JP2015216571A - 光結合回路、光結合回路の受光装置及び信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光結合回路において、ノイズの性質にかかわらず、出力信号に対するノイズの影響を除去すること。【解決手段】フォトカプラ1は、発光部10及び受光部20を有する。受光部20では、光信号検出フォトダイオード21が、光信号L1に応じた光電流Ioptを出力する。ノイズ検出フォトダイオード22は、光信号L1を受光しないように設けられる。電流複製回路24は、ノイズ検出フォトダイオード22に流れるノイズ電流In21を複製する。電流電圧変換回路25は、光信号検出フォトダイオード21に流れる電流から電流複製回路24が複製したノイズ電流In21を減じた電流を、電圧信号V1に変換する。コンパレータ26は、電圧信号V1と閾値電圧Vthとの比較結果を出力信号VOUTとして出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、光結合回路、光結合回路の受光装置及び信号処理装置に関する。
入力側と出力側との間を電気的に絶縁しつつ、信号伝達を行うことができる素子として、光結合回路(フォトカプラとも称する)が知られている。光結合回路は、ACサーボやインバータなど、様々なシステムで用いられている。
光結合回路は、入力された電気信号を発光素子に入力し、光信号に変換する。この光信号は、発光素子と電気的に絶縁された受光素子で受光され、電気信号に変換される。変換された電気信号は、出力信号として出力側に出力される。
従って、光結合回路は、入力された電気信号を、正確に出力信号に変換できることが望ましい。しかし、光結合回路では、一般に発光部と受光部との間に容量結合が生じる。そのため、この容量結合により、ノイズが発光部から受光部へ伝搬する。例えば、ノイズが大きく、ノイズに起因する信号が受光部での出力信号生成の基準となる閾値を超えると、出力信号が誤って出力される事態が発生する。そのため、光結合回路では、ノイズの影響を抑制することが求められる。例えば、光結合回路の発光部と受光部との間を伝搬するノイズ信号に対する誤動作のしにくさを表す指標として、瞬時同相除去電圧 (CMR:Common Mode Rejection)と称される特性が要求される。
ノイズ耐性を有する光結合回路として、ダミーフォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとを追加して、ノイズに対応する電圧信号を生成し、出力信号からノイズに対応する電圧信号を除去する光信号受信回路が提案されている(特許文献1)。
この例では、光信号が入力される第1フォトダイオードで生成された第1電流信号が、第1トランスインピーダンスアンプにより第1電圧信号に変換される。また、光信号が入力されないように構成された第2フォトダイオードで生成された第2電流信号が、第2トランスインピーダンスアンプにより、前記第2電圧信号に変換される。第1電圧信号と第2電圧信号とは、コンパレータに入力され、比較結果が出力信号として出力される。
この光信号受信回路では、ノイズ信号を検出すると、第1電圧信号と第2電圧信号との間の電位差が広がるように、第1電圧信号及び第2電圧信号の一方の電圧をシフトする。これにより、ノイズ信号による影響はコンパレータでキャンセルされる。その結果、出力信号からノイズの影響を除去することができる。
ところが、発明者は、上述の光信号受信回路は、以下に示す問題点を有することを見出した。上述の光信号受信回路では、コンパレータでノイズをキャンセルしているが、コンパレータやコンパレータに電源を供給する電源の能力に依存して、耐量を向上できるノイズ信号の方向が制限される。つまり、ノイズが第1電圧信号及び第2電圧信号を低下させる場合には、コンパレータの非動作方向のノイズとなるので、ノイズを除去しきれない事態が生じる。また、ノイズによる電圧の変動が第1トランスインピーダンスアンプ及び第2トランスインピーダンスアンプの内部のダイナミックレンジを越える場合、コンパレータでノイズを除去することができなくなってしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、光結合回路は、発光部と、受光部と、を備え、前記受光部は、光信号に応じた光電流を出力する第1の受光素子と、前記光信号を受光しないように設けられた第2の受光素子と、前記第2の受光素子に流れる電流を複製する電流複製回路と、前記第1の受光素子に流れる電流から前記電流複製回路が複製した電流を減じた電流を、電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、前記電流電圧変換回路が変換した前記電圧信号と閾値電圧との比較結果を出力信号として出力する比較器と、を備えるものである。
一実施の形態によれば、光結合回路の受光装置は、前記光信号に応じた光電流を出力する第1の受光素子と、光信号を受光しないように設けられた第2の受光素子と、前記第2の受光素子に流れる電流を複製する電流複製回路と、前記第1の受光素子に流れる電流から前記電流複製回路が複製した電流を減じた電流を、電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、前記電流電圧変換回路が変換した前記電圧信号と閾値電圧との比較結果を出力信号として出力する比較器と、を備えるものである。
一実施の形態によれば、信号処理装置は、入力電気信号に応じて出力電気信号を出力する信号生成部と、入力と出力とを電気的に絶縁しつつ電気信号を印加する光結合回路と、を備え、前記信号生成部に前記入力電気信号が入力される経路、及び、前記信号生成部から前記出力電気信号が出力される経路の一方もしくは両方に前記光結合回路が挿入され、前記光結合回路は、発光部と、受光部と、を備え、前記受光部は、光信号に応じた光電流を出力する第1の受光素子と、前記光信号を受光しないように設けられた第2の受光素子と、前記第2の受光素子に流れる電流を複製する電流複製回路と、前記第1の受光素子に流れる電流から前記電流複製回路が複製した電流を減じた電流を、電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、前記電流電圧変換回路が変換した前記電圧信号と閾値電圧との比較結果を出力信号として出力する比較器と、を備えるものである。
一実施の形態によれば、光結合回路において、ノイズの性質にかかわらず、出力信号に対するノイズの影響を除去することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
実施の形態1にかかるフォトカプラ(光結合回路)について説明する。図1は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1の構成を模式的に示すブロック図である。フォトカプラ1は、1次側である発光部10及び2次側である受光部20からなる。発光部10と受光部20とは、電気的に絶縁されている。なお、フォトカプラの発光部及び受光部は、それぞれ発光装置及び受光装置とも称する。
実施の形態1にかかるフォトカプラ(光結合回路)について説明する。図1は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1の構成を模式的に示すブロック図である。フォトカプラ1は、1次側である発光部10及び2次側である受光部20からなる。発光部10と受光部20とは、電気的に絶縁されている。なお、フォトカプラの発光部及び受光部は、それぞれ発光装置及び受光装置とも称する。
