JP2591442Y2 - バッテリー・ターミナル - Google Patents

バッテリー・ターミナル

Info

Publication number
JP2591442Y2
JP2591442Y2 JP8411992U JP8411992U JP2591442Y2 JP 2591442 Y2 JP2591442 Y2 JP 2591442Y2 JP 8411992 U JP8411992 U JP 8411992U JP 8411992 U JP8411992 U JP 8411992U JP 2591442 Y2 JP2591442 Y2 JP 2591442Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
tightening
fastener
head
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8411992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0648164U (ja
Inventor
正明 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP8411992U priority Critical patent/JP2591442Y2/ja
Publication of JPH0648164U publication Critical patent/JPH0648164U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591442Y2 publication Critical patent/JP2591442Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に搭載される
バッテリーの電極(バッテリー・ポスト)に取り付けられ
るバッテリー・ターミナルに関し、特に、垂直上方から
ボルト自動締付工具によりボルト締めを行ってバッテリ
ー・ターミナルを取り付け、完全な固定状態になるとボ
ルト自動締付具からボルトを強制的の離脱させるように
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバッテリー・ターミナル
では、バッテリーに突出したバッテリー・ポストに円環
状の電極嵌合部を外嵌し、該電極嵌合部の自由端に夫々
連続する基板部をボルトおよびナットを配置して、水平
方向からインパクトレンチ等の自動締付工具により締め
付けて固定している。
【0003】近年、車両のエンジンルーム内は設置部品
が非常に多くなって密度が高まり、水平方向からの締め
付けでは、他の設置部品と干渉して締付作業が困難であ
る上に、+側のポストの締め付けを行っている最中に−
側のポストにインパクトレンチが接触すると短絡が生じ
る問題があった。
【0004】上記問題に対して、図4(A)(B)に示すよ
うに、ターミナル本体3に基板部3bと締付板部3cと
を下方に向かって拡かるテーパを有するように対向させ
て形成する一方、上記基板部3bと締付板部3cに跨架
される両側が下広がりの加締板5を設け、上方よりボル
ト4を締め付けて加締板5により基板部3bと締付板部
3cを締め付け、よって、電極嵌合部3aをバッテリー
1のポスト2に圧接固定するようにしたバッテリー・タ
ーミナルが提供されている。(実公平4−9736号公
報)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】通常、車両の組立ライ
ンでは、ボルト締めの作業はインパクトレンチを用いて
行い、また、多種のボルト締めを流れ作業で行っている
ため、各作業に対応したインパクトレンチのトルク管理
はなされていない。よって、インパクトレンチによるボ
ルト締めは、作業者の経験とボルト締め状態の目視によ
りなされていた。
【0006】バッテリー・ターミナルのボルト締めも、
通常、トルク管理されていない。そのため、ボルト締め
作業により上記ターミナル本体の電極嵌合部がバッテリ
ー・ポストに完全圧接した固定状態になったにも拘わら
ず、過剰な締付力を加えてしまう場合がある。上記従来
例のバッテリー・ターミナルでは、過剰な締付力を加え
ると、バッテリー・ポスト2を中心として図4(A)中X
方向に回転してしまい、最悪の場合には、バッテリー・
ターミナルと接続している電線を損傷してしまう等の問
題が生じる。
【0007】一方、不完全なボルト締めの状態で締付作
業を終えてしまう場合もあり、この場合、バッテリー・
ターミナルはバッテリー・ポストに対して不完全な固定
状態であるため、ガタが生じて接触不良が発生してしま
う欠点がある。
【0008】本考案は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、トルク管理されていないインパクトレンチを使用し
てバッテリー・ターミナルのボルト締めを行った場合、
バッテリー・ターミナルがバッテリー・ポストに完全な
固定状態となるとインパクトレンチをボルトから強制的
に離脱させる構成とし、よって、過剰なボルト締めおよ
び不完全なボルト締めを防止出来るバッテリー・ターミ
ナルを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本考案では、円環状電極嵌合部の自由端に夫々連続
して形成した2つ折り形状の左右締付板部を備えたター
ミナル本体と、上記左右締付板部の上下両側部の間に介
在させたナットと、上面部と両側部とからなる倒コ字形
状で、両側部に下広がりのテーパ面を有する切欠部を設
けると共に、上面部にボルト穴と脚部貫通穴とを設けた
締付具と、ボルト頭部外周面に外嵌するヘッド部と、該
ヘッド部より垂下する脚部を備えた回転防止部材を備
え、上記ターミナル本体の左右締付板部の外端面に、上
記締付具のテーパ面を当接させると共に上面部を左右締
付板部の上方に配置した状態で、左右締付板部に締付具
を外嵌し、上記締付具の上部に上記回転防止部材を載置
し、該回転防止部材の脚部を締付具の脚部貫通穴に貫通
させて、その下端をターミナル本体の締付板部の上面に
配置し、上方より上記回転防止部材のヘッド部および締
付具の上面部を通してボルトを上記ナットに仮止めし、
該仮止め状態で、ボルト頭部の上端面と上記回転防止部
材のヘッド部との間の寸法と、上記締付具の切欠部の上
縁から上記締付板部に当接する間の回転防止部材の脚部
の寸法とを同一としておき、この状態で、上記円環状電
極嵌合部をバッテリーポストに外嵌して、上記ボルトを
上記ナットに締め付けることにより、上記締付具を垂直
方向に下降させてテーパ面により締付板部を互いに近接
する水平方向に移動させて電極嵌合部の自由端を閉鎖す
るようにし、かつ、上記ボルト締め時に締付具の下降に
対して相対的に上昇する締付板部と連動して上昇する上
記回転防止部材の先端が、ボルト締め終了時点でボルト
頭部の上端外周面に位置してボルト自動締付工具を離脱
させる構成としているバッテリー・ターミナルを提供し
ている。
【0010】
【0011】
【作用】本考案のバッテリー・ターミナルでは、インパ
クトレンチ等のボルト自動締付工具を用いてボルトを締
め付けた場合、このボルトの締付状態に対応して回転防
止部材が上昇し、電極嵌合部がバッテリー・ポストに対
して圧接固定してボルト締めが終了した状態で、回転防
止部材のヘッド部がボルト頭部の上面と略面一となり、
強制的にボルト自動締付工具をボルト頭部から離脱させ
る。よって、トルク管理を施していないインパクトレン
チを使用しても過剰な締付力を付加することが無い。そ
のため、過剰なボルトへの締付力により生じるバッテリ
ー・ポストを中心としてバッテリー・ターミナル自体が
回転することを防止することが出来る。
【0012】また、上記バッテリー・ターミナルでは、
完全な固定状態にならないとボルト自動締付工具がボル
ト頭部から離脱しないので、バッテリー・ターミナルが
バッテリー・ポストへ不完全な固定状態で取り付けられ
ることを防止することが出来、よって、接触不良を生じ
ない。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本考案のバッテリー・ターミナル10は、
図1に示すように、ターミナル本体11、締付具12、
回転防止部材13、ボルト14、ナット15およびリン
グ16から構成している。
【0014】上記ターミナル本体11は、スッタトタイ
プであり、一枚の金属板を図示のように二つ折りに屈曲
加工して形成し、一端の電線接続部17にスッタトボル
ト18を突設し、電線を圧着した端子(図示なし)をナッ
ト(図示なし)で締め付けて接続するようにしている。
【0015】ターミナル本体11は、概略的には同一形
状とした上側部11aと下側部11bとを一端側の湾曲
部11cで折り曲げて上下対向配置し、電線接続部1
7、電極嵌合部20、締付板部21を形成している。詳
しくは、上側部11aおよび下側部11bとも、一端に
略矩形状の電線接続部17A,17Bを備え、該電線接
続部17A,17Bより円環形状とした電極嵌合部20
A,20Bを連設している。これら電極嵌合部20A,2
0Bには内周縁に沿って筒状部20A−1,20B−1
を立設している。
【0016】上記電極嵌合部20A,20Bの先端は図
示のように開放状態となっており、各自由端に夫々連続
した締付板部21A,21A',21B,21B'を設けて
いる。かつ、上側の締付板部21A,21A'には、上面
の所定位置に上記回転防止部材13を係止するための係
止用凹部22を設けている。
【0017】また、右側締付板部21Aと21B、左側
締付板部21A'と21B'の先端とを曲折部21C,2
1C'で連結し、かつ、これら左右締付板部21Aと2
1A',21Bと21B'の間には隙間Sが設けられてい
る。
【0018】さらに、上側締付板部21A,21A'の外
側端には、下向きに傾斜させた摺動部21A−1,21
A'−1と突設し、かつ、他方の下側締付板部21B,2
1B'にの外側端には、上向き内部方向に傾斜させた摺
動部21B−1,21B'−1(21B'−1は図2に示
す)を突設している。
【0019】上記締付具12は上面部12aと両側部1
2b,12cとを備えた略倒コ字形状で、上面部12a
の中心にボルト穴24を穿設し、かつ、該ボルト穴24
の回りの四隅には4つの脚部貫通穴25を上記ターミナ
ル本体11の凹部22の位置に対応させて設けている。
【0020】また、上面部12aの両端より垂直方向に
突設した両側部12b,12cには、図示のように、中
央部に下端開口の切欠部26,27を設け、これら切欠
部26,27の左右両側端面に水平方向に対向する上下
