JP4614477B2 - 半導体素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子及びその製造方法に係り、特に集積回路用螺旋形インダクタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路を構成するために、トランジスタ、抵抗、インダクタ等の個別素子を使用する必要がある。インダクタはその構造が他の素子よりも複雑であるため、製造が容易ではない。
【0003】
図15乃至図18は、従来技術によるインダクタ製造方法を説明するための斜視図であって、米国特許第3,614,554号(発明の名称:“Miniaturized Thin Film Inductors For Use In Intergrated Circuits”、出願番号第770,375号)に開示されたものである。
【0004】
即ち、図15に示すように、半導体基板10に集積回路のコレクタ13を設計に従い形成した後、基板の表面を第1絶縁層12で覆い、コレクタ13と接続する導電性のコレクタターミナル15を形成し、インダクタを構成する第1乃至第8下部導電線14a−14hを金属物質で形成する。次いで、図16に示すように、それら第1乃至第8下部導電線14a−14hの形成された基板の表面を覆うように酸化膜16を形成し、それら第1乃至第8下部導電線14a−14hと直交するようにバー(bar)18を磁気物質(magnetic material)で形成する。
【0005】
次いで、図17に示すように、バー18の形成された基板の表面を覆うように第2絶縁層20を形成し、それら第1乃至第8下部導電線14a−14hの一端を露出させる第1乃至第8コンタクトホール22a、22hとそれら第1乃至第8下部導電線14a−14hの他端を露出させる第9乃至第15コンタクトホール24b−24hを第2絶縁層20に形成する。
【0006】
次いで、図18に示すように、それらコンタクトホールが埋め立てられるように酸化膜16上に金属物質層を形成しこれをパターニングして、第1コンタクトホール22aを通じて第1下部導電線14aの一端と連結され、第9コンタクトホール24bを通じて第2下部導電線14bの他端と連結される第1上部導電線26aと、第2コンタクトホール22bを通じて第2下部導電線14hの一端と連結され、第10コンタクトホール24cを通じて第3下部導電線14cの他端と連結される第2上部導電線26bと、第3コンタクトホール22cを通じて第3下部導電線14cの一端と連結され、第11コンタクトホール24dを通じて第4下部導電線14dの他端と連結される第3上部導電線26cと、第4コンタクトホール22dを通じて第4下部導電線14dの一端と連結され第12コンタクトホール24cを通じて第5下部導電線14eの他端と連結される第4上部導電線26dと、第5コンタクトホール22eを通じて第5下部導電線14eの一端と連結され第13コンタクトホール24fを通じて第6下部導電線14fの他端と連結される第5上部導電線26cと、第6コンタクトホール22fを通じて第6下部導電線14fの一端と連結され第14コンタクトホール24gを通じて第7下部導電線14gの他端と連結される第6上部導電線26fと、第7コンタクトホール22gを通じて前記第7下部導電線14gの一端と連結され第15コンタクトホール24hを通じて第8下部導電線14hの他端と連結される第7上部導電線26gと、第8下部導電線14hの一端と連結される外部信号の印可のための金属パッド30と、をそれぞれ形成する。
【0007】
このとき、第1乃至第8下部導電線14a−14hと第1乃至第7上部導電線26a−26gは一つのインダクタコイルを構成する。
【0008】
図19は、図18のa−a′線に沿って切断した断面図であって、従来のインダクタの一断面を図示する。図中、図15乃至図18で説明した図面符号と同一な符号は同一部材を意味する。
【0009】
第2下部導電線14bの一端には第2上部導電線26bが連結され、他端には第1上部導電線26aが連結されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術では、まず、インダクタコイルの導電線の線幅を微細にする場合、酸化膜16と第2絶縁層20の厚さは一定となるが、以下のような理由により磁気インダクタンスL値が減少する。
【0011】
比透磁率μS 、断面積Sの磁気物質にN回だけ巻回されたインダクタコイル(inductor coil)の場合、電流Iがインダクタコイルに沿って流れると磁界Hが発生し、このときの磁気誘導(self inductance)Lは式(1)のように表わされる。
【0012】
L=NμO μS HS/I 式(1)
二つのインダクタが構成される場合、相互インダクタンスは式(2)のように表わされる。式(2)でiは電流、Vは電圧、Φは磁束密度、nは巻線数をそれぞれ示す。
【0013】
21=n2 Φ21/i1, M21=M12 =m,V1/V2=i2/i1 式(2)
式(1)によると、磁気誘導Lはインダクタコイル内部の断面積Sに比例するが、このインダクタコイル内部の断面積Sは、バー18と並んでいる方向の半導体基板10の長さをaとし、コンタクトホールの垂直方向長さをb(図19のb参照)とした時、S=a×bとなる。
【0014】
このとき、上述の米国特許第3,614,554号によると、長さaはインダクタが占めるデザイン上の大きさに係り、長さbは酸化膜16と第2絶縁層20との厚さの和により決定される。しかし、長さbの値は酸化膜16と第2絶縁層20の厚さを一定にしてもインダクタコイルの状態に従い異なり、インダクタコイルを構成する下部導電線と上部導電線の線幅を、例えば0.5μm以下に微細にする場合、長さbの値は前記線幅に相対的に従属されて制限を受け、これは結果的にL値を低下させる要因として作用する。
【0015】
又、磁界の変化を均一に維持することができない。
【0016】
これは、米国特許第3,614,554号に記述されたインダクタコイルが円形に巻き取られた状態でないためである。即ち、インダクタコイルが円形でない場合、コイルが曲がった部分(例えば、図19のI参照)で急激な磁界の変化が発生して磁界の連続的な変化を作ることができないためである。
【0017】
このような問題点を解決するため本発明の目的は、磁気インダクタンス値を容易に増加させ、磁界の変化を均一に維持し得る集積回路用螺旋形インダクタ及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、半導体基板上に形成された絶縁層と、前記絶縁層に形成された半円形状の溝と、前記溝上に形成された円柱形状の絶縁体と、前記絶縁体と前記溝との間に形成された複数の下部導電線及び前記絶縁体上にそれら下部導電線と接触するように形成された上部導電線からなったスプリング形状のインダクタと、を備えたことを特徴とする。(参考例)
【0019】
それら複数個の下部導電線は、溝の長手方向に沿って所定間隔を置いて斜めに配列され、各下部導電線は前記溝を横切るように形成され、それら上部導電線は溝の長手方向に沿って所定間隔を置いて前記下部導電線と反対方向に斜めに配列され、各上部導電線は前記溝を横切って形成される。且つ、前記各上部導電線は下部導電線の中のいずれか一つの一端と該一端に隣接して配置された他の下部導電線の他端とを連結するように形成される。それら下部及び上部導電線は不純物のドープされた多結晶シリコン及びタングステンのような導電物質よりなる。(参考例)
【0020】
前記半導体基板はシリコン基板及びガリウム砒素のような化合物半導体基板中の何れか一つであることが好ましく、前記上部導電線と連結される部分を除外した全ての下部導電線の表面は酸化膜及び窒化膜のような酸化防止膜で二重被覆され、前記溝の下部導電線の間は、スピンオングラス(SOG)のような物質で埋め立てることが好ましい。(参考例)
【0021】
又、前記目的を達成するため本発明による集積回路用インダクタを具備した半導体素子の製造方法は、半導体基板上に形成された絶縁層に半円形状の溝を形成する工程と、前記溝上に所定間隔を置いて複数の下部導電線を形成する工程と、前記下部導電線の形成された前記溝と基板上部に円柱形状の絶縁体を形成する工程と、前記絶縁体上にそれら下部導電線と接触する複数の上部導電線を形成する工程と、を備えることを特徴とする。(参考例)
【0022】
このとき、前記溝を形成する工程は、前記絶縁層上に窒化膜を形成する段階と、前記窒化膜上に溝の形成されるべき部分の前記窒化膜を露出させるように感光膜パターンを形成する段階と、前記感光膜パターンをマスクとして前記窒化膜を食刻して溝の形成されるべき部分の前記絶縁層を露出させる段階と、前記露出された前記絶縁層を食刻する段階と、からなる。前記絶縁層を食刻する段階は、等方性食刻方式、又は異方性食刻と等方性食刻とを混合した方式中何れか一つの方式で行う。(参考例)
【0023】
前記下部導電線は、所定間隔を置いて溝の長手方向に斜めに配列され、各下部導電線は前記溝を横切るように形成される。(参考例)
【0024】
前記下部導電線を形成する工程と絶縁体を形成する工程との間に、それら各下部導電線の表面に絶縁膜を形成する工程、前記絶縁膜の形成された基板の全面を酸化防止膜で覆う工程、及び前記溝の下部導電線の間をCMP又はエッチバック工程により埋立物で埋め立てる工程を追加して備えることが出来る。(参考例)
【0025】
前記溝と基板の表面とに絶縁体を形成する工程は、基板の全面に前記溝を完全に埋め立てる程の厚さに酸化可能な物質を積層する段階、及び酸化可能な物質を酸化させて溝と基板の上部とに絶縁体を形成する段階よりなる。(参考例)
【0026】
前記溝と基板の表面とを酸化可能な物質で充填させる工程は、基板の全面の前記溝を完全に埋め立てるほどの厚さに酸化可能な物質を積層する段階、及び前記酸化可能な物質をCMP又はエッチバック工程を用いて前記溝のみに充填されるようにする段階よりなり、前記酸化可能な物質は多結晶シリコンと非シリコン中の何れか一つである。(参考例)
【0027】
又、本発明は、半導体基板上に形成された半円形状の溝と、前記溝上に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、マグネティックコアを第2絶縁膜で覆った円柱形状の絶縁体と、前記絶縁体前記第1絶縁膜との間に形成された複数個の下部導電線と前記絶縁体上に前記下部導電線と接触するように形成された複数個の上部導電線とからなるスプリング形状のインダクタと、を備える半導体素子を提供しようとするものである。
【0028】
それら下部及び上部導電線はアルミニウム又は銅のような低抵抗導電物質で形成し、前記基板と下部導電線との間、且つ下部導電線と上部導電線との間に絶縁のための絶縁膜として酸化膜がそれぞれ形成され、前記マグネティックコアは酸化膜で完全に覆われる。
【0029】
そして、本発明は、半導体基板に半円形状の溝を形成する工程と、前記溝上に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上に所定間隔を置いて複数個の下部導電線を形成する工程と、前記下部導電線の形成された前記溝にマグネティックコアを第2絶縁膜で覆った円柱形状の絶縁体を形成する工程と、前記絶縁体上に前記下部導電線と接触するよう複数個の上部導電線を形成する工程と、を備える半導体素子の製造方法を提供することを特徴とする。
【0030】
前記溝を形成する工程は、前記基板上にバッファ用酸化膜を形成する段階と、前記酸化膜上にシリコン窒化膜及び高温酸化膜を形成する工程と、前記高温酸化膜、シリコン窒化膜、及びバッファ用酸化膜を食刻してトレンチを形成する工程と、基板の全面に酸化膜を形成する工程と、この酸化膜を湿式食刻して半円形状の溝を形成する工程と、前記高温酸化膜、シリコン窒化膜、及びバッファ用酸化膜を除去する工程と、を包含する。
【0031】
前記下部導電線を形成する段階は、基板の全面に酸化膜を形成する工程と、前記酸化膜上に導電性物質を形成する工程と、前記導電線物質をパターニングして前記溝の長手方向に沿って所定間隔に配列される複数個の下部導電線を形成する工程と、からなる。それら上下部導電線はアルミニウム又は銅のような低抵抗物質からなる。
【0032】
前記マグネティックコアを形成する工程は、前記下部導電線の形成された基板上の絶縁膜に酸化膜、磁性物質、及びキャッピング酸化膜を順次形成する工程と、前記磁性物質をパターニングして前記溝にマグネティックコアを形成する工程と、前記マグネティックコアの両方側に酸化膜からなるスペーサを形成してマグネティックコアを酸化膜で囲む工程と、を包含する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
図1(A),(B)は、それぞれ本発明の方法により製造されたインダクタを具備した半導体素子の断面図及び平面図で、断面図(A)は平面図(B)のa−a′線に沿って切断したものである。
【0035】
本発明に係るインダクタの第1実施形態は、半導体基板30上の絶縁層32に形成された半円柱形状の溝38と、この溝38の長手方向に沿って所定間隔を置いて斜めに前記溝38を横切るように配列された下部導電線40(40a−40g)と、溝38上部に形成された円柱形状の絶縁体50及び平坦な基板上に形成された絶縁体52と、それら下部導電線40中隣接する二つの下部導電線の一端と接触部Aを通じて連結されるようにそれら下部導電線40と反対方向に斜めに溝38の長手方向に沿って所定間隔を置いて溝38を横切るように形成された上部導電線54a−54fと、絶縁体52と下部導電線上部に形成されたマグネティックコア47と、を包含する。
【0036】
又、本発明のインダクタは、接触部Aを除いた下部導電線40の表面上に形成された酸化膜42、接触部Aを除いた基板の全面に形成された酸化防止膜44、溝38に埋め立てられた埋立層46、及び上部導電線54を包含した基板の全面に形成された保護膜56を包含する。
【0037】
このとき、それら下部導電線は半円形状の溝38を横切る一番短い線と並行するように所定間隔を置いて配列されるものでなく、斜めに所定間隔を置いて配列される。そして、それら上部導電線54はそれら下部導電線40と反対方向に斜めに所定間隔を置いて配列され、隣接する二つの下部導電線の一端にそれぞれ接触される。即ち、第1上部導電線54aは第1下部導電線40aの一端と第2下部導電線40bの一端とに接触部Aを通じてそれぞれ接触する。第2上部導電線54bは第2下部導電線40hの他端と第3下部導電線40cの一端とに接触部Aを通じてそれぞれ接触する。残りの上部導電線54c−54fは前述の方法と同様に形成される。
【0038】
従って、それら下部導電線と上部導電線とは、従来と異なってその連結部位が円形になった螺旋形コイルをなすことがわかる。
【0039】
本発明は、前記下部及び上部導電線を不純物のドープされた多結晶シリコン又はタングステンのような導電物質で形成し、半導体基板30としてはシリコン基板又はガリウム砒素のような化合物基板を使用する。
【0040】
従って、本発明のインダクタによると、(1)磁気インダクタンス値が上部導電線と下部導電線とを連結するためのコンタクトホールの垂直方向の長さにより左右されず、絶縁体50の厚さにより左右されるから、螺旋形コイルを構成する導電線の線幅により磁気タンダクタンス値が相対的に従属するという従来の問題点を解決することができる。(2)下部導電線と上部導電線の全てが円柱形状の絶縁体を囲む形態になり、従来とは異なって円形のコイルを形成できるため、コイルの曲がった部分(例えば図19(I)参照)で急激な磁界の変化が発生し、磁界の連続的な変化を作ることが出来なかった従来の問題点を解決することができる。
【0041】
図2乃至図7は、本発明によるインダクタを具備した半導体素子の製造方法を説明するための図であって、各図の(A)は断面図、(B)は平面図をそれぞれ示す。
【0042】
まず、図2(A),(B)は、半導体基板30に半導体インダクタの螺旋形コイル部分を形成するため半円形状の溝38を形成した後の断面図であって、シリコン又はガリウム砒素のような化合物からなる半導体基板30上に、例えば、10,000Å程の厚さの酸化物を塗布して第1絶縁層32を形成する。
【0043】
次いで、第1絶縁層32上にシリコン窒化膜34を、例えば、1,500Å程の厚さに形成し、この窒化膜34上に半円柱形状の溝の形成されるべき領域のシリコン窒化膜34を露出させるように感光膜パターン36を形成した後、この感光膜パターン36をマスクとしてシリコン窒化膜34を食刻して半円柱形状の溝の形成されるべき領域の第1絶縁層32を露出させ、露出された第1絶縁層32を食刻して円形状の溝38を形成する。半円形状の溝38は螺旋形の半導体インダクタが形成される部分である。このとき、第1絶縁層32を等方性食刻方法、又は異方性食刻と等方性食刻とを混合した方法により食刻して溝38を形成する。
【0044】
図3(A),(B)は、下部導電線40及びマグネティックコアを形成した後の図を示す。即ち、感光膜パターン36とシリコン窒化膜34とを除去し、溝38を包含する基板の全面に、例えば不純物のドープされた多結晶シリコン(doped Poly−Si)またはタングステンのような導電物質を蒸着する。次いで、通常の方法により導電物質をパターニングしてインダクタの下部導電線40を形成し、このとき、下部導電線40は溝38を横切って形成される。次いで、それら下部導電線40上に約150Åの厚さを有する緩衝用酸化膜42を形成する。このとき、酸化膜42は下部導電線40の表面を酸化させて形成するか、酸化膜42を蒸着するか又は成長させて形成する。次いで、基板の全面に、例えば窒化物のような酸化防止膜44を約500Å程度の厚さに蒸着し、溝38内のそれら下部導電線40の間の空間に埋立層46を形成する。例えばシリコン−オングラスSOGのような流動性物質を溝38内の下部導電線40が埋め立てられるように約2000Åの厚さに形成した後エッチバックして下部導電線40の間の空間に埋立層46を形成する。その後、基板全面に例えば磁性物質又は導電物質などのコア物質を1000Åの厚さに形成した後、湿式又は乾式方法によりパターニングして溝38の内部のみにマグネティックコア47を形成する。
【0045】
図4(A),(B)は、半円形溝38に酸化可能な物質を埋め立てて基板を平坦化させた後の図を示す。即ち、基板の全面に亘って、例えば多結晶シリコン又は非晶質シリコン(armorphos silicon)のような酸化可能な物質を、例えば、10000Å程の厚さに形成し、化学物理的ポリシング(CMP)又はエッチバック(etchback)のような工程を行って基板を平坦化させる。このとき、酸化防止層44及び埋立層46が露出されるまで前記酸化可能な物質を食刻し、この酸化可能な物質48は半円形溝38の凹んだ部分に形成された第1酸化部48aとその他の部分に形成された第2酸化部48bとに分けられる。
【0046】
図5(A),(B)は酸化可能な物質48a,48bを酸化させて厚い絶縁体50を形成した後の図を示す。ポリシリコン又は非晶質シリコンのような酸化可能な物質48a,48bを酸化させると、シリコンが酸化されながらその体積が膨張して厚い酸化膜50が形成される。シリコンの体積膨張時に厚い部分では酸化膜が厚く成長し、薄い部分では相対的に薄く成長するため、凹んだ溝38にはその厚さが相対的に厚い円柱形態の絶縁体が形成される。即ち、第1酸化部には円柱の絶縁体50が形成され、平らな第2酸化部には絶縁体50よりもその厚さの薄い周辺絶縁体52が形成される。
【0047】
このとき、酸化防止層44は酸化されないため、露出された状態を維持する。
【0048】
図6(A),(B)は、上部導電線(図示されず)と下部導電線40とを連結するための接触部を形成した後の図である。まず、絶縁体50及び周辺絶縁体52の形成された基板の全面を湿式食刻することにより、図5で言及した酸化工程時に酸化防止層(図6の符号44)上に形成された酸化膜(図示されず)を除去し、下部導電線40上の酸化防止膜44と酸化膜42を除去して下部導電線を露出させ、下部導電線40の両端を露出させて接触部Aを形成する。このとき、埋立層46も一部食刻されて除去される。
【0049】
図7の(A),(B)は、上部導電線54を形成した図であって、ドーピングされた多結晶シリコン又はタングステンのような導電性物質を接触部Aを介して下部導電線40と接触するように基板の全面に形成し、前記導電物質を通常の方法によりパターニングして溝の長手方向に沿って所定間隔を維持する上部導電線54を形成する。このとき、それら上部導電線54は下部導電線40a−40gと反対方向に傾けて溝38を横切って形成され、上部導電線54a−54fの両端が隣接する二つの下部導電線の対応する一端と接触部Aを介して接触するように形成される。
【0050】
以後、上部導電線54の形成された化合物基板の全面に絶縁物質を塗布して層間絶縁層56を形成し、下部導電線40と上部導電線54とからなった円筒形コイルを電気的に保護する。
【0051】
このとき、図7の(B)を参照すると、第1下部導電線40aの一端は第1上部導電線54aの一端と連結され、第1上部導電線54aの他端は第2下部導電線40bの他端と連結される如く、第1乃至第7下部導電線40a−40gが第1乃至第6上部導電線54a,54fとずれる形状にそれぞれ連結されることがわかる。
【0052】
又、接触部Aを介して連結された下部導電線と上部導電線とから形成されるコイルは円柱形絶縁体50により角の形成される部分のない螺旋形に形成されることがわかる。
【0053】
つぎに、本発明の第2の実施形態によるインダクタについて説明する。
【0054】
本発明の第2の実施形態による半導体インダクタは、図8(A)を参照すると、半導体基板60上に形成された半円形状の溝67と、溝67の長手方向に沿って所定間隔を置いて斜めに溝67を横切るように配列された下部導電線71;71a−71gと、下部導電線71の表面が所定部分露出されるように下部導電線71を包含した基板60全面に形成された酸化膜72と、溝67上部の酸化膜72上に形成されたマグネティックコア75と、下部導電線71中隣接する二つの下部導電線の一端と接触部Cを通して連結されるように下部導電線71と反対方向に斜めに溝67の長手方向に沿って所定間隔を置いて溝67を横切るように形成された上部導電線80(80a−80f)と、を包含する。
【0055】
又、本発明の半導体インダクタは、マグネティックコア75と上部導電線80とを包含する基板全面に形成された保護膜82を更に包含する。
【0056】
