JP4614637B2 - バッテリーターミナル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリーポスト挿入穴を有するバッテリーターミナル本体と、バッテリーポスト挿入穴を縮径方向に縮める締め付け手段とを備えたバッテリーターミナルに関する。
【0002 】
【従来の技術】
図20において、引用符号101はバッテリー102のバッテリーポスト103に取り付けられるバッテリーターミナルを示している。そのバッテリーターミナル101は、バッテリーポスト103を挿入するためのバッテリーポスト挿入穴104を有するバッテリーターミナル本体105と、バッテリーポスト挿入穴104の径を縮径させるためのボルト106及びナット107とを備えて構成されている。バッテリーターミナル本体105には、外部端子接続用の端子固定ボルト108及びナット109が設けられている。その端子固定ボルト108には、例えばヒュージブルリンクやスタータ等に電力を供給するためのケーブル110がLA端子111を介して接続されるようになっている。
【0003 】
このようなバッテリーターミナル101は、バッテリーターミナル本体105のバッテリーポスト挿入穴104を介してバッテリーポスト103が挿入され、ボルト106及びナット107が水平方向からインパクトレンチ等の工具で締め付けられてバッテリーポスト103に固定されるようになっている。
【0004 】
ところで、近年のエンジンルーム内の設置部品の過密化した状態においては、上記工具が設置部品に干渉し易く、バッテリーターミナル101の取り付け作業に影響を来している。そこで本願出願人は、次のような構成及び構造のバッテリーターミナルの提供を検討し、十分な成果を得ている。
【0005 】
図18及び図19において、本願出願人が提供の検討をしたバッテリーターミナル121は、バッテリーポスト122を挿入するためのバッテリーポスト挿入穴123を有するバッテリーターミナル本体124と、バッテリーポスト挿入穴123の径を縮径させるための締め付け手段125とを備えて構成されている。
【0006 】
バッテリーターミナル本体124は、一対の環状部126、127と、一対の接合板128、129とを有している。その一対の環状部126、127は、略U字状に折り曲げられた一対の締め付け部としての連結部130、130の各端部に連成されており、上下方向に重なるように配設されている。このような環状部126、127の各中央には、バッテリーポスト挿入穴123が穿設されている。そのバッテリーポスト挿入穴123は、円周方向の一箇所が分断されており、そこに締め付け間隙131が形成されている。引用符号132は締め付け間隙131を含んで形成されたボルト挿通孔を示している。
【0007 】
一対の接合板128、129は、各々、環状部126、127に連成されている。また、接合板128、129は、上下方向に重なるように配設されている。このような接合板128、129には、端子固定ボルト133が固定されている。その端子固定ボルト133には、ケーブル端末のLA端子が接続されるようになっている。
【0008 】
締め付け手段125は、締め付け間隙131を介して連結部130、130を互いに近づけ、バッテリーポスト挿入穴123を縮径方向に縮めるためのものであって、ブラケット134とボルト135とナット136とを備えて構成されている。そのブラケット134は、連結部130、130の上側に配設されるようになっており、基板137と、その基板137の左右両端部に連成される一対のテーパ部138、138とを有している。基板137の中央には、ボルト135を上下方向に挿通することが可能なボルト挿通孔139が貫通形成されている。テーパ部138、138は、先端に向けて次第にその間隔が広がるようなテーパ状に形成されている。
【0009 】
締め付け手段125は、バッテリーターミナル本体124に対してセットされると、基板137が連結部130、130の各上面に対向し、テーパ部138、138が連結部130、130の左右両端部分に接触するようになっている。尚、ボルト135は、連結部130、130の下側から締め付け間隙131(ボルト挿通孔132)及びボルト挿通孔139に挿通されるようになっている。また、ナット136は、連結部130、130及び基板137の上側でボルト135に螺合するようになっている。
【0010 】
上記構成において、上方からの操作によりナット136が締め付けられると、ボルト135及びナット136の螺合状態が進行する。そして、ボルト135及びナット136によって、ブラケット134が連結部130、130に押し付けられると、テーパ部138、138が連結部130、130の左右両端部分を摺接する。これにより、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に変換され、連結部130、130は互いに近づく方向(左右方向)に締め付けられる。そして、バッテリーポスト挿入穴123が縮径方向に縮み、そのバッテリーポスト挿入穴123はバッテリーポスト122の周側面に対して圧接状態になる。このような状態において、バッテリーターミナル121の取り付けが完了する。
【0011 】
尚、上下方向の締め付け力を左右方向の締め付け力に変換して取り付けを行うバッテリーターミナルとしては、例えば下記特許文献1、2のようなものが知られている。また、バッテリーターミナルは、例えば下記特許文献3のようなものも知られている。
【0012 】
【特許文献1】
