JP4797980B2 - 薄膜トランスおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、渦巻き状の薄膜コイルが互いに対向してなる薄膜トランスとその製造方法に関する。
シリコンなどの半導体基板上に形成される薄膜トランスは、そのコイルが薄膜形成技術をもって形成されるため、小型化が可能なトランスとして知られ、半導体集積デバイスなどを構成する素子のひとつである。ここで、コイルには導電性配線(導体または半導体)が用いられ、コイルの形状は、コイルの長さ(または面積)当たりのインダクタンスを大きく、すなわち、大きなQ値(Q=ωL/R、ω:角周波数、L:相互インダクタンス、R:コイル抵抗)を確保するために、渦巻き状(平面コイル状)に形成される。このようにして形成された薄膜トランスの一例を図5に示す。
図5は、従来の薄膜トランスの構成図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は要部断面図である。同図(a)ではシリコン酸化膜12は省略されている。またコイル導体13、14は簡単のために厚みは省略して描いている。
薄膜トランスはシリコン基板11上に厚さが0.1〜2μmのシリコン酸化膜12aが形成され、その表面側にアルミや銅などからなる導電性の金属材料がスパッタリング法または真空蒸着法などにより、厚さが1〜5μmの金属膜として形成されている。この後、金属膜は、リソグラフィーで第1コイル導体13の渦巻きパターンを転写し、エッチングの工程を経て、幅が10〜100μm、配線間隔(コイル導体間の距離)が10〜100μmの第1コイル導体13が形成され、この第1コイル導体13を渦巻き状にして1次コイルを形成する。第1コイル導体13のピッチWはコイル導体の幅と配線間隔を合わせたもので第2コイル導体14のピッチも同じである。
次に、その表面側に厚さが0.1〜3μmのシリコン酸化膜12bを形成した後に、第1コイル導体13と同様な方法によって第2コイル導体14を厚さ1〜5μmで第1コイル導体13の直上に同一パターンで形成して2次コイルとし、この2次コイルの表面側に厚さが1〜2μmのシリコン酸化膜12cを形成する。このようにして、シリコン酸化膜12に埋め込まれた第1コイル導体13、第2コイル導体14で構成される薄膜トランスが形成される。
次に、第1コイル導体13の両端および第2コイル導体14の両端を電気的に接続が可能とする端子を形成するために、第1、第2コイル導体13、14の上部のシリコン酸化膜12cをリソグラフィーおよびエッチングの工程により除去し、薄膜トランスを形成する。図5の薄膜トランスにおいて、1次、2次コイルのコイル巻数は共に4であり、また、2次コイルを1次コイルに対して上下方向に対向させて同一パターンで形成する。
このような構成の薄膜トランスは、例えば、1次コイルの両端に電流を流し、この電流に変化を与えると、1次コイルの周囲に発生している磁界が変化するため、2次コイルの両端に電位差が生じ、2次コイルに起電力が生じる。ここで、2次コイルに発生する誘導起電力(誘導電流)は、2次コイルの巻数に比例する。
また、1次コイルの巻数が多ければその周囲に発生する磁界が強調されるため、大きな起電力を誘導させることができる。
このように、相互インダクタンスの効果により起電力を得る薄膜トランスにおいては、1次、2次コイル相互のコイル巻数が増大すれば、各コイル線による磁界が強調されるため、インダクタンス量が増加し、結合係数としても大きくなるので、1次コイルから2次コイルへのエネルギー変換の効率が向上する。
また、特許文献1によると、平面インダクタなどに代表される磁気素子内の平面コイルを作成する際に、あらかじめ作製すべきコイル導体幅と等しい幅のスペースをとるようなパターンを作製しておき、それに基づいて下地表面にコイル導体を形成し、その後にコイル導体部分の表面全体を覆うように薄い絶縁層を形成し、最後に残りのスペース部分を金属材料で埋めて、コイルを製作することで、隣接するコイル導体間の絶縁膜の厚さを非常に薄くすることができて、高いQ値を有する平面インダクタを製作できることことが開示されている。