このとき、下部導電線は、図8(B)の符号71a−71gに参照されるように、半円形状の溝67を横切る一番短い線とずれるように形成された複数の導電線から構成され、それら上部導電線は、図8(B)の符号80a−80fに参照されるように、下部導電線の中で何れか一つの一端とこの一端に隣接して配置された下部導電線の他端とを連結するように複数の導電線から構成されている。従って、図8(A),(B)を参照した時、それら下部導電線と上部導電線とは、従来と異なり円形のコイルを構成することがわかる。
【0057】
上部導電線と連結される部分を除外した下部導電線の表面には酸化膜72が被覆されている。
【0058】
本発明ではそれら下部及び上部導電線を不純物のドープされた多結晶シリコン又はタングステンのような導電物質で形成し、半導体基板60としてシリコン基板又はガリウム砒素のような化合物基板を使用する。
【0059】
従って、本発明に係るインダクタによると、(1)磁気インダクタンス値が上部導電線と下部導電線とを連結するためのコンタクトホールの垂直方向の長さにより左右されることなく、絶縁体50の厚さにより左右されるため、螺旋形コイルを構成する導電線の線幅に磁気インダクタンス値が相対的に従属されるという従来の問題点を解決することができる。(2)下部導電線と上部導電線の全てが円柱形状の絶縁体を囲み、従来と異なり円形のコイルを形成できるため、コイルの曲がった部分(例えば図19(I)参照)で急激な磁界の変化が発生して磁界の連続的な変化を作り得なかった従来の問題点を解決することができる。
【0060】
図9乃至図14は、本発明によるインダクタを具備した半導体素子の製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図を示し、(B)は平面図をそれぞれ示す。
【0061】
図9(A),(B)と図10(A),(B)とは、半導体基板に半導体インダクタの螺旋形コイル部分を形成するための半円形状の溝を形成する工程を示す図である。図9(A)と図10(A)とは、図9(B)のa−a′線に沿って切断した断面図と、図10(B)のa−a′線に沿って切断した断面図とを示している。シリコン又はガリウム砒素のような化合物になった半導体基板60上にバッファ用酸化膜62を、例えば500Å程の厚さに成長させ、その上部にシリコン窒化膜64と高温酸化膜66とを例えば7000Å程の厚さに形成する。次いで、半円形状の溝を形成するため感光膜パターン(図示されず)を用いて高温酸化膜66、シリコン窒化膜64、及び酸化膜62を食刻し、連続して基板60を3乃至6μmの厚さに食刻してトレンチ67aを形成する。
【0062】
半円形状の溝を形成するため図示されていないが、トレンチ67a内部に酸化膜を成長させた後除去し、酸化膜を1μmの厚さに形成した後湿式食刻して除去し、高温酸化膜66、シリコン窒化膜64、及びバッファ用酸化膜62を除去して基板60上に半円形状の溝67を形成する。
【0063】
図10(A),(B)は、下部導電線を形成した後の図である。高温酸化膜66、シリコン窒化膜64、及び酸化膜62を除去した後、溝67を具備した基板上に後続工程で形成されるインダクタとの絶縁のため酸化膜68を2000Åの厚さに成長させ、ドープされたポリシリコン膜又はタングステン、アルミニウム、銅のような抵抗の低い導電物質70を約2μ程の厚さに形成する。
【0064】
図11(A),(B)は、下部導電線を形成した後の図である。感光膜パターン(図示されず)を用いて導電物質70をパターニングして下部導電線71(71a−71g)を形成する。このとき、下部導電線71は第1実施形態と同様に溝67の長手方向に沿って所定間隔を置いて傾いて形成され、溝67を横切って形成される。
【0065】
インダクタコイル内部の絶縁のための酸化膜72を5000Åの厚さに形成し、マグネティックコアを形成するためフェライトのような磁性物質又は導電物質などのコア物質74を酸化膜72上に形成した後、CMP工程を進行してコア物質を平坦化させる。平坦化されたコア物質72上にキャッピング酸化膜76を約5000Åの厚さに形成する。
【0066】
図12(A),(B)は、マグネティックコアを形成した後の断面図である。
【0067】
感光膜パターン(図示されず)を用いてキャッピング酸化膜76とコア物質74とをパターニングしてマグネティックコア75を形成し、酸化膜を5000Å程の厚さに形成した後異方性食刻してスペーサ78を形成することにより、マグネティックコア75が酸化膜72,76,78により完全に遮断される。
【0068】
