JP6533960B2 - 光受信回路 - Google Patents

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Description

本開示は、光受信回路に関する。
光信号を電気信号に変換する光受信回路が知られている。従来の光受信回路は、ヘッドアンプと、ダミーアンプと、ピーク検出部と、平均値検出部と、差動アンプとを有する。従来の光受信回路では、ピーク検出部が、ヘッドアンプと差動アンプとの間のピーク電圧を検出する。そして、ピーク検出部は、検出したピーク電圧を平均値検出部へ出力する。平均値検出部は、ピーク検出部から入力したピーク電圧と、ダミーアンプから入力した電圧とから、しきい値電圧を算出し、差動アンプへ出力する。
このように、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いて、しきい値電圧を生成することにより、差動アンプで出力される出力波形の歪みを抑制している。なお、この出願に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭62−285537号公報
光受信回路は、第1受光器と、第1トランスインピーダンスアンプと、レベルシフト回路と、第2受光器と、第2トランスインピーダンスアンプと、ピークホールド回路と、コンパレータとを備える。第1受光器は、光信号を受信して第1の光電流に変換する。第1トランスインピーダンスアンプは、第1受光器に接続され、第1の光電流を第1電圧に変換する。レベルシフト回路は、第1トランスインピーダンスアンプに接続され、第1電圧を低電圧側にシフトさせた信号電圧を生成する。第2受光器は、光信号を受信して第2の光電流に変換する。第2トランスインピーダンスアンプは、第2受光器に接続され、第2の光電流を、信号電圧の最小電圧より大きく、信号電圧の最大電圧未満の第2電圧に変換する。ピークホールド回路は、第2トランスインピーダンスアンプに接続され、第2電圧のピーク電圧を第1のしきい値電圧として保持する。コンパレータは、レベルシフト回路およびピークホールド回路に接続され、信号電圧と第1のしきい値電圧とを比較する。
図1は、実施の形態1における光受信回路の概略ブロック図である。 図2は、実施の形態1における光受信回路の第1電圧と第2電圧との関係を示す図である。 図3は、実施の形態1における光受信回路の信号電圧と、しきい値電圧と、コンパレータの出力波形との関係を示す図である。 図4は、実施の形態2における光受信回路の概略ブロック図である。 図5は、実施の形態3における光受信回路の概略ブロック図である。 図6は、実施の形態4における光受信回路の概略ブロック図である。 図7は、実施の形態5における光受信回路の概略ブロック図である。 図8は、実施の形態5における他の光受信回路の概略ブロック図である。
近年、従来よりも簡単な構成で、消費電流を低減できる光受信回路が望まれている。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態の光受信回路10について、図1から図3を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1における光受信回路10の概略ブロック図である。図2は、実施の形態1における光受信回路10の第1電圧Vaと第2電圧Vbとの関係を示す図である。図3は、実施の形態1における光受信回路10の信号電圧Vioと、しきい値電圧Vthと、コンパレータの出力波形(電圧Vo)との関係を示す図である。
(構成)
光受信回路10は、第1受光器11と、第1トランスインピーダンスアンプ(以後、第1TIAと称する)12と、レベルシフト回路13と、第2受光器31と、第2トランスインピーダンスアンプ(以後、第2TIAと称する)32と、ピークホールド回路15と、コンパレータ16とを備える。
第1受光器11は、光信号を受信して第1の光電流に変換する。
第1トランスインピーダンスアンプ12は、第1受光器11に接続され、第1の光電流を第1電圧に変換する。
レベルシフト回路13は、第1トランスインピーダンスアンプ12に接続され、第1電圧を低電圧側にシフトさせた信号電圧を生成する。
第2受光器31は、光信号を受信して第2の光電流に変換する。
第2トランスインピーダンスアンプ32は、第2受光器31に接続され、第2の光電流を、信号電圧の最小電圧より大きく、信号電圧の最大電圧未満の第2電圧に変換する。
ピークホールド回路15は、第2トランスインピーダンスアンプに接続され、第2電圧のピーク電圧を第1のしきい値電圧として保持する。
コンパレータ16は、レベルシフト回路13およびピークホールド回路15に接続され、信号電圧と第1のしきい値電圧とを比較する。
第2受光器31と、第2トランスインピーダンスアンプ32により変換回路14が構成されている。
以下、光受信回路10の構成を詳細に説明する。第1受光器11は、第1フォトダイオード21を有しており、受信した光信号を光電流Ipd1(第1の光電流)に変換する。
第1フォトダイオード21のアノード側は、接地されている。第1フォトダイオード21のカソード側は、第1TIA12の入力側に接続されている。
第1TIA12の出力側は、レベルシフト回路13の入力側に接続されている。第1TIA12は、第1フォトダイオード21に流れる光電流Ipd1を電圧Va(以後、第1電圧Vaと称する)に変換し、レベルシフト回路13へ出力する。
