JP2000051587A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

浴室暖房乾燥機

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JP2000051587A JP10222589A JP22258998A JP2000051587A JP 2000051587 A JP2000051587 A JP 2000051587A JP 10222589 A JP10222589 A JP 10222589A JP 22258998 A JP22258998 A JP 22258998A JP 2000051587 A JP2000051587 A JP 2000051587A
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憲一 中島
Fujio Maeda
富士雄 前田
Katsuo Suzuki
勝雄 鈴木
Tetsuo Naito
哲男 内藤
Yasuhide Ishizaki
泰英 石崎
Susumu Sato
佐藤  進
Hiroyoshi Kasahara
啓良 笠原
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 4方向吹出を可能にし,かつ,騒音の少ない
浴室暖房乾燥機を提供する。 【解決手段】 本体ケース132の内側壁に沿って配設
されて,熱源機からの温水と空気とを熱交換させる熱交
換器138と,浴室又は脱衣室の空気を熱交換器138
を介して循環させ,4側辺近傍に設けられた第1〜第4
吹出口240〜243から吹出す循環用送風機139
と,本体ケース132の内壁と熱交換器138との間が
なすバッファ空間と,少なくともバッファ空間を覆い,
かつ,当該バッファ空間のコーナ面に熱交換器138か
らの温風を滑らかに分流させる分流リブ171を備えた
加熱室カバー126とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,浴室や脱衣室(以
下,浴室等という)を4方向吹出により暖房又は乾燥を
行うことが可能な浴室暖房乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅における浴室等の温度は,まだ
誰も入浴していない場合には,外気温とさほど変らない
ため,高齢者のように環境適応力が低下した人にとって
は,冬場等における急激な温度変化が大きなヒートショ
ックとなり,急激な血圧変動を引き起し死亡事故が発生
することがある。
【0003】一方,近年住宅事情の変化により,浴室等
の換気を十分に行うことができない場合があり,浴室等
の壁や天井にカビが発生し易く,当該浴室等を乾燥でき
る手段が望まれている。
【0004】更に,住宅事情の変化により,洗濯物を乾
かすための物干場を確保することが困難な場合も少なく
なく,浴室等を物干場として使用することが提案されて
いる。
【0005】かかる要求に対して,例えば特開平9−6
6199号公報におけるような浴室暖房乾燥機が提案さ
れている。
【0006】上記公報にかかる浴室暖房乾燥機10は,
図18及び図19に示すように,熱源機11からの温水
が循環する熱交換器12,浴室等の空気を当該熱交換器
12を介して循環させるクロスフローファン13,浴室
等の空気を換気するための換気用ファン14,クロスフ
ローファン13や換気用ファン14に電力を供給する電
源ブロック18等を有している。
【0007】そして,当該浴室暖房乾燥機10は,浴室
等の天井に設けられた開口に設置され,天井裏で温水配
管16や排気ダクト15が接続された構成となってい
る。
【0008】浴室暖房乾燥機10,温水配管16及び排
気ダクト15等の据付施工及びこれらのメンテナンス
は,開口に隣接して設けられた点検口17から天井裏に
手を伸して,時には天井裏に入り込んで行うようになっ
ている。
【0009】なお,浴室等に限らず一般的な部屋は,化
粧板が野縁等により支持されて形成される天井,その上
に設けらてネダ等により支持された天井(例えば,2階
の床となるもの)とが存在し,これらで挟まれた空間が
天井裏を構成している。そこで,本明細書では化粧板に
より貼られた天井を浴室天井等と記載し,その上の天井
