JP4613786B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、可変動弁機構を備えた内燃機関に関する。
特許文献1には、クランク軸に同期し回転する駆動軸と、駆動軸に固定された駆動カムと、吸気弁を開閉作動する揺動カムと、駆動カムと揺動カムとを連係する伝達機構と、伝達機構の姿勢を変化させる制御カムを有する制御軸と、制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、制御軸の作動角に応じた出力を発生する作動角センサと、を有し、イングニッションスイッチのOFF時、エンジン始動時、エンスト時、機関運転条件に基づく目標作動角が最小作動角あるいは最大作動角である状態のいずれかである場合に、制御軸を回転可能範囲の最小角度位置または最大角度位置に突き当てるべく、アクチュエータを制御し、このときの作動角センサの出力を基準位置出力として学習し、基準位置出力に基づいて作動角センサの出力から作動角を検出する可変バルブ機構が開示されている。
特開2003−41955号公報
しかしながら、この特許文献1においては、制御軸の最小作動角と最大作動角の学習を行い作動角センサの出力値の補正を行うことはできるものの、運転中に制御軸の最大作動角を学習することはないので、フリクション、冷却に伴う潤滑部位での潤滑油の流れ等、実際に制御軸を最大作動角側で使用する条件下で最大作動角の学習を行われず、制御軸の最大作動角の学習性能(制御軸の最大作動角を学習する条件)が悪化してしまう虞がある。
そこで、本発明は、アクチュエータにより制御軸を回転させることによって吸気弁のバルブリフト量を連続的に可変可能な可変動弁機構と、制御軸の回転角度位置を検知可能な制御軸回転角度位置検出手段と、を有する内燃機関において、制御軸を回転可能範囲の最小回転角度方向に回転限界位置まで回転させ、制御軸の最小回転角度の位置学習を行った際に、この最小回転角度方向の回転限界位置であり、リフト量が最小となる位置である制御軸の最小回転角度における制御軸回転角度位置センサの出力値と、前回学習された制御軸の最小回転角度に相当する制御軸回転角度位置センサの出力値との偏差が所定値を超えた場合に、制御軸の回転可能範囲の最大回転角度方向の回転限界位置であり、リフト量が最大となる位置である制御軸の最大回転角度の位置学習が許可され、制御軸最大回転角度の位置学習が許可されると、エンジン運転中の所定タイミングでアクチュエータを駆動し、制御軸最大回転角度の位置学習を行うことを特徴としている。
本発明によれば、運転中(機関回転中)に制御軸の最大回転角度位置の学習を行うため、フリクションや冷却に伴う潤滑部位での潤滑油の流れ不足などの影響を最小限に抑えることができ、学習精度を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態の内燃機関は、1気筒あたりそれぞれ2つの吸気弁と排気弁を備えた多気筒内燃機関に適用され、多気筒中、特定気筒の両吸気弁と両排気弁に設けられている。以下、吸気弁側について説明するが、排気弁側も構造的には同様になっている。
すなわち、この内燃機関は、図1,図2に示すようにシリンダヘッド11に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられた一対の吸気弁12,12のバルブリフト量を可変にする可変動弁機構である作動機構10を備えている。具体的には、作動機構10は、吸気弁12のリフト・作動角を連続的に拡大・縮小させることが可能なものであって、シリンダヘッド11上部の軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸13と、駆動軸13に固設された偏心回転カムである1つの駆動カム15と、駆動軸13の外周面に揺動自在に支持されて、各吸気弁12,12の上端部に配設されたバルブリフター16,16に摺接して各吸気弁12,12を開作動させる揺動カム17,17と、駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,17の揺動力として伝達する伝達手段18とを備えている。また、この伝達手段18は、その作動位置が可変手段19によって可変制御されている。
駆動軸13は、機関前後方向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸から回転力が伝達されており、この回転方向は図1中反時計方向に設定されている。なお、駆動軸13は、高強度材で形成されている。
