JP2005248890A - 可変動弁機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸気弁または排気弁のリフト量及び作用角を変化させる内燃機関の可変動弁機構において、制御軸にかかる荷重を低減することで、可変動弁機構の信頼性を高める。
【解決手段】 内燃機関の弁体12のリフト量及び作用角を変化させる可変動弁機構であって、クランクの回転に応じて回転する第1のカム54と、第1のカム54の回転と同期して揺動し、第1のカム54による作用力を弁体12に伝達する第2のカム32,34を有する伝達部材(第1アーム部材24、第2アーム部材26)と、所定の回転位置に調整される制御軸40と、制御軸40の回転位置に応じて第1アーム部材24の揺動範囲を変化させて、弁体12のリフト量及び作用角を変化させる可変機構と、制御軸40と第1アーム部材24を互いにフローティング状態にして支持する転がり軸受け62及び滑り軸受け72と、を備える。
【選択図】 図7

Description

この発明は、可変動弁機構に係り、特に、カムシャフトの回転と同期して開閉する弁のリフト量を変化させることのできる内燃機関の可変動弁機構に関する。
従来から、カムシャフトの回転と同期して開閉する弁体のリフト量を変化させる機能を有する可変動弁機構が開示されている。このような可変動弁機構において、特開2003−239712号公報には、ロッカーアームとカムとの間に揺動カムを設け、制御軸の回転位置を変更することにより揺動カムの揺動範囲を変化させる可変動弁機構が開示されている。
特開2003−239712号公報 特開2002−371816号公報
しかしながら、上述した従来の機構において、揺動カムは制御軸に軸支されているため、バルブリフト時のバルブスプリング反力に起因した軸曲げ力が揺動カムから制御軸に作用し、制御軸が屈曲変形する可能性がある。
また、軸曲げ力が制御軸に加わると、制御軸を回転させる際の負荷が大きくなり、制御軸を回転させるアクチュエータの消費電力が増加するという問題も生じる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、内燃機関の可変動弁機構において、リフト量を可変するための制御軸にかかる荷重を低減することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の弁体のリフト量及び作用角を変化させる可変動弁機構であって、クランクの回転に応じて回転する第1のカムと、前記カムの回転と同期して揺動する第2のカムを有し、前記第2のカムの揺動により前記第1のカムの動きを前記弁体に伝達する伝達部材と、所定の回転位置に調整される制御軸と、前記制御軸の回転位置に応じて前記第2のカムの揺動範囲を変化させて、前記弁体のリフト量及び作用角を変化させる可変機構と、前記制御軸と前記伝達部材をフローティング状態にして支持する支持部と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御軸は、前記伝達部材に設けられた挿入孔に挿入されて配置され、前記制御軸と前記挿入孔との間に所定の隙間を設けたことを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記支持部は、前記制御軸を回動可能に支持する第1の軸受け部と、前記伝達部材を回動可能に支持する第2の軸受け部とを含むことを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、前記第1の軸受け部と前記第2の軸受け部を隣接して配置したことを特徴とする。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、前記第1の軸受け部を転がり軸受けとし、前記第2の軸受けを滑り軸受けとしたことを特徴とする。
第1の発明によれば、制御軸と伝達部材をフローティング状態にして支持するため、弁体を介して伝達部材に作用するバルブスプリング反力が制御軸に作用しなくなり、制御軸の屈曲変形を抑制することが可能となる。