を本天井と記載する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記構
成にかかる浴室暖房乾燥機10は,温風の吹出しをクロ
スフローファン13により行うため,吹出方向が一方向
吹出となって浴室等内に大きな温度分布が生じる問題が
あった。
【0011】図20は,かかる一方向吹出の場合につい
て浴室の温度分布をシュミュレーションした結果を示し
ている。同図からわかるように,浴室等の主要空間を体
温(36度)前後に設定すると,吹出口近傍の温度を4
0度以上にしなければならない。
【0012】このことは,浴室温度が低いことによるヒ
ートショックについては予防できるが,逆に高温による
ヒートショックによりのぼせて転倒したりする危険があ
る。
【0013】また,温風は浴室等の壁に当らない構成な
ので,入浴者が浴室等の壁に触れて冷たい思いをした
り,浴室等の乾燥を行う場合には乾燥効率が悪くなる問
題がある。
【0014】さらに,近年施工される家屋の浴室等は,
規格寸法(例えば,1坪タイプ等)が多く,また浴室天
井等に用いられる化粧板も規格寸法のものが多くなって
いる。従って,浴室暖房乾燥機10や点検口17を最適
な場所に設けることが困難となる問題がある。
【0015】即ち,浴室等には,浴槽は勿論,戸や窓等
が設けられており,これらに依存して温度分布が決るた
め,浴室暖房乾燥機の設置位置を決定する際には,これ
らの位置や大きさ等を勘案して最適位置に設ける必要が
ある。
【0016】このような最適位置の決定は,実際の温度
分布を想定して施工する必要があるため,据付施工には
これらの知識や経験のある作業者が不可欠となって,作
業性を低下させる要因となると共に施工費用が高くなる
問題がある。
【0017】また,最適位置を決定しても,当該最適位
置が浴室天井の隅であったり化粧板の継目(メジ)の位
置と一致しない場合には不体裁(意匠が悪くなる)にな
るので,最適位置を取るか体裁を取るかを選択しなけれ
ばならなくなる問題がある。
【0018】また,クロスフローファン13により浴室
等の空気が浴室暖房乾燥機内を通過して強制循環される
が,このとき流動する空気により大きな騒音が発生する
問題がある。
【0019】そこで,本発明は,4方向吹出を可能にし
て効率的に浴室等の暖房及び乾燥が行えるようにすると
共に,騒音の少ない浴室暖房乾燥機を提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,請求項1にかかる発明は,本体ケースの内側壁に沿
って配設されて,熱源機からの温水と空気とを熱交換さ
せる熱交換器と,浴室又は脱衣室の空気を熱交換器を介
して循環させ,4側辺近傍に設けられた第1〜第4吹出
口から吹出す循環装置と,本体ケースの内壁と熱交換器
との間がなすバッファ空間と,少なくともバッファ空間
を覆い,かつ,当該バッファ空間のコーナ面に熱交換器
からの温風を滑らかに分流させる分流リブを備えた加熱
室カバーとを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明にかかる浴室暖房乾燥機の外
観斜視図であり,図2はその組立分解斜視図,図3は浴
室暖房乾燥機の本体の斜視図,図4は当該浴室暖房乾燥
機を浴室及び脱衣室に据付けたときの様子を示す図,図
5は浴室天井に据付けられた浴室暖房乾燥機の側面図で
ある。
【0022】当該浴室暖房乾燥機100は,浴室等の空
気を温水と熱交換させて当該浴室等を暖めると共に換気
する本体101,該本体101の前面(浴室等の側)に
据付られたグリル102,本体101を天井に据付るた
めの据付装置103等を有している。
【0023】据付装置103は,野縁104等に固定さ
れる野縁固定具105,該野縁固定具105に本体10
1を垂下して,当該本体101を固定する吊下部材10
6等により構成されている。
【0024】野縁固定具105は,図6に示すように方
形をなすアングルで,各コーナ部には雌ネジ107が固
着され,側板108に複数の貫通穴109が設けられ
て,野縁104にネジ止めする構成となっている。
【0025】吊下部材106は,図7に示すようにボル
ト110及びワッシャ111から構成されている。ボル
ト110は,先端に先端ネジ部112が形成されると共
に後端に後端ネジ部113が形成され,かつ,これらの
