JP2008115766A - エンジンの補機配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】所要の強度を確保しつつ部品点数や重量の増加を抑制すること。
【解決手段】シリンダヘッドの上面にベースフレーム11を固定する。ベースフレーム11には、可変バルブリフト機構30を装備する。可変バルブリフト機構30は、エンジンのクランクシャフト7と平行なコントロールシャフト35と、このコントロールシャフトを回動させるモータ38を備えている。ベースフレーム11は、エンジンの吸気側後端部に延設されて、当該エンジンの後方に延びる延設部11aを有している。他方、コントロールシャフト35は、延設部11aの上方に延びる後端部35aと、この後端部35aに取り付けられる入力ギア37とを有する。モータ38は、延設部11aの下面に固定されて、回転軸38の出力ギア39を入力ギア37に噛合させている。燃料ポンプ50が延設部11aの上面に固定された軸受キャップ40に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明はエンジンの補機配置構造に関し、特に、吸気バルブのリフト量を変更する可変バルブリフト機構をシリンダヘッドに備えたエンジンの補機配置構造に関する。
特許文献1〜4に開示されているように、一般的なエンジンの可変バルブリフト機構は、ロッカアームに駆動力を伝達する揺動カムと、クランクシャフトの回転に同期して回転し、揺動カムを駆動する駆動軸とを備えている。駆動軸には、揺動カムの位相を変更するための偏心カムが固定されており、偏心カムは、リンク機構を介してコントロールシャフトに連結されている。コントロールシャフトは、駆動軸(従ってクランクシャフト)と平行に配置され、エンジンのシリンダヘッドに回転自在に取り付けられている。コントロールシャフトには、入力ギアが固定されている。この入力ギアには、モータの回転軸に固定された出力ギアが噛合している。
このモータのレイアウトとしては、特許文献1、2に開示されているように、コントロールシャフトと直交する軸芯にモータの回転軸を沿わせたレイアウトが一般的であった。
また、特許文献3に開示されているように、ベベルギア機構を介してモータの回転軸をコントロールシャフトと平行に沿わせたレイアウトも知られている。
さらに、特許文献4に開示されているように、シリンダヘッドの排気系側の下方にモータを配置するレイアウトも知られている。
特開2005−248849号公報 特開2005−69043号公報 特開2003−74318号公報 特開2005−42642号公報
ところで、近年では、樹脂製のヘッドカバーが採用されることに伴い、エンジンの補機の一つである筒内噴射用の燃料ポンプは、支持強度の面で前記ヘッドカバーに取り付け難い状況にある。また、可変バルブリフト機構のモータの周囲には、エンジンの補機も同時にレイアウトされるため、他の補機との干渉を避けながら、コンパクトな配置が要求される。
しかし、特許文献1、2の構成では、モータがシリンダブロックの幅方向に突出してエンジン全体が大型化する傾向がある。
また、特許文献3の構成では、ベベルギア機構を採用しているので、構成が複雑になり、重量も大きくなる。
さらに、特許文献4の構成では、モータの回転軸が水平になっていたので、モータが排気側からエンジンのシリンダブロック外方に突出し、やはり、充分な小型化を図ることができないという不具合があった。
本発明は上述した不具合に鑑みてなされたものであり、可変バルブリフト機構のモータをコンパクトに配置し、所要の強度を確保しつつ部品点数や重量の増加を抑制することのできるエンジンの補機配置構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、シリンダヘッドの上部にベースフレームを設け、このベースフレームに可変バルブリフト機構を備えたエンジンの補機配置構造において、前記可変バルブリフト機構は、前記ベースフレームに軸支され、前記エンジンのクランクシャフトと平行なコントロールシャフトと、このコントロールシャフトを回動させるモータと、前記ベースフレームに当該コントロールシャフトと平行に軸支され、前記エンジンのクランクシャフトと同期して回動する吸気用駆動軸とを備え、前記ベースフレームは、当該エンジンの吸気側後端部に延設されて、当該エンジンの後方に延びる延設部を有し、前記コントロールシャフトは、前記延設部の上方に延びる後端部と、この後端部に取り付けられる入力ギアとを有し、前記モータは、前記延設部の下面に固定される本体と、この本体から前記延設部の上方に延びる回転軸と、この回転軸に固定され、前記入力ギアに噛合して動力を出力する出力ギアとを有しているとともに、前記延設部の上部に前記吸気用駆動軸の後端部を軸支する軸受キャップを設け、この軸受キャップに燃料ポンプを取り付け、当該燃料ポンプの駆動カムを前記吸気用駆動軸の後端部に取り付けていることを特徴とするエンジンの補機配置構造である。