JP4610809B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として浴室や洗面所などの室内を乾燥雰囲気にするための送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユニットバス等の普及とともに浴室や洗面所等の多機能化が進んでいる。そのような中で、例えば特開昭63―77498号公報に示されているように、浴室の快適性の向上を図るとともに、浴室を乾燥雰囲気にして衣類等の乾燥室としても利用できるようにする浴室用乾燥暖房機が知られている。この製品の略図を図9に示す。
【0003】
この浴室用乾燥暖房機は、室内の空気を排気して換気を行う換気用の送風機101と、室内の空気を循環しながら加熱手段102によって昇温させる循環用の送風機103とを備え、浴室等の天井104に装着されている。室内の空気はダクト105を介して室外へ排気される。また、通常のダクトを介して室外へ排気する天井取付用換気扇の多くは樹脂製ダクトを使用しているが、特開昭63―77498号公報に示される浴室用乾燥暖房機は法規制によりダクト105は不燃材を使用しなければならない。
【0004】
このような状況で既設の天井取付用換気扇から浴室用乾燥暖房機に取り替える場合、ダクト配管の取り替え工事が必要になり工事が大掛かりになり変更しにくいものであった。
また、既設の天井取付用換気扇をそのまま利用して温風循環装置を天井に取付け浴室を乾燥室にして衣類を乾燥したり、暖房して使用する方法として特開2000―167297号の温風循環装置が知られている。この装置は既設の天井取付用換気扇の吸込口が温風循環装置の吸込口と連通しているため防災上、防火ダンパーが必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来の天井取付用換気扇のダクトは樹脂性を使用しているので、浴室用乾燥暖房機に取り替える場合、ダクト配管の取り替え工事が必要になり工事が大掛かりになり、設備しにくい課題があった。
【0006】
また、従来の特開昭63−77498号公報に示されている浴室衣類乾燥暖房換気装置は換気機能と温風生成機能を一つの本体内にその機能が集約されて、換気と循環温風生成のための空気の吸込みは同じパネルから行われるため、暖められた空気はダクトを介して室外へ排出される懸念があり、法規制によりダクトは不燃材のものを使用しなければならず、既設の天井取付用換気扇と同様に工事が大掛かりになる課題がある。
【0007】
また、この装置は一連の風路構造と外郭構造が同一であるが、法規上で規定された外郭温度の上限値を厳守するためには、加熱手段の入力を制限して温度過昇防止装置の設定温度を低く設定する必要があり、衣類乾燥運転中に温度過昇防止装置が頻繁に作動し加熱手段の入力を制限するため、衣類乾燥に要する時間が長くなる課題がある。
また、特開2000―167297号の温風循環装置は既設の天井取付用換気扇の吸込口が温風循環装置の吸込口と連通しているため防災上、防火ダンパーが必要になり構造が複雑になるとともに風路圧損が大きくなる課題があった。この装置の送風の形成は、既設のダクト取り付け位置や装置の取り付け位置により、温風送風方向が変わるため、乾燥させる衣類に効率良く温風が当たらず、衣類乾燥の効率が低い場合がある等、乾燥効率の差が大きくなるなどの課題があった。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、既設のダクトをそのまま使用し、大掛かりな工事をせず手軽に浴室等を乾燥雰囲気や暖房雰囲気にできる天井取付けの可能な送風装置を得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送風機と吸込口と吹出口とを有し室内空気を室外へ排気する換気ユニットと、送風機と吸込口と吹出口を有し室内空気を室内に循環させる循環ユニットと、前記換気ユニットの吸込口側と前記循環ユニットの外郭面を対向させて、連結する連結手段とで構成し、前記換気ユニットの吸込口側端面と前記循環ユニットの外郭面との間に空間を設けて前記換気ユニットに通じる風路を構成した送風装置である。
