JP4612881B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明はスロットマシン等の遊技機に関し、特に遊技機に使用されるハーネスとコネクタの接続の信頼性を向上させたものに関する。
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられており、遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
この種の遊技機は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板と、前記サブ基板の出力信号に基づき演出用表示などを行う周辺基板とを備える。周辺基板の演出内容は液晶表示装置を用いるものであったり、発光ダイオード(LED)を用いるものであったり、スピーカを用いた音響演出であったりさまざまである。
これら基板の間は各種ハーネスで相互に接続されている。ハーネス(harness)とは、複数の電線やケーブルをユニットとして配列してたばねたもので、通常はその両端又は片端にコネクタが設けられ、当該コネクタと各基板に設けられたコネクタを嵌合させることにより、その差込み,接続,取りはずしを容易にできるようにしたものである。
特開2004−181203号公報 特開平11−250196号公報 実願平02−043507号(実開平04−004333号)のマイクロフィルム
従来の遊技機において、ハーネスで伝達される信号に対してコネクタに割り当てられるピンはひとつである。そのため、コネクタの接続部分のこじりや振動、ピンを構成するコネクタの接触子の嵌合具合などにより接続が一瞬切断されたときは、遊技機の動作が不良になることがある。このような不具合は、製造出荷検査の後に遊技機がホールに設置されてから発生することがある。コネクタの嵌め込みをやり直せば当該不具合を修復することができるが、どのコネクタが不良であるか技術者以外は判別しがたく、そのために技術者をホールに派遣しなければならずコストが大きい。そもそもそのような不具合の発生自体がホールに迷惑をかけることになる。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、コネクタの接触不良による不具合を抑制し、ホールでの安定稼動が可能な遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、遊技媒体であるメダルが投入されたことを検知するメダル投入センサの信号を受けるためのコネクタと、払い出したメダルを検知するメダル払い出しセンサの信号を受けるためのコネクタと、スタートスイッチを含む操作部からの信号を受けるためのコネクタと、設定変更の信号及びリセット信号を含む保守用の信号を受けるためのコネクタと、前記複数の信号を入力とする処理部とを含み、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、
前記複数のコネクタにそれぞれ接続される複数のハーネスとを備える遊技機において、
前記複数のハーネスのいずれかにおいて、当該ハーネスで伝達される前記信号のひとつに割り当てられる電線の数は3以上の奇数であり、当該ハーネスにおける前記3以上の奇数の電線は当該ハーネスが接続される前記コネクタの3以上の奇数のピンであって、当該コネクタにおいて対角線上又は対称に配置されているものにそれぞれ接続され、
前記3以上の奇数のピンに入力端が接続される多数決論理回路を備え、前記多数決論理回路の出力が当該コネクタで受けた前記信号として前記処理部に入力されることを特徴とするものである。
この発明は、遊技媒体であるメダルが投入されたことを検知するメダル投入センサの信号を受けるためのコネクタと、払い出したメダルを検知するメダル払い出しセンサの信号を受けるためのコネクタと、スタートスイッチを含む操作部からの信号を受けるためのコネクタと、設定変更の信号及びリセット信号を含む保守用の信号を受けるためのコネクタと、前記複数の信号を入力とする処理部とを含み、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、
前記複数のコネクタにそれぞれ接続される複数のハーネスとを備える遊技機において、
前記複数のハーネスのうちでひとつの前記信号を含むハーネスのいずれかにおいて、当該ハーネスで伝達される前記ひとつの信号に対して2以上の電線が割り当てられ、当該ハーネスにおける前記2以上の電線は当該ハーネスが接続される前記コネクタの複数のピンであって、当該コネクタにおいて線対称に配置されている複数のピンに接続され、
