JP2005220758A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動弁(吸・排気弁)の作動状態(バルブタイミング,バルブリフト量等)を変更する動弁機構を備えた内燃機関において、動弁作動状態を変更する機構部の摩耗を防止する。
【解決手段】可変バルブタイミング機構(VTC)が故障し、回転位相を検出するカム角センサが正常であって、該カム角センサで検出した回転位相が、ストッパで規制される最遅角位置または最進角位置であることを検出したときに、機関回転速度の上限値を通常より小さいフェールセーフ値に制限することにより、VTCの回転摺動部の面圧を下げて摩耗を防止する。
【選択図】 図21

Description

本発明は、動弁(吸・排気バルブ)のバルブタイミング、リフト量等を変化させる可変動弁機構を備えた内燃機関の制御装置に関する。
従来、可変バルブタイミング機構としてクランクシャフトに対する回転位相を変化させることで、動弁のバルブタイミングを変化させる構成のものが知られている(特許文献1参照)。
この種の可変バルブタイミング機構では、バルブスプリングの付勢力に抗して動弁を開弁するときとバルブスプリングの付勢力によって閉弁とするときとで逆向きに交互に生じるトルク(交番トルク)がカムシャフトを介して、前記回転位相を変化させる機構部に作用し、該機構部の回転位相変化により相対動する部品同士が前記交番トルクによって振動する。これにより、前記部品同士の隙間(回転摺動部)に潤滑油膜が形成され、該油膜によって機構部の潤滑及び摩耗保護が行われる。
特開平7−26917号公報
また、この種の可変バルブタイミング機構では一般に、動作範囲(回転位相の変更範囲)を制限し、また、動作位置の基準点とするためストッパ構造が設けられているが、運転中にストッパに当接すると、前記交番トルクを入力したときに、ストッパ方向への振動が規制され、前記潤滑油膜の形成が難しくなり、衝突部分等に偏摩耗などの不具合を生じる可能性がある。
また、動弁のリフト量を変化させる可変バルブリフト機構においても、該機構の制御軸部材が前記交番トルクにより振動し、該制御軸部材の回動範囲を制限するストッパが摩耗を生じるという不具合が生じる可能性がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、可変バルブタイミング機構の動作が規制された位置に維持される場合でも偏摩耗を防止できるようにすることを目的とする。
このため、請求項1に係る発明は、内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記可変動弁機構の故障を検出した時に、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする。
可変動弁機構が正常に動作するときは、回転位相を変更するため相対動する部品同士が交番トルクを入力されることにより振動し、この振動によって前記部品同士の隙間に潤滑油膜が形成されて良好な潤滑が行われる。ここで、前記部品同士の接触面圧は機関回転速度の増大に相関して増大し、上記のように潤滑油膜が良好に形成されるときは問題ないが、可変動弁機構が故障し前記ストッパ構造で規制される位置に制御され前記部品同士の振動が制限されて潤滑油膜が良好に形成されない場合は、接触面圧が増大すると油膜切れを生じやすくなり、被潤滑部分が偏摩耗する。また、機関回転速度が増大するほど、前記部品同士の振動速度、加速度が大きくなって、ストッパ同士の衝突によるストッパの摩耗が増大してしまう。
そこで、可変動弁機構の故障を検出したときは、機関回転速度の上限値を制限することにより、前記接触面圧の増大が抑制されて油膜切れが防止され、偏摩耗を防止できる。
また、請求項2に係る発明は、内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記動弁作動状態が前記ストッパ構造によって規制される限界位置にあることを検出したときに、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする。
このようにすれば、動弁作動状態(バルブタイミング,バルブリフト量)がストッパ構造で規制される限界位置(最遅角位置と最進角位置、最大リフト量と最小リフト量)にあるときは、動弁の作動状態を変更するため相対動する部品同士の振動が制限されて潤滑油膜が良好に形成されないので、この状態を検出したときに、機関回転速度の上限値を制限することにより、前記接触面圧の増大が抑制されて油膜切れが防止され、相対動する被潤滑部分の偏摩耗を防止でき、また、ストッパの摩耗も防止できる。