【0010】
また、前記換気ユニットに対して前記循環ユニットを横方向へスライド可能な固定手段を備えた送風装置である。
【0011】
また、天井に設けられた既設の天井用換気扇取付用の開口に前記循環ユニットを固定するための本体固定手段を設けた送風装置である。
【0012】
また、前記換気ユニットの吹出口に連通してダクト配管を接続するためのダクト接続枠を前記本体固定手段に連結した送風装置である。
【0013】
また、前記本体固定手段の天井面取付け部分を周囲より凸設した送風装置である。
【0014】
また、前記循環ユニットを天井に固定する前記本体固定手段に、仮固定手段を設けた送風装置である。
【0015】
また、循環ユニット内の風路に送風機より風下側に空気を加熱する加熱手段を設けた送風装置である。
【0016】
また、前記本体内に形成された風路の外側を覆い空気層を形成した外郭構造を有する送風装置である。
【0017】
また、パネルの取り付け方向を可変可能とした送風装置である。
【0018】
また、本体の下面に吸込口と吹出口の二つの開口を有する風路を構成し、この風路に送風機を設け、前記本体を天井に取り付けた時、前記本体の天井面側と天井面との間に空間を構成するように、前記本体の天井面側に天井に固定するための固定手段を設けた循環ユニットである。
【0019】
また、循環ユニット内の風路に送風機より風下側に空気を加熱する加熱手段を設けた循環ユニットである。
【0020】
また、前記本体内に形成された風路の外側を覆い空気層を形成した外郭構造を有する循環ユニットである。
【0021】
また、パネルの取り付け方向を可変可能とした循環ユニットである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本実施の形態は、主として浴室や洗面所などの天井面に取付け、室内を換気、乾燥、暖房する送風装置に関するものであり、図1〜8図を用いて説明する。
図において、本送風装置1は室内の空気を吸込み室外へ排気する換気装置としての換気ユニット2と、室内の空気を加温しながら循環する温風循環送風装置としての循環ユニット3と、循環ユニット3を天井6に固定する本体固定枠4と、換気ユニット2からの排気を屋外へ導くダクトを換気ユニット本体8と連結接続するダクト接続枠5から構成されている。
【0023】
換気ユニット2は、浴室等の天井6に設けられた既設の天井取付用換気扇の取付け用の開口7に取付ける金属性の換気ユニット本体8と、その換気ユニット本体8内に設けられて室内9から室外10への排気を行なう送風機11と、送風装置1としての運転を制御する回路基板12とから構成される。
回路基板12は回路取付板13にて換気ユニット本体8の側面に固定される。
換気ユニット本体8の室内側(本体下側)には室内空気を吸込むための開口14を有し、この開口14には天井に取付固定するための外側に張り出した角形のフランジ15が形成されている。
【0024】
フランジ15の一辺16には循環ユニット3から導出されたシーズヒーター17の端部が挿通できる穴18と循環ユニット2からの電気配線の引き込みができる穴(又は溝)19が設けられ、一辺16側の換気ユニット本体8の外側に基板取付ケース20を介して回路取付板13が換気ユニット本体8の側面に設けられている。
【0025】
また、フランジ周縁部15aの角部には下側方向に断面L形状の取付足21が溶接固定され、固定ネジ22を介して循環ユニット3の上面3aと連結されている。取付足21の長さ(高さ)は循環ユニット3上面3aと、天井6との間に換気ユニット2の開口14に連通する風路23を形成する長さ(高さ)を有している。取付足21の取付面21aには固定ネジ22を締め付けるための締付け穴21bが設けれれている。締付け穴21bは長穴で締付け位置が調整変更できる様になっている。
【0026】
循環ユニット3は、耐熱(例えば金属製)の箱体25、32、パネル26により外郭を構成しており、箱体25に循環用の送風機27と加熱手段としてのシーズヒータ17とで構成されている。シーズヒータ17はこの循環用の送風機27より下流側の風路30に送風機27の周囲を一周するように取付けられている。