前記複数のハーネスのうちで2以上の前記信号を含むハーネスのいずれかにおいて、当該ハーネスで伝達される前記2以上の信号に対してそれぞれ2以上の電線が割り当てられ、当該ハーネスにおける前記それぞれ2以上の電線は、それぞれ、当該ハーネスが接続される前記コネクタの複数のピンであって、当該コネクタにおいて線対称に配置されている複数のピンに接続されることを特徴とするものである。
前記複数のピンに入力端が接続されるAND回路又はOR回路を備え、前記AND回路又はOR回路の出力が当該コネクタで受けた信号として前記処理部に入力されるようにしてもよい。
本発明によれば、重要な信号に対してコネクタのピンを複数割り当てるようにしたので、コネクタの接触不良による不具合を抑制し、ホールで遊技機を安定して稼動させることができる。
この発明の実施の形態1に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてあり、前扉の下端部にはメダルの払出し口135から払い出されるメダルを受ける受け皿141が設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置2が設置されている。このホッパ装置2の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク1を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置2の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ123が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ123は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置2に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ123の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ123により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
ホッパ装置2の払い出し口は払い出し口135に連通するようになっていて、ホッパ装置2により払い出されたメダルも払出し口135から遊技者へ送り出される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニットの駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニット140は、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図3において、200、201はそれぞれCPU、ROM、RAMを内蔵するメイン基板、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入枚数の管理、払い出し、リールの回転及び停止制御、当選処理などを行う。サブ基板201は当選処理に基づいた演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、ベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選処理によって得られる当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。
2は、ホッパタンク1に貯留されたメダルを払い出すためのホッパ装置である。
S1はメダルセレクタ123に設けられて投入されたメダルを検知するメダル投入検知センサである。
S2はホッパ装置2に設けられてホッパ装置2で送り出したメダルを計数するためのメダル払出検知センサである。
SW1は電源部205に設けられた設定変更スイッチである。スロットマシンは、基本的に図柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものであるが、図柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理の内容は所定の範囲内で設定の変更が可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。この作業が設定変更と呼ばれ、設定変更スイッチSW1は設定変更の際に使用するスイッチである。
SW2は電源部205に設けられたリセットスイッチである。リセットスイッチSW2はエラー報知がされたときに当該報知を停止するためなどに使用される。
上記SW1とSW2はホール店員のみが操作するものであり、遊技機の保守用スイッチである。