ここで、第1TIA12の変換インピーダンスをr1[Ω]、第1フォトダイオード21のカソード側の電圧Viの電圧値をvi[V]、第1フォトダイオード21に流れる光電流Ipd1の電流値をipd1[A]とする。このとき、第1電圧Vaの電圧値va[V]は、以下の式(1)で表される。
va = vi + r1 × ipd1 ・・・ 式(1)
レベルシフト回路13の出力側は、コンパレータ16の反転入力側に接続されている。レベルシフト回路13は、第1電圧Vaを所定のシフト量ΔVsだけマイナス方向にシフトさせ、シフトさせた後の電圧Vio(以後、信号電圧Vioと称する)をコンパレータ16へ出力する。ここで、シフト量ΔVsは、第1電圧Vaの変位幅A1の1/2より小さい。また、第1電圧Vaの変位幅A1は、図2に示すように、第1電圧Vaの最小電圧Viと、第1電圧Vaの最大電圧Vamaxとの間の範囲(変位幅)である。そして、図3に示すように、信号電圧Vioの変位幅は、第1電圧Vaの変位幅A1と等しい。信号電圧Vioは、第1電圧Vaをシフト量ΔVsだけマイナス側にシフトした値(Vio=Va−ΔVs)である。
第2受光器31は、第2フォトダイオード35を有している。
第2フォトダイオード35のアノード側は、接地されている。第2フォトダイオード35のカソード側は、第2TIA32の入力側に接続されている。第2フォトダイオード35は、光信号を受信し、受信した光信号を光電流Ipd2(第2の光電流)に変換する。ここで、第1フォトダイオード21および第2フォトダイオード35が受信する光信号は共通の光源から出力された信号である。また、第2フォトダイオード35が光信号を受信する受光面積は、第1フォトダイオード21が光信号を受信する受光面積の1/2である。なお、第2フォトダイオード35の単位面積当たりの光信号を光電流へ変換する光電変換効率と、第1フォトダイオード21の単位面積当たりの光信号を光電流へ変換する光電変換効率とは等しい。なお、ここで光電変換効率とは、単位面積当たりの光信号を光電流に変換する変換効率のことである。これにより、第1フォトダイオード21と第2フォトダイオード35とが光信号を受信した場合には、第2フォトダイオード35の光電流Ipd2は、第1フォトダイオード21の光電流Ipd1の1/2となる。
第2TIA32の出力側は、ピークホールド回路15の入力側に接続されている。第2TIA32は、第2フォトダイオード35に流れる光電流Ipd2を第2電圧Vbに変換し、ピークホールド回路15へ出力する。
第2フォトダイオード35のカソード側の電圧は、光信号が受光されない場合には、第1フォトダイオード21の電圧Viと同レベル(vi[V])となっている。第2TIA32の変換インピーダンスをr2[Ω]、第2フォトダイオード35に流れる光電流Ipd2の電流値をipd2[A]とする。ここで、第2TIA32が光電流Ipd2を電圧に変換する変換効率は、第1TIA12が光電流Ipd1を電圧に変換する変換効率と等しい。つまり、r1=r2の関係となっている。このとき、第2電圧Vbの電圧値vb[V]は、以下の式(2)で表される。
vb = vi + r2 × ipd2 ・・・ 式(2)
上述したように、光電流Ipd2は光電流Ipd1の1/2であり、第2TIA32の変換効率と第1TIA12の変換効率とは等しい。そのため、式(1)および式(2)から、第2電圧Vbの変位幅A2は、第1電圧Vaの変位幅A1の1/2となる。ここで、第2電圧Vbの変位幅A2は、図2に示すように、第2電圧Vbの最小電圧Viと、第2電圧Vbの最大電圧Vbmaxとの間の範囲(変位幅)である。
第2電圧Vbの変位幅A2は、第1電圧Vaの変位幅A1の1/2である。また、レベルシフト回路13で第1電圧Vaを信号電圧Vioへシフトするシフト量ΔVsは、変位幅A1の1/2で表される値より小さい。そうすると、図3に示すように、第2電圧の最大電圧Vbmaxは、信号電圧Vioの最大電圧Vmax未満となる。
さらに、第1受光器11および第2受光器31で光信号が受信されない場合には、第1電圧Vaと第2電圧Vbとは、上述した式(1)および式(2)により同じ電圧Viとなっている。また、レベルシフト回路13で第1電圧Vaを信号電圧Vioへシフトするシフト量はΔVsである。そうすると、第2電圧Vbの最小となる電圧Viは、図3に示すように、信号電圧Vioの最小電圧Vminより大きい値となる。
ピークホールド回路15の出力側は、コンパレータ16の非反転入力側に接続されている。ピークホールド回路15は、第2電圧Vbのピーク電圧を保持する。具体的には、ピークホールド回路15は、コンデンサ(図示せず)を備えており、このコンデンサが充放電を行う。ここで、電圧の保持とは、放電による電圧降下が誤差範囲に収まっていることをいう。
コンパレータ16は、演算増幅器16aを含んでおり、信号電圧Vioと、しきい値電圧Vth(第1のしきい値電圧)とを比較し、電圧Voを出力する。
(動作)
以下、本実施の形態の光受信回路10の動作について、図1から図3を参照しながら説明する。
第1受光器11および第2受光器31で光信号が受信されない場合(例えば、図3のt0の時点)、第1受光器11および第2受光器31のそれぞれには、光電流は流れない。そのため、上述した式(1)および式(2)により第1電圧Vaと第2電圧Vbとは同じ電圧Viとなる。第1電圧Vaは、レベルシフト回路13によりシフト量ΔVsだけマイナス方向にシフトされる。また、ピークホールド回路15は、第2電圧Vbにほぼ等しいしきい値電圧Vthを出力する。これにより、信号電圧Vioはしきい値電圧Vthより低くなるので、コンパレータ16から出力される電圧Voは、ハイレベルHとなる。