また、請求項3に係る発明は、内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記可変動弁機構の故障を検出し、かつ、前記動弁作動状態が前記ストッパ構造によって規制される限界位置にあることを検出したときに、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする。
可変動弁機構が故障していても動弁の作動状態が変更範囲を規制される限界位置にない場合もあり、また、作動状態が変更範囲を規制される限界位置ある場合でも、一時的であれば、相対動する被潤滑部分やストッパの摩耗の進行は避けられる。そこで、可変動弁機構の故障を検出し、かつ、前記動弁の作動状態がストッパ構造によって規制される限界位置にあることを検出したとき、つまり、該限界位置に長時間維持されるときに限定して、機関回転速度の上限値を制限することにより、運転性への影響を最小限に留めることができる。
図1は、実施形態における車両用内燃機関の構成図である。
この図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カムシャフト110に軸支されたカム111によって一定のリフト量及び作動角(開から閉までのクランク角)を保って開閉駆動されるが、吸気バルブ105は、可変バルブリフト機構112によってリフト量及び作動角が連続的に変えられるようになっている。なお、リフト量と作動角とは、一方の特性が決まれば他方の特性も決まるように同時に変えられる。
同じく吸気側には、前記クランクシャフトと吸気側カムシャフトとの回転位相差を連続的に可変制御して、吸気バルブ105のバルブタイミング(弁開閉タイミング)を進遅角する機構で構成される可変バルブタイミング機構201及び該吸気側カムシャフトの回転位置を検出するための吸気側カム角センサ202が吸気側カムシャフトの両端部に設けられる。上記のように、吸気バルブ105の異なる作動特性であるリフト量(作動角)とバルブタイミングとをそれぞれ変更する複数の可変動弁機構として、可変バルブリフト機構112と可変バルブタイミング機構201とを備える。
前記可変バルブタイミング機構201は、クランクシャフト120に対する吸気側カムシャフト134の回転位相を変化させることで、吸気バルブ105のバルブタイミングを変化させる機構であり、本実施形態では、後述するようなスパイラルラジアルリンク式の可変バルブタイミング機構を採用する。
尚、本実施形態では吸気バルブ105側にのみ可変バルブタイミング機構201を備える構成としたが、吸気バルブ105側に代えて、又は、吸気バルブ105側と共に、排気バルブ107側に可変バルブタイミング機構を備える構成であっても良い。
また、各気筒の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、エンジンコントロールユニット(ECU)114からの噴射パルス信号によって開弁駆動されると、所定圧力に調整された燃料を吸気バルブ105に向けて噴射する。
マイクロコンピュータを内蔵する前記ECU114には、各種センサからの検出信号が入力され、該検出信号に基づく演算処理によって、前記電子制御スロットル104,可変バルブタイミング機構201及び燃料噴射弁131を制御する。
前記各種センサとしては、アクセル開度を検出するアクセル開度センサAPS116、機関101の吸入空気量Qを検出するエアフローメータ115、クランクシャフト120からクランク角180°毎の基準クランク角信号REF(基準回転位置信号)と単位クランク角度毎の単位角度信号POSを取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、機関101の冷却水温度を検出する水温センサ119、吸気側カムシャフト134からカム角90°(クランク角180°)毎のカム信号CAM(基準回転位置信号)を取り出すカム角センサ202が設けられている。
尚、前記基準クランク角信号REFの周期、又は、単位時間当たりの単位角度信号POSの発生数に基づいて、ECU114において機関回転速度Neが算出される。
図2〜図4は、前記可変バルブリフト機構112の構造を詳細に示すものである。