2段の下方向に向けて拡がったテーパ面26a,26b,
26a',26b',27a,27b,27a',27b'を形
成し、これらテーパ面26a〜27b'の連続部分は突
出面26c,26c',27c,27c'としている。
【0021】上記回転防止部材13は、矩形状のヘッド
部13aに円環状のボルト頭部外嵌穴28を穿設すると
共に、ヘッド部13aの底面隅部より脚部29を下方に
向けて突設している。上記ボルト頭部外嵌穴28の内径
は、ボルト14の頭部14aの外形より僅かに大きく設
定し、該ボルト頭部外嵌穴28の内部でボルト頭部14
aを回転自在としている。
【0022】また、上記脚部29は、上記締付具13の
脚部貫通穴25に挿通可能とし、かつ、脚部29の先端
を上記ターミナル本体11の凹部22に挿入して係止で
きるように、夫々の位置および外形を対応させている。
【0023】上記バッテリー・ターミナル10は、図2
に示すように、バッテリー・ポスト2への取付前に仮止
め状態としており、該仮止め状態で回転防止部材13の
脚部29は、上記締付具12の脚部貫通穴25に挿入
し、該締付具12の切欠部26、27の上縁26d、2
7dから締付板部21Aに当接する間の寸法がL1とな
るように突出させている。
【0024】上記ボルト14は、軸部14bを回転防止
部材13のボルト頭部外嵌穴28と締付具12のボルト
穴24に貫通して、ナット15に螺着するようにしてい
る。また、ボルト14の軸部14bの上方には、リング
取付溝14cを設け、ボルト穴24を通過後に、該リン
グ取付溝14cに上記リング16を組み付け、ボルト1
4を緩めて上昇させた時に、締付具12を連動して上昇
させるようにしている。
【0025】かつ、上記ボルト14は、上記バッテリー
・ターミナル10の仮止め状態で、上記回転防止部材1
3のヘッド部13aよりボルト頭部14aを露出させて
おり、この露出高さをL2としている。この露出した高
さL2は、上記回転防止部材13の脚部29を締付具1
2の内部に突出させた長さL1と同一(L1=L2)とし
ている。
【0026】上記ナット15は、上側の締付板部21
A,21A'と下側の締付板部21B,21B'の間で、か
つ、ネジ穴15aを右側の締付板部21A,21Bと左側
の締付板部21A',21B'の間の隙間Sに位置するよ
うに介在させている。
【0027】次に、上記構成のバッテリー・ターミナル
10のバッテリー・ポスト2への組付工程を説明する。
バッテリー・ターミナル10は、バッテリー・ポスト2
への取付前に、図2に示すように、締付具12のテーパ
面26a〜27b'を上方よりターミナル本体11の摺
動部21A−1〜21B'−1に当接させる。次いで、
ボルト14の軸部14bを締付具12のボルト穴24に
上方より貫通させ、締付板部21A〜21B'の内部に
介在するナット15に螺着する。次いで、締付具12の
脚部貫通穴25に回転防止部材13の脚部29を貫通さ
せ、ヘッド部13aをボルト頭部14aに外嵌し、上記
脚部29の下端をターミナル本体11の凹部22に挿入
してバッテリー・ターミナル10の仮止め状態とする。
尚、回転防止部材13は、ボルト14の取付前に締付具
12に取り付けておいても良い。
【0028】上記仮止め状態では、回転防止部材13の
ヘッド部13aは、ボルト頭部14aの下端部を外嵌し
ているが、ボルト頭部14aを長く設定しているため、
ヘッド部13aにより囲まれないボルト頭部14aの長
さは比較的大きい。
【0029】また、締付具12の両側部12bと12c
はターミナル本体11の締付板部21A〜21B'の外
端部分の摺動部21A−1〜21B'−1に摺動自在に
当接している。尚、切欠部26,27は同様であるた
め、切欠部27の詳細な説明は省略する。
【0030】上記仮止め状態において、両側の締付板部
21Aと21A'、21Bと21B'との間には空隙Sが
あり、これら締付板部21A〜21B'と連続した電極
嵌合部20Aと20Bの自由端側は広い開口状態となっ
ている。よって、上記仮止め状態のバッテリー・ターミ
ナル10をバッテリー・ポスト2へ外嵌する作業を容易
に行うことが出来る。
【0031】次に、図3(A)に示すように、ボルト頭部
14aにインパクトレンチ30を取り付ける。その際
に、ボルト頭部14aは、回転防止部材13のヘッド部
13aにより囲まれていない部分が大きいため、インパ
クトレンチ30を嵌合することが出来る。
【0032】上記ボルト頭部14aに取り付けたインパ
クトレンチ30により、ボルト14を垂直上方より下向
きに締め付けていく。この締付動作で上記締付具12が
下向きに移動して、切欠部26のテーパ面26a〜26
b'が左右締付板部21A〜21B'より外側に突出した
摺動部21A−1〜21B'−1を内側方向に押圧す
る。
【0033】上記締付具12の下降により、上記締付板
部21A〜21B'はナット15を介して相対的に上方
に移動し、この締付板部21A〜21B'の上昇により
上側の締付板部21A,21A'に係止する脚部29を備
えた回転防止部材13が連動して上昇する。
【0034】上記ボルト14の締付作業を続け、バッテ
リー・ターミナル10がバッテリー・ポスト2へ完全固
定した状態では、図3(B)に示すように、上側締付板部
21A,21A'が締付具12の切欠部26,27の上面
に当接する。この状態で、回転防止部材13のボルト頭