実開平6−54205号公報
【特許文献2】
特開2002−184387号公報
【特許文献3】
特開2001−351604号公報
【0013 】
【発明が解決しようとする課題】
本願出願人が提供の検討をしたバッテリーターミナル121にあっては、工具とバッテリー周辺の設置部品との干渉を確実に避け、取り付けに係る作業を容易にすることができるという効果を奏している。しかしながら、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に十分に変換されない場合には、連結部130、130がバッテリーターミナル121の正面視において八の字状に変形してしまうという恐れがある(ボルト135とブラケット134の連結部130、130に対する作用点が異なり、連結部130、130の中心線L1がL2となるような八の字状の変形が生じる。連結部130、130が八の字状に変形すると、バッテリーポスト挿入穴123が縮径方向に十分に縮まない恐れがある)。
【0014 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、バッテリーターミナル本体の不本意な変形を抑えてバッテリーポスト挿入穴の縮径を確実に行えるようにしたバッテリーターミナルを提供することを課題とする。
【0015】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のバッテリーターミナルは、バッテリーポストを挿入するためのバッテリーポスト挿入穴を一部分断された部分を有する状態で上下方向に貫通形成した環状部、及び前記一部分断された部分に連通する締め付け間隙を設けて前記環状部に対し並設される一対の締め付け部を有するバッテリーターミナル本体と、前記締め付け間隙を介し前記一対の締め付け部を互いに近づけて前記バッテリーポスト挿入穴を縮径方向に縮める締め付け手段とを備え、
該締め付け手段は、ボルト挿通孔を有する基板、及び該基板の左右方向の両端部にそれぞれ連成される一対のテーパ部を有するブラケットと、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトと該ボルトに螺合するナットとからなり、前記ボルトと前記ナットとの螺合状態が進行し前記一対のテーパ部によって前記一対の締め付け部を摺接させるバッテリーターミナルであって、
前記一対のテーパ部と前記一対の締め付け部との摺接部分の下方に位置する一対の受け部と、前記ボルトに対する第二ボルト挿通孔とを有し、前記ブラケットの反対側且つ前記一対の締め付け部と前記ボルトの頭部との間に配設されて前記ブラケットと共に前記一対の締め付け部を挟み込む第二ブラケットを前記締め付け手段として更に備え、
前記第二ブラケットの前記一対の受け部及び前記第二ボルト挿通孔の間の部分の全部又は一部と、前記一対の締め付け部とを面接触させるようにしたことを特徴としている。
【0017】
請求項2記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記バッテリーターミナル本体に、前記第二ブラケットの回転方向の動きを規制する回り止め部を形成したことを特徴としている。
【0018】
請求項3記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記バッテリーターミナル本体に、前記第二ブラケットの回転方向の動きを規制する回り止め部を形成するとともに、前記第二ブラケットの前記回り止め部に当接する部分、又は該部分の反対側に、前記ボルトの前記頭部の回転方向の動きを規制する第一のボルト回り止め部を形成したことを特徴としている。
【0019】
請求項4記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項3に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記第二ブラケットに、前記第一のボルト回り止め部に対して平行な第二のボルト回り止め部を形成したことを特徴としている。
【0020】
請求項5記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1ないし請求項4いずれか記載のバッテリーターミナルにおいて、前記第二ブラケットに、前記ブラケットと前記一対の締め付け部との間に差し込まれ、且つ前記ボルトを挿通させて該ボルトの軸を前記バッテリーポスト挿入穴の軸に沿って平行に配置することが可能なボルト保持孔を有するボルト保持手段を形成したことを特徴としている。
【0021】
請求項6記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項5に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記ボルト保持手段に、前記ブラケットを案内するためのガイド部を形成したことを特徴としている。
【0022】
請求項7記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項6に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記ガイド部に、前記ブラケットの回転方向の動きを規制する回り止め部としての機能を持たせたことを特徴としている。
【0023】