軸受14は、シリンダヘッド11の上端部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラケット14aと、メインブラケット14aの上端部に設けられて後述する制御軸32を回転自在に支持するサブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,14bが一対のボルト14c,14cによって上方から共締め固定されている。
駆動カム15は、カム本体15aの軸心Yが駆動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットしている。この駆動カム15は、図1に示すように駆動軸13の回転に伴って図中反時計方向(矢印方向)へ回転するようになっている。
バルブリフター16,16は、有蓋円筒状に形成され、揺動カム17,17が摺接する上面16a,16aが平坦状に形成されている。
揺動カム17,17は、図1に示すようにほぼ雨滴状を呈し、ほぼ円筒状の基端部20に駆動軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔20aが貫通形成されていると共に、一方の一端部のカムノーズ部21側にピン孔(図示せず)が貫通形成されている。また、揺動カム17の下面には、カム面22が形成されており、このカム面22は、基端部20側の基円面22aと基円面22aからカムノーズ部21側に円弧状に延びるランプ面22bとランプ面22bからカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂面22dに連なるリフト面22cとが形成されており、基円面22aとランプ面22b,リフト面22c及び頂面22dとが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター16の上面16a所定位置に当接するようになっている。
伝達手段18は、駆動軸13の上方に配置されたロッカアーム23と、ロッカアーム23の一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17とを連係するリンクロッド25とを備えている。
ロッカアーム23は、図1に示すように中央に有する筒状基部が支持孔23cを介して後述する制御カム33に回転自在に支持されている。また、筒状基部の外端部に突設された一端部23aには、ピン26が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、基部の内端部に夫々突設された他端部23bには、リンクロッド25の一端部25aと連結するピン27が嵌入するピン孔が形成されている。
また、リンクアーム24は、比較的大径な円環状の一端部である基端部24aと、基端部24aの外周面所定位置に突設された他端部である突出端24bとを備え、基端部24aの中央位置には、駆動カム15のカム本体15aの外周面にニードルベアリング43を介して回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されている一方、突出端24bには、ピン26が回転自在に挿通するピン孔が貫通形成されている。このピン26の軸心26aがロッカアーム23の一端部23aとの枢支点になっている。
さらに、リンクロッド25は、図1に示すようにロッカアーム23側が凹状のほぼく字形状に形成され、両端部25a,25bにはロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部21の各ピン孔に圧入した各ピン27,28の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔25c,25dが貫通形成されている。
尚、各ピン26,27,28の一端部には、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移動を規制する図外のスナップリングが設けられている。
そして、駆動カム15のカム本体15aとカム本体15aの外周面に嵌合するリンクアーム24の基端部24aの内周面24cとの間に、転がり軸受部材であるニードルベアリング43が介装されている。このニードルベアリング43は、円環状の保持器44と、保持器44に回転自在に保持された複数のニードルローラ45とから構成されている。
また、このニードルベアリング43は、図1に示すようにその全体がカム本体15aの外周面によって保持されいる。
可変手段19は、駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸32と、制御軸32の外周に固定されてロッカアーム23の揺動支点となる制御カム33とを備えている。
制御軸32は、図2に示すように、駆動軸13と並行に機関前後方向に配設されていると共に、一端部に設けられた電動アクチュエータ29によってウォーム歯車機構34を介して所定回転角度範囲内で回転するようになっている。
また、制御カム33は、円筒状を呈し、図に示すように軸心P1位置が肉厚部33aの分だけ制御軸32の軸心P2からα分だけ偏倚している。
さらに、制御軸32を回転制御する電動アクチュエータ29は、機関の運転状態を検出するコントローラ30からの制御信号によって駆動するようになっている。このコントローラ30は、マイクロコンピュータを内蔵し、クランク角センサによって検出された機関回転数(NE)やアクセル開度センサ、吸入空気温度センサ、車両のGセンサ、トランスミッションのギアポジションセンサなどの各種センサからの検出信号に基づいて現在の機関運転状態を検出すると共に、実バルブリフトと対応関係にある制御軸32の回転位置を検出するポテンショメータ31からの検出信号により電動アクチュエータ29に制御信号を出力している。
この制御軸32は、その外周に半径方向に突出する一対のストッパ51,51(一方は図示せず)が設けられている。これらストッパ51,51は、制御軸32周方向に互いにオフセットして配置されたものであって、制御軸32の回転可能範囲の上限位置と下限位置を機械的に規制するものである。そして、電動アクチュエータ29により制御軸32を回転させた際に、これらのストッパ51のうちの一方が図示せぬ固定部材に当接することで制御軸32の回転範囲が規制され、これにより最小リフト量及び最大リフト量が規定されるようになっている。
本実施形態のように、リフト・作動角を連続的に拡大・縮小制御する作動機構10を備えたエンジンにおいては、ポテンショメータ31で検出される制御軸32の回転角度を、目標とするリフト・作動角に対応する目標回転角度と一致するように制御するため、ポテンショメータ31のセンサ出力と制御軸32の実際の回転角度との相関にばらつきが生じないようにする必要がある。
そこで、本実施形態においては、制御軸32が最小回転角度(リフト量がゼロの位置)となった時のセンサ出力と、制御軸32が最大回転角度(リフト量が最大となる位置)となったときのセンサ出力と、を以下手順で学習し、これら基準位置(制御軸32の最小及び最大回転角度位置)のセンサ出力の学習を行うことで、ポテンショメータ31のセンサ出力と制御軸32の実際の回転角度との相関にばらつきが生じないようにする。
図3は、本実施形態における作動機構10の吸気弁12のリフト量の0位置、最大位置の位置学習の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップ(以後、Sと記す)11では、運転者によるエンジンキーオフよるイグニッションオフ時、エンスト(エンジンストップ)時、制御軸32の目標回転角度位置が最小回転角度の時、のいずれかの場合にはS12へ進み、いずれにもあてはまらない場合には今回のルーチンを終了する。すなわち、イグニッションオフ時、エンスト時、制御軸32の目標回転角度位置が最小回転角度の時、のいずれかの場合に制御軸32の最小回転角度位置の学習条件が成立しているとしてS12へ進む。
S12では、電動アクチュエータ29を駆動して、最小回転角度方向の回転限界位置に位置する最小回転角度側のストッパ51に上記固定部材(図示せず)が当接するまで、制御軸32を回転可能範囲の下限位置側に回転させる。そして、最小回転角度側のストッパ51に上記固定部材(図示せず)が当接したときのポテンショメータ31のセンサ出力値を制御軸32の最小回転角度でのセンサ出力値として学習する。尚、最小回転角度側のストッパ51に上記固定部材(図示せず)が当接させる方法としては、例えば、最小回転角度よりも小さい目標回転角度を設定することで実現できる。
尚、基本的には、この最小回転角度位置の学習値を用いて、制御軸32の回転可能範囲(最小回転角度位置から最大回転角度位置まで)のポテンショメータ31のセンサ出力値が補正され、センサ出力と制御軸32の実際の回転角度との相関にばらつきが生じないようにする。
S13では、制御軸32の最大回転角度位置の学習をする必要があるか、すなわち制御軸32の最大回転角度位置の学習条件が成立しているか否かを判定し、学習条件が成立している場合にはS14へ進み、最大回転角度位置の学習条件が成立していない場合には今回のルーチンを終了する。すなわち、S12で学習した最小回転角度位置におけるポテンショメータ31のセンサ出力値が、前回学習値に対して所定値以上大きくなった場合、あるいは予め設定された所定値以上の値をとるような場合に、最小回転角度位置におけるポテンショメータ31のセンサ出力値のズレが大きいと判定し、制御軸32の最大回転角度位置の学習を許可する。
S14では、アクセルON、すなわち運転者によってアクセルペダルが踏み込まれているか否かをを判定し、アクセルONであればS15へ進み、アクセルOFFであれば今回のルーチンを終了する。
S15では、吸入空気量が所定量以上になったか否かを判定、吸入空気量が所定量以上であればS16へ進み、吸入空気量が所定量未満であれば今回のルーチンを終了する。
S16では、機関回転数が所定値以上の高回転時であるか否かを判定し、機関高回転時であればS17へ進み、機関回転数が所定値未満の場合には、今回のルーチンを終了する。
つまり、S14〜S16は、制御軸32の最大回転角度位置の学習条件であり、本実施形態においては、アクセルON、所定量以上の吸入空気量及び所定回転数以上の機関回転数という3つの条件が成立しているときに、S17で制御軸32の最大回転角度位置を学習する。
S17では、電動アクチュエータ29を駆動して、最大回転角度方向の回転限界位置に位置する最大回転角度側のストッパ51に上記固定部材(図示せず)が当接するまで、制御軸32を回転可能範囲の上限位置側に回転させる。そして、最大回転角度側のストッパ51に上記固定部材(図示せず)が当接したときのポテンショメータ31のセンサ出力値を制御軸32の最大回転角度でのセンサ出力値として学習する。尚、最大回転角度側のストッパ51に上記固定部材(図示せず)が当接させる方法は、例えば、最大回転角度よりも大きい目標回転角度を設定することで実現できる。
以上説明してきたように、本実施形態においては、運転中(機関回転中)に制御軸32の最大回転角度位置の学習を行うため、可変動弁機構である作動機構10のフリクションや冷却に伴う潤滑部位での潤滑油の流れ不足などの影響を最小限に抑えることができ、学習精度を向上させることができる。
また、エンジン始動時、エンジン停止後に、制御軸32の最大回転角度位置の学習は行われないので、エンジン始動時、エンジン停止後に制御軸32の最大回転角度位置の学習を行う場合に比べて、作動機構10のリンク部分に生じる最大回転角度学習時のフリクションが相対的に小さくなる。
つまり、制御軸32の最大回転角度位置の学習を行う運転条件が、実際に制御軸32の回転角度が最大回転角度方向側に回転しているような運転条件となっているので、フリクション低減や電動アクチュエータ29の消費電力低減のために、作動機構10のリンク部分にベアリングを追加したり、潤滑油の供給を増加させる必要がなく、機関全体を相対的にコンパクトにすることができ、かつ相対的なコストの低減を図ることができる。
さらに、制御軸32の最小回転角度位置の学習を行った上で、制御軸32の最大回転角度位置学習の要否を判断しているため、運転性悪化の懸念がある制御軸32の最大回転角度位置の学習を行う回数を低減することができる。
尚、上述した実施形態において、制御軸の最大回転角度位置の学習条件は、アクセルON、所定量以上の吸入空気量及び所定回転数以上の機関回転数という3つの条件が同時に成立していることであったが、制御軸の最大回転角度位置の学習条件は、上述した実施形態の学習条件に限定されるものではなく、例えば、内燃機関の最高出力点を超えた場合に制御軸の最大回転角度位置の学習を行うようにしてもよい。
また、制御軸の最大回転角度位置の学習条件として、上述した実施形態以外の条件として、ポテンショメータ31の出力値から吸気弁のリフト作動角が大となっている場合、すなわち制御軸32の回転角度が最大回転角度側にある場合を加重条件の一つとして加えるようにしてもよい。この場合、制御軸32の回転角度がより確実に最大回転角度側にあることから、制御軸32の最大回転角度位置の学習精度が一層向上する。
そして、本願発明は、上述した連続的にリフト作動角が変化する可変動弁機構のみならず、2段あるいは3段といった有段階にリフト作動角が変化する可変動弁機構に対して適用することも可能である。
