JP4617995B2 - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両用駆動力制御装置に関し、特に、車両の前方のコーナを走行するために車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、運転指向がスポーツ走行指向である場合にコーナ進入の際の減速特性とコーナからの立ち上がり特性の両立を図ることが可能な車両用駆動力制御装置に関する。
コーナの大きさに基づいて車両の駆動力の制御(コーナ制御)が行われる場合に、自動変速機の変速段をダウンシフトして、エンジンブレーキ力による減速度を車両に作用させる変速点制御の技術が知られている。
例えば、特開2001−235026号公報(特許文献1)には、走行中の道路状況を検出し、該検出された道路状況に応じて、トランスミッションの変速タイミングを変更する自動変速機の制御装置において、前記車両の運転状態から運転者のドライバタイプに関する所定の判断出力を生成し、該判断出力に基づいてドライバタイプを判断するドライバタイプ判断手段を設け、前記道路状況に応じて変更された変速タイミングを、前記ドライバタイプ判断手段により判断されたドライバタイプに応じて更に変更する、変速タイミング判定変更手段を設け、前記変速タイミング判定変更手段により変更された変速タイミングに基づいて前記トランスミションの制御を行う、変速制御手段を設けて構成した、自動変速機の制御装置であって、前記ドライバタイプ判断手段は、ドライバタイプを、少なくともスポーツタイプとエコノミータイプの2タイプに、前記判断出力に基づいて判断すると共に、前記変速タイミング判定変更手段は、前記ドライバタイプ判断手段により判断されたドライバタイプがスポーツタイプの場合、前記道路状況に応じて変更された変速タイミングをより低速側のギヤ段が選択されやすいように変更することを特徴とする自動変速機の制御装置が記載されている。
特開2001−235026号公報 特開昭63−30860号公報 特開平10−269499号公報
本発明者らは、運転指向がスポーツ走行指向である場合には、ノーマル走行指向である場合に比べて、コーナリング時の横Gは相対的に大きく(コーナ制御に際して付与される減速度は小さく)、コーナからの立ち上がりの際の変速段(又は変速比、以下同じ)は相対的に低速用の変速段であることが好ましいとの知見を得た。
一般に、コーナ制御として変速制御が行なわれる際のダウンシフト先の変速段は、コーナを通過する際の目標横Gに基づいて求められる目標減速度に応じて選択されるのが合理的である(目標減速度が大きければ、大きな減速度が得られる低速段が選択されるのが合理的である)。ここで、運転者の指向がスポーツ走行指向である場合には、ノーマル走行指向である場合に比べて、目標横Gを相対的に大きく設定し、その結果、目標減速度は相対的に小さく設定される(運転者は、車両が過度に減速することを好まないため)。その結果、スポーツ走行指向である場合に選択される変速段は、ノーマル走行指向の場合に比べて、相対的に高速用の変速段となり、コーナからの立ち上がりの際の変速段は相対的に低速段であって欲しいとの運転者の希望と合致しない。
一方、コーナ制御として変速制御が行なわれる際のダウンシフト先の変速段に関して、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて、コーナからの立ち上がりの際の加速性能を重視して、相対的に低速用の変速段が選択されるように制御することを考えたとする。しかしながら、この場合には、スポーツ走行指向であるにもかかわらず、ノーマル走行指向の場合に比べて、コーナ制御に際して付与される減速度が相対的に大きくなっていまい、スポーツ走行指向の運転者の希望に合致しない。
本発明の目的は、車両の前方のコーナを走行するために車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、運転指向がスポーツ走行指向である場合にコーナ進入の際の減速特性とコーナからの立ち上がり特性の両立を図ることが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の車両用駆動力制御装置は、車両の前方のコーナを走行するために駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、前記車両の運転者の運転指向を検出又は推定する手段を備え、前記運転指向がスポーツ走行指向である場合には、前記スポーツ走行指向ではない場合に比べて、前記車両の変速機の変速段又は変速比が相対的に低速用の変速段又は変速比に変速制御され、前記低速用の変速段又は変速比による減速度よりも前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記運転指向がスポーツ走行指向である場合には、前記スポーツ走行指向ではない場合に比べて、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御するとは、前記コーナを走行しているときの車速が相対的に高くなるように制御することであることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御するとは、前記コーナを走行しているときの横加速度が相対的に大きくなるように制御することであることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両の電子スロットルを開ける制御を行うことにより、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両のモータジェネレータによる駆動トルクを発生させることにより、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置によれば、車両の前方のコーナを走行するために車両の駆動力を制御するに際して、運転指向がスポーツ走行指向である場合にコーナ進入の際の減速特性とコーナからの立ち上がり特性の両立を図ることが可能となる。
以下、本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図10を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、車両前方のコーナに関する情報に基づいて、変速機を変速することにより減速制御(コーナ制御)を行う車両の減速制御装置に関する。
図2において、符号10は有段の自動変速機、40はエンジン、200はブレーキ装置である。自動変速機10は、電磁弁121a、121b、121cへの通電/非通電により油圧が制御されて6段変速が可能である。図2では、3つの電磁弁121a、121b、121cが図示されるが、電磁弁の数は3に限定されない。電磁弁121a、121b、121cは、制御回路130からの信号によって駆動される。