一方、第1受光器11および第2受光器31で光信号が受信された場合、第1受光器11には光電流Ipd1が、第2受光器31には光電流Ipd2が、それぞれ流れる。このとき、第1電圧Vaは、上記式(1)により求められる電圧となる。具体的には、第1受光器11で光信号が受信されると、光電流Ipd1が増加し、第1電圧Vaおよび信号電圧Vioが増加する。また、変換回路14で光信号が受信されると、光電流Ipd2が増加し、第2電圧Vbおよびしきい値電圧Vthが増加する。信号電圧Vioの変位幅A1は、しきい値電圧Vthの変位幅A2よりも大きいので、信号電圧Vioとしきい値電圧Vthの大小関係が逆転する時点が存在する。そのため、信号電圧Vioおよびしきい値電圧Vthのそれぞれが増加中に信号電圧Vioがしきい値電圧Vthに達すると(図3の時間t1)、コンパレータ16から出力される電圧Voは、ローレベルLとなる。
さらに、第1受光器11および第2受光器31が光信号を受信しなくなると、第1受光器11に流れる光電流Ipd1は減少し、第1電圧Vaおよび信号電圧Vioも減少する。第2電圧Vbも減少するが、ピークホールド回路15により、ピーク電圧(図3のVbmax)が保持されている。そのため、ある時点(図2の時間t2)で、信号電圧Vioは、しきい値電圧Vthと同じとなり、コンパレータ16から出力される電圧Voは、ハイレベルHとなる。
その後、第1受光器11および第2受光器31が光信号を受信すると、上述したように、信号電圧Vioは増加し、ある時点(図3のt3)で信号電圧Vioがしきい値電圧Vthに達する。このとき、コンパレータ16から出力される電圧Voは、ローレベルLとなる。
本実施の形態の光受信回路10は、ピークホールド回路15が第2電圧Vbのピーク電圧を保持するので、コンパレータ16から出力される電圧Voの出力波形の歪みを小さくできる。
(まとめ)
以上説明したように、本実施の形態の光受信回路10では、ピークホールド回路15を用いて、しきい値電圧Vthを生成している。一方、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いて、しきい値電圧を生成している。つまり、光受信回路10は、従来の光受信回路と比較して少ない回路部品で、しきい値電圧Vthの生成を行っている。これにより、光受信回路10は、しきい値電圧Vthを生成する際の消費電流を従来よりも低減できる。
また、本実施の形態の光受信回路10において、変換回路14とコンパレータ16とは、ピークホールド回路15を介して接続されている。光受信回路10は、レベルシフト回路13やピークホールド回路15などを用いて、信号電圧Vioの最小電圧より大きく、信号電圧Vioの最大電圧未満であるしきい値電圧Vthを生成している。そして、光受信回路10は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。その結果、コンパレータ16の出力波形の歪みが抑制される。
さらに、本実施の形態の光受信回路10では、第2フォトダイオード35の受光面積を、第1フォトダイオード21の受光面積より小さくしている。これにより、光受信回路10は、第2受光器31に流れる光電流Ipd2を第1受光器11に流れる光電流Ipd1よりも小さくして、しきい値電圧Vthの変位幅を調整できる。光受信回路10は、光電流Ipd2に応じてしきい値電圧Vthの変位幅を調整する。そのため、第1TIA12および第2TIA32として、光電流を電圧に変換する変換効率が等しいTIAを利用できる。
また、本実施の形態の光受信回路10は、第2電圧Vbの変位幅A2を第1電圧Vaの変位幅A1の1/2としている。これにより、光受信回路10は、信号電圧Vioの変動幅の1/2に近いしきい値電圧Vthを生成する。そして、光受信回路10は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。そのため、コンパレータ16の出力波形の歪みが、さらに抑制される。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2における光受信回路20の概略ブロック図である。光受信回路20は、第2受光器31が、第2フォトダイオード35とは異なる第2フォトダイオード36と、遮光部37とを備えている点が実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
第2フォトダイオード36のアノード側は、接地されている。第2フォトダイオード36のカソード側は、第2TIA32の入力側に接続されている。第2フォトダイオード36が光信号を受信する受光面積は、第1フォトダイオード21が光信号を受信する受光面積と等しい。そして、第1フォトダイオード21と第2フォトダイオード36とは、同じ素子で形成されている。
遮光部37は、光を透過しない部材で形成されている。遮光部37は、第2フォトダイオード36の受光面積の1/2を覆うように設置されている。これにより、第2フォトダイオード36が受信する光信号の光量は、第1フォトダイオード21が受信する光信号の光量の1/2となる。そのために、第2フォトダイオード36の光電流Ipd2は、第1フォトダイオード21の光電流Ipd1の1/2となる。