シーズヒータ17で空気を暖め循環することにより、室内は暖房され、また、乾燥が出来るので快適な室内空間が得られる。
【0027】
箱体25、35とにより前面の開口31側には全周にわたって開口29が臨む風路30が構成されていて、この風路30の上流側の開口31に下流側の開口29に向う気流を形成する送風機27が設けられている。循環用の送風機27から送られる風は、開口29の一部を塞ぎ板28で図に示すように塞ぐことにより開口29から吹出される必要な風速を確保する構造となっている。
【0028】
箱体25の背面側は箱体32により覆われ外郭を形成している。循環ユニットの本体内に形成された風路の外側を箱体32により覆い箱体25との間に空気層を形成したので、風路に熱源を設けて空気の温度を上げても、前記空気層により風路の熱が断熱されて循環ユニットの外側が高温にならなず法規を満足する構造となっている。
箱体32の背面側には換気ユニット2の取付足21を固定するネジ穴を有しており、取付け足21を固定した時、天井6と循環ユニット3の上面3aとの間に風路23が構成される構造となっている。
【0029】
箱体25及び32の背面側上部25aには本体固定枠4と結合するための固定穴25bと、本体固定枠4に設けられた仮固定部33が貫通する角穴25cがそれぞれ設けられている。箱体32の側面には図に示すような角穴32aとネジ穴32bが4側面各々に形成されている。
パネル26は箱体25,32,35の前面及び側面を覆うもので、送風機27に対向する中央部分に室内空気吸込みのための開口26bを有し、開口26bの両側には風路30の開口29に対向して空気を吹出す吹出口26aが設けられている。中央の開口26bは指の入らない小穴の集合で構成され、吹出口26aは長方形の長穴で構成してある。
【0030】
パネル26は取付け方向を90度単位で自在に選択変更しても、角穴32a、ネジ穴32bは一致するので風の吹出し方向を自由に変更できる。パネル26の側面にも前記角穴32a、ネジ穴32bに一致する一に角穴26c、ネジ穴26dが設けられている。
パネル26の内側には固定バネ34が設けられており、固定バネ34の屈曲成形された凸部の部分が角穴26c、に差し込まれてパネル26を箱体32に取付けた時、固定バネが箱体の角穴32aに入り込み保持される。この状態でネジ穴26d、32bに固定ネジ35を締付けることによりパネル26を循環ユニット3に固定できる。
なお、パネル26の形状を円形状にして中の箱体25,32も円形状にして角穴26c,32a及びネジ穴26d,32bを多くすれば、それに応じて取り付け方向の選択が多くなるので、より設置場所に適した風の吹出し方向が選択できる。
【0031】
本体固定枠4は図4に示すように、換気ユニット2の換気ユニット本体8と回路取付板13とが挿通可能な開口部36を有し、開口部36の周辺は一定の幅を有して凸設された天井への取付面37となっている。天井への取付面37の凸設された高さは天井板6aの厚みより高い寸法になっている。取付面37には間隔をおいて天井に固定するための長穴38が設けられ、この長穴38に取付ネジ39を通して締め付け本体固定枠4を天井の野縁40に固定する。
【0032】
本体固定枠4の周縁角部には下側方向にL形に折り曲げられた循環ユニット3に固定する為の固定足41が設けられ、固定足41のL形の平面部41aにはネジ穴41bが設けられている。平面部41aが循環ユニット3の上面3a(箱体32)に当接し固定ネジ42により箱体32,25に連結固定される。
【0033】
また、この固定足41の端部には循環ユニット3の箱体32,25の角穴25cに挿通される仮固定部33が設けられている。
仮固定部33は本体固定枠4を天井の野縁40に固定した後、循環ユニット3を取付ける時、循環ユニット3の箱体32,25に挿通された状態で、仮固定部33に設けられた差込穴33aに仮固定ピン43を差し込むことにより仮固定部33の抜け止めとなり、循環ユニット3が仮固定されるので取付け作業が容易にできる。
【0034】
