JP4296428B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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本発明は、吸排気系バルブのリフトの特性を連続的に変更可能な内燃機関の可変動弁装置に関する。
この種の可変動弁装置は、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁や排気弁のリフトの特性(駆動位相及びリフト量)を連続的に変更することができる。これにより、例えば自動車用エンジンでは排ガス浄化促進や燃費低減等が達成される。
また、当該装置には、複数個のカムを切り換える、或いはギヤ及びばね等を用いる如く各種の機構が存在するが、この装置の複雑化はエンジンへの搭載を困難にするため、可変動弁装置の簡略化を図る技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−150301号公報
ところで、上記特許文献1に記載の可変動弁装置では、吸気弁はロッカアーム機構からの力を受けて吸気通路を開く一方、閉弁方向に付勢するばね力によって吸気通路を閉じる。このばね力はロッカアーム機構に反力として伝達される。詳しくは、当該ばね力は第1のアームの端部を閉弁方向に押し上げ、この第1のアームに伝達された力は第3のアームを介して第2のアームに伝達され、最終的にはカムに伝達される。
ここで、上記特許文献1に記載の如く、第2のアームの揺動範囲を変えてリフトの特性を連続的に変更可能な可変動弁装置では、第2のアームとカムとの当接点の変更に伴ってこのカムに作用するカム荷重が過度に大きくなることが懸念される。この場合に、カムの幅を大きくすることも考えられるが、これではエンジン前後方向に大きなスペースを要し、やはり搭載性が悪くなるとの問題がある。
このように、上記従来の技術では、装置の簡略化は可能であっても、装置の耐久性及び搭載性においては依然として課題が残されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、装置の耐久性及び機関への搭載性の向上を図ることができる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置は、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉駆動を行うロッカアーム機構と、内燃機関に回動自在に設けられ、ロッカアーム機構に係合される偏心シャフトを備えたロッカシャフトと、内燃機関に回動自在に設けられ、ロッカアーム機構を駆動させるカムを備えたカムシャフトとを含み、ロッカシャフトの回動により偏心シャフトの位置を変更させ、吸気弁又は排気弁のリフトの特性を変更可能な可変動弁装置であって、ロッカアーム機構は、ロッカシャフトの軸心を支点として揺動し、吸気弁又は排気弁の閉弁方向に付勢されるばね力に抗して吸気弁又は排気弁を駆動可能な第1のアームと、カムにより駆動され、偏心シャフトの軸心を支点として揺動する第2のアームと、略対向して形成された一対の当接面部を第2のアーム及び第1のアームにそれぞれ当接され、第1のアームと第2のアームとの間に設けられた支持軸の軸心を支点として揺動しながら、第2のアームの揺動変位を第1のアームに伝達する第3のアームとを具備し、支持軸の軸心は、支持軸の軸心から第1のアームとの当接点に作用する力の作用線までの第1の最短距離が、支持軸の軸心から第2のアームとの当接点に作用する力の作用線までの第2の最短距離よりも小さくなる位置に設けられていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、第1のアーム及び第2のアームは、第3のアームの両当接面部に対して当接ローラを介してそれぞれ転がり接触することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明では、支持軸の軸心は、ロッカシャフトの軸心に対し、第1のアームとの当接点及び第2のアームとの当接点を挟んで反対側の位置に設けられ、吸気弁又は排気弁の最大リフト量が最大となる場合に、第1の最短距離と第2の最短距離との差が最小となる位置に設けられていることを特徴としている。
従って、請求項1記載の本発明の内燃機関の可変動弁装置によれば、当該可変動弁装置には吸気弁或いは排気弁を閉弁方向に付勢するばね力による反力が作用する。具体的には、この反力は第1のアームを介してこの第1のアームと第3のアームとの当接点に作用し、続いて、第3のアームを介してこの第3のアームと第2のアームとの当接点に作用し、最終的にはこの第2のアームからカムに作用する。
そして、第3のアームの支持軸回りのモーメントは、第1のアームとの当接点に作用する力及び支持軸の軸心からこの力の作用線までの第1の最短距離によって求まる第1のモーメントと、第2のアームとの当接点に作用する力及び支持軸の軸心からこの力の作用線までの第2の最短距離によって求まる第2のモーメントとが生じ、これら第1のモーメントと第2のモーメントとがつり合うことになる。
ここで、上記支持軸の軸心の位置は、第1のモーメントに関する第1の最短距離が第2のモーメントに関する第2の最短距離よりも常に小さくなる位置に設けられている。すなわち、上記モーメントのつり合いにおいて、第2のアームとの当接点に作用する力が第1のアームとの当接点に作用する力よりも常に小さくなる。従って、第2のアームからカムに作用するカム荷重を抑えることが可能となり、可変動弁装置の耐久性が向上し、強度面に関する信頼性が向上する。
更に、上記カム荷重が低減可能となれば、このカム幅が小さな寸法で済む。よって、内燃機関の前後方向のスペースが少なくて済み、機関への搭載性向上も図られる。
また、請求項2記載の発明によれば、第2のアームから第3のアームへの揺動変位の伝達、及び第3のアームから第1のアームへの揺動変位の伝達をそれぞれ当接ローラを介して転がり接触で行なうことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、ばね力による反力が最大となる最大リフト量が最大の場合にも、上記カム荷重を抑えることが可能となれば、可変動弁装置の耐久性や機関への搭載性がより一層向上する。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置2を示す。同図の概略図に示されるように、当該可変動弁装置2は自動車エンジンのシリンダヘッド部分に配設され、ロッカアーム機構20を介して吸気弁4を駆動し、吸気通路6を開閉している。
詳しくは、上記シリンダヘッドにはカムシャフト12が回動自在に設けられており、図示しないクランクシャフトの回転に応じ、カムノーズ部14を有するカム10の回転がロッカアーム機構20の往復揺動に適宜変換され、吸気弁4に対して下方向に向かう力を作用させる。これにより、吸気弁4は吸気通路6を開く。一方、この吸気弁4には閉弁付勢ばね8が配設されており、吸気弁4が吸気通路6を閉止する方向に付勢され、上方向に向かう力を作用させる。この力はロッカアーム機構20に反力として伝達される。
また、上記シリンダヘッドにはロッカシャフト16が回動自在に設けられており、このロッカシャフト16とカムシャフト12とは平行に配設されている。更に、ロッカシャフト16には偏心シャフト18が備えられている。具体的には、図2に示されるように、偏心シャフト18の軸心C2はロッカシャフト16の軸心C1に対して偏心されている。この偏心シャフト18は、ロッカシャフト16がモータ等を用いた回動手段によって回動されると、ロッカシャフト16の軸心C1に対して回動する。
この偏心シャフト18にはロッカアーム機構20が係合されている。より具体的には、本実施形態のロッカアーム機構20は、バルブ駆動アーム(第1のアーム)21、特性調整アーム(第2のアーム)22、及び変位伝達アーム(第3のアーム)23の3つのアームから構成されており、後述のように、このうちの特性調整アーム22が上記偏心シャフト18に係合される。
上記バルブ駆動アーム21は、吸気弁4を押圧するとともに、閉弁付勢ばね8によるばね力を受容する先端部31を有し、この先端部31は変位伝達アーム23側に位置する後端部41と、ロッカシャフト16に揺動自在に支持される揺動支持部61とに連なっている。これにより、バルブ駆動アーム21はロッカシャフト16の軸心C1を支点として揺動し、上記ばね力に抗して吸気弁4を駆動させる。なお、後端部41には当接ローラ51が備えられており、この当接ローラ51が変位伝達アーム23に当接されている。つまり、上記先端部31に伝達された力Rは、当接ローラ51を介して変位伝達アーム23に伝達される。
