JP4611255B2 - 半導体受光装置 - Google Patents

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本発明は、半導体受光装置に関する。
近年、FA装置、表示装置、光通信に用いられる、フォトIC(半導体受光装置)に関する技術の進展が著しい。
特に、フォトカプラ(光結合装置)にフォトICが用いられる場合には、フォトICに与えられる電源電圧の変動によって、フォトICが誤検出すること(光信号としての被検出光が入力されていない状態にも関わらず、被検出光が入力されたものとフォトICが誤って検出すること)を抑制することが強く望まれている。これとともに、十分なフォトダイオードの応答性を確保することも望まれている。
特許文献1には、フォトICが誤検出することを抑制すること、フォトダイオードの応答性を確保することの二点に鑑みて、具体的な回路が提案されている。しかしながら、フォトICが誤検出することを抑制することについても十分とは言えないことに加えて、複雑な回路構成を採用する必要がある。
特開2004−120145
与えられる電源電圧の変動によって半導体受光装置(フォトIC)が誤検出することを抑制することは困難であった。
本発明に係る半導体受光装置は、(1)第1及び第2電源端子に接続されるバイアス回路と、(2)前記第1及び第2電源端子に接続されるトランスインピーダンス回路と、(3)前記バイアス回路にカソードが接続され、前記トランスインピーダンス回路にアノードが接続されることで逆バイアス状態となるフォトダイオードと、(4)前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンス回路との間の節点に一端が接続され、前記第2電源端子に他端が接続される緩衝容量部と、を備え、(4)前記緩衝容量部の容量の大きさは、前記フォトダイオードの空乏層から規定される寄生容量の大きさと実質的に等しく設定される。
本発明に係る半導体受光装置は、(1)第1及び第2電源端子に接続されるバイアス回路と、(2)前記第1及び第2電源端子に接続されるトランスインピーダンス回路と、(3)前記バイアス回路にカソードが接続され、前記トランスインピーダンス回路にアノードが接続されることで逆バイアス状態となるフォトダイオードと、(4)前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンス回路との間の節点に一端が接続される緩衝容量部と、を備え、(5)前記緩衝容量部の容量の大きさは、前記第1及び第2電源端子から与えられる電源電圧の変動に伴って発生する前記緩衝容量部の充電電流又は放電電流の大きさが、前記第1及び第2電源端子から与えられる電源電圧の変動に伴って発生する前記フォトダイオードの空乏層から規定される寄生容量の充電電流又は放電電流の大きさと、実質的に等しくなるように設定される。
緩衝容量部の容量の大きさを、フォトダイオードの空乏層から規定される寄生容量の大きさを考慮して設定する。又は、緩衝容量部の容量の大きさを、緩衝容量部の充放電電流の大きさが、寄生容量の充放電電流の大きさと実質的に等しくなるように設定する。
これによって、第1及び第2電源端子から与えられる電源電圧が変動したとしても、放電電流又は充電電流がトランスインピーダンス回路に流れ込むことを抑制できる。結果として、半導体受光装置が誤検出することを抑制できる。
与えられる電源電圧の変動によって半導体受光装置(フォトIC)が誤検出することを抑制できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
〔第1の実施の形態〕
まず、図1にフォトカプラの一般的な構成を示す。フォトカプラ100は、半導体受光装置(フォトIC)1、半導体発光素子(LED)2、第1支持電極3、第2支持電極4、モールド部5を含む、一体形成型の光結合装置(フォトカプラ)である。
フォトIC1はLED2と対向して配置されており、LED2から出力される被検出光は、モールド部5を介して、フォトIC1に入力される。フォトIC1は、受光部(フォトダイオード)を有する。
フォトIC1は、第1支持電極3に支持され、この第1支持電極3を介して、外部の電源と電気的に接続される。LED2は、第2支持電極4に支持され、この第2支持電極4を介して、外部の電源と電気的に接続される。第1支持電極3及び第2支持電極4は、モールド部5によって、互いに電気的に絶縁された状態で機械的に固定される。モールド部5は、フォトIC1、LED2をパッケージするとともに、第1支持電極3、第2支持電極4を機械的に固定する。
次に、図2にフォトIC1の回路図を示す。図2に示すように、フォトIC1は、フォトダイオードPD1、バイアス回路6、トランスインピーダンス回路7、緩衝容量部8、第1電源端子P1、第2電源端子P2、出力端子P3を備える。第1電源端子P1には、電源装置(不図示)から電源電位Vccが与えられる。第2電源端子P2には、電源装置(不図示)から基準電位(接地電位)GNDが与えられる。出力端子P3の先には、他の回路素子(不図示)が接続される。
まず、図2に示された回路要素の接続関係について説明する。
バイアス回路6は、抵抗器R11、ダイオードD1、D2を有する。抵抗器R11の一端は、第1電源端子P1に接続され、その他端は、ダイオードD1のアノードに接続される。ダイオードD1のカソードは、ダイオードD2のアノードに接続される。ダイオードD2のカソードは、第2電源端子P2に接続される。すなわち、ダイオードD1、D2は、第1電源端子P1と第2電源端子P2との間で、順方向に直列接続される。
フォトダイオードPD1は、バイアス回路6とトランスインピーダンス回路7との間にある。すなわち、フォトダイオードPD1のカソードは、抵抗器R11とダイオードD1との間の節点に接続される。また、フォトダイオードPD1のアノードは、トランジスタQ1のベース及び帰還抵抗R3に接続される。なお、フォトダイオードPD1は、空乏層から規定される寄生容量C1を有する。寄生容量C1の一端は、抵抗器R11とダイオードD1との間の節点に接続される。また、寄生容量C1の他端は、トランスインピーダンス回路7に含まれるトランジスタQ1のベース及び帰還抵抗R3に接続される。
トランスインピーダンス回路7は、増幅器9と帰還抵抗R3とを有する。増幅器9は、NPN型のバイポーラトランジスタQ1、Q2、抵抗器R1、R2を有する。トランジスタQ1(初段トランジスタ)のベースは、フォトダイオードPD1のアノードに接続される。トランジスタQ1のコレクタは、抵抗器R1の一端に接続される。トランジスタQ1のエミッタは、第2電源端子P2に接続される。抵抗器R1の他端は、第1電源端子P1に接続される。トランジスタQ2のベースは、トランジスタQ1と抵抗器R1との間の節点に接続される。トランジスタQ2のコレクタは、第1電源端子P1に接続される。トランジスタQ2のエミッタは、抵抗器R2の一端に接続される。抵抗器R2の他端は、第2電源端子P2に接続される。出力端子P3は、トランジスタQ2と抵抗器R2との間の節点に接続される。
帰還抵抗R3は、増幅器9の入力端子(トランジスタQ1のベース)と出力端子(トランジスタQ2と抵抗器R2との間の節点)との間を接続する配線に設けられる。帰還抵抗R3の一端は、トランジスタQ1とフォトダイオードPD1のアノードとの間の節点に接続される。帰還抵抗R3の他端は、トランジスタQ2と抵抗器R2との間の節点と出力端子P3との間の節点に接続される。
本実施形態においては、フォトダイオードPD1と増幅器9との間に、緩衝容量部8を備える。ここでは、緩衝容量部8は、外部寄生容量C2(図3を用いて後述する)のみから構成される。外部寄生容量C2の一端は、フォトダイオードPD1のアノードとトランジスタQ1のベースとの間の節点N1に接続される。外部寄生容量C2の他端は、第2電源端子P2に接続される。
ここで、図3に示した断面図を用いて、フォトIC1に係る半導体装置の一部分の断面構成について説明する。
図3に示すように、フォトIC1は、基板部と配線部とを有する。基板部は、P型半導体基板20、N型半導体層21、P型半導体領域22、N型コンタクト領域23、P型分離領域24を有する。配線部は、アノード電極25、カソード電極26、絶縁層27、第1シールド電極28、第2シールド電極29を有する。
