JP4616295B2 - 内燃機関の可変式動弁機構 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気弁あるいは排気弁の位相を可変する内燃機関の可変式動弁機構に関する。
自動車に搭載されるエンジンの可変式動弁機構の多くは、エンジンの排出ガス対策などの観点から、吸気弁や排気弁の開閉弁時期や開弁期間などを調整できるように構成されている。
この可変式動弁機構の構造の一例としては、例えば、カムシャフトに設けられるカムのカムリフトの変位を、伝達部材としてのセンタロッカアームを用いてベース円区間とリフト区間とが連なる往復式の揺動カムに伝え、当該揺動カムによって駆動されるロッカアームによって吸気弁や排気弁を駆動する構造が提案されている。
センタロッカアームの姿勢は、例えばアクチュエータによって調整される。センタロッカアームの姿勢が変化すると、センタロッカアームにおいてカムと接触する位置が変化するとともに、センタロッカアームにおいて揺動カムと接触する位置が変化する。このことによって、吸気弁や排気弁の動作が変化する。
上記されたように、カムとセンタロッカアームとが互いに接触し、センタロッカアームと揺動カムとが互いに接触し、揺動アームとロッカアームとが互いに接触する。
具体的には、センタロッカアームにはローラ状のカムフォロアが設けられており、当該カムフォロアがカムに転接している。揺動カムには、センタロッカアームの先端面と滑り接触する面が形成されている。ロッカアームには、ローラ部材が設けられており、当該ローラ部材に揺動カムが転接している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−299536
上記したように、可変式動弁機構が複数の構成要素つまりセンタロッカアームと揺動カムとロッカアームとを備え、これら構成要素のうち互いに隣り合う構成要素どうし(つまりカムとセンタロッカアームとの組み合わせ、センタロッカアームと揺動カムとの組み合わせ、揺動カムとロッカアームとの組み合わせ)が互いに接触するとともに互いに摺動するような場合では、当該接触箇所に発生するフリクションを抑えるために、当該接触箇所にニードルローラ部材のように内輪と外輪とこれら内輪と外輪との間に転動体が収容される転がりローラ部材が設けられることが好ましい。
一方、特許文献1に開示されている可変式動弁機構の構造のように、カムの変位が、センタロッカアーム、揺動カム、ロッカアームの順番に伝達される構造であると、カムの変位が伝わる伝達経路中において可変式動弁機構によって駆動される弁から遠い位置にあるカムとセンタロッカアームとの接触箇所とセンタロッカアームと揺動カムとの接触箇所とには、弁との間に位置する他の構成要素つまりセンタロッカアームと揺動カムとロッカアームとにカムの変位を伝達する際の荷重が作用することになる。
具体的には、カムとセンタロッカアームとの接触部には、カムの変位をセンタロッカアームと揺動カムとロッカアームとを経由して弁まで伝達できるだけの荷重が作用する。センタロッカアームと揺動カムとの接触部には、カムの変位を揺動カムとロッカアームとを経由して面まで伝達できるだけの荷重が作用する。
この結果、カムとセンタロッカアームとの接触部とセンタロッカアームと揺動カムとの接触部とにたわみなどの変形が生じ、可変式動弁機構によって駆動される弁に伝達されるカムの変位にロスが生じることが考えられる。伝達されるカムの変位にロスが生じることは、好ましくない。
しかしながら、上記構造を有するニードルローラ部材は、外輪から内輪に向かって作用する荷重に対して変形しやすい。この点について、具体的に説明する。ニードルローラ部材は、外輪と内輪との間に複数のニードルが収容されている。
外輪から内輪に向かって荷重が作用すると、当該荷重は外輪からニードルに伝えられる。このとき、荷重が互いに隣り合うニードル間の隙間に作用すると、外輪がこの隙間に対応して変形することが考えられる。
このため、フリクションを考慮してニードルローラ部材を用いると、ニードルローラ部材の変形によって、カムの変位の伝達にロスが生じることが考えられる。
したがって、本発明の目的は、フリクションを低減しながらカムの変位の伝達ロスを抑制することができる内燃機関の可変式動弁機構を提供することである。