請求項1に記載された本発明によれば、締め付け手段の操作がバッテリーターミナル本体の環状部の上側から行われる。その操作は、ボルト及びナットの螺合状態を進行させることにより開始される。ボルト及びナットの螺合状態が進行すると、そのボルト及びナットによってブラケットと第二ブラケットとの間隔が狭められるとともに、ブラケットが一対の締め付け部に対して押し付けられる。そして、ブラケットのテーパ部が一対の締め付け部を摺接すると、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に変換され、一対の締め付け部が互いに近づく方向に締め付けられる。一対の締め付け部が締め付けられると、バッテリーポスト挿入穴が縮径方向に縮み、そのバッテリーポスト挿入穴がバッテリーポストに対して圧接状態となって、バッテリーターミナルの取り付けが完了する。
第二ブラケットが一対の締め付け部とボルトの頭部との間に配設されることから、ボルトによる上下方向の締め付け力が一対の締め付け部に対して局所的に作用することはない。また、ブラケットと一対の締め付け部との摺接において、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に十分に変換されない場合であっても、一対の締め付け部が摺接部分の下方で第二ブラケットにより支えられる。一対の締め付け部の不本意な変形が抑えられ、バッテリーポスト挿入穴の縮径が確実に行われる。
また、第二ブラケットの一対の受け部及び第二ボルト挿通孔の間の部分の全部又は一部と、一対の締め付け部とを面接触する。第二ブラケットと一対の締め付け部との間には、不必要な空間が極力存在しなくなり、一対の締め付け部の不本意な変形がより一層抑えられる。
【0025】
請求項2に記載された本発明によれば、締め付け手段の操作の際、第二ブラケットが回転しようとすると、バッテリーターミナル本体の回り止め部に当接する。第二ブラケットは、回り止め部により回転方向の動きが規制される。
【0026】
請求項3に記載された本発明によれば、締め付け手段の操作の際、第二ブラケットが回転しようとすると、バッテリーターミナル本体の回り止め部に当接する。第二ブラケットは、回り止め部により回転方向の動きが規制される。また、締め付け手段の操作の際、ボルトの頭部が回転しようとすると、第二ブラケットの第一のボルト回り止め部に当接する。ボルトの頭部は、第一のボルト回り止め部により回転方向の動きが規制される。
【0027】
請求項4に記載された本発明によれば、締め付け手段の操作の際、ボルトの頭部が回転しようとすると、第二ブラケットの第一のボルト回り止め部及び第二のボルト回り止め部に当接する。ボルトの頭部は、第一のボルト回り止め部及び第二のボルト回り止め部により回転方向の動きが規制される。
【0028】
請求項5に記載された本発明によれば、締め付け手段の操作の際、ボルトが傾こうとすると、第二ブラケットのボルト保持手段のボルト保持孔に当接する。仮に、第二ボルト挿通孔で十分に規制することができないボルトの軸ずれがあった場合、ボルト保持孔によって規制される。
【0029】
請求項6に記載された本発明によれば、締め付け手段の組み立ての際、ブラケットがボルト保持手段のガイド部によって案内される。
【0030】
請求項7に記載された本発明によれば、締め付け手段の組み立ての際、ブラケットの回転方向の動きがガイド部によって規制される。
【0031 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2は外観斜視図、図3は正面図、図4は側面図、図5は底面図、図6は作用説明図である。
【0032 】
図1ないし図5において、引用符号1は先端の直径が基端の直径よりも小さいテーパ状の周側面を有する既知のバッテリーポスト2に巻着するバッテリーターミナルを示している。そのバッテリーターミナル1は、バッテリーターミナル本体3と、複数の構成部材からなる締め付け装置4(特許請求の範囲に記載した締め付け手段に相当)とを有して構成されている。
【0033 】
上記バッテリーターミナル本体3は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されており、一対の環状部5、6と、一対の連結部7、7(特許請求の範囲に記載した締め付け部に相当)と、一対の接合板8、9とを有している。また、バッテリーターミナル本体3は、一対の接合板8、9によって保持される端子固定ボルト10及びナット(不図示)を有している。
【0034 】
本明細書において、上記バッテリーポスト2の軸方向を垂直方向(上下方向に一致)とし、そのバッテリーポスト2の先端を上、基端を下と定義する。従って、環状部5が上、環状部6が下に配置されるものとする。また、同様に、接合板8が上、接合板9が下に配置されるものとする。
【0035 】
環状部5は、平板状の上基板11を有している。その上基板11の略中央には、バッテリーポスト2を挿入するためのバッテリーポスト挿入穴12が上下方向に貫通形成されている。また、上基板11の左右両端部には、先端が下に向く係合部13、13がそれぞれ連成されている。
【0036 】
バッテリーポスト挿入穴12は、バッテリーポスト2の周側面に接触する部分であって、先端が下に向くように上基板11から折り曲げられて形成されている。また、バッテリーポスト挿入穴12は、バッテリーポスト2の先端側の直径に合わせて環状に形成されている。さらに、バッテリーポスト挿入穴12は、連結部7、7の間となる部分が分断された状態で形成されている。引用符号14はバッテリーポスト挿入穴12の一部分断された部分を示している。
