JP4573217B2 - エンジンの可変動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は多気筒エンジンの可変動弁装置に関する。
多気筒エンジンの可変動弁装置として、クランクシャフトの回転に同期して回転するカムシャフトの回転運動を揺動カムの揺動運動に変換するリンク機構を備え、リンク機構の動作位置を強制的に変位させることにより、揺動カムの揺動角範囲を変更し、これによりバルブのリフト量を変化させるものが種々開発されている。特許文献1に記載の可変動弁装置もその一例である。
特開2005−69043号公報
ここで、特許文献1に記載されたような可変動弁装置では、リンク機構の部品点数が多く、しかも、各気筒毎のバルブの位相差を考慮して組み立てる必要があるため、その組立て作業が必ずしも容易ではない。
従って、本発明の目的は、組立てがより簡易なエンジンの可変動弁装置を提供することにある。
本発明によれば、多気筒エンジンのクランクシャフトと同期して回転するカムシャフトと、前記カムシャフトに設けられ、前記カムシャフトの回転により回転する偏心カムと、前記カムシャフトを軸として揺動自在に設けられ、バルブをリフトさせる揺動カムと、前記偏心カムに回転自在に外嵌めされ、前記偏心カムの偏心回転運動を往復円弧運動に変換するオフセットリンクと、前記オフセットリンクと前記揺動カムとを連結し、前記オフセットリンクの前記往復円弧運動を前記揺動カムに伝達する連結リンクと、前記カムシャフトと平行に配設されたコントロールシャフトと、前記コントロールシャフトに設けられたコントロールアームと、前記コントロールアームと前記オフセットリンクとを連結する制御リンクと、を備え、前記エンジンの運転状態に応じて前記コントロールシャフトの回転により前記コントロールアームを回動させ、前記オフセットリンクの前記往復円弧運動位置を強制的に変位させて前記揺動カムによる前記バルブのリフト量を変化させるエンジンの可変動弁装置において、前記カムシャフトを各気筒単位で分割されたシャフトユニットを連結して構成する一方、各々の前記シャフトユニットに前記偏心カムを一体に形成し、いに連結される前記シャフトユニット間の位置決めを行なう位置決め手段を設けたものであって、前記シャフトユニットは、その一方端部と前記偏心カムの形成部位との間に、前記揺動カムと前記連結リンクの配設領域を有することを特徴とするエンジンの可変動弁装置が提供される。
本発明のエンジンの可変動弁装置では、前記偏心カムを一体に形成した前記シャフトユニットを連結して前記カムシャフトを構成することで、前記カムシャフトに対する前記偏心カムの取付作業が不要となる。また、前記偏心カムの各気筒間の位相差は前記位置決め手段により規定されるので作業者が当該位相差を調整する必要も無い。従って、当該可変動弁装置の組立てをより簡易化することができる。また、一気筒分の機構を前記シャフトユニットに搭載してサブ組立体とし、そのサブ組立体を組み立てて可変動弁装置全体を組み立てることができるので、当該可変動弁装置の組立てを一層簡易化することができる。
また、本発明においては、前記シャフトユニットのうちの一部のシャフトユニットは、その一方端部に他の前記シャフトユニットに挿入されるテーパ部を有し、その他方端部に他の前記シャフトユニットの前記テーパ部が挿入されるボス部を有し、前記偏心カムと前記ボス部とは前記シャフトユニットの軸方向に連続して形成され、前記ボス部は、前記偏芯カムの外周縁よりも径方向に突出し、前記偏芯カムに外嵌めされる前記オフセットリンクの、前記軸方向への移動を規制するスラスト規制部を有する構成を採用できる。この構成によれば、前記シャフトユニット間の連結構造として、前記テーパ部と前記ボス部とからなる構造を採用することで、前記カムシャフトの同心性を維持することができる。更に、前記ボス部を前記オフセットリンクのスラスト規制部材として併用することができる。
また、本発明においては、前記位置決め手段が、連結される一方の前記シャフトユニットに形成されたキーと、他方の前記シャフトユニットに形成されたキー溝と、からなる構成を採用できる。この構成によれば、簡便かつより確実に前記偏心カムの各気筒間の位相差を設定できる。