本発明の内燃機関の可変式動弁機構は、内燃機関に回転自在に設けられたカムシャフトと、前記カムシャフトに形成された回転カムと、前記内燃機関に設けられ、吸気弁又は排気弁を駆動するロッカアームと、前記内燃機関に揺動自在に設けられて前記回転カムの変位を受けるとともに、前記ロッカアームに接触して前記回転カムの変位を前記ロッカアームに伝達するカム面を有する往復式の揺動カムと、前記揺動カムと前記回転カムとの間に介在されて前記回転カムの変位を前記揺動カムに伝達するとともに、姿勢が調整されることによって前記揺動カムの姿勢を変化して前記ロッカアームの動作を変化可能とする伝達部材とを備える。前記ロッカアームは、転がりローラ部材を備える。前記転がりローラ部材は、固定される内輪と、前記内輪と同軸に配置されるとともに内側に前記内輪を収容する外輪と、前記内輪と前記外輪との間に収容されて前記内輪に対して前記外輪を回動自由に支持する複数の転動体と、を備えて前記外輪が前記揺動カムに転接して前記揺動カムの変位を受ける。前記回転カムの変位が前記揺動カムまで伝わる伝達経路において、前記回転カムから前記伝達部材へ前記回転カムの変位が伝達される第1の伝達部は、滑りローラ部材を備える。前記滑りローラ部材は、外周面で前記変位を伝達するとともに回動自在に支持部に支持されかつ前記支持部との間に滑り軸受機構が構成される。
この構成によれば、比較的荷重の低い部分を転がりローラ部材とし、比較的荷重の高い部分を滑りローラ部材とすることにより、フリクションを低減しながら回転カムの変位の伝達ロスを抑制することができる。
また、前記滑りローラ部材の径は、前記転がりローラ部材の径以上である。
この構成によれば、滑りローラ部材の剛性を転がりローラ部材の剛性よりも大きくすることができる。なお、滑りローラ部材の径を前記転がりローラ部材の径よりも大きくすれば、さらに滑りローラ部材の剛性を大きくできる。
また、前記伝達部材から前記揺動カムへ前記回転カムの変位が伝達される第2の伝達部は、前記滑りローラ部材を備える。
この構成によれば、さらにフリクションの低減を行える。
また、前記第1の伝達部が備える前記滑りローラ部材の径は、前記第2の伝達部が備える前記滑りローラ部材の径よりも大きい。
この構成によれば、第2の伝達部よりも加わる荷重が大きい第1の伝達部に用いられる滑りローラ部材の剛性を、より大きくすることができる。また、本発明の好ましい形態では、前記ロッカアームは、2つの前記吸気弁又は2つの前記排気弁を駆動すべく二股状の形状とする。
本発明によれば、フリクションを低減しながらカムの変位の伝達ロスを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内燃機関の可変式動弁機構を、図1〜3を用いて説明する。図1は、可変式動弁機構50を備えるエンジン10を示す断面図である。図1に示すように、エンジン10は、例えば、複数の気筒が互いに直列に並ぶレシプロ式エンジンである。エンジン10は、シリンダブロック11と、シリンダヘッド12となどを備えている。
シリンダヘッド12には、シリンダブロック11に形成された気筒17に対応して燃焼室18が形成されている。燃焼室18には、例えば一対の吸気ポート18aと一対の排気ポート18bが形成されている。また、シリンダヘッド12には、各吸気ポート18aを開閉する吸気弁19aと、各排気ポート18bを開閉する排気弁19bとが設けられている。これら、吸気弁19aと排気弁19bとは、スプリング19cによって閉まる方向に付勢される常閉式である。
シリンダヘッド12においてシリンダブロック11と反対側には、可変式動弁機構50が搭載されている。本実施形態では、可変式動弁機構50は、例えば吸気弁19aの開閉動作を調整する機能を有している。
可変式動弁機構50は、カムシャフト51と、吸気弁用ロッカシャフト52と、ロッカアーム機構60とを備えている。
カムシャフト51は、燃焼室18と対向する位置に配置されている。カムシャフト51は、各気筒が並ぶ方向に延びており、当該カムシャフト51の軸心線回りに回動自由に支持されている。カムシャフト51の先端には、図示しないカムプーリが取り付けられている。カムプーリは、図示しないクランクシャフトの端部に取り付けられたクランクプーリと図示しないタイミングベルトを介して連結されている。このことによって、クランクシャフトの回転がタイミングベルトを介してカムシャフトに伝えられるので、カムシャフト51は、駆動される。