図2〜図4に示す可変バルブリフト機構は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカムシャフト受14に回転自在に支持された中空状のカムシャフト13(駆動軸)と、該カムシャフト13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カムシャフト13の上方位置に同じカムシャフト受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。
上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカムシャフト挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカムシャフト13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
また、前記一対の偏心カム15は、カムシャフト13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカムシャフト挿通孔15cを介して圧入固定されていると共に、カム本体15aの外周面15dが同一のカムプロフィールに形成されている。
前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自存に支持されている。
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカムシャフト13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、リフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
前記制御軸16は、図10に示すような構成により、DCサーボモータ(アクチュエータ)121によってストッパで規定される最小角度位置と最大角度位置との間の所定回転角度範囲内で回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の作動角を前記アクチュエータ121で変化させることで、吸気バルブ105のリフト量及び作動角が連続的に変化する(図9参照)。
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。
一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、リフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、リフト量が大きくなる方向となっている。
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の回転角を検出するホールIC式の回転角センサ127が設けられており、該回転角センサ127で検出される実際の回転角が目標回転角に一致するように、前記コントロールユニット114が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。ここで、制御軸16の回転角制御によってリフト量と作動角とは同時に変えられるので、回転角センサ127は吸気バルブ105の作動角を検出すると同時にリフト量を検出するセンサである。
次に、前記可変バルブタイミング機構(VTC)201の構成を、図11〜図18に基づいて説明する。図11に示すように、前記吸気側のカムシャフト134と、このカムシャフト134の前端部に必要に応じて相対回動できるように組み付けられ、チェーン(図示せず)を介してクランクシャフト120に連係されるタイミングスプロケット302を外周に有する駆動リンク303(駆動回転体)と、この駆動リング3とカムシャフト134の前方側(図11中左側)に配置されて、両者303,301の組付角を操作する組付角操作機構304と、この組付角操作機構304のさらに前方側に配置されて、同機構304を駆動する操作力付与手段305と、内燃機関の図外のシリンダヘッドとヘッドカバーの前面に跨って取り付けられて組付角操作機構304と操作力付与手段305の前面と周域を覆う図外のVTCカバーと、を備えている。
駆動リング303は、段差状の挿通孔306を備えた短軸円筒状に形成され、この挿通孔306部分が、カムシャフト134の前端部に結合された従動軸部材307(従動回転体)に回転可能に組み付けられている。そして、駆動リング303の前面(カムシャフト134と逆側の面)には、図12に示すように、対面する平行な側壁を有する3個の径方向溝308(径方向ガイド)が駆動リング303のほぼ半径方向に沿うように形成されている。