スロットル開度センサ114は、エンジン40の吸気通路41内に配置されたスロットルバルブ43の開度を検出する。エンジン回転数センサ116は、エンジン40の回転数を検出する。車速センサ122は、車速に比例する自動変速機10の出力軸120cの回転数を検出する。シフトポジションセンサ123は、シフトポジションを検出する。パターンセレクトスイッチ117は、変速パターンを指示する際に使用される。加速度センサ90は、車両の減速度(減速加速度)を検出する。
ナビゲーションシステム装置95は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、演算処理装置と、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、カーブ、登降坂、高速道路など)が記憶された情報記憶媒体と、自立航法により自車両の現在位置や道路状況を検出し、地磁気センサやジャイロコンパス、ステアリングセンサを含む第1情報検出装置と、電波航法により自車両の現在位置、道路状況などを検出するためのもので、GPSアンテナやGPS受信機などを含む第2情報検出装置等を備えている。
運転指向推定部115は、CPU131の一部として設けられることができる。運転指向推定部115は、運転者の運転状態及び車両の走行状態に基づいて、運転者の運転指向(スポーツ走行指向かノーマル走行指向)を推定する。運転指向推定部115の詳細については更に後述する。なお、運転指向推定部115の構成については、後述する内容に限定されず、運転者の運転指向を推定するものであれば、様々な構成のものを広く含む。ここで、スポーツ走行指向とは、走行性能、動力性能を重視した指向、加速指向ないしは運転者の操作に対する車両の反応が迅速なスポーツ走行、きびきびとした走りを好むことを意味する。
制御回路130は、スロットル開度センサ114、エンジン回転数センサ116、車速センサ122、シフトポジションセンサ123、及び加速度センサ90の各検出結果を示す信号を入力し、また、パターンセレクトスイッチ117のスイッチング状態を示す信号を入力し、また、ナビゲーションシステム装置95からの信号を入力する。
制御回路130は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU131、RAM132、ROM133、入力ポート134、出力ポート135、及びコモンバス136を備えている。入力ポート134には、上述の各センサ114、116、122、123、90からの信号、上述のスイッチ117からの信号、及びナビゲーションシステム装置95からの信号のそれぞれからの信号が入力される。出力ポート135には、電磁弁駆動部138a、138b、138c、及びブレーキ制御回路230へのブレーキ制動力信号線L1が接続されている。ブレーキ制動力信号線L1では、ブレーキ制動力信号SG1が伝達される。
ROM133には、予め図1のフローチャートに示す動作(制御ステップ)を記述したプログラムが格納されているとともに、自動変速機10の変速段を変速するための変速マップ及び変速制御の動作(図示せず)が格納されている。制御回路130は、入力した各種制御条件に基づいて、自動変速機10の変速を行う。
ブレーキ装置200は、制御回路130からブレーキ制動力信号SG1を入力するブレーキ制御回路230によって制御されて、車両を制動する。ブレーキ装置200は、油圧制御回路220と、車両の車輪204、205、206、207に各々設けられる制動装置208、209、210、211とを備えている。各制動装置208、209、210、211は、油圧制御回路220によって制動油圧が制御されることにより、対応する車輪204、205、206、207の制動力を制御する。油圧制御回路220は、ブレーキ制御回路230により、制御される。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、各制動装置208、209、210、211に供給する制動油圧を制御することで、ブレーキ制御を行う。ブレーキ制御信号SG2は、ブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御回路230により生成される。ブレーキ制動力信号SG1は、自動変速機10の制御回路130から出力され、ブレーキ制御回路230に入力される。ブレーキ制御の際に車両に与えられるブレーキ力は、ブレーキ制動力信号SG1に含まれる各種データに基づいてブレーキ制御回路230により生成される、ブレーキ制御信号SG2によって定められる。
ブレーキ制御回路230は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU231、RAM232、ROM233、入力ポート234、出力ポート235、及びコモンバス236を備えている。出力ポート235には、油圧制御回路220が接続されている。ROM233には、ブレーキ制動力信号SG1に含まれる各種データに基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成する際の動作が格納されている。ブレーキ制御回路230は、入力した各制御条件に基づいて、ブレーキ装置200の制御(ブレーキ制御)を行う。
運転指向推定部115は、複数種類の運転操作関連変数のいずれかの算出毎にその運転操作関連変数が入力されて推定演算が起動されるニューラルネットワークNNを備え、そのニューラルネットワークNNの出力に基づいて車両の運転指向を推定する。
例えば図3に示すように、運転指向推定部115は、信号読込手段96と、前処理手段98と、運転指向推定手段100とを備えている。信号読込手段96は、前記各センサ114、122、116、123などからの検出信号を比較的短い所定の周期で読み込む。前処理手段98は、信号読込手段96により逐次読み込まれた信号から、運転指向を反映する運転操作に密接に関連する複数種類の運転操作関連変数、すなわち車両発進時の出力操作量(アクセルペダル操作量)すなわち車両発進時のスロットル弁開度TAST、加速操作時の出力操作量の最大変化率すなわちスロットル弁開度の最大変化率ACCMAX 、車両の制動操作時の最大減速度GNMAX、車両の惰行走行時間TCOAST 、車速一定走行時間TVCONST、所定区間内において各センサから入力された信号の区間最大値、運転開始以後における最大車速Vmax などをそれぞれ算出する運転操作関連変数算出手段である。運転指向推定手段100は、前処理手段98により運転操作関連変数が算出される毎にその運転操作関連変数が許可されて運転指向推定演算を行うニューラルネットワークNNを備え、そのニューラルネットワークNNの出力である運転指向推定値を出力する。
図3の前処理手段98には、車両発進時の出力操作量すなわち車両発進時のスロットル弁開度TASTを算出する発進時出力操作量算出手段98a、加速操作時における出力操作量の最大変化率すなわちスロットル弁開度の最大変化率ACCMAX を算出する加速操作時出力操作量最大変化率算出手段98b、車両の制動操作時の最大減速度GNMAXを算出する制動時最大減速度算出手段98c、車両の惰行走行時間TCOAST を算出する惰行走行時間算出手段98d、車速一定走行時間TVCONSTを算出する車速一定走行時間算出手段98e、例えば3秒程度の所定区間内における各センサからの入力信号のうちの最大値を周期的に算出する入力信号区間最大値算出手段98f、運転開始以後における最大車速Vmax を算出する最大車速算出手段98gなどがそれぞれ備えられている。
