JP3939032B2 - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/12Hot water central heating systems using heat pumps

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,浴室や脱衣室(以下,浴室等という)を4方向吹出により暖房又は乾燥を行うことが可能な浴室暖房乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅における浴室等の温度は,まだ誰も入浴していない場合には,外気温とさほど変らないため,高齢者のように環境適応力が低下した人にとっては,冬場等における急激な温度変化が大きなヒートショックとなり,急激な血圧変動を引き起し死亡事故が発生することがある。
【0003】
一方,近年住宅事情の変化により,浴室等の換気を十分に行うことができない場合があり,浴室等の壁や天井にカビが発生し易く,当該浴室等を乾燥できる手段が望まれている。
【0004】
更に,住宅事情の変化により,洗濯物を乾かすための物干場を確保することが困難な場合も少なくなく,浴室等を物干場として使用することが提案されている。
【0005】
かかる要求に対して,例えば特開平9−66199号公報におけるような浴室暖房乾燥機が提案されている。
【0006】
上記公報にかかる浴室暖房乾燥機10は,図18及び図19に示すように,熱源機11からの温水が循環する熱交換器12,浴室等の空気を当該熱交換器12を介して循環させるクロスフローファン13,浴室等の空気を換気するための換気用ファン14,クロスフローファン13や換気用ファン14に電力を供給する電源ブロック18等を有している。
【0007】
そして,当該浴室暖房乾燥機10は,浴室等の天井に設けられた開口に設置され,天井裏で温水配管16や排気ダクト15が接続された構成となっている。
【0008】
浴室暖房乾燥機10,温水配管16及び排気ダクト15等の据付施工及びこれらのメンテナンスは,開口に隣接して設けられた点検口17から天井裏に手を伸して,時には天井裏に入り込んで行うようになっている。
【0009】
なお,浴室等に限らず一般的な部屋は,化粧板が野縁等により支持されて形成される天井,その上に設けらてネダ等により支持された天井(例えば,2階の床となるもの)とが存在し,これらで挟まれた空間が天井裏を構成している。そこで,本明細書では化粧板により貼られた天井を浴室天井等と記載し,その上の天井を本天井と記載する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記構成にかかる浴室暖房乾燥機10は,温風の吹出しをクロスフローファン13により行うため,吹出方向が一方向吹出となって浴室等内に大きな温度分布が生じる問題があった。
【0011】
図20は,かかる一方向吹出の場合について浴室の温度分布をシュミュレーションした結果を示している。同図からわかるように,浴室等の主要空間を体温(36度)前後に設定すると,吹出口近傍の温度を40度以上にしなければならない。
【0012】
このことは,浴室温度が低いことによるヒートショックについては予防できるが,逆に高温によるヒートショックによりのぼせて転倒したりする危険がある。
【0013】
また,温風は浴室等の壁に当らない構成なので,入浴者が浴室等の壁に触れて冷たい思いをしたり,浴室等の乾燥を行う場合には乾燥効率が悪くなる問題がある。
【0014】
さらに,近年施工される家屋の浴室等は,規格寸法(例えば,1坪タイプ等)が多く,また浴室天井等に用いられる化粧板も規格寸法のものが多くなっている。従って,浴室暖房乾燥機10や点検口17を最適な場所に設けることが困難となる問題がある。
【0015】
即ち,浴室等には,浴槽は勿論,戸や窓等が設けられており,これらに依存して温度分布が決るため,浴室暖房乾燥機の設置位置を決定する際には,これらの位置や大きさ等を勘案して最適位置に設ける必要がある。
【0016】
このような最適位置の決定は,実際の温度分布を想定して施工する必要があるため,据付施工にはこれらの知識や経験のある作業者が不可欠となって,作業性を低下させる要因となると共に施工費用が高くなる問題がある。
【0017】
また,最適位置を決定しても,当該最適位置が浴室天井の隅であったり化粧板の継目(メジ)の位置と一致しない場合には不体裁(意匠が悪くなる)になるので,最適位置を取るか体裁を取るかを選択しなければならなくなる問題がある。
【0018】
また,クロスフローファン13により浴室等の空気が浴室暖房乾燥機内を通過して強制循環されるが,このとき流動する空気により大きな騒音が発生する問題がある。
【0019】