部外嵌穴28とボルト頭部14aの上面とが、上記L1
=L2の関係により略面一となる。よって、インパクト
レンチ30がボルト頭部14aから強制的に離脱され、
ボルト14の締め付けが出来ないようにしている。
【0035】このように、ボルト14による垂直方向の
締付力は、締付具12のテーパ面26a〜27b'を介
して水平方向に変換され、左右両側の締付板部21Aと
21A'、21Bと21B'とが互いに近接する方向に移
動し、連続した電極嵌合20A,20Bの自由端を閉鎖
方向に締め付ける。よって、電極嵌合部20Aと20B
はバッテリー・ポスト2の外周面に圧接され、バッテリ
ー・ターミナル10はバッテリー・ポスト2に接続固定
される。
【0036】一方、上記バッテリー・ターミナル10で
は、回転防止部材13の脚部29を締付具12の脚部貫
通穴25に挿通し、ターミナル本体11の凹部22に差
し込んでいるだけなので、引き抜くことにより容易に取
り外すことが出来る。よって、バッテリー・ターミナル
10をバッテリー・ポスト2から取り外す際には、上記
回転防止部材13を取り外してボルト頭部14aを露出
させ、該ボルト頭部14aにインパクトレンチ30を係
合してボルト14を緩め、バッテリー・ターミナル10
をバッテリー・ポスト2から取り外す。
【0037】尚、本考案のバッテリー・ターミナルは上
記構成に限られず、例えば、回転防止部材の脚部の下端
をターミナル本体に凹部を設けて固定しているが、該凹
部を設けず、上側の締付板部の上面に当接させるだけで
も良い。
【0038】さらに、上記回転防止部材は、矩形状のヘ
ッド部の角部より脚部を突設して形成しているが、この
形状に限定されない。即ち、バッテリー・ターミナルが
バッテリー・ポストに完全な固定状態となると、回転防
止部材の一部がボルト頭部の上端外周に位置してボルト
からインパクトレンチを強制的に離脱させる構成であれ
ば良い。
【0039】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
のバッテリー・ターミナルは、バッテリー・ポストへの
取付時に、インパクトレンチによりボルトを締め付け、
完全な固定状態になると回転防止部材の上端面がボルト
頭部の外周部上端に位置するため、ボルトからインパク
トレンチを強制的に離脱させる。よって、組立ラインで
トルク管理の施されていないインパクトレンチを使用し
てバッテリー・ターミナルをバッテリー・ポストへ取り
付けても、過剰な締付力をボルトに付加することが無
い。そのため、過剰な締付力によるバッテリー・ターミ
ナル自体の回転が生じない。
【0040】また、本考案のバッテリー・ターミナル
は、ボルトがインパクトレンチから離脱した時に完全な
固定状態となるように設定しているので、締付作業が容
易に行え、かつ、締付不足による接触不良を防止するこ
とが出来る。
【0041】さらに、ボルトの過剰な締め付け、およ
び、締め付け不足等の問題を考慮に入れずに締付作業を
行うことが出来るので、作業性の向上を図ることが出来
る。かつ、締付作業の経験不足により、部品を損傷させ
ない等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のバッテリー・ターミナルの組立前の
状態を示す斜視図ある。
【図2】 バッテリー・ターミナルの組立後の状態を示
す正面図である。
【図3】 (A)はボルトの締付前、(B)は締付後を示す
正面図である。
【図4】 (A)は従来のバッテリー・ターミナルを示す
斜視図、(B)は(A)の動作説明用の断面図である。
【符号の説明】
2 バッテリー・ポスト 10 バッテリー・ターミナル 11 バッテリー本体 12 締付具 13 回転防止部材 14 ボルト 14a ボルト頭部 15 ナット 24 ボルト穴 25 脚部貫通穴 26,27 切欠部 26a,26a',26b,26b',27a,27a',27
b,27b' テーパ面 28 ボルト頭部外嵌穴 29 脚部 30 インパクトレンチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状電極嵌合部の自由端に夫々連続し
    て形成した2つ折り形状の左右締付板部を備えたターミ
    ナル本体と、 上記左右締付板部の上下両側部の間に介在させたナット
    と、 上面部と両側部とからなる倒コ字形状で、両側部に下広
    がりのテーパ面を有する切欠部を設けると共に、上面部
    にボルト穴と脚部貫通穴とを設けた締付具と、 ボルト頭部外周面に外嵌するヘッド部と、該ヘッド部よ
    り垂下する脚部を備えた回転防止部材を備え、 上記ターミナル本体の左右締付板部の外端面に、上記締
    付具のテーパ面を当接させると共に上面部を左右締付板
    部の上方に配置した状態で、左右締付板部に締付具を外
    嵌し、 上記締付具の上部に上記回転防止部材を載置し、該回転
    防止部材の脚部を締付具の脚部貫通穴に貫通させて、そ
    の下端をターミナル本体の締付板部の上面に配置し、 上方より上記回転防止部材のヘッド部および締付具の上
    面部を通してボルトを上記ナットに仮止めし、該仮止め
    状態で、ボルト頭部の上端面と上記回転防止部材のヘッ
    ド部との間の寸法と、上記締付具の切欠部の上縁から上
    記締付板部に当接する間の回転防止部材の脚部の寸法と