また、従動軸部材307は、図11に示すように、カムシャフト134の前端部に突き合される基部側外周に拡径部が形成されると共に、その拡径部よりも前方側の外周面に放射状に突出する三つのレバー309が一体に形成され、軸芯部を貫通するボルト310によってカムシャフト134に結合されている。各レバー309には、リンク311の基端がピン312によって軸支連結され、各リンク311の先端には前記各径方向溝308に摺動自由に係合する円柱状の突出部313が一体に形成されている。
各リンク311は、突出部313が対応する径方向溝308に係合した状態において、ピン312を介して従動軸部材307に連結されているため、リンク311の先端側が外力を受けて径方向溝308に沿って変位すると、駆動リング303と従動軸部材307とはリンク311の作用によって突出部313の変位に応じた方向及び角度だけ相対回動する。
また、各リンク311の先端部には、軸方向前方側に開口する収容穴314が形成され、この収容穴314に、後述する渦巻き溝315(渦巻き状ガイド)に係合する球面突起316aを有する係合ピン316(転動部材)と、この係合ピン316を前方側(渦巻き溝315側)に付勢するコイルばね317とが収容されている。なお、この実施形態においては、リンク311の先端の突出部313と係合ピン316、コイルばね317等とによって径方向に変位可能な可動案内部が構成されている。
一方、従動軸部材307のレバー309の突設位置よりも前方側には、円板状のフランジ壁318aを有する中間回転体318が軸受331を介して回転自在に支持されている。この中間回転体318のフランジ壁318aの後面側には断面半円状の前述の渦巻き溝315が形成され、この渦巻き溝315に、前記各リンク311の先端の係合ピン316が転動自在に案内係合されている。渦巻き溝315の渦巻きは、駆動リング303の回転方向に沿って次第に縮径するように形成されている。したがって、各リンク311先端の係合ピン316が渦巻き溝315に係合した状態において、中間回転体318が駆動リング303に対して遅れ方向に相対回転すると、リンク311の先端部は径方向溝308に案内されつつ、渦巻き溝315の渦巻き形状に誘導されて半径方向内側に移動し、逆に、中間回転体318が進み方向に相対変位すると、半径方向外側に移動する。
この実施形態の組付角操作機構304は、以上説明した駆動リング303の径方向溝308、リンク311、突出部313、係合ピン316、レバー309、中間回転体318、渦巻き溝315等によって構成されている。この組付角操作機構304は、操作力付与手段305から中間回転体318にカムシャフト134に対する相対的な回動操作力が入力されると、その操作力が渦巻き溝315と係合ピン316の係合部を通してリンク311の先端を径方向に変位させ、このときリンク311とレバー309の作用によって駆動リンク303と従動軸部材307に相対的な回動力を伝達する。
一方、操作力付与手段305は、中間回転体318を駆動リング303の回転方向に付勢するゼンマイばね319と、中間回転体318を駆動リング303の回転方向と逆方向に付勢すべく制動機構であるヒステリシスブレーキ320と、を備えてなり、内燃機関の運転状態に応じてヒステリシスブレーキ320の制動力を適宜制御することにより、中間回転体318を駆動リング303に対して相対回動させ、或は、この両者の回動位置を維持するようになっている。
ゼンマイばね319は、駆動リング303に一体に取り付けられた円筒部材321にその外周端部が結合される一方で、内周端部が中間回転体318の円筒状の基部に結合され、全体が中間回転体318のフランジ壁318aの前方側スペースに配置されている。
一方、ヒステリシスブレーキ320は、中間回転体318の前端部にリテーナプレート322を介して取り付けられた有底円筒状のヒステリシスリング323と、非回転部材である図外のVTCカバーに回転を規制した状態で取り付けられた磁界制御手段としての電磁コイル324と、電磁コイル324の磁気を誘導する磁気誘導部材であるコイルヨーク325と、を備え、電磁コイル324が機関の運転状態に応じて前記ECU114によって通電制御されるようになっている。
ヒステリシスリング323は、図15に示すように、外部の磁界の変化に対して位相遅れをもって磁束力が変化する特性(磁気的ヒステリシス特性)を持つヒステリシス材(半硬質材)によって形成され、外周側の円筒壁323a部分が前記コイルヨーク325によって制動作用を受けるようになっている。