この態様では、可変バルブリフト機構のベースフレームに延設部を設け、この延設部の底面に当該可変バルブリフト機構のモータを固定してその回転軸を上側に突出させているので、エンジンの背面から見て、モータを当該エンジン本体の投影面内にレイアウトすることができる。この結果、モータがエンジン本体の側部にも上部にも突出することがなくなり、可変バルブリフト機構をコンパクトにまとめることが可能になる。加えて、延設部に駆動軸の軸受キャップを設け、この軸受キャップに燃料ポンプを着座させているので、燃料ポンプを堅固な取り付け構造で保持することができるとともに、可変バルブリフト機構のモータとの干渉も回避しつつ可及的にコンパクトなレイアウトを採用することができる。
好ましい態様において、前記延設部の側方に当該エンジンの排気用駆動軸によって駆動される補機を配置し、前記燃料ポンプの軸線は、前記補機よりも後方にて排気側に突出するように傾斜している。この態様では、排気用駆動軸に駆動される補機についても、補機が延設部の側方に配置されているので、補機をエンジン本体の背面内にレイアウトすることができ、エンジンの幅方向や高さ方向に補機が突出するのを防止することができるとともに、この補機の背後で燃料ポンプの軸線を排気側に傾斜させることにより、燃料ポンプの高さを抑え、コンパクトで干渉を回避することのできるレイアウトを採用することができる。
好ましい態様において、前記補機は、前記ベースフレームの後端部上面に固定された保持部材を介して保持されており、前記軸受キャップは、前記保持部材と一体に形成されている。この態様では、単一の部材を多機能部品とすることができるので、部品点数や組付工程を低減することができる。また、ベースフレームに対する取り付け面積を増加させることができるので、軸受キャップや保持部材の取り付け構造も堅固になる。
好ましい態様において、前記ベースフレームを覆うシリンダヘッドカバーを設け、前記軸受キャップおよび保持部材は、シリンダヘッドカバーと接合するシール面を有している。この態様では、軸受キャップや保持部材自身を可変バルブリフト機構の下部構造体として構成することができるので、部品点数の低減を図りつつシリンダヘッドカバーとのシール性を向上させることが可能になる。
好ましい態様において、前記ベースフレームを覆うシリンダヘッドカバーを設け、前記軸受キャップは、シリンダヘッドカバーと接合するシール面を有している。この態様では、軸受キャップ自身を可変バルブリフト機構の下部構造体として構成することができるので、部品点数の低減を図りつつシリンダヘッドカバーとのシール性を向上させることが可能になる。
以上説明したように、本発明は、シリンダブロックに固定されるベースフレームに延設部を設け、この延設部に可変バルブリフト機構のモータや燃料ポンプを配置しているので、可及的にモータや燃料ポンプ等の補機をエンジンの背面から見た投影エリア内にレイアウトすることになる結果、可変バルブリフト機構のモータをコンパクトに配置し、所要の強度を確保しつつ部品点数や重量の増加を抑制することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダヘッドカバーを分解した背面略図である。
同図を参照して、エンジン本体1は、オイルパン(またはロアブロック)2と、このオイルパン2の上部に配置されるシリンダブロック3と、このシリンダブロック3の上部に固定されるシリンダヘッド4とを有し、シリンダヘッド4の上部には、動弁モジュール10が配置されている。図示の例において、動弁モジュール10は、シリンダヘッドカバー6によって覆われる構成になっている。
オイルパン2とシリンダブロック3との間には、クランクシャフト7が軸支されており、以下の説明では、このクランクシャフト7の長手方向において一端側(図1に示す面)を仮にエンジンの後方とする。なお、本実施形態において、図1の8は、ウォータアウトレットである。
シリンダヘッド4は、周知のエンジンと同様に、前後に並ぶ複数の気筒(図示の例では4気筒)4a(図3参照)を有している。各気筒4には、吸気ポート、排気ポート、吸気弁、排気弁が配設されており、動弁モジュール10によって、吸気弁および排気弁が駆動され、対応するポートの開閉動作が所定のタイミングで周期的に実行されるように構成されているものである。
図2は図1の実施形態に係る動弁モジュールの斜視図であり、図3は同動弁モジュールの平面図、図4は同動弁モジュールの右側面図である。