上記入力信号区間最大値算出手段98fにおいて算出される所定区間内の入力信号のうちの最大値としては、スロットル弁開度TAmaxt、車速Vmaxt、エンジン回転速度NEmaxt 、前後加速度NOGBW maxt (減速のときは負の値)或いは減速度GNMAXt (絶対値)が用いられる。前後加速度NOGBW maxt 或いは減速度GNMAXt は、例えば車速V(NOUT )の変化率から求められる。
図3の運転指向推定手段100に備えられたニューラルネットワークNNは、コンピュータプログラムによるソフトウエアにより、或いは電子的素子の結合から成るハードウエアにより生体の神経細胞群をモデル化して構成され得るものであり、例えば図3の運転指向推定手段100のブロック内に例示されるように構成される。
図3において、ニューラルネットワークNNは、r個の神経細胞要素(ニューロン)Xi (X1 〜Xr )から構成された入力層と、s個の神経細胞要素Yj (Y1 〜Ys )から構成された中間層と、t個の神経細胞要素Zk (Z1 〜Zt )から構成された出力層とから構成された3層構造の階層型である。そして、上記入力層から出力層へ向かって神経細胞要素の状態を伝達するために、結合係数(重み)WXij を有して上記r個の神経細胞要素Xi とs個の神経細胞要素Yj とをそれぞれ結合する伝達要素DXij と、結合係数(重み)WYjk を有してs個の神経細胞要素Yj とt個の神経細胞要素Zk とをそれぞれ結合する伝達要素DYjk が設けられている。
上記ニューラルネットワークNNは、その結合係数(重み)WXij 、結合係数(重み)WYjk を所謂誤差逆伝搬学習アルゴリズムによって学習させられたパターン連想型のシステムである。その学習は、前記運転操作関連変数の値と運転指向とを対応させる走行実験によって予め完了させられているので、車両組み立て時では、上記結合係数(重み)WXij 、結合係数(重み)WYjk は固定値が与えられている。
上記の学習に際しては、複数の運転者についてそれぞれスポーツ走行指向、通常走行(ノーマル)指向の運転が例えば高速道路、郊外道路、山岳道路、市街道路などの種々の道路において実施され、そのときの運転指向を教師信号とし、教師信号とセンサ信号を前処理したn個の指標(入力信号)とがニューラルネットワークNNに入力させられる。なお、上記教師信号は運転指向を0から1までの値に数値化し、例えばノーマル走行指向を0、スポーツ走行指向を1とする。また、上記入力信号は−1から+1までの間あるいは0から1までの間の値に正規化して用いられる。
なお、上記において、運転指向は、運転指向推定部115により推定されたが、運転者が自ら自分の運転指向をスイッチの操作等により制御回路130に入力することにより、運転指向が検出される構成であることができる。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図4は、本実施形態の減速制御を説明するためのチャートである。図4には、制御実施境界線L−N、L−S、目標減速度401−N、401−S、目標旋回車速Vreq−N、Vreq−S、道路形状上面視、アクセルがOFF(アクセル開度が全閉)とされた地点aが示されている。
[ステップS10]
ステップS10では、制御回路130により、スロットル開度センサ114からの信号に基づいて、アクセルがOFFの状態(全閉)か否かが判定される。ステップS10の結果、アクセルがOFFの状態であると判定されれば、ステップS20に進む。アクセルが全閉である場合(ステップS10−Y)に、運転者に減速の意図があると判断されて、本実施形態の減速制御が行われる。一方、アクセルがOFFの状態であると判定されなければ、ステップS190に進む。上記のように、図4では、符号aの位置(時点)にてアクセル開度がゼロ(全閉)とされている。なお、本例では、アクセル開度が全閉とされた時点aでは、変速段は6速であるとする。
[ステップS20]
ステップS20では、制御回路130により、フラグFがチェックされる。その結果、フラグFが0であればステップS30に進み、フラグFが1であればステップS120に進み、フラグFが2であればステップS140に進む。本制御フローが実行されたときに、最初は、フラグFが0であるので、ステップS30に進む。
[ステップS30]
ステップS30では、制御回路130の運転指向推定手段(ニューラルネットワークNN)100の出力値に基づいて、運転指向が推定され、その推定の結果、スポーツ走行指向であると推定された場合には、ステップS70に進み、そうではない(ノーマル走行指向である)と推定された場合には、ステップS40に進む。
[ステップS40]
ステップS40では、制御回路130により、ノーマル走行指向用の目標減速度が計算により求められる。目標減速度は、先方のコーナを予め設定された所望の旋回G(目標横G)で旋回するために(所望の目標旋回車速でコーナに進入するために)必要とされる減速度である。図4において、ノーマル走行指向用の目標減速度は、符号401−Nで示されている。
[ステップS70]
ステップS70では、制御回路130により、スポーツ走行指向用の目標減速度が計算により求められる。図4において、スポーツ走行指向用の目標減速度は、符号401−Sで示されている。
図4において、横軸は距離を示しており、「道路形状上面視」に示すように、先方のコーナ402は、地点403から地点404に存在している。そのコーナ402を予め設定された目標横Gで旋回するために、コーナ402の入口403から所定量手前にオフセットされた地点cにおいて、コーナ402の半径(又は曲率)R405に対応した、目標旋回車速にまで減速されている必要がある。即ち、目標旋回車速は、目標横G及びコーナ402のR405のそれぞれに対応した値である。
ここで、上記目標横Gは、上記ステップS30にて推定された運転指向がスポーツ走行指向及びノーマル走行指向のいずれであるかによって異なる値に設定される。図6に示すように、スポーツ走行指向(図中Su)である場合には、ノーマル走行指向(図中No)である場合に比べて、目標横Gは大きな値に設定される。その結果、上記のように、先方のコーナ402を予め設定された目標横Gで旋回するために地点cにおいて求められる目標旋回車速は、ノーマル走行指向の目標旋回車速Vreq−Nに比べて、スポーツ走行指向の目標旋回車速Vreq−Sは、高い値に設定される。
上記ステップS10においてアクセルが全閉であると判定された場所aの車速から、コーナ402の入口403の手前の地点cで要求されるノーマル走行指向用の目標旋回車速Vreq−Nまで減速するには、目標減速度401−Nで示すような減速が必要とされる。同様に、場所aの車速から、コーナ402の入口403の手前の地点cで要求されるスポーツ走行指向用の目標旋回車速Vreq−Sまで減速するには、目標減速度401−Sで示すような減速が必要とされる。