また、特許文献2によると、磁性膜上にコイル導体間スペースを構成する絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜をコイル導体間スペースの形状にパターニングする工程と、この絶縁膜のパターンを導体膜が選択的に成長できるように表面改質する工程と、この絶縁膜のパターンの隙間に選択的に導体膜を充填してコイル導体を形成する工程と、全面に絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜上に磁性膜を形成する工程で平面型磁気素子を製造することで、コイル導体間スペースの幅を小さくでき、かつ十分な厚さのコイル導体を有する高性能の平面型磁気素子を非常に簡単なプロセスで製造できる方法が開示されている。
特開平5−6832号公報 特開平6−77072号公報
しかしながら、上述の図5の構造の薄膜トランスにおいては、1次コイルおよび2次コイルの巻数を増大させると薄膜トランス自体の面積が大きくなり、トランスの小型化を図る上で支障となるという問題がある。また、コイル巻数の増大はコイル線の長大化につながり、特に薄膜コイルにおいては、その抵抗値が一般的な導線の抵抗値に比して非常に大きいため、コイル線の長大化による抵抗値の増大がエネルギー損失の増大、すなわち、エネルギー変換効率の目安となるQ値の低下を招来する可能性があるという問題がある。
このように、従来の薄膜トランスにおいては、そのエネルギー変換効率の向上を目的としたコイル巻数の増大とトランスの小型化とがトレードオフの関係にあり、また、コイル巻数の増大がエネルギー変換効率の低下を招く可能性が指摘されている。
また、前記の特許文献1、2では薄膜インダクタについての開示はあるが、薄膜トランスに関する具体的な記述はされていない。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、占有面積を拡張することなく、エネルギー変換効率を容易に向上できる薄膜トランスとその製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、支持基板と、該支持基板上に形成された第1絶縁膜と、該第1絶縁膜に形成された細長状の溝と、該溝の側壁に形成された第1コイル導体と、該溝内に第2絶縁膜を介して形成され前記第1コイル導体と対向するように形成された第2コイル導体と、を備える構成とする。
また、前記支持基板が半導体基板もしくは絶縁基板であるとよい。
また、前記溝の平面形状が、渦巻き状(平面スパイラル状)であるとよい。
また、前記第1コイル導体が前記溝の側壁および底面に形成されるとよい。
また、前記絶縁膜が、シリコン酸化膜、ポリイミド膜もしくはレジスト膜のいずれかであるとよい。
また、前記第1コイル導体および前記第2コイル導体のそれぞれの端部にパッド電極が接続する構成とする。
また、支持基板上に第1絶縁膜を形成し、該第1絶縁膜に細長状の溝を形成する工程と、
前記溝内を含む前記第1絶縁膜上に第1金属膜を形成する工程と、
該第1金属膜を異方性エッチングで除去し、前記溝の側壁に前記第1金属膜を残し第1コイル導体を形成する工程と、
前記溝を残して第1金属膜を第2絶縁膜で被覆する工程と、
前記第2絶縁膜上を第2金属膜で被覆し前記溝内を該第2金属膜で充填する工程と、
前記第2絶縁膜をストッパ層としてCMP法で前記溝内を充填した前記第2金属膜を残し、その他の箇所の前記第2金属膜を除去して、第2コイル導体を形成する工程と、
を備える製造方法とする。
また、支持基板上に第1絶縁膜を形成し、該第1絶縁膜に細長状の溝を形成する工程と、
前記溝内を含む前記第1絶縁膜上に第1金属膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜をストッパ層としてCMP法で前記溝の側壁と底面の前記第1金属膜を残しその他の箇所の前記第1金属膜を除去して第1コイル導体を形成する工程と、
表面と、溝内の前記第1金属膜を第2絶縁膜で被覆する工程と、
前記第2絶縁膜上を第2金属膜で被覆し前記溝内を該第2金属膜で充填する工程と、
CMP法で前記溝内を充填した前記第2金属膜を残し、その他の箇所の前記第2金属膜を除去して、第2コイル導体を形成する工程と、
を備える製造方法とする。
また、前記支持基板が半導体基板であり、前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜がシリコン酸化膜であるとよい。