以上述べた通り、本発明によれば、組立てがより簡易なエンジンの可変動弁装置を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るエンジンの可変動弁装置A(車両用エンジンの吸気バルブ用)の全体構成を示す図、図2(a)及び(b)は各気筒毎の機構の詳細図、である。可変動弁装置Aは不図示の多気筒エンジン(ここでは直列4気筒)の各気筒に2つの吸気バルブ1及び2と2つの排気バルブ(図示省略)とを有する4バルブのダブルオーバヘッドカム方式を採用したものである。可変動弁装置Aはエンジンのクランクシャフト(不図示)と同期して回転するカムシャフト3を備える。カムシャフト3は例えばチェーン伝動機構を介してクランクシャフトからの回転力が伝達されてクランクシャフトと同期して回転する。本実施形態ではカムシャフト3を分割構造としている。詳細は後述する。
カムシャフト3にはカムシャフト3を軸として揺動自在に設けられ、吸気バルブ1及び2をリフトされる揺動カム4、5が取り付けられている。揺動カム4及び5はそれぞれ吸気バルブ1、2に対応しており、吸気バルブ1、2揺動カム4、5によって駆動され、バルブリフト量及びバルブタイミングがエンジンの運転状態に応じて変更される。
カムシャフト3には、また、カムシャフト3の回転により回転(偏心回転運動)する偏心カム6が設けられている。偏心カム6は略円板状をなし、その中心から偏心した位置をカムシャフト3が貫通している。オフセットリンク7は偏心カム6の外径と略同径の穴を有し、この穴に偏心カム6が回転自在に外嵌される。つまり、偏心カム6の外周面はオフセットリンク7の穴の内周面を摺動しながら回転する。
オフセットリンク7は、その穴の中心から偏心した位置にピン部材7aが固定されている。ピン部材7aはカムシャフト3の軸方向と平行な方向に延びており、オフセットリンク7の左右から突出している。ピン部材7aの一方端部には連結リンク8の一方端部が回動自在に軸支されている。連結リンク8の他方端部にはピン8aが設けられ、揺動カム4と相互に回動自在に連結されている。ピン部材7aの他方端部には制御リンク13の一方端部が回動自在に軸支されている。制御リンク13の他方端部はコントロールアーム12と相互に回動自在に連結されている。
このように可変動弁装置Aでは、オフセットリンク7に対して、カムシャフト3の軸方向の両側に連結リンク8と制御リンク13とが配された構成となっている。なお、本実施形態では1本のピン部材7aにより、オフセットリンク7と連結リンク8及び制御リンク13とを連結しているが、別々のピン部材により連結してもよい。また、オフセットリンク7と連結リンク8及び制御リンク13との連結軸は同軸でなくてもよい。
各揺動カム4及び5は円筒部材9の両端に一体的に接続されている。円筒部材9にはカムシャフト3(詳細には後述するシャフト部31b、32b)が貫通しており、揺動カム4及び5は円筒部材9で接続されたことにより、一体となってカムシャフト3回りに回動可能とされている。
コントロールアーム12はコントロールシャフト11に一体的に接続されている。コントロールシャフト11はカムシャフト3と平行に配設されている。コントロールシャフト11には、円周の一部のみに歯が形成されたウォーム歯車14が結合されている。このウォーム歯車14の歯にモータ15で回転駆動されるウォーム16が噛み合っており、モータ15の駆動におりコントロールシャフト11が回転する。そして、エンジンの運転状態に応じてモータ15を駆動してコントロールアーム12を回動させ、制御リンク13の位置を変えて吸気バルブ1、2のリフト量及びタイミングを変更させる。
詳細には、カムシャフト3の回転により偏心カム6が偏心回転運動を行なうと、オフセットリンク7が運動するが、オフセットリンク7は制御リンク13に連結されているため、オフセットリンク7は往復円弧運動を行なう。つまり、偏心カム6の偏心回転運動はオフセットリンク7により往復円弧運動に変換される。オフセットリンク7の往復円弧運動は連結リンク8に伝達され、更に揺動カム4及び5に伝達される。これにより揺動カム4及び5が揺動する。