【0037 】
環状部6は、平板状の下基板15を有している。その下基板15の略中央には、バッテリーポスト2を挿入するためのバッテリーポスト挿入穴16が上下方向に貫通形成されている。また、下基板15の左右両端部には、先端が下に向く係合部17、17がそれぞれ連成されている。このような係合部17、17には、後述する第二ブラケット32に対しての回り止め部18、18が図示のように形成されている(従来では係合部の先端が上側に向くが、本発明においては、回り止め部18のために先端を下側にした係合部17が形成される。尚、上基板11の係合部13は、従来よりも長さが長く、上基板11と下基板15との間隔維持のために機能する)。
【0038 】
バッテリーポスト挿入穴16は、バッテリーポスト2の周側面に接触する部分であって、先端が下に向くように下基板15から折り曲げられて形成されている。また、バッテリーポスト挿入穴16は、バッテリーポスト2の基端側の直径に合わせて環状に形成されている。さらに、バッテリーポスト挿入穴16は、連結部7、7の間となる部分が分断された状態で形成されている。尚、バッテリーポスト挿入穴16の一部分断された部分は、上記引用符号14の部分の真下にこれと同様に形成されているものとする(引用符号14を用いるものとする)。
【0039 】
連結部7、7は、上基板11及び下基板15を間隔をあけて上下に重なるようにこれらを連結する部分であって、前後方向にU字状に湾曲させられた状態に形成されている。すなわち、連結部7、7における前後方向且つ上側の端部が上基板11の前端に連成され(上側の一部分断された部分14の左右両側に連成される)、前後方向且つ下側の端部が下基板15の前端に連成されて(下側の一部分断された部分14の左右両側に連成される)、前後方向の断面視がU字状となるように形成されている。また、連結部7、7は、一部分断された部分14、14に連通する締め付け間隙19を有して左右方向に並設されている。
【0040 】
このような連結部7、7には、ボルト挿通孔20と被摺接部21、21と当接部22、22とが形成されている。ボルト挿通孔20は、締め付け間隙19を含んで形成されている。また、ボルト挿通孔20は、連結部7、7が互いに近接した状態において円形に近い形状になるように形成されている。
【0041 】
被摺接部21、21は、連結部7、7の左右方向の端部(外側の端部)に配置形成されている。詳しくは、図示のように被摺接部21、21の基端部分が連結部7、7の左右方向且つ上側の端部に連成されており、被摺接部21、21の先端部分が連結部7、7の左右方向且つ下側の端部に連成された当接部22、22及び連結部7、7の各下面を巻き込むように形成されている。尚、被摺接部21、21は、傾斜面を有するように形成されており、その傾斜面を形成するために生じる内側の折り曲げ部分に当接部22、22の先端が引っ掛かるようになっている(当接部22、22の先端をのばして連結部7、7の上側内面に当接させるようにしてもよいものとする(図16参照))。
【0042 】
接合板8は、上基板11の後端に連成される接触板部23と、その接触板部23の左右方向の両端部に連成される下向きの側壁24、24(一方のみ図示)とを有して構成されている。接触板部23は、矩形状の平板であって、その中央には、端子固定ボルト10に対するボルト挿通孔25が貫通形成されている。側壁24、24(一方のみ図示)の先端部分には、内側に折り返されて端子固定ボルト10の頭部26を保持する頭部保持片27、27(一方のみ図示)が連成されている。
【0043 】
接合板9は、下基板15の後端に連成される矩形平板部28と、その矩形平板部28の左右方向の両端部に連成される側壁とを有して構成されている。矩形平板部28の中央には、端子固定ボルト10の頭部26の外形形状に合わせた頭部回転規制孔(不図示)が貫通形成されている。接合板9の左右方向の側壁は、接合板8の側壁24、24の内側となるように配置形成されている。
【0044 】
尚、接合板8、9、端子固定ボルト10、及び図示しないナットによって外部接続端子(不図示)に対する接続部が形成されている。
【0045 】
上記締め付け装置4は、締め付け間隙19を介して連結部7、7を互いに近づけるとともに、バッテリーポスト挿入穴12、16を縮径方向に縮めるものであって、ブラケット29と、ボルト30及びナット31と、第二ブラケット32とを有して構成されている。
【0046 】
ブラケット29は、連結部7、7の上側に配設されるようになっている。また、ブラケット29は、平面視短冊形状の厚肉金属板を折り曲げて形成されている。すなわち、ブラケット29は、基板33と一対のテーパ部34、34とを有するように形成されている。
【0047 】
基板33の中央には、ボルト30を上下方向に挿通することが可能なボルト挿通孔35が貫通形成されている。テーパ部34、34は、基板33の長手方向(上記左右方向に一致)の両端部に連成されている。また、テーパ部34、34は、先端に向けて次第にその間隔が広がるようにテーパ状に形成されている。
【0048 】
ボルト30は、ボルト挿通孔35と締め付け間隙19(ボルト挿通孔20)と後述する第二ボルト挿通孔40とに挿通されるようになっている。また、ボルト30は、その軸がバッテリーポスト挿入穴12、16の軸に沿って平行に挿通されるようになっている。本形態においては、ボルト30の頭部36が下基板15側に配置されるようになっている。ナット31は、上基板11側からボルト30に対して螺合するようになっている。
【0049 】