第2の発明によれば、制御軸と、制御軸が挿入される伝達部材の挿入孔との間に所定の隙間を設けたため、制御軸と伝達部材をフローティング状態にすることができる。
第3の発明によれば、制御軸を第1の軸受け部で支持し、伝達部材を第2の軸受け部で支持するようにしたため、制御軸と伝達部材を独立して支持することが可能となり、制御軸と伝達部材をフローティング状態にすることができる。
第4の発明によれば、第1の軸受け部と第2の軸受け部を隣接して配置したため、第1の軸受け部と第2の軸受け部の双方に一括して潤滑油を供給することが可能となる。
第5の発明によれば、第1の軸受け部を転がり軸受けとし、第2の軸受けを滑り軸受けとしたことにより、回転動する制御軸を回転軸支持に適した転がり軸受けで支持することができ、バルブスプリング反力を受ける伝達部材を高荷重、高速摺動に適した滑り軸受けで支持することができる。
以下、図面に基づいてこの発明の一実施形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る可変動弁機構10の主要部の斜視図である。図1に示す可変動弁機構は、内燃機関の弁体を駆動するための機構である。ここでは、内燃機関の個々の気筒に2つの吸気弁と2つの排気弁とが備わっているものとする。そして、図1に示す構成は、単一の気筒に配設された2つの吸気弁、或いは2つの排気弁を駆動する機構として機能するものとする。
図1に示す構成は、吸気弁または排気弁として機能する2つの弁体12を備えている。弁体12には、それぞれ弁軸14が固定されている。弁軸14の端部は、ロッカーアーム16の一端に設けられたピボットに接している。弁軸14には、後述するバルブスプリング62の付勢力が作用しており、ロッカーアーム16は、その付勢力を受けた弁軸14により上方に付勢されている。ロッカーアーム16の他端は、油圧ラッシュアジャスタ18により回動可能に支持されている。油圧ラッシュアジャスタ18によれば、ロッカーアーム16の高さ方向の位置を油圧により自動調整することにより、タペットクリアランスを自動調整することができる。
ロッカーアーム16の中央部には、ローラ20が配設されている。ローラ20の上部には、揺動アーム22が配置されている。以下、揺動アーム22の周辺の構造を、図2を参照して説明する。
図2は、第1アーム部材24と第2アーム部材26の分解斜視図である。第1アーム部材24および第2アーム部材26は、何れも図1に示す構成における主要な構成部材である。既述した揺動アーム22は、図2に示すように、第1アーム部材24の一部である。
すなわち、第1アーム部材24は、図2に示すように、2つの揺動アーム22と、それらに挟まれたローラ当接面28とを一体に備える部材である。2つの揺動アーム22は、2つの弁体12のそれぞれに対応して設けられたものであり、それぞれ既述したローラ20(図1参照)に接している。
第1アーム部材24には、2つの揺動アーム22を貫通するように開口した貫通孔30が設けられている。2つの揺動アーム22の両側には、軸部23が設けられている。また、揺動アーム22には、それぞれ、ローラ20と接する面に同心円部32と押圧部34とが設けられている。同心円部32は、ローラ20との接触面が軸部23と同心円を構成するように設けられている。一方、押圧部34は、その先端側の部分ほど軸部23の中心からの距離が遠くなるように設けられている。
第2アーム部材26は、非揺動部36と揺動ローラ部38を備えている。非揺動部36には貫通孔が設けられており、その貫通孔には制御軸40が挿入される。更に、非揺動部36および制御軸40には、後述するように、両者の相対位置を固定するための固定ピン42が挿入される。このため、非揺動部36と制御軸40とは、一体の構造物として機能する。
揺動ローラ部38は、2つの側壁44を備えている。これらの側壁44は、回転軸46を介して回動自在に非揺動部36に連結されている。また、2つの側壁44の間には、カム当接ローラ48と、スライドローラ50が配設されている。カム当接ローラ48およびスライドローラ50は、それぞれ側壁44に挟まれた状態で自由に回動することができる。
