JP2005069043A - エンジンの可変動弁装置 - Google Patents
エンジンの可変動弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005069043A JP2005069043A JP2003296989A JP2003296989A JP2005069043A JP 2005069043 A JP2005069043 A JP 2005069043A JP 2003296989 A JP2003296989 A JP 2003296989A JP 2003296989 A JP2003296989 A JP 2003296989A JP 2005069043 A JP2005069043 A JP 2005069043A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- camshaft
- swing
- variable valve
- intermediate member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
【解決手段】 シリンダヘッドCHに取り付けられる中間部材40の、シリンダ軸線LC方向に相対向する2つの面の一方に半割状のカムシャフト用軸受部41を、他方に半割状のコントロールシャフト用軸受部43を、それぞれ設ける。可変動弁機構は中間部材40に組み付けられ、それによって、可変動弁機構と中間部材40とが一体化される。
【選択図】 図17
Description
図1は、可変動弁装置をエンジンの吸気バルブに適用した全体構成を示す。このエンジンは1つの気筒に2つの吸気バルブ1,2と2つの排気バルブ(図示省略)とを有する4バルブのダブルオーバヘッドカム方式を採用したものである。同図において、3はエンジンのクランク軸に同期して回転するカムシャフトである。吸気バルブ1,2の各々はカムシャフト3に揺動自在に支持された揺動カム4,5によって駆動され、バルブリフト量及びバルブタイミングがエンジンの運転状態に応じて変更される。
可変動弁装置のコンパクト化を図る方策の一つとして、偏心カム6(及びオフセットリンク7)を小さくすることが挙げられる。また、可変動弁装置では、狭角リフト化の実現、つまり、小さい開弁角で大きなバルブリフト量を得て吸気バルブの早閉じを実現し、それによって燃費の向上を図りたいという要求がある。
上記揺動カム5は、バルブの開閉に伴い揺動方向(回転方向)が切り替わる。このため、揺動カム5の揺動中心周りの慣性力が大きいと、バルブリフトピーク時の揺動方向が切り替わる際に、揺動カム5のオーバランが生じ、それによって、バルブのリフト特性が変わってしまうという不都合がある。
カムシャフト3に外挿される偏心カム6は、基本的には円盤状であり、その円盤の外周面にオフセットリンク7が摺動可能に嵌め込まれる。このオフセットリンク7(偏心カム6)は、カムシャフト3の軸方向への倒れを防止してリンク動作を確保するために、所定以上の幅(厚み)が必要となる。このため、偏心カム6とオフセットリンク7との摺動面積が大きくなって、フリクションが増大するという不都合がある。
図1に示すように、可変動弁装置は、カムシャフト3とコントロールシャフト11とを有しているため、可変動弁装置のコンパクト化を図るには、これら2つのシャフト2,11を比較的近接させて配設する必要がある。このため、コントロールシャフト11が、カムシャフト3に被せられる軸受キャップの締結ボルト(シャフトを挟んだ両側に配置される2つの締結ボルトの内の一方の締結ボルト)と干渉してしまうことになる。また、カムシャフト3とコントロールシャフト11とが近接していることから、カムシャフト3の軸受キャップに、コントロールシャフト11の軸受部を一体に形成することが考えられるが、この場合でも、コントロールシャフト11と軸受キャップの締結ボルトとの干渉は避けられない。このコントロールシャフト11と締結ボルトの干渉によって、締結ボルトの軸力に不均一が生じ、カムシャフト3の軸受を仕上げ加工する際の刃の当りが一様でなくなり、軸受の精度低下を招くという不都合がある。
図22は、中間部材の変形例を示している。この中間部材40’は、軸受キャップを用いない構成とされている。これにより、部品点数の低減化が図られる。つまり、カムシャフト用軸受部は、シリンダヘッドCHの上面に設けた半割状の軸受部94,95と、中間部材40’の下面側に下方に開口するように設けた半割状の軸受部41,42とで構成される。また、コントロールシャフト11用の軸受部49は、中間部材40’の上部位置に一体に形成される(半割りでない)。コントロールシャフト11はクランク軸に同期して回転するものではないため、カムシャフト3の軸受ほどには精度が要求されない。このため、一体に形成した軸受部49とすることが可能である。
可変動弁装置(機構)は図9(a)に示す構成に限らず、カムシャフトとコントロールシャフトとを備えた機構であれば、本発明を適用することが可能である。可変動弁機構は、例えば図9(b)に示す構成としてもよい。
3 カムシャフト
4,5 揺動カム
6 偏心カム
7 オフセットリンク
8 連結リンク
11 コントロールシャフト
12 コントロールアーム
13 規制リンク
40,40’,40” 中間部材
41 カムシャフト用軸受部
41a,45a,47a 締結ボルト
43 コントロールシャフト用軸受部
45,47,48 軸受キャップ
48b つば部
50 揺動カム部材
51 連結部
52 カムノーズ部
53 除肉部
55 余肉部
56 円筒部(結合部)
57 ベース円部
64 ボス部(締結部)
81 ピン孔
82 ピンボス部
Claims (8)
- クランク軸に同期して回転する偏心カムを有するカムシャフトと、上記カムシャフトを軸として揺動するように設けられた、バルブをリフトさせる揺動カムと、上記偏心カムに回転自在に外嵌めされて、上記偏心カムの偏心回転運動を往復円弧運動に変換するオフセットリンクと、上記オフセットリンクと揺動カムとを連結して、該オフセットリンクの往復円弧運動を揺動カムに伝達する連結リンクと、上記オフセットリンクの往復円弧運動位置を強制的に変位させて、上記揺動カムによるバルブのリフト量を変化させるコントロールアームと、上記カムシャフトと平行に配設された、上記コントロールアームを支持するコントロールシャフトと、を含む可変動弁機構と、
シリンダヘッドに取り付けられる中間部材と、を備え、
上記中間部材は、シリンダ軸線方向に相対向する2つの面の内の一方の面に設けられた、軸受キャップが被せられる半割状のカムシャフト用軸受部と、他方の面に設けられた、軸受キャップが被せられる半割状のコントロールシャフト用軸受部とを有し、