カムシャフト51には、吸気弁用カム51aと排気弁用カム51bとが設けられている。吸気弁用カム51aは、吸気弁19aを駆動するためのカムである。排気弁用カム51bは、排気弁19bを駆動するためのカムである。
吸気弁用ロッカシャフト52は、カムシャフト51よりも吸気弁19a側に配置されている。吸気弁用ロッカシャフト52は、カムシャフト51と平行に延びており、当該吸気弁用ロッカシャフト52の軸心線回りに回動自由に支持されている。排気弁用ロッカシャフト53は、吸気弁用ロッカシャフト52と反対側に配置されている。排気弁用ロッカシャフト53は、カムシャフト51と平行に延びており、回動しないように支持されている。図示しない排気弁用ロッカアームは、排気弁用ロッカシャフト53に設けられている。排気弁用ロッカアームは、排気弁用カム51bによって駆動されて排気弁19bを駆動する。
ロッカアーム機構60は、吸気弁用カム51aによって駆動される。図2は、ロッカアーム機構60が分解された状態を示す斜視図である。図3は、ロッカアーム機構60を、後述される一対のロッカアーム片61a間を通ってカムシャフト51を横切る方向に切断して示す断面図である。図2,3に示すように、ロッカアーム機構60は、吸気弁用ロッカアーム61と、センタロッカアーム62と、支持シャフト63と、揺動カム64と、電動モータ65とを備えている。電動モータ65は、図2中2点鎖線で示されている。
吸気弁用ロッカアーム61は、吸気弁用ロッカシャフト52に揺動自在に支持されている。吸気弁用ロッカアーム61は、吸気弁用カム51aのカムリフトの変位を各吸気弁19aへ伝える一対のロッカアーム片61aとニードルローラ部材66とを備えている。これらロッカアーム片61aは、吸気弁用ロッカシャフト52に沿って並んで配置されるとともに吸気弁用ロッカシャフト52に揺動可能に支持されている。
それゆえ、吸気弁用ロッカアーム61は、二股状の形状である。このため、各ロッカアーム片61aの間からは、吸気弁用ロッカシャフト52の一部52aが露出している。各ロッカアーム片61a間には、後述される揺動カム64が当接するニードルローラ部材66が組み付けられている。
図3に示すように、ニードルローラ部材66は、本発明で言う転がりローラ部材の一例であって、外輪66aと、内輪66bと、複数のニードル66cと、を備えている。内輪66bは、外輪66aの内側に外輪66aと同軸に収容されている。ニードル66cは、外輪66aと内輪66bとの間に収容されている。ニードル66cは、本発明で言う転動体の一例である。
各ロッカアーム片61a間には、ニードルローラ部材66の内輪66bの内側に嵌る第1の支持軸69aが設けられている。それゆえ、内輪66bは、吸気弁用ロッカアーム61に対して固定されるとともに、複数のニードル66cによって、外輪66aは、内輪66bに対して回動自在になる。
図2に示すように、センタロッカアーム62は、ホルダ部68と、第2の支持軸69bと、第1の滑りローラ部材67とを備えている。センタロッカアーム62は、本発明で言う伝達部材の一例である。
ホルダ部68は、後述される第1の滑りローラ部材67を回動自在に支持する。ホルダ部68は、シリンダブロック11と反対側に向かって延びる中継用アーム部68aと、各ロッカアーム片61a間から露出する一部52aに向かって延びる支点用アーム部68bとを有する略L字状である。支点用アーム部68bは、二股状である。
センタロッカアーム62において吸気弁用カム51aと向かい部位、つまり二又状の支点用アーム部68bにおいて吸気弁用カム51aと向かい合う部位間には、第2の支持軸69bが設けられている。
第1の滑りローラ部材67は、第2の支持軸69bに支持される。具体的には、第1の滑りローラ部材67の中央には、第2の支持軸69bを内側に摺動可能に収容する収容孔57cが形成されている。
それゆえ、第1の滑りローラ部材67は、第2の支持軸69bに回動自在に支持されている。第1の滑りローラ部材67は、吸気弁用カム51aと当接する外周面67aから第2の支持軸69bを内側に収容する内周面67bまでは、中実である。内周面67bは、第2の支持軸69bに略面接触している。第1の滑りローラ部材67の径φaは、ニードルローラ部材66の径φcよりも大きい。