なお、本実施の形態の光受信回路20の動作および効果は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態の光受信回路20では、ピークホールド回路15を用いてしきい値電圧Vthを生成している。一方、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いてしきい値電圧を生成している。つまり、光受信回路20は、従来の光受信回路と比較して少ない回路部品でしきい値電圧Vthの生成を行っている。これにより、光受信回路20は、しきい値電圧Vthを生成する際の消費電流を従来よりも低減できる。
また、本実施の形態の光受信回路20では、変換回路142とコンパレータ16とは、ピークホールド回路15を介して接続されている。光受信回路20は、ピークホールド回路15などを用いて、信号電圧Vioの最小電圧より大きく、信号電圧Vioの最大電圧未満であるしきい値電圧Vthを生成している。そして、光受信回路20は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。その結果、コンパレータ16の出力波形の歪みが抑制される。
さらに、本実施の形態の光受信回路20は、第2フォトダイオード36に遮光部37を設け、第2フォトダイオード36が受信する光信号の光量を、第1フォトダイオード21が受信する光信号の光量よりも小さくしている。第2受光器31に流れる光電流Ipd2を第1受光器11に流れる光電流Ipd1よりも小さくすることにより、しきい値電圧Vthの変位幅を調整できる。光受信回路20は、光電流Ipd2に応じてしきい値電圧Vthの変位幅を調整する。そのため、第1TIA12および第2TIA32として、光電流を電圧に変換する変換効率が等しいTIAを利用できる。
また、本実施の形態の光受信回路20は、第2電圧Vbの変位幅A2を第1電圧Vaの変位幅A1の1/2としている。これにより、光受信回路20は、信号電圧Vioの変動幅の1/2に近いしきい値電圧Vthを生成する。そして、光受信回路20は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。そのため、コンパレータ16の出力波形の歪みが、さらに抑制される。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3における光受信回路30の概略ブロック図である。本実施の形態の光受信回路30は、第2受光器31が、第2フォトダイオード35とは異なる第2フォトダイオード38を備えている点が実施の形態1と相違する。さらに、変換回路143が第2TIA32とは異なる第2TIA33を備える点が実施の形態1と相違する。さらに、第1TIA12の構成も実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
第2フォトダイオード38のアノード側は、接地されている。第2フォトダイオード38のカソード側は、第2TIA33の入力側に接続されている。第2フォトダイオード38が光信号を受信する受光面積は、第1フォトダイオード21が光信号を受信する受光面積と等しい。そして、第1フォトダイオード21と第2フォトダイオード38とは、同じ素子で形成されている。
第1TIA12は、図5に示すように、第1増幅器41と第1抵抗45とを備えている。第1抵抗45は、第1増幅器41に並列に接続されている。
第1抵抗45は、第1増幅器41の入力側と出力側との間に接続されている。また、第1増幅器41の入力側は、第1フォトダイオード21の出力側に接続されており、第1増幅器41の出力側は、レベルシフト回路13の入力側に接続されている。
第2TIA33は、図5に示すように、第2増幅器42と第2抵抗46とを備えている。第2抵抗46は、第2増幅器42に並列に接続されている。ここで、第2抵抗46の抵抗値は、第1抵抗45の抵抗値より低い。好ましくは、第2抵抗46の抵抗値は、第1抵抗45の抵抗値の1/2である。
第2抵抗46は、第2増幅器42の入力側と出力側との間に接続されている。また、第2増幅器42の入力側は、第2フォトダイオード38の出力側に接続されており、第2増幅器42の出力側は、ピークホールド回路15の入力側に接続されている。
第2抵抗46の抵抗値は、第1抵抗45の抵抗値の1/2であるので、第2電圧Vbの変位幅は、第1電圧Vaの変位幅の1/2となる。
なお、本実施の形態の光受信回路30の動作および効果は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態の光受信回路30では、ピークホールド回路15を用いてしきい値電圧Vthを生成している。一方、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いてしきい値電圧を生成している。つまり、光受信回路30は、従来の光受信回路と比較して少ない回路部品でしきい値電圧Vthの生成を行っている。これにより、光受信回路30は、しきい値電圧Vthを生成する際の消費電流を従来よりも低減できる。
また、本実施の形態の光受信回路30では、変換回路143とコンパレータ16とは、ピークホールド回路15を介して接続されている。光受信回路30は、ピークホールド回路15などを用いて、信号電圧Vioの最小電圧より大きく、信号電圧Vioの最大電圧未満であるしきい値電圧Vthを生成している。そして、光受信回路30は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。その結果、コンパレータ16の出力波形の歪みが抑制される。