コイルヨーク325は、電磁コイル324を取り囲むように全体が略円筒形状に形成され、その内周面が軸受328を介して従動軸部材307の先端部に回転可能に支持されている。そして、コイルヨーク325の後部面側(中間回転体318側)には磁気入出部分が円筒状の隙間をもって向かい合うように周面状の一対の対向面326,327が形成されている。
また、図13に示すように、コイルヨーク325の両対向面326,327には夫々円周方向に沿って複数の凹凸が連続して形成され、これら凹凸のうちの凸部326a,327aが磁極(磁界発生部)を成すようになっている。
そして、一方の対向面326の凸部326aと他方の対向面327の凸部327aは円周方向に交互に配置され、対向面326,327相互の近接する凸部326a,327aがすべて円周方向にずれている。したがって、両対向面326,327の近接する凸部326a,327a間には、電磁コイル24の励磁によって図16に示すような円周方向に傾きをもった向きの磁界が発生する。そして、両対向面326,327間の隙間には前記ヒステリシスリング323の円筒壁323aが非接触状態で介装されている。
ここで、このヒステリシスブレーキ320の作動原理を図17によって説明する。なお、図17(a)はヒステリシスリング323(ヒステリシス材)に最初に磁界をかけた状態を示し、図17(b)は上記(a)の状態からヒステリシスリング323を変位(回転)させた状態を示す。
図17(a)の状態においては、コイルヨーク325の対向面326,327間の磁界の向き(対向面27の凸部327aから他方の対向面326の凸部327aに向かう磁界の向き)に沿うようにヒステリシスリング323内に磁束の流れが生じる。
この状態からヒステリシスリング323が図17(b)に示すように外力Fを受けて移動すると、外部磁界内をヒステリシスリング323が変位することとなるため、このときヒステリシスリング323の内部の磁束は位相遅れをもち、ヒステリシスリング323の内部の磁束の向きは対向面326,327間の磁界の向きに対してずれる(傾斜する)こととなる。したがって、対向面327の凸部327aからヒステリシスリング323に入る磁束の流れ(磁力線)と、ヒステリシスリング323から他方の対向面326の凸部326aに向かう磁束の流れ(磁力線)が歪められ、このとき、この磁束の流れの歪みを矯正するような引き合い力が対向面326,327とヒステリシスリング323の間に作用し、その引き合い力がヒステリシスリング323を制動する抗力F’として働く。
このヒステリシスブレーキ320は、以上のようにヒステリシスリング323が対向面326,327間の磁界内を変位するときに、ヒステリシスリング323の内部の磁束の向きと磁界の向きのずれによって制動力を発生するものであるが、その制動力は、ヒステリシスリング323の回転速度(対向面326,327とヒステリシスリング323の相対速度)に関係なく、磁界の強さ、即ち、電磁コイル324の励磁電流の大きさに略比例した一定の値となる。
図18は、夫々この実施形態のヒステリシスブレーキ320における回転速度と制動トルクの関係を、励磁電流をa〜d(a<b<c<d)に変えて調べた試験結果である。この試験結果から明らかなように、ヒステリシスブレーキ320は渦電流を用いたブレーキのように回転速度の影響を何等受けることがなく、常に励磁電流値に応じた制動力を得ることができる。
本実施形態に係るVTC201は以上のような構成となっており、ヒステリシスブレーキ320の電磁コイル324の励磁をオフにすると、ゼンマイばね319の付勢力によって中間回転体318が駆動リング303に対して機関回転方向に最大限回転し、係合ピン316が渦巻き溝315の外周側端面315aに突き当たる位置で規制され、この位置がVTC201の機構上で変更し得る回転位相の最遅角位置となる(図12参照)。
この状態から電磁コイル324の励磁をオンとすると、ゼンマイばね319の力に抗する制動力が中間回転体318に付与されて、中間回転体318が駆動リング303に対して逆方向に回転し、それによってリンク311の先端の係合ピン316が渦巻き溝315に誘導されてリンク311の先端部が径方向溝308に沿って変位し、リンク11の作用によって駆動リング303と従動軸部材307の組付角が進角側に変更される。そして、前記電磁コイル324の励磁電流を増大して制動力を増大していくと、ついには係合ピン316が渦巻き溝315の内周側端面315bに突き当たる位置で規制され、この位置がVTC201の機構上で変更し得る回転位相の最進角位置となる(図14参照)。