第2の支持軸69bは、本発明で言う支持部の一例である。また、内周面67bと第2の支持軸69bは、本発明で言う滑り軸受機構を構成している。また、吸気弁用カム51aにおいて第1の滑りローラ部材67と接触する部位と第1の滑りローラ部材67とは、本発明で言う第1の伝達部91を構成している。言い換えると、第1の伝達部91は、第1の滑りローラ部材67を備えている。
支点用アーム部68bは、露出する一部52aに支持機構70によって支持されている。図2に示されるように、支持機構70は、支持部77と、調整部80とを備えている。
支持部77について説明する。支持部77は、制御アーム72を備えている。露出する一部52aの下部周壁には、通孔73が形成されている。通孔73は、露出する一部52aの軸心と直交する向きに延びている。制御アーム72は、円形断面をもつ軸部74と、軸部74の一端に形成された円板状のピン結合片75とを有している。ピン結合片75には、当該ピン結合片75を貫通する支持孔75aが形成されている。
軸部74の端部は、露出する一部52aの下部から通孔73内に差し込まれている。なお、差し込まれた軸部74は、軸部74の軸方向および周方向に対して移動自在である。この軸部74の端は、後述される調整部80のねじ部材82に突き当たる。
ピン結合片75は、二股状の支点用アーム部68bの内側に挿入される。支点用アーム部68bは、支持孔75aと対向する位置に貫通孔68dが形成されている。支持孔75aと貫通孔68dにピン100が挿通されることによって、支点用アーム部68bの先端部と露出する一部52aから突き出た制御アーム72の端部との相互は、吸気弁用カム51aの起伏方向つまりカムシャフト51の軸心と直交する方向に回動自在に結合される。
この結合により、吸気弁用カム51aが回転すると、センタロッカアーム62は、ピン100を揺動支点にして揺動する。それゆえ、センタロッカアーム62の姿勢は、吸気弁用ロッカシャフト52が回転すると、この回転に伴って変化する。第1の滑りローラ部材67が吸気弁用カム51aのカムリフトの変位を受けると、中継用アーム部68aの先端面68cの位置と姿勢とが変化する。
調整部80の構造は、差し込まれた制御アーム72端をねじ部材82で支持する構造が用いられている。具体的には、ねじ部材82は、露出する一部52aにおいて通孔73とは反対側となる地点つまり上部周壁から、進退可能に螺挿されている。ねじ部材82の挿入端が通孔73内で制御アーム72の端と突き当たることによって、制御アーム72は支持されている。
これにより、ねじ部材82が回転操作されると、露出する一部52aから突き出る軸部74の突出量が変更される。つまり、軸部74の突出量は、可変となる。軸部74の突出量が変更されることによって吸気弁用カム51aとカムフォロア36との転接位置が変更される。吸気弁用カム51aとカムフォロア36との転接位置が変更されることにともない、吸気弁19aの開弁時期や閉弁時期が調整される。
但し、83は、ねじ部材82を回転操作するための、ねじ部材82の上端面に形成される例えば十字形の溝部である。84は、ねじ部材82の端部にねじ込まれたロックナットである。84aは、ロックナット84の座面を形成する切欠きを示す。なお、図3では、制御アーム72とねじ部材82とロックナット84とは、断面されていない。
図1に示すように、支持シャフト63は、吸気弁用ロッカシャフト52と排気弁用ロッカシャフト53よりもシリンダブロック11からはなれた位置に配置されている。
図2,3に示すように、揺動カム64は、本体64dと、センタロッカアーム62の中継用アーム部68aの先端面68cと滑り接触する接触面64fが形成される変位受け軸64aと、を備えている。本体64dは、支持シャフト63に揺動自由に支持されている。
本体64dにおいて、中継用アーム部68aの先端面68cと向かい合う部位には、先端面68cに向かって開口するとともに変位受け軸64aを内側に収容する収容溝64cが形成されている。変位受け軸64aは、収容溝64c内に揺動自在に収容されている。