換気ユニット2と循環ユニット3と本体固定枠4との取付関係は、換気ユニット2が取付足21を介して循環ユニット3の上面3aと連結固定されている。本体固定枠4は換気ユニット2のフランジ周縁部15aを覆うように循環ユニット3の上面3aにネジで固定される。
【0035】
送風装置1として天井に設置する場合、初めに本体固定枠4を天井6(又は野縁40)に取付面37を密着するように取付ネジ39を長穴38に締め付け固定する。次にダクト接続枠5を取り付けフランジ53のネジ穴54に固定ネジ55を締付け固定しダクトを接続する。次に換気ユニット2と循環ユニット3が連結された状態で換気ユニット2の換気ユニット本体8の部分を本体固定枠4の開口部36に挿通しながらダクト接続枠5に換気ユニット本体8の先端を勘合させ密着させる。この時循環ユニット3のパネル26は前もって外しておく。
【0036】
次に本体固定枠4の仮固定部33を循環ユニット2の箱体25,32に設けられた角穴25cに挿入し、仮固定部33の差込穴33aに仮固定ピン43を差込仮固定する。この状態で箱体25,32の固定部25a,32aに設けられた固定穴25b,32bに固定ネジ42を通し本体固定枠4の固定足41のネジ穴41aに締め付けて完全固定する。
【0037】
固定ネジ42を全て締め付け後、仮固定ピン43を外しパネル26を取付けて設置が完了する。なお、パネル26を取付ける時、循環風の吹出し方向に合わせて吹出口26aの位置決めをする。また、吹出口26に対向しない風路30の開口部29には塞ぎ板28を取付け、風路30の風が吹出口26aに集中して吹出されるようにすることで効率の良い吹出し風路が形成される。
【0038】
また、既設の天井取付用換気扇の取付フランジが図8のように野縁40にあって天井板6aより凹んでいる場合でも、本体固定枠4の天井取付面37が凸設して15mm程度の段差形状を形成し、天井板6aの厚みより高くしてあるので取付ができる。
【0039】
ダクト接続枠5は図8に示すように換気ユニット本体8に係脱可能な取付枠51とダクト配管をテーピングするダクトフランジ52とから構成され、取付枠51とダクトフランジ52はカシメ結合されている。
取付枠51の下部には外方向に曲げられた取付フランジ53が形成され、この取付フランジ53には本体固定枠4とネジ固定するためのネジ穴54があり、固定ネジ55により本体固定枠4に締め付け連結されている。
【0040】
ダクト接続枠5は換気ユニット2の換気ユニット本体8への装着はスライドさせて装着できる。本体固定枠4とダクト接続枠5が固定ネジ55で連結されているため、本体固定枠4を外した時ダクト接続枠5が天井開口7に引っ掛かり換気ユニット2の落下を防止することができる。
【0041】
本体固定枠4の天井に取付けるための長穴38は取付場所が壁に近い位置であったり、天井面の側方に照明器具等の障害物が有る場合、長穴の範囲内で横方向にスライドさせることにより送風装置1が障害物と干渉することを回避できる。
【0042】
また、同様に循環ユニット3を換気ユニット2へ取付ける場合、取付場所が壁に近い位置であったり、天井面の側方に照明器具等の障害物が有る場合、換気ユニット本体8に設けられた取付け足21の締付穴39を長穴にしてあるので循環ユニット3の係合位置を長穴の範囲内で横方向にスライドさせることにより、障害物との干渉を回避できる。
このように本体固定枠4の長穴38でも換気ユニット本体8の取付け足21でも両方で横方向の位置調整が出来るので設置場所での状況に対応がし易い。
【0043】
送風装置1の運転は次のように行なわれる。まず、設置空間を乾燥雰囲気にする場合は、換気ユニット2の送風機11及び循環ユニット3の送風機27並びにシーズヒータ17を起動させる。
循環ユニット3はパネル26の開口26bより室内空気を吸込み箱体25と35の間の風路30を通って、箱体の開口29よりパネルの吹出口26aより室内に吹出される。この時、空気はシーズヒータ17によって加熱され温風となって循環し、空間の気温を上昇させ、水分の蒸発を促進し乾燥が行われる。
【0044】
一方、換気ユニット2は室内空気を天井6と循環ユニット3との間に形成された風路23から吸込み接続されたダクトを通って室外へ排気される。この時、湿気も排出されるので室内の湿度が下がり乾燥雰囲気になる。このように乾燥は循環ユニット3と換気ユニットを併用して行なう事が出来、乾燥能力が高く短時間での乾燥が出来る。