上記可変動弁機構が上記中間部材に組み付けられて、該可変動弁機構と中間部材とが一体化されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1に記載のエンジンの可変動弁装置において、
カムシャフト用軸受部は、中間部材の下面であって、シリンダ軸線に対して傾斜するバルブ軸線の近傍に設けられ、
コントロールシャフト用軸受部は、上記中間部材の上面であって、上記カムシャフト用軸受部に対して上記バルブ軸線方向の上方位置に設けられ、
上記カムシャフト用軸受部には、軸受キャップが下側から被せられて下側から挿入された締結ボルトによってシリンダ軸線方向に締結され、
上記コントロールシャフト用軸受部には、軸受キャップが上側から被せられて上側から挿入された締結ボルトによってシリンダ軸線方向に締結され、
上記カムシャフト用軸受部の締結ボルトと、コントロールシャフト用軸受部の締結ボルトとは、シリンダ軸線に直交する方向にずれて配置されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1に記載のエンジンの可変動弁装置において、
偏心カムは、カムシャフトが軸方向に挿入される貫通孔を含み、オフセットリンクが外嵌めされる本体部と、該本体部から上記軸方向に突出し、上記貫通孔に挿入されたカムシャフトに対して軸直方向に締結される締結部とを有していることを特徴とする可変動弁装置。 - クランク軸に同期して回転する偏心カムを有するカムシャフトと、上記カムシャフトを軸として揺動するように設けられた、バルブをリフトさせる揺動カムと、上記偏心カムに回転自在に外嵌めされて、上記偏心カムの偏心回転運動を往復円弧運動に変換するオフセットリンクと、上記オフセットリンクと揺動カムとを連結して、該オフセットリンクの往復円弧運動を揺動カムに伝達する連結リンクと、上記オフセットリンクの往復円弧運動位置を強制的に変位させて、上記揺動カムによるバルブのリフト量を変化させるコントロールアームと、上記カムシャフトと平行に配設された、上記コントロールアームを支持するコントロールシャフトと、を含む可変動弁機構と、
シリンダヘッドに取り付けられる中間部材と、を備え、
上記偏心カムは上記カムシャフトとは別体であって、該カムシャフトに対し軸方向に外挿されて固定され、
上記中間部材は、半割状に形成されたカムシャフト用軸受部と、一体に形成されたコントロールシャフト用軸受部とを有していることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項4に記載のエンジンの可変動弁装置において、
シリンダヘッドは、その上面に、半割状のカムシャフト用軸受部を有していて、
中間部材は、上記カムシャフト用軸受部の締結によって、上記シリンダヘッドに取付固定されるように構成されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項4に記載のエンジンの可変動弁装置において、
カムシャフト用軸受部は中間部材の下面に設けられ、軸受キャップが下側から被せられて下側から挿入された締結ボルトによってシリンダ軸線方向に締結され、
上記中間部材をシリンダヘッドに取付固定する、上記カムシャフト用軸受部の締結とは別の締結手段をさらに備えていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1又は請求項6に記載のエンジンの可変動弁装置において、
複数のバルブそれぞれに対応する複数の揺動カムが、カムシャフトに回転自在に外挿される結合部を介して一体的に形成され、
上記カムシャフトに外挿された結合部は、中間部材のカムシャフト用軸受部に嵌め込まれて、軸受キャップが被せられるように構成されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項7に記載のエンジンの可変動弁装置において、
軸受キャップは、シャフト軸方向の両側に突出して、結合部の端部に取り付けられた各揺動カムの側面と当接するつば部を有し、
上記軸受キャップは、上記結合部に被せられて上記各揺動カムの軸方向への変位を規制するように構成されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003296989A JP4151518B2 (ja) | 2003-08-21 | 2003-08-21 | エンジンの可変動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003296989A JP4151518B2 (ja) | 2003-08-21 | 2003-08-21 | エンジンの可変動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005069043A true JP2005069043A (ja) | 2005-03-17 |
JP4151518B2 JP4151518B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=34402974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003296989A Expired - Fee Related JP4151518B2 (ja) | 2003-08-21 | 2003-08-21 | エンジンの可変動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4151518B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239705A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Mazda Motor Corp | エンジンの可変動弁装置 |
JP2008115766A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Mazda Motor Corp | エンジンの補機配置構造 |
JP2008202478A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の動弁装置 |
JP2008223610A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Mazda Motor Corp | エンジンの可変動弁装置 |