また、前記第2コイル導体を形成した後、表面を第3絶縁膜で被覆し、該第3絶縁膜にコンタクトホールを形成し、前記第1コイル導体の端部および第2コイル導体の端部とコンタクトホールを介して接続するパッド電極を形成する工程を備えるとよい。
この発明によれば、渦巻き状の薄膜トランスにおいて、支持基板上の絶縁膜に溝を形成して、その溝内に1次コイルおよび2次コイルを形成することによって、占有面積を増加することなく、エネルギー変換効率の向上ができる。
実施の形態を以下の実施例で説明する。
図1は、この発明の第1実施例の薄膜トランスの構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX1−X1線で切断した要部断面図である。同図(a)は、同図(b)のX2−X2線で切断した要部平面図である。
半導体基板であるシリコン基板1上に形成したシリコン酸化膜によりなる絶縁膜2、5、7(これらの番号はシリコン酸化膜にも付す)内に渦巻き状(平面スパイラル状)の1次コイルを構成する第1コイル導体4、2次コイルを構成する第2コイル導体6が互いに横方向に対向するように形成する。これは絶縁膜2に形成した渦巻き状の溝3内に第1コイル導体4と第2コイル導体6を形成することで得られる。表面には保護膜であるシリコン窒化膜8が被覆される。第1コイル導体4の幅は2.5μm、厚さは0.5μmであり、第2コイル導体6の幅は2.5μmで厚さは1μmである。第1コイル導体4と第2コイル導体6の間隔は0.2μmで、渦巻きの間隔は1μmである。第1、第2コイル導体4、6は例えば銅で形成する。また、本実施例では、絶縁膜2はシリコン酸化膜であるがポリイミド膜やレジスト膜などであってもよい。本発明品ではコイル導体4、6の幅は垂直方向となり、占有面積に影響するのはコイル導体4、6の厚さである。
図5に示す従来の薄膜トランスを上記のコイル諸元で製作した場合は、従来品では、コイル導体のピッチWは、コイル導体の幅+コイル導体同士の間隔(渦巻き間隔)=2.5μm+1μm=3.5μmである。
一方、本発明品の場合は、第1コイル導体4(又は第2コイル導体6)のピッチTは、第1コイル導体4の厚さ(1μm)×2+第2コイル導体6の厚さ+第1、第2コイル導体4、6の間隔(0.2μm)×2+渦巻き間隔=1μm+1μm+0.4μm+1μm=3.4μmとなり従来品の方が占有面積が同程度となるが、第1、第2コイル導体4、6の重なりが大きくなる分、従来品よりQ値が大きくなる。
また、エネルギー変換効率を高めるために、絶縁膜2の膜厚を厚くして溝を深くすることでコイル導体の幅を広くして、エネルギー変換効率を容易に高めることができる。ただし、そのときの絶縁膜2としてはシリコン酸化膜より膜厚を大きくできるポリイミド膜やレジスト膜などを用いるとよい。
また、前記シリコン基板1は支持基板の役割をしているので、絶縁膜2にポリイミド膜やレジスト膜を用いる場合などは、シリコン基板以外に、例えば、フェライトなどの絶縁性磁性基板やプラスチックスなどの絶縁基板を用いても構わない。絶縁性磁性基板を用いると磁束密度が高まりエネルギー変換効率をシリコン基板などより高めることができる。
図2は、図1の薄膜トランスの製造方法を示す工程図であり、同図(a)〜同図(c)は工程順に示した要部製造工程断面図である。
シリコン基板1表面側にCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって厚さが3μmのシリコン酸化膜2を形成し、リソグラフィーおよびエッチングによって、幅2.4μm、間隔1μm、深さ2.5μmの渦巻き状の溝3を形成する。続いて、スパッタリング法によって、厚さが0.5μmの銅をシリコン酸化膜3上に形成し、異方性のドライエッチングによって、銅をエッチングして、溝3内の側壁の銅を残し底部の銅と溝以外の箇所の銅を除去し、1次コイルを構成する第1コイル導体4を形成する(同図(a))。
次に、CVD法によって、厚さが0.2μmのシリコン酸化膜5で表面を被覆し、スパッタリング法によって、厚さが0.5μmの銅をシリコン酸化膜5上に形成し、溝3内のシリコン酸化膜5で被覆された凹部10を銅で充填し、シリコン酸化膜5をストッパ層としてCMP法によって凹部10に充填された銅以外を除去し、凹部10の銅を残して2次コイルを構成する第2コイル導体6を形成する(同図(b))。