しかして、エンジンの運転状態に応じてコントロールシャフト11の回転によりコントロールアーム12を回動させると、オフセットリンク7の往復円弧運動位置が強制的に変位される。これにより、揺動カム4及び5によるバルブ1及び2のリフト量及びタイミングが変化することになる。この場合、コントロールアーム12は、エンジン負荷が高くなるほどバルブリフト量が大きくなるように制御される。
<カムシャフトの構成>
図3(a)はカムシャフト3の斜視図である。本実施形態のカムシャフト3は、各気筒単位で分割されたシャフトユニット31、32と端部ユニット33とを連結して構成されている。図3(b)及び(c)はシャフトユニット32の斜視図、図3(d)はシャフトユニット31の斜視図、図3(e)は端部ユニット33の斜視図である。まず、シャフトユニット32について説明する。
シャフトユニット32は、ボス部32aと偏心カム6とシャフト部32bとが一体に形成されている。シャフトユニット32は例えば鋳造によりこれらが一体化された一次成型品を作成した後、機械加工により仕上げられる。
シャフトユニット32のシャフト部32bの端部にはテーパ部32cが形成されている。テーパ部32cの端面には開口32dが形成されている。この開口32dはシャフトユニット32の軸心を貫通して形成される油路(不図示)の端部である。この油路には可変動弁装置Aの潤滑油が供給される。潤滑油は例えば偏心カム6の周面から排出され、偏心カム6とオフセットリンク7との間の摺動部分の潤滑に用いられる。
ボス部32aには他のシャフトユニット32のテーパ部32cが挿入される連結穴32fが形成されている。この連結穴32fはテーパ部32cの外形と同様の形状の穴である。シャフトユニット32とシャフトユニット32との連結は、一方のシャフトユニット32のテーパ部32cを他方のシャフトユニット32の連結穴32fへ挿入することにより行なう。シャフトユニット32間の連結構造はこの他にも種々の構造が採用できるが、テーパ部32cとボス部32a(連結穴32f)とからなる構造を採用することで、テーパ部32cの連結穴32fへの挿入に従って、これらの形状に案内されてシャフトユニット32間が同心に連結されることになり、カムシャフト3の同心性を維持することができる。なお、ボス部32aの連結穴32fの底部には開口32dに通じる油路の開口32gが形成されている。
次に、本実施形態においてボス部32aと偏心カム6とはシャフトユニット32の軸方向に連続して形成され、ボス部32aは偏心カム6の外周縁よりも径方向に突出したスラスト規制部32a’を有する。図2(a)に示すようにスラスト規制部32a’は偏心カム6に外嵌めされるオフセットリンク7の側面に当接するため、カムシャフト3の軸方向の一方方向へオフセットリンク7が移動することを規制することができる。このように本実施形態はボス部32aをオフセットリンク7のスラスト規制部材として併用することができる。
次に、シャフトユニット32のテーパ部32cとボス部32a(連結穴32f)とには、互いに連結されるシャフトユニット32間の位置決めを行なう位置決め手段として、キー32e、キー溝32hが形成されている(図3(b)、(c)参照。)。キー32e及びキー溝32hはシャフトユニット32毎に、その偏心カム6の各気筒間での位相差を考慮した位置に形成される。このような位置決め手段を設けることで、可変動弁装置Aの組立てに際し、作業者は各偏心カム6の位相差を調整する必要がなく、当該組立てを簡易化することができる。
位置決め手段は種々の構成が採用できるが、キー32e及びキー溝32hとすることで、簡便かつより確実に偏心カム6の各気筒間の位相差を設定できる。なお、キー溝32hにはこれに連通する不図示のネジ穴がボス部32aに形成され、当該ネジ穴にネジを螺合することでシャフトユニット32間の連結を強固なものとすることができる。