JP2013032781A (ja) * | 2008-02-25 | 2013-02-14 | Nissan Motor Co Ltd | 可変動弁装置及び内燃機関 |
US8960145B2 (en) | 2010-12-21 | 2015-02-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Valve gear |
-
2003
- 2003-08-21 JP JP2003296989A patent/JP4151518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239705A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Mazda Motor Corp | エンジンの可変動弁装置 |
JP4524757B2 (ja) * | 2006-03-10 | 2010-08-18 | マツダ株式会社 | エンジンの可変動弁装置 |
JP2008115766A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Mazda Motor Corp | エンジンの補機配置構造 |
JP4556939B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2010-10-06 | マツダ株式会社 | エンジンの補機配置構造 |
JP2008202478A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の動弁装置 |
JP2008223610A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Mazda Motor Corp | エンジンの可変動弁装置 |
JP2013032781A (ja) * | 2008-02-25 | 2013-02-14 | Nissan Motor Co Ltd | 可変動弁装置及び内燃機関 |
US8960145B2 (en) | 2010-12-21 | 2015-02-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Valve gear |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4151518B2 (ja) | 2008-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4573217B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
EP2048335B1 (en) | Variable stroke engine | |
WO2005078244A2 (en) | Valve train for internal combustion engine | |
JP4289192B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP4151518B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP2007218116A (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
US20090241873A1 (en) | Variable valve-operating system for internal combustion engine | |
JP2002276315A (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP4289193B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP4155142B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
JP4151519B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
US6736095B2 (en) | Extended duration cam lobe for variable valve actuation mechanism | |
JP4715762B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
US6655330B2 (en) | Offset variable valve actuation mechanism | |
JP4016956B2 (ja) | エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 | |
JP4715763B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP2006063871A (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP2005248890A (ja) | 可変動弁機構 | |
JP4051179B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
JP2005351139A (ja) | エンジンの可変動弁機構 | |
JP4161210B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2007192044A (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP4175315B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP2007218087A (ja) | 内燃エンジンの動弁装置 | |
KR20090103688A (ko) | 내연 기관용 가변 밸브 작동 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080610 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080623 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4151518 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |