JP4214095B2 - ミストサウナ機能付き浴室暖房機 - Google Patents

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本発明は、浴室に温水をミスト状に噴霧してミストサウナできるミストサウナ機能を有した浴室暖房機(浴室の暖房だけでなく、換気や乾燥を行うものも含む)に関するものである。
一般に浴室暖房機の設置は、ユニットバスの設営後に行われることが多い。しかしマンション等の集合住宅では短時間で効率よく設置する必要性からユニットバスの設営前に浴室暖房機を設置することが望まれている。
浴室暖房機をユニットバス設営後に設置するのと、ユニットバス設営前に設置するのとでは施工の仕様が次のように異なる。ユニットバス設営後に浴室暖房機を取り付ける場合は、ユニットバスの天井板の開口部に下から浴室暖房機本体を挿通して浴室暖房機本体の下端の周縁のフランジを開口部の周縁で天井板の下面に当接すると共に浴室暖房機本体を建物躯体に吊り支持し、その後グリル板をフランジの下面に当接してグリル板を浴室暖房機本体に取り付けている。ユニットバス設営前に浴室暖房機を取り付ける場合、浴室暖房機本体を建物躯体に吊り支持した後、ユニットバスを設営してユニットバスの天井板の開口部に浴室暖房機本体の下面を臨ませると共に浴室暖房機本体の下端の周縁のフランジを開口部の周縁で天井板の上面に当接し、この天井板を挟むように浴室暖房機本体の下方にグリル板を配置してグリル板を浴室暖房機本体に取り付けている。つまり、ユニットバス設営後、浴室暖房機を設置する場合は、浴室暖房機本体とグリル板との間にユニットバスの天井板を介せず直接浴室暖房機本体にグリル板を取り付けるが、ユニットバス設営前に浴室暖房機を設置する場合、浴室暖房機本体とグリル板との間にユニットバスの天井板を介在して浴室暖房機本体にグリル板を取り付けている。
上記のように浴室暖房機をユニットバス設営後に設置する場合と、ユニットバス設営前に設置する場合とでは浴室暖房機本体に対するグリル板の高さ位置がユニットバスの天井板の厚さとフランジの厚さと上下のシール材の厚さの和の厚さ分だけ異なるようになる。ところで近年、この種の浴室暖房機において、ミストサウナ浴もできるようにしたミストサウナ機能付き浴室暖房機も提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)、このミストサウナ機能を持たせるために温水のミストを噴霧するミストノズルを浴室暖房機本体に設けた場合、ユニットバス設営後に浴室暖房機を設置する場合と、ユニットバス設営前に浴室暖房機を設置する場合とで、グリル板に対するミストノズルの相対位置が変わってしまう。
特開2002−336155号公報 特開2003−336875号公報
ところで、この種のミストサウナ機能付き浴室暖房機ではミストノズルをグリル板に露出させるためにグリル板に対してミストノズルを所定の高さ位置に位置させる必要がある。このためユニットバス設営後の設置とユニットバスの設営前の設置に対応するために浴室暖房機本体に対するミストノズルの取り付け位置が2種類の仕様の浴室暖房機を用意する必要がある。またユニットバスの天井板の厚さも異なる場合があるのでそれに対応するためにさらに多くの種類のものを用意する必要も生じる。またユニットバス設営前に浴室暖房機本体を設置すると、ミストサウナ機能付き浴室暖房機の場合、浴室暖房機本体からミストノズルが下方に突出し、ミストノズルがユニットバスの設営の邪魔になってユニットバスの施工性が悪くなるという問題がある。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ユニットバス設営後に設置する仕様でもユニットバス設営前に設置する仕様でも対応でき、また後でユニットバスを設営する場合でもユニットバスの設営の邪魔にならないミストサウナ機能付き浴室暖房機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明のミストサウナ機能付き浴室暖房機Aは、浴室暖房機本体1と浴室暖房機本体1の下面に装着されるグリル板2とで構成され、浴室暖房機本体1には、熱源機3から供給される温水が循環する暖房用温水管路4と、温風を発生するために暖房用温水管路4に配置された温風用熱交換器5と、送風機6と、ミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズル7とを具備したミストサウナ機能付き浴室暖房機において、ミストノズル7を固定したノズル固定板10を浴室暖房機本体1に対して上下位置変更自在に取り付けたことを特徴とする。