JP2002227222A - 排水パネル、断熱排水パネル及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法 - Google Patents

排水パネル、断熱排水パネル及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法

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JP2002227222A JP2001022929A JP2001022929A JP2002227222A JP 2002227222 A JP2002227222 A JP 2002227222A JP 2001022929 A JP2001022929 A JP 2001022929A JP 2001022929 A JP2001022929 A JP 2001022929A JP 2002227222 A JP2002227222 A JP 2002227222A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、主に、排水パネル全体が透水性を
有しコンクリート壁から滲み出た湧水を排水パネル全体
で排水することができ、コンクリート壁と排水パネルの
間に水溜まりを形成することがなく、湧水による過剰な
面圧発生を防ぐと共に、過剰な湧水が侵入してもオーバ
ーフローすることがない排水パネル、断熱排水パネルを
提供することを目的とする。また本発明は、簡便なコン
クリート地下構造物壁の構築方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明の排水パネルは、コンクリート板
面に取付けられる排水パネルであって、多数の連通した
空隙を有する樹脂発泡板の少なくとも片面に、溝が並設
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水パネル、断熱
排水パネル及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の
構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地下室の壁がコンクリート製の場合、地
中の湧水がコンクリート壁に発生した微少クラックを通
過して室内に滲み出てくるので、湧水の侵入を防止する
か、侵入してきた湧水を室内側で排水する必要がある。
かかる湧水の侵入を防止する方法として二重壁工法があ
り、二重壁工法は信頼性の高い施工方法である。
【0003】しかしながら、二重壁工法は地下壁の室内
側にコンクリートブロックを積み上げ、地下壁とブロッ
ク壁の間に排水路を形成する工法なので、地下室内の空
間の有効利用率が低くなる上に、コンクリートブロック
等を構築するのに手間がかかり、工期が長期化し工事費
の増大を招くという問題を抱えていた。
【0004】近年このような二重壁工法の問題を解消す
るために、様々な工法が試みられてきた。例えば、特開
平11−152760号公報には、縁部が中央部よりも
低く形成され、更に左右両縁部から中央部を通って下辺
に通じる溝及び上辺から下辺に通じる溝を有する非透水
性パネルを、地下構造物の室内側のコンクリート壁に接
着剤を用いて取付け、低い縁部又は溝によって形成され
た排水路としての空間を湧水が流れるように構成された
発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−152760号公報の方法は非透水性パネルを用
いているため、湧水がコンクリート壁に発生した微少ク
ラックを通過して室内側に滲み出てきた場合、前記排水
路としての空間に相当する部分に滲み出てきた湧水は排
水されるが、パネル自体は非透水性なので、接着剤を用
いてパネルとコンクリート壁が接着された部分に滲み出
てきた湧水は排水されずに水溜まりとなり、最悪の場合
は、溜まった湧水の面圧によりコンクリート壁から非透
水性パネルがはがれるという問題を有していた。また、
非透水性パネルを用いる上記方法は非透水の面積が大き
いため湧水の面圧により、非透水性パネルの面方向への
連結部分に隙間が発生しやすく、そこから湧水が排水さ
れずに滲み出てきる問題もあった。
【0006】本発明は前述した従来の排水パネルの問題
点に鑑み、主に、排水パネル全体が透水性を有しコンク
リート壁から滲み出た湧水を排水パネル全体で排水する
ことができ、コンクリート壁と排水パネルの間に水溜ま
りを形成することがなく、湧水による過剰な面圧発生を