第二ブラケット32は、金属製(強度を確保することができれば合成樹脂製でも可)の部材であって、基板37と第一のボルト回り止め部38と第二のボルト回り止め部39とを有するように形成されている。基板37は、矩形状の平板であって、その中央には、ボルト30に対する第二ボルト挿通孔40が貫通形成されている。また、基板37の長手方向(上記左右方向に一致)の両端側には、受け部41、41が形成されている。その受け部41、41は、ブラケット29のテーパ部34、34と連結部7、7の被摺接部21、21との摺接部分の下方に位置するように配置形成されている。
【0050 】
このような基板37の一端は、バッテリーターミナル本体3の回り止め部18、18に当接するようになっており、その当接部分には、第一のボルト回り止め部38が連成されている。第一のボルト回り止め部38は、片状に形成されており、ボルト30の頭部36が当接するようになっている。第二のボルト回り止め部39は片状であって、基板37の他端、すなわち回り止め部18、18の当接部分の反対側に連成されている。また、第二のボルト回り止め部39は、第一のボルト回り止め部38に対して平行に配置形成されている。第一のボルト回り止め部38及び第二のボルト回り止め部39によって、第二ブラケット32は断面視コ字状に形成されている。尚、回り止め部18、第一のボルト回り止め部38、及び第二のボルト回り止め部39は、作業性の向上に寄与する部分として形成されている。
【0051 】
締め付け装置4は、バッテリーターミナル本体3に対してセットされると、ブラケット29の基板33が連結部7、7の各上面に対向し、ブラケット29のテーパ部34、34が被摺接部21、21の上記傾斜面に対して接触するようになっている。また、第二ブラケット32が連結部7、7の各下面に対向するとともに、その各下面にまで巻き込まれてのびた被摺接部21、21の先端部分に対して面接触するようになっている。さらに、ボルト30が連結部7、7の下側から第二ブラケット32の第二ボルト挿通孔40、連結部7、7の締め付け間隙19(ボルト挿通孔20)、及びブラケット29のボルト挿通孔35に挿通され、ナット31がブラケット29の上側で螺合するようになっている。ボルト30は、その軸がバッテリーポスト挿入穴12、16の軸に沿って平行に配置されている。
【0052 】
次に、上記構成に基づき、バッテリーターミナル1のバッテリーポスト2に対する取り付け固定(接続)を説明する。
【0053 】
図1及び図6において、先ず、バッテリーターミナル1を下方向に移動させてバッテリーポスト挿入穴12、16をバッテリーポスト2の周側面に接触させる。次に、バッテリーターミナル本体3の向きを所定方向に合わせて配置する。続いて、バッテリーターミナル本体3の上方からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット31を締め付け、締め付け装置4の操作を開始する。
【0054 】
締め付け装置4の操作において、ナット31を締め付けると、ボルト30及びナット31の螺合状態が進行する。そして、ボルト30及びナット31の螺合状態が進行すると、そのボルト30及びナット31によってブラケット29と第二ブラケット32との間隔が狭められるとともに、ブラケット29が連結部7、7に対して押し付けられ、ブラケット29のテーパ部34、34が連結部7、7の被摺接部21、21を摺接する。これにより、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に変換され、連結部7、7が互いに近づく方向(左右方向)に締め付けられる。そして、バッテリーポスト挿入穴12、16が縮径方向に縮み、そのバッテリーポスト挿入穴12、16がバッテリーポスト2の周側面に対して圧接状態となって、バッテリーターミナル1の取り付けが完了する。
【0055 】
以上、図1ないし図6までを参照しながら説明してきたように、第二ブラケット32を連結部7、7とボルト30の頭部36との間に配設して、ボルト30による上下方向の締め付け力を連結部7、7に対して局所的に作用させないようにすることができる。また、ブラケット29と連結部7、7との摺接において、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に十分に変換されない場合であっても、第二ブラケット32により連結部7、7を摺接部分の下方で支えることができる。従って、連結部7、7の不本意な変形を抑え、バッテリーポスト挿入穴12、16の縮径を確実に行うことができる。本発明のバッテリーターミナル1は、上記図示しない工具と、バッテリー周辺の設置部品(不図示)との干渉を確実に避け、接続に係る作業(取り付けに係る作業)を容易にすることもできる。
【0056 】
尚、第二ブラケット32に替えて図7ないし図9に示すような第二ブラケットを用いても同様の効果を奏するものとする(図7は基板37と第一のボルト回り止め部38とで形成した第二ブラケット32a、図8は基板37と第二のボルト回り止め部39とで形成した第二ブラケット32b、図9は基板37のみで形成した第二ブラケット32cを示している)。また、被摺接部21、21の先端部分42、42を図10に示すように内側に伸ばし、第二ブラケット32と連結部7、7(先端部分42、42)とを面接触させ、第二ブラケット32と連結部7、7との間の不必要な空間を極力減らすことにより、連結部7、7の不本意な変形をより一層抑えることを好ましい形態とする。
【0057 】