制御軸40は、第1アーム部材24の2つの貫通孔30、および第2アーム部材26の非揺動部36を貫通するように挿入されて、固定ピン42によって非揺動部36と一体化される。従って、第1アーム部材24は、制御軸40に対して自由に回動できるように組み付けられている。また、第2アーム部材26の揺動ローラ部38は、非揺動部36に対して揺動できるように組み付けられている。
第1アーム部材24と第2アーム部材26とが、以上のように組み付けられた場合、第1アーム部材24と制御軸40との相対角、つまり、第1アーム部材24と非揺動部36との相対角が所定の条件を満たす範囲では、揺動ローラ部38のスライドローラ50が、第1アーム部材24のローラ当接面28と接することができる。そして、それら両者の接触を維持しながら、上記の所定の条件を満たす範囲で第1アーム部材24を制御軸40回りで回動させると、スライドローラ50は、ローラ当接面28に沿って転動することができる。本実施形態の可変動弁機構は、その転動を伴いながら弁体12を開閉動作させる。尚、その動作については、後に図9および図10を参照して詳細に説明する。
図1は、第1アーム部材24、第2アーム部材26、および制御軸40が、上記の手順で組み付けられた状態を示している。この状態において、第1アーム部材24および第2アーム部材26の位置は制御軸40の位置により規制される。制御軸40は、既述した条件がみたされるように、つまり、ロッカーアーム16のローラ20が揺動アーム22に当接する条件下で回動可能に支持されている。
制御軸40にはアクチュエータが連結されている。このアクチュエータは、制御軸40を所定の角度範囲内で回動させることができる。図1に示す状態は、そのアクチュエータにより、制御軸40の回転角を上述した所定の条件を満たす範囲に調整し、かつ、スライドローラ50をローラ当接面28に当接させた状態を示している。
本実施形態の可変動弁機構10は、クランクシャフトと同期して回転するカムシャフト52を備えており、カムシャフト52には、内燃機関の気筒毎に設けられたカム54が固定されている。図1に示す状態において、カム54は、カム当接ローラ48に接しており、揺動ローラ部38の上方への移動を規制している。つまり、図1に示す状態では、揺動ローラ部38のカム当接ローラ48およびスライドローラ50を介して、第1アーム部材24のローラ当接面28がカム54と機械的に連結された状態が実現されている。
上述した状態によれば、カム54の回転に伴ってカムノーズがカム当接ローラ48を押圧すると、その力はスライドローラ50を介してローラ当接面28に伝達される。スライドローラ50は、ローラ当接面28の上を転動しながらカム54の作用力を第1アーム部材24に伝え続けることができる。その結果、第1アーム部材24に、制御軸40を中心とする回転が生じ、揺動アーム22によりロッカーアーム16が押し下げられ、弁体12に開弁方向の動きが与えられる。可変動弁機構10は、以上説明したように、カム54の作用力を、カム当接ローラ48およびスライドローラ50を介してローラ当接面28に伝達することで弁体12を作動させることができる。
次に、図9および図10を参照して、本実施形態の可変動弁機構10の動作を説明する。可変動弁機構10が弁体12を作動させるためには、カム54とローラ当接面28とが、カム当接ローラ48およびスライドローラ50を介して機械的に連結された状態を維持することが必要である。そして、この要求を満たすためには、ローラ当接面28を、つまり、第1アーム部材24を、カム54の方向に付勢することが必要である。図9及び図10に示すロストモーションスプリング60は、その付勢を実現するためのスプリングである。
ロストモーションスプリング60は、その上端がシリンダヘッド等に固定された状態で、揺動アーム22のローラ当接面28が設けられた側と反対側の後端部を付勢している。従って、この状態において、ロストモーションスプリング60は、揺動アーム22のローラ当接面28を上方に引き上げる方向(図9及び図10において、制御軸40を中心として揺動アーム22が左回りに回転する方向)の付勢力を発生する。この付勢力は、ローラ当接面28がスライドローラ50を上方に付勢する力として、更には、カム当接ローラ48をカム54に押し当てる力として作用する(図1および図2参照)。その結果、可変動弁機構10は、図1に示すように、カム54とローラ当接面28とが機械的に連結された状態を維持することができる。