N型半導体層21は、P型半導体基板20にエピタキシャル成長技術を用いて形成される。P型半導体領域22、N型コンタクト領域23、P型分離領域24は、通常の半導体プロセス技術(フォトマスクを用いて熱拡散等)によって、N型半導体層21の内部に形成される。フォトダイオードPD1は、N型半導体層21とP型半導体領域22とによって形成される。このとき、N型半導体層21とP型半導体領域22との接合面を跨いで所定の空間分布を有する空乏層が形成される。この空乏層は、フォトダイオードD1にバイアス電圧が与えられることで、その空間分布が広がる。寄生容量C1は、この空乏層に対応して形成される。
上述の基板部の形成後には、配線部の形成行う。通常の半導体プロセス技術によって、P型半導体領域22上には、アノード電極25が形成され、N型コンタクト領域23上には、カソード電極26が形成される。そして、この上に、絶縁層(酸化膜SiO2、SiN2等)27を介して、第1シールド電極28、第2シールド電極29が形成される。第1シールド電極28は、アルミニウム材料から構成される。第2シールド電極29は、ポリシリコン又はITO(Indium Tin Oxide)から構成される。第1シールド電極28は、受光領域を除いた領域に形成される。第2シールド電極29は、受光領域に形成される。このように構成することで、外来ノイズ等に起因して、フォトダイオードPD1からノイズ電流が流れることが抑制される。また、フォトダイオードPD1の十分な感度特性を確保できる。
図1に示したフォトカプラ100の場合には、第1支持電極3と第2支持電極4とが対向して配置されているため、これによって、フォトカプラ100内に、一種のコンデンサが形成されているとみなすことができる。第1支持電極3及び第2支持電極4には互いに異なる電位が与えられるから、このコンデンサ内に配置されるフォトダイオードPD1は直接的にコンデンサの状態変化に起因する電界変動の影響を受ける。そして、フォトダイオードPD1からノイズ電流が発生することを招いてしまう。
従って、上述のように、第1シールド電極28に加えて、受光領域にも第2シールド電極29を設けている。また、この際、フォトダイオードPD1の感度特性を考慮して、受光領域には、所定波長の被検出光に対して透明な第2シールド電極29を設け、所定波長の被検出光に対して不透明な第1シールド電極28を設けている。
このような構成を採用した場合には、P型半導体領域22(フォトダイオードPD1を構成するシールド電極側の半導体領域)と第2シールド電極29との間に、必然的に外部寄生容量C2が形成される。本実施の形態では、P型半導体領域22と第2シールド電極29との間にある絶縁層27の層厚方向の厚みは、所定の厚みthickに設定される。すなわち、絶縁層27の層厚方向の厚みを調整することによって、外部寄生容量C2の容量の大きさを所定の値に設定する。ここでは、外部寄生容量C2の容量の大きさが、寄生容量C1の容量の大きさと実質的に等しいように設定する。これによって、電源電圧が変動した場合にも、フォトIC1が誤検出することを抑制できる(この点については後述する)。
再び、図2に戻り、フォトIC1の動作について説明する。
上述のとおり、第1電源端子P1には、電源電位Vccが与えられ、第2電源端子P2には、基準電位(接地電位)GNDが与えられる。これらの電源端子によって、フォトIC1には電源電圧が与えられる。
このとき、フォトダイオードPD1のカソードには、ダイオードD1とダイオードD2とに基づいて決定される電圧Vdiが与えられる。また、フォトダイオードPD1のアノードには、トランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧Vbeが与えられる。ここでは、Vdi:Vbe=2:1となるように設定されている。従って、フォトダイオードPD1は、逆方向にバイアスされた状態となる。なお、以下の説明では、フォトダイオードPD1のカソードに与えられる電圧を「カソード電圧」と呼び、フォトダイオードPD1のアノードに与えられる電圧を「アノード電圧」と呼ぶ。
フォトダイオードPD1に、被検出光が入射されると、この被検出光の強度に応じて光電流が発生する。この光電流は、フォトダイオードPD1のアノードからトランスインピーダンス回路7に入力される。具体的には、光電流は、トランスインピーダンス回路7に含まれる帰還抵抗R3を流れ、帰還抵抗R3の両端に所定の電圧を発生させる。これによって、出力端子P3には、被検出光の強度を反映した出力電圧が現れる。
ここで、第1電源端子P1から与えられる電源電位Vccが高くなった場合について、図2を参照しつつ、図4を用いて説明する。
図4に示すように、電源電圧が安定している場合には、カソード電圧及びアノード電圧も共に一定の値であり、フォトダイオードPD1に与えられるバイアス電圧も一定である。電源電位Vccが高くなった場合には、電圧Vdiが2(Vm)分だけ増加することに伴って、カソード電圧も2(Vm)分だけ増加する。また、電圧VbeがVm分だけ増加することに伴って、アノード電圧もVm分だけ増加する。そして、バイアス電圧は、Vm分だけ増加することになる。
このとき、寄生容量C1に節点N1の方向に充電電流I1が流れる。この充電電流I1が、トランスインピーダンス回路7に流れた場合、トランスインピーダンス回路7で電流電圧変換され、出力端子P3にて電圧出力として現れてしまう。結果として、フォトIC1の誤検出の原因となる。
本実施の形態では、緩衝容量部8が、フォトダイオードPD1とトランスインピーダンス回路7との間に設けられている。また、緩衝容量部8の容量の大きさは、寄生容量C1の容量の大きさと実質的に等しく設定されている。図4のように、電源電位Vccが高くなった場合(電源電圧が増加した場合)には、アノード電圧が高くなるが、同時に緩衝容量部8に含まれる外部寄生容量C2の一端に与えられる電圧も高くなる。これは、フォトダイオードPD1のアノードと外部寄生容量C2の一端とが、ともにトランジスタQ1のベースに接続されているからである。外部寄生容量C2の一端に与えられる電圧が高くなると、外部寄生容量C2に向けて充電電流I2が流れ込む。ここでは、外部寄生容量C2の容量の大きさが、寄生容量C1の容量の大きさと実質的に等しく設定されていることによって、充電電流I1と充電電流I2の値を実質的に等しくすることができる。つまり、充電電流I1は、トランスインピーダンス回路7には流れず充電電流I2として流れる。これによって、フォトIC1が誤検出することを抑制できる。
なお、ここでいう「実質的に等しい」とは、ある一定の幅を持っても良いことを意味し、厳密に等しいことは要しない。寄生容量C1の容量の値も、バイアス電圧の大きさによって変動するからである。また、緩衝容量部8の容量の大きさを、寄生容量C1の容量の大きさと実質的に等しく設定することは、寄生容量C1の充電電流の大きさと緩衝容量部8の充電電流の大きさを実質的に等しくすることでもある。
続いて、第1電源端子P1から与えられる電源電位Vccが低くなった場合について、図5を参照しつつ、図6を用いて説明する。
図6に示すように、電源電圧が安定している場合には、カソード電圧及びアノード電圧も共に一定の値であり、フォトダイオードPD1に与えられるバイアス電圧も一定である。電源電位Vccが低くなった場合には、電圧Vdiが2(Vm)分だけ小さくなることに応じて、カソード電圧も2(Vm)分だけ小さくなる。また、電圧VbeがVm分だけ小さくなることに伴って、アノード電圧もVm分だけ小さくなる。そして、バイアス電圧は、Vm分だけ小さくなる。
アノード電圧が小さくなることと同時に、緩衝容量部8に含まれる外部寄生容量C2の一端に与えられる電圧も小さくなる。これによって、外部寄生容量C2から節点N1の方向に放電電流I3が流れる。放電電流I3が、トランスインピーダンス回路7に流れた場合、トランスインピーダンス回路7で電流電圧変換され、出力端子P3にて出力電圧が生じ、フォトIC1の誤検出の原因となる。
電源電位Vccが低くなった場合には、バイアス電圧もVm分だけ小さくなる。これによって、寄生容量C1からバイアス回路6の方向に放電電流I4が流れる。
本実施の形態では、緩衝容量部8の容量の大きさは、寄生容量C1の容量の大きさと実質的に等しく設定されている。従って、外部寄生容量C2から発生する放電電流I3は、トランスインピーダンス回路7には流れず、放電電流I4として流れる。これによって、フォトIC1が誤検出することを抑制できる。すなわち、電源電圧がどのように変動したとしても、フォトIC1が誤動作することを抑制することができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態にかかるフォトIC50を図7に示す。第1の実施の形態と異なる点は、緩衝容量部8の構成である。すなわち、外部寄生容量C2のほかに、容量器C3を有する。容量器C3の一端は、フォトダイオードPD1のアノードとトランジスタQ1のベースとの間の節点N2に接続され、その他端は、第2電源端子P2に接続される。
本実施の形態では、外部寄生容量C2の容量の大きさと、容量器C3の容量の大きさの合計値が、寄生容量C1の容量の大きさと等しくなるように設定する。これによって、例えば、酸化膜堆積の時間を短縮させることができる。フォトダイオードPD1の寄生容量C1の大きさが大きい場合に、特に有効である。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態にかかるフォトIC60を図8に示す。第2の実施の形態と異なる点は、フォトダイオードPD1のカソードと第2電源端子P2との間にあるダイオードの個数(直列数)を増加させた点、フォトダイオードPD1のアノードと第2電源端子P2との間にあるダイオードの個数(直列数)を増加させた点である。
フォトダイオードPD1のカソードと第2電源端子P2との間にダイオードD3、D4が追加され、また、フォトダイオードPD1のアノードと第2電源端子P2との間にダイオードD5が追加される。これによって、フォトダイオードPD1に与えられるバイアス電圧は、第2の実施の形態の場合と比べて2倍となる。従って、寄生容量C1の値をより小さくすることができ、フォトダイオードPD1の応答性を高めることができる。
フォトダイオードPD1のカソードと第2電源端子P2との間にあるダイオードの個数NUM1とし、フォトダイオードPD1のアノードと第2電源端子P2との間にあるダイオードの個数をNUM2とした場合、上述の第1〜第3の実施の形態のいずれの場合においても、NUM1:NUM2=2:1となる。これによって、簡易にフォトダイオードPD1に所望のバイアスを与えることができる。なお、この条件式に従って、それぞれのダイオードの個数を増加させてもよい。
また、NUM2に数えられるダイオードとして、増幅器9に含まれるトランジスタQ1のベース−エミッタで構成されるダイオードを用いることで、回路構成をより簡素化できる。
本発明は、上述の実施の形態に限られない。フォトIC1に含まれるフォトダイオードPD1と、他の周辺回路(例えば、トランスインピーダンス回路7)とは、必ずしもモノリシックに構成させる必要はない。このフォトICは、フォトカプラ以外の用途にも適用することは可能である。バイアス回路6とトランスインピーダンス回路7の構成は、如何様にも構成できる。被検出光がフォトダイオードの空乏層に入射されることが確保されれば、どの方向から被検出光が入射しても構わない。
フォトカプラの一般的な構成を説明するための概略図である。 第1の実施の形態にかかるフォトICの概略的な回路図である。 フォトダイオードPD1の構成を説明するための断面図である。 フォトICの回路の動作を説明するための参考図である。 第1の実施の形態にかかるフォトICの概略的な回路図である。 フォトICの回路の動作を説明するための参考図である。 第2の実施の形態にかかるフォトICの概略的な回路図である。 第3の実施の形態にかかるフォトICの概略的な回路図である。
符号の説明
P1、P2 電源端子
P3 出力端子
PD1 フォトダイオード
6 バイアス回路
7 トランスインピーダンス回路