次に、CVD法によって、厚さが1μmのシリコン酸化膜7を形成し、リソグラフィーおよびエッチングによって図示しない箇所の1次コイルおよび2次コイルのコンタクトホールを形成し、スパッタリング法により、チタンを形成しその上に厚さが1μmのアルミを形成する。続いて、リソグラフィーおよびエッチングによって、1次コイルおよび2次コイルの図示しないパッド電極を形成し、CVD法によって、厚さが1μmのシリコン窒化膜8を形成する。このシリコン窒化膜8は薄膜トランスの表面保護膜となる。続いて、リソグラフィーおよびエッチングによって、図示しないパッド電極部を開口する(同図(c))。
このようにして形成された渦巻き状の1次コイル、2次コイルのコイル導体4、6は溝3内で2次コイルの両側に1次コイルが対向するように形成されるので、1次コイルと2次コイルの重なりが大きくなり伝達効率が向上し、相互インダクタンスが高くなり、Q値が向上して前記したようにエネルギー変換効率を高めることができる。
この構造においては、コイル導体4、6の基板垂直方向(図面の上下方向)の長さ(コイル導体4、6の幅に相当する)を長くすることで、1次コイルと2次コイルの重なりが大きくなり、面積を増加することなくQ値を向上することが可能となる。また、コイル導体の基板垂直方向の長さを長くすることで、1次コイルおよび2次コイルの断面積が増加し、コイル抵抗が減少する効果もある。
図3は、この発明の第2実施例の薄膜トランスの構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX1−X1線で切断した要部断面図である。同図(a)は、同図(b)のX2−X2線で切断した要部平面図である。
図1との違いは、溝3の底部にも第1コイル導体9となる銅膜を形成した点である。こうすることで、第1コイル導体9の抵抗値を図1の薄膜トランスの第1コイル導体4よりも小さくできて、エネルギー変換効率を高めることができる。
図4は、図3の薄膜トランスの製造方法を示す工程図であり、同図(a)〜同図(c)は工程順に示した要部製造工程断面図である。
シリコン基板1表面側にCVD法によって厚さが3μmのシリコン酸化膜2を形成し、リソグラフィーおよびエッチングによって、渦巻き状に幅2.4μm、間隔1μm、深さ2.5μmの溝3を形成する。続いて、スパッタリング法によって、厚さが0.5μmの銅をシリコン酸化膜2上に形成し、CMP法で溝3以外の銅を除去し、溝3内の側壁と底部の銅を残して、1次コイルを構成する第1コイル導体9を形成する(同図(a))
次に、CVD法によって、厚さが0.2μmのシリコン酸化膜5で表面を被覆し、スパッタリング法によって、厚さが0.5μmの銅をシリコン酸化膜5上に形成し、溝3内のシリコン酸化膜5で被覆された凹部10を銅で充填し、シリコン酸化膜5をストッパとしてCMP法によって凹部10に充填された銅以外を除去し、凹部10の銅を残して2次コイルを構成する第2コイル導体6を形成する(同図(b))。
次に、CVD法によって、厚さが1μmのシリコン酸化膜7を形成し、リソグラフィーおよびエッチングによって1次コイルおよび2次コイルの図示しないコンタクトホールを形成し、スパッタリング法により、チタンを形成し、その上に厚さが1μmのアルミを形成する。続いて、リソグラフィーおよびエッチングによって、1次コイルおよび2次コイルの図示しないパッド電極を形成し、CVD法によって、厚さが1μmのシリコン窒化膜8を形成する。このシリコン窒化膜8は薄膜トランスの表面保護膜となる。続いて、リソグラフィーおよびエッチングによって、図示しないパッド電極部を開口する(同図(c))。
図1は、この発明の第1実施例の薄膜トランスの構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX1−X1線で切断した要部断面図 図1の薄膜トランスの製造方法を示す工程図であり、(a)〜(c)は工程順に示した要部製造工程断面図 この発明の第2実施例の薄膜トランスの構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX1−X1線で切断した要部断面図 図3の薄膜トランスの製造方法を示す工程図であり、(a)〜(c)は工程順に示した要部製造工程断面図 従来の薄膜トランスの構成図であり、(a)は斜視図、(b)は要部断面図