本体64dが揺動自在であるとともに変位受け軸64aが揺動自在であることによって、変位受け軸64aは、センタロッカアーム62の姿勢の変化に伴う中継用アーム部68aの先端面68cの姿勢の変化に追従することができる。
本体64dにおいてニードルローラ部材66に向かい合う部位には、ニードルローラ部材66に接触するアーム部64bが形成されている。アーム部64bの先端には、ニードルローラ部材66に転接するカム面64eが形成されている。
変位受け軸64aがセンタロッカアーム62の変位を受けると、揺動カム64は、支持シャフト63回りに揺動する。この際にアーム部64bのカム面64eがニードルローラ部材66を押す。
なお、吸気弁用ロッカアーム61、センタロッカアーム62および揺動カム64の相互間は、吸気弁用ロッカアーム61とセンタロッカアーム62と揺動カム64との円滑な動きが確保されるよう、付勢機構の一例としてのプッシャ86で互いに密接する方向に付勢されている。
電動モータ65は、吸気弁用ロッカシャフト52を回転することによって、吸気弁用ロッカシャフト52においてセンタロッカアーム62の支点用アーム部68bを支持する支持部77の位置(制御アーム72の姿勢)を変化する。この変化にともなって、センタロッカアーム62の姿勢が変化する。
センタロッカアーム62の姿勢は、図3に示されるように制御アーム72が略垂直な姿勢から、図2に示されるように制御アーム72がカムシャフト51の回転方向に大きく傾いた姿勢までの範囲で変更できる。
センタロッカアーム62の姿勢が変化すると、揺動カム64に伝えられる吸気弁用カム51aのカムリフトの変位の程度が変化する。このことによって、揺動カム64の姿勢と揺動とが変化し、それゆえ吸気弁用ロッカアーム61の動作が変化する。このように、電動モータ65が吸気弁用ロッカシャフト52の姿勢を調整することによって、吸気弁19aの動作が調整される。
このように構成される可変式動弁機構50における吸気弁用カム51aの変位と当該変位を伝達する荷重は、吸気弁用カム51a、センタロッカアーム62、揺動カム64、吸気弁用ロッカアーム61の順番で伝達される。この伝達経路Xについて、具体的に説明する。
まず、第1の滑りローラ部材67が吸気弁用カム51aと当接しているので、第1の滑りローラ部材67が吸気弁用カム51aの変位に起因する荷重を受ける。第1の滑りローラ部材67に入力された荷重によって、センタロッカアーム62が吸気弁用カム51aの変位に合わせて変位する。センタロッカアーム62の変位に起因して、先端面68cから変位受け軸64aの接触面64fに荷重が伝わる。
揺動カム64に入力された荷重によって、当該揺動カム64が支持シャフト63回りに揺動する。揺動カム64の揺動に起因して、カム面64eからニードルローラ部材66に荷重が入力される。ニードルローラ部材66に荷重が入力されることに起因して、吸気弁用ロッカアーム61が変位する。吸気弁用ロッカアーム61の変位に起因して吸気弁19aが開閉される。
このように構成される可変式動弁機構50では、第1の伝達部91は、伝達経路X中では吸気弁19aから比較的離れている。このため、第1の伝達部91に作用する荷重は、センタロッカアーム62と揺動カム64と吸気弁用ロッカアーム61と吸気弁19aとを動かすに足りる大きさを有している。
しかしながら、第1の伝達部91に第1の滑りローラ部材67が設けられている。第1の滑りローラ部材67は、外周面67aから内周面67bまで中実であるので剛性が高い。さらに、外周面67aに入力される荷重は、内周面67bと第2の支持軸69bとが互いに面接触する面部に分散される。
それゆえ、荷重によって生じる第1の滑りローラ部材67の変形を小さく抑えることができる。さらに、第1の伝達部91に第1の滑りローラ部材67が用いられることによって、吸気弁用カム51aとセンタロッカアーム62との間のフリクションが小さく抑えられる。
また、伝達経路X中において揺動カム64と吸気弁用ロッカアーム61との接触部は、吸気弁19aの直前に位置している。それゆえ、伝達経路X中において揺動カム64と吸気弁用ロッカアーム61との接触部に作用する荷重は、比較的小さい。したがって、伝達経路X中において揺動カム64と吸気弁用ロッカアーム61との接触部にニードルローラ部材66が設けられても、荷重によるニードルローラ部材66の変形は小さく抑えられる。さらに、ニードルローラ部材66を用いることによって、揺動カム64と吸気弁用ロッカアーム61との間に生じるフリクションを小さく抑えることができる。