この状態から電磁コイル324の励磁電流を減少して制動力を減少するとゼンマイばね319の付勢力によって中間回転体318が正方向に戻り回転し、渦巻き溝315による係合ピン316の誘導によってリンク311が上記と逆方向に揺動し駆動リング303と従動軸部材307の組付角が遅角側に変更される。
このように、このVTC201によって可変される(クランクシャフト120に対するカムシャフト134の)回転位相は、電磁コイル324の励磁電流値を制御してヒステリシスブレーキ320の制動力を制御することによって任意の位相に変更し、ゼンマイばね319の力とヒステリシスブレーキ320の制動力のバランスによってその位相を保持することができる。
以上のように構成されたVTC201において、回転位相が最遅角位置から最進角位置までの変更範囲の中間の位相に制御されているときには、カムシャフト134がバルブスプリングの付勢力に抗して吸気バルブ105を開弁するときとバルブスプリングの付勢力によって閉弁とするときとで逆向きに生じる交番トルクが、カムシャフト134を介して、VTC201の回転位相差を変化させる機構部に作用すると、該機構部は制御された位相に対し、ゼンマイばね319の付勢力に応じた方向への動きと、該付勢力に抗した逆方向への動きとが可能であるので両方向に振動する。このため、回転位相を変更するため相対動する部品同士、具体的には、レバー309とリンク311とのピン312による連結部の隙間(回転摺動部)、リンク311と係合ピン316との連結部の隙間(回転摺動部)等に、前記交番トルクによる両方向の振動によって良好な潤滑油膜が形成され、良好な潤滑が行われる。
しかし、VTC201が故障すると該故障によって最遅角位置または最進角位置に維持されることがあり、もしくは故障検出によるフェールセーフ制御によって、電磁コイル325への通電を遮断してゼンマイばね319の付勢力により最遅角位置に維持されることがある。
かかる状態では、前記吸気バルブ105開閉による交番トルクが、VTC201の回転位相差を変化させる機構部に作用したときに、例えば図3に示すように係合ピン316が渦巻き溝315の遅角側ストッパとして機能する端面315aに突き当たる最遅角位置に維持されている状態では、それ以上の遅角側への動きは規制され、反対側の進角側への動きのみ可能となる。また、図5に示すように係合ピン316が渦巻き溝315の進角側ストッパとして機能する端面315bに突き当たる最進角位置に維持されている状態では、それ以上の進角側への動きは規制され、反対側の遅角側への動きのみ可能となる。このように、制御された位相に対し、一方向のみに動きうる振動となるため、前記回転位相を変更するため相対動する部品同士の隙間(回転摺動部)に潤滑油膜が良好に形成されにくくなる。
ここで、前記始動時やアイドル時に最遅角位置に制御される場合のように低回転のときは、前記回転摺動部における部品相互の面圧が小さいので油膜が切れることはなく十分に摩耗を防止できるが、故障によって最遅角位置または最進角位置に維持される場合は、機関回転速度が大きいと、回転摺動部において部品相互の面圧が大きいため、潤滑油膜の形成が不十分であると油膜が切れて潤滑不良となり、振動によりストッパ(渦巻き溝の端面315a、b)に突き当たるときの被潤滑部分の衝突部分に偏摩耗を生じてしまう可能性がある。また、ストッパ同士も摩耗を生じることとなる。
そこで、本発明では、上記のように油膜の形成が不十分になる事態のときは、機関回転速度の上限値を制限するフェールセーフ制御を実行する。
図19は、上記フェールセーフ制御の第1の実施形態のフローを示す。
ステップ(図ではSと記す。以下同様)101では、VTC201が故障しているかを判定する。該故障判定は、例えば、定常状態での回転位相の制御指令値とカム角センサ201によって検出される実際の回転位相とが整合していないとき、その他回路の断線,ショート等を検出したときに故障していると判定する。
ステップ101でVTC201が故障していると判定されたときは、ステップ102へ進み、機関回転速度の上限値を通常より小さいフェールセーフ値に設定する。これにより、機関回転速度がフェールセーフ値以下に制限される。
このように、VTC201が故障していると判定されたときは、既述したように故障を原因として若しくはフェールセーフ制御によって、回転位相が最遅角位置または最進角位置に維持され、潤滑油膜が良好に形成されない可能性があるが、この場合は、上記のように機関回転速度の上限値をフェールセーフ値に下げることにより、回転摺動部における部品相互の面圧を下げて油膜切れを防止し、良好な潤滑を維持して被潤滑部分の偏摩耗やストッパ同士の摩耗を未然に防止することができる。なお、機関回転速度の上限値による制限は、具体的には、クランク角センサにより検出される機関回転速度を上限値と比較し、上限値に達したときにスロットル開度を絞ったり、燃料噴射量を減少したりして回転速度を減少させることにより行う。
