝2を通すことにより良好に排水することができる。
【0045】
本発明の壁用断熱排水パネル8においては、断熱板9の少なくとも片面に補強層10が設けられていることが好ましい。補強層10が設けられていると断熱板9の破損を防ぎ、ひいては壁用断熱排水パネル8の破損を防ぐことができる。従って、壁用断熱排水パネル8をコンクリート壁形成用の型枠として使用する場合、十分な強度を有するものとなっている為、桟木や胴縁や、フォームタイ等を使用する型枠の建込みが簡便なものとなる。
【0046】
補強層の材質に制限はないが、通常はポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の樹脂シートや、ビニロン繊維、ポリエステル系樹脂繊維の織布又は不織布等が使用され、特にポリエチレンテレフタレート不織布と耐衝撃性ポリスチレン系樹脂シートとの積層体や、ビニロンメッシュシートと耐衝撃性ポリスチレン系樹脂シートとの積層体が好ましい。
【0047】
排水パネル1と断熱板9との積層接着方法は特に限定されないが、作業性に優れると共に良好な接着強度が得られるという点で、接着剤を用いて積層することが好ましい。例えば、断熱板9としてポリスチレン系樹脂押出発泡体を使用し、排水パネル1としてポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体を使用する場合は、接着剤として大鹿振興(株)製のセレクティー(登録商標)UR−20等のポリウレタン系接着剤が好ましく使用される。
【0048】
次に、本発明の壁用断熱排水パネル8を用いてコンクリート地下構造物壁を構築する方法について、図8に基づいて説明する。図8はコンクリート地下構造物壁を構築する方法の説明図であって、図8において、11は外型枠を、12は土中に掘られた穴の底を、13は鉄筋を、14は結束筋を、15はコンクリートをそれぞれ示す。尚、図9は本発明の壁用断熱排水パネル8、床用断熱排水パネル5を用いて構築されたコンクリート地下構造物の一例を示す斜視図である。
【0049】
まず土中に掘られた穴の底12に鉄筋13を組み、金属板等からなる山留壁又は外型枠11(以下、単に外型枠という。)を立設する。次に、外型枠11と対向させて、壁用断熱排水パネル8を内型枠として鉄筋13を囲むように立設する。このとき、該壁用断熱排水パネル8を構成する断熱板9が地下構造物の室内側となるように且つ並設された溝2が上下方向を向くように断熱排水パネル8を立設する。次に、結束筋14を用いて外型枠11と壁用断熱排水パネル8とが等間隔になるように固定する。
【0050】
この後、外型枠11と壁用断熱排水パネル8とによって形成された空間にコンクリート15を流し込んで打設する。次に、コンクリート15が固化した後に、外型枠11を必要に応じて外せばコンクリート地下構造物の断熱排水壁が完成する。
【0051】
本発明のコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法においては、更に、図10に示すように、ボンド等の接合材24を用いて構造物の室内側に石膏ボードを設けることができ、施工後、接合材24の厚みdは5mm以上となるように断熱板と石膏ボードとの間に空間部が設けられるように行う。
【0052】
尚、上記図10に示す態様の断熱排水壁において、排水パネル1が樹脂発泡板で構成されていると、コンクリート打設時にコンクリートのノロが樹脂発泡板の表面付近の連通した空隙に含浸、固着するため、排水パネル1とコンクリート壁を強固に一体化させることができる。
【0053】
一方、前述の床用断熱排水パネルの施工例としてコンクリート地下構造物の床は次のように構築される。まず土中に掘られた穴の底に鉄筋を組み、コンクリートを流し込んで打設して基礎床18を形成する。次に、基礎床18の上に床用断熱排水パネル8の排水パネル1を少なくとも溝2が下面になるように敷き詰め、次いで該排水パネル1の上面に断熱板を敷き詰め、更に上記のように敷き詰めた床用断熱排水パネル8の上にコンクリートを打設して押えコンクリート19を形成すれば、コンクリート地下構造物の断熱排水床が完成する。
【0054】
このように、コンクリート地下構造物の断熱排水床は、図9に示す通り、床用断熱排水パネル5の上面に押えコンクリート19を打設して、断熱排水二重床とすることもできる。又、図9に示す断熱排水床においては、断熱板6が敷設されているが、防水用の合成樹脂シートを代わりに用いて(図示せず。)排水二重床とすることもできる。
【0055】
又、図示はしないが、基礎床18よりも低い位置に暗渠を設ければ、該暗渠を通じて湧水を容易に排水することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明の排水構造物に使用する排水パネルは多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板からなる。従って、排水パネル全体がコンクリートから滲み出た湧水を排水するので、本発明の排水パネル地下コンクリート構造物のコンクリート内面に取付けられた排水構造物は、排水パネル全体がコンクリート壁の微少クラックから滲み出てきた湧水を確実に排水できるので、コンクリート壁と排水パネルの間に水溜まりが形成され、湧水の面圧により、非透水性パネルの面方向への連結部分に隙間が発生し、そこから湧水が排水されずに滲み出てくる問題がなく、また排水パネルが剥離するようなこともない。
【0057】
また、本発明の排水構造物における排水パネルは地下コンクリート構造物のコンクリート外面に取付けることもでき、この場合も排水パネル全体が湧水を確実に排水することができ、湧水によりコンクリート壁へ過剰な面圧がかかることもない。更に、上記排水パネルは、少なくとも片面に溝が並設されているので、湧水の量が多い場合であっても、該溝が排水パネル自体の排水機能を補助し、該溝を通って湧水が滞留することなく確実に排水される。
【0058】
本発明のコンクリート地下構造物の床面に断熱排水パネルが取付けられ断熱排水構造物は、上記排水パネルと断熱板とが積層されているので、排水性に優れていると共に断熱性にも優れている。
【0059】