図13(A),(B)は、上部導電線を形成した後の図である。まず、酸化膜72を食刻してコンタクトホールCを形成し、下部導電線71の両方側を露出させる。前記下部導電線と同様な導電物質で上部導電線80(80a−80f)を形成する。
【0069】
このとき、上部導電線80を下部導電線71と反対方向に傾けて溝67を横切って形成し、上部導電線80の両端が隣接する二つの下部導電線の対応する一端とコンタクトホールを介して接触されるように形成する。
【0070】
以後、前記導電線80を形成された化合物の基板全面に絶縁物質を塗布して保護膜に使用される層間絶縁層82を形成した後金属配線84を形成する。この時、金属配線84はインダクタが一定した値を有する場合、下部配線の両端のみに形成し、インダクタ値が一定でない値を有する場合、下部配線毎に形成することもできる。
【0071】
このとき、第1下部導電線71aの一端は第1上部導電線80aの一端と連結され、第1上部導電線80aの他端は第2下部導電線71bの他端と連結されるような方法により第1乃至第7下部導電線71a−71gが第1乃至第6上部導電線80a−80fとずれるように連結されることがわかる。
【0072】
又、コンタクトホールを通じて連結された下部導電線71と上部導電線80からなるコイルは角の形成された部分のない螺旋形に形成されることがわかる。
【0073】
図14(A),(B)は、本発明の第3の実施形態によるインダクタの断面図及び平面図である。二つの溝67を形成してそれぞれの溝に上部導電線80(80a−80g)、80′(80a′−80g′)と下部導電線71(71a−71g)、71′(71a′−71g′)からなるインダクタを形成する。
【0074】
本発明は前記実施形態に限定されず、多くの変形が本発明の技術的思想内で該当分野で通常の知識を有したものにより可能なことは明白である。
【0075】
【発明の効果】
前述のように本発明は、インダクタを螺旋形に形成することにより、磁界の変化を均一に維持し、絶縁体の厚さと導電線の配置密度とを自由に調節することができるため、磁気インダクタンスを容易に増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの構成図で、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの構成図で、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態による集積回路用インダクタの製造方法を説明するための図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図15】従来の半導体素子のインダクタ製造方法を説明する斜視図である。
【図16】従来の半導体素子のインダクタ製造方法を説明する斜視図である。
【図17】従来の半導体素子のインダクタ製造方法を説明する斜視図である。
【図18】従来の半導体素子のインダクタ製造方法を説明する斜視図である。
【図19】図11のb−b′線に沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
30:半導体基板
32:第1絶縁層
38:溝
40:下部導電線
42:酸化膜
44:酸化防止膜
47:マグネティックコア
50:絶縁体
54:上部導電線
56:層間絶縁層

Claims (16)

  1. 半導体基板上に形成された半円形状の溝と、
    前記溝上に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に形成され、マグネティックコアを第2絶縁膜で覆った円柱形状の絶縁体と、
    前記絶縁体前記第1絶縁膜との間に形成された複数個の下部導電線と前記絶縁体上に前記下部導電線と接触するように形成された複数個の上部導電線とからなるスプリング形状のインダクタと、
    を備えることを特徴とする半導体素子。