中間領域114の直径は,先端ネジ部112及び後端ネ
ジ部113のネジ谷がなす直径より適宜小さくなってい
る。
【0026】一方,ワッシャ111は中央穴115まで
切込116が形成されている。この中央穴115の寸法
D1は,ボルト110の中間領域114の直径D2より
適宜大きく,かつ,ボルト110の頭部がなす直径D3
より適宜小さくなっている。
【0027】グリル102は図8に示すように,4方の
周辺部に第1〜第4吹出口240〜243を開閉するよ
うに第1〜第4ルーバ244〜247が設けられ,当該
第1〜第4ルーバ244〜247により温風の吹出方向
を設定するようになっている。
【0028】一方,吸気パネル117の一端には,頭部
が脚部より幅広に形成された概略「T」字状のヒンジ爪
120が突設され,対向する端部には開閉ボタン121
が設けられている。また,吸気パネル117の裏面(本
体101側)の対向する端部には,それぞれ図示しない
フィルタ支持爪が設けられてフィルタが脱着可能になっ
ている。
【0029】図9は本体101の内部構成を示す斜視図
で,当該本体101は浴室等の空気を吸気して,これを
温風にした後,再度浴室等に送風する加熱部128,該
加熱部128からの温風を4つの第1〜第4吹出口24
0〜243に導く導風部161,浴室等の空気等を換気
する換気部130,加熱部128や換気部130を駆動
制御する制御部131等を有し,これらが本体ケース1
32内に収納されている。
【0030】なお,本体ケース132内は,仕切板13
3により加熱部128等が収納される加熱室と換気部1
30や制御部131等が収納される制御室とに区画され
て,少なくとも制御室には浴室等の湿度の高い空気が侵
入しないようになっている。
【0031】加熱部128は,図10に示すように,3
辺からなる概略「コ」字状に形成されて,浴室等の空気
を温水配管137を介して熱源機136から循環してき
た温水と熱交換させる熱交換器138,浴室等の空気を
吸気して熱交換器138を介して循環させる吐出す循環
用送風機139等により構成されている。
【0032】熱交換器138は本体ケース132の側壁
に沿って配設されて,熱交換器シール材140を介して
固定部材141により本体ケース132に固定されてい
る。また,熱交換器138の給排水部230は制御室側
まで延設されて,本体ケース132の側壁に固定されて
いる。
【0033】なお,熱交換器138と本体ケース132
の側壁とは所定の間隔で対峙するように設けられて,熱
交換器138からの温風に対するバッファ空間147が
形成され,当該バッファ空間147から第1〜第4吹出
口240〜243を経て温風が浴室等に吹出されるよう
になっている。
【0034】従って,熱交換器138からの温風はバッ
ファ空間147を流動し,その後当該バッファ空間14
7より小さい第1〜第4吹出口240〜243から吹出
されるので,当該バッファ空間147が消音器として作
用するようになり,送風に伴う騒音を低減することがで
きるようになる。
【0035】また,固定部材141は,熱交換器138
における循環用送風機139側の熱交換器コーナ部14
8の2カ所に設けられて,図11に示すように上端部が
折曲げられて,熱交換器シール材140を介して熱交換
器138に当接する当接部142が形成され,下端部は
ネジにより本体ケース132に止められる固定部143
が形成されている。
【0036】さらに,当該固定部材141における主柱
部分の端部は,所定の角度で折曲げられてリブ150が
形成され,当該固定部材141の強度を増強すると共
に,以下の作用により静音化が図られている。
【0037】即ち,循環用送風機139から吐出される
空気は,エンペラ(後述する)の角度に依存した方向に
吹出されるため,加熱室内で回転する成分を持つように
なる。例えば,図9では時計回りに空気が回転する。こ
のため熱交換器コーナ部148分で乱流が発生しやすく
なって騒音が増大する。
【0038】かかる乱流は,循環用送風機139が円形
状であり,熱交換器138が矩形状であるため,物理的
に発生しないようにすることができず,従って当該乱流
による騒音をなくすことはできない。
【0039】しかし,この乱流を複数の小さな乱流にす
るならば全体の騒音を小さくすることができる。即ち小