さらに、本実施の形態では、第2抵抗46の抵抗値を、第1抵抗45の抵抗値の1/2とすることで、第2TIA32で出力される第2電圧Vbを第1電圧Vaより小さくしている。そのため、第1受光器11および第2受光器31として、受光面積が等しく、かつ受光した光信号を光電流に変換する光電変換効率が等しい受光器を用いて、しきい値電圧Vthの変位幅を調整できる。
また、本実施の形態の光受信回路30は、第2電圧Vbの変位幅A2を第1電圧Vaの変位幅A1の1/2としている。これにより、光受信回路30は、信号電圧Vioの変動幅の1/2に近いしきい値電圧Vthを生成する。そして、光受信回路30は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。そのため、コンパレータ16の出力波形の歪みが、さらに抑制される。
(実施の形態4)
図6は、実施の形態4における光受信回路40の概略ブロック図である。本実施の形態の光受信回路40は、図6に示すように、第2受光器31が、第2フォトダイオード35とは異なる第2フォトダイオード39を備えている点が実施の形態1と相違する。さらに、第1受光器11が、第1フォトダイオード21と第3フォトダイオード51とを備える点が実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
第3フォトダイオード51のアノード側は、接地されている。第3フォトダイオード51のカソード側は、第1TIA12の入力側に接続されている。
第2フォトダイオード39のアノード側は、接地されている。第2フォトダイオード39のカソード側は、第2TIA32の入力側に接続されている。
ここで、第3フォトダイオード51が光信号を受信する受光面積および第2フォトダイオード39が光信号を受信する受光面積は、第1フォトダイオード21が光信号を受信する受光面積と等しい。
これにより、第1フォトダイオード21に流れる光電流Ipd1、第2フォトダイオード39に流れる光電流Ipd2、および第3フォトダイオード51に流れる光電流Ipd3は等しくなる。図6に示すように、第1受光器11では、第1フォトダイオード21、第3フォトダイオード51が互いに並列に接続されている。そのため、第2電圧Vbの変位幅A2は、第1電圧Vaの変位幅A1の1/2となる。
なお、本実施の形態の光受信回路40の動作および効果は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態の光受信回路40では、ピークホールド回路15を用いてしきい値電圧Vthを生成している。一方、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いてしきい値電圧を生成している。つまり、光受信回路40は、従来の光受信回路と比較して少ない回路部品でしきい値電圧Vthの生成を行っている。これにより、光受信回路40は、しきい値電圧Vthを生成する際の消費電流を従来よりも低減できる。
また、本実施の形態の光受信回路40では、変換回路144とコンパレータ16とは、ピークホールド回路15を介して接続されている。光受信回路40は、ピークホールド回路15などを用いて、信号電圧Vioの最小電圧より大きく、信号電圧Vioの最大電圧未満であるしきい値電圧Vthを生成している。そして、光受信回路40は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。その結果、コンパレータ16の出力波形の歪みが抑制される。
さらに、本実施の形態の光受信回路40は、第1受光器11に第1フォトダイオード21および第3フォトダイオード51を備えている。これにより、光受信回路40は、第2受光器31に流れる光電流を第1受光器11に流れる光電流よりも小さくして、しきい値電圧Vthの変位幅を調整できる。光受信回路40は、光電流Ipd2に応じてしきい値電圧Vthの変位幅を調整する。そのため、第1TIA12および第2TIA32として、光電流を電圧に変換する変換効率が等しいTIAを利用できる。
また、本実施の形態の光受信回路40は、第2電圧Vbの変位幅A2を第1電圧Vaの変位幅A1の1/2としている。これにより、光受信回路40は、信号電圧Vioの変動幅の1/2に近いしきい値電圧Vthを生成する。そして、光受信回路40は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。そのため、コンパレータ16の出力波形の歪みが、さらに抑制される。
なお、本実施の形態では、第1受光器11は、並列に接続された2つのフォトダイオードを有している。しかし、フォトダイオードは2つ以上でもよい。また、第2受光器31が、複数のフォトダイオードを有していてもよい。フォトダイオードの個数や接続方法を調整することにより、第2電圧Vbの変位幅A2が、第1電圧Vaの変位幅A1よりも小さくなればよい。さらには、第2電圧Vbの変位幅A2が、第1電圧Vaの変位幅A1の1/2であるのが好ましい。
(実施の形態5)
図7は、実施の形態5における光受信回路50の概略ブロック図である。本実施の形態の光受信回路50は、図7に示すように、レベルシフト回路13とピークホールド回路15とからなる保持回路61を備えている点が実施の形態1と相違する。さらに、第1TIA12にレベルシフト回路13が接続されていない点が実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