このように、先方のコーナ402を予め設定された目標横Gで旋回するために必要とされる減速度として求められる目標減速度は、目標横Gの相違(図6)に基づいて、ノーマル走行指向の目標減速度401−Nに比べて、スポーツ走行指向の目標減速度401−Sは、小さな値に設定される(図7、後述するステップS70参照)。ここで、目標減速度が小さいとは、減速感を感じ難いことを意味している。
制御回路130は、車速センサ122から入力した現在の車速と、ナビゲーションシステム装置95から入力した、現在位置からコーナ402の入口403(の手前の地点c)までの距離及びコーナ402のR405に基づいて、目標減速度401−N、又は401−Sを算出する。
なお、ステップS40又はステップS70では、制御回路130がナビゲーションシステム装置95から入力したデータに基づいて、先方にコーナが無いと判定すれば、目標減速度は求められない。ステップS40の次に、ステップS50が実行される。ステップS70の次に、ステップS80が行われる。
[ステップS50]
ステップS50では、制御回路130により、例えば制御実施境界線L−Nに基づいて、本制御の要否が判定される。その判定では、図4において、現在の車速とコーナ402の入口403までの距離との関係で、制御実施境界線L−Nよりも上方に位置すれば、本制御が必要と判定され、制御実施境界線L−Nよりも下方に位置すれば、本制御は不要と判定される。ステップS50の判定の結果、本制御が必要と判定された場合には、ステップS60に進み、本制御が不要と判定された場合には、本制御フローはリターンされる。
制御実施境界線L−Nは、現在の車速とコーナ402の入口403の手前の地点cまでの距離との関係で、予め設定された通常制動による減速度を超えた減速度が車両に作用しない限り、コーナ402の入口403の手前の地点cにおいて目標旋回車速Vreq−Nに到達できない(コーナ402を目標横Gで旋回できない)範囲に対応した線である。即ち、制御実施境界線L−Nよりも上方に位置する場合には、コーナ402の入口403の手前の地点cにおいて目標旋回車速Vreq−Nに到達するためには、予め設定された通常制動による減速度を超えた減速度が車両に作用することが必要である。
そこで、制御実施境界線L−Nよりも上方に位置する場合には、本実施形態のコーナRに対応した減速制御が実行されて(ステップS60)、減速度の増大によって、運転者によるブレーキの操作量がなくても、ないしは操作量が相対的に小さくても(フットブレーキを少ししか踏まなくても)、コーナ402の入口403の手前の地点cにおいて目標旋回車速Vreq−Nに到達できるようにしている。
本実施形態の制御実施境界線L−Nとしては、従来一般のコーナRに対応した変速点制御に使用される制御実施境界線がそのまま適用可能である。制御実施境界線L−Nは、ナビゲーションシステム装置95から入力した、コーナ402のR405とコーナまでの距離を示すデータに基づいて、制御回路130により作成される。
本実施形態では、図4において、アクセル開度がゼロとされた符号aに対応する時点は、制御実施境界線L−Nよりも上方に位置するため、本制御が必要と判定され(ステップS50−Y)、ステップS60に進む。
[ステップS80]
ステップS80では、制御回路130により、上記ステップS50と同様に、例えば制御実施境界線L−Sに基づいて、本制御の要否が判定される。上記のように、スポーツ走行指向の目標旋回車速Vreq−Sは、ノーマル走行指向の目標旋回車速Vreq−Nに比べて高いため、それに応じて、スポーツ走行指向の場合の制御実施境界線L−Sは、ノーマル走行指向の制御実施境界線L−Nに比べて、図4において、上側(車速が高い側)に設定される。
この両者の制御実施境界線L−N及びL−Sの相違により、車速及びコーナまでの距離が同じ場合、ノーマル走行指向の場合に比べて、スポーツ走行指向の場合には、本制御が必要であると判定され難くなっている。ステップS80の判定の結果、本制御が必要と判定された場合には、ステップS90に進み、本制御が不要と判定された場合には、本制御フローはリターンされる。
[ステップS60]
ステップS60では、制御回路130により、ステップS40において求めたノーマル走行指向用の目標減速度401−Nに基づいて、自動変速機10の変速制御(シフトダウン)に際して選択すべきノーマル走行指向用の目標変速段501−Nが決定され、その目標変速段501−Nへの変速指令が出力される。ステップS60の次には、ステップS120に進む。以下、ノーマル走行指向用の目標変速段501−Nの求め方について説明する。
予めROM133に、図5に示すようなアクセルOFF時の各変速段の車速毎の減速Gを示す車両特性のデータが登録されている。ここで、出力回転数が1000[rpm]であり、ノーマル走行指向用の目標減速度401−Nが−0.21Gである場合を想定すると、図5において、出力回転数が1000[rpm]のときの車速に対応し、かつ目標減速度401−Nの−0.21Gに最も近い減速度となる変速段は、2速であることが判る。このように、ノーマル走行指向用の目標減速度401−Nと目標変速段501−Nとの関係は、その目標変速段501−Nへの変速により目標減速度401−Nになるべく近い減速度の値が車両に作用するように、目標減速度401−Nと目標変速段501−Nによる減速度とはなるべく近い値となるような関係とされている。
[ステップS90]
ステップS90では、制御回路130により、ステップS70において求めたスポーツ走行指向用の目標減速度401−Sに基づいて、自動変速機10の変速制御に際して選択すべきスポーツ走行指向用の目標変速段501−Sが決定され、その目標変速段501−Sへの変速指令が出力される。ステップS90の次には、ステップS100に進む。以下、スポーツ走行指向用の目標変速段501−Sの求め方について説明する。
スポーツ走行指向の場合の目標減速度401−Sと目標変速段501−Sとの関係は、上記ノーマル走行指向の目標減速度401−Nと目標変速段501−Nとの関係とは異なっている。即ち、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて、目標横Gが大きいことから(図6)、アクセル開度が全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合に、図7に示すように、スポーツ走行指向の場合の目標減速度401−Sは、ノーマル走行指向の場合の目標減速度401−Nに比べて、小さく設定されるが、それでも、スポーツ走行指向の目標変速段501−Sの方がノーマル走行指向の目標変速段501−Nに比べて、低速段が選択されるように設定されている。スポーツ走行指向の場合には、コーナを脱出するときなどに運転者が加速を望んでアクセルを踏んだときの加速性能を向上させるためである。
例えば、図7の例では、アクセル開度が全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合(図4のa点)に、スポーツ走行指向の場合には、目標減速度401−Sに基づいて、目標変速段501−Sとして2速が選択され、ノーマル走行指向の場合には、目標減速度401−Nに基づいて、目標変速段501−Nとして、3速が選択される。