防ぐと共に、過剰な湧水が侵入してもオーバーフローす
ることがない排水パネル、断熱排水パネルを提供するこ
とを目的とする。また本発明は、簡便なコンクリート地
下構造物壁の構築方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)コンク
リート板面に取付けられる排水パネルであって、多数の
連通した空隙を有する樹脂発泡板の少なくとも片面に、
溝が並設されていることを特徴とする排水パネル、
(2)コンクリート板面に取付けられる断熱排水パネル
であって、連通した空隙を有する樹脂発泡板の少なくと
も片面に溝が並設されている排水パネルと、断熱板とが
積層されていることを特徴とする断熱排水パネル、
(3)コンクリート構造物の床面に取付けられる断熱排
水パネルであって、樹脂発泡板の断熱板が積層されてい
る面と反対側の面に、溝が並設されていることを特徴と
する前記(2)記載の断熱排水パネル、(4)コンクリ
ート構造物の壁面に取付けられる断熱排水パネルであっ
て、樹脂発泡板の断熱板が積層接着されている面に溝が
並設されていることを特徴とする前記(2)記載の断熱
排水、(5)断熱板の少なくとも片面に補強層が設けら
れていることを特徴とする前記(2)、(3)又は
(4)記載の断熱排水パネル、(6)前記(2)又は
(4)記載の断熱排水パネルを、山留壁又は外型枠と対
向させると共に該パネルの断熱板側が地下構造物壁の内
側となるように、且つ並設された溝が上下方向を向くよ
うに立設し、その後、前記山留壁又は外型枠と、断熱排
水パネルとの間にコンクリートを打設して壁を形成する
ことを特徴とするコンクリート地下構造物の断熱排水壁
の構築方法、(7)断熱板の少なくとも片面に補強層が
設けられていることを特徴とする前記(6)記載のコン
クリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法を要旨とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図1に基づ
いて詳細に説明する。図1(a)は本発明の排水パネル
の平面図、図1(b)は右側面図、図1(c)は正面
図、図1(d)は図1(a)のId−Id線に沿う一部
切欠拡大断面図である。図1において、1は排水パネル
を、2は溝をそれぞれ示す。
【0009】本発明の排水パネル1は、多数の連通した
空隙を有する樹脂発泡板からなる。なお、多数の連通し
た空隙とは、パネルに設けた、きり穴等の直線的な孔
や、表面と裏面に異なる方向の溝を設けそれらの交点に
形成される孔ではなく、例えば絡まった毛糸のように、
複雑に入り組み連通した通路によって形成されている孔
のことを意味する。このように連通した空隙を有する排
水パネル1は、排水パネル1全体に多数の連通した空隙
を有するものであるため、従来の溝部のみの排水機能に
よる排水パネルとは相違し、排水パネル1全体が透水性
を有する。従って、本発明の排水パネル1は地下コンク
リート構造物のコンクリート内面に取付けられた場合、
排水パネル1全体がコンクリート壁の微少クラックから
滲み出てきた湧水を確実に排水するので、コンクリート
壁と排水パネルの間に水溜まりが形成されることがな
く、湧水により面圧の発生も防ぐことができる。また、
本発明の排水パネル1は地下コンクリート構造物のコン
クリート外面に取付けることもでき、この場合も排水パ
ネル1全体が湧水を確実に排水するので、コンクリート
壁と排水パネルの間に水溜まりが形成されることがな
い。更にまた、仮に土砂などが湧水と共に排水パネルに
流れ込んでも、空隙の目詰まりにより排水機能が失われ
てしまう虞もない。
【0010】上記排水パネル1を構成する樹脂発泡板
は、5%圧縮強度が0.4kgf/cm2 以上、特に
0.8kgf/cm2 以上であることが好ましい。5%
圧縮強度が0.4kg/cm2 未満の場合は、排水パネ
ル1として使用した場合に、土砂等の圧力により変形し
て空隙が狭められて透水性が損われるおそれがある。上
記排水パネル1を構成する樹脂発泡板は、合成樹脂発泡
粒子、合成樹脂発泡体粉砕物、合成樹脂発泡体切断物な
どの合成樹脂発泡体小片を型内成型することによって得
ることができる。例えば、筒状の合成樹脂発泡粒子を型
内成型することによって図2に示す排水パネル1を得る
ことができる。該成型体は、発泡体小片成型体であるこ
とから、目的とする寸法に対応した金型を用意すること
により、目的とする寸法の排水パネルを得ることが可能
で実質的な寸法の制約がなく、また圧縮強度等の物性が
方向により大きく変動することがないので実用性に優れ