図20は、上記フェールセーフ制御の第2の実施形態のフローを示す。
ステップ201では、カム角センサ201によって検出される回転位相が、係合ピン316が渦巻き溝315の遅角側ストッパとして機能する端面315aに突き当たる最遅角位置、または係合ピン316が渦巻き溝315の進角側ストッパとして機能する端面315bに突き当たる最進角位置であるかを判定する。
そして、上記のように回転位相が最遅角位置または最進角位置であると判定されたときに、ステップ202へ進んで、機関回転速度の上限値を通常より小さいフェールセーフ値に設定する。
このように、回転位相が最遅角位置または最進角位置であることを検出したときに、上記のように機関回転速度の上限値をフェールセーフ値に下げることにより、回転摺動部における部品相互の面圧を下げて油膜切れを防止し、良好な潤滑を維持して摩耗を未然に防止することができる。
図21は、上記フェールセーフ制御の第3の実施形態のフローを示す。
ステップ301では、前記ステップ101と同様にしてVTC201が故障しているかを判定する。
VTC201が故障していると判定されたときは、ステップ302へ進んで該故障の原因がカム角センサ201の故障であるかを判定する。例えば、センサの断線,ショート時のように極端な検出値を示しているかで判定する。
カム角センサ201の故障と判定されたときは、ステップ304へ進んで機関回転速度の上限値を通常より小さいフェールセーフ値に設定する。
また、カム角センサ201は正常と判定されたときは、ステップ303へ進んで、ステップ201と同様にしてカム角センサ201によって検出される回転位相が、最遅角位置、または最進角位置であるかを判定する。
そして、最遅角位置または最進角位置であると判定されたときは、ステップ304へ進んで機関回転速度の上限値を通常より小さいフェールセーフ値に設定する。
すなわち、VTCが故障し、かつ、該故障原因がカム角センサではなく正常なカム角センサによって最遅角位置または最進角位置であることが検出されたとき、つまり、VTC故障によって最遅角位置または最進角位置に長時間維持されるときに限定して、機関回転速度の上限値制限による回転摺動部の摩耗防止を行う。
なお、VTC故障の原因がカム角センサ故障による場合は、最遅角位置または最進角位置であることを検出できないので、機関回転速度の上限値を制限して回転摺動部の摩耗を抑制する。
これにより、機関回転速度の上限値制限を必要最小限として運転性への影響を最小限に留めることができる。
なお、加速時等の高負荷運転時は、回転位相を最進角位置に制御することがあるが、一般には、最進角位置の制御時間は短いので特に機関回転速度の上限値を制限する必要はない。ただし、最進角位置に維持される制御時間を計測し一定時間を超えると機関回転速度の上限値を制限するような構成としてもよい。
また、簡易的に、検出される回転位相が一定に維持されるとき、機関回転速度の上限値を制限するような構成としてもよい。
また、本発明は、バルブリフト量及び作動角を変更する可変バルブリフト機構112にも適用できる。図19において、制御軸16の端部に連結されたステー123bには、ストッパ16aが固定され、図示しない他方のストッパ(シリンダヘッドと可変バルブリフト機構201が収納されるアクチュエータケースとの間に挟まれて、該ケースをシリンダヘッドに取り付けるためのプレート部材に固定)とで、制御軸16の動作範囲を規制するストッパ構造が構成される。そして、現状では、バルブリフト量及び作動角が最大または最小付近に制御されるとき、前記交番トルクの入力によって制御軸16が振動し、被潤滑部の偏摩耗を生じ、また、前記ストッパ相互が接触(衝突)を繰り返しストッパの摩耗を生じるという課題がある。
そこで、可変バルブタイミング機構の場合と同様、可変バルブリフト機構の故障検出時、または、最大リフト位置又は最小リフト位置検出時、もしくは、これらを同時に検出した時に、機関回転速度の上限値を制限する構成とする。
具体的な実施形態としては、前記VTC201に適用した実施形態を示す図19〜図21において、遅角側をバルブリフト量及び作動角の小側、進角側をバルブリフト量及び作動角の大側に置き換え、可変バルブタイミング機構(VTC)を可変バルブリフト機構(VEL)、カム角センサ202を回転角センサ127と置き換えればよい。