図9は、可変動弁機構10が弁体12に対して小さなリフトを与えるように動作している様子を示す。以下、この動作を「小リフト動作」と称す。より具体的には、図9(A)は、小リフト動作の過程で弁体12が閉弁している様子を、また、図9(B)は小リフト動作の過程で弁体12が開弁している様子を、それぞれ表している。
図9(A)において、符号θは、制御軸40の回転位置を表すパラメータである。以下、そのパラメータを「制御軸回転角θ」とする。ここでは、便宜上、制御軸40の中心と回転軸46の中心を結ぶ直線と、鉛直方向とのなす角を制御軸回転角θと定義することとする。また、図9(A)において、符号θは、揺動アーム22の回転位置を表すパラメータである。以下、そのパラメータを「アーム回転角θ」とする。ここでは、便宜上、揺動アーム22の先端部と制御軸40の中心とを結ぶ直線と水平方向とのなす角をアーム回転角θと定義することとする。
可変動弁機構10において、揺動アーム22の回転位置、つまり、アーム回転角θは、スライドローラ50の位置により決定される。また、スライドローラ50の位置は、揺動ローラ部38の回転軸46の位置と、カム当接ローラ48の位置とで決定される。そして、カム当接ローラ48とカム54との接触が維持される範囲では、回転軸46が図9における左回り方向に回転するほど、つまり、制御軸回転角θcが小さくなるほど、スライドローラ50の位置は上方に変化する。このため、可変動弁機構10においては、制御軸回転角θが小さくなるほど、アーム回転角θが小さくなるという現象が生ずる。
図9(A)に示す状態において、制御軸回転角θは、カム当接ローラ48がカム54との接触を保てる範囲で、つまり、カム54がカム当接ローラ48の上方への移動を規制し得る範囲でほぼ最小の値とされている。従って、図9(A)に示す状態において、アーム回転角θは、ほぼ最小の値となっている。可変動弁機構10は、この場合において、揺動アーム22の同心円部32のほぼ中央がロッカーアーム16のローラ20に接し、その結果、弁体12が閉弁状態となるように構成されている。以下、この場合のアーム回転角θを、「小リフト時の基準アーム回転角θA0」と称す。
図9(A)に示す状態からカム54が回転すると、図9(B)に示すように、カム当接ローラ48がカムノーズにより押圧され、制御軸40の方向に移動する。揺動ローラ部38の回転軸46からスライドローラ50までの距離は変化しないため、カム当接ローラ48が制御軸40に近づく際には、ローラ当接面28が、その面上を転動するスライドローラ50により押し下げられる。その結果、アーム回転角θが大きくなる方向に揺動アーム22が回転し、揺動アーム22とローラ20との接触点が、同心円部32から押圧部34に移行する。
小リフト動作の際には、上記の如く基準アーム回転角θA0が小さな値とされる。このため、カム54の回転に伴うアーム回転角θの最大値も、小リフト動作の場合には比較的小さな値となる。以下、その最大値を「小リフト時の最大アーム回転角θAMAX」とする。弁体12には、アーム回転角θが最大アーム回転角θAMAXとなる時点で最大のリフトが生ずる。可変動弁機構10は、図9(B)に示すように、小リフト時の最大アーム回転角θAMAXが生じた際に、ローラ20と揺動アーム22との接触点が僅かに押圧部34に入り込み、その結果、僅かなリフトが弁体12に生ずるように構成されている。このため、可変動弁機構10によれば、上述した小リフト動作を行うことで、カム54の回転と同期して、小さなリフトを弁体12に与えることができる。
また、この場合、カム54の作用力が現実に弁体12を押し下げる期間、つまり、カム54の回転に伴って弁体12が非閉弁状態とされる期間(クランク角幅)も比較的小さなものとなる(以下、この期間を「作用角」と称す)。従って、可変動弁機構10によれば、小リフト動作を行うことで、弁体12の作用角を小さくすることができる。