【0045】
もちろん換気ユニット2と循環ユニット3を単独で運転して乾燥することも出来、気象条件など環境に応じた使い分けが出来る。また、循環ユニット3の室内空気の吸込みも吹出しも、ともに前面(下面)において行われるので、壁近くに設置されても吸込み性能が低下することがなく、設置場所の制約が少ない。
また、循環ユニット3のみを運転することにより室内を暖房することができ、暖房装置としても使用でき、換気ユニット2のみを運転すれば、室内の空気を排気する換気として使用できる。
【0046】
このように本送風装置は、換気ユニットと循環ユニットを有しており、既設天井取付用換気扇の天井の開口およびダクト配管を使用して設置できる。もちろん新設の住宅でも容易に設備することができ、換気のほかに乾燥や暖房の機能を付加することが出来る。
また、循環ユニット3と換気ユニット2を組み合わせた構成とすることで、施工性が良く設置取付けがし易い。
【0047】
また、凸設した取付面37を有する本体固定枠4を使用することにより、既設の天井取付用換気扇のフランジ15が天井板6aに取付ける場合でも野縁40に取付ける場合でも循環ユニット3を天井に取付けることができる。
【0048】
実施の形態2.
本形態は既設の天井取付用換気扇をそのまま使用して、実施の形態1の循環ユニット3部分を取付けて使用する場合を説明する。
既設の天井取付用換気扇をそのまま使用して、その下側に循環ユニット3を天井板6aとの間に風路23を確保して本体固定枠4により単独で天井に取付けることにより、既設の換気機能に乾燥、暖房の機能を付加することが出来る。
【0049】
例えば、浴室の天井に既設の換気設備が設けられ換気が有効に機能している場合、既設の換気設備の下に循環ユニット3を取付けることにより、換気機能を保持しつつ浴室に乾燥及び暖房を行うことができるようになり、浴室が乾燥性能の良い乾燥室となり衣類を早く乾かすことができる。
【0050】
また、冬場暖房することにより温かい浴室として快適な入浴が出来る。このように循環ユニット3を取付け、換気設備との併用により室内を乾燥換気雰囲気にしたり、暖房雰囲気にしたりできる送風装置となる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、換気ユニットと循環ユニットを組み合せ、換気ユニットと循環ユニットの間に換気ユニットへ吸込む風路を設けたので、風路が完全に分離することが出来、既設の天井取付換気扇の取付用開口を利用して取付が出来るので、浴室等の空間を換気の他に乾燥や暖房雰囲気にすることが容易にできる送風装置が得られる効果がある。
【0052】
また、換気ユニットと循環ユニットをスライド可能に連結したので設置場所に応じて取付位置の調整が出来るので施工し易い送風装置が得られる効果がある。
【0053】
また、天井に循環ユニットを固定できる本体固定手段を設けたので天井への取付が容易に出来る効果がある。
【0054】
また、前記固定手段にダクト接続枠を連結したことにより、本体固定手段を天井から外した時の循環ユニットをダクト接続枠とダクトで支えることが出来る効果がある。
【0055】
また、本体固定手段の天井取付面を周囲より凸設させたので、取付面が天井面より凹んでいる場合でも送風装置を確実に取付け固定が出来る効果がある。
【0056】
また、前記固定手段に仮固定手段を設けたので循環ユニットの天井での取付作業が容易に出来る効果がある。
【0057】
また、循環ユニットに加熱手段を設けたので室内の暖房や昇温ができる効果がある。
【0058】
また、循環ユニットの本体内に形成された風路の外側を覆い空気層を形成した外郭構造としたので、風路に熱源を設けて空気の温度を上げても、前記空気層により風路の熱が断熱されて循環ユニットの外側が高温にならないので、特別な断熱処理をしなくても法規を満足する送風装置を提供できる効果がある。
【0059】
また、循環ユニットの化粧パネルの取り付け方向を可変可能としたので設置位置の応じて風の吹出し方向を自由に変更できる送風装置を提供できる効果がある。