保持回路61の入力側は、変換回路145の出力側と接続されている。変換回路145の構成は、変換回路14と同じである。すなわち、変換回路145は、第2受光器31と、第2TIA32とを備えている。第2受光器31は、第2フォトダイオード35を有している。第2フォトダイオード35は、光信号を受信し、受信した光信号を光電流Ipd2(第2の光電流)に変換する。
また、保持回路61の出力側は、コンパレータ16の非反転入力側と接続されている。保持回路61は、変換回路145から出力される第2電圧Vbが入力されると、第2電圧Vbより所定値だけ高く、第1電圧Vaの最小電圧より大きく、第1電圧Vaの最大電圧未満の範囲に属する電圧のピーク電圧を保持する。
以下、具体的に説明する。変換回路145は、第1電圧Vaの最小電圧より大きく、第1電圧Vaの最大電圧未満の範囲に属する第2電圧Vbを作成する。変換回路145の出力側は、保持回路61に接続されている。変換回路145の出力側は、保持回路61のレベルシフト回路13の入力側に接続されている。レベルシフト回路13は、第2電圧Vbを、シフト量ΔVsだけプラス方向にシフトさせる。レベルシフト回路13は、シフト後の電圧をピークホールド回路15へ出力する。ここで、シフト量ΔVsは、第1電圧Vaの変位幅の1/2より小さい。レベルシフト回路13の出力側は、ピークホールド回路15の入力側に接続されている。ピークホールド回路15は、ピーク電圧を保持する。すなわち、ピークホールド回路15は、第2電圧Vbよりシフト量ΔVsだけ高い電圧であり、第1電圧Vaの最小電圧より大きく、第1電圧Vaの最大電圧未満の範囲に属する電圧のピーク電圧を保持する。
ピークホールド回路15の出力側は、コンパレータ16の非反転入力側と接続されている。ピークホールド回路15は、レベルシフト回路13でシフトされた電圧にほぼ等しいしきい値電圧Vth(第2のしきい値電圧)をコンパレータ16へ出力する。
本実施の形態の光受信回路50では、保持回路61のピークホールド回路15を用いてしきい値電圧Vthを生成している。一方、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いてしきい値電圧を生成している。つまり、光受信回路50は、従来の光受信回路と比較して少ない回路部品でしきい値電圧Vthの生成を行っている。これにより、光受信回路50は、しきい値電圧Vthを生成する際の消費電流を従来よりも低減できる。
また、本実施の形態の光受信回路50では、変換回路145とコンパレータ16とは、レベルシフト回路13とピークホールド回路15とからなる保持回路61を介して接続されている。光受信回路50は、ピークホールド回路15などを用いてしきい値電圧Vthを生成している。そして、光受信回路50は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。そのために、コンパレータ16の出力波形の歪みが抑制される。
以上、実施の形態1から実施の形態5に基づいて本発明について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られない。例えば、以下のような例が考えられる。
上記実施の形態5において、レベルシフト回路13は、変換回路145とピークホールド回路15との間に接続されているが、これに限定されない。
図8は、実施の形態5における他の光受信回路60の概略ブロック図である。レベルシフト回路13は、図8に示すように、ピークホールド回路15とコンパレータ16との間に接続されていてもよい。
光受信回路60では、図8に示すように、レベルシフト回路13とピークホールド回路15とからなる保持回路62を有している。
保持回路62の入力側は、変換回路145の出力側と接続されている。また、保持回路62の出力側は、コンパレータ16の非反転入力側と接続されている。保持回路62は、変換回路145から出力される第2電圧Vbが入力されると、第2電圧Vbより所定値だけ高く、第1電圧Vaの最小電圧より大きく、第1電圧Vaの最大電圧未満の範囲に属する電圧のピーク電圧を保持する。
以下、具体的に説明する。
変換回路145は、第1電圧Vaの最小電圧より大きく、第1電圧Vaの最大電圧未満の範囲に属する第2電圧Vbを作成する。変換回路145の出力側は、保持回路62に接続されている。変換回路145の出力側は、保持回路62のピークホールド回路15の入力側に接続されている。ピークホールド回路15の出力側が、レベルシフト回路13の入力側に接続されている。レベルシフト回路13の出力側はコンパレータ16の非反転入力側と接続されている。レベルシフト回路13は、ピークホールド回路15で保持される電圧をシフト量ΔVsだけプラス方向にシフトさせてしきい値電圧Vthを生成し、コンパレータ16へ出力する。ここで、シフト量ΔVsは、第1電圧Vaの変位幅の1/2より小さい。
光受信回路60は、保持回路62のピークホールド回路15を用いてしきい値電圧Vthを生成している。一方、従来の光受信回路は、ピーク検出部および平均値検出部を用いてしきい値電圧を生成している。つまり、光受信回路60は、従来の光受信回路と比較して少ない回路部品でしきい値電圧Vthの生成を行っている。これにより、光受信回路60は、しきい値電圧Vthを生成する際の消費電流を従来よりも低減できる。