図10は、可変動弁機構10が弁体12に対して大きなリフトを与えるように動作している様子を示す。以下、この動作を「大リフト動作」と称す。より具体的には、図10(A)は、大リフト動作の過程で弁体12が閉弁している様子を、また、図10(B)は大リフト動作の過程で弁体12が開弁している様子を、それぞれ表している。
大リフト動作を行う場合は、図10(A)に示すように、制御軸回転角θが十分に大きな値に調整される。その結果、大リフト動作の実行時には、スライドローラ50がローラ当接部28から脱落しない範囲で、非リフト時におけるアーム回転角θ、つまり、基準アーム回転角θA0が十分に大きな値とされる。可変動弁機構10は、その基準アーム回転角θA0において、揺動アーム22とローラ20との接触点が、同心円部32の端部に位置するように構成されている。このため、大リフト動作の場合にも、弁体12は閉弁状態に維持される。
図10(A)に示す状態からカム54が回転すると、図10(B)に示すように、カム当接ローラ48がカムノーズに押圧されることにより、アーム回転角θが大きくなる方向に揺動アーム22が回転する。その結果、揺動アーム22とローラ20との接触点が、同心円部32から押圧部34に移行する。大リフト動作の際には、上記の如く基準アーム回転角θA0が大きな値とされているため、カム54の回転に伴って生ずる最大アーム回転角θAMAXも大きな値となる。可変動弁機構10は、図10(B)に示すように、そのような最大アーム回転角θAMAXが生じた際に、ローラ20と揺動アーム22との接触点が、十分に押圧部34に入り込んだ位置となるように構成されている。このため、可変動弁機構10によれば、上述した大リフト動作を行うことで、カム54の回転と同期して、大きなリフトと大きな作用角を弁体12に与えることができる。
このように、本実施形態の可変動弁機構10は、制御軸回転角θを変化させることにより、基準アーム回転角θA0を変化させ、その結果として弁体12に与える作用角およびリフト量を変化させることができる。
ところで、第1アーム部材24にはバルブスプリング反力が作用するため、第1アーム部材24が制御軸40によって回転自在に支持されていると、バルブスプリング反力が第1アーム部材24を介して制御軸40に伝達され、制御軸40の曲がり変形を誘発する可能性がある。そこで、本実施の形態では、第1アーム部材24と制御軸40の軸受けを互いに独立させ、且つ、第1アーム部材24に対して制御軸40がフローティング状態となるようにした。その具体的な構成を以下に説明する。
図3は、第1アーム部材24、第2アーム部材26、および制御軸40を組み付ける手順を示す模式図である。図3(A)に示すように、第2アーム部材26の非揺動部36は、制御軸40と固定される前に、第1アーム部材24の2つの揺動アーム22の間に位置合わせされる。制御軸40は、この位置合わせがなされた状態で、2つの貫通孔30および非揺動部36を貫通するように挿入される。その後、図3(B)に示すように、制御軸40と非揺動部36とを固定すべく固定ピン42が装着される。その結果、第1アーム部材24が制御軸40に対して自由に回動することができ、非揺動部36が制御軸40と一体化され、かつ、揺動ローラ部38が非揺動部36に対して揺動し得る機構が実現される。
第1アーム部材24の貫通孔30の内径は、制御軸40の外径よりも十分大きく形成されている。従って、図3(B)に示す状態では、第1アーム部材24の貫通孔30と制御軸40は直接的にはかん合しておらず、貫通孔30と制御軸40との間には隙間が形成されている。
図3(B)に示すように、第1アーム部材24の軸部23の両側において、制御軸40に転がり軸受け62が挿入され、制御軸40は転がり軸受け62によって回動可能に保持される。一方、第1アーム部材24の軸部23は、後述するように滑り軸受け72によって回動可能に保持される。