ている。更に、該発泡体小片成型体は図2に示すよう
に、連通した空隙3を有し、該空隙3の量は成形時の発
泡体小片の型内への充填率、発泡体小片形状、成形条件
を変更することにより調整可能である。従って、排水パ
ネル1を発泡体小片成型体で構成すると、透水能力を自
由に設計できる利点がある。
【0011】上記排水パネル1を構成する発泡体小片成
型体の基材樹脂は、ポリオレフィン系樹脂又はポリスチ
レン系樹脂、その他の熱可塑性樹脂のいずれを用いるこ
ともできるが、ポリオレフィン系樹脂またはポリスチレ
ン系樹脂、特にポリオレフィン系樹脂が好ましい。ポリ
オレフィン系樹脂としては、エチレン−ブテンランダム
コポリマー、エチレン−ブテンブロックコポリマー、エ
チレン−プロピレンブロックコポリマー、エチレン−プ
ロピレンランダムコポリマー、エチレン−プロピレン−
ブテンターポリマー、ポリプロピレンホモポリマーなど
のポリプロピレン系樹脂、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、直鎖状超低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニルコポリマー、エチレン−メチルメタクリレート
コポリマー、エチレン−メタクリル酸コポリマーの分子
間を金属イオンで架橋したアイオノマー系樹脂などのポ
リエチレン系樹脂、エチレン−アクリル酸−無水マレイ
ン酸ターポリマーなどが挙げられる。ポリオレフィン系
樹脂は無架橋の状態で用いてもよいが、パーオキサイド
や放射線などにより架橋させて用いてもよい。
【0012】更に上記基材樹脂の中で特に好ましいの
は、プロピレンホモポリマー、エチレン−プロピレンラ
ンダムコポリマー、プロピレン−ブテンランダムコポリ
マー、エチレン−ブテン−プロピレンランダムターポリ
マー等のポリプロピレン系樹脂である。これらの樹脂を
用いると、圧縮強度の優れた発泡体小片成型体からなる
排水パネルを容易に得ることができる。
【0013】本発明において樹脂発泡板を発泡体小片成
型体で構成する場合、該発泡体小片成型体の密度は、
0.03〜0.2g/cm3 の範囲内であることが好ま
しい。密度が0.03g/cm3 未満では成型体の圧縮
強度が弱くなる虞があり。一方、密度が0.2g/cm
3 を超えると成型時に融着不良を生じる虞がある上に軽
量性が不十分となり施工性等に劣るものとなる虞があ
る。
【0014】上記発泡体小片成型体の5%圧縮強度は、
0.4kgf/cm2 以上、特に0.8kgf/cm2
以上であることが好ましい。5%圧縮強度が0.4kg
/cm2 未満の場合は、排水パネル1として使用した場
合に、土砂等の圧力により変形して空隙が狭められて透
水性が損われるおそれがある。本明細書において樹脂発
泡板又は発泡体小片成型体の5%圧縮強度の測定方法
は、縦50mm、横50mm、厚み25mmの試験片に
ついてJIS Z 0234−1976 A法に従っ
て、試験片温度23℃、荷重速度10mm/分の条件で
歪が55%に至るまで圧縮試験を行い、得られた応力−
歪曲線より5%歪時の応力を読み取り、該応力を断面積
(25cm)にて割り算することにより求められる値
である。尚、試験片の厚みが25mmに満たない場合は
サンプルを重ね合わせ25mmの厚みとし上記測定方法
にて5%圧縮強度を算出する。
【0015】上記発泡体小片成型体は湧水を確実に排水
するという点から、透水係数が1×10-2〜4×10-1
cm/secに形成されていることが好ましく、1×1
-2〜9×10-2に形成されていることがより好まし
い。尚、透水係数の測定は、JIS A 1218に準
拠し、試料として砂に代えて発泡粒子成型体(縦120
mm、横120mm、厚さ50mm)を用い、試料を入
れる円筒は角筒に代えて定水位式により行なう。
【0016】また上記発泡体小片成型体は機械的強度に
優れているという点から、25mm以上の厚みであるこ
とが好ましい。尚、発泡粒子成型体の密度は、成型体の
重量を外形寸法で除して求めた値である。
【0017】また上記発泡体小片成型体の空隙率は、5
〜50%が好ましく、7〜40%がより好ましい。この
範囲内の空隙率を有する発泡体小片成型体は十分な排水
性を有すると共に圧縮強度も優れている。空隙率が5%
未満の場合は排水性が悪くなる虞があり、50%を越え
る場合は圧縮強度が低下する虞がある。尚、本発明にお
ける空隙率(A)は下記(1)式により算出される。
【0018】
【数1】 A(%)=〔(B−C)/B〕×100・・・(1) 但し、Bは成型体の外形寸法から算出される体積(cm