    を同一としておき、 この状態で、上記円環状電極嵌合部をバッテリーポスト
    に外嵌して、上記ボルトを上記ナットに締め付けること
    により、上記締付具を垂直方向に下降させてテーパ面に
    より締付板部を互いに近接する水平方向に移動させて電
    極嵌合部の自由端を閉鎖するようにし、かつ、上記ボル
    ト締め時に締付具の下降に対して相対的に上昇する締付
    板部と連動して上昇する上記回転防止部材の先端が、ボ
    ルト締め終了時点でボルト頭部の上端外周面に位置して
    ボルト自動締付工具を離脱させる構成としているバッテ
    リー・ターミナル。
JP8411992U 1992-12-07 1992-12-07 バッテリー・ターミナル Expired - Lifetime JP2591442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8411992U JP2591442Y2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 バッテリー・ターミナル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8411992U JP2591442Y2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 バッテリー・ターミナル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0648164U JPH0648164U (ja) 1994-06-28
JP2591442Y2 true JP2591442Y2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=13821636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8411992U Expired - Lifetime JP2591442Y2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 バッテリー・ターミナル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591442Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015167107A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 住友電装株式会社 バッテリーターミナル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0648164U (ja) 1994-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2587000Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JP2600044Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JPH0668322U (ja) バッテリー・ターミナル
JP2574235Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JP2594027Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JP2591442Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JPH089917Y2 (ja) コネクタの固定構造
JPH1126054A (ja) バッテリーターミナル
JP2593283Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JP2582332Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JPH08256419A (ja) 電気接続箱の取付構造
JPH0739042A (ja) 電気接続箱の取付構造
JP2715360B2 (ja) 端 子
JP2600043Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JP2582331Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JPH0818248A (ja) 壁面設置型電子機器
JPH0345435Y2 (ja)
JP2558427Y2 (ja) 複合平型端子
JPH0311450Y2 (ja)
JPH0126044Y2 (ja)
JP2002164141A (ja) コネクタ取外し工具
JP2580974Y2 (ja) メタルコア基板とケースとの取付構造
JPH03564Y2 (ja)
JPH0579030U (ja) ナット
KR200260922Y1 (ko) 볼트용가체결기구

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981124

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term