Sはメイン基板200に設けられたコネクタ(ソケット)、Hは複数の電線を含むハーネス(複数の電線の表示は省略)、PはハーネスHの端に設けられ、コネクタSと嵌合するコネクタ(プラグ)である。コネクタPをコネクタSに差し込み、これらを嵌合させることで、ハーネスHの電線がメイン基板200の配線に電気的に接続される。図3において4つのコネクタPとコネクタSが示されている。これらはそれぞれ、メダル投入センサS1の信号を受けるためのコネクタ、メダル払い出しセンサS2の信号を受けるためのコネクタ、スタートスイッチ134の信号を受けるためのコネクタ、及び、設定変更スイッチSW1の信号及びリセットスイッチSW2の信号を受けるためのコネクタである。なお、図3は一例であって、図3に示されたコネクタの一部又は全部を一緒にしてひとつのコネクタ・ハーネスにしたり、任意のコネクタを複数のコネクタ・ハーネスに分けるようにしてもよい。
メダル投入センサS1の信号、メダル払い出しセンサS2の信号、スタートスイッチ134の信号、及び、設定変更スイッチSW1の信号及びリセットスイッチSW2の信号は、図示しないCPUとI/O及びメモリからなる処理部200aに入力される。上記した各信号は特に重要なものであり、本発明の実施の形態を適用するに好適であるが、もちろん、本発明の実施の形態は他の信号に適用することもできる。
なお、図3において4つのコネクタPとコネクタSが示されているが、本発明の実施の形態はこれらの全部又は一部に適用できる(どのコネクタPとSを選択するかは任意)ので、以下の説明においては任意のひとつに適用する場合を例にとり説明を加える。
図4は任意のひとつのコネクタP及びSを示す。図4(a)はメイン基板200の正面図、図4(b)はその底面図である。図4の例ではコネクタP及びSのピン(接点)数が12のものを示しているが、これは例示であり本発明はこれに限定されない。図4(b)においてピン(PIN)の中の数字はピンを特定するための番号で便宜上のものである。
発明の実施の形態に係る遊技機は、ハーネスHで伝達される信号(例えば上述したもののひとつ)に対して複数の電線が割り当てられ、これら複数の電線は当該ハーネスが接続されるコネクタPとSの複数のピンであって、当該コネクタにおいて対角線上又は対称に配置されている複数のピンに接続されていることを特徴とする。
例えば、図4(b)の例で2つの信号AとBを伝達するとして、次のように信号AとBの割り付けを行う。
1番ピン:GND(接地線)
2番ピン:信号A
3番ピン:信号B
4番ピン:信号A
5番ピン:信号B
6番ピン:GND
7番ピン:GND
8番ピン:信号B
9番ピン:信号A
10番ピン:信号B
11番ピン:信号A
12番ピン:GND
信号A、信号B、GNDに対してそれぞれ4つのピンが割り当てられている。処理部200aでは4つの信号A、信号Bを受け、それらを総合的に判断して処理を行う。信号A、信号Bに割り付けられた4つのピンのうち3つまでその接触が不良となっても、残りのひとつで信号を受信できる。このためコネクタが多少緩んでも動作不良は発生せず、したがって、コネクタの接触不良による不具合を抑制し、ホールで遊技機を安定して稼動させることができる。
本発明の実施の形態によれば、遊技機の動作に重大な影響を及ぼす信号や、ホール・遊技客の不利益となるような信号について複数のピンを割り当て、万が一、そのうちの一部が一時的に非接触となっても影響が出ないようにできる。
図5は本発明の実施の形態における「対角線上又は対称」のピンの配置の説明図である。説明の便宜上、ひとつの信号に対して2つのピンを割り当てるケース(最も簡単なケース)を例に取り説明を加える(2つの信号に対してそれぞれ2つのピンを割り当てるケースについては後述)。同図において丸印はコネクタのピンを示し、黒丸は同じ信号(例えば信号A又はB)に対して割り当てられた2つ(複数)のピンを示す。
図5(a)は「対角線上」に配置された2つのピンの一例を示す。振動などでコネクタが外れる際には、コネクタPの一方の端を支点としてその他方の端が浮き上がることが多い。この場合、対角線上のピンは、コネクタPの片側が浮き上がったとき一方はコネクタSと離れるように動くとしても他方は反対にコネクタSに近づくように動き、又は、2つのピンが同じように動くとしてもいずれか一方の浮き上がり量は他方より小さくなる。したがって両方のピンが同時に接続不良となる可能性は低く、本発明の実施の形態において好適な配置である(図5(b)(c)に示す対称の場合も同様)。なお、3つ以上のピンの場合、千鳥掛けに配置されてもよい。
図5(b)は、対称点Aを中心として「点対称」に配置された2つのピンの一例を示す。対称点Aは好ましくはコネクタPとSの中心点であるが、本発明はこれに限定されず任意の位置に設定できる。なお、図5(b)で対称点Aを示しているが実際にコネクタP又はSにそのような点が設けられるわけではない。
図5(c)は、対称線Bを中心として「線対称」に配置された2つのピンの一例を示す。対称線Bは好ましくはコネクタPとSの中心を通るが、本発明はこれに限定されず任意の位置に設定できる。