)であり(但し、成型体に設けられる溝は含まな
い)。Cは成型体の空隙を除いた体積(cm)であり
成型体をアルコール中に沈めた時のアルコールの水位増
加分より求められる体積である。
【0019】上該発泡体小片成型体は、通常の発泡粒子
成型体が略球状の合成樹脂発泡粒子を加熱成形すること
によって得られるのと異なり、筒状や鼓状等の異型の合
成樹脂発泡粒子を金型内に充填し加熱して粒子相互を融
着一体化する加熱成形によって好ましく形成することが
できる。かかる加熱成形において使用する発泡粒子の好
ましい垂直断面形状を、図3、図4に示す。これらの発
泡粒子4においては、図3に示すように全体として中空
構造であると共に該中空部分が発泡粒子を貫通している
筒形形状であること及び/又は図4に示すように複数の
枝状部を有する形状であることが好ましい。かかる形状
の発泡粒子4を用いて加熱成形すると、連通した空隙を
有する発泡粒子成型体を容易に得ることができる。
【0020】上記発泡粒子4は特に上記筒形形状である
ことが好ましく、更にdMIN が1.5mm以上であると
共にdMIN/DMIN の値が0.25〜0.85であるこ
とが好ましい。但しdMINは、図5に示すように、筒形
形状発泡粒子の孔の方向に垂直な断面であって、該断面
の孔径が孔の方向に変化する場合は変化する孔径の中の
最少の孔径、DMINはdMINを得た断面における最小の外
径である。
【0021】上記発泡粒子の孔径dMINが1.5mm未
満の場合、或いは、dMIN/DMINが0.25未満の場合
は、加熱成形により得られる発泡粒子成型体の空隙の量
が不充分で、透水係数が小さく排水性の不充分なものと
なる虞れがある。
【0022】またdMIN/DMINが0.85を超える場合
は、発泡粒子自体の製造が困難になる上に、該粒子を用
いて加熱成型すると、成型後の収縮が発生して得られる
成型体の寸法安定性が不充分なものとなったり、発泡粒
子が変形しやすいことから、空隙の量が少なく排水性の
不充分な成型体となる虞れがある。
【0023】dMIN及びdMIN/DMINが上記範囲内にあ
る発泡粒子の具体的形状は、図5(a)に示すように孔
径d及び外径Dが一定であり円筒形状のもの、同図
(b)に示すように孔径d及び外径Dが一定であるが、
外形形状が屈曲している円筒状の形態を有するもの、同
図(c)に示すように孔径d及び外径Dが一定ではなく
極小部分が存在するもの、或いは図示しないが、上記図
5(a)〜(c)の形状を適宜組み合わせたもの等が挙
げられる。尚、図5に示す筒状の発泡粒子の外形形状は
円筒の筒状以外にも、楕円筒状、多角形筒状でもいずれ
でもよく、また孔の形状も同様に多角形状や楕円形状の
いずれでもよい。
【0024】本発明の排水パネル1には、図1に示すよ
うに、少なくとも片面に複数の溝2が並設されている。
該溝2が設けられていると、排水パネル1に流れ込む湧
水の量が多い場合であっても、湧水を滞留させることな
く排水することができる。即ち、本発明の排水パネル1
はそれ自体が透水性を有するので湧水を排水することが
できる上に、湧水の量が排水パネル1自体の排水能力を
超えた場合であっても溝2を通じて過剰な湧水が排水さ
れる為、オーバーフローすることなく確実に湧水を排水
することができる。尚、溝2は、排水パネル1の両面に
設けても良いが、十分な排水能力が確保できさえすれば
片面のみに設けることが好ましい。溝2が片面のみに設
けられていると、排水パネルの圧縮強度や曲げ強度等の
物性を確保することが容易であると共に後述する型枠材
として使用することが容易である。
【0025】溝2の横断面の形状は特に制限はないが、
加工が容易であると共に曲げ強度の向上効果が期待でき
る点で長方形、正方形、台形、半円形が好ましい。溝2
の大きさは特に制限はないが、幅は5〜50mm、深さ
は3〜50mmが好ましい。溝2の大きさがこの範囲よ
り小さい場合は、連通した空隙による排水性を補助する
排水機能が不十分となる虞があり、この範囲を超えると
強度が弱くなる虞がある。また、排水性、強度の点を考
慮して溝2は10〜100mmごとに1本ずつ、平行に
設けることが好ましい。
【0026】上記溝2は、長手方向若しくは幅方向に平
行に並設されていることが製造上好ましいが、斜め方向
に設けることもできる。また溝2は、長さ方向若しくは
幅方向の全長に亘って設けられていることが好ましい
が、本発明においては、排水パネル1自体が透水性を有
するので、溝2を排水パネル1の端縁に達しないように
設けることもできる。また、上記溝2は排水パネル1の
少なくとも片面に設けられているが、必ずしも片面の全