一方、特性調整アーム22は、偏心シャフト18に揺動自在に支持される揺動支持部32を有しており、カム10の回転に応じて偏心シャフト18の軸心C2を支点として揺動する。また、この揺動支持部32は当接ローラ52、62を有する接続部42に連なっている。当接ローラ52は変位伝達アーム23に当接され、当接ローラ62はカム10に当接されている。よって、上述の変位伝達アーム23に伝達された力は、当接ローラ52を介して特性調整アーム22に伝達され、更に、当接ローラ62を介してカム10に伝達される。
そして、上記回動手段がロッカシャフト16を回動すると、偏心シャフト18がロッカシャフト16の軸心C1の回りを変位する。この変位はカム10に対する特性調整アーム22の回転位相を遅角側或いは進角側に変更させる。この結果、吸気弁4のリフトの特性(駆動位相及びリフト量)が連続的に変更される。
変位伝達アーム23は、上述の如く、バルブ駆動アーム21の当接ローラ51と特性調整アーム22の当接ローラ52とにそれぞれ当接されており、特性調整アーム22の揺動変位をバルブ駆動アーム21に伝達可能に構成されている。
具体的には、変位伝達アーム23は、当接ローラ51に転がり接触される変換面部43(当接面部)及び非変換面部53と、当接ローラ52に転がり接触される変換面部63(当接面部)とを備えている。各当接ローラ51、52が変換面部43、63に接触される位置では、特性調整アーム22の揺動変位はバルブ駆動アーム21に伝達される。これに対し、当接ローラ51が非変換面部53に接触される範囲では、当接ローラ52が変換面部63に接触される位置であっても、特性調整アーム22の揺動変位はキャンセルされ、バルブ駆動アーム21には伝達されない。
また、この変位伝達アーム23は支持軸33に揺動自在に支持されている。より詳しくは、本実施形態における支持軸33の軸心C3が、ロッカシャフト16の軸心C1に対し、バルブ駆動アーム21との当接点S1及び特性調整アーム22との当接点S2を挟んで反対側の位置に設けられており、変位伝達アーム23は支持軸33の軸心C3を支点として揺動する。なお、この変位伝達アーム23には、軸心C3に対して反時針回り方向、換言すれば、変換面部63を当接ローラ52に接触させる方向のばね力が作用している。
ここで、図2に示されるように、上記先端部31に伝達された力Rはバルブ駆動アーム21から変位伝達アーム23に力F1として伝達される。この力F1は当接ローラ51の回転中心とバルブ駆動アーム21との当接点S1とを結ぶ線上に作用する。一方、この力F1は変位伝達アーム23から特性調整アーム22に力F2として伝達される。この力F2は特性調整アーム22との当接点S2と当接ローラ52の回転中心とを結ぶ線上に作用する。つまり、支持軸33回りのモーメントのつり合いは、力F1と支持軸33の軸心C3からこの力F1の作用線までの第1の最短距離L1との乗算によって求まる第1のモーメントM1と、力F2と支持軸33の軸心C3からこの力F2の作用線までの第2の最短距離L2との乗算によって求まる第2のモーメントM2との代数和で求められる。
そして、支持軸33の軸心C3は、第1の最短距離L1が第2の最短距離L2よりも小さくなる位置に設けられている。特に、当該軸心C3は、最も遅角側、すなわち、カム10に対する特性調整アーム22の回転位相が吸気弁4の最大リフト量を得る側に変更された場合においても、荷重伝達比、具体的には、第1の最短距離L1と第2の最短距離L2との比(L1/L2)がバルブリフト最大時に1となり、これら第1の最短距離L1と第2の最短距離L2との差が最小となる位置に設けられている。換言すれば、当該軸心C3の位置は、力F2が力F1よりも常に小さくなる位置に設けられている。
次に、本実施形態の可変動弁装置2の動作について説明する。
図2においてカムシャフト12が反時針回りに回動されると、カム10のカム曲線に従い、特性調整アーム22はその軸心C2に対して揺動する。詳しくは、特性調整アーム22はカムノーズ部14の頂点に近づくに連れて反時針回りに揺動する。同時に、変位伝達アーム23はその軸心C3に対して時針回りに揺動し、変換面部43が当接ローラ51を押し上げると、バルブ駆動アーム21がその軸心C1に対して反時針回りに揺動することから、吸気弁4は下方に向けて移動して吸気通路6が開かれる。