続いて、図11ないし図16までを参照しながら本発明によるバッテリーターミナルの他の一実施の形態を説明する。図11は他の一実施の形態を示す分解斜視図、図12は外観斜視図、図13は平面図、図14は正面図、図15は側面図、図16は図15のA−A線断面図である。尚、上述の形態と基本的に同じ構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略するものとする。
【0058 】
図11ないし図16において、引用符号51はバッテリーポスト2に巻着するバッテリーターミナルを示している。そのバッテリーターミナル51は、バッテリーターミナル本体3と、複数の構成部材からなる締め付け装置52(特許請求の範囲に記載した締め付け手段に相当)とを有して構成されている。
【0059 】
上記締め付け装置52は、上述同様、締め付け間隙19を介して連結部7、7を互いに近づけるとともに、バッテリーポスト挿入穴12、16を縮径方向に縮めるものであって、ブラケット29と、ボルト30及びナット31と、第二ブラケット53とを有して構成されている。
【0060 】
第二ブラケット53は、金属製(強度を確保することができれば合成樹脂製でも可)の部材であって、基板37と第一のボルト回り止め部38とボルト保持手段54とを有するように形成されている。基板37は、第二ボルト挿通孔40と受け部41、41とを有しており、バッテリーターミナル本体3の回り止め部18、18の当接部分(基板37の一端)には、第一のボルト回り止め部38が形成されている。尚、受け部41、41は、ブラケット29のテーパ部34、34と連結部7、7の被摺接部21、21との摺接部分の下方に位置するように配置形成されている。
【0061 】
ボルト保持手段54は、基板37の他端、すなわち回り止め部18、18の当接部分の反対側に連成されている。また、ボルト保持手段54は、上記当接部分の反対側に連成され且つバッテリーターミナル本体3の連結部7、7の前方に配置形成される基端部分55と、その基端部分55に連成され且つブラケット29と連結部7、7の各上面との間に差し込まれるボルト保持部分56とを有するように形成されている。
【0062 】
ボルト保持部分56には、ボルト30の軸をバッテリーポスト挿入穴12、16の軸に沿って平行に配置することが可能なボルト保持孔57が形成されている(本形態において、ボルト保持孔57は基端部分55にも跨っている)。また、ボルト保持部分56には、ブラケット29を案内するためのガイド部58、58が形成されている。ガイド部58、58は、ボルト保持部分56の端部を上方に折り曲げて形成されている。また、ガイド部58、58は、第一のボルト回り止め部38の上方に配置形成されている。尚、ガイド部58、58の設定は任意であるものとする(設定した場合には作業性の向上が図られる。また、本形態のように一対であればブラケット29に対する回り止め部としても機能する)。
【0063 】
締め付け装置52は、バッテリーターミナル本体3に対してセットされると、ブラケット29の基板33が連結部7、7の各上面に対向し、ブラケット29のテーパ部34、34が被摺接部21、21の上記傾斜面に対して接触するようになっている。また、第二ブラケット53が連結部7、7の各下面に対向するとともに、その各下面にまで巻き込まれてのびた被摺接部21、21の先端部分に対して面接触するようになっている。さらに、第二ブラケット53のボルト保持部分56がブラケット29と連結部7、7の各上面との間に差し込まれてブラケット29が案内されるようになっている。さらにまた、ボルト30が連結部7、7の下側から第二ブラケット53の第二ボルト挿通孔40、連結部7、7の締め付け間隙19(ボルト挿通孔20)、第二ブラケット53のボルト保持孔57、及びブラケット29のボルト挿通孔35に挿通され、ナット31がブラケット29の上側で螺合するようになっている。ボルト30は、第二ブラケット53のボルト保持孔57によって、その軸がバッテリーポスト挿入穴12、16の軸に沿って平行に配置されるようになっている。
【0064 】
次に、上記構成に基づき、バッテリーターミナル51のバッテリーポスト2に対する取り付け固定(接続)を説明する。
【0065 】
先ず、バッテリーターミナル51を下方向に移動させてバッテリーポスト挿入穴12、16をバッテリーポスト2の周側面に接触させる。次に、バッテリーターミナル本体3の向きを所定方向に合わせて配置する。続いて、バッテリーターミナル本体3の上方からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット31を締め付け、締め付け装置52の操作を開始する。
【0066 】
締め付け装置52の操作において、ナット31を締め付けると、ボルト30及びナット31の螺合状態が進行する。そして、ボルト30及びナット31の螺合状態が進行すると、そのボルト30及びナット31によってブラケット29と第二ブラケット53との間隔が狭められるとともに、ブラケット29がガイド部58、58に案内されながら連結部7、7に対して押し付けられ、ブラケット29のテーパ部34、34が連結部7、7の被摺接部21、21を摺接する。これにより、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に変換され、連結部7、7が互いに近づく方向(左右方向)に締め付けられる。そして、バッテリーポスト挿入穴12、16が縮径方向に縮み、そのバッテリーポスト挿入穴12、16がバッテリーポスト2の周側面に対して圧接状態となって、バッテリーターミナル51の取り付けが完了する。