面に設けられていなくてもよい。
【0027】また図1に示すように、並設された少なく
とも2列の溝2を連結する連結溝20を設けることもで
きる。連結溝20の大きさは特に制限はないが、前述し
た溝2と同様の幅、深さにすることが好ましい。
【0028】また排水パネル1の周縁は、図1に示すよ
うに、排水パネル1の平面の上端面21より低いしゃく
り(決)22を形成するか、又は周面に凹溝(図示せ
ず)を形成することが好ましい。しゃくり(決)22又
は凹溝が設けられていると、例えば、排水パネル1と排
水パネル1を連結してコンクリート壁に取付ける場合、
後述する図10に示すように一方のしゃくり(決)22
又は凹溝と、他方のしゃくり(決)22又は凹溝によっ
て形成される空間に、やとい実23を嵌め込むことによ
って、連結が容易となり目違いを防止することもでき
る。
【0029】排水パネル1の大きさは特に制限はない
が、施工が容易であるという点で、長さ500〜400
0mm、幅200〜1200mm、厚さ25〜150m
mが好ましい。
【0030】本発明の排水パネル1は、コンクリート板
面に取付けて使用される。溝2が片面のみに設けられて
いる排水パネル1を単体で使用する場合は、溝2が設け
られている面をコンクリート側に向けて取付けること
が、コンクリート面に凹凸がある場合でも施工が容易
で、実用性に優れる点で好ましいが、溝2が設けられて
いる面をコンクリート板面の反対側に向けても良い。
【0031】本発明の断熱排水パネルは、前述した排水
パネル1と、合成樹脂発泡体等からなる断熱板とが積層
されている。該断熱排水パネルは、湧水の排水機能と断
熱性を併せ持つ建築、土木材料であり、コンクリート板
面に取付けて使用される。
【0032】上記本発明の断熱排水パネルの好ましい態
様の一として、コンクリート地下構造物床面上に取付け
て使用されるものがあり、他の好ましい態様としてコン
クリート地下構造物壁面上に取付けて使用されるものが
ある。
【0033】次に、コンクリート地下構造物床面上に取
付けて使用される態様の断熱排水パネル(以下、床用断
熱排水パネルという。)について、図6に基づき説明す
る。図6(a)は床用断熱排水パネルの平面図、図6
(b)は右側面図、図6(c)は正面図、図6(d)は
図6(a)のVId−VId線に沿う一部切欠拡大断面図で
ある。図6において、5は床用断熱排水パネルを、6は
断熱板をそれぞれ示す。
【0034】本発明の床用断熱排水パネル5は、図6に
示すように、前記排水パネル1と断熱板6とが積層され
ている。かかる構成の断熱排水パネル5は、排水性に優
れると共に断熱性にも優れることからコンクリート構造
物の床材として好適なものである。尚、本発明の床用断
熱排水パネル5は、コンクリート面側に排水パネル1が
積層されるように施工される。
【0035】上記断熱板6としては、ポリウレタン系樹
脂やポリスチレン系樹脂等の合成樹脂発泡体からなるも
の、グラスウールやロックウールからなるもの、不織布
や織布等からなるものが挙げられる。これらの断熱板の
中でも、合成樹脂発泡体からなるもの、特にポリスチレ
ン系樹脂押出発泡体からなるものが、断熱性、耐水性、
圧縮強度等に優れるため好ましい。
【0036】上記断熱板6の大きさは圧縮強度や曲げ強
度に優れると共に施工性に優れるという点で、長さ50
0〜4000mm、幅200〜1200mm、厚さ10
〜200mmが好ましい。また断熱板6の密度は0.0
1〜0.15g/cmが好ましい。
【0037】尚、本発明の床用断熱パネルにおいて、排
水パネルと断熱板の寸法は同じとは限らず、寸法が異な
っていても断熱板を適宜排水パネルの上に敷き並べて施
工すればよい。よって、床用断熱パネルは排水パネルと
断熱板を接着したものであってもよいが、通常、両者を
接着することなく単に重ね合わされたものを使用する。
【0038】本発明の床用断熱排水パネル5において
は、排水パネル1の両面に溝2を並設することができる
が、片面のみに溝2を並設する場合は、図6に示すよう
に断熱板6が積層されている面と反対側の面7に溝2が
並設されていることが好ましい。このように溝2が設け
られていると、コンクリート面に凹凸がある場合でも容
易に施工することができるものとなる。
【0039】次に、コンクリート地下構造物壁面上に取
付けて使用される態様の断熱排水パネル(以下、壁用断
熱排水パネルという。)について、図7に基づき説明す
る。図7(a)は壁用断熱排水パネルの正面図、図7
(b)は右側面図、図7(c)は正面図、図7(d)は
図7(a)のVIId−VIId線に沿う一部切欠拡大断面図