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) アクチュエータにより制御軸を回転させることによって吸気弁のバルブリフト量を連続的に可変可能な可変動弁機構と、制御軸の回転角度位置を検知可能な制御軸回転角度位置検出手段と、を有する内燃機関において、制御軸回転可能範囲の最大回転角度方向の回転限界位置である制御軸最大回転角度の位置学習が許可されると、エンジン運転中の所定タイミングでアクチュエータを駆動し、制御軸最大回転角度の位置学習を行う。これによって、運転中(機関回転中)に制御軸の最大回転角度位置の学習を行うため、フリクションや冷却に伴う潤滑部位での潤滑油の流れ不足などの影響を最小限に抑えることができ、学習精度を向上させることができる。
(2) 上記(1)に記載の内燃機関は、具体的には、制御軸最大回転角度の位置学習が許可された状態で、制御軸の回転角度が大となる運転条件のときに、制御軸を回転可能範囲の最大回転角度方向に回転限界位置まで回転させ、制御軸の最大回転角度の位置学習を行う。
(3) 上記(2)に記載の内燃機関は、具体的には、制御軸最大回転角度の位置学習が許可された状態で、当該内燃機関が最高出力点を超えた場合に、制御軸の最大回転角度の位置学習を行う。
(4) 上記(2)に記載の内燃機関は、具体的には、制御軸最大回転角度の位置学習が許可された状態で、機関回転数が所定値以上の高回転時となり、吸入空気量が所定値以上、アクセル開度が所定値以上となった場合に、制御軸の最大回転角度の位置学習を行う。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関は、制御軸を回転可能範囲の最小回転角度方向に回転限界位置まで回転させ、制御軸の最小回転角度の位置学習を行った際に、この最小回転角度方向の回転限界位置における制御軸回転角度位置センサの出力値と、前回学習された制御軸最小回転角度に相当する制御軸回転角度位置センサの出力値との偏差が所定値を超えた場合に、制御軸の最大回転角度の位置学習が許可される。これによって、運転性悪化の懸念がある制御軸の最大回転角度位置の学習を行う回数を低減することができる。
本発明に係る内燃機関の要部断面図。 本発明に係る内燃機関の要部斜視図。 本発明に係る内燃機関のリフト量の0位置、最大位置の位置学習の制御の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10…作動機構(可変動弁機構)
12…吸気弁
29…電動アクチュエータ
32…制御軸

Claims (3)

  1. アクチュエータにより制御軸を回転させることによって吸気弁のバルブリフト量を連続的に可変可能な可変動弁機構と、制御軸の回転角度位置を検知可能な制御軸回転角度位置検出手段と、を有する内燃機関において、
    制御軸を回転可能範囲の最小回転角度方向に回転限界位置まで回転させ、制御軸の最小回転角度の位置学習を行った際に、この最小回転角度方向の回転限界位置であり、リフト量が最小となる位置である制御軸の最小回転角度における制御軸回転角度位置センサの出力値と、前回学習された制御軸の最小回転角度に相当する制御軸回転角度位置センサの出力値との偏差が所定値を超えた場合に、制御軸の回転可能範囲の最大回転角度方向の回転限界位置であり、リフト量が最大となる位置である制御軸の最大回転角度の位置学習が許可され、
    制御軸最大回転角度の位置学習が許可されると、エンジン運転中の所定タイミングでアクチュエータを駆動し、制御軸最大回転角度の位置学習を行うことを特徴とする内燃機関。
  2. 制御軸最大回転角度の位置学習が許可された状態で、制御軸の回転角度が制御軸の最小回転角度位置よりも制御軸の最大回転角度位置側に位置する制御軸の回転角度が大となる運転条件のときに、制御軸を回転可能範囲の最大回転角度方向に回転限界位置まで回転させ、制御軸の最大回転角度の位置学習を行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 制御軸最大回転角度の位置学習が許可された状態で、機関回転数が所定値以上の高回転時となり、吸入空気量が所定値以上、アクセル開度が所定値以上となった場合に、制御軸の最大回転角度の位置学習を行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
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