さな乱流は,エネルギーも小さいので,個々の乱流によ
る騒音が小さくなる。そして,これら複数の乱流による
騒音周波数の位相は通常一致しないため,相殺する成分
が生じて全体として騒音を抑えることができるようにな
る。
【0040】そこで,固定部材141を大きな乱流が発
生する循環用送風機139側の熱交換器コーナ部148
に設け,その主柱部分にリブ150を循環用送風機13
9の方向に立設して大きな乱流の発生を抑制して静音化
を図っている。
【0041】無論,リブ150の形状(張出し長さや角
度等)や循環用送風機139の風速等により静音化効果
が異なるので,適宜状況に応じて設計する必要があるこ
とは付言するまでもない。
【0042】一方,循環用送風機139は,複数のエン
ペラが周囲に設けられた遠心型ファン151,該遠心型
ファン151を回転させる循環モータ152,吸気した
空気により当該循環モータ152が冷却されるように通
気口153を備えて,本体ケース132に着脱可能に設
けられた循環モータカバー154,循環モータ152の
頭部及び底部に配設されて,循環モータカバー154を
本体ケース132に係合させることにより循環モータ1
52を弾性力で支持する循環モータ支持部材155等に
より構成されている。
【0043】そして遠心型ファン151が回転すること
により,当該遠心型ファン151の中央部分から浴室等
の空気が吸気され,ファン外周部に吐出される。このと
き,吐出方向には指向性が無いので,空気は等方的に吐
出される。
【0044】しかし,熱交換器138が無い制御室側に
も空気が吐出されると,その空気は仕切板133に当
り,流路を変えて熱交換器138に流入するようにな
る。このため,空気が仕切板133に当る際の風音や流
路を変える際に生じる乱流等による音が騒音となる。
【0045】そこで,本発明では,遠心型ファン151
と対向する部分の仕切板133の形状を,当該遠心型フ
ァン151の曲率に合わせて円弧状に形成し,部分的に
遠心型ファン151を取巻くように配設している。これ
により,当該部分から空気が吹出されないようになって
静音化が図られると共に,加熱室のデッドスペースを少
なくしている。
【0046】なお,本発明にかかる浴室暖房乾燥機10
0の寸法は浴室等の建築規格に合わて設定しているの
で,必要以上に小さくすることはこの趣旨に反する。そ
こで,仕切板133により省かれた加熱室のデッドスペ
ースを装置の小型化に直接反映させず,制御部131の
周辺空間の確保に利用している。
【0047】当該周辺空間は,制御部131の冷却空間
として作用するので効率的な冷却が可能になると共に,
保守点検等の作業空間となるので作業効率を高めること
ができるようになっている。
【0048】導風部161は,図12〜図15に示すよ
うに,第1〜第3吹出窓162〜164が形成されて加
熱室をカバーするように設けられた加熱室カバー12
6,第4吹出口243と位置が一致するように第4吹出
窓165が設けられて制御室をカバーする制御室カバー
127,加熱室と制御室とが連通することなく,第4吹
出窓165を加熱室に連通させる温風ガイド166等に
より構成されている。
【0049】そして,加熱室カバー126は,中央部分
が循環用送風機139より適宜小さめに吸気用開口され
て循環用送風機139に吸気される空気の通路をなす吸
気窓168,3方向の周辺部分に設けられて,組立てら
れた際にはグリル102に設けられた第1〜第3吹出口
240,241,242と位置が一致する第1〜第3吹
出窓162〜164,熱交換器シール材140に当接し
て加熱室を循環用送風機139側とバッファ空間147
側と区画する区画リブ169,バッファ空間147のコ
ーナ部に設けられた山状突起からなる分流リブ171等
を有している。
【0050】循環用送風機139から吹出される空気
は,バッファ空間147のコーナ部で左右に分れて隣接
する吹出口から吹出されるが,このときコーナ部で乱流
が発生しやすい。そこで,分流リブ171は,熱交換器
138から吹出された空気を滑らかに分流させて,当該
コーナ部で乱流が発生しないようにすることにより静音
化を図っている。
【0051】温風ガイド166は,側壁の一つが開口さ
れて温風導入口176をなすと共に上面が開口されてな
る箱体で,第4吹出窓165が位置する制御室カバー1