ここで、遅角側、つまり、図2でみてロッカシャフト16が時針回りに回動されると、偏心シャフト18がロッカシャフト16の軸心C1に対して時針回りに回動する。これにより、特性調整アーム22の当接ローラ62とカム10との当接点Sがカム曲線上を反時針回りに移動し、同時に、特性調整アーム22との当接点S2は変換面部63上を軸心C3から離間する方向に移動する。つまり、この場合には、変位伝達アーム23が軸心C3に対して時針回りに揺動し、当接点S1が非変換面部53から遠い地点に位置するので、非変換面部53との接触期間が短くなる。この結果、バルブ駆動アーム21は、カム10の回転角が小さいうちから吸気弁4を開弁させるように機能する。
これに対し、進角側、つまり、図2でみて偏心シャフト18が反時針回りに回動すると、当接点Sはカム曲線上を時針回りに移動し、同時に、当接点S2は変換面部63上を軸心C3に近づく方向に移動する。つまり、この場合には、変位伝達アーム23が軸心C3に対して反時針回りに揺動し、当接点S1が非変換面部53に近い地点に位置することから、非変換面部53との接触期間が長くなる。この結果、バルブ駆動アーム21は、カム10の回転角が大きくなっても吸気弁4を開弁させないように機能する。
そして、図3に示されるように、カム10の一様な回転に対し、上記遅角側に設定されるに連れてリフト量は大きくなり、一方、上記進角側に設定されるに連れてリフト量は小さくなる。また、最も進角側に設定されると、そのリフトが休止状態となる。更に、上記遅角側に設定されるに連れて各バルブリフトモードでの最大リフト量(図中●で示す)も遅角される。このように、本実施形態の可変動弁装置2では、吸気弁4のリフトの特性(駆動位相及びリフト量)をロッカアーム16の回動割合に応じて連続的に変更することができる。そして、このリフトの特性を高回転、高負荷の大吸気量が要求される場合には上記遅角側に、低回転、低負荷の小吸気量が要求される場合や排ガス後処理装置の活性化のために排ガス温度を上げたい場合には上記進角側にそれぞれ変更することにより、自動車用エンジンでは排ガス浄化促進や燃費低減等が達成可能となる。
以上のように、本実施形態は、可変動弁装置2には吸気弁4を閉弁方向に付勢するばね力が反力として作用するものの、このばね力をカム10に伝え難くする点に着目している。そして、第1のモーメントM1に関する第1の最短距離L1が第2のモーメントM2に関する第2の最短距離L2よりも常に小さくなるように、変位伝達アーム23の支持軸33の軸心C3の位置を定めている。
より具体的には、図4に示されるように、図3の如くリフト量が広範囲に変動する場合であっても、変位伝達アーム23による各バルブリフトモードでの荷重伝達比(L1/L2:図中●で示す)は1以下となり、特に、最も遅角側に設定されてリフト量が最大となるバルブリフトモードでの最大バルブリフト時に荷重伝達比が1となる如く、支持軸33の軸心C3は、特性調整アーム22との当接点S2に作用する力F2がバルブ駆動アーム21との当接点S1に作用する力F1よりも常に小さくなる位置に設けられている。従って、特性調整アーム22とカム10との当接点Sに作用するカム荷重Fが過度に大きくならないことが分かる。
そして、図5に示される如く、ばね力による静荷重に起因するカム面圧を鑑みると、このカム面圧(図中●で示す)は、荷重伝達比が1未満の範囲において、斜線部分よりも下側の値に抑えられる。つまり、可変動弁装置に対し、カム面圧を下げるための措置が不要となることが分かる。
この結果、本実施形態の可変動弁装置2によれば、特に、先端部31に伝達された力Rが最大となる最大リフト量の場合にもカム荷重Fが十分に抑えられることから、装置の耐久性がより一層向上し、強度面に関する信頼性が大幅に向上する。
しかも、この場合にはカム10のカム幅も小さな寸法で済み、エンジンの前後方向のスペースが少なくて済むので、コンパクトな可変動弁装置2が得られる。よって、1シリンダ当たりのエンジン前後方向の寸法が比較的短いエンジン、例えば同一排気量であってもシリンダボアが小さく、且つ、ストローク量が大きなエンジンであっても容易に搭載できる。