発光部10は、発光素子11を有する。発光素子11は、例えば発光ダイオード(LED)が用いられる。図1の例では、発光素子11に順方向の電圧が印加されることで、光信号L1が発生する。
受光部20は、フォトダイオード(Photo Diode)を含み、フォトダイオードが受光した光信号L1を電気信号に変換する。フォトダイオードから出力される電流信号は電圧信号に変換されて、出力信号VOUTとして出力される。
図2は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1の構成をより詳しく示す回路図である。受光部20は、光信号検出フォトダイオード21、ノイズ検出フォトダイオード22、遮光部材23、電流複製回路24、電流電圧変換回路25及びコンパレータ26を有する。
光信号検出フォトダイオード21は、アノードがグランドと接続され、カソードは、後述するように、電流複製回路24と電流電圧変換回路25とに接続される。光信号検出フォトダイオード21は、光信号L1を受光して光電変換することで、光信号L1の光強度に対応する光電流Ioptが流れる。また、光信号検出フォトダイオード21には、発光部10と受光部20との間の容量結合によるノイズに起因する、ノイズ電流In1も流れる。
図3は、光信号検出フォトダイオード21の構成例を示す断面図である。図3に示す光信号検出フォトダイオード21は、半導体で構成されるPIN(p-intrinsic-n)型のフォトダイオードである。
光信号検出フォトダイオード21は、p型の単結晶シリコン基板101上に、例えばエピタキシャル成長により、アノードであるp型シリコン層102、真正半導体層であるi−シリコン層103が順に形成されている。i−シリコン層103の中央上部には、カソードであるn型シリコン層104が形成されている。i−シリコン層103及びn型シリコン層104上には、絶縁体からなる表面保護膜105と、光信号L1の反射を防止する反射防止膜106が形成されている。反射防止膜106上には、層間絶縁膜107が形成されている。
n型シリコン層104の一部には、n型コンタクト111が形成されている。n型コンタクト111上には、表面保護膜105、反射防止膜106及び層間絶縁膜107を貫通したカソード側引き出し電極112が形成されている。
p型シリコン層102の上方には、i−シリコン層103を貫通するように、p型コンタクト121が形成される。p型コンタクト121上には、表面保護膜105、反射防止膜106及び層間絶縁膜107を貫通したアノード側引き出し電極122が形成されている。
層間絶縁膜107上には、カソード側引き出し電極112と接続するカソード側アルミ電極113と、アノード側引き出し電極122と接続するアノード側アルミ電極123と、が形成される。アノード側アルミ電極123は、グランドと接続される。カソード側アルミ電極113は、電流複製回路24及び電流電圧変換回路25と接続される。
以上の構成より、光信号検出フォトダイオード21には逆バイアスがかけられ、中央の受光部130に入射する光信号L1に応じた電流を出力する。
ノイズ検出フォトダイオード22は、アノードがグランドと接続され、カソードは、後述するように、電流複製回路24と接続される。ノイズ検出フォトダイオード22と発光部1との間には、遮光部材23が配置される。ノイズ検出フォトダイオード22は遮光部材23によって遮光されるので、ノイズ検出フォトダイオード22には光信号L1は入射しない。したがって、ノイズ検出フォトダイオード22に光電流は流れず、発光部10と受光部20との間の容量結合によるノイズに起因するノイズ電流In21が流れる。
図4は、ノイズ検出フォトダイオード22の構成例を示す断面図である。図4に示すノイズ検出フォトダイオード22は、図3に示す光信号検出フォトダイオード21に、遮光部材23として機能するフローティングアルミ膜140が追加された構成を有する。フローティングアルミ膜140は、アノード側アルミ電極123及びカソード側アルミ電極113と同じ金属膜として形成され、中央の受光部130を覆うように形成される。フローティングアルミ膜140は、アノード側アルミ電極123及びカソード側アルミ電極113と同じ層の金属膜で形成することができる。
フローティングアルミ膜140は、他の電圧源とは接続されておらず、フローティング電位となる。したがって、フローティングアルミ膜140は遮光部材23として光信号L1を遮光するが、発光部10とノイズ検出フォトダイオード22との間の容量結合は遮断しない。したがって、容量結合に起因するノイズは、遮断されることなくノイズ検出フォトダイオード22に伝搬する。
電流複製回路24は、バイポーラトランジスタQ1及びQ2、定電流源27及び28を有する。この例では、バイポーラトランジスタQ1及びQ2は、同じ大きさのPNPトランジスタである。バイポーラトランジスタQ1及びQ2のエミッタには、電源電圧VCCが供給される。また、バイポーラトランジスタQ1のコレクタ及びベースと、バイポーラトランジスタQ2のベースとは、相互に接続される。バイポーラトランジスタQ1のコレクタとグランドとの間には、定電流源27が挿入される。また、バイポーラトランジスタQ1のコレクタは、ノイズ検出フォトダイオード22のカソードとも接続される。定電流源27は、一定の電流I1を出力する。本実施の形態では、定電流源27に流れる電流I1と定電流源28に流れる電流I2とが、1:1の比率となるように設計される。以上より、バイポーラトランジスタQ1及びQ2、定電流源27は、ミラー比1:1のカレントミラー回路を構成する。
バイポーラトランジスタQ2のコレクタとグランドとの間には、定電流源28が挿入される。定電流源28は、一定の電流I2を出力する。また、バイポーラトランジスタQ2のコレクタは、光信号検出フォトダイオード21のカソードと、電流電圧変換回路25と、に接続され、出力電流In22が出力される。
電流電圧変換回路25は、電流電圧変換回路25から光信号検出フォトダイオード21に流れ込む出力電流Iinを、電圧信号V1に変換する。電流電圧変換回路25は、差動増幅器29と抵抗R1とで構成される。差動増幅器29の反転入力端子は、バイポーラトランジスタQ2のコレクタと、光信号検出フォトダイオード21のカソードと、に接続される。差動増幅器29の非反転入力端子には、基準電圧VREFが入力される。差動増幅器29の反転入力端子と出力端子との間には、抵抗R1が接続される。
コンパレータ26の非反転入力端子は、電流電圧変換回路25の出力端子(差動増幅器29の出力端子)と接続され、電圧信号V1が入力される。コンパレータ26の反転入力端子には、閾値電圧Vthが入力される。コンパレータ26の出力端子からは、電圧信号V1と閾値電圧Vthとの比較結果である出力信号VOUTが出力される。この例では、電圧信号V1が閾値電圧Vthよりも大きい場合(V1>Vth)には、出力信号VOUTはHIGHとなる。電圧信号V1が閾値電圧Vthよりも小さい場合(V1<Vth)には、出力信号VOUTはLOWとなる。
続いて、フォトカプラ1の動作について説明する。