である。図7において、8は壁用断熱排水パネルを、9
は断熱板を、10は補強層をそれぞれ示す。
【0040】本発明の壁用断熱排水パネル8は、図7に
示すように、排水パネル1と断熱板9とが積層されてい
る。かかる構成の断熱排水パネル8は排水性に優れると
共に断熱性にも優れることから、コンクリート地下構造
物の壁材として好適なものである。
【0041】壁用断熱排水パネル8における排水パネル
1の構成は、前記床用断熱排水パネル5の排水パネル1
の構成と同様である。また壁用断熱排水パネル8におけ
る断熱板9の構成は、床用断熱排水パネル5の断熱板6
の構成と同様である。
【0042】壁用断熱排水パネル8においては、排水パ
ネル1と断熱板9とは同じ長さ、同じ幅のものを使用す
ることが好ましく、特にコンクリート壁形成用の型枠と
して使用する場合に好ましいものとなる。更に、周縁に
しゃくり(決)22が設けられた排水パネル1と断熱板
9の周縁を揃えて積層し、図10に示すように、施工時
に一方のしゃくり(決)22aと他方のしゃくり(決)
22bによって形成された空間にやとい実21を挿入す
ると連結が容易で、目違いを防止することもできる。
【0043】壁用断熱排水パネル8においては、排水パ
ネル1と断熱板9とが同じ長さ、同じ幅であれば、排水
パネル1と断熱板9とを上下及び/又は左右にずらして
積層することにより、壁用断熱排水パネル8の周囲に継
ぎ手を設けることによっても、施工性を向上させること
ができる。
【0044】本発明の壁用断熱排水パネル8において
は、排水パネル1の両面に溝2を並設することができる
が、片面のみに溝2を並設する場合は、断熱板9が積層
接着されている面に溝2が並設されていることが好まし
い。このように溝2が設けられていると、壁材として使
用された場合、前述したように湧水を溝2を通すことに
より良好に排水することができる。
【0045】本発明の壁用断熱排水パネル8において
は、断熱板9の少なくとも片面に補強層10が設けられ
ていることが好ましい。補強層10が設けられていると
断熱板9の破損を防ぎ、ひいては壁用断熱排水パネル8
の破損を防ぐことができる。従って、壁用断熱排水パネ
ル8をコンクリート壁形成用の型枠として使用する場
合、十分な強度を有するものとなっている為、桟木や胴
縁や、フォームタイ等を使用する型枠の建込みが簡便な
ものとなる。
【0046】補強層の材質に制限はないが、通常はポリ
スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂等の樹脂シートや、ビニロン繊維、ポリエステル系樹
脂繊維の織布又は不織布等が使用され、特にポリエチレ
ンテレフタレート不織布と耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
シートとの積層体や、ビニロンメッシュシートと耐衝撃
性ポリスチレン系樹脂シートとの積層体が好ましい。
【0047】排水パネル1と断熱板9との積層接着方法
は特に限定されないが、作業性に優れると共に良好な接
着強度が得られるという点で、接着剤を用いて積層する
ことが好ましい。例えば、断熱板9としてポリスチレン
系樹脂押出発泡体を使用し、排水パネル1としてポリプ
ロピレン系樹脂発泡粒子成型体を使用する場合は、接着
剤として大鹿振興(株)製のセレクティー(登録商標)
UR−20等のポリウレタン系接着剤が好ましく使用さ
れる。
【0048】次に、本発明の壁用断熱排水パネル8を用
いてコンクリート地下構造物壁を構築する方法につい
て、図8に基づいて説明する。図8はコンクリート地下
構造物壁を構築する方法の説明図であって、図8におい
て、11は外型枠を、12は土中に掘られた穴の底を、
13は鉄筋を、14は結束筋を、15はコンクリートを
それぞれ示す。尚、図9は本発明の壁用断熱排水パネル
8、床用断熱排水パネル5を用いて構築されたコンクリ
ート地下構造物の一例を示す斜視図である。
【0049】まず土中に掘られた穴の底12に鉄筋13
を組み、金属板等からなる山留壁又は外型枠11(以
下、単に外型枠という。)を立設する。次に、外型枠1
1と対向させて、壁用断熱排水パネル8を内型枠として
鉄筋13を囲むように立設する。このとき、該壁用断熱
排水パネル8を構成する断熱板9が地下構造物の室内側
となるように且つ並設された溝2が上下方向を向くよう
に断熱排水パネル8を立設する。次に、結束筋14を用
いて外型枠11と壁用断熱排水パネル8とが等間隔にな
るように固定する。
【0050】この後、外型枠11と壁用断熱排水パネル
8とによって形成された空間にコンクリート15を流し