そこで,本発明は,4方向吹出を可能にして効率的に浴室等の暖房及び乾燥が行えるようにすると共に,騒音の少ない浴室暖房乾燥機を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,請求項1にかかる発明は,本体ケースの内側壁に沿って配設されて,熱源機からの温水と空気とを熱交換させる熱交換器と,浴室又は脱衣室の空気を熱交換器を介して循環させ,4側辺近傍に設けられた第1〜第4吹出口から吹出す循環装置と,本体ケースの内壁と熱交換器との間がなすバッファ空間と,少なくともバッファ空間を覆い,かつ,当該バッファ空間のコーナ面に熱交換器からの温風を滑らかに分流させる分流リブを備えた加熱室カバーと,分流リブと熱交換器を挟んで相対向する位置に設けられ,かつ熱交換器の本体ケースへの固定部材を兼ねた整流リブとを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明にかかる浴室暖房乾燥機の外観斜視図であり,図2はその組立分解斜視図,図3は浴室暖房乾燥機の本体の斜視図,図4は当該浴室暖房乾燥機を浴室及び脱衣室に据付けたときの様子を示す図,図5は浴室天井に据付けられた浴室暖房乾燥機の側面図である。
【0022】
当該浴室暖房乾燥機100は,浴室等の空気を温水と熱交換させて当該浴室等を暖めると共に換気する本体101,該本体101の前面(浴室等の側)に据付られたグリル102,本体101を天井に据付るための据付装置103等を有している。
【0023】
据付装置103は,野縁104等に固定される野縁固定具105,該野縁固定具105に本体101を垂下して,当該本体101を固定する吊下部材106等により構成されている。
【0024】
野縁固定具105は,図6に示すように方形をなすアングルで,各コーナ部には雌ネジ107が固着され,側板108に複数の貫通穴109が設けられて,野縁104にネジ止めする構成となっている。
【0025】
吊下部材106は,図7に示すようにボルト110及びワッシャ111から構成されている。ボルト110は,先端に先端ネジ部112が形成されると共に後端に後端ネジ部113が形成され,かつ,これらの中間領域114の直径は,先端ネジ部112及び後端ネジ部113のネジ谷がなす直径より適宜小さくなっている。
【0026】
一方,ワッシャ111は中央穴115まで切込116が形成されている。この中央穴115の寸法D1は,ボルト110の中間領域114の直径D2より適宜大きく,かつ,ボルト110の頭部がなす直径D3より適宜小さくなっている。
【0027】
グリル102は図8に示すように,4方の周辺部に第1〜第4吹出口240〜243を開閉するように第1〜第4ルーバ244〜247が設けられ,当該第1〜第4ルーバ244〜247により温風の吹出方向を設定するようになっている。
【0028】
一方,吸気パネル117の一端には,頭部が脚部より幅広に形成された概略「T」字状のヒンジ爪120が突設され,対向する端部には開閉ボタン121が設けられている。また,吸気パネル117の裏面(本体101側)の対向する端部には,それぞれ図示しないフィルタ支持爪が設けられてフィルタが脱着可能になっている。
【0029】
図9は本体101の内部構成を示す斜視図で,当該本体101は浴室等の空気を吸気して,これを温風にした後,再度浴室等に送風する加熱部128,該加熱部128からの温風を4つの第1〜第4吹出口240〜243に導く導風部161,浴室等の空気等を換気する換気部130,加熱部128や換気部130を駆動制御する制御部131等を有し,これらが本体ケース132内に収納されている。
【0030】
なお,本体ケース132内は,仕切板133により加熱部128等が収納される加熱室と換気部130や制御部131等が収納される制御室とに区画されて,少なくとも制御室には浴室等の湿度の高い空気が侵入しないようになっている。
【0031】
加熱部128は,図10に示すように,3辺からなる概略「コ」字状に形成されて,浴室等の空気を温水配管137を介して熱源機136から循環してきた温水と熱交換させる熱交換器138,浴室等の空気を吸気して熱交換器138を介して循環させる吐出す循環用送風機139等により構成されている。
【0032】
熱交換器138は本体ケース132の側壁に沿って配設されて,熱交換器シール材140を介して固定部材141により本体ケース132に固定されている。また,熱交換器138の給排水部230は制御室側まで延設されて,本体ケース132の側壁に固定されている。
【0033】
なお,熱交換器138と本体ケース132の側壁とは所定の間隔で対峙するように設けられて,熱交換器138からの温風に対するバッファ空間147が形成され,当該バッファ空間147から第1〜第4吹出口240〜243を経て温風が浴室等に吹出されるようになっている。
【0034】
従って,熱交換器138からの温風はバッファ空間147を流動し,その後当該バッファ空間147より小さい第1〜第4吹出口240〜243から吹出されるので,当該バッファ空間147が消音器として作用するようになり,送風に伴う騒音を低減することができるようになる。
【0035】
また,固定部材141は,熱交換器138における循環用送風機139側の熱交換器コーナ部148の2カ所に設けられて,図11に示すように上端部が折曲げられて,熱交換器シール材140を介して熱交換器138に当接する当接部142が形成され,下端部はネジにより本体ケース132に止められる固定部143が形成されている。
【0036】
さらに,当該固定部材141における主柱部分の端部は,所定の角度で折曲げられてリブ150が形成され,当該固定部材141の強度を増強すると共に,以下の作用により静音化が図られている。
【0037】
即ち,循環用送風機139から吐出される空気は,エンペラ(後述する)の角度に依存した方向に吹出されるため,加熱室内で回転する成分を持つようになる。例えば,図9では時計回りに空気が回転する。このため熱交換器コーナ部148分で乱流が発生しやすくなって騒音が増大する。
【0038】
かかる乱流は,循環用送風機139が円形状であり,熱交換器138が矩形状であるため,物理的に発生しないようにすることができず,従って当該乱流による騒音をなくすことはできない。
【0039】
しかし,この乱流を複数の小さな乱流にするならば全体の騒音を小さくすることができる。即ち小さな乱流は,エネルギーも小さいので,個々の乱流による騒音が小さくなる。そして,これら複数の乱流による騒音周波数の位相は通常一致しないため,相殺する成分が生じて全体として騒音を抑えることができるようになる。
【0040】
そこで,固定部材141を大きな乱流が発生する循環用送風機139側の熱交換器コーナ部148に設け,その主柱部分にリブ150を循環用送風機139の方向に立設して大きな乱流の発生を抑制して静音化を図っている。
【0041】
無論,リブ150の形状(張出し長さや角度等)や循環用送風機139の風速等により静音化効果が異なるので,適宜状況に応じて設計する必要があることは付言するまでもない。
【0042】
一方,循環用送風機139は,複数のエンペラが周囲に設けられた遠心型ファン151,該遠心型ファン151を回転させる循環モータ152,吸気した空気により当該循環モータ152が冷却されるように通気口153を備えて,本体ケース132に着脱可能に設けられた循環モータカバー154,循環モータ152の頭部及び底部に配設されて,循環モータカバー154を本体ケース132に係合させることにより循環モータ152を弾性力で支持する循環モータ支持部材155等により構成されている。
【0043】
そして遠心型ファン151が回転することにより,当該遠心型ファン151の中央部分から浴室等の空気が吸気され,ファン外周部に吐出される。このとき,吐出方向には指向性が無いので,空気は等方的に吐出される。
【0044】
しかし,熱交換器138が無い制御室側にも空気が吐出されると,その空気は仕切板133に当り,流路を変えて熱交換器138に流入するようになる。このため,空気が仕切板133に当る際の風音や流路を変える際に生じる乱流等による音が騒音となる。
【0045】
そこで,本発明では,遠心型ファン151と対向する部分の仕切板133の形状を,当該遠心型ファン151の曲率に合わせて円弧状に形成し,部分的に遠心型ファン151を取巻くように配設している。これにより,当該部分から空気が吹出されないようになって静音化が図られると共に,加熱室のデッドスペースを少なくしている。
【0046】
なお,本発明にかかる浴室暖房乾燥機100の寸法は浴室等の建築規格に合わて設定しているので,必要以上に小さくすることはこの趣旨に反する。そこで,仕切板133により省かれた加熱室のデッドスペースを装置の小型化に直接反映させず,制御部131の周辺空間の確保に利用している。
【0047】
当該周辺空間は,制御部131の冷却空間として作用するので効率的な冷却が可能になると共に,保守点検等の作業空間となるので作業効率を高めることができるようになっている。
【0048】
導風部161は,図12〜図15に示すように,第1〜第3吹出窓162〜164が形成されて加熱室をカバーするように設けられた加熱室カバー126,第4吹出口243と位置が一致するように第4吹出窓165が設けられて制御室をカバーする制御室カバー127,加熱室と制御室とが連通することなく,第4吹出窓165を加熱室に連通させる温風ガイド166等により構成されている。
【0049】