本発明のコンクリート地下構造物壁面上に取付けられる断熱排水パネルは、上記排水パネルと断熱板とが積層されているので、排水性に優れていると共に断熱性にも優れている。
【0060】
更に断熱板の少なくとも片面に補強層が設けられているという構成を採用することにより、断熱板の損傷を容易に防ぐことができ、またコンクリート壁形成用の型枠兼用断熱排水パネルとして十分な強度を有するものとなる。
【0061】
本発明のコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法によれば、上記コンクリート地下構造物の壁用断熱排水パネルを内型枠として立設し、山留壁又は外側枠と断熱排水パネルとの間に配筋しコンクリートを打設するだけで、コンクリート地下構造物の壁を容易に構築することができる。
【0062】
また本発明の断熱排水壁の構築方法においては、断熱排水パネルを内型枠として使用するので、内型枠として合板型枠を使用していた従来の二重壁工法と異なり、内型枠を解体し、搬出し、廃棄する手間を省くことができる上に、コストの低減も達成することができる。また、断熱排水パネルは極めて軽量なので、従来の二重壁工法に比較すると施工が容易である。更に壁全体の厚さを薄くできるので、地下構造物の室内を広くすることができる。また、該構築方法により形成された断熱排水壁において、樹脂発泡板とコンクリート壁とが積層される図10等の層構成のものはコンクリート打設時にコンクリートのノロが該発泡板の表面付近の連通した空隙に含侵、固着するため、強固に該発泡板とコンクリート壁とを一体化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明における排水パネルの平面図である。図1(b)は、本発明における排水パネルの右側面図である。図1(c)は、本発明における排水パネルの平面図である。図1(d)は、図1(a)のId−Id線に沿う一部切欠拡大断面図である。
【図2】連通した空隙を有する本発明における樹脂発泡板を構成する発泡粒子成型体の一例を示す図面である。
【図3】図3は、発泡粒子成型体を構成する発泡粒子の好ましい垂直断面形状を示す図面である。
【図4】図4は、発泡粒子成型体を構成する発泡粒子の他の好ましい垂直断面形状を示す図面である。
【図5】図5(a)は、円筒状の発泡粒子の好ましい形態を示す図面である。図5(b)は、円筒状の発泡粒子の他の好ましい形態を示す図面である。図5(c)は、円筒状の発泡粒子の他の好ましい形態を示す図面である。
【図6】図6(a)は、本発明における床用断熱排水パネルの平面図である。図6(b)は、本発明における床用断熱排水パネルの右側面図である。図6(c)は、床用断熱排水パネルの平面図である。図6(d)は、図6(a)のVId−VId線に沿う一部切欠拡大断面図である。
【図7】図7(a)は、本発明における壁用断熱排水パネルの平面図である。図7(b)は、本発明における壁用断熱排水パネルの右側面図である。図7(c)は、本発明における壁用断熱排水パネルの平面図である。図7(d)は、図7(a)のVIId−VIId線に沿う一部切欠拡大断面図である。
【図8】本発明のコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法の一例を示す図面である。
【図9】図9は、本発明における壁用断熱排水パネル、床用断熱排水パネルを用いて構築されたコンクリート地下構造物の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明のコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法の他の一例を示す図面である。
【符号の説明】
1 排水パネル
2 溝
3 連通した空隙
5 床用断熱排水パネル
6 断熱板
7 樹脂発泡板の断熱板が積層されている面と反対側の面
8 壁用断熱排水パネル
9 断熱板
10 補強層
11 外型枠
15 コンクリート

Claims (7)

  1. 排水パネルをコンクリート板面からなる床面上又は壁面上に取付けてなる排水構造物であって、該排水パネルが多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板の少なくとも片面に排水路としての空間を形成する溝が並設されていることを特徴とする排水構造物
  2. 断熱排水パネルをコンクリート板面からなる床面上又は壁面上に取付けてなる断熱排水構造物であって、該断熱排水パネルが多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板の少なくとも片面に排水路としての空間を形成する溝が並設され排水パネルと、断熱板とが積層されていることを特徴とする断熱排水構造物
  3. 断熱排水パネルをコンクリート板面からなる床面上に取り付けてなる断熱排水構造物であって、樹脂発泡板の断熱板が積層されている面と反対側の面に、前記溝が並設されていることを特徴とする請求項2記載の断熱排水構造物
  4. 断熱排水パネルをコンクリート板面からなる壁面上に取り付けてなる断熱排水構造物であって、樹脂発泡板の断熱板が積層接着されている面に前記溝が並設されていることを特徴とする請求項2記載の断熱排水構造物
  5. 断熱板の少なくとも片面に補強層が設けられていることを特徴とする請求項2、3又は4記載の断熱排水構造物
  6. 請求項2又は4記載の断熱排水パネルを、山留壁又は外型枠と対向させると共に該パネルの断熱板側が地下構造物壁の内側となるように、且つ並設された前記溝が上下方向を向くように立設し、その後、前記山留壁又は外型枠と、断熱排水パネルとの間にコンクリートを打設して壁を形成することを特徴とするコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法。
  7. 断熱板の少なくとも片面に補強層が設けられていることを特徴とする請求項6記載のコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法。
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