処理部200aでは複数の信号を受け、それらを総合的に判断して処理を行うが、図6に示すような回路で複数の信号をひとつの信号に変換し、これを処理部200aへ送るようにしてもよい。このようにすると処理部200aは従来と同じものを使用できるようになる。
図6(a)では、AND回路で2つ(複数)の信号をひとつの信号に変換する。図6(a)の信号A−1とA−2は同じ信号であり、信号が有効になった場合(センサS1でいえばメダルを検知したとき、スタートスイッチ134でいえばスイッチが押されたとき)、当該信号がLレベル(低レベル)になるものとする(これを当該信号が負論理であると言う)。通常は信号A−1とA−2は同時にLレベルになるが、コネクタが外れかかっていると当該信号の一方がLレベルにならなくなる。しかし、この場合でも他方の信号がLレベルになれば、AND回路の出力は正常状態と同じくLレベルとなる。したがって、図6(a)の回路によれば複数の信号から正しいひとつの信号を生成することができる。
図6(b)では、OR回路で2つ(複数)の信号をひとつの信号に変換する。図6(b)は、信号が有効になった場合、当該信号がHレベル(高レベル)になるものである(これを当該信号が正論理であると言う)。通常は信号A−1とA−2は同時にLレベルになるが、コネクタが外れかかっていると当該信号の一方がLレベルにならなくなる。しかし、この場合でも他方の信号がHレベルになれば、OR回路の出力は正常状態と同じくHレベルとなる。したがって、図6(b)の回路によれば複数の信号から正しいひとつの信号を生成することができる。
図6(c)は、信号が電流のオンオフの場合の信号合成回路の例を示す。図6(c)では、2つのダイオードD1、D2で2つの電流信号A−1,A−2をひとつにまとめる。図6(c)は、信号が有効になった場合、電流がメイン基板200に流れ込むものである(これを当該信号が正論理であると言うことにする)。通常は信号A−1とA−2から同時にメイン基板200へ電流が流れ込むが、コネクタが外れかかっていると当該信号の一方で電流が流れ込まなくなる。しかし、この場合でも他方の信号で電流が流れ込んでいれば、正常状態と同じくなる。したがって、図6(c)の回路によれば複数の信号から正しいひとつの信号を生成することができる。図6(c)の回路はOR回路ということができる。
図6(d)は、電流のオンオフの信号の場合の信号合成回路の他の例を示す。図6(d)は、信号が有効になった場合、電流がメイン基板200から外部(ハーネスHの接続先)に流れ出すものである(これを当該信号が負論理であると言うことにする)。通常はメイン基板200から信号A−1とA−2へ同時に電流が流れ出すが、コネクタが外れかかっていると当該信号の一方について電流が流れ出さなくなる。しかし、この場合でも他方の信号について電流が流れ出していれば、正常状態と同じくなる。したがって、図6(d)の回路によれば複数の信号から正しいひとつの信号を生成することができる。図6(d)の回路はOR回路ということができる。
遊技機の動作に重大な影響を及ぼす信号や、ホール・遊技客の不利益となるような信号について複数のピンを割り当てる場合において、ピンの数を3以上の奇数とし、これらピンの信号の論理の多数決をとることにより、さらに信頼性を向上させることができる。
図7にピンの数を3以上の奇数とした場合のピンの配置例を示す。説明の便宜上、ひとつの信号に対して3つのピンを割り当てるケースを例に取り説明を加える(2つの信号に対してそれぞれ3つのピンを割り当てるケースについては後述)。図7(a)は「対角線上」の配置例、図7(b)は「点対象」の配置例、図7(c)は「線対称」の配置例を示す。
上記3以上の奇数に割り当てられた信号を、図8(a)に示すように多数決論理回路(Majority decision Logic Circuit)M−LOGICに入力し、ひとつの信号に変換するようにしてもよい。多数決論理回路M−LOGICは、入力される信号のうちでその多数が示す状態を選択して出力するものである。図8(a)の例では、信号A−1〜A−3の少なくとも2つがL又はHであるとき、信号AとしてL又はHを出力するというものである。図8(b)に3入力の多数決論理回路M−LOGICの例を示す。この回路の論理式は次の通りである。
出力=(/SA-1 AND SA-2 AND SA-3) OR (SA-1 AND /SA-2 AND SA-3)
OR (SA-1 AND SA-2 AND /SA-3) OR (SA-1 AND SA-2 AND SA-3)
ただし、SA-1〜SA-3は信号A-1〜A-3、/はNOT(否定)を示す。
3つ以上の奇数のピン及びそれらの信号をひとつにまとめる多数決論理回路を用いれば、さらに信頼性を高めることができるようになる。