上記のことより、伝達経路Xにおいて変形が懸念される第1の伝達部91の変形と揺動カム64と吸気弁用ロッカアーム61との接触部の変形とが小さく抑えられるので、吸気弁用カム51aの変位が伝達経路Xを伝わる際の変位の伝達ロスを小さくすることができる。さらに、第1の滑りローラ部材67とニードルローラ部材66と用いられることによって、伝達経路X内に生じるフリクションを小さく抑えることができる。つまり、可変式動弁機構50は、フリクションを低減しながら吸気弁用カム51aの変位の伝達ロスを抑制することができる。
また、第1の滑りローラ部材67の径φaをニードルローラ部材66の径φcと同じでするだけで滑りローラとニードルローラというローラの種類により剛性の差異が生じるが、これに加え第1の滑りローラ部材67の径φaをニードルローラ部材66の径φcよりも大きくすることによりローラの大きさによる更なる第1の滑りローラ部材67の剛性の向上が得られる。
つぎに、本発明の第2の実施形態に係る可変式動弁機構を、図4を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成は、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、揺動カム64が変位受け軸64aに替えて第2の滑りローラ部材90を備える点が、第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態と同様であってよい。上記異なる点について具体的に説明する。
図4は、本実施形態のロッカアーム機構60を、一対のロッカアーム片61a間を通ってカムシャフト51を横切る方向に切断して示す断面図である。図4に示すように、揺動カム64は、変位受け軸64aの変わりに第2の滑りローラ部材90を備えている。
具体的には、本体64d収容溝64c内には、第3の支持軸64gが設けられている。第2の滑りローラ部材90の軸心上には、第3の支持軸64gを内側に摺動可能に収容する収容孔64hが形成されている。言い換えると、第2の滑りローラ部材90は、第3の支持軸64gに回動自在に支持される。第3の支持軸64gは、本発明で支持部の一例である。
第2の滑りローラ部材90の外周面90aは、先端面68cに点接する。第2の滑りローラ部材90の内周面90bは、第2の滑りローラ部材90に略面接触する。内周面90bと第3の支持軸64gは、本発明で言う滑り軸受機構を構成している。また、先端面68cと第2の滑りローラ部材90とは、本発明で言う第2の伝達部92を構成している。言い換えると、第2の伝達部92は、第2の滑りローラ部材90を備えている。
第2の滑りローラ部材90は、外周面90aから内周面90bにかけて中実である。第2の滑りローラ部材90の径φbは、ニードルローラ部材66の径φcよりも大きく、かつ、第1の滑りローラ部材67の径φaよりも小さい。
本実施形態では、第2の滑りローラ部材90が用いられることによって、第2の伝達部92のフリクションを小さく抑えることができるので、第1の実施形態の効果に加えて、伝達経路X内に生じるフリクションを小さく抑えることができる。
また、第2の滑りローラ部材90の径φbがニードルローラ部材66の径φcよりも大きいので、第2の滑りローラ部材90の剛性をニードルローラ部材66よりも大きくすることができる。それゆえ、第2の伝達部92での変形を小さく抑えることができるので、吸気弁用カム51aの変位の伝達ロスを小さく抑えることができる。
なお、第1の実施形態では、第1の伝達部91には、第1の滑りローラ部材67が設けられ、第2の伝達部92には先端面68cと接触面64fとから構成される滑り軸受機構が設けられたが、これに限定されない。例えば、第1の伝達部91に吸気弁用カム51aと滑り接触する変位受け軸が設けられ、第2の伝達部92に第2の実施形態で説明された第2の滑りローラ部材90が設けられてもよい。