込んで打設する。次に、コンクリート15が固化した後
に、外型枠11を必要に応じて外せばコンクリート地下
構造物の断熱排水壁が完成する。
【0051】本発明のコンクリート地下構造物の断熱排
水壁の構築方法においては、更に、図10に示すよう
に、ボンド等の接合材24を用いて構造物の室内側に石
膏ボードを設けることができ、施工後、接合材24の厚
みdは5mm以上となるように断熱板と石膏ボードとの
間に空間部が設けられるように行う。
【0052】尚、上記図10に示す態様の断熱排水壁に
おいて、排水パネル1が樹脂発泡板で構成されている
と、コンクリート打設時にコンクリートのノロが樹脂発
泡板の表面付近の連通した空隙に含浸、固着するため、
排水パネル1とコンクリート壁を強固に一体化させるこ
とができる。
【0053】一方、前述の床用断熱排水パネルの施工例
としてコンクリート地下構造物の床は次のように構築さ
れる。まず土中に掘られた穴の底に鉄筋を組み、コンク
リートを流し込んで打設して基礎床18を形成する。次
に、基礎床18の上に床用断熱排水パネル8の排水パネ
ル1を少なくとも溝2が下面になるように敷き詰め、次
いで該排水パネル1の上面に断熱板9を敷き詰め、更に
上記のように敷き詰めた床用断熱排水パネル8の上にコ
ンクリートを打設して押えコンクリート19を形成すれ
ば、コンクリート地下構造物の断熱排水床が完成する。
【0054】このように、コンクリート地下構造物の断
熱排水床は、図9に示す通り、床用断熱排水パネル5の
上面に押えコンクリート19を打設して、断熱排水二重
床とすることもできる。又、図9に示す断熱排水床にお
いては、断熱板6が敷設されているが、防水用の合成樹
脂シートを代わりに用いて(図示せず。)排水二重床と
することもできる。
【0055】又、図示はしないが、基礎床18よりも低
い位置に暗渠を設ければ、該暗渠を通じて湧水を容易に
排水することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の排水パネルは多数の連通した空
隙を有する樹脂発泡板からなる。従って、排水パネル全
体がコンクリートから滲み出た湧水を排水するので、本
発明の排水パネルは地下コンクリート構造物のコンクリ
ート内面に取付けられた場合、排水パネル全体がコンク
リート壁の微少クラックから滲み出てきた湧水を確実に
排水するので、コンクリート壁と排水パネルの間に水溜
まりが形成され、湧水の面圧により、非透水性パネルの
面方向への連結部分に隙間が発生し、そこから湧水が排
水されずに滲み出てくる問題がなく、また排水パネルが
剥離するようなこともない。
【0057】また、本発明の排水パネルは地下コンクリ
ート構造物のコンクリート外面に取付けることもでき、
この場合も排水パネル全体が湧水を確実に排水すること
ができ、湧水によりコンクリート壁へ過剰な面圧がかか
ることもない。更に、本発明の排水パネルは、少なくと
も片面に溝が並設されているので、湧水の量が多い場合
であっても、該溝が排水パネル自体の排水機能を補助
し、該溝を通って湧水が滞留することなく確実に排水さ
れる。
【0058】本発明のコンクリート地下構造物の床面に
取付けられる断熱排水パネルは、上記排水パネルと断熱
板とが積層されているので、排水性に優れていると共に
断熱性にも優れている。
【0059】本発明のコンクリート地下構造物壁面上に
取付けられる断熱排水パネルは、上記排水パネルと断熱
板とが積層されているので、排水性に優れていると共に
断熱性にも優れている。
【0060】更に断熱板の少なくとも片面に補強層が設
けられているという構成を採用することにより、断熱板
の損傷を容易に防ぐことができ、またコンクリート壁形
成用の型枠兼用断熱排水パネルとして十分な強度を有す
るものとなる。
【0061】本発明のコンクリート地下構造物の断熱排
水壁の構築方法によれば、上記コンクリート地下構造物
の壁用断熱排水パネルを内型枠として立設し、山留壁又
は外側枠と断熱排水パネルとの間に配筋しコンクリート
を打設するだけで、コンクリート地下構造物の壁を容易
に構築することができる。
【0062】また本発明の断熱排水壁の構築方法におい
ては、断熱排水パネルを内型枠として使用するので、内
型枠として合板型枠を使用していた従来の二重壁工法と
異なり、内型枠を解体し、搬出し、廃棄する手間を省く
ことができる上に、コストの低減も達成することができ
る。また、断熱排水パネルは極めて軽量なので、従来の
二重壁工法に比較すると施工が容易である。更に壁全体
の厚さを薄くできるので、地下構造物の室内を広くする