8 緩衝容量部
9 増幅器
R3 帰還抵抗
C1 寄生容量
C2 外部寄生容量
D1〜D5 ダイオード
N1、N2 節点
R1、R2、R11 抵抗器
Q1、Q2 トランジスタ

Claims (7)

  1. 第1及び第2電源端子に接続されるバイアス回路と、
    前記第1及び第2電源端子に接続されるトランスインピーダンス回路と、
    前記バイアス回路にカソードが接続され、前記トランスインピーダンス回路にアノードが接続されることで逆バイアス状態となるフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンス回路との間の節点に一端が接続され、前記第2電源端子に他端が接続される緩衝容量部と、を備え、
    前記緩衝容量部の容量の大きさは、前記フォトダイオードの空乏層から規定される寄生容量の大きさと実質的に等しく設定される、半導体受光装置。
  2. 第1及び第2電源端子に接続されるバイアス回路と、
    前記第1及び第2電源端子に接続されるトランスインピーダンス回路と、
    前記バイアス回路にカソードが接続され、前記トランスインピーダンス回路にアノードが接続されることで逆バイアス状態となるフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンス回路との間の節点に一端が接続される緩衝容量部と、を備え、
    前記緩衝容量部の容量の大きさは、前記第1及び第2電源端子から与えられる電源電圧の変動に伴って発生する前記緩衝容量部の充電電流又は放電電流の大きさが、前記第1及び第2電源端子から与えられる電源電圧の変動に伴って発生する前記フォトダイオードの空乏層から規定される寄生容量の充電電流又は放電電流の大きさと、実質的に等しくなるように設定される、半導体受光装置。
  3. 前記緩衝容量部は、前記フォトダイオードの受光領域に対応して形成されるシールド電極と前記フォトダイオードを構成する前記シールド電極側の半導体領域とから形成される外部寄生容量を、少なくとも含んで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体受光装置。
  4. 前記緩衝容量部は、前記外部寄生容量のほか、前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンス回路との間の節点に一端が接続されるとともに、前記第2電源端子に他端が接続される容量器を含んで構成されることを特徴とする請求項3記載の半導体受光装置。
  5. 前記フォトダイオードの前記カソードと前記第2電源端子との間には、前記バイアス回路に含まれる直列接続された2個以上のダイオードがあり、前記フォトダイオードの前記アノードと前記第2電源端子との間には、1個のダイオード又は直列接続された2個以上のダイオードがあり、
    前記フォトダイオードの前記カソードと前記第2電源端子との間にあるダイオードの個数は、前記フォトダイオードの前記アノードと前記第2電源端子との間にあるダイオードの個数の2倍であることを特徴とする請求項1記載の半導体受光装置。
  6. 前記フォトダイオードの前記アノードと前記第2電源端子との間にある1個以上の前記ダイオードは、前記トランスインピーダンス回路に含まれる初段トランジスタのベース−エミッタで構成されるダイオードを含んで構成されることを特徴とする請求項5記載の半導体受光装置。
  7. 請求項1又は請求項2記載の半導体受光装置と、
    少なくとも一つの発光部を含み、前記半導体受光装置と光学的に連絡可能に配置される発光装置と、
    前記半導体受光装置を支持するとともに前記半導体受光装置に電気的接続を与える第1電極と、
    前記発光装置を支持するとともに前記発光装置に電気的接続を与える第2電極と、を備え、
    前記第1電極及び前記第2電極は、互いに電気的に絶縁された状態で対向して配置される部分を有することを特徴とする光結合装置。
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