27の裏面に固着されて,温風導入口176から導入さ
れた温風が上面の開口を介して第4吹出口243から吹
出されるようになっている。
【0052】次に,上記構成の浴室暖房乾燥機100の
据付手順及び保守点検手順を図4に示す浴室と脱衣室と
に浴室暖房乾燥機100を据付,熱源機136からの温
水は脱衣室の浴室暖房乾燥機100に供給される場合を
例に説明する。
【0053】また,浴室暖房乾燥機100の据付は,既
存住宅に据付る場合であって,浴室天井及び脱衣室天井
の野縁104の間隔が60cmの場合について説明す
る。しかし,本発明は,これらに限定されるもので無
く,新築住宅に据付けてもよいことは明らかである。
【0054】なお,野縁104には化粧天井板が固定さ
れて,当該化粧天井板のメジの位置が野縁104の位置
となっているものとする。
【0055】このような前提で据付手順や保守点検手順
を説明するが,浴室等及び脱衣室における浴室暖房乾燥
機100の共通する据付手順等は,これらの区別を行わ
ないで説明する。
【0056】先ず,浴室暖房乾燥機100を据付るため
の据付開口212を浴室天井等に設ける。当該浴室暖房
乾燥機100の本体ケース132の寸法は例えば53c
mとし,据付開口212は例えば55cmの正方形とす
る。また,グリル102の寸法は野縁104の間隔より
広い寸法で,例えば61cmとする。
【0057】規格住宅における野縁104間の最小幅が
60cmであるので,上記寸法に設定するならば,どの
ような規格住宅でも据付けることができるようになり,
野縁104の間を広げたりする作業及びそれに伴うコス
ト不要になる。
【0058】熱源機136からの温水配管137を脱衣
室の浴室暖房乾燥機100まで配管する。このとき,温
水配管137は後述する理由から適宜長めに配管する。
また,換気ダクト216を据付開口212の近傍まで配
設しておく。さらに制御線213を配線しておく。
【0059】次に,野縁104に野縁固定具105を固
定する。そして,野縁固定具105の雌ネジ107に,
ボルト110の先端ネジ部112を螺合させて,当該ボ
ルト110が据付開口212から吊下がった状態にして
おく。
【0060】このような状態が完了した後,図16に示
すように,浴室暖房乾燥機100の本体101を持上
げ,当該本体101の周辺4隅に設けられた吊下穴17
7にボルト110を通す。この吊下穴177はボルト1
10の頭より適宜大きく,かつ,ワッシャ111より小
さく形成されている。
【0061】そして,ワッシャ111を切込116から
ボルト110に挿入し,当該ボルト110の頭にワッシ
ャ111を当接させて本体101を下げる。吊下穴17
7はワッシャ111より小さいので,本体101はワッ
シャ111に当接して中吊状態となる。図17は,この
ときの様子を示す断面図である。
【0062】浴室等及び脱衣室の浴室暖房乾燥機100
をこのような中吊状態にした後,温水配管137の接続
及び制御線213の接続を行う。
【0063】温水配管137は,適度にフレキシブルな
樹脂管等が用いられ,かつ,長めに配管されているの
で,当該温水配管137の端部を浴室側等に引出して給
排水部230に接続する。
【0064】これにより温水配管137及び制御線21
3の接続が完了し,次に本体101を所定位置に固定す
る。当該本体101の固定は,ボルト110の先端ネジ
部112が雌ネジ107を越えるまで回して,雌ネジ1
07が中間領域114に位置するようにする。そこで,
本体101及びボルト110を押上げて,後端ネジ部1
13と雌ネジ107とを螺合させることにより行う。
【0065】本体101が所定位置に固定された後,制
御室カバー127を取外し(予め取外しておいてもよ
い),本体ケース102の内側から排気ダクト15を当
該本体ケース102に引込むようにして接続する。
【0066】そして,グリル102を本体101にネジ
止めし,4つの第1〜第4ルーバ244〜247の角度
を温風が適宜所望の方向に送風されるように調整して浴
室暖房乾燥機100の据付作業が完了する。
【0067】なお,据付装置103の状態,据付開口2
12の形成状態或は化粧天井板の固定状態等により,本
体101が化粧天井板のメジと平行にならない場合があ
る。このとき,本体ケース132の端部とメジとは近接
しているので,多少の非平行状態でも目立ってしまい微