  2. 前記複数個の下部導電線は、前記溝の長手方向に沿って所定間隔を置いて斜めに配列され、前記各下部導電線は前記溝を横切るように形成され、それら複数の上部導電線は前記溝の長手方向に沿って所定間隔を置いて前記下部導電線と反対方向に斜めに配列され、前記各上部導電線は前記溝を横切って形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  3. 前記各上部導電線は、前記下部導電線中の一つの一端とこの一端に隣接して配置された他の下部導電線の他端とを連結するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  4. 前記下部及び上部導電線は、アルミニウム又は銅のような低抵抗導電物質で形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  5. 前記半導体基板は、シリコン基板又はガリウム砒素のような化合物半導体基板中の何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  6. 前記基板と前記下部導電線との間、および前記下部導電線と前記上部導電線との間には絶縁のための絶縁膜として酸化膜がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  7. 前記マグネティックコアは、酸化膜で完全に覆われることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  8. 前記インダクタの形成された基板上に層間絶縁膜が更に形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  9. 半導体基板に半円形状の溝を形成する工程と、
    前記溝上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に所定間隔を置いて複数個の下部導電線を形成する工程と、
    前記下部導電線の形成された前記溝にマグネティックコアを第2絶縁膜で覆った円柱形状の絶縁体を形成する工程と、
    前記絶縁体上に前記下部導電線と接触するよう複数個の上部導電線を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体素子の製造方法。
  10. 前記溝を形成する工程は、前記基板上にバッファ用酸化膜を形成する段階と、
    前記酸化膜上にシリコン窒化膜と高温酸化膜とを形成する工程と、
    前記高温酸化膜、シリコン窒化膜、及びバッファ用酸化膜を食刻してトレンチを形成する工程と、
    基板の全面に酸化膜を形成する工程と、
    この酸化膜を湿式食刻して半円形状の溝を形成する工程と、
    前記高温酸化膜、シリコン窒化膜、及びバッファ用酸化膜を除去する工程と、
    を包含することを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  11. 前記下部導電線を形成する段階は、
    基板の全面に酸化膜を形成する工程と、
    前記酸化膜上に導電線物質を形成する工程と、
    前記導電線物質をパターニングして前記溝の長手方向に沿って所定間隔に配列される複数の下部導電線を形成する工程と、
    からなることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  12. 前記下部導電線は、所定間隔を置いて前記溝の長手方向に斜めに配列され、前記各下部導電線は前記溝を横切るように形成されることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
  13. 前記下部導電線は、アルミニウム又は銅のような低抵抗物質からなることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
  14. 前記マグネティックコアを形成する工程は、
    前記下部導電線の形成された基板上に絶縁膜として酸化膜、磁性物質、及びキャッピング酸化膜を順次形成する工程と、
    前記磁性物質をパターニングして前記溝にマグネティックコアを形成する工程と、
    前記マグネティックコアの両側に酸化膜からなるスペーサを形成して前記マグネティックコアを酸化膜で囲む工程と、
    を包含することを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  15. 前記上部導電線は、所定間隔を置いて前記溝の長手方向に沿って前記下部導電線とは反対に斜めに配列され、前記各上部導電線は前記溝を横切るように形成されることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  16. 前記下部導電線は、アルミニウム又は銅のような低抵抗物質でなることを特徴とする請求項15に記載の半導体素子の製造方法。
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