受光部20に光信号L1が入力されると、光信号検出フォトダイオード21には、光電流Ioptが流れる。光信号検出フォトダイオード21には逆バイアスがかけられており、光電流Ioptは、カソードからアノードに向かう方向に流れる。また、ノイズが発生した場合には、光信号検出フォトダイオード21のカソードからノイズ電流In1が発生する。In1をカソードに流入する方向を正として定義すると、光信号検出フォトダイオード21に流れる電流は、Iopt+In1となる。
一方、ノイズ検出フォトダイオード22は遮光されているので光電流は流れず、ノイズが発生した場合にノイズ電流In21のみが流れる。
次いで、電流複製回路24に流れる電流について説明する。
バイポーラトランジスタQ1には、電流IQ1が流れる。電流IQ1は、ノイズ電流In21と電流I1とを加算した電流であるので、以下の式(1)が成立する。
IQ1=In21+I1 ・・・(1)
バイポーラトランジスタQ1には、電流IQ1が流れる。電流IQ1は、ノイズ電流In21と電流I1とを加算した電流であるので、以下の式(1)が成立する。
IQ1=In21+I1 ・・・(1)
上述のように、バイポーラトランジスタQ1及びQ2と定電流源27とは、ミラー比1:1のカレントミラー回路を構成している。よって、バイポーラトランジスタQ2に流れる電流IQ2は、バイポーラトランジスタQ1に流れる電流IQ1と等しく、以下の式(2)が成立する。
IQ2=In21+I1 ・・・(2)
IQ2=In21+I1 ・・・(2)
定電流源28に流れる電流I2は、定電流源に流れる電流I1と等しいので、以下の式(3)が成立する。
I1=I2 ・・・(3)
よって、電流複製回路24の出力電流In22は以下の式(4)で表される。
In22=In21+I1−I2
=In21 ・・・(4)
すなわち、電流複製回路24は、出力電流In22として、ノイズ電流In21を出力することが理解できる。
I1=I2 ・・・(3)
よって、電流複製回路24の出力電流In22は以下の式(4)で表される。
In22=In21+I1−I2
=In21 ・・・(4)
すなわち、電流複製回路24は、出力電流In22として、ノイズ電流In21を出力することが理解できる。
キルヒホッフの法則により、ノイズ電流In21(すなわち、出力電流In22、電流電圧変換回路25の出力電流Iin、光電流Iopt、ノイズ電流In1の総和は0となるので、以下の式(5)が成立する。
In21+Iin=Iopt+In1 ・・・(5)
式(5)を変形して、以下の式(6)が得られる。
Iin=Iopt+In1−In21 ・・・(6)
In21+Iin=Iopt+In1 ・・・(5)
式(5)を変形して、以下の式(6)が得られる。
Iin=Iopt+In1−In21 ・・・(6)
ここで、電流電圧変換回路25が出力電流Iinを電圧信号V1に変換する際の係数をAとする。この時、以下の式(7)が成立する。
V1=A・Iin+B ・・・(7)
なお、図2に示す電流電圧変換回路25の構成においては、式(7)は以下の式(8)に書き換えることができる。
V1=R1・Iin+VREF ・・・(8)
以下、電圧信号V1と出力電流Iinとの間には、式(8)に示す関係が成立しているものとして説明する。
V1=A・Iin+B ・・・(7)
なお、図2に示す電流電圧変換回路25の構成においては、式(7)は以下の式(8)に書き換えることができる。
V1=R1・Iin+VREF ・・・(8)
以下、電圧信号V1と出力電流Iinとの間には、式(8)に示す関係が成立しているものとして説明する。
式(8)は式(6)を用いて、以下の式(9)に変形できる。
V1=R1(Iopt+In1−In21)+VREF ・・・(9)
V1=R1(Iopt+In1−In21)+VREF ・・・(9)
以上、式(9)より、ノイズ電流In1とノイズ電流In21とは、互いに相殺することが理解できる。光信号検出フォトダイオード21の受光面積とノイズ検出フォトダイオード22の受光面積とが同じとなるように設計することで、以下の式(10)が成立する。
In1=In21 ・・・(10)
In1=In21 ・・・(10)
よって、式(10)を用いることで、式(11)に示すように、電圧信号V1からノイズ電流In1の影響を除去し、光電流Ioptのみを反映させることができる。
V1=R1・Iopt+VREF ・・・(11)
V1=R1・Iopt+VREF ・・・(11)
以上、本構成によれば、式(11)に示すように、ノイズの影響を受けることなく、電流電圧変換回路25は光電流Ioptのみが反映した電圧信号V1を出力することができる。その結果、コンパレータ26へ入力される電圧信号V1がノイズの影響を受けないので、受光部20が出力する出力信号VOUTについても、ノイズの影響を受けないことが理解できる。
続いて、フォトカプラ1での信号の様子について説明する。まず、光信号検出フォトダイオード21に光信号L1が入射していない場合について検討する。図5は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1において、光信号検出フォトダイオード21に光信号L1が入射していない場合の信号のタイミング図である。初期状態では、光信号L1が入射しておらず、かつ、ノイズも入力されていない。よって、光信号検出フォトダイオード21の出力電流Iopt+In1は「0」となる。よって、電流電圧変換回路25の出力電流Iinは「0」となり、電流電圧変換回路25の電圧信号V1も「0」となる。その結果、コンパレータ26の出力信号VOUTは「LOW」となる。
その後、あるタイミング(タイミングT1)でノイズが入力されると、ノイズによる電圧が生じ、光信号検出フォトダイオード21の出力電流Iopt+In1には変化が生じる。Iopt=0であるので、光信号検出フォトダイオード21からは、ノイズ電流In1が出力される。同様に、ノイズ検出フォトダイオード22からは、ノイズ電流In21が出力される。
上記で説明したように、ノイズ電流In1とノイズ電流In21とはキャンセルされるので、電流電圧変換回路25の出力電流Iinは「0」、電圧信号V1は「0」のままで維持される。その結果、コンパレータ26の出力信号VOUTは「LOW」のままで維持されるので、出力信号VOUTはノイズによる誤動作などの影響を受けないことが理解できる。
次に、光信号検出フォトダイオード21に光信号L1が入射している場合について検討する。図6は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1において、光信号検出フォトダイオード21に光信号L1が入射している場合の信号のタイミング図である。初期状態では、光信号L1が入射し、かつ、ノイズは入力されていない。よって、光信号検出フォトダイオード21の出力電流Iopt+In1は光信号L1に応じた値となる。よって、電流電圧変換回路25の出力電流Iinは光電流Ioptと同じ値となり、電流電圧変換回路25の電圧信号V1は、R1・Iopt+VREFとなる。電流電圧変換回路25の電圧信号V1が閾値電圧Vthよりも大きいとき、コンパレータ26の出力信号VOUTは「HIGH」となる。
その後、あるタイミング(タイミングT2)でノイズが入力されると、ノイズによる電圧が生じ、光信号検出フォトダイオード21の出力電流Iopt+In1にはノイズ電流加算される。同様に、ノイズ検出フォトダイオード22からは、ノイズ電流In21が出力される。