図9(a)乃至(c)は2つの信号に対してそれぞれ2つのピンを割り当てるケースを示し、図9(d)乃至(f)は2つの信号に対してそれぞれ3つのピンを割り当てるケースを示す。図9において、黒丸はひとつの信号(例えば信号A)を示し、斜線は他のひとつの信号(例えば信号B)を示す。
図9(a)乃至(c)は図5(a)乃至(c)に対応し、図9(d)乃至(f)は図7(a)乃至(c)に対応する。図9(a)乃至(f)のいずれも、1つの信号の場合と同様のやり方でもう一つの信号にピンを割り当てたものである。つまり、ハーネスのうちで2以上の信号を含むハーネスにおいて、当該ハーネスで伝達される前記2以上の信号に対してそれぞれ2以上の電線を割り当て、当該ハーネスにおける前記それぞれ2以上の電線に対して、コネクタにおいて対角線上又は対称に配置されている複数のピンをそれぞれ割り当てるのである。
なお、図9(a)乃至(f)において、黒丸のピンと斜線のピンは同様の配置であるが、本発明はそのような配置に限定されない。図5(a)乃至(c)の例を任意に組み合わせることができる。例えば、図5(a)の配置を黒丸に適用し、図5(b)の配置を斜線に適用することもできる。図7(a)乃至(c)についても同様である。
3つ以上の信号に対するピンの割り当て方も同様である。例えば、3つの信号それぞれに図5(a)乃至(c)の任意の組み合わせである、図5(a)と同(a)と同(b)の組み合わせ(以下(a,a,b)と記す)、同様の(a,b,b)、同様の(a,a,c)、同様の(b,b,c)などを適用することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態に係るコネクタ及びそのピン配置の説明図である。 発明の実施の形態に係る複数のピン配置の説明図である。 発明の実施の形態に係る論理回路の説明図である。 発明の実施の形態に係る3以上の奇数のピン配置の説明図である。 発明の実施の形態に係る多数決論理回路の例を示す図である。 発明の実施の形態に係る他の複数のピン配置の説明図である。
符号の説明
1 ホッパタンク
2 ホッパ装置
2a ホッパシャーシ
3 回転ディスク
3a メダル落とし穴(メダル穴)
4 ハウジングサポート
5 ベースプレート
6 セパレータ
7 カウンタローラ
8 カウンタアーム
9 カウンタアーム引きばね
10 ガイドピン押さえ
12 遊技メダルガイド
23 払い出しシュート(メダル通路部)
24 払い出しサブシュート(メダル通路部)
34 ホッパモータ
34a ホッパモータの出力軸
36a、36b ガイドピン
37 ガイドピン用ばね
43 メダル払い出しセンサ
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
123 メダルセレクタ
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートスイッチ
135 払出し口
136 遊技媒体導出路
137 ベットスイッチ
140 ストップスイッチ
141 受け皿
200 メイン基板
200a 処理部
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部
A 対称点
B 対称線
D1〜D4 ダイオード
H ハーネス(配線)
P ハーネス側コネクタ(プラグ)
S 基板側コネクタ(ソケット)
PIN コネクタのピン(接触子、端子)
S1 メダル投入検知センサ
S2 メダル払出検知センサ
SW1 設定変更スイッチ
SW2 リセットスイッチ

Claims (1)

  1. 遊技媒体であるメダルが投入されたことを検知するメダル投入センサの信号を受けるためのコネクタと、払い出したメダルを検知するメダル払い出しセンサの信号を受けるためのコネクタと、スタートスイッチを含む操作部からの信号を受けるためのコネクタと、設定変更の信号及びリセット信号を含む保守用の信号を受けるためのコネクタと、前記複数の信号を入力とする処理部とを含み、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、
    前記複数のコネクタにそれぞれ接続される複数のハーネスとを備える遊技機において、
    前記複数のハーネスの少なくともいずれかにおいて、当該ハーネスで伝達される前記信号のひとつに割り当てられる電線の数は3以上の奇数であり、当該ハーネスにおける前記3以上の奇数の電線は当該ハーネスが接続される前記コネクタの3以上の奇数のピンであって、当該コネクタにおいて対角線上又は対称に配置されているものにそれぞれ接続され、
    前記3以上の奇数のピンに入力端が接続される多数決論理回路を備え、前記多数決論理回路の出力が当該コネクタで受けた前記信号として前記処理部に入力されることを特徴とする遊技機。
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