そして,加熱室カバー126は,中央部分が循環用送風機139より適宜小さめに吸気用開口されて循環用送風機139に吸気される空気の通路をなす吸気窓168,3方向の周辺部分に設けられて,組立てられた際にはグリル102に設けられた第1〜第3吹出口240,241,242と位置が一致する第1〜第3吹出窓162〜164,熱交換器シール材140に当接して加熱室を循環用送風機139側とバッファ空間147側と区画する区画リブ169,バッファ空間147のコーナ部に設けられた山状突起からなる分流リブ171等を有している。
【0050】
循環用送風機139から吹出される空気は,バッファ空間147のコーナ部で左右に分れて隣接する吹出口から吹出されるが,このときコーナ部で乱流が発生しやすい。そこで,分流リブ171は,熱交換器138から吹出された空気を滑らかに分流させて,当該コーナ部で乱流が発生しないようにすることにより静音化を図っている。
【0051】
温風ガイド166は,側壁の一つが開口されて温風導入口176をなすと共に上面が開口されてなる箱体で,第4吹出窓165が位置する制御室カバー127の裏面に固着されて,温風導入口176から導入された温風が上面の開口を介して第4吹出口243から吹出されるようになっている。
【0052】
次に,上記構成の浴室暖房乾燥機100の据付手順及び保守点検手順を図4に示す浴室と脱衣室とに浴室暖房乾燥機100を据付,熱源機136からの温水は脱衣室の浴室暖房乾燥機100に供給される場合を例に説明する。
【0053】
また,浴室暖房乾燥機100の据付は,既存住宅に据付る場合であって,浴室天井及び脱衣室天井の野縁104の間隔が60cmの場合について説明する。しかし,本発明は,これらに限定されるもので無く,新築住宅に据付けてもよいことは明らかである。
【0054】
なお,野縁104には化粧天井板が固定されて,当該化粧天井板のメジの位置が野縁104の位置となっているものとする。
【0055】
このような前提で据付手順や保守点検手順を説明するが,浴室等及び脱衣室における浴室暖房乾燥機100の共通する据付手順等は,これらの区別を行わないで説明する。
【0056】
先ず,浴室暖房乾燥機100を据付るための据付開口212を浴室天井等に設ける。当該浴室暖房乾燥機100の本体ケース132の寸法は例えば53cmとし,据付開口212は例えば55cmの正方形とする。また,グリル102の寸法は野縁104の間隔より広い寸法で,例えば61cmとする。
【0057】
規格住宅における野縁104間の最小幅が60cmであるので,上記寸法に設定するならば,どのような規格住宅でも据付けることができるようになり,野縁104の間を広げたりする作業及びそれに伴うコスト不要になる。
【0058】
熱源機136からの温水配管137を脱衣室の浴室暖房乾燥機100まで配管する。このとき,温水配管137は後述する理由から適宜長めに配管する。また,換気ダクト216を据付開口212の近傍まで配設しておく。さらに制御線213を配線しておく。
【0059】
次に,野縁104に野縁固定具105を固定する。そして,野縁固定具105の雌ネジ107に,ボルト110の先端ネジ部112を螺合させて,当該ボルト110が据付開口212から吊下がった状態にしておく。
【0060】
このような状態が完了した後,図16に示すように,浴室暖房乾燥機100の本体101を持上げ,当該本体101の周辺4隅に設けられた吊下穴177にボルト110を通す。この吊下穴177はボルト110の頭より適宜大きく,かつ,ワッシャ111より小さく形成されている。
【0061】
そして,ワッシャ111を切込116からボルト110に挿入し,当該ボルト110の頭にワッシャ111を当接させて本体101を下げる。吊下穴177はワッシャ111より小さいので,本体101はワッシャ111に当接して中吊状態となる。図17は,このときの様子を示す断面図である。
【0062】
浴室等及び脱衣室の浴室暖房乾燥機100をこのような中吊状態にした後,温水配管137の接続及び制御線213の接続を行う。
【0063】
温水配管137は,適度にフレキシブルな樹脂管等が用いられ,かつ,長めに配管されているので,当該温水配管137の端部を浴室側等に引出して給排水部230に接続する。
【0064】
これにより温水配管137及び制御線213の接続が完了し,次に本体101を所定位置に固定する。当該本体101の固定は,ボルト110の先端ネジ部112が雌ネジ107を越えるまで回して,雌ネジ107が中間領域114に位置するようにする。そこで,本体101及びボルト110を押上げて,後端ネジ部113と雌ネジ107とを螺合させることにより行う。
【0065】
本体101が所定位置に固定された後,制御室カバー127を取外し(予め取外しておいてもよい),本体ケース132の内側から換気ダクト216を当該本体ケース132に引込むようにして接続する。