また、光受信回路60では、変換回路145とコンパレータ16とは、レベルシフト回路13とピークホールド回路15とからなる保持回路62を介して接続されている。光受信回路60は、ピークホールド回路15などを用いてしきい値電圧Vthを生成している。そして、光受信回路60は、しきい値電圧Vthに基づいて、電圧Voを出力する。そのため、コンパレータ16の出力波形の歪みが抑制される。
また、実施の形態1および実施の形態2において、第2受光器31に流れる光電流Ipd2が、第1受光器11に流れる光電流Ipd1の1/2となる例を説明した。しかしながら、第2受光器31に流れる光電流Ipd2を第1受光器11に流れる光電流Ipd1よりも小さくする方法は、これらの方法に限定されない。
例えば、実施の形態1では、第1受光器11の第1フォトダイオード21と光電変換効率が等しい第2受光器31の第2フォトダイオード35を用いている。しかし、第2受光器31の第2フォトダイオードの光電変換効率が、第1受光器11の第1フォトダイオード21より低くてもよい。さらに、第2受光器31の第2フォトダイオードの光電変換効率が、第1受光器11の第1フォトダイオード21の1/2であってもよい。
また、別の例として、第2フォトダイオードと第1フォトダイオード21との光電変換効率が等しく、第2フォトダイオードが受信する光信号の入射角度が、第1フォトダイオード21が受信する光信号の入射角度と異なっていてもよい。このとき、第2フォトダイオードの入射角度は、第2フォトダイオードで受信される光信号の光量が第1フォトダイオード21で受信される光信号の光量の1/2となるように設定される。
上記のような構成においても、第2受光器31に流れる光電流Ipd2を第1受光器11に流れる光電流Ipd1よりも小さくして、しきい値電圧Vthの変位幅を調整できる。また、光電流Ipd2に応じてしきい値電圧Vthの変位幅が調整できる。そのため、第1TIA12および第2TIA32として、光電流を電圧に変換する変換効率が等しいTIAを利用できる。
また、第2TIA32の変換効率が、第1TIA12の変換効率より低い光受信回路を用いてもよい。さらに、第2TIA32の変換効率が、第1TIA12の変換効率の1/2である光受信回路を用いてもよい。なお、ここで変換効率とは、光電流を電圧に変換する変換効率のことである。すなわち、第2TIA32の変換効率と第1TIA12の変換効率を調整することにより、しきい値電圧Vthの変位幅を調整してもよい。
また、上記各実施の形態において、第1受光器11と、第2受光器31とは、同一のチップ上にあってもよいし、異なるチップ上にあってもよい。
また、第1受光器11と、第2受光器31とが備える光信号を光電流へ変換する部品は、同一の集積回路上にあってもよいし、異なる集積回路上にあってもよい。
上記実施の形態1から実施の形態4において、第2電圧Vbの変位幅A2は、第1電圧Vaの変位幅A1の1/2としたが、第2電圧Vbの変位幅A2はこれに限定されない。
第2電圧Vbの変位幅が第1電圧Vaの変位幅より小さく、第2電圧Vbが第1電圧Vaのシフト後の電圧である信号電圧Vioの最小電圧より大きく、信号電圧Vioの最大電圧未満であればよい。
また、実施の形態5における第2電圧Vbの変位幅は、第1電圧Vaの変位幅より小さく、第2電圧Vbのシフト後の電圧が信号電圧Vioの最小電圧より大きく、信号電圧Vioの最大電圧未満であればよい。
また、実施の形態2において、遮光部37は、第2フォトダイオード36が光信号を受信する受光面積の1/2を覆うように設置されるとしたが、遮光部37はこれに限定されない。
遮光部37は、第2フォトダイオード36で受信される光信号の光量が第1フォトダイオード21で受信される光信号の光量より少なくなるように設けられていればよい。さらには、第2フォトダイオード36で受信される光信号の光量が第1フォトダイオード21で受信される光信号の光量の1/2となるように、遮光部37が設けられているのが好ましい。
また、例えば、遮光部37は、光信号を遮光する壁として光信号を受光する面上に形成されてもよい。
上記のような構成により、第2受光器31に流れる光電流Ipd2を第1受光器11に流れる光電流Ipd1よりも小さくして、しきい値電圧Vthの変位幅を調整できる。
また、本発明は、上記の事項や、実施の形態1〜5を組み合わせて用いてもよい。
本開示の光受信回路によると、変換回路とコンパレータとは、ピークホールド回路を介して電気的に接続されている。本開示の光受信回路では、ピークホールド回路で保持される電圧をしきい値電圧としている。その結果、簡単な回路構成で、コンパレータの出力波形の歪みを抑制できる。また、しきい値電圧を生成する際の消費電流を低減できる。
10,20,30,40,50,60 光受信回路
11 第1受光器
12 第1トランスインピーダンスアンプ
13 レベルシフト回路
14,142,143,144,145 変換回路
15 ピークホールド回路
16 コンパレータ
21 第1フォトダイオード
31 第2受光器
32,33 第2トランスインピーダンスアンプ
35,36,38,39 第2フォトダイオード
37 遮光部
41 第1増幅器
42 第2増幅器
45 第1抵抗
46 第2抵抗
51 第3フォトダイオード
61,62 保持回路
Va 第1電圧
Vb 第2電圧
Vio 信号電圧
Vth しきい値電圧

Claims (16)

  1. 光信号を受信して第1の光電流に変換する第1受光器と、
    前記第1受光器に接続され、前記第1の光電流を第1電圧に変換する第1トランスインピーダンスアンプと、