【0067 】
以上、バッテリーターミナル51は上述のバッテリーターミナル1と同様の効果、すなわち、連結部7、7の不本意な変形を抑え、バッテリーポスト挿入穴12、16の縮径を確実に行うことができるという効果を奏する。また、上記図示しない工具と、バッテリー周辺の設置部品(不図示)との干渉を確実に避け、接続に係る作業(取り付けに係る作業)を容易にすることができるという効果を奏する。
【0068 】
尚、第二ブラケット53のガイド部58、58は、ボルト保持部分56の端部を上方に折り曲げて形成されているが、次のような部分に配置形成してもよいものとする。図17は上記第二ブラケット53の他の例を示す斜視図であり、その図17において、ガイド部58′、58′は、ボルト保持手段54′における基端部分55′の左右両側に配設されている。
【0069 】
具体的に上記第二ブラケット53(図11参照)の他の例を説明すると、第二ブラケット53′は、基板37と第一のボルト回り止め部38とボルト保持手段54′とを有するように形成されている(基本的に同じ構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する)。
【0070 】
ボルト保持手段54′は、基板37の他端(第一のボルト回り止め部38の反対側)に連成されており、左右両側にガイド部58′、58′が連成される基端部分55′と、基端部分55′に連成されるボルト保持部分56′とを有している。基端部分55′は、バッテリーターミナル本体3の連結部7、7の前方に配置形成されている。また、ボルト保持部分56′は、ブラケット29と連結部7、7の各上面との間に差し込まれるように形成されている。ボルト保持部分56′には、ボルト保持孔57が形成されている。
【0071 】
ガイド部58′、58′は、その先端が上側を向くように形成されている。また、ガイド部58′、58′は、適宜長さに形成されている。このようなガイド部58′、58′は、ブラケット29を案内して作業性の向上を図るために形成されている。また、ブラケット29の回転方向の動きを規制するためにも形成されている(ガイド部58′、58′を上記位置に形成することにより、上記第二ブラケット53と比べて、曲げ工程が少なくなるという利点もある)。
【0072 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、ブラケット29と第二ブラケット32(53、53′)の位置を上下逆にしてもよいものとする。
【0073】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、バッテリーターミナル本体の不本意な変形を抑えてバッテリーポスト挿入穴の縮径を確実に行うことができ、バッテリーターミナル本体の不本意な変形をより一層抑えることができるという効果を奏する。
【0075】
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、第二ブラケットの回り止めをして作業をし易くすることができるという効果を奏する。
【0076】
請求項3に記載された本発明によれば、請求項1の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、第二ブラケット及びボルトの回り止めをして作業をし易くすることができるという効果を奏する。
【0077】
請求項4に記載された本発明によれば、請求項3の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、より確実にボルトの回り止めをすることができるという効果を奏する。
【0078】
請求項5に記載された本発明によれば、請求項1ないし請求項4いずれかの発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、ボルトの軸ずれを規制して作業をし易くすることができるという効果を奏する。
【0079】
請求項6に記載された本発明によれば、請求項5の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、締め付け手段の組み立ての際、ブラケットを案内して作業をし易くすることができるという効果を奏する。
【0080】
請求項7に記載された本発明によれば、請求項6の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、締め付け手段の組み立ての際、ブラケットの回転方向の動きを規制して作業をし易くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリーターミナルの一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】バッテリーターミナルの外観斜視図である。
【図3】バッテリーターミナルの正面図である。
【図4】バッテリーターミナルの側面図である。
【図5】バッテリーターミナルの底面図である。
【図6】バッテリーターミナルの作用説明図である。
【図7】第二ブラケットの他の例(第二の例)を示す斜視図である。
【図8】第二ブラケットの更に他の例(第三の例)を示す斜視図である。
【図9】第二ブラケットの更に他の例(第四の例)を示す斜視図である。
【図10】一対の締め付け部の他の例(第二の例)を示す要部拡大図である。