上記で説明したように、ノイズ電流In1とノイズ電流In21とはキャンセルされるので、電流電圧変換回路25の出力電流Iinは光電流Iopt、電圧信号V1はR1・Iopt+VREFのままで維持される。その結果、コンパレータ26の出力信号VOUTは「HIGH」のままで維持されるので、出力信号VOUTはノイズによる誤動作などの影響を受けないことが理解できる。
以上、本構成によれば、光結合回路において、出力信号へのノイズによる誤動作などの影響を除去することができる。
また、本構成では、ノイズ電流を電圧信号に変換することなく、光信号検出フォトダイオード21の出力電流からノイズ電流を減算する。よって、電流電圧変換回路25は、ノイズの影響が除去された電流を電圧に変換するので、電流電圧変換回路の内部のダイナミックレンジがノイズ除去能力の制約となることはない。また、コンパレータ26には、ノイズの影響が既に除去された電圧信号が入力されるので、特許文献1と比較して、ノイズの方向性に起因する制約が生じることはない。
従って、本構成によれば、光結合回路において、ノイズの性質にかかわらず、出力信号に対するノイズの影響を除去することができる。
実施の形態2
実施の形態2にかかるフォトカプラについて説明する。図7は、実施の形態2にかかるフォトカプラ2の受光部30の構成を模式的に示す回路図である。フォトカプラ2は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1の受光部20を受光部30に置換した構成を有する。受光部30は、受光部20のノイズ検出フォトダイオード22と電流複製回路24とを、それぞれノイズ検出フォトダイオード32と電流複製回路34とに置換した構成を有する。
実施の形態2にかかるフォトカプラについて説明する。図7は、実施の形態2にかかるフォトカプラ2の受光部30の構成を模式的に示す回路図である。フォトカプラ2は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1の受光部20を受光部30に置換した構成を有する。受光部30は、受光部20のノイズ検出フォトダイオード22と電流複製回路24とを、それぞれノイズ検出フォトダイオード32と電流複製回路34とに置換した構成を有する。
ノイズ検出フォトダイオード32は、実施の形態1にかかるノイズ検出フォトダイオード22と同様に、遮光されている。しかしながら、ノイズ検出フォトダイオード32の受光面積は、ノイズ検出フォトダイオード32の受光面積の1/Nとなっている。換言すれば、ノイズ検出フォトダイオード32の受光面積は、光信号検出フォトダイオード21の受光面積の1/Nとなっている。本実施の形態では、ノイズ検出フォトダイオード32に流れるノイズ電流をIn31とする。
電流複製回路34は、電流複製回路24のバイポーラトランジスタQ1及びQ2、定電流源27及び28を、それぞれバイポーラトランジスタQ3及びQ4、定電流源37及び38に置換した構成を有する。実施の形態1では、バイポーラトランジスタQ1及びQ2は、同じ大きさのトランジスタであるものとして説明した。これに対し、実施の形態2にかかるバイポーラトランジスタQ3とバイポーラトランジスタQ4は、異なる大きさのトランジスタである。具体的には、本実施の形態では、バイポーラトランジスタQ3とバイポーラトランジスタQ4との大きさの比が1:Nであるものとする。電流複製回路31のその他の構成は、電流複製回路24と同様であるので、説明を省略する。また、実施の形態1では、定電流源27及び28が同じ値の電流を出力すると説明したが、定電流源37及び38は、異なる電流を出力する。本実施の形態では、定電流源37に流れる電流I3と定電流源38に流れる電流I4とが、1:Nの比率となるように設計される。以上より、バイポーラトランジスタQ3及びQ4、定電流源37は、ミラー比1:Nのカレントミラー回路を構成する。
次いで、電流複製回路34に流れる電流について説明する。
バイポーラトランジスタQ3には、電流IQ3が流れる。図7に示すように、電流IQ3は、ノイズ電流In31と電流I3とを加算した電流であるので、以下の式(12)が成立する。
IQ3=In31+I3 ・・・(12)
バイポーラトランジスタQ3には、電流IQ3が流れる。図7に示すように、電流IQ3は、ノイズ電流In31と電流I3とを加算した電流であるので、以下の式(12)が成立する。
IQ3=In31+I3 ・・・(12)
図7に示すように、バイポーラトランジスタQ3とバイポーラトランジスタQ4、定電流源37は、ミラー比1:Nのカレントミラーを構成している。よって、バイポーラトランジスタQ4に流れる電流IQ4は、以下の式(13)で表される。
IQ4=N(In31+I3) ・・・(13)
IQ4=N(In31+I3) ・・・(13)
定電流源38に流れる電流I4は、定電流源37に流れる電流I3のN倍であるので、以下の式が成立する。
I4=N・I3 ・・・(14)
よって、電流複製回路34の出力電流In32は以下の式(15)で表される。
In32=IQ4−N・I3
=N・In31+N・I3−N・I3
=N・In31 ・・・(15)
すなわち、電流複製回路34は、出力電流In32として、ノイズ電流In31をN倍した電流を出力することが理解できる。
I4=N・I3 ・・・(14)
よって、電流複製回路34の出力電流In32は以下の式(15)で表される。
In32=IQ4−N・I3
=N・In31+N・I3−N・I3
=N・In31 ・・・(15)
すなわち、電流複製回路34は、出力電流In32として、ノイズ電流In31をN倍した電流を出力することが理解できる。
キルヒホッフの法則により、ノイズ電流In31をN倍した電流(すなわち出力電流In32)、出力電流Iin、光電流Iopt、ノイズ電流In1の総和は0となるので、以下の式(16)が成立する。
N・In31+Iin=Iopt+In1 ・・・(16)
式(16)を変形して、以下の式(17)が得られる。
Iin=Iopt+In1−N・In31 ・・・(17)
N・In31+Iin=Iopt+In1 ・・・(16)
式(16)を変形して、以下の式(17)が得られる。
Iin=Iopt+In1−N・In31 ・・・(17)
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、電流電圧変換回路25について上述の式(8)が成立する。よって、式(17)を用いて、式(8)を式(18)に書き換えることができる。
V1=R1(Iopt+In1−N・In31)+VREF ・・・(18)
V1=R1(Iopt+In1−N・In31)+VREF ・・・(18)
式(18)より、ノイズ電流In1とノイズ電流In31とは、互いに相殺することが理解できる。上述の通り、光信号検出フォトダイオード21の受光面積とノイズ検出フォトダイオード32の受光面積とは、N:1であるので、ノイズ電流In1とノイズ電流In31とは、以下の式(19)を満たす関係となる。
In1=N・In31 ・・・(19)
In1=N・In31 ・・・(19)
よって、式(19)を用いることで、式(20)に示すように、電圧信号V1からノイズ電流の影響を除去し、光電流Ioptのみを反映させることができる。
V1=R1・Iopt+VREF ・・・(20)
V1=R1・Iopt+VREF ・・・(20)
すなわち、式(20)は上述の式(11)と同じ形となり、受光部30は、実施の形態1にかかる受光部20と同様に、ノイズ電流の影響を除去できることが理解できる。