    前記第1トランスインピーダンスアンプに接続され、前記第1電圧を低電圧側に所定のシフト量シフトさせた信号電圧を生成するレベルシフト回路と、前記所定のシフト量は前記第1電圧の変位幅の1/2で表される値より小さく、
    前記光信号を受信して第2の光電流に変換する第2受光器と、前記第2受光器が前記光信号を受信していない場合は、前記第2受光器におけるアノード・カソード間の電圧は前記第1受光器におけるアノード・カソード間の電圧と等しく、前記第2の光電流は前記第1の光電流の1/2であり、
    前記第2受光器に接続され、前記第2の光電流第2電圧に変換する第2トランスインピーダンスアンプと、前記第2電圧は、前記信号電圧の最小電圧より大きく前記信号電圧の最大電圧未満であり、前記第2電圧の変位幅は前記第1電圧の変位幅の1/2であり、
    前記第2トランスインピーダンスアンプに接続され、前記第2電圧のピーク電圧を第1のしきい値電圧として保持するピークホールド回路と、
    前記レベルシフト回路および前記ピークホールド回路に接続され、前記信号電圧と前記第1のしきい値電圧とを比較するコンパレータと、
    を備える
    光受信回路。
  2. 前記第2受光器の受光面積は、前記第1受光器の受光面積よりも小さい
    請求項に記載の光受信回路。
  3. 前記第2受光器は遮光部を有しており、
    前記遮光部は、前記第2受光器で受光される光量が前記第1受光器で受光される光量より少なくなるように形成されている
    請求項に記載の光受信回路。
  4. 前記第2受光器の光電変換効率は、前記第1受光器の光電変換効率よりも低い
    請求項に記載の光受信回路。
  5. 前記第1トランスインピーダンスアンプは、第1増幅器と、前記第1増幅器に並列に接続された第1抵抗を有しており、
    前記第2トランスインピーダンスアンプは、第2増幅器と、前記第2増幅器に並列に接続された第2抵抗を有しており、
    前記第2抵抗の抵抗値は、前記第1抵抗の抵抗値より低い
    請求項1に記載の光受信回路。
  6. 前記第1受光器は、互いに並列に接続された複数のフォトダイオードを有している
    請求項1に記載の光受信回路。
  7. 前記第2トランスインピーダンスアンプが前記第2の光電流を前記第2電圧に変換する変換効率は、前記第1トランスインピーダンスアンプが前記第1の光電流を前記第1電圧に変換する変換効率よりも低い
    請求項1に記載の光受信回路。
  8. 光信号を受信して第1の光電流に変換する第1受光器と、
    前記第1受光器に接続され、前記第1の光電流を第1電圧に変換する第1トランスインピーダンスアンプと、
    前記光信号を受信して第2の光電流に変換する第2受光器と、前記第2受光器が前記光信号を受信していない場合は、前記第2受光器におけるアノード・カソード間の電圧は前記第1受光器におけるアノード・カソード間の電圧と等しく、前記第2の光電流は前記第1の光電流の1/2であり、
    前記第2受光器に接続され、前記第2の光電流を、前記第1電圧の最小電圧より大きく、前記第1電圧の最大電圧未満の第2電圧に変換する第2トランスインピーダンスアンプと、
    前記第2トランスインピーダンスアンプに接続され、前記第2電圧を高電圧側に所定のシフト量シフトさせた電圧のピーク電圧を第2のしきい値電圧として保持する保持回路と、前記所定のシフト量は前記第1電圧の変位幅の1/2で表される値より小さく、前記第2のしきい値電圧は、前記第1電圧の最小電圧より大きく前記第1電圧の最大電圧未満であり、
    前記第1トランスインピーダンスアンプおよび前記保持回路に接続され、前記第1電圧と、前記第2のしきい値電圧とを比較するコンパレータと、
    を備える
    光受信回路。
  9. 前記保持回路は、レベルシフト回路とピークホールド回路とを有する
    請求項に記載の光受信回路。
  10. 前記第2受光器の受光面積は、前記第1受光器の受光面積よりも小さい
    請求項に記載の光受信回路。
  11. 前記第2受光器は遮光部を有しており、
    前記遮光部は、前記第2受光器で受光される光量が前記第1受光器で受光される光量より少なくなるように形成されている
    請求項に記載の光受信回路。
  12. 前記第2受光器の光電変換効率は、前記第1受光器の光電変換効率よりも低い
    請求項に記載の光受信回路。
  13. 前記第1トランスインピーダンスアンプは、第1増幅器と、前記第1増幅器に並列に接続された第1抵抗を有しており、
    前記第2トランスインピーダンスアンプは、第2増幅器と、前記第2増幅器に並列に接続された第2抵抗を有しており、
    前記第2抵抗の抵抗値は、前記第1抵抗の抵抗値より低い
    請求項に記載の光受信回路。
  14. 前記第1受光器は、互いに並列に接続された複数のフォトダイオードを有している
    請求項に記載の光受信回路。
  15. 前記第2トランスインピーダンスアンプが前記第2の光電流を前記第2電圧に変換する変換効率は、前記第1トランスインピーダンスアンプが前記第1の光電流を前記第1電圧に変換する変換効率よりも低い
    請求項に記載の光受信回路。
  16. 前記第2電圧の変位幅は、前記第1電圧の変位幅の1/2である
    請求項に記載の光受信回路。
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