また、本実施形態における支持軸33の軸心C3が、ロッカシャフト16の軸心C1の近傍ではなく、当接点S1及び当接点S2を挟んでロッカシャフト16の軸心C1から離れる位置に設けられ、変位伝達アーム23には、バルブ駆動アーム21に当接される側には非変換面部53が設けられているのに対し、特性調整アーム22に当接される側には非変換面部が設けられていない。従って、これら当接される側にそれぞれ非変換面部を備える場合に比して、リフトの特性の調整が容易となるし、変位伝達アームも容易に加工可能となる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、吸気弁4のリフトの特性を連続的に変更可能な可変動弁装置2について説明されているが、必ずしもこの形態に限定されるものではなく、排気弁のリフトの特性を連続的に変更可能な可変動弁装置であっても良い。この場合にも上記と同様に装置の耐久性及び機関への搭載性の向上を図ることができる。
また、上記実施形態では、支持軸33の軸心C3がロッカシャフト16の軸心C1に対し、バルブ駆動アーム21との当接点S1及び特性調整アーム22との当接点S2を挟んで反対側の位置に設けられている。しかし、例えば、当接ローラ52と当接ローラ62との距離を長くする、変換面部63の形状を変更すること等により、上記支持軸の軸心は、ロッカシャフトの軸心と同等の高さ、又はロッカシャフトの軸心よりも低い位置に設けても良い。この場合には、エンジン前後方向のスペースの他、エンジン上下方向のスペースも少なくて済むことになる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置の概略構成図である。 図1の可変動弁装置における力の伝達等を説明する図である。 図1の可変動弁装置におけるリフトの特性を説明する図である。 図1の可変動弁装置における第3のアームの荷重伝達比とリフト量との関係を示す図である。 図1の可変動弁装置におけるカム面圧と第3のアームの荷重伝達比との関係を示す図である。
符号の説明
2 可変動弁装置
4 吸気弁
8 閉弁付勢ばね
10 カム
12 カムシャフト
16 ロッカシャフト
18 偏心シャフト
20 ロッカアーム機構
21 バルブ駆動アーム(第1のアーム)
22 特性調整アーム(第2のアーム)
23 変位伝達アーム(第3のアーム)
33 支持軸
43,63 変換面部(当接面部)

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉駆動を行うロッカアーム機構と、前記内燃機関に回動自在に設けられ、該ロッカアーム機構に係合される偏心シャフトを備えたロッカシャフトと、前記内燃機関に回動自在に設けられ、前記ロッカアーム機構を駆動させるカムを備えたカムシャフトとを含み、前記ロッカシャフトの回動により前記偏心シャフトの位置を変更させ、前記吸気弁又は前記排気弁のリフトの特性を変更可能な可変動弁装置であって、
    前記ロッカアーム機構は、前記ロッカシャフトの軸心を支点として揺動し、前記吸気弁又は前記排気弁の閉弁方向に付勢されるばね力に抗して該吸気弁又は該排気弁を駆動可能な第1のアームと、前記カムにより駆動され、前記偏心シャフトの軸心を支点として揺動する第2のアームと、略対向して形成された一対の当接面部を前記第2のアーム及び前記第1のアームにそれぞれ当接され、前記第1のアームと前記第2のアームとの間に設けられた支持軸の軸心を支点として揺動しながら、前記第2のアームの揺動変位を前記第1のアームに伝達する第3のアームとを具備し、
    前記支持軸の軸心は、該支持軸の軸心から前記第1のアームとの当接点に作用する力の作用線までの第1の最短距離が、該支持軸の軸心から前記第2のアームとの当接点に作用する力の作用線までの第2の最短距離よりも小さくなる位置に設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記第1のアーム及び第2のアームは、前記第3のアームの両当接面部に対して当接ローラを介してそれぞれ転がり接触することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記支持軸の軸心は、前記ロッカシャフトの軸心に対し、前記第1のアームとの当接点及び前記第2のアームとの当接点を挟んで反対側の位置に設けられ、前記吸気弁又は前記排気弁の最大リフト量が最大となる場合に、前記第1の最短距離と前記第2の最短距離との差が最小となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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