ことができる。また、該構築方法により形成された断熱
排水壁において、樹脂発泡板とコンクリート壁とが積層
される図10等の層構成のものはコンクリート打設時に
コンクリートのノロが該発泡板の表面付近の連通した空
隙に含侵、固着するため、強固に該発泡板とコンクリー
ト壁とを一体化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の排水パネルの平面図で
ある。図1(b)は、本発明の排水パネルの右側面図で
ある。図1(c)は、本発明の排水パネルの平面図であ
る。図1(d)は、図1(a)のId−Id線に沿う一
部切欠拡大断面図である。
【図2】連通した空隙を有する本発明の樹脂発泡板を構
成する発泡粒子成型体の一例を示す図面である。
【図3】図3は、発泡粒子成型体を構成する発泡粒子の
好ましい垂直断面形状を示す図面である。
【図4】図4は、発泡粒子成型体を構成する発泡粒子の
他の好ましい垂直断面形状を示す図面である。
【図5】図5(a)は、円筒状の発泡粒子の好ましい形
態を示す図面である。図5(b)は、円筒状の発泡粒子
の他の好ましい形態を示す図面である。図5(c)は、
円筒状の発泡粒子の他の好ましい形態を示す図面であ
る。
【図6】図6(a)は、本発明の床用断熱排水パネルの
平面図である。図6(b)は、本発明の床用断熱排水パ
ネルの右側面図である。図6(c)は、床用断熱排水パ
ネルの平面図である。図6(d)は、図6(a)のVId
−VId線に沿う一部切欠拡大断面図である。
【図7】図7(a)は、本発明の壁用断熱排水パネルの
平面図である。図7(b)は、本発明の壁用断熱排水パ
ネルの右側面図である。図7(c)は、本発明の壁用断
熱排水パネルの平面図である。図7(d)は、図7
(a)のVIId−VIId線に沿う一部切欠拡大断面図であ
る。
【図8】本発明のコンクリート地下構造物壁の構築方法
の一例を示す図面である。
【図9】図9は、本発明の壁用断熱排水パネル、床用断
熱排水パネルを用いて構築されたコンクリート地下構造
物の一例を示す斜視図である本。
【図10】本発明のコンクリート地下構造物の断熱排水
壁の構築方法の他の一例を示す図面である。
【符号の説明】
1 排水パネル 2 溝 3 連通した空隙 5 床用断熱排水パネル 6 断熱板 7 樹脂発泡板の断熱板が積層されている面と反対側
の面 8 壁用断熱排水パネル 9 断熱板 10 補強層 11 外型枠 15 コンクリート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート板面に取付けられる排水パ
    ネルであって、多数の連通した空隙を有する樹脂発泡板
    の少なくとも片面に、溝が並設されていることを特徴と
    する排水パネル。
  2. 【請求項2】 コンクリート板面に取付けられる断熱排
    水パネルであって、連通した空隙を有する樹脂発泡板の
    少なくとも片面に溝が並設されている排水パネルと、断
    熱板とが積層されていることを特徴とする断熱排水パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 コンクリート構造物の床面に取付けられ
    る断熱排水パネルであって、樹脂発泡板の断熱板が積層
    されている面と反対側の面に、溝が並設されていること
    を特徴とする請求項2記載の断熱排水パネル。
  4. 【請求項4】 コンクリート構造物の壁面に取付けられ
    る断熱排水パネルであって、樹脂発泡板の断熱板が積層
    接着されている面に溝が並設されていることを特徴とす
    る請求項2記載の断熱排水パネル。
  5. 【請求項5】 断熱板の少なくとも片面に補強層が設け
    られていることを特徴とする請求項2、3又は4記載の
    断熱排水パネル。
  6. 【請求項6】 請求項2又は4記載の断熱排水パネル
    を、山留壁又は外型枠と対向させると共に該パネルの断
    熱板側が地下構造物壁の内側となるように、且つ並設さ
    れた溝が上下方向を向くように立設し、その後、前記山
    留壁又は外型枠と、断熱排水パネルとの間にコンクリー
    トを打設して壁を形成することを特徴とするコンクリー
    ト地下構造物の断熱排水壁の構築方法。
  7. 【請求項7】 断熱板の少なくとも片面に補強層が設け
    られていることを特徴とする請求項6記載のコンクリー
    ト地下構造物の断熱排水壁の構築方法。
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