【図11】本発明によるバッテリーターミナルの他の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図12】図11のバッテリーターミナルの外観斜視図である。
【図13】図11のバッテリーターミナルの平面図である。
【図14】図11のバッテリーターミナルの正面図である。
【図15】図11のバッテリーターミナルの側面図である。
【図16】図15のA−A線断面図である。
【図17】図11の第二ブラケットの他の例を示す斜視図である。
【図18】図20の従来例の課題を解決すべく検討されたバッテリーターミナルの分解斜視図である。
【図19】図18のバッテリーターミナルの正面図である。
【図20】従来例のバッテリーターミナルの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 バッテリーターミナル
2 バッテリーポスト
3 バッテリーターミナル本体
4 締め付け装置(締め付け手段)
5、6 環状部
7 連結部(締め付け部)
8、9 接合板
10 端子固定ボルト
11 上基板
12、16 バッテリーポスト挿入穴
13、17 係合部
14 一部分断された部分
15 下基板
18 回り止め部
19 締め付け間隙
20 ボルト挿通孔
21 被摺接部
22 当接部
23 接触板部
24 側壁
25 ボルト挿通孔
26 頭部
27 頭部保持片
28 矩形平板部
29 ブラケット
30 ボルト
31 ナット
32 第二ブラケット
33 基板
34 テーパ部
35 ボルト挿通孔
36 頭部
37 基板
38 第一のボルト回り止め部
39 第二のボルト回り止め部
40 第二ボルト挿通孔
41 受け部
42 先端部分
51 バッテリーターミナル
52 締め付け装置(締め付け手段)
53、53′ 第二ブラケット
54、54′ ボルト保持手段
55、55′ 基端部分
56、56′ ボルト保持部分
57 ボルト保持孔
58、58′ ガイド部
Claims (7)
- バッテリーポストを挿入するためのバッテリーポスト挿入穴を一部分断された部分を有する状態で上下方向に貫通形成した環状部、及び前記一部分断された部分に連通する締め付け間隙を設けて前記環状部に対し並設される一対の締め付け部を有するバッテリーターミナル本体と、前記締め付け間隙を介し前記一対の締め付け部を互いに近づけて前記バッテリーポスト挿入穴を縮径方向に縮める締め付け手段とを備え、
該締め付け手段は、ボルト挿通孔を有する基板、及び該基板の左右方向の両端部にそれぞれ連成される一対のテーパ部を有するブラケットと、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトと該ボルトに螺合するナットとからなり、前記ボルトと前記ナットとの螺合状態が進行し前記一対のテーパ部によって前記一対の締め付け部を摺接させるバッテリーターミナルであって、
前記一対のテーパ部と前記一対の締め付け部との摺接部分の下方に位置する一対の受け部と、前記ボルトに対する第二ボルト挿通孔とを有し、前記ブラケットの反対側且つ前記一対の締め付け部と前記ボルトの頭部との間に配設されて前記ブラケットと共に前記一対の締め付け部を挟み込む第二ブラケットを前記締め付け手段として更に備え、
前記第二ブラケットの前記一対の受け部及び前記第二ボルト挿通孔の間の部分の全部又は一部と、前記一対の締め付け部とを面接触させるようにした
ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、
前記バッテリーターミナル本体に、前記第二ブラケットの回転方向の動きを規制する回り止め部を形成した
ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、
前記バッテリーターミナル本体に、前記第二ブラケットの回転方向の動きを規制する回り止め部を形成するとともに、
前記第二ブラケットの前記回り止め部に当接する部分、又は該部分の反対側に、前記ボルトの前記頭部の回転方向の動きを規制する第一のボルト回り止め部を形成した
ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項3に記載のバッテリーターミナルにおいて、
前記第二ブラケットに、前記第一のボルト回り止め部に対して平行な第二のボルト回り止め部を形成した
ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項1ないし請求項4いずれか記載のバッテリーターミナルにおいて、
前記第二ブラケットに、前記ブラケットと前記一対の締め付け部との間に差し込まれ、且つ前記ボルトを挿通させて該ボルトの軸を前記バッテリーポスト挿入穴の軸に沿って平行に配置することが可能なボルト保持孔を有するボルト保持手段を形成した
ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項5に記載のバッテリーターミナルにおいて、
前記ボルト保持手段に、前記ブラケットを案内するためのガイド部を形成した ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項6に記載のバッテリーターミナルにおいて、
前記ガイド部に、前記ブラケットの回転方向の動きを規制する回り止め部としての機能を持たせた
ことを特徴とするバッテリーターミナル。
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