更に、本構成によれば、ノイズ除去のために設けたノイズ検出フォトダイオード22を、光信号検出フォトダイオード21に比べて小型化することができる。かつ、電流複製部でカレントミラーを構成する2個のトランジスタの一方と、これに接続される定電流源と、を小型化することができる。その結果、ノイズ除去に要する構成を小型化し、光結合回路の大型化を抑制することができる。
実施の形態3
実施の形態3にかかるフォトカプラについて説明する。図8は、実施の形態3にかかるフォトカプラ3の受光部40の構成を模式的に示す回路図である。フォトカプラ3は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1に電流生成回路41及び閾値電圧生成回路51を追加した構成を有する。
実施の形態3にかかるフォトカプラについて説明する。図8は、実施の形態3にかかるフォトカプラ3の受光部40の構成を模式的に示す回路図である。フォトカプラ3は、実施の形態1にかかるフォトカプラ1に電流生成回路41及び閾値電圧生成回路51を追加した構成を有する。
電流生成回路41は、バイポーラトランジスタQ5及びQ6、定電流源47及び48を有し、電流複製回路24と同様の構成を有する。バイポーラトランジスタQ5及びQ6、定電流源47及び48は、それぞれ電流複製回路24のバイポーラトランジスタQ1及びQ2、定電流源27及び28に対応する。
バイポーラトランジスタQ5及びQ6は、PNPトランジスタである。バイポーラトランジスタQ5及びQ6のエミッタには、電源電圧VCCが供給される。バイポーラトランジスタQ5のコレクタとグランドとの間には、定電流源47が挿入される。定電流源47は、一定の電流I5を出力する。以上より、バイポーラトランジスタQ5及びQ6、定電流源47は、ミラー比1:1のカレントミラー回路を構成する。バイポーラトランジスタQ6のコレクタとグランドとの間には、定電流源48が挿入される。定電流源48は、一定の電流I6を出力する。また、バイポーラトランジスタQ6のコレクタは、後述するように、閾値電圧生成回路51に接続される。
閾値電圧生成回路51は、差動増幅器52、定電流源53及び抵抗R2を有する。差動増幅器52の反転入力端子は、バイポーラトランジスタQ6のコレクタに接続される。差動増幅器52の反転入力端子及びバイポーラトランジスタQ6のコレクタと、グランドとの間には、定電流源53が挿入される。差動増幅器52の非反転入力端子には、基準電圧VREFが入力される。差動増幅器52の反転入力端子と出力端子との間には、抵抗R2が接続される。
次いで、受光部40の動作について説明する。電流複製回路24では、バイポーラトランジスタQ1とバイポーラトランジスタQ2がミラー比1:1のカレントミラーを構成している。しかし、実際には、アーリー効果によりミラー比には、ずれが生じてしまう。アーリー効果によるズレをΔIとすると、以下の式(21)が成立する。
IQ1=IQ2+ΔI ・・・(21)
また、電流IQ1は、上述の式(1)と同様に、以下の式(22)で表される。
IQ1=In21+I1 ・・・(22)
式(21)と式(22)とから、以下の式(23)が得られる。
IQ2=In21+I1−ΔI ・・・(23)
IQ1=IQ2+ΔI ・・・(21)
また、電流IQ1は、上述の式(1)と同様に、以下の式(22)で表される。
IQ1=In21+I1 ・・・(22)
式(21)と式(22)とから、以下の式(23)が得られる。
IQ2=In21+I1−ΔI ・・・(23)
定電流源28に流れる電流I2は、定電流源に流れる電流I1と等しいので、上述の式(3)と同様に、以下の式(24)が成立する。
I1=I2 ・・・(24)
よって、電流複製回路24の出力電流In22は以下の式(25)で表される。
In22=In21+I1−ΔI−I2
=In21−ΔI ・・・(25)
すなわち、電流複製回路24は、出力電流In22として、ノイズ電流In21にアーリー効果による誤差が作用した電流を出力することが理解できる。
I1=I2 ・・・(24)
よって、電流複製回路24の出力電流In22は以下の式(25)で表される。
In22=In21+I1−ΔI−I2
=In21−ΔI ・・・(25)
すなわち、電流複製回路24は、出力電流In22として、ノイズ電流In21にアーリー効果による誤差が作用した電流を出力することが理解できる。
実施の形態1で説明した式(8)は、本実施の形態でも同様に成立するので、式(8)と式(25)とから、以下の式(26)が得られる。
V1=R1(Iopt+In1−In21+ΔI)+VREF ・・・(26)
V1=R1(Iopt+In1−In21+ΔI)+VREF ・・・(26)
上述の式(9)と式(26)とを比較すると、本実施の形態にかかる電流電圧変換回路25の電圧信号V1には、式(27)で表されるアーリー効果に起因する誤差ΔV1が含まれることが理解できる。
ΔV1=R1・ΔI ・・・(27)
ΔV1=R1・ΔI ・・・(27)
次いで、電流生成回路41の動作について説明する。バイポーラトランジスタQ5及びQ6、定電流源47は、ミラー比1:1のカレントミラーを構成している。しかし、電流複製回路24と同様に、アーリー効果により、ミラー比にはずれが生じてしまう。バイポーラトランジスタQ1、Q2、Q5、Q6は、それぞれ同じ大きさの同様のトランジスタであるので、電流生成回路41でのアーリー効果による電流誤差は、電流複製回路24と同様にΔIとなる。よって、以下の式(28)が成立する。
IQ5=IQ6+ΔI ・・・(28)
電流IQ5は、以下の式(29)で表される。
IQ5=I5 ・・・(29)
式(28)と式(29)とから、以下の式(30)が得られる。
IQ6=I5−ΔI ・・・(30)
また、電流生成回路41の出力電流をIeとすると、以下の式(31)が成立する。
IQ6=I6+Ie ・・・(31)
定電流源47及び48は、同じ定電流源であるので、以下の式(32)が成立する。
I5=I6 ・・・(32)
式(31)と式(32)とから、以下の式(33)が得られる。
Ie=−ΔI ・・・(33)
IQ5=IQ6+ΔI ・・・(28)
電流IQ5は、以下の式(29)で表される。
IQ5=I5 ・・・(29)
式(28)と式(29)とから、以下の式(30)が得られる。
IQ6=I5−ΔI ・・・(30)
また、電流生成回路41の出力電流をIeとすると、以下の式(31)が成立する。
IQ6=I6+Ie ・・・(31)
定電流源47及び48は、同じ定電流源であるので、以下の式(32)が成立する。
I5=I6 ・・・(32)
式(31)と式(32)とから、以下の式(33)が得られる。
Ie=−ΔI ・・・(33)
ここで、閾値電圧生成回路51の出力電流Itを閾値電圧Vthに変換する条件を示す式は、式(8)と同様に、以下の式(34)で表される。
Vth=R2・It+VREF ・・・(34)
キルヒホッフの定理より、定電流源53に流れる電流I7、電流生成回路41の出力電流Ie、閾値電圧生成回路51の出力電流Itは、以下の式(35)に示す関係を満たす。
I7=It+Ie
=It−ΔI ・・・(35)
Vth=R2・It+VREF ・・・(34)
キルヒホッフの定理より、定電流源53に流れる電流I7、電流生成回路41の出力電流Ie、閾値電圧生成回路51の出力電流Itは、以下の式(35)に示す関係を満たす。
