JP2600043Y2 - バッテリー・ターミナル - Google Patents

バッテリー・ターミナル

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JP2600043Y2
JP2600043Y2 JP8940192U JP8940192U JP2600043Y2 JP 2600043 Y2 JP2600043 Y2 JP 2600043Y2 JP 8940192 U JP8940192 U JP 8940192U JP 8940192 U JP8940192 U JP 8940192U JP 2600043 Y2 JP2600043 Y2 JP 2600043Y2
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tightening
electrode fitting
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portions
plate
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正明 田端
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • Y02E60/12

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に搭載される
バッテリーの電極(バッテリー・ポスト)に取り付けられ
るバッテリー・ターミナルに関し、 特に、 斜め上方から
ボルトの締付作業により、バッテリー・ターミナルをバ
ッテリー・ポストへ確実に圧接固定するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバッテリー・ターミナル
として、図5に示すように、バッテリーに突出したバッ
テリー・ポストに円環状の電極嵌合部3aを外嵌し、該
電極嵌合部3aの自由端に夫々連続する左右締付板部3
c,3cに対してボルト4を水平方向からインパクトレン
チ等の自動締付工具により締め付けて固定している。
【0003】近年、車両のエンジンルーム内は設置部品
が非常に多くなって密度が高まり、水平方向からの締め
付けでは、他の設置部品と干渉して締付作業が困難であ
る上に、+側のポストの締め付けを行っている最中に−
側のポストにインパクトレンチが接触すると短絡が生
じ、最悪の場合には車両火災が生じてしまう等の種々の
問題があった。
【0004】上記した問題に対して、図6に示すよう
に、ターミナル3の電極嵌合部3aの軸線に対して傾斜
した基板部3bと締付板3cとを対向して設け、これら基
板部3bと締付板3cに穿設したボルト穴にボルト4を取
り付けて傾斜配置とし、該ボルト4に対してナット6を
インパクトレンチ5により斜め上方から締め付けるよう
にしたバッテリー・ターミナルが提供されている。(実
公平4−7567号公報)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記図6に示す従来例
のバッテリー・ターミナルでは、斜め上方からナット6
を締め付けるために、1枚の平板からなる基板部3bと
締付板3cとを電極嵌合部3aの軸方向に対して傾斜する
ように角度をつけてねじりを付加して形成している。こ
の角度をつけてねじって形成した基板部3bと締付板3c
との締付方向と電極嵌合部3aをバッテリー・ポストの
外周面に圧接する方向とは相異し、よって、締付力を十
分に電極嵌合部3aの圧接方向に負荷することが出来な
い問題がある。
【0006】さらに、図5に示す電極嵌合部より締付板
部を左右一対でかつ上下一対に突出させた構成のバッテ
リー・ターミナルにおいて、ボルトを斜め上方より締付
可能とするためには、図6に示すように、締付板部を電
極嵌合部の軸線に対してねじる必要がある。しかしなが
ら、上記締付板部にねじりを付加することは困難であ
り、かつ、電極嵌合部より突出した締付板部の長さLを
長くする必要があり、締付板部が長くなるとバッテリー
・ターミナルが大形化して、取付スペースを取り、場合
によっては取付が不可能となる。
【0007】本考案は上記問題に鑑みてなされたもの
で、特に、図5に示す如き形状のバッテリー・ターミナ
ルにおいて、斜め上方からのボルト締めを可能とし、確
実な締付力でバッテリー・ターミナルをバッテリー・ポ
ストへ圧接固定することが出来るバッテリー・ターミナ
ルを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本考案では、ターミナル本体に電線接続部と連続し
た円環形状の電極嵌合部を設けると共に該電極嵌合部の
自由端に夫々連続する左右締付板部の間隔をあけて突設
し、ボルトおよびナットを介して締付板部を左右近接さ
せ、連続する電極嵌合部の自由端を閉鎖させてバッテリ
ー・ポストの外周面に圧接固定するバッテリー・ターミ
ナルであって、上記電極嵌合部より水平方向に突出する
上記左右締付板部の一方を上記電極嵌合部より先端に向
けて上方に傾斜させると共に他方の締付板部を上記電極
嵌合部より先端に向けて下方に傾斜させ、かつ、上記左
右締付板部を夫々先端折曲部で連結した上下端は板部か
らなる上下2段配置とし、これら上下の締付板部を連結
する軸受板部を設けて、平行状態に傾斜させ、これら軸
受板部にボルト穴を穿設してボルト穴を上下に位相さ
せ、上記上方に傾斜させた締付板部に連結した軸受板部
のボルト穴より他方の下方に傾斜させた締付板部を連結
する軸受板部のボルト穴にボルトを通し、ボルト締めを
水平方向に対して斜め上方より行う構成としていること
を特徴とするバッテリー・ターミナルを提供するもので
ある。
【0009】
【0010】
【作用】上記本考案のバッテリー・ターミナルでは、左
右締付板部のボルト穴を上下方向に位相させているた
め、ボルトを斜め上方より締め付けることが出来、この
ボルトの締め付けにより左右締付板部を互いに近接する
水平方向に移動させて、連続した電極嵌合部の自由端を
閉鎖させることが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本考案のバッテリー・ターミナル10は、
図1に示すように、ターミナル本体11、ボルト12、
および、ナット13により構成されている。
【0012】上記ターミナル本体11は、一枚の金属板
を図示のように二つ折りに屈曲加工して形成し、一端の
電線接続部16にスッタトボルト17を突設し、電線を
圧着した端子(図示なし)をナット(図示なし)で締め付け
て接続するようにしている。
【0013】ターミナル本体11は、概略的には同一形
状とした上側部11aと下側部11bとを一端側の湾曲部
11cで折り曲げて上下対向配置し、電線接続部16、
電極嵌合部20、締付板部21を形成している。詳しく
は、上側部11aおよび下側部11bとも、一端に略矩形
状の電線接続部16A,16Bを備え、該電線接続部1
6A,16Bより円環形状とした電極嵌合部20A,20
Bを連設している。これら電極嵌合部20A,20Bに
は内周縁に沿って筒状部20A−1,20B−1を立設
している。
【0014】上記電極嵌合部20A,20Bの先端は図
示のように開放状態となっており、各自由端に夫々連続
した締付板部21A,21A',21B,21B'を略方向
に突出させて設け、これら締付板部21A〜21B'の
うち、右側の上下締付板部21Aと21B、左側の上下
締付板部21A'と21B'の先端を曲折部21C,21C'
で連結している。
【0015】上記締付板部21A〜21B'は、図2
(A)(B)に示すように、右側締付板部21A,21Bを
上記電極嵌合部20A,20Bとの連続部分より先端に
向けて上方に傾斜させている。また、左側締付板部21
A',21B'は上記電極嵌合部20A,20Bとの連続部
分より先端に向けて下方に傾斜させ、夫々右側締付板部
21A,21Bと左側締付板部21A',21B'の先端側
では上下に位相させている。
【0016】上記締付板部21A〜21B'では、右上
側の締付板部21Aと左下側の締付板部21B'の水平
方向の幅を同一幅W1とし、右下側の締付板部21Bと
左上側の締付板部21A'の水平方向の幅を同一幅W2
とし、これら幅W1と幅W2との関係をW1<W2とし
ている。かつ、これら左右締付板部21Aと21A',2
1Bと21B'の間には隙間Sが設けられている。
【0017】上記上下の締付板部21Aと21B,21
A'と21B'の外端間には、上側締付板部21A,21
A'の外端縁より下向きに屈折させた軸受板部22,22
を配置している。また、これら左右軸受板部22,22
は、図2(B)に示すように、上記締付板部21A〜21
B'の幅W1,W2の関係(W1<W2)により傾斜状態で
平行するように設定している。上記軸受板部22,22
の中央位置には、図2(A)に示すように、ボルト穴22
a,22aを設けている。これら軸受板部22,22は、左
右締付板部21A〜21B'を上下方向に位相させてい
ることにより、上記軸受板部22,22に穿設したボル
ト穴22a,22aが上下方向に位相する。
【0018】上記ボルト12は、図1及び図3に示すよ
うに、軸部12aの一端に矩形状の平板としたボルト頭
部12bを設けている。
【0019】上記バッテリー・ターミナル10は、バッ
テリー・ポスト2への取付前に、上記ボルト12の軸部
12aをターミナル本体11の下向きに傾斜した左側締
付板部21A',21B'の外方より、上向きに傾斜した
右側締付板部21A,21Bに向けて貫通させ、該右側
締付板部21A,21Bの外側端の軸受板部22の外方
より座金14を介してナット13を締め付け、図3に示
す仮止め状態としている。
【0020】次に、上記構成のバッテリー・ターミナル
10のバッテリー・ポストへの締付工程を説明する。ま
ず、バッテリー・ターミナル10を上記仮止め状態でバ
ッテリー・ポスト2へ上方より外嵌する。
【0021】上記仮止め状態では、バッテリー・ターミ
ナル10は、左右締付板部21A〜21B'の間に隙間
Sを有しているので、連続するターミナル本体11の電
極嵌合部20の自由端は広い開放状態となっている。よ
って、この仮止め状態で、上記バッテリー・ターミナル
10をバッテリー・ポスト2へ外嵌する作業は、容易に
行うことが出来る。
【0022】次に、ナット13にインパクトレンチ30
を外嵌し、該ナット13を締め付けて左右締付板部21