第1アーム部材24、第2アーム部材26、及び制御軸40は、互いに組み付けられた状態でシリンダヘッド64上に装着される。図4は、制御軸40に第1アーム部材24、第2アーム部材26、及び転がり軸受け62を組み付けた状態を示す斜視図である。図4に示すように、各気筒の第1アーム部材24の2つの揺動アーム22の間に非揺動部36が位置合わせされ、また、隣接する第1アーム部材24の間に転がり軸受け62が配置された状態で、貫通孔30および非揺動部36を貫通するように制御軸40が挿入され、非揺動部36と制御軸40を固定すべく固定ピン42が装着される。
図5は、図4に示した第1アーム部材24、第2アーム部材26、制御軸40及び転がり軸受け62の組み合わせが、カムシャフト52とともにシリンダヘッド64上に装着される様子を示す斜視図である。図5に示すように、シリンダヘッド64には、軸受け部66及び軸受け部68が設けられている。軸受け部66上には、転がり軸受け62とその両側に位置する第1アーム部材24の軸部23が載置される。また、軸受け部66上には、カムシャフト52が載置される。
そして、この状態でカムキャップ70がシリンダヘッド64に固定され、転がり軸受け62とその両側の軸部23は、軸受け部66とカムキャップ70との間で保持される。一方、カムシャフト52は、軸受け部68とカムキャップ70との間で保持される。
図6は、シリンダヘッド64にカムキャップ70を固定した状態を示す断面図である。図6に示すように、第1アーム部材24の軸部23は、軸受け部66とカムキャップ70で構成される滑り軸受け72によって保持されている。一方、制御軸40は、軸受け部66とカムキャップ70の間に挿入された転がり軸受け62によって保持される。
これにより、第1アーム部材24と制御軸40を、別の軸受けで回動可能に保持することができる。そして、上述したように、制御軸40は第1アーム部材24の貫通孔30内に隙間を有した状態で挿入されているため、第1アーム部材24にバルブスプリング反力による高荷重がかかっても、その荷重が制御軸40に伝達されることを抑止できる。
図6に示すように、制御軸40の一端にはウォームホイール78が固定されている。そして、ウォームホイール78と係合するウォームギヤ80をアクチュエータで回転させることで、制御軸40が回転される。
図7は、第1アーム部材24と制御軸40が回動可能に保持された状態で、第1アーム部材24にバルブスプリング荷重がかかった状態を示す模式図である。上述したように、ロッカーアーム16はバルブスプリングの付勢力(反力)を受けた弁軸14によって上方に付勢されており、バルブスプリングがロッカーアーム16を付勢する力は、ローラ20を介して第1アーム部材24の揺動アーム22に伝達される。従って、第1アーム部材24にはバルブスプリング反力による上向きの荷重が直接かかることになる。
図7に示すように、第1アーム部材24にかかるバルブスプリング反力は、第1アーム部材24の軸部23がかん合する滑り軸受け72に加わり、軸曲げ力として作用する。一方、制御軸40は第1アーム部材24の貫通孔30と嵌合していないため、バルブスプリング反力による軸曲げ力が制御軸40にかかることはない。
従って、バルブスプリング反力に起因して制御軸40に作用する力は、ローラ当接面28がローラ50を押すことで非揺動部36を介して伝達される回転力(軸ねじり力)のみとなる。このように、本実施形態によれば、第1アーム部材24に伝達されたバルブスプリング反力が軸曲げ力と軸ねじり力に分離され、制御軸40には軸曲げ力が伝達されない構造を実現できる。従って、制御軸40が軸曲げ力によって屈曲変形することを抑止できる。
特に、制御軸40に貫通孔30をかん合させることで第1アーム部材24を回動可能に保持した場合、バルブスプリング反力によって制御軸40が曲げ方向に変形したり、軸受けの摩耗が増加することが懸念され、制御軸40の剛性を高めるために肉厚を厚くする等の設計が必要となる。この場合、制御軸40の慣性質量が増加するため、可変動弁動作の応答性が低下する可能性がある。本実施形態によれば、バルブスプリング反力による軸曲げ力が制御軸40にかかることがないため、制御軸40を細径の中空パイプで構成することができ、可変動弁動作を素早く行うことが可能である。また、制御軸40を細径化できるため、特にシリンダヘッド64の近傍の小型化を達成することができる。
