JP5304367B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、温風等を吹き出して浴室等の室内の暖房及び衣類の乾燥等を行う送風装置に関する。
従来から、浴室に温風を吹き出して暖房を行う機能及び浴室内に掛けた衣類等を乾燥させる機能を備えた浴室暖房換気乾燥機等と称される浴室用の送風装置が提供されている。
浴室暖房換気乾燥機は、浴室の天井に設置される形態で、天井に露出したフロントパネルから、温風等を浴室内へ向けて吹き出す構成となっている。さて、浴室暖房換気乾燥機から吹き出す風が洗い場に居る入浴者に当たると、温風であっても寒さを感じることがある。このため、浴室暖房換気乾燥機では、空気の吹き出す方向を浴槽と洗い場の間にあるランドリパイプの方向として、衣類に直接温風を当たるようにしている。
浴室暖房換気乾燥機では、温風等が吹き出される吹出口グリルが、横長の形状のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。吹出口グリルが横長の形状であると、浴室全体に温風を行き渡らせることができると共に、ランドリパイプに掛けられた衣類の多くに温風を当てることができるようになる。
特開2004−205054号公報
浴室暖房換気乾燥機等の送風装置では、排気用のダクトの配管の関係等の要因で、設置される方向が決められる。吹出口グリルが横長の形状の構成では、吹出口グリルが洗い場側に来る配置か、洗い場と反対の壁側に来る配置の何れかが選択される。吹出口グリルが壁側にくる配置では、吹出口グリルとランドリパイプの間に吸込口グリルがある形態となる。
このように、吹出口グリルとランドリパイプの間に吸込口グリルがある形態で、吹出口グリルが洗い場側に来る配置と同様に、吹出口グリルからの空気の吹出方向をランドリパイプ側に向けると、吹出口グリルから吹き出された空気、特に温風が吸込口グリルに直接吸い込まれるショートサーキットと称される現象が発生し、送風装置の性能が低下するという問題があった。
このため、可動ルーバを備えて風向を切り替えられるようにした送風装置も提案されているが、構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、吹き出される空気の方向を切り替えられるようにした送風装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、浴室の天井に設置される送風装置において、温風または送風を吹き出す送風手段を有した装置本体の側面に、排気ダクトが接続される排気ダクト接続部を備えると共に、装置本体の下面を覆うフロントパネルを備え、フロントパネルは、端部へ向けて上側へ傾斜する傾斜部と、傾斜部に着脱可能に取り付けられ、送風手段で吹き出される空気の向きを変える整流板を有した吹出口グリルと、吹出口グリルに並列して配置され、空気が吸い込まれる吸込口グリルを備え、吹出口グリルは、フロントパネルの長手方向に沿った長方形で、フロントパネルの短手方向に沿って吸込口グリルと並列され、排気ダクトの配管経路に応じて、吹出口グリルが浴室の洗い場側となる配置で装置本体が浴室の天井に取り付けられる場合は、吹出口グリルが一の向きでフロントパネルに取り付けられ、吹出口グリルが浴室の洗い場と反対側となる配置で装置本体が浴室の天井に取り付けられる場合は、吹出口グリルが一の向きと反対の他の向きでフロントパネルに取り付けられ、吹出口グリルは、整流板の傾斜角が、フロントパネルの傾斜部の傾斜角により規定され、一の向きでフロントパネルに取り付けられると、整流板の傾斜角が吸込口グリルの反対側を向く第1の角度となり、一の向きと反対の他の向きでフロントパネルに取り付けられると、吹出口グリルから吹き出された空気が吸込口グリルから直接吸い込まれることが抑えられるように、整流板の傾斜角が鉛直に対して第1の角度より小さい第2の角度となって吸込口グリル側に向く送風装置である。
本発明の送風装置では、吹出口グリルの整流板の傾斜角が、フロントパネルの傾斜部の傾斜角により規定され、吹出口グリルをフロントパネルに取り付ける向きによって、吹出口グリルの整流板の傾斜角が選択可能である。
本発明によれば、フロントパネルの傾斜部に吹出口グリルが取り付けられることで、可動部材を設けることなく、吹出口グリルの整流板の傾斜角が選択可能である。これにより、所定の風向で温風等を吹き出すことができ、送風装置としての性能を向上させることができる。また、送風装置で吹き出した温風が直接吸い込まれるショートサーキットの発生を防止することができる。
本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す断面図である。 本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す断面図である。 本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の設置例を示す浴室の構成図である。 本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の設置例を示す浴室の構成図である。 フロントパネルの詳細を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の送風装置の実施の形態としての空調装置である浴室暖房換気乾燥装置について説明する。