A〜21B'を互いに近接する内側方向に移動させる。
この時、ボルト12は、図3に示すように、軸部12a
が上方に向かって傾斜しているので、インパクトレンチ
30のナット13への外嵌作業を斜め上方より容易に行
うことが出来る。
【0023】かつ、ナット締め作業をインパクトレンチ
30により斜め上方より行うと、上下に位相した左右締
付板部21A〜21B'が互いに近接する内側方向に位
相量を減少しながら移動する。この移動により、これら
締付板部21A〜21B'に連続する電極嵌合部20A,
20Bの自由端が、閉鎖する方向に移動する。
【0024】このように、ナット13の締め付けで、タ
ーミナル本体11の締付板部21A〜21B'が互いに
近接する方向に移動し、かつ、これら締付板部21A〜
21B'と連続する電極嵌合部20A,20Bの自由端が
閉鎖方向に移動し、該電極嵌合部20A,20Bの内部
のバッテリー・ポスト2の外周面を圧接し、図4に示す
固定状態となる。
【0025】バッテリー・ターミナル10は、水平方向
に対向させて上下2段の締付板部21A〜21B'を設
け、かつ、左右の締付板部21A,21Bと21A',2
1B'の外側端に夫々斜め方向に平行する軸受板部22,
22を設けているので、締付力を締付板部21A〜21
B'が連続する電極嵌合部20A,20Bに確実に伝え、
該電極嵌合部20A,20Bの自由端が確実に閉鎖方向
に移動する。
【0026】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のバッテリー・ターミナルでは、左右締付板部の両外側
端にはボルト穴を上下方向に位相させて穿設しているの
で、ボルトを斜め方向に配置することが出来、よって、
ボルト締めをインパクトレンチ等の締付工具により斜め
上方より行うことが出来る上に、エンジンルーム内の他
の部品と接触することが無く、作業性の向上を図ること
が出来る。
【0027】また、水平方向に対応する上下2段の締付
板部を設ける構成のバッテリー・ターミナルにおいて
も、上記簡単な構成で斜め方向よりボルト締めを可能と
することが出来ると共に、該構造では、左右の締付板部
の近接する方向への移動を確実に連続する電極嵌合部に
伝え、該電極嵌合部の自由端を確実に閉鎖方向に移動さ
せることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のバッテリー・ターミナルを示す斜視
図である。
【図2】 (A)(B)は図1のターミナル本体を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図3】 仮止め状態でのバッテリー・ポストへの外嵌
状態を示す正面図である。
【図4】 バッテリー・ポストへの固定状態を示す正面
図である。
【図5】 従来のバッテリー・ターミナルを示す斜視図
である。
【図6】 他の従来のバッテリー・ターミナルを示す正
面図である。
【符号の説明】
2 バッテリー・ポスト 10 バッテリー・ターミナル 11 ターミナル本体 12 ボルト 13 ナット 16 電線接続部 20 電極嵌合部 21A,21A',21B,21B' 締付板部 22 軸受板部 22a ボルト穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターミナル本体に電線接続部と連続した
    円環形状の電極嵌合部を設けると共に該電極嵌合部の自
    由端に夫々連続する左右締付板部の間隔をあけて突設
    し、ボルトおよびナットを介して締付板部を左右近接さ
    せ、連続する電極嵌合部の自由端を閉鎖させてバッテリ
    ー・ポストの外周面に圧接固定するバッテリー・ターミ
    ナルであって、 上記電極嵌合部より水平方向に突出する上記左右締付板
    部の一方を上記電極嵌合部より先端に向けて上方に傾斜
    させると共に他方の締付板部を上記電極嵌合部より先端
    に向けて下方に傾斜させ、かつ、 上記左右締付板部を夫々先端折曲部で連結した上下端は
    板部からなる上下2段配置とし、これら上下の締付板部
    を連結する軸受板部を設けて、平行状態に傾斜させ、こ
    れら軸受板部にボルト穴を穿設してボルト穴を上下に位
    相させ、上記上方に傾斜させた締付板部に連結した軸受板部のボ
    ルト穴より他方の下方に傾斜させた締付板部を連結する
    軸受板部のボルト穴にボルトを通し、ボルト締めを水平
    方向に対して斜め上方より行う 構成としていることを特
    徴とするバッテリー・ターミナル。
JP8940192U 1992-12-28 1992-12-28 バッテリー・ターミナル Expired - Lifetime JP2600043Y2 (ja)

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JP4668565B2 (ja) * 2004-08-06 2011-04-13 矢崎総業株式会社 バッテリーターミナル及びバッテリーターミナル用のスペーサ連結部品

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