上記のように、スポーツ走行指向の場合の目標変速段501−Sが設定されることにより、目標変速段501−Sへの変速が行なわれると、スポーツ走行指向用の目標減速度401−Sよりも大きな減速度が車両に作用することになり、運転者に違和感を与えることになるため、電子スロットルを開ける(ステップS110)ことにより、車両に作用する減速度を小さくするようにしている。
ステップS60又はステップS90において、制御回路130により、それぞれ、上記ノーマル走行指向用の目標変速段501−N又はスポーツ走行指向用の目標変速段501−Sに係る変速指令が出力されるときには、制御回路130のCPU131から電磁弁駆動部138a〜138cにダウンシフト指令(変速指令)が出力される。ダウンシフト指令に応答して、電磁弁駆動部138a〜138cは、電磁弁121a〜121cを通電又は非通電にする。これにより、自動変速機10では、ダウンシフト指令に指示される変速が実行される。
ダウンシフト指令は、本実施形態の変速点制御としてダウンシフトする必要性有りと図4の符号aに対応する場所(時点)で制御回路130により判断されると(ステップS50−Y又はステップS80−Y)、それと同時(aに対応する時点)に出力される。これにより、aに対応する時点から、自動変速機10は、上記のように決定されたノーマル走行指向用の目標変速段501−N又はスポーツ走行指向用の目標変速段501−Sに向けてのダウンシフト動作が開始される。
[ステップS100]
ステップS100では、制御回路130により、上記ステップS90において変速指令が出力された目標変速段501−Sが、予め設定された特定変速段であるか否かが判定される。ステップS100の判定の結果、目標変速段501−Sが特定変速段である場合には、ステップS110に進み、そうでない場合には、ステップS120に進む。
ここで、特定変速段とは、上記のように、電子スロットルを開ける(ステップS110)ことにより運転者の違和感を抑制する必要がある程度に、目標変速段501−Sへの変速が行なわれたときに発生する減速度が、スポーツ走行指向用の目標減速度401−Sよりも大きい変速段を意味しており、例えば、所定の変速段以下の低速段である。本例において、特定変速段は、例えば、2速以下の低速段であるとする。上記ステップS90において出力される変速指令に係る目標変速段501−Sは、2速であるため、ステップS100は肯定的に判定される。
[ステップS110]
ステップS110では、制御回路130により、電子スロットルの開指令が出力される。この電子スロットルの開指令に係るスロットル開度をTH1とする。このスロットル開度TH1は、後述するステップS190にて用いられる。
上記のように、ステップS90において、スポーツ走行指向の目標変速段501−Sとして、ノーマル走行指向の目標変速段501−Nに比べて、低速段に変速されることにより、(もしステップS110がなければ、)コーナの進入前の減速度が大きくなり、コーナ進入車速は低くなり、コーナリングGは小さくなる。このような車両の状態は、スポーツ走行指向の特性と逆の特性となる。そこで、ステップS110では、アクセル開度が全閉である(ステップS10−Y)にもかかわらず、電子スロットルを開くことにより駆動トルクを発生させ、減速度を相対的に小さくし、コーナリングGを相対的に大きくすることで、スポーツ走行指向の特性になるようにしている。
この場合、アクセル開度が全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合に、上記のように、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて変速制御後の変速段は低速段となる(ステップS60、ステップS90)が、電子スロットルを開く制御(ステップS110)が行われる結果として、車両に実際に作用する減速度は、図7におけるスポーツ走行指向の場合の目標減速度401−Sと、ノーマル走行指向の場合の目標減速度401−Nの大小関係と同じように、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて小さくなることが望ましい(後述する図8の符号611、613参照)。
図9は、アクセル開度−電子スロットル開度の特性を示している。本来のアクセル開度−電子スロットル開度の特性を符号700で示す。ステップS110では、符号701に示すアクセル開度−電子スロットル開度の特性に変更される。その結果、ステップS110では、アクセル開度が全閉である(ステップS10−Y)にもかかわらず、スロットル開度THは所定値(TH1)だけ開くように制御される。この場合、図10に示すように、運転指向のスポーツ走行指向の度合いが高いほど、上記所定値TH1が大きくなるようにしてもよい。
なお、ステップS110にて、アクセル開度−電子スロットル開度が符号701で示すものに変更された後に、アクセルが踏まれた場合(ステップS10−N)には、アクセル開度が小さい段階(A1以下)までは、スロットル開度THは、上記所定値(TH1)とされる。後述するように、アクセル開度がA1を超えた時点(即ち、上記変更されたアクセル開度−電子スロットル開度特性701においても、スロットル開度THが上記所定値TH1を超えた時点)で(ステップS190−Y)、アクセル開度−電子スロットル開度特性は符号700に示す本来の特性に復帰する(ステップS200)。
ここで、符号701で示す特性において、上記スロットル開度THの0〜TH1の間の不感帯が好ましくなければ、符号702の一点鎖線で示すように勾配を設けて、アクセル開度がA2に戻ったら、本来の特性700に戻すようにしてもよい。
なお、ステップS110の実行に際して、フューエルカット状態である場合には、電子スロットルの開指令の出力の前にフューエルカット状態を復帰させ、電子スロットルを開くことにより駆動トルクが生じる状態にしておく。ステップS110の次に、ステップS120が行われる。
[ステップS120]
ステップS120では、制御回路130により、車両がコーナ402に進入したか否かが判定される(車両の旋回判定)。制御回路130は、車両の横Gの大きさ等に基づいて、ステップS120の判定を行う。又は、ナビゲーションシステム装置95から入力した、車両の現在位置とコーナ402の入口403の位置を示すデータに基づいて、ステップS120の判定を行う。ステップS120の判定の結果、コーナ402に進入を開始した後であれば、ステップS130に進み、そうでない場合にはステップS170に進む。
本制御フローが実施された最初の段階では、車両はコーナ402に進入していないため(ステップS120−N)、ステップS170に進む。
[ステップS170]
ステップS170でフラグFが1にセットされて、本制御フローはリセットされる。再度の制御フローでは、アクセルが全閉である場合(ステップS10−Y)には、フラグFが1であるので(ステップS20−1)、ステップS120に進み、ステップS120の条件が成立するまで繰り返される。
[ステップS130]