<本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の構成例>
図1及び図2は、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す断面図、図3は、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す斜視図、図4及び図5は、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の設置例を示す浴室の構成図である。
本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1は、装置本体2とフロントパネル3を備え、浴室100の天井101に、フロントパネル3を露出させる形態で設置される。
浴室暖房換気乾燥装置1は、浴室100の空気を吸い込んで、温風または室温に応じた送風を吹き出す循環ファン4と、浴室100の空気を吸い込んで排気する換気ファン5を装置本体2に備える。循環ファン4及び換気ファン5は、例えば、シロッコファンと称される多翼ファンで構成され、循環ファン4を下側として、循環ファン4と換気ファン5が上下方向に重ねられて、装置本体2に取り付けられる。
循環ファン4は送風手段の一例で、多翼の羽根車(ファン)40と、羽根車40を回転駆動する循環ファンモータ41と、風路を形成する循環ファンケース42を備える。
循環ファン4は、羽根車40の回転軸が縦向きとなる方向で配置され、循環ファンケース42は、羽根車40の軸方向に沿った下面を開口して形成される吸込口42aと、羽根車40の接線方向に沿って形成される風路と連通した吹出口42bを備える。循環ファン4の吹出口42bは、装置本体2の下面側に長方形の開口部を有する。
循環ファン4は、循環ファンケース42の吹出口42bの近傍の風路にヒータ6を備える。ヒータ6は加熱手段の一例で、例えばPTCヒータで構成され、ヒータ6に通電されると、吹出口42bを通る空気がヒータ6で加熱されることで暖められ、温風が吹き出される。
換気ファン5は換気手段の一例で、多翼の羽根車(ファン)50と、羽根車50を回転駆動する換気ファンモータ51と、風路を形成する換気ファンケース52を備える。
換気ファン5は、羽根車50の回転軸が縦向きとなる方向で配置され、換気ファンケース52は、羽根車50の軸方向に沿った下面を開口して形成される吸込口52aと、羽根車50の接線方向に沿って形成される風路と連通した吹出口52bを備える。
装置本体2は、換気ファン5の吸込口52aの下側に換気風路形成部材7が取り付けられる。換気風路形成部材7は、装置本体2の下面に形成される浴室換気吸込口70と換気ファン5の吸込口52aを連通させる浴室換気風路を形成する。
装置本体2は、一の側面に吸気ダクト接続部8を備え、吸気ダクト接続部8と、換気ファン5の吸込口52aを連通させる室内換気風路が内部に形成される。また、装置本体2は、換気ファン5の吹出口52bと連通する排気ダクト接続部9を、吸気ダクト接続部8を備えた側面と異なる他の側面に備える。
浴室暖房換気乾燥装置1は、装置本体2の下面にフロントパネル3が着脱できるように取り付けられる。図6は、フロントパネルの詳細を示す断面図であり、次に、各図を参照して本実施の形態のフロントパネルの詳細について説明する。
フロントパネル3は、循環ファン4の吹出口42bと繋がる吹出口グリル30を備える。吹出口グリル30は、図3に示すように、フロントパネル3の長手方向に沿って延びる横長の長方形で、図6に示すように、短手方向において風向を変える整流板30aを備える。
フロントパネル3は、循環ファン4の吸込口42a及び換気風路形成部材7を介して換気ファン5の吸込口52aと繋がる吸込口グリル31を備える。更に、フロントパネル3は、吸込口グリル31の裏側にフィルタ31aが交換可能に取り付けられる。
フロントパネル3は、短手方向の端部へ向けて上側へ傾斜する傾斜部32を備える。フロントパネル3は、少なくとも吹出口グリル30が取り付けられる部分に傾斜部32が形成される。本例では、図6に示すように、吸込口グリル31が設けられる短手方向の中央部分から端部へ向けて全体が湾曲した形状となっており、上側へ向けて湾曲した一方の部分に傾斜部32が形成されると共に、上側へ向けて湾曲した他方の部分に吸込口グリル31が形成される。
フロントパネル3は、吹出口グリル30が着脱可能に取り付けられる吹出口取付部33を傾斜部32に備える。吹出口取付部33では、傾斜部32の傾きに沿うような向きで吹出口グリル30が取り付けられる。また、吹出口取付部33では、吹出口グリル30の長手方向の向きを入れ替えて取り付けることが可能である。
すなわち、吹出口グリル30は、図6(a)に示すように、整流板30aが吸込口グリル31と反対側を向く方向と、図6(b)に示すように、整流板30aが吸込口グリル31側を向く方向の何れかが選択されて、フロントパネル3に取り付けられる。
これにより、フロントパネル3では、傾斜部32の角度と、吹出口グリル30を取り付ける向きによって変化する整流板30aの角度によって、温風または送風が吹き出される角度が規定される。