I7=It+Ie
=It−ΔI ・・・(35)
式(34)は式(35)を用いて、以下の式(36)に変形できる。
Vth=R2(I7+ΔI)+VREF ・・・(36)
Vth=R2(I7+ΔI)+VREF ・・・(36)
ここで、抵抗R1と抵抗R2とは、式(37)に示す通り、同じ抵抗値を有するものとする。
R2=R1 ・・・(37)
R2=R1 ・・・(37)
式(36)は、式(37)を用いて、以下の式(38)に書き換えることができる。
Vth=R1(I7+ΔI)+VREF ・・・(38)
Vth=R1(I7+ΔI)+VREF ・・・(38)
式(38)に示す通り、本実施の形態では、閾値電圧Vthには、式(39)に示すように、アーリー効果に起因する誤差ΔVthが含まれることが理解できる。
ΔVth=R1・ΔI ・・・(39)
ΔVth=R1・ΔI ・・・(39)
以上より、式(27)と式(39)とから、以下の式(40)が成立する。
ΔV1=ΔVth ・・・(40)
ΔV1=ΔVth ・・・(40)
上述の通り、電流電圧変換回路25の電圧信号V1と閾値電圧Vthとには、アーリー効果による誤差が含まれる。しかしながら、本実施の形態にかかる受光部30によれば、電流電圧変換回路25の電圧信号V1と閾値電圧Vthとに含まれるアーリー効果による誤差を同じ値にすることができる。これにより、コンパレータ26で行われる比較では、実質的にアーリー効果による誤差はキャンセルされる。その結果、本実施の形態にかかる受光部30によれば、トランジスタのアーリー効果に起因する出力信号VOUTの誤差を除去することができる。
実施の形態4
実施の形態4にかかるフォトカプラについて説明する。図9は、実施の形態4にかかるフォトカプラ4の受光部50の構成を模式的に示す回路図である。フォトカプラ4は、実施の形態2にかかるフォトカプラ2に電流生成回路61及び閾値電圧生成回路51を追加した構成を有する。
実施の形態4にかかるフォトカプラについて説明する。図9は、実施の形態4にかかるフォトカプラ4の受光部50の構成を模式的に示す回路図である。フォトカプラ4は、実施の形態2にかかるフォトカプラ2に電流生成回路61及び閾値電圧生成回路51を追加した構成を有する。
電流生成回路61は、電流生成回路41のバイポーラトランジスタQ5及びQ6、定電流源47及び48を、それぞれバイポーラトランジスタQ7及びQ8、定電流源67及び68に置換した構成を有する。実施の形態3では、バイポーラトランジスタQ5及びQ6は、同じ大きさのトランジスタであるものとして説明した。これに対し、実施の形態4にかかるバイポーラトランジスタQ7とバイポーラトランジスタQ8は、異なる大きさのトランジスタである。具体的には、本実施の形態では、電流複製回路34のバイポーラトランジスタQ3及びQ4と同様に、バイポーラトランジスタQ7及びQ8の大きさの比が1:Nである。また、実施の形態3では、定電流源47及び48が同じ値の電流を出力すると説明したが、定電流源67及び68は、異なる電流を出力する。本実施の形態では、定電流源67に流れる電流I8と定電流源38に流れる電流I9とが、1:Nの比率となるように設計される。電流生成回路61のその他の構成は、電流生成回路41と同様であるので、説明を省略する。
次いで、受光部40の動作について説明する。電流複製回路34では、実施の形態3にかかる電流複製回路24と同様に、バイポーラトランジスタQ3とバイポーラトランジスタQ4とが構成するカレントミラーのミラー比(1:N)には、実際にはアーリー効果により、ずれが生じてしまう。この場合、アーリー効果によるズレは、実施の形態2のN倍、すなわちN・ΔIとなる。
よって、本実施の形態にかかる電流電圧変換回路25の電圧信号V1には、式(41)で表されるアーリー効果に起因する誤差ΔV1が含まれることが理解できる。
ΔV1=N・R1・ΔI ・・・(41)
ΔV1=N・R1・ΔI ・・・(41)
電流生成回路61では、実施の形態3にかかる電流複製回路24と同様に、バイポーラトランジスタQ7とバイポーラトランジスタQ8とが構成するカレントミラーのミラー比(1:N)には、実際にはアーリー効果により、ずれが生じてしまう。この場合、アーリー効果によるズレは、本実施の形態にかかる電流複製回路34と同様に、N・ΔIとなる。
よって、本実施の形態では、閾値電圧Vthには、式(42)に示すように、アーリー効果に起因する誤差ΔVthが含まれることが理解できる。
ΔVth=N・R1・ΔI ・・・(42)
ΔVth=N・R1・ΔI ・・・(42)
以上より、式(41)と式(42)とから、以下の式(43)が成立する。
ΔV1=ΔVth ・・・(43)
ΔV1=ΔVth ・・・(43)
上述の通り、本実施の形態において、電流電圧変換回路25の電圧信号V1と閾値電圧Vthとには、アーリー効果による誤差が含まれる。しかしながら、本実施の形態にかかる受光部50によれば、電流電圧変換回路25の電圧信号V1と閾値電圧Vthとに含まれるアーリー効果による誤差を同じ値にすることができる。これにより、コンパレータ26で行われる比較では、実質的にアーリー効果による誤差はキャンセルされる。その結果、本実施の形態にかかる受光部50によれば、トランジスタのアーリー効果に起因する出力信号VOUTの誤差を除去することができる。
実施の形態5
本実施の形態では、実施の形態1〜4のいずれかで説明したフォトカプラを用いて信号電圧を行うシステムについて説明する。ここでは、一例として、フォトカプラを用いたモータ駆動システムについて説明する。図10は、実施の形態5にかかるモータ駆動システム5の構成を示すブロック図である。モータ駆動システム5は、フォトカプラ6〜8、インバータ71、3相交流モータ72を有する。フォトカプラ6〜8のそれぞれは、実施の形態1〜4のいずれかで説明したフォトカプラ1〜4が用いられる。
本実施の形態では、実施の形態1〜4のいずれかで説明したフォトカプラを用いて信号電圧を行うシステムについて説明する。ここでは、一例として、フォトカプラを用いたモータ駆動システムについて説明する。図10は、実施の形態5にかかるモータ駆動システム5の構成を示すブロック図である。モータ駆動システム5は、フォトカプラ6〜8、インバータ71、3相交流モータ72を有する。フォトカプラ6〜8のそれぞれは、実施の形態1〜4のいずれかで説明したフォトカプラ1〜4が用いられる。
インバータ71には、フォトカプラ6を介して、制御信号CONを入力する。インバータ71は、制御信号CONに基づいて3相出力し、各相はそれぞれ配線201〜203を介して、3相交流モータ72に供給される。
配線201からは配線204が引き出され、フォトカプラ7の入力と接続される。配線202からは配線205が引き出され、フォトカプラ8の入力と接続される。フォトカプラ7の出力及びフォトカプラ8の出力は、例えば電圧監視回路(不図示)と接続される。この場合、電圧監視回路は、フォトカプラを介して、3相交流モータ72への電力出力状況を監視することができる。
一般に、3相交流モータ72から大きな駆動力を出力するには、3相交流モータ72を高電圧で駆動することが望ましい。そのため、インバータ71は高電圧の電源と接続される。これに対し、制御信号CONを出力する制御系や、上記の電圧監視回路などの監視系は、インバータ71及び3相交流モータ72よりも低電圧で動作する。