【0066】
そして,グリル102を本体101にネジ止めし,4つの第1〜第4ルーバ244〜247の角度を温風が適宜所望の方向に送風されるように調整して浴室暖房乾燥機100の据付作業が完了する。
【0067】
なお,据付装置103の状態,据付開口212の形成状態或は化粧天井板の固定状態等により,本体101が化粧天井板のメジと平行にならない場合がある。このとき,本体ケース132の端部とメジとは近接しているので,多少の非平行状態でも目立ってしまい微調整が必要になる。
【0068】
しかし,本発明にかかるグリル102の寸法は,化粧天井板より大きめに設定されているので,かかる天井化粧板のメジが隠されて多少の非平行状態でも目立なくすることができるようになっている。
【0069】
このようにして据付られた浴室暖房乾燥機100の保守点検を行うときは,上述した据付手順を遡ることにより可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば,本体ケースの内側壁に沿って配設されて,熱源機からの温水と空気とを熱交換させる熱交換器と,浴室又は脱衣室の空気を熱交換器を介して循環させ,4側辺近傍に設けられた第1〜第4吹出口から吹出す循環装置と,本体ケースと熱交換器との間がなすバッファ空間と,少なくともバッファ空間を覆い,かつ,当該バッファ空間と接するコーナ面に熱交換器からの温風を滑らかに分流させる分流リブを備えた加熱室カバーと,分流リブと熱交換器を挟んで相対向する位置に設けられ,かつ熱交換器の本体ケースへの固定部材を兼ねた整流リブとを有することを特徴とする。上記分流リブは,前述したように,熱交換器から吹出された空気を滑らかに分流させて,コーナ部で乱流が発生しないようにすることにより静音化を図っている。また,整流リブは,前述したように,熱交換器の固定部材を大きな乱流が発生する循環用送風機側の熱交換器コーナ部に設け,その主柱部分にリブを循環用送風機の方向に立設して大きな乱流の発生を抑制して静音化を図っている。即ち小さな乱流は,エネルギーも小さいので,個々の乱流による騒音が小さくなる。そして,これら複数の乱流による騒音周波数の位相は通常一致しないため,相殺する成分が生じて全体として騒音を抑えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される浴室暖房乾燥機の斜視図である。
【図2】浴室暖房乾燥機の分解斜視図である。
【図3】グリルを取除いたときの浴室暖房乾燥機本体の斜視図である。
【図4】浴室及び脱衣室に浴室暖房乾燥機を設けたときの模式図である。
【図5】浴室暖房乾燥機を据付けたときの側面図である。
【図6】野縁固定具の構成図である。
【図7】吊下部材の構成図である。
【図8】グリルの斜視図である。
【図9】浴室暖房乾燥機本体の内部構成を示す斜視図である。
【図10】熱交換器の斜視図である。
【図11】固定部材の斜視図である。
【図12】加熱室カバーの上面図である。
【図13】加熱室カバーの側面図である。
【図14】加熱室カバーの側面図である。
【図15】制御室カバーの斜視図である。
【図16】浴室暖房乾燥機本体の取付状況を示す模式図である。
【図17】浴室暖房乾燥機本体を据付けたときの側面図である。
【図18】従来の技術の説明に適用される浴室暖房乾燥機を浴室に取付けたときの模式図である。
【図19】従来の技術の説明に適用される浴室暖房乾燥機の構成図である。
【図20】従来の技術の説明に適用される一方向吹出の温度分布図である。
【符号の説明】
100 浴室暖房乾燥機
101 本体
102 グリル
103 据付装置
104 野縁
128 加熱部
130 換気部
132 本体ケース
136 熱源機
138 熱交換器
139 循環用送風機
147 バッファ空間
161 導風部
162〜164 第1〜第3吹出窓
166 温風ガイド
171 分流リブ
240〜243 第1〜4吹出口

Claims (1)

  1. 本体ケースの内側壁に沿って配設されて,熱源機からの温水と空気とを熱交換させる熱交換器と,
    浴室又は脱衣室の空気を前記熱交換器を介して循環させ,4側辺近傍に設けられた第1〜第4吹出口から吹出す循環装置と,
    前記本体ケースの内壁と前記熱交換器との間がなすバッファ空間と,
    少なくとも前記バッファ空間を覆い,かつ,当該バッファ空間のコーナ面に前記熱交換器からの温風を滑らかに分流させる分流リブを備えた加熱室カバーと
    前記分流リブと前記熱交換器を挟んで相対向する位置に設けられ,かつ前記熱交換器の本体ケースへの固定部材を兼ねた整流リブとを有することを特徴とする浴室暖房乾燥機。
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