<浴室暖房換気乾燥装置の設置例>
次に、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の設置例について、図4と図5等を参照して説明する。浴室暖房換気乾燥装置1は、浴室100の天井101で、浴槽100aが設置されている場所の上側に設置される。浴室100の天井101には、浴室暖房換気乾燥装置1の装置本体2が入れられる開口部が形成され、浴室暖房換気乾燥装置1は、フロントパネル3が露出するようにして、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井101に固定する形態等で取り付けられる。
浴室暖房換気乾燥装置1の操作部10は、浴室100に隣接する洗面脱衣所110の壁面等に取り付けられ、例えばケーブルで浴室暖房換気乾燥装置1と接続される。
浴室100の天井101に取り付けられた浴室暖房換気乾燥装置1は、図1に示す吸気ダクト接続部8に吸気ダクト80が接続される。吸気ダクト80は、洗面脱衣所110の天井に取り付けられた副吸込口グリル81と接続され、浴室暖房換気乾燥装置1で洗面脱衣所110等の空気を換気できる構成となっている。
また、浴室100の入口に浴室ドア102が備えられ、浴室ドア102に空気取入口(ガラリ)102aを備えて、洗面脱衣所110等の空気を浴室100内に取り込めるようになっている。
更に、浴室100の天井101に取り付けられた浴室暖房換気乾燥装置1は、図1に示す排気ダクト接続部9に排気ダクト90が接続される。排気ダクト90は、図示しない建物の外壁103に取り付けられた排気グリル91に接続され、浴室暖房換気乾燥装置1の吸込口グリル31から吸気した浴室100等の空気と、副吸込口グリル81及び吸気ダクト80を介して吸気した洗面脱衣所110等の空気を、排気ダクト90を介して屋外に排気できる構成となっている。
浴室暖房換気乾燥装置1は、洗濯物等を乾燥させる機能も備えるので、浴室100には、洗濯物等を掛けるランドリパイプ104が備えられる。
吸気ダクト80及び排気ダクト90は、浴室100が設置される建物の構造等によって配管経路が決められる。このため、浴室暖房換気乾燥装置1は、建物や浴室100の構造に応じて、図4に示すように、吹出口グリル30が洗い場100b側となる配置か、図5に示すように、吹出口グリル30が洗い場100b側と反対側の壁側となる配置を選択して、浴室100の天井101に設置される。吹出口グリル30が洗い場100b側に配置される向きを正取付状態と称し、吹出口グリル30が洗い場100bと反対側に配置される向きを逆取付状態と称す。
そして、浴室暖房換気乾燥装置1が正取付状態あるいは逆取付状態の何れであっても、吹出口グリル30からの空気の吹き出し方向がランドリパイプ104方向となるように、浴室暖房換気乾燥装置1の配置に応じて吹出口グリル30が取り付けられる向きが選択される。
すなわち、図4に示すように、吹出口グリル30が洗い場100b側に配置される正取付状態では、吹出口グリル30は、図6(a)に示すように、整流板30aが吸込口グリル31と反対側を向く方向として、フロントパネル3に取り付けられる。また、図5に示すように、吹出口グリル30が洗い場100bと反対側に配置される逆取付状態では、吹出口グリル30は、図6(b)に示すように、整流板30aが吸込口グリル31側を向く方向として、フロントパネル3に取り付けられる。
<フロントパネルの具体例>
次に、フロントパネル3と吹出口グリル30の形状の詳細について、図4〜図6を参照して説明する。図4に示すように、吹出口グリル30が洗い場100b側に配置される正取付状態では、吹出口グリル30とランドリパイプ104の間に吸込口グリル31が配置されないことから、整流板30aによる空気の吹出方向を、ランドリパイプ104に向くような方向とすれば良い。
一方、図5に示すように、吹出口グリル30が洗い場100bと反対側に配置される逆取付状態では、吹出口グリル30とランドリパイプ104の間に吸込口グリル31が配置される。これにより、整流板30aによる空気の吹出方向を、ランドリパイプ104に向くような方向とすると、空気が吹き出される角度によっては、吹出口グリル30から吹き出された空気が吸込口グリル31から直接吸い込まれる、いわゆるショートサーキットの状態となる可能性がある。
そこで、正取付状態では、吹出口グリル30からの空気の吹き出し方向がランドリパイプ104方向となるようにすると共に、逆取付状態では、ショートサーキットの発生を抑えつつ、かつ、吹出口グリル30からの空気の吹き出し方向がランドリパイプ104方向となるように、フロントパネル3の傾斜部32の角度と、吹出口グリル30の整流板30aの角度を決める。
フロントパネル3に傾斜部32を設け、傾斜部32に吹出口グリル30を取り付けることで、吹出口グリル30を取り付ける向きによって、可動部品を設けることなく整流板30aの角度を変化させることができる。そこで、フロントパネル3の傾斜部32の傾斜角Aは、水平面に対して上向きに約2.5°とした。吹出口グリル30の整流板30aの傾斜角Bは、吹出口グリル単体で約12.5度とした。
これにより、図6(a)