調整が必要になる。
【0068】しかし,本発明にかかるグリル102の寸
法は,化粧天井板より大きめに設定されているので,か
かる天井化粧板のメジが隠されて多少の非平行状態でも
目立なくすることができるようになっている。
【0069】このようにして据付られた浴室暖房乾燥機
100の保守点検を行うときは,上述した据付手順を遡
ることにより可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば,本体ケースの内側壁に沿って配設されて,
熱源機からの温水と空気とを熱交換させる熱交換器と,
浴室又は脱衣室の空気を熱交換器を介して循環させ,4
側辺近傍に設けられた第1〜第4吹出口から吹出す循環
装置と,本体ケースと熱交換器との間がなすバッファ空
間と,少なくともバッファ空間を覆い,かつ,当該バッ
ファ空間と接するコーナ面に熱交換器からの温風を滑ら
かに分流させる分流リブを備えた加熱室カバーとを有す
ることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される浴室暖
房乾燥機の斜視図である。
【図2】浴室暖房乾燥機の分解斜視図である。
【図3】グリルを取除いたときの浴室暖房乾燥機本体の
斜視図である。
【図4】浴室及び脱衣室に浴室暖房乾燥機を設けたとき
の模式図である。
【図5】浴室暖房乾燥機を据付けたときの側面図であ
る。
【図6】野縁固定具の構成図である。
【図7】吊下部材の構成図である。
【図8】グリルの斜視図である。
【図9】浴室暖房乾燥機本体の内部構成を示す斜視図で
ある。
【図10】熱交換器の斜視図である。
【図11】固定部材の斜視図である。
【図12】加熱室カバーの上面図である。
【図13】加熱室カバーの側面図である。
【図14】加熱室カバーの側面図である。
【図15】制御室カバーの斜視図である。
【図16】浴室暖房乾燥機本体の取付状況を示す模式図
である。
【図17】浴室暖房乾燥機本体を据付けたときの側面図
である。
【図18】従来の技術の説明に適用される浴室暖房乾燥
機を浴室に取付けたときの模式図である。
【図19】従来の技術の説明に適用される浴室暖房乾燥
機の構成図である。
【図20】従来の技術の説明に適用される一方向吹出の
温度分布図である。
【符号の説明】
100 浴室暖房乾燥機 101 本体 102 グリル 103 据付装置 104 野縁 128 加熱部 130 換気部 132 本体ケース 136 熱源機 138 熱交換器 139 循環用送風機 147 バッファ空間 161 導風部 162〜164 第1〜第3吹出窓 166 温風ガイド 171 分流リブ 240〜243 第1〜4吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 内藤 哲男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石崎 泰英 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 進 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 笠原 啓良 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BB07 3L071 AB03 3L072 AD02 AD07 3L113 AB02 AC16 AC46 DA11 4L019 AB03 BA01 BA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースの内側壁に沿って配設され
    て,熱源機からの温水と空気とを熱交換させる熱交換器
    と,浴室又は脱衣室の空気を前記熱交換器を介して循環
    させ,4側辺近傍に設けられた第1〜第4吹出口から吹
    出す循環装置と,前記本体ケースの内壁と前記熱交換器
    との間がなすバッファ空間と,少なくとも前記バッファ
    空間を覆い,かつ,当該バッファ空間のコーナ面に前記
    熱交換器からの温風を滑らかに分流させる分流リブを備
    えた加熱室カバーとを有することを特徴とする浴室暖房
    乾燥機。
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