ステップS130では、制御回路130により、新たなアップシフトが規制される。コーナ402に進入後のコーナリング中には、上記ステップS60又はステップS90で出力されたダウンシフト指令に係る変速段501−N又は変速段501−Sよりも相対的に高速用の変速段にアップシフトされることが規制される。通常一般のコーナに対する変速点制御においても、コーナ進入後のコーナリング中のアップシフトは禁止されている。ステップS130の次には、ステップS140に進む。
[ステップS140]
ステップS140では、制御回路130により、車両がコーナ402を脱出したか否かが判定される。制御回路130は、車両に作用する横Gに基づいて、車両がコーナ402を脱出したか否かを判定する。又は、ナビゲーションシステム装置95から入力した、車両の現在位置とコーナ402の出口404の位置を示すデータに基づいて、ステップS140の判定を行う。ステップS140の判定の結果、コーナ402を脱出した後であれば、ステップS150に進み、そうでない場合にはステップS180に進む。
本制御フローが実施された最初の段階では、車両はコーナ402を脱出していないため(ステップS140−N)、ステップS180でフラグFが2にセットされて、本制御フローはリセットされる。再度の制御フローでは、アクセルが全閉である場合(ステップS10−Y)には、フラグFが2であるので(ステップS20−2)、ステップS140に進み、ステップS140の条件が成立するまで繰り返される。ステップS140の条件が成立したら(ステップS140−Y)、ステップS150に進む。
[ステップS150]
ステップS150では、制御回路130により、シフト規制が解除される。これにより、上記ステップS130にて行われていたアップシフトの規制が解除される。ステップS150の次には、ステップS160が行われる。
[ステップS160]
ステップS160では、制御回路130により、フラグFが0にセットされる。ステップS160の次には、本制御フローはリセットされる。
[ステップS190]
アクセル開度が非全閉の場合(ステップS10−N)、ステップS190において、制御回路130は、スロットル開度THが上記TH1を超えたか否かを判定する。その判定の結果、スロットル開度THが上記TH1を超えた場合には、ステップS200に進み、そうでない場合には、ステップS210に進む。
[ステップS200]
ステップS200において、制御回路130は、上記電子スロットルの開度を復帰させる指令を出力する。ここで出力される電子スロットルの復帰指令により、本来のアクセル開度−スロットル開度の特性に戻される。ステップS200の次には、ステップS210が行われる。
なお、上記ステップS110にて電子スロットルの開指令が出力されていない場合には、上記ステップS190は肯定的に判定され、ステップS200では、電子スロットルの開度の復帰指令が出力されるが、もともと電子スロットルの開指令が出力されていないため、電子スロットルの開度に変化はない。
[ステップS210]〜[ステップS260]
ステップS210でフラグFがチェックされる。フラグFが0である場合(本実施形態の変速制御が開始される前)には、本制御フローはリセットされる。アクセルが全閉であるとき(ステップS10−Y)でコーナへの進入開始を待っている間(F=1)にアクセルが踏まれた場合(ステップS10−N)は、同様に、ステップS220でコーナへの進入が開始されることを待ち、コーナへの進入が開始された場合には、アップシフト規制指令が出力される(ステップS230)。アクセルが全閉であるとき(ステップS10−Y)でフラグF=2であるとき(アップシフト規制中にコーナの終了を待っている場合)にアクセルが踏まれた場合は、同様に、ステップS240でコーナの終了を待ち、コーナが終了した場合には、シフト規制が解除される(ステップS250)。その後、フラグFがゼロにリセットされて、本制御フローはリターンされる(ステップS260)。
次に、図8を参照して、本実施形態の作用・効果について説明する。
図8において、横軸は道路上の位置を示している。符号601は、アクセル開度を示している。符号602は、ノーマル走行指向時のスロットル開度を示している。符号603は、スポーツ走行指向時の比較例のスロットル開度を示している。符号604は、本実施形態のスポーツ走行指向時のスロットル開度を示している。
符号605は、ノーマル走行指向時の変速段を示している。符号606は、スポーツ走行指向時の比較例の変速段を示している。符号607は、本実施形態のスポーツ走行指向時の変速段を示している。符号608は、ノーマル走行指向時の車両横加速度を示している。符号609は、スポーツ走行指向時の比較例の車両横加速度を示している。符号610は、本実施形態のスポーツ走行指向時の車両横加速度を示している。
符号611は、ノーマル走行指向時の車両の前後加速度(減速度)を示している、符号612は、スポーツ走行指向時の比較例の車両の前後加速度を示している。符号613は、本実施形態のスポーツ走行指向時の車両の前後加速度を示している。
本明細書において、上記比較例とは、アクセルが全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合に、スポーツ走行指向である場合には、ノーマル走行指向である場合に比べて、コーナの脱出時など運転者が加速を望んでアクセルを踏んだときの加速性能を重視して、低速段に変速制御されるケースを想定している。
図8の符号Aで示す地点において、アクセル開度601が全閉とされると、ノーマル走行指向時の変速段(N段)605に比べて、本比較例のスポーツ走行指向時には、上記のように、低速の変速段(N−1段)606に変速制御される。本実施形態のスポーツ走行指向時においても、ノーマル走行指向時の変速段(N段)605に比べて、低速の変速段(N−1段)607に変速制御される。
本比較例及び本実施形態のそれぞれのスポーツ走行指向時では、ノーマル走行指向時の変速段(N段)605に比べて、低速の変速段(N−1段)606、607に変速制御されることにより、E点付近からコーナの脱出のためにアクセルを踏んだときに(符号601参照)、加速度の立ち上がり勾配が大きく(符号612,613参照)、また、従来よりスポーツ走行指向時に走行性能を重視するために行われているダウンシフトを生じない制御(図示せず)が行われるため、良好な加速特性が得られる。
しかしながら、本比較例のスポーツ走行指向時には、ノーマル走行指向時の変速段(N段)605に比べて、低速の変速段(N−1段)606に変速制御されるため、コーナ進入前の減速度612がノーマル走行指向時の減速度611に比べて、大きくなり、コーナ進入車速は低くなり、また、コーナリングG(車両横加速度)609は、ノーマル走行指向時の車両横加速度608に比べて小さくなる。この車両の状態は、スポーツ走行指向時に要求される特性とは反対である。そこで、本実施形態のスポーツ走行指向時には、アクセル開度601が全閉であるにもかかわらず、スロットル開度604を開く制御を行うことにより、減速度613は、本実施形態のスポーツ走行指向時の変速段(N−1段)607よりも高速用のノーマル走行指向時の変速段(N段)605による(対応した)減速度611よりも小さくなり、また、車両横加速度610は、ノーマル走行指向時の車両横加速度608に比べて大きくなるようにして、スポーツ走行指向時に要求される特性を得るようにしている。