また、複数気筒の機関において、第1アーム部材24を回動可能に保持するため、各気筒の第1アーム部材24を1本の制御軸40に嵌合させた場合、ある気筒がバルブリフトした際のバルブスプリング反力により制御軸40が屈曲変形し、この結果、他の気筒のバルブリフト動作に影響を与える場合がある。本実施形態によれば、制御軸40が軸曲げ力を受けることがないため、ある気筒がバルブリフトした際の制御軸40の歪みが他の気筒へ与える影響を排除することができる。
滑り軸受け72は、後述するように潤滑油の供給を受けており、その構造上、高荷重に対する耐力が高く、高速摺動する部位に適している。従って、バルブスプリングによる荷重を受けながら高速摺動する第1アーム部材24を滑り軸受け72で支持することで、第1アーム部材24を支持する機構の信頼性を高めることができる。
一方、制御軸40は、後で詳細に説明するように弁体12のリフト量、作用角を可変するために回動される。そして、リフト量、作用角を瞬時に可変するためには、制御軸40の回転速度を大きくする必要がある。特に転がり軸受けは回転軸の支持に適しているため、制御軸40を転がり軸受け62で保持することで、可変動弁を瞬時に行うことが可能となり、可変動弁の応答性を高めることができる。
このように、使用環境の異なる第1アーム部材24と制御軸40のそれぞれを、最適な軸受け構造で保持することで、耐摩耗性等の耐久性の向上を図ることができ、可変動弁機構10の信頼性を高めることが可能となる。
図8は、図6における転がり軸受け62の近傍を拡大して示す模式図であって、図8に示した5つの転がり軸受け62のうち、中央に位置する転がり軸受け62の近傍を示している。図8に示す位置では、シリンダヘッド64の軸受け部66に潤滑油供給孔74が設けられている。そして、潤滑油供給孔74から転がり軸受け62に向けて潤滑油が供給されるように構成されている。
このとき、転がり軸受け62の両側に隣接するように第1アーム部材24の軸部23を配置しているため、転がり軸受け62に供給した潤滑油を、隣接する第1アーム部材24の軸部23へ供給することができる。これにより、転がり軸受け62と滑り軸受け72を一括して潤滑することが可能となる。
また、図8に示すように、第1アーム部材24において、軸部23と揺動アーム22の境界にリブ76を設けている。このため、リブ76によって潤滑油が外部に流れることを抑制できる。特に、転がり軸受け62のみで制御軸40を保持した場合は、転がり軸受け62に供給した潤滑油が転がり軸受け62のスラスト方向へ流れ出すことを防ぐため、オイルシール等を設ける必要があるが、本実施形態によれば、転がり軸受け62の両側に滑り軸受け72を配置し、滑り軸受け72の端部に構成されたリブ76によって潤滑油の流出を抑えることができるため、オイルシール等の部材が不要となる。従って、可変動弁機構10を構成する部品点数を削減することが可能となる。
潤滑油供給孔74から供給された潤滑油は、制御軸40に設けられた孔40aから制御軸の内部に入り、図6中に示す矢印方向に供給される。各転がり軸受け62が配置される位置において、制御軸40には孔40aが設けられており、図8に示す位置以外に配置された転がり軸受け62、滑り軸受け72に対しては、制御軸40の内側から孔40aを通って潤滑油が供給される。従って、全ての転がり軸受け62、滑り軸受け72を確実に潤滑することが可能となる。
以上説明したように本実施形態によれば、第1アーム部材24(揺動アーム22)と制御軸40のそれぞれを別の軸受けを用いて独立して保持するようにしたため、バルブスプリング反力による軸曲げ力が制御軸40にかかることを抑止することができる。従って、制御軸40の軸曲げ方向への屈曲変形を抑止することができる。また、制御軸40に軸曲げ力がかかることがないため、制御軸40を回転させる際の負荷を低減することができ、制御軸40を回転させるアクチュエータの消費電力を低減することができる。更に、制御軸40を細径化、薄肉化することが可能となるため、シリンダヘッドの近傍において機関の小型化を図ることができ、また、制御軸40の軽量化により慣性質量を低減できるため、可変動弁動作の応答性を高めることができる。