上記のように構成したことにより、ミストノズル7の位置を上下に変更することでユニットバス設営後に設置する仕様でもユニットバス設営前に設置する仕様でもグリル板2に対するミストノズル7の相対位置を合わせることができ、ユニットバス設営後に設置する仕様でもユニットバス設営前に設置する仕様でも1種類のもので対応できると共に何れ仕様でも同じ外観で同じミストサウナ機能を発揮するように施工できる。
またノズル固定板10に設けたスライド部11と浴室暖房機本体1に装着したノズル支持ステー12の被スライド部13とを上下にスライド自在に重合し、スライド部11と被スライド部13とのいずれか一方に上下に長い長孔14を設けると共にこの長孔14を介して他方に止めネジ15を螺合して止めネジ15に対して長孔14をスライド自在にしたことを特徴とすることも好ましい。このようにすることで浴室暖房機本体1に装着したノズル支持ステー12に対してノズル固定板10を簡単な構造で上下にスライド自在に支持でき、ノズル固定板10と一緒にミストノズル7を上下に位置変更する構造を容易に実現できる。
またノズル固定板10を上方に移動したときミストノズル7が浴室暖房機本体1の下面から突出しないように浴室暖房機本体1内に収納されるようにし、浴室暖房機本体1内に収納された状態で保持されるようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、ユニットバス設営前に設置する施工を行うとき、浴室暖房機本体1を設置した後にミストノズル7を浴室暖房機本体1内に収納して下に突出しないようにしておくことができ、後でユニットバスを施工するものでミストノズル7がユニットバスの施工の邪魔にならなく、ユニットバスの施工性が良くなる。
またノズル固定板10をグリル板2に固定し得るようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、ミストノズル7がグリル板2に最終的に固定されることとなり、ユニットバス設営後の設置、設営前の設置に拘わらず、ミストノズル7とグリル板2との位置関係が一層同一になり、外観が揃うと共にミストサウナ性能も同一となる。またミストノズル7の上下位置を調整できてもグリル板2に対して固定できるので送風機6の振動等でビビリ音などが発生するおそれがない。
またミストノズル7及びその固定部をノズルキャップ16で覆ったことを特徴することも好ましい。この場合、ノズルキャップ16で覆うことによりミストノズル7のグリル板2の部分で露出する部分の外観がよくなる。
本発明は叙述の如くミストノズルの位置を上下に変更することでユニットバス設営後に設置する仕様でもユニットバス設営前に設置する仕様でもグリル板に対するミストノズルの相対位置を合わせることができ、ユニットバス設営後に設置する仕様でもユニットバス設営前に設置する仕様でも1種類のもので対応できると共に何れ仕様でも同じ外観で同じミストサウナ機能を発揮するように施工できるという効果があり、また上下位置を変更してもその位置で確実に固定できるので送風機の振動等でビビリ音などが発生するおそれがないという効果があり、さらにユニットバス設営前に設置する施工を行うとき、浴室暖房機本体を設置した後にミストノズルを浴室暖房機本体内に収納して下に突出しないようにしておくことができ、後でユニットバスを施工するものでミストノズルがユニットバスの施工の邪魔にならなく、ユニットバスの施工性が良くなるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1乃至図3に示すように本発明のミストサウナ付き浴室暖房機(以下単に浴室暖房機という)Aは浴室17内の暖房をしたり、浴室17内の換気をしたり、浴室17内に干した洗濯物を乾燥したり、浴室17内に温水をミスト状に噴霧してミストサウナ浴を行える機能を有する。本例の場合、浴室暖房機Aは暖房以外に換気や乾燥の機能を有する所謂浴室暖房乾燥機であるが、乾燥や換気がない暖房や送風の機能を有するだけのものでもよい。この浴室暖房機Aは浴室暖房機本体1と浴室暖房機本体1の下面に装着したグリル板2にて主体が構成されている。浴室暖房機本体1はユニットバスの浴室17の天井裏に配置してあり、吊り金具51にて天井スラブ等に吊り支持してあり、浴室暖房機本体1の下面を浴室17の天井板18の開口部19に臨ませてある。天井板18の下から開口部19を覆うようにグリル板2が配置され、グリル板2が浴室暖房機本体1の下面側に取り付けられている。
ユニットバス設営前に浴室暖房機Aを設置する場合は図1に示すように浴室暖房機本体1の下面の周囲のフランジ20が開口部19の周縁で天井板18の上面に当接され、フランジ20とグリル板2の周縁との間に天井板18の開口部19の周縁を挟むようにグリル板2が取り付けられる。ユニットバス設営後に浴室暖房機Aを設置する場合は図2に示すように浴室暖房機本体1のフランジ20が開口部19の周縁で天井板18の下面に当接され、フランジ20にグリル板2の周縁が当接されるようにグリル板2が浴室暖房機本体1に取り付けられる。
浴室暖房機本体1内には温風用熱交換器5や送風機6を内装してある。この温風用熱交換器5は内部に温水を通すことで外部を流れる空気と熱交換するようになっている。この温風用熱交換器5は浴室暖房機本体1に配管した暖房用温水管路4の途中に配置してあり、暖房用温水管路4には給湯暖房機のような熱源機3から温水が供給されるようになっている。暖房用温水管路4の途中には温風用熱交換器5への温水の供給を開閉する熱動弁のような暖房用開閉弁21を設けてあり、暖房用温水管路4の途中にはこの管路を流れる温水の温度を検出する暖房温水サーミスタTH2を配置してある。また上記送風機6には循環用ファン6aと換気用ファン6bとがある。浴室暖房機本体1の吹き出し口22と対応する位置には吹き出し口22を開閉する可動ルーバー23を回転自在に装着してある。グリル板2には浴室17内の空気を吸い込む吸い込み口24を設けてあり、この吸い込み口24の近傍には浴室17の温度を検出する浴室温度サーミスタTH3を配置してある。浴室暖房機Aは浴室17の壁面に設けた操作器25で操作できるようになっている。
浴室17内を暖房運転する場合、暖房用開閉弁21を開いて温風用熱交換器5に温水を供給し、換気用ファン6bを停止状態にすると共に循環用ファン6aを駆動し、可動ルーバー23を開状態にして吹き出し口22を開いておく。すると、浴室17内の空気が吸い込み口24から浴室暖房機本体1内に吸い込まれ、温風用熱交換器5で温水と熱交換することで加熱された温風が吹き出し口22から吹き出されるように空気が循環し、浴室17内が暖房される。
浴室17内の換気をする換気運転をする場合、暖房用開閉弁21を閉じて温風用熱交換器5への温水の供給を停止し、循環用ファン6aを停止すると共に換気用ファン6bを駆動し、可動ルーバー23を閉状態にして吹き出し口22を閉じておく。すると、浴室17内の空気が吸い込み口24から浴室暖房機本体1内に吸い込まれ、排気ダクト26を介して外部に排気され、浴室17内の換気が行われる。
浴室17内を乾燥したり、浴室17内に干した洗濯物を乾燥したりする乾燥運転を行う場合、暖房用開閉弁21を開いて温風用熱交換器5に温水を供給し、循環用ファン6a及び換気用ファン6bを駆動し、可動ルーバー23を開状態にして吹き出し口22を開いておく。すると、浴室17内の空気が吸い込み口24から浴室暖房機本体1内に吸い込まれ、温風用熱交換器5で温水と熱交換することで加熱された温風が吹き出し口22から吹き出すように空気が循環し、一方、浴室暖房機本体1内に吸い込まれた空気の一部が排気ダクト26を介して外部に排気される。これにより浴室17内の湿度が下がり、浴室17内の乾燥や浴室17内に干した洗濯物の乾燥が行われる。
浴室17内に涼風を送風する場合は、暖房用開閉弁21を閉じて温風用熱交換器5への温水の供給を停止し、換気用ファン6bを停止状態にすると共に循環用ファン6aを駆動し、可動ルーバー23を開状態にして吹き出し口22を開いておく。すると、浴室17内の空気が吸い込み口24から浴室暖房機本体1内に吸い込まれ、吹き出し口22からその空気が吹き出されるように空気が循環し、浴室17内に涼風の送風が行われる。
また浴室暖房機Aにはミストサウナの機能を持たせるためのミストサウナ部27を組み込んである。ミストサウナ部27のミストノズル7はグリル板2の部分に配置してあり、ミスト用給水管路8をミストノズル7に連通させてある。本例の場合、ミストノズル7として2つのミストノズル7a,7bがあり、各ミストノズル7a,7bは0.5リットル/min程度の流量で温水のミストを噴霧するようになっている。ミストノズル7a,7bの手前には電磁弁のようなミスト開閉弁28a,28bを設けてあり、ミスト開閉弁28a,28bの開閉にてミストノズル7aやミストノズル7bから選択的にミストが噴霧されるようになっている。2つのミストノズル7a,7bから温水のミストを噴霧するとミストサウナ強で運転でき、一方のミストノズル7aまたはミストノズル7bから温水のミストを噴霧するとミストサウナ弱で運転できるようになっている。本例の場合、ミストサウナ部27は浴室暖房機本体1の上に搭載してある。
ミスト用給水管路8には水道水のような上水が供給されるようになっており、入口側から順にストレーナ29、電磁弁のような給水開閉弁30を設けてある。上記暖房用温水管路4には温風用熱交換器5と並列になるようにミスト加熱用管路31を設けてあり、このミスト加熱用管路31の途中にはミスト加熱用管路31を流れる温水の流れを制御する比例弁31aを設けてある。またミスト加熱用管路31とミスト用給水管路8との間にはプレート式熱交換器などの液−液熱交換器であるミスト用熱交換器9を配置してあり、ミスト加熱用管路31を流れる温水でミスト用給水管路8を流れるミスト用の水が加熱されるようになっている。ミスト用熱交換器9とミスト開閉弁28a,28bとの間でミスト用給水管路8からミスト用排水管路32を分岐してあり、ミスト用給水管路32内の水をミスト用排水管路32から浴室17内または浴室17外に排出できるようになっている。ミスト用排水管路32には電磁弁のような排水開閉弁33と負圧を発生して排水が逆流するのを防止するバキュームブレーカ34を設けてある。またミスト用熱交換器9とミスト開閉弁28a,28bとの間でミスト用給水管路32にはミスト用給水管路32を流れる温水の温度を検出するミスト温水サーミスタTH1を配置してある。
ミストサウナ浴をする場合、給水開閉弁30を開いてミスト用給水管路8に給水されると共に比例弁31aを開いてミスト加熱用管路31に温水が循環させられる。これによりミスト用熱交換器9にてミスト用給水管路8を流れる水が加熱されて温水がミスト用給水管路8を流れる状態になる。この状態でミスト開閉弁28a,28bが開かれると、温水のミストがミストノズル7aやミストノズル7bから選択的に噴霧されてミストサウナ浴が行われる。このとき、両方のミストノズル7a,7bからミストを噴霧するとミストサウナ強で運転することができてハードなミストサウナ浴ができ、また一方のミストノズル7aまたはミストノズル7bからミストを噴霧するとミストサウナ弱で運転できてソフトなミストサウナ浴ができるようになっている。またこのようにミストサウナ浴をするときは浴室暖房機Aが前述のように暖房運転されて浴室17内の温度が上げられ、快適なミストサウナ浴ができるようになっている。
上述のミストノズル7a,7bから温水のミストを噴霧してミストサウナ浴を行うことができるが、ミストノズル7a,7bは浴室暖房機本体1に対して上下位置変更自在に取り付けてあって、ユニットバス設営後の浴室暖房機Aの設置にも、ユニットバス設営前の浴室暖房機Aの設置にも対応できるようになっている。
一対のミストノズル7a,7bを固定するノズル固定板10は図5乃至図7に示すように間隔を隔てて平行に設けたスライド部11の基端同士を連結杆35にて連結し、スライド部11の先端からスライド部11が対向する方向に固定片36を連出して形成されている。このノズル固定板10の両側の固定片36にはミストノズル7a,7bを固定してある。ミストノズル7a,7bにはホルダー部37を一体に設けてあり、固定片36に設けた切り欠き38にホルダー部37を挿通してホルダー部37を係止してある。ホルダー部37にはノズル押さえ板39を被せてあり、ノズル押さえ板39の両側端をビス40にて固定片36に止めてある。これにより、ミストノズル7a,7bのホルダー部37がノズルキャップ押さえ板39と固定片36に挟持されてミストノズル7a,7bが固定片36に固定されている。
このようにノズル固定板10の固定片36に固定したミストノズル7a,7bには夫々ミスト開閉弁28a,28bを連結してあり、このミスト開閉弁28a,28bを夫々スライド部11に連結して支持してある。ミスト開閉弁28a,28bには夫々可撓性のあるミスト用給水管路8を連結してあり、またミスト開閉弁28a,28bに信号のリード線42を接続してある。またノズル固定板10の固定片36には固定片36をグリル板2に固定するためのネジを螺入する雌ネジ孔43を設けてある。
ノズル固定板10を浴室暖房機本体1に取り付けるための支持ステー12は間隔を隔てて配置した一対の被スライド部13の基端同士を連結材45にて一体に連結して略コ字状に形成されている。この支持ステー12の連結材45は浴室暖房機本体1内の上底面に沿わせられ、連結材45の取り付け孔46からビス等のネジを螺合して支持ステー12を上底面に吊り下げるように取り付けてある。この支持ステー12の両側の被スライド部13間にミストノズル7a,7bを下にしてノズル固定板10が配置してあり、被スライド部13にノズル固定板10のスライド部11を上下にスライド自在に重合してある。被スライド部13は断面略コ字状になっており、被スライド部13に溝にスライド部11が嵌るようにスライド自在に重合してある。このスライド部11には上下に長い長孔14を設けてあり、この長孔14に止めネジ15を挿通してあり、止めネジ15をスライド部11に螺合してある。この止めネジ15は段付きネジであって、所定深さまでしか螺合できず、止めネジ15に対して長孔14がスライド自在になっている。これにより被スライド部13に対してスライド部11を上下にスライドさせてミストノズル7a,7bを上下に自在に移動できるようになっている。
ユニットバス設営前に浴室暖房機Aを設置する施工をする場合、ミストノズル7a,7bが浴室暖房機本体1の下面から突出しないように浴室暖房機本体1内に収納するようにミストノズル7a,7bと一緒にノズル固定板10を上に移動し、図8に示すように浴室暖房機本体1の下面の開口を覆うように保護シート55を被せ、保護シート55を固定テープで浴室暖房機本体1に止める。この状態で浴室暖房機本体1を天井スラブ等に吊り下げるように設置し、その後ユニットバスを設営して浴室17を組み立てる。このとき浴室暖房機本体1の下面からミストノズル7a,7bが突出していないためにユニットバスの設営が弊害なく行うことができる。ユニットバスを設営したとき浴室暖房機本体1の下面の周縁のフランジ20が天井板18の開口部19の周縁で天井板18の上面に当接する。このユニットバスの設営後に保護シート55を剥がしてミストノズル7a,7bをノズル固定板10と一緒に上下にする状態とし、天井板18の下方から開口部19を覆うようにグリル板2を被せ、フランジ20とグリル板2の周縁との間に天井板18の開口部19の周縁を挟むようにグリル板2を取り付けネジ48にて浴室暖房機本体1に取り付ける。グリル板2を取り付けた状態でミストノズル7a,7bがグリル板2の図9に示すような矩形状の挿通孔50に挿通されてグリル板2の下面側に露出させられる。この状態で挿通孔50の隅部に設けた固定部56の通孔57から固定片36の雌ねじ孔43にネジを螺合してミストノズル7a,7bをグリル板2に固定する。
ユニットバス設営後に浴室暖房機Aを設置する施工をする場合、設営されたユニットバスの浴室17の天井板18の下から開口部19に浴室暖房機本体1を挿通し、浴室暖房機本体1を天井スラブ等に吊り下げるように設置する。このように浴室暖房機本体1を設置したとき浴室暖房機本体1のフランジ20が開口部19の周縁で天井板18の下面に当接され、フランジ20にグリル板2の周縁を当接して開口部19を覆うようにグリル板2を被せ、グリル板2を取り付けネジ48にて浴室暖房機本体1に取り付ける。このときも、グリル板2を取り付けた状態でミストノズル7a,7bがグリル板2の挿通孔50に挿通されてグリル板2の下面側に露出させられる。またこの状態でグリル板2の挿通孔50の隅部の固定部56の通孔57から固定片36の雌ねじ孔43にネジを螺合してミストノズル7a,7bをグリル板2に固定する。
またノズルキャップ16は図10に示すような矩形箱状に形成されており、周縁に係止爪58,59を有すると共にミストノズル7a,7bの先端を露出させる透孔60を有する。このノズルキャップ16は挿通孔50の下面側に配置して係止爪58,59を挿通孔50の孔縁に係止することでグリル板2に取り付けてあり、このノズルキャップ16にてミストノズル7a,7b及びミストノズル7a,7bの固定部を覆ってある。