また、本実施形態では、アクセルが踏まれた後に(ステップS10−N)、スロットル開度THが上記所定値TH1を超えた時点で(ステップS190−Y)、本来のアクセル開度−スロットル開度特性700(図9参照)に戻されるので(ステップS200)、上記比較例(本来の特性700から変更無し)の立上り特性612と略同様の立上り特性613が得られる。上記のように、本実施形態のスポーツ走行指向時には、減速特性と立上り特性の両立が可能となる。
なお、上記所定値TH1の大きさによるが、アクセルが踏まれた時点(E点)から本来の特性700に戻るまでの不感帯(E点〜F点)が問題となるようであれば、前述の符号702に示すように、アクセルが開とされてから僅かな勾配をつけて電子スロットルを開くようにすればよい。
(第1実施形態の第1変形例)
上記第1実施形態において、スポーツ走行指向時の駆動トルクの発生は、電子スロットルを開けること(ステップS110)によって行なわれるとして説明したが、これに代えて、トレーン系に設置されたMG(モータジェネレータ)をモータとして駆動することにより駆動トルクを発生させてもよい。なお、この場合には、ステップS60又はステップS90において、変速指令が出力されるダウンシフトに代えて、MGを回生させることにより減速度を発生させてもよい。
(第1実施形態の第2変形例)
上記第1実施形態において、コーナ制御は、有段の自動変速機10の変速段の制御によって行なわれるとして説明したが、これに代えて、CVTの変速比の制御が行われることができる。この場合、図11において、スポーツ走行指向時の目標減速度及び目標変速比をそれぞれ符号409−S、502−Sで示し、ノーマル走行指向時の目標減速度及び目標変速比をそれぞれ符号409−N、符号502−Nで示す。
(第1実施形態の第3変形例)
上記第1実施形態において、コーナ制御は、自動変速機の変速制御のみによって行なわれたが、自動変速機とブレーキの協調制御により行なわれることができる。この場合、自動変速機10の変速制御のみならず、ブレーキ装置200のフィードバック制御がブレーキ制御回路230により実行される。ブレーキ装置200のフィードバック制御とは、自動変速機10の変速制御後の変速段(目標変速段501−N、501−S)による減速度の最大値(以下、最大減速度と称する)と車両の実減速度との偏差に応じてブレーキ力を制御することを意味する。
ブレーキ装置200のフィードバック制御は、ダウンシフト指令(ステップS60又はステップS90)が出力された場所aにて開始される。即ち、自動変速機10の変速制御後の変速段(501−N、501−S)による最大減速度を示す信号がブレーキ制動力信号SG1として制御回路130からブレーキ制動力信号線L1を介してブレーキ制御回路230に出力される。ブレーキ制御回路230は、制御回路130から入力したブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成し、そのブレーキ制御信号SG2を油圧制御回路220に出力する。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、制動装置208、209、210、211に供給する油圧を制御することで、ブレーキ制御信号SG2に含まれる指示通りのブレーキ力を発生させる。
ブレーキ装置200のフィードバック制御において、目標値は目標変速段501−N又は501−Sによる最大減速度であり、制御量は車両の実減速度であり、制御対象はブレーキ(制動装置208、209、210、211)であり、操作量はブレーキ制御量であり、外乱は主として自動変速機10の変速段501−N又は501−Sによる減速度(変速途中の過渡状態のときの減速度)である。車両の実減速度は、加速度センサ90等により検出される。
即ち、ブレーキ装置200では、車両の実減速度が目標変速段501−N又は501−Sによる最大減速度となるように、ブレーキ制動力(ブレーキ制御量)が制御される。即ち、ブレーキ制御量は、車両に目標変速段501−N又は501−Sによる最大減速度を生じさせるに際して、自動変速機10の変速段501−N又は501−Sによる減速度(変速動作の過渡状態の減速度の値)では不足する分の減速度を生じさせるように設定される。
本変形例においても、上記第1実施形態と同様に、アクセル開度が全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合に、目標減速度は、スポーツ走行指向の場合(符号401−S)の方がノーマル走行指向の場合(401−N)に比べて小さいが、目標変速段は、スポーツ走行指向の場合(符号501−S)の方がノーマル走行指向の場合(501−N)に比べて低速段である(図7参照)という点は、共通している。また、このような変速制御後の変速段(目標変速段501−N,501−S)の相違により、本変形例において、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて、コーナの進入前の減速度が大きくなり、コーナ進入車速は低くなり、コーナリングGは小さくなる(スポーツ走行指向の特性と逆の特性となる)ことから、アクセル開度が全閉であるにもかかわらず、電子スロットルを開くことにより駆動トルクを発生させることにより、減速度を相対的に小さくし、コーナリングGを相対的に大きくすることで、スポーツ走行指向の特性になるように制御する点も、上記第1実施形態と共通である。
なお、上記第3変形例におけるブレーキ制御は、上記ブレーキに代えて、パワートレーン系に設けたMG装置による回生ブレーキなどの他の、車両に制動力を生じさせる制動装置を用いても可能である。
(第1実施形態の第4変形例)
上記第1実施形態では、アクセル開度が全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合に、上記のように、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて変速制御後の変速段は低速段となる(図1のステップS60、ステップS90、図8の符号605、607)が、電子スロットルを開く制御(図1のステップS110、図8の符号604)が行われる結果として、車両に実際に作用する減速度は、図7におけるスポーツ走行指向の場合の目標減速度401−Sと、ノーマル走行指向の場合の目標減速度401−Nの大小関係と同じように、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて小さくなることが望ましい(図8の符号611、613参照)として説明した。