図2〜図4を参照して、動弁モジュール10は、シリンダヘッド4の上面に固定されるベースフレーム11を有している。ベースフレーム11は、シリンダヘッド4の気筒4a(図3に仮想線でのみ図示)の上部中央に点火プラグを装着するボス部12を有し、このボス部12の両側に、幅方向に延びる仕切壁14、15を設けた枠形状に形成されている。幅方向一方の仕切壁14が、その前後間に吸気用の部材を収容する空間を区画し、他方の仕切壁15が、その前後間に排気用の部材を収容する空間を区画している。
吸気用の仕切壁14には、半割状の軸受部が形成されており、仕切壁14は、その上部を覆うカムキャップ16と協働して前後に延びる吸気用駆動軸17を軸支している。吸気用駆動軸17の前端部には、油圧で駆動される可変バルブタイミングシステム(VVT:Variable Valve Timing System)18を介してカムスプロケット19が取り付けられている。カムスプロケット19は、図略のチェーンを介してクランクシャフト7の駆動力を受けるように構成されており、これによって吸気用駆動軸17は、位相を変更可能な状態で、クランクシャフト7と同期して回転するように構成されている。さらに、ベースフレーム11の前部には、吸気用のVVT18を制御するオイルコントロールバルブ機構(OCV:Oil Control Valve System)20が突設されている。
吸気用駆動軸17の外周には、シリンダヘッド4のロッカアームに駆動力を伝達する揺動カム21が、2つ一組で気筒4a毎に嵌挿されている。さらに、吸気用駆動軸17には、揺動カム21の位相を変更する偏心カム31や偏心カム31の駆動力を揺動カム21に伝達する連結リンク機構32が気筒4a毎にセットになって設けられており、これら偏心カム31および連結リンク機構32が、シリンダヘッド4の吸気弁の開弁リフト量を変更する可変バルブリフト機構(VVTL:Variable Valve Timing Lift System)30を構成している。この可変バルブリフト機構30は、ベースフレーム11に立設された複数の軸受部材33と、この軸受部材33を覆うキャップ34とによって回転自在に軸支されるコントロールシャフト35を有している。コントロールシャフト35には、気筒4a毎に取り付けられた制御リンク機構36が取り付けられており、各制御リンク機構36を介して対応する偏心カム31の位相を変更することにより、揺動カム21の位相を変更し、バルブリフト量を無段階で調整できるように構成されている。
図2に示すように、コントロールシャフト35の後端部には、扇形の入力ギア37が固定されており、この入力ギア37に駆動源となるステッピングモータ38の回転軸38aに固定された出力ギアとしてのウォームギア39を噛合させている。
ここで本実施形態では、ステッピングモータ38が、エンジン本体1の外方に突出しないように、特殊なレイアウトを採用している。具体的には、ベースフレーム11の後端部に、吸気系側のみ(ベースフレーム11の幅方向において約半分)が、後方に突出する延設部11aを設け、ステッピングモータ38の本体38bをこの延設部11aの下面に固定するとともに、ステッピングモータ38の回転軸38aを鉛直方向に延設部11aから突出させ、ウォームギア39を入力ギア37に噛合させている。この結果、図1に示すように、ステッピングモータ38は、エンジン本体1の背面からの投影エリアに対し、側部にも上方にもはみ出さない位置にレイアウトされている。
次に、吸気用駆動軸17の後端部17aは、延設部11aの上方にまで延びており、延設部11aの上面に固定される軸受キャップ40とともに、ベースフレーム11に軸支されている。この軸受キャップ40の排気側には、燃料ポンプ50を着座させるマウント部41が形成されており、燃料ポンプ50は、このマウント部41に装着されることによって、堅固にベースフレーム11に取り付け支持されている。そして、燃料ポンプ50を駆動するための駆動カム51(図3のみ図示)が吸気用駆動軸17の後端部17aに固定されることにより、この燃料ポンプ50が、吸気用駆動軸17と連動して所定のタイミングで駆動されるように構成されている。図示の実施形態において、マウント部41は、排気側が下がるように傾斜しており、このマウント部41に装着された燃料ポンプ50の軸線Lは、排気側に突出するように斜めに傾斜している。詳しくは後述するように、軸受キャップ40は、排気用駆動軸62に設けられた保持部材としてのハウジング71と一体化されている。
なお、本実施形態において、吸気用駆動軸17の後端部17aにおける駆動カム51より内方には、センサロータ55(図3のみ図示)が固定される一方、軸受キャップ40のマウント部41に駆動軸用の軸角センサ80が燃料ポンプ50と並んで設けられ、センサ80のコンパクトな配置に寄与している。