次に、シャフトユニット31について説明する。シャフトユニット31はカムシャフト3の端部を構成する。このため、ボス部32aは無いが、他の構成についてはシャフトユニット32と同様であり、偏心カム6とシャフト部31bとが一体に成型されており、シャフト部31bの端部にはテーパ部31cが形成されている。テーパ部31bはシャフトユニット32のボス部32aの連結穴32fに挿入される部分であり、テーパ部31cに開口31d、キー31eが設けられていることはシャフトユニット32と同様である。
端部ユニット33には、ボス部32aと同様のボス部33aが形成され、このボス部33aには連結穴32fと同様の連結穴(不図示)が形成されており、シャフトユニット32のテーパ部32cが挿入される。
係る構成からなるカムシャフト3はシャフトユニット31及び32並びに端部ユニット33を連結することにより組み立てられることになる。偏心カム6を一体に形成したシャフトユニット31、32を連結してカムシャフト3を構成することで、カムシャフト3に対する偏心カム6の取付作業が不要となる。また、偏心カム6の各気筒間の位相差はキー32e及びキー溝32gにより規定されるので作業者が当該位相差を調整する必要も無い。従って、当該可変動弁装置Aの組立てをより簡易化することができる。
また、組立ての際、シャフトユニット31及び32には予め一気筒分の機構(オフセットリンク7、揺動カム4及び5並びに連結リンク8)を組み付けて、サブ組立体とすることで、そのサブ組立体を組み立てて可変動弁装置A全体を組み立てることができ、可変動弁装置Aの組立てを一層簡易化することができる。
図4(a)乃至(d)はサブ組立体の組立説明図である。ここではシャフトユニット32について説明するが、シャフトユニット31も同様である。図4(a)は一気筒分の機構が未装着のシャフトユニット32を示している。まず、図4(b)に示すようにテーパ部32c側からオフセットリンク7を偏心リンク6に外嵌めする。ボス部32aのスラスト規制部32a’の存在によりオフセットリンク7が偏心リンク6から脱落することが防止され、組付け性を向上できる。
次に、偏心カム6の形成部位からテーパ部32cへ延びるシャフト部32bは揺動カム4、5及び連結リンク8の配設領域となっており、まず、図4(c)に示すように連結リンク8を装着する。連結リンク8はその端部をピン部材7aに挿入することにより装着する。最後に、揺動カム4、5がそれぞれ両端に設けられた円筒部材9をテーパ部32c側からシャフト部32bへ挿入し、連結リンク8のピン8aを揺動カム4に挿入してサブ組立体が完成する(図4(d))。
このようにして各気筒単位でサブ組立体を作成し、連結してカムシャフト3を完成させた後、エンジンのシリンダヘッド(不図示)へ搭載する。その後、コントロールシャフト11のコントロールアーム12と各サブ組立体のピン部材7aとを制御リンク13で連結して可変動弁装置Aが完成することになる。
<可変動弁装置Aの作用>
以下、可変動弁装置Aの動作について図5(a)乃至(d)を参照して説明する。
図5(a)に示すように、吸気バルブ2のステム上端には直動式タペット21が設けられ、タペット21に揺動カム4が当接している。吸気バルブ2は、タペット21内部に設けられた不図示のリテーナとシリンダヘッドに設けられたリテーナ23との間に設けられたバルブスプリング24によって吸気ポート25を閉じる方向に付勢されている。しかして、揺動カム4が揺動することでタペット21が変位し、吸気バルブ2が開閉することになる。なお、吸気バルブ1も吸気バルブ2と同様の構成である。
オフセットリンク7の位置は偏心カム6の回転に伴って変化するが、オフセットリンク7の往復円弧運動位置は、コントロールアーム12の位置、つまり、コントロールシャフト11の回転位置により変位する。図5(a)及び(b)は高リフト制御状態の場合を示し、図5(c)及び(d)は低リフト制御状態の場合を示す。高リフト制御状態の場合、吸気バルブ1及び2のリフト量が相対的に大きくなり、低リフト制御状態の場合、吸気バルブ1及び2のリフト量が相対的に小さくなる。通常、エンジンの負荷が大きくなると高リフト制御状態とされる。