本変形例では、上記に限定されず、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて変速制御後の変速段は低速段となる(図1のステップS60、ステップS90、図8の符号605、607)が、スロットル開度604を開く制御を行った結果として、スポーツ走行指向時に車両に実際に作用する減速度(符号613に対応)は、本実施形態のスポーツ走行指向時の変速段(N−1段)607よりも高速用のノーマル走行指向時の変速段(N段)605による(に対応した)減速度611と概ね同じとなり、また、車両横加速度(符号610に対応)は、ノーマル走行指向時の車両横加速度609と概ね同じとなってもよい。
即ち、本変形例では、アクセル開度が全閉とされた地点の車速とコーナまでの距離が同じである場合に、スポーツ走行指向の場合には、ノーマル走行指向の場合に比べて、変速制御後の変速段が低速段となる(図1のステップS60、ステップS90、図8の符号605、607)点は上記第1実施形態と共通であるが、スロットル開度604を開く制御を行った結果として、スポーツ走行指向時に車両に実際に作用する減速度(符号613に対応)が、そのスポーツ走行指向の場合の変速制御後の変速段(図8の符号607)による減速度(図示せず)よりも小さくなっているものが広く含まれる。この変形例の場合にも、上記従来技術及び図8の比較例に比べると、コーナ進入の際の減速特性とコーナ立ち上がりの際の立上り特性の両立がなされている。
更に、上記においては、車両が減速すべき量を示す減速度は、減速加速度(G)を用いて説明したが、減速トルクをベースに制御を行うことも可能である。
本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の概略構成図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の運転指向推定部を説明するためのブロック図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態における各変速段の車速毎の減速度を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態のスポーツ走行指向の場合とノーマル走行指向の場合の目標横Gを示すグラフである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態のスポーツ走行指向の場合とノーマル走行指向の場合の目標減速度と目標変速段との関係を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の効果の一例を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の電子スロットル特性の一例を示すグラフである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の電子スロットル開度の所定値の一例を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の変形例のスポーツ走行指向の場合とノーマル走行指向の場合の目標減速度と目標変速比との関係を説明するための図である。
符号の説明
10 自動変速機
40 エンジン
43 電子スロットルバルブ
90 加速度センサ
95 ナビゲーションシステム装置
100 運転指向推定手段
114 スロットル開度センサ
115 運転指向推定部
116 エンジン回転数センサ
122 車速センサ
123 シフトポジションセンサ
130 制御回路
131 CPU
133 ROM
200 ブレーキ装置
401−N ノーマル走行指向の場合の目標減速度
401−S スポーツ走行指向の場合の目標減速度
402 コーナ
403 入口
405 コーナR
409−N ノーマル走行指向の場合の目標減速度
409−S スポーツ走行指向の場合の目標減速度
501−N ノーマル走行指向の場合の目標変速段
501−S スポーツ走行指向の場合の目標変速段
502−N ノーマル走行指向の場合の目標変速比
502−S スポーツ走行指向の場合の目標変速比
601 アクセル開度
602 ノーマル走行指向時のスロットル開度
603 スポーツ走行指向時の比較例のスロットル開度
604 スポーツ走行指向時のスロットル開度
605 ノーマル走行指向時の変速段
606 スポーツ走行指向時の比較例の変速段
607 スポーツ走行指向時の変速段
608 ノーマル走行指向時の車両横加速度
609 スポーツ走行指向時の比較例の車両横加速度
610 スポーツ走行指向時の車両横加速度
611 ノーマル走行指向時の車両の前後加速度(減速度)
612 スポーツ走行指向時の比較例の車両の前後加速度
613 スポーツ走行指向時の車両の前後加速度
700 本来のアクセル開度−電子スロットル開度の特性
701 変更後のアクセル開度−電子スロットル開度の特性
702 変更後の他のアクセル開度−電子スロットル開度の特性
a 地点
A1 アクセル開度
A2 アクセル開度
L1 ブレーキ制動力信号線
L−N ノーマル走行指向の場合の制御実施境界線
L−S スポーツ走行指向の場合の制御実施境界線
No ノーマル走行指向時の目標横G
SG1 ブレーキ制動力信号
SG2 ブレーキ制御信号
Su スポーツ走行指向時の目標横G
TH1 スロットル開度の所定値
Vreq−N ノーマル走行指向の場合の目標旋回車速
Vreq−S スポーツ走行指向の場合の目標旋回車速

Claims (6)

  1. 車両の前方のコーナを走行するために駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    前記車両の運転者の運転指向を検出又は推定する手段を備え、
    前記運転指向がスポーツ走行指向である場合には、前記スポーツ走行指向ではない場合に比べて、前記車両の変速機の変速段又は変速比が相対的に低速用の変速段又は変速比に変速制御され、前記低速用の変速段又は変速比による減速度よりも前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記運転指向がスポーツ走行指向である場合には、前記スポーツ走行指向ではない場合に比べて、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御するとは、前記コーナを走行しているときの車速が相対的に高くなるように制御することである
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御するとは、前記コーナを走行しているときの横加速度が相対的に大きくなるように制御することである
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両の電子スロットルを開ける制御を行うことにより、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両のモータジェネレータによる駆動トルクを発生させることにより、前記車両に作用する減速度が相対的に小さくなるように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
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