また、第2の実施形態では、φc<φb<φaとなっているが、これに限定されない。φc≦φb<φaであっても、同様な効果を得ることができる。具体的には、第2の滑りローラ部材90の径φbをニードルローラ部材66の径φcと同じするだけで滑りローラとニードルローラというローラの種類により剛性の差異が生じるが、これに加え第2の滑りローラ部材90の径φaをニードルローラ部材66の径φcよりも大きくすることによりローラの大きさによる更なる第2の滑りローラ部材90の剛性の向上が得られる。さらに、第2の伝達部92よりも加わる荷重が大きい第1の伝達部91に用いられる第1の滑りローラ部材67の剛性を、より大きくすることができる
また、第1,2の実施形態では、可変式動弁機構50は、吸気弁19aを駆動したが、これに限定されない。可変式動弁機構50と同様な構成をもつ、排気弁19bを駆動する動弁機構が設けられてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る可変式動弁機構を備えるエンジンを示す断面図。 図1に示されたロッカアーム機構が分解された状態を示す斜視図。 図1に示された伝達機構を、一対のロッカアーム片間を通ってカムシャフトを横切る方向に切断して示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る可変動弁機構の伝達機構を、一対のロッカアーム片間を通ってカムシャフトを横切る方向に切断して示す断面図。
符号の説明
10…エンジン、19a…吸気弁、19b…排気弁、50…可変式動弁機構、51…カムシャフト、51a…吸気弁用カム(51a)、61…吸気弁用ロッカアーム(ロッカアーム)、62…センタロッカアーム(伝達部材)、64…揺動カム、64g…第3の支持軸(支持部)、66…ニードルローラ部材(転がりローラ部材)、66a…外輪、66b…内輪、66c…ニードル(転動体)、67…第1の滑りローラ部材(ローラ部材)、67a…外周面、69a…第2の支持軸(支持部)、90…第2の滑りローラ部材(滑りローラ部材)、90a…外周面、91…第の伝達部、92…第2の伝達部、X…伝達経路。

Claims (2)

  1. 内燃機関に回転自在に設けられたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに形成された回転カムと、
    前記内燃機関に設けられ、吸気弁又は排気弁を駆動するロッカアームと、
    前記内燃機関に揺動自在に設けられて前記回転カムの変位を受けるとともに、前記ロッカアームに接触して前記回転カムの変位を前記ロッカアームに伝達するカム面を有する往復式の揺動カムと、
    前記揺動カムと前記回転カムとの間に介在されて前記回転カムの変位を前記揺動カムに伝達するとともに、姿勢が調整されることによって前記揺動カムの姿勢を変化して前記ロッカアームの動作を変化可能とする伝達部材と、
    を具備し、
    前記ロッカアームは、
    固定される内輪と、前記内輪と同軸に配置されるとともに内側に前記内輪を収容する外輪と、前記内輪と前記外輪との間に収容されて前記内輪に対して前記外輪を回動自由に支持する複数の転動体と、を備えて前記外輪が前記揺動カムに転接して前記揺動カムの変位を受ける転がりローラ部材を備え、
    前記回転カムの変位が前記揺動カムまで伝わる伝達経路において、前記回転カムから前記伝達部材へ前記回転カムの変位が伝達される第1の伝達部に外周面で前記変位を伝達するとともに回動自在に支持部に支持されかつ前記支持部との間に滑り軸受機構が構成される滑りローラ部材が備えられ、
    前記滑りローラ部材の径は、前記転がりローラ部材の径以上であり、
    前記伝達部材から前記揺動カムへ前記回転カムの変位が伝達される第2の伝達部は、前記滑りローラ部材が備えられ、
    前記第1の伝達部が備える前記滑りローラ部材の径は、前記第2の伝達部が備える前記滑りローラ部材の径よりも大きい
    ことを特徴とする内燃機関の可変式動弁機構。
  2. 前記ロッカアームは、2つの前記吸気弁又は2つの前記排気弁を駆動すべく二股状の形状とすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変式動弁機構。
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