本実施の形態では、インバータ71及び3相交流モータ72と、これらの外部の制御系や監視系との間にフォトカプラを挿入しているので、高電圧で動作する部位と低電圧で動作する部位とを電気的に絶縁できる。これにより、異なる電圧で動作する部位を好適な電圧で独立して動作させるとともに、異なる電圧で動作する部位の間での信号伝達を実現することができる。
また、実施の形態1〜4のいずれかで説明したフォトカプラ1〜4を用いることで、フォトカプラ内部の容量結合に起因するノイズに影響されることなく、異なる電圧で動作する部位の間で、正確に信号を伝達することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述で説明した電流複製回路、電流電圧変換回路、電流生成回路、閾値電圧生成回路の構成は例示に過ぎず、同様の機能を発揮できるならば、適宜他の回路構成とすることができる。
上述の光信号検出フォトダイオード及びノイズ検出フォトダイオードの構成は例示に過ぎない。すなわち、他の構造のPINフォトダイオードやアバランシェ型フォトダイオードなどの他のタイプのフォトダイオードとしてもよい。また、シリコン材料のフォトダイオードに限らず、InP系などの化合物半導体材料のフォトダイオードなどを用いてもよい。
上述の実施の形態では、電流複製回路及び電流生成回路がバイポーラトランジスタを含むものとして説明したが、これは例示に過ぎない。例えば、MOSトランジスタなどの他の形式のトランジスタを用いてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1〜4、6〜8 フォトカプラ
5 モータ駆動システム
10 発光部
11 発光素子
20、30、40、50 受光部
21 光信号検出フォトダイオード
22、32 ノイズ検出フォトダイオード
23 遮光部材
24、31、41、61 電流複製回路
25 電流電圧変換回路
26 コンパレータ
27、28、37、38、47、48、53、67、68 定電流源
29 差動増幅器
51 閾値電圧生成回路
52 差動増幅器
71 インバータ
72 3相交流モータ
101 単結晶シリコン基板
102 p型シリコン層
103 i−シリコン層
104 n型シリコン層
105 表面保護膜
106 反射防止膜
107 層間絶縁膜
111 n型コンタクト
112 カソード側引き出し電極
113 カソード側アルミ電極
121 p型コンタクト
122 アノード側引き出し電極
123 アノード側アルミ電極
130 受光部
140 フローティングアルミ膜
201〜205 配線
CON 制御信号
L1 光信号
Q1〜Q8 バイポーラトランジスタ
R1、R2 抵抗
V1 電圧信号
VCC 電源電圧
VOUT 出力信号
VREF 基準電圧
Vth 閾値電圧
5 モータ駆動システム
10 発光部
11 発光素子
20、30、40、50 受光部
21 光信号検出フォトダイオード
22、32 ノイズ検出フォトダイオード
23 遮光部材
24、31、41、61 電流複製回路
25 電流電圧変換回路
26 コンパレータ
27、28、37、38、47、48、53、67、68 定電流源
29 差動増幅器
51 閾値電圧生成回路
52 差動増幅器
71 インバータ
72 3相交流モータ
101 単結晶シリコン基板
102 p型シリコン層
103 i−シリコン層
104 n型シリコン層
105 表面保護膜
106 反射防止膜
107 層間絶縁膜
111 n型コンタクト
112 カソード側引き出し電極
113 カソード側アルミ電極
121 p型コンタクト
122 アノード側引き出し電極
123 アノード側アルミ電極
130 受光部
140 フローティングアルミ膜
201〜205 配線
CON 制御信号
L1 光信号
Q1〜Q8 バイポーラトランジスタ
R1、R2 抵抗
V1 電圧信号
VCC 電源電圧
VOUT 出力信号
VREF 基準電圧
Vth 閾値電圧
Claims (9)
- 入力される電気信号に対応した光信号を出力する発光部と、
受光した前記光信号に応じた電気信号を出力信号として出力する、前記発光部と電気的に絶縁された受光部と、を備え、
前記受光部は、
前記光信号に応じた光電流を出力する第1の受光素子と、
前記光信号を受光しないように設けられた第2の受光素子と、
前記第2の受光素子に流れる電流を複製する電流複製回路と、
前記第1の受光素子に流れる電流から前記電流複製回路が複製した電流を減じた電流を、電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、
前記電流電圧変換回路が変換した前記電圧信号と閾値電圧との比較結果を出力信号として出力する比較器と、を備える、
光結合回路。 - 前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子は、前記発光部と電気的に絶縁され、
前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子には、前記発光部との容量結合によるノイズ電流が流れる、
請求項1に記載の光結合回路。 - 前記電流複製回路は、
第1の電源と第2の電源との間に縦続接続される第1のトランジスタ及び第1の定電流源と、
前記第1の電源と前記第2の電源との間に縦続接続される第2のトランジスタ及び第2の定電流源と、を備え、
前記第2の受光素子の一端は、前記第1のトランジスタと前記第1の定電流源との間のノードに接続され、
前記第1のトランジスタの制御端子は、前記第1のトランジスタの一端と前記第2のトランジスタの制御端子と接続されることで、前記第1及び第2のトランジスタと前記第1の定電流源とは、カレントミラー回路を構成し、
前記第1の受光素子の一端及び前記電流電圧変換回路は、前記第2のトランジスタと前記第2の定電流源との間のノードに接続される、
請求項1に記載の光結合回路。 - 前記第1の受光素子の受光面積と前記第2の受光素子の受光面積とは同じであり、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、同じ大きさのトランジスタであり、
前記第1の定電流源及び前記第2の定電流源は、同じ値の電流を出力する、
請求項3に記載の光結合回路。 - 第1の電流を出力する電流生成回路と、
電流信号を前記閾値電圧に変換して出力する閾値電圧生成回路と、を更に備え、
前記電流生成回路は、
前記第1の電源と前記第2の電源との間に縦続接続される第3のトランジスタ及び第3の定電流源と、
前記第1の電源と前記第2の電源との間に縦続接続される第4のトランジスタ及び第4の定電流源と、を備え、
前記閾値電圧生成回路は、前記第4のトランジスタと前記第4の定電流源との間のノードに接続され、
前記第3のトランジスタと前記第4のトランジスタとは、同じ大きさのトランジスタであり、
前記第3の定電流源及び前記第4の定電流源は、同じ値の電流を出力する、
請求項4に記載の光結合回路。 - 前記第1の受光素子の受光面積は、前記第2の受光素子の受光面積と比較して所定の比率の大きさであり、
前記第1のトランジスタは、前記第2のトランジスタと比較して前記所定の比率の大きさのトランジスタであり、
前記第1の定電流源は、前記第2の定電流源と比較して前記所定の比率の大きさの電流を出力する、
請求項3に記載の光結合回路。 - 第1の電流を出力する電流生成回路と、
電流信号を前記閾値電圧に変換して出力する閾値電圧生成回路と、を更に備え、
前記電流生成回路は、