次に、動弁モジュール10の排気系について説明する。
排気用の仕切壁15には、半割状の軸受部が形成されており、仕切壁15は、その上部を覆うカムキャップ61と協働して前後に延びる排気用駆動軸62を軸支している。排気用駆動軸62の前端部には、油圧で駆動される可変バルブタイミングシステム(VVT:Variable Valve Timing System)63を介してカムスプロケット64が取り付けられている。カムスプロケット64は、吸気用のカムスプロケット19を駆動するものと同じ図略のチェーンを介してクランクシャフト7の駆動力を受けるように構成されており、これによって排気用駆動軸62は、位相を変更可能な状態で、クランクシャフト7と同期して回転するように構成されている。さらに、ベースフレーム11の前部には、排気用のVVT63を制御するオイルコントロールバルブ機構(OCV:Oil Control Valve System)65が突設されている。
排気用駆動軸62には、気筒4a毎に排気弁のロッカアームを駆動するカム66が固定されている。
排気用駆動軸62の後端部62aには、補機としてのバキュームポンプ70が装着されている。このバキュームポンプ70を保持するために、ベースフレーム11の排気側後端部には、ハウジング71が固定されており、バキュームポンプ70は、ハウジング71の背面に固定されているとともに、排気用駆動軸62の後端部がこのハウジング71を貫通し、バキュームポンプ70と連結されている。これにより、バキュームポンプ70は、排気用駆動軸62によって駆動される構成になっている。
図3に示すように、このハウジング71は、平面で見て軸受キャップ40の排気側端部分から前方に突出し、さらに概ね直角に屈曲して排気側後端部に延びる繋ぎ部73を介して軸受キャップ40と一体化され、その上面72が、軸受キャップ40からハウジング71まで一連で延びて、シリンダヘッドカバー6の合わせ面(シール面)を形成している。このようにハウジング71を軸受キャップ40と一体化することにより、部品点数の低減と、組付強度の向上が図られている。
上述した構成では、可変バルブリフト機構30を構成する動弁モジュール10のベースフレーム11に延設部11aを設け、この延設部11aの底面に当該可変バルブリフト機構30のステッピングモータ38を固定してその回転軸38aを上側に突出させているので、図1に示すように、エンジンの背面から見て、ステッピングモータ38を当該エンジン本体1の投影面内にレイアウトすることができる。この結果、ステッピングモータ38がエンジン本体1の側部にも上部にも突出することがなくなり、可変バルブリフト機構30をコンパクトにまとめることが可能になる。加えて、延設部11aに吸気用駆動軸17の軸受キャップ40を設け、この軸受キャップ40に燃料ポンプ50を着座させているので、燃料ポンプ50を堅固な取り付け構造で保持することができるとともに、可変バルブリフト機構30のステッピングモータ38との干渉も回避しつつ可及的にコンパクトなレイアウトを採用することができる。また、図1に示すように、ステッピングモータ38は、エンジン本体1の幅方向において、エンジン本体1の背面に配置されるウォータアウトレット8の側部に配置されていることから、ウォータアウトレット8との干渉も回避することができるばかりでなく、エンジン本体1の前後方向の突出量も可及的に抑制されることになり、一層コンパクト化に寄与している。
また、本実施形態では、延設部11aの側方に当該エンジンの排気用駆動軸62によって駆動される補機としてのバキュームポンプ70を配置し、燃料ポンプ50の軸線Lは、バキュームポンプ70よりも後方にて排気側に突出するように傾斜している。このため本実施形態では、排気用駆動軸62に駆動されるバキュームポンプ70についても、バキュームポンプ70が延設部11aの側方に配置されているので、バキュームポンプ70をエンジン本体1の背面内にレイアウトすることができ、エンジンの幅方向や高さ方向にバキュームポンプ70が突出するのを防止することができるとともに、このバキュームポンプ70の背後で燃料ポンプ50の軸線Lを排気側に傾斜させることにより、燃料ポンプ50の高さを抑え、コンパクトで干渉を回避することのできるレイアウトを採用することができる。
また、本実施形態では、バキュームポンプ70は、ベースフレーム11の後端部上面に固定されたハウジング71を介して保持されており、軸受キャップ40は、ハウジング71と一体に形成されている。このため本実施形態では、単一の部材を多機能部品とすることができるので、部品点数や組付工程を低減することができる。また、ベースフレーム11に対する取り付け面積を増加させることができるので、軸受キャップ40やハウジング71の取り付け構造も堅固になる。