なお、本実施形態では可変動弁装置Aがタペット式の可変動弁装置を構成しているが、いわゆるロッカーアーム式の可変動弁装置に対しても本発明は適用可能である。ロッカーアーム式の場合、タペット式よりもリフト量を大きくとれ、同じリフト量であればより小型化が図れる。また、タペット式のようにタペット21と揺動カム5との摺動を伴わないため、高性能化が図れる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの可変動弁装置A(車両用エンジンの吸気バルブ用)の全体構成を示す図である。 (a)及び(b)は各気筒毎の機構の詳細図である。 (a)はカムシャフト3の斜視図、(b)及び(c)はシャフトユニット32の斜視図、(d)はシャフトユニット31の斜視図、(e)は端部ユニット33の斜視図である。 (a)乃至(d)はサブ組立体の組立説明図である。 (a)乃至(d)は可変動弁装置Aの動作の説明図である。
符号の説明
A エンジンの可変動弁装置
1、2 バルブ
3 カムシャフト
31、32 シャフトユニット
32a ボス部
31b、32b シャフト部(配設領域)
31c、32c テーパ部
32e キー(位置決め手段)
32g キー溝(位置決め手段)
4、5 揺動カム
6 偏心カム
7 オフセットリンク
7a ピン部材
8 連結リンク
11 コントロールシャフト
12 コントロールアーム
13 制御リンク

Claims (3)

  1. 多気筒エンジンのクランクシャフトと同期して回転するカムシャフトと、前記カムシャフトに設けられ、前記カムシャフトの回転により回転する偏心カムと、前記カムシャフトを軸として揺動自在に設けられ、バルブをリフトさせる揺動カムと、前記偏心カムに回転自在に外嵌めされ、前記偏心カムの偏心回転運動を往復円弧運動に変換するオフセットリンクと、前記オフセットリンクと前記揺動カムとを連結し、前記オフセットリンクの前記往復円弧運動を前記揺動カムに伝達する連結リンクと、前記カムシャフトと平行に配設されたコントロールシャフトと、前記コントロールシャフトに設けられたコントロールアームと、前記コントロールアームと前記オフセットリンクとを連結する制御リンクと、を備え、前記エンジンの運転状態に応じて前記コントロールシャフトの回転により前記コントロールアームを回動させ、前記オフセットリンクの前記往復円弧運動位置を強制的に変位させて前記揺動カムによる前記バルブのリフト量を変化させるエンジンの可変動弁装置において、
    前記カムシャフトを各気筒単位で分割されたシャフトユニットを連結して構成する一方、各々の前記シャフトユニットに前記偏心カムを一体に形成し、
    いに連結される前記シャフトユニット間の位置決めを行なう位置決め手段を設けたものであって、
    前記シャフトユニットは、
    その一方端部と前記偏心カムの形成部位との間に、前記揺動カムと前記連結リンクの配設領域を有することを特徴とするエンジンの可変動弁装置。
  2. 前記シャフトユニットのうちの一部のシャフトユニットは、
    その一方端部に他の前記シャフトユニットに挿入されるテーパ部を有し、
    その他方端部に他の前記シャフトユニットの前記テーパ部が挿入されるボス部を有し、
    前記偏心カムと前記ボス部とは前記シャフトユニットの軸方向に連続して形成され、
    前記ボス部は、
    前記偏心カムの外周縁よりも径方向に突出し、前記偏心カムに外嵌めされる前記オフセットリンクの、前記軸方向への移動を規制するスラスト規制部を有することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの可変動弁装置。
  3. 前記位置決め手段が、
    連結される一方の前記シャフトユニットに形成されたキーと、他方の前記シャフトユニットに形成されたキー溝と、からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの可変動弁装置。
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