前記第1の電源と前記第2の電源との間に縦続接続される第3のトランジスタ及び第3の定電流源と、
前記第1の電源と前記第2の電源との間に縦続接続される第4のトランジスタ及び第4の定電流源と、を備え、
前記閾値電圧生成回路は、前記第4のトランジスタと前記第4の定電流源との間のノードに接続され、
前記第3のトランジスタは、前記第4のトランジスタと比較して前記所定の比率の大きさのトランジスタであり、
前記第3の定電流源は、前記第4の定電流源と比較して前記所定の比率の大きさの電流を出力する、
請求項6に記載の光結合回路。 - 受光した光信号に応じた光電流を出力する第1の受光素子と、
前記光信号を受光しないように設けられた第2の受光素子と、
前記第2の受光素子に流れる電流を複製する電流複製回路と、
前記第1の受光素子に流れる電流から前記電流複製回路が複製した電流を減じた電流を、電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、
前記電流電圧変換回路が変換した前記電圧信号と閾値電圧との比較結果を出力信号として出力する比較器と、を備える、
光結合回路の受光装置。 - 入力電気信号に応じて出力電気信号を出力する信号生成部と、
入力と出力とを電気的に絶縁しつつ電気信号を印加する光結合回路と、を備え、
前記信号生成部に前記入力電気信号が入力される経路、及び、前記信号生成部から前記出力電気信号が出力される経路の一方もしくは両方に前記光結合回路が挿入され、
前記光結合回路は、
入力される電気信号に対応した光信号を出力する発光部と、
受光した前記光信号に応じた電気信号を出力信号として出力する、前記発光部と電気的に絶縁された受光部と、を備え、
前記受光部は、
前記光信号に応じた光電流を出力する第1の受光素子と、
前記光信号を受光しないように設けられた第2の受光素子と、
前記第2の受光素子に流れる電流を複製する電流複製回路と、
前記第1の受光素子に流れる電流から前記電流複製回路が複製した電流を減じた電流を、電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、
前記電流電圧変換回路が変換した前記電圧信号と閾値電圧との比較結果を出力信号として出力する比較器と、を備える、
信号処理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014099437A JP2015216571A (ja) | 2014-05-13 | 2014-05-13 | 光結合回路、光結合回路の受光装置及び信号処理装置 |
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US15/861,109 US20180145645A1 (en) | 2014-05-13 | 2018-01-03 | Optical coupling circuit including a light-receiving unit provided not to receive optical signal and signal processing device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014099437A JP2015216571A (ja) | 2014-05-13 | 2014-05-13 | 光結合回路、光結合回路の受光装置及び信号処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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CN113225069B (zh) * | 2021-04-06 | 2022-11-01 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种电流通信总线用防干扰隔离电路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0762605B2 (ja) * | 1986-07-09 | 1995-07-05 | 日産自動車株式会社 | 半導体光位置検出器 |
JPH0198934A (ja) * | 1987-10-12 | 1989-04-17 | Mimii Denshi Kk | 気圧計又は気圧高度計 |
US5450622A (en) * | 1991-07-23 | 1995-09-12 | Ericsson Inc. | Method and apparatus for providing a very fast acting noise squelch control system for an RF radio receiver |
JPH10256841A (ja) * | 1997-03-14 | 1998-09-25 | Sony Corp | フォトダイオード増幅回路 |
AU2001279283A1 (en) * | 2000-07-07 | 2002-01-21 | Fluidsense Corporation | Optical position sensor and position determination method |
JP3665635B2 (ja) * | 2002-11-27 | 2005-06-29 | 株式会社東芝 | 光信号受信回路、及び、光信号受信半導体装置 |
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US20090085542A1 (en) * | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Drive system for power semiconductor device |
US8129671B2 (en) * | 2007-12-11 | 2012-03-06 | Renesas Electronics Corporation | Power supply dependent optical receiver and amplifier and photocoupler using the same |
US8384443B2 (en) * | 2011-01-27 | 2013-02-26 | Maxim Integrated Products, Inc. | Current mirror and current cancellation circuit |
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- 2014-05-13 JP JP2014099437A patent/JP2015216571A/ja active Pending
-
2015
- 2015-04-29 US US14/698,998 patent/US9882537B2/en active Active
-
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- 2018-01-03 US US15/861,109 patent/US20180145645A1/en not_active Abandoned
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