また、本実施形態では、ベースフレーム11を覆うシリンダヘッドカバー6を設け、軸受キャップ40およびハウジング71は、シリンダヘッドカバー6と接合するシール面(上面)72を有している。このため本実施形態では、軸受キャップ40やハウジング71自身を可変バルブリフト機構30の下部構造体として構成することができるので、部品点数の低減を図りつつシリンダヘッドカバーとのシール性を向上させることが可能になる。
このように本実施形態によれば、可及的にステッピングモータ38や燃料ポンプ50等の補機をエンジンの背面から見た投影エリア内にレイアウトすることになる結果、可変バルブリフト機構30のステッピングモータ38をコンパクトに配置し、所要の強度を確保しつつ部品点数や重量の増加を抑制することができるという顕著な効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることは、いうまでもない。
本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダヘッドカバーを分解した背面略図である。 図1の実施形態に係る動弁モジュールの斜視図である。 同動弁モジュールの平面図である。 同動弁モジュールの右側面図である。
符号の説明
1 エンジン本体
2 オイルパン
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
4a 気筒
6 シリンダヘッドカバー
7 クランクシャフト
10 動弁モジュール
11 ベースフレーム
11a 延設部
17 吸気用駆動軸
17a 後端部
30 可変バルブリフト機構
37 入力ギア
38 ステッピングモータ
38a 回転軸
38b モータ本体
39 ウォームギア
40 軸受キャップ
41 マウント部
50 燃料ポンプ
62 排気用駆動軸
62a 後端部
70 バキュームポンプ(補機の一例)
71 ハウジング(保持部材の一例)
72 上面(シール面の一例)
L 軸線

Claims (5)

  1. シリンダヘッドの上部にベースフレームを設け、このベースフレームに可変バルブリフト機構を備えたエンジンの補機配置構造において、
    前記可変バルブリフト機構は、前記ベースフレームに軸支され、前記エンジンのクランクシャフトと平行なコントロールシャフトと、このコントロールシャフトを回動させるモータと、前記ベースフレームに当該コントロールシャフトと平行に軸支され、前記エンジンのクランクシャフトと同期して回動する吸気用駆動軸とを備え、
    前記ベースフレームは、当該エンジンの吸気側後端部に延設されて、当該エンジンの後方に延びる延設部を有し、
    前記コントロールシャフトは、前記延設部の上方に延びる後端部と、この後端部に取り付けられる入力ギアとを有し、
    前記モータは、前記延設部の下面に固定される本体と、この本体から前記延設部の上方に延びる回転軸と、この回転軸に固定され、前記入力ギアに噛合して動力を出力する出力ギアとを有しているとともに、
    前記延設部の上部に前記吸気用駆動軸の後端部を軸支する軸受キャップを設け、この軸受キャップに燃料ポンプを取り付け、当該燃料ポンプの駆動カムを前記吸気用駆動軸の後端部に取り付けている
    ことを特徴とするエンジンの補機配置構造。
  2. 請求項1記載のエンジンの補機配置構造において、
    前記延設部の側方に当該エンジンの排気用駆動軸によって駆動される補機を配置し、
    前記燃料ポンプの軸線は、前記補機よりも後方にて排気側に突出するように傾斜している
    ことを特徴とするエンジンの補機配置構造。
  3. 請求項2記載のエンジンの補機配置構造において、
    前記補機は、前記ベースフレームの後端部上面に固定された保持部材を介して保持されており、
    前記軸受キャップは、前記保持部材と一体に形成されている
    ことを特徴とするエンジンの補機配置構造。
  4. 請求項3記載のエンジンの補機配置構造において、
    前記ベースフレームを覆うシリンダヘッドカバーを設け、前記軸受キャップおよび保持部材は、シリンダヘッドカバーと接合するシール面を有している
    ことを特徴とするエンジンの補機配置構造。
  5. 請求項1から3の何れか1項に記載のエンジンの補機配置構造において、
    前記ベースフレームを覆うシリンダヘッドカバーを設け、前記軸受キャップは、シリンダヘッドカバーと接合するシール面を有している
    ことを特徴とするエンジンの補機配置構造。
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