符号の説明
1 シリコン基板
2、5、7 絶縁膜(シリコン酸化膜にも同一番号を付す)
3 溝
4、9 第1コイル導体
6 第2コイル導体
8 シリコン窒化膜
10 凹部
T ピッチ

Claims (10)

  1. 支持基板と、該支持基板上に形成された第1絶縁膜と、該第1絶縁膜に形成された細長状の溝と、該溝の側壁に形成された第1コイル導体と、該溝内に第2絶縁膜を介して形成され前記第1コイル導体と対向するように形成された第2コイル導体と、を備えることを特徴とする薄膜トランス。
  2. 前記支持基板が半導体基板もしくは絶縁基板であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランス。
  3. 前記溝の平面形状が、渦巻き状であることを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランス。
  4. 前記第1コイル導体が前記溝の側壁および底面に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄膜トランス。
  5. 前記絶縁膜が、シリコン酸化膜、ポリイミド膜もしくはレジスト膜のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランス。
  6. 前記第1コイル導体および前記第2コイル導体のそれぞれの端部にパッド電極が接続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄膜トランス。
  7. 支持基板上に第1絶縁膜を形成し、該第1絶縁膜に細長状の溝を形成する工程と、
    前記溝内を含む前記第1絶縁膜上に第1金属膜を形成する工程と、
    該第1金属膜を異方性エッチングで除去し、前記溝の側壁に前記第1金属膜を残し第1コイル導体を形成する工程と、
    前記溝を残して第1金属膜を第2絶縁膜で被覆する工程と、
    前記第2絶縁膜上を第2金属膜で被覆し前記溝内を該第2金属膜で充填する工程と、
    前記第2絶縁膜をストッパ層としてCMP法で前記溝内を充填した前記第2金属膜を残し、その他の箇所の前記第2金属膜を除去して、第2コイル導体を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする薄膜トランスの製造方法。
  8. 支持基板上に第1絶縁膜を形成し、該第1絶縁膜に細長状の溝を形成する工程と、
    前記溝内を含む前記第1絶縁膜上に第1金属膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜をストッパとしてCMP法で前記溝の側壁と底面の前記第1金属膜を残しその他の箇所の前記第3金属膜を除去して第1コイル導体を形成する工程と、
    表面と、溝内の前記第1金属膜を第2絶縁膜で被覆する工程と、
    前記第2絶縁膜上を第2金属膜で被覆し前記溝内を該第2金属膜で充填する工程と、
    CMP法で前記溝内を充填した前記第2金属膜を残し、その他の箇所の前記第2金属膜を除去して、第2コイル導体を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする薄膜トランスの製造方法。
  9. 前記支持基板が半導体基板であり、前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜がシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項7または8に記載の薄膜トランスの製造方法。
  10. 前記第2コイル導体を形成した後、表面を第3絶縁膜で被覆し、該第3絶縁膜にコンタクトホールを形成し、前記第1コイル導体の端部および第2コイル導体の端部とコンタクトホールを介して接続するパッド電極を形成する工程を備えることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の薄膜トランスの製造方法。
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