上記のように本発明ではミストノズル7a,7bをノズル固定板10と一緒に上下に位置を変更できるようになっているため、ユニットバス設営前に浴室暖房機Aを設置する施工の場合でもユニットバス設営後に浴室暖房機Aを設置する施工の場合でも同じ浴室暖房機Aで対応できると共にいずれの場合もグリル板2に対するミストノズル7a,7bの相対位置が同じになるように施工できる。これによりいずれの施工をしてもミストサウナ性能は同一になる。また浴室17の天井板18の厚さが異なっても対応することができる。
また上記ようにミストノズル7a,7bが最終的に固定されるので、ミストノズル7a,7bとグリル板2の位置関係が一層同一になり、ミストサウナ性能が同一になる。またミストノズル7a,7b及びその固定部をノスルカバー16にて覆ったことで外観がよくなる。
本発明の実施の形態の一例の浴室暖房機を設置した状態の断面図で、ユニットバス設営前に設置した場合を示す。 本発明の実施の形態の一例の浴室暖房機を設置した状態の断面図で、ユニットバス設営後に設置した場合を示す。 同上の浴室暖房機の内部の配管を説明する管路図である。 同上の浴室暖房機を浴室に設置した状態の一部切欠斜視図である。 同上のミストノズルやノズル固定板の上下位置を変更する構造を説明する斜視図である。 (a)は図5の正面図、(b)は(a)の下面図、(c)は(b)の側面図である。 同上のノズル固定板にミストノズルやミスト開閉弁を取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)下面図、(c)は側面図である。 同上の浴室暖房機本体の下面を保護シートで覆った状態を示す概略斜視図である。 同上のグリル板の挿通孔の部分の下方から見た平面図である。 同上のノズルキャップを示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
符号の説明
A 浴室暖房機
1 浴室暖房機本体
2 グリル板
3 熱源機
4 暖房用温水管路
5 温風用熱交換器
6 送風機
7 ミストノズル
8 ミスト用給水管路
9 ミスト用熱交換器
10 ノズル固定板
11 スライド部
12 ノズル支持ステー
13 被スライド部
14 長孔
15 止めネジ
16 ノズルキャップ

Claims (5)

  1. 浴室暖房機本体と浴室暖房機本体の下面に装着されるグリル板とで構成され、浴室暖房機本体には、熱源機から供給される温水が循環する暖房用温水管路と、温風を発生するために暖房用温水管路に配置された温風用熱交換器と、送風機と、ミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズルとを具備したミストサウナ機能付き浴室暖房機において、ミストノズルを固定したノズル固定板を浴室暖房機本体に対して上下位置変更自在に取り付けたことを特徴とするミストサウナ機能付き浴室暖房機。
  2. ノズル固定板に設けたスライド部と浴室暖房機本体に装着したノズル支持ステーの被スライド部とを上下にスライド自在に重合し、スライド部と被スライド部とのいずれか一方に上下に長い長孔を設けると共にこの長孔を介して他方に止めネジを螺合して止めネジに対して長孔をスライド自在にしたことを特徴とする請求項1記載のミストサウナ機能付き浴室暖房機。
  3. ノズル固定板を上方に移動したときミストノズルが浴室暖房機本体の下面から突出しないように浴室暖房機本体内に収納されるようにし、浴室暖房機本体内に収納された状態で保持されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のミストサウナ機能付き浴室暖房機。
  4. ノズル固定板をグリル板に固定し得るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のミストサウナ機能付き浴室暖房機。
  5. ミストノズル及びその固定部をノズルキャップで覆ったことを特徴する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のミストサウナ機能付き浴室暖房機。

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