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記作動状態が一定に維持されるとき、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする。
このようにすれば、簡易な方式で可変動弁機構の動弁作動状態を変更する機構部の摩耗を防止できる。
(ロ)請求項1〜請求項3または上記(イ)に記載の可変動弁機構付き内燃機関の制御装置において、可変動弁機構である可変バルブタイミング機構がクランクシャフトに同期して回転するカムスプロケットと、カムシャフトと、の間に、双方を相対回転させることによって前記回転位相を変更する組付け角操作機構を備えて構成されることを特徴とする。
このようにすれば、上記のように構成された可変バルブタイミング機構に本発明を適用して、回転位相を変更する機構の偏摩耗を防止することができる。
本発明に係る可変バルブタイミング機構の制御装置を備えた内燃機関のシステム構成図。 可変バルブリフト機構を示す断面図(図3のA−A断面図)。 上記可変バルブリフト機構の側面図。 上記可変バルブリフト機構の平面図。 上記可変バルブリフト機構に使用される偏心カムを示す斜視図。 上記可変バルブリフト機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記可変バルブリフト機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記可変バルブリフト機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。 上記可変バルブリフト機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。 上記可変バルブリフト機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。 可変バルブタイミング機構を示す断面図。 図11のA−A線に沿う断面図。 図11のB−B線に沿う断面図。 上記可変バルブタイミング機構の作動状態を示す図12と同様の断面図。 ヒステリシス材の磁束密度−磁界特性を示すグラフ。 図13の部分拡大断面図。 図16の部品を直線状に展開した模式図であり、初期状態(a)とヒステリシスリングが回転したとき(b)の磁束の流れを示す図。 上記可変バルブタイミング機構のブレーキトルク−回転速度特性(a)と従来技術のブレーキトルク−回転速度特性(b)を示すグラフ。 本発明の第1の実施形態におけるフェールセーフ制御のフローチャート。 本発明の第2の実施形態におけるフェールセーフ制御のフローチャート。 本発明の第3の実施形態におけるフェールセーフ制御のフローチャート。
符号の説明
101…内燃機関、105…吸気バルブ、112…可変バルブリフト機構、114…エンジンコントロールユニット、117…クランク角センサ、120…クランクシャフト、134…カムシャフト、201…可変バルブタイミング機構、201…カム角センサ、315a,b…渦巻き溝の先端(ストッパ)、16a…ストッパ

Claims (3)

  1. 内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記可変動弁機構の故障を検出した時に、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする可変動弁機構付き内燃機関の制御装置。
  2. 内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記動弁作動状態が前記ストッパ構造によって規制される限界位置にあることを検出したときに、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする可変動弁機構付き内燃機関の制御装置。
  3. 内燃機関の動弁の作動状態を変更し、かつ、該作動状態を変更させる機構の動作範囲をストッパ構造により規制することにより動弁作動状態の変更範囲を規制する可変動弁機構を備え、前記可変動弁機構の故障を検出し、かつ、前記動弁作動状態が前記ストッパ構造によって規制される限界位置にあることを検出したときに、機関回転速度の上限値を制限することを特徴とする可変動弁機構付き内燃機関の制御装置。
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