また、制御軸40を保持する転がり軸受け62の両側に、第1アーム部材24を保持する滑り軸受け72を設けたため、転がり軸受け62と滑り軸受け72を一括して潤滑することが可能となる。更に、転がり軸受け62の両側に滑り軸受け72を配置したことで、転がり軸受け62に供給した潤滑油がスラスト方向に流出することを抑止できる。従って、転がり軸受け62の近傍にオイルシール等の部材を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
尚、制御軸40は第1アーム部材24に対して必ずしもフローティング状態になっていなくともよい。すなわち、制御軸40の軸受けと第1アーム部材24の軸受けが互いに独立していれば、第1アーム部材24に作用するバルブスプリング反力の大半が軸受けに伝達されるため、制御軸40に第1アーム部材24が軸支されている場合に比べて制御軸40に作用するバルブスプリング反力を減少させることができる。
本発明の一実施形態に係る可変動弁機構の主要部の斜視図である。 図1に示す可変動弁機構の構成要素である第1アーム部材と第2アーム部材の分解斜視図である。 第1アーム部材、第2アーム部材、および制御軸を組み付ける手順を示す模式図である。 制御軸に第1アーム部材、第2アーム部材、及び転がり軸受けを組み付けた状態を示す斜視図である。 図4に示した第1アーム部材、第2アーム部材、制御軸及び転がり軸受けの組み合わせが、カムシャフトとともにシリンダヘッド上に装着される様子を示す斜視図である。 シリンダヘッドにカムキャップを固定した状態を示す断面図である。 第1アーム部材と制御軸が個別に回動可能に保持された状態で、第1アーム部材にバルブスプリング荷重がかかった状態を示す模式図である。 転がり軸受けの近傍を拡大して示す模式図である。 可変動弁機構が小リフト動作を行う場合の様子を示す図である。 可変動弁機構が大リフト動作を行う場合の様子を示す図である。
符号の説明
12 弁体
22 揺動アーム
24 第1アーム部材(伝達部材)
26 第2アーム部材(伝達部材)
30 貫通孔
32 同心円部(第2のカム)
34 押圧部(第2のカム)
36 非揺動部
38 揺動ローラ部
40 制御軸
54 カム(第1のカム)
62 転がり軸受け
72 滑り軸受け

Claims (5)

  1. 内燃機関の弁体のリフト量及び作用角を変化させる可変動弁機構であって、
    クランクの回転に応じて回転する第1のカムと、
    前記カムの回転と同期して揺動する第2のカムを有し、前記第2のカムの揺動により前記第1のカムの動きを前記弁体に伝達する伝達部材と、
    所定の回転位置に調整される制御軸と、
    前記制御軸の回転位置に応じて前記第2のカムの揺動範囲を変化させて、前記弁体のリフト量及び作用角を変化させる可変機構と、
    前記制御軸と前記伝達部材を互いにフローティング状態にして支持する支持部と、
    を備えたことを特徴とする可変動弁機構。
  2. 前記制御軸は、前記伝達部材に設けられた挿入孔に挿入されて配置され、
    前記制御軸と前記挿入孔との間に所定の隙間を設けたことを特徴とする請求項1記載の可変動弁機構。
  3. 前記支持部は、前記制御軸を回動可能に支持する第1の軸受け部と、前記伝達部材を回動可能に支持する第2の軸受け部とを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の可変動弁機構。
  4. 前記第1の軸受け部と前記第2の軸受け部を隣接して配置したことを特徴とする請求項3記載の可変動弁機構。
  5. 前記第1の軸受け部を転がり軸受けとし、前記第2の軸受けを滑り軸受けとしたことを特徴とする請求項3又は4記載の可変動弁機構。
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