【0060】
また、循環ユニットに天井面と循環ユニットの外郭との間に空間を有するように固定手段を設けたので、既設の天井取付換気扇の下に取付が出来、既設の換気扇をそのまま利用して簡単な工事で循環機能を追加できる出来る効果がある。
【0061】
また、循環ユニットの本体内に形成された風路の外側を覆い空気層を形成した外郭構造としたので、風路に熱源を設けて空気の温度を上げても、前記空気層により風路の熱が断熱されて循環ユニットの外側が高温にならないので、特別な断熱処理をしなくても法規を満足する循環ユニットを提供できる効果がある。
【0062】
また、循環ユニットに加熱手段を設けたので室内の暖房や昇温ができる循環ユニットを提供できる効果がある。
【0063】
また、循環ユニットの化粧パネルの取り付け方向を可変可能としたので設置位置の応じて風の吹出し方向を自由に変更できる循環ユニットを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の送風装置を示す断面図である。
【図2】 本発明の送風装置を示す図1の側面断面図である。
【図3】 本発明の送風装置のパネル面から見た図である。
【図4】 本発明の送風装置に使用する本体固定枠の斜視図である。
【図5】 本発明の送風装置の上から見た図である。
【図6】 本発明の送風装置の要部を示す断面図である。
【図7】 本発明の送風装置の要部を示す断面図である。
【図8】 本発明のダクト接続枠の取付状態を示す図である。
【図9】 従来の浴室衣類乾燥暖房換気装置を示す図である。
【符号の説明】
1 送風装置、 2 換気ユニット、 3 循環ユニット、 4 本体固定枠、 5 ダクト接続枠、 7 開口、 17 シーズヒータ、 21 取付足、23 風路、 25 箱体、 26 パネル、 28 塞ぎ板、 32 箱体、 33 仮固定部、 37 取付面。

Claims (8)

  1. 送風機と吸込口と吹出口とを有し室内空気を室外へ排気する換気ユニットと、
    送風機と吸込口と吹出口を有し室内空気を室内に循環させる循環ユニットと、
    前記換気ユニットの吸込口側と前記循環ユニットの外郭面を対向させて、連結する連結手段とで構成し、
    前記循環ユニットの外郭を二重構造にしてその内部に空気層を形成することで、前記換気ユニットの吸込口側端面と前記循環ユニットの外郭面との間に前記空気層を存在させ、前記換気ユニットに通じる排気風路と前記換気ユニットの循環風路と前記空気層を介して分離したことを特徴とする送風装置。
  2. 請求項1に記載の送風装置にあって、前記換気ユニットに対して前記循環ユニットを前記循環ユニットの外郭面方向へスライド可能な固定手段を備えたことを特徴とする送風装置。
  3. 請求項1及び2に記載の送風装置であって、天井に設けられた既設の天井用換気扇取付用の開口に前記循環ユニットを固定するための本体固定手段を設けたことを特徴とする送風装置。
  4. 請求項3に記載の送風装置であって、前記換気ユニットの吹出口に連通してダクト配管を接続するためのダクト接続枠を前記本体固定手段に連結したことを特徴とする送風装置。
  5. 前記本体固定手段の天井面取付け部分を前記外殻面より凸設したことを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
  6. 前記循環ユニットを天井に固定する前記本体固定手段に、仮固定手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
  7. 前記循環ユニット内の風路に送風機より風下側に空気を加熱する加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の送風装置。
  8. 前記循環ユニット内に形成された風路の外側を覆い二重構造でその内部に空気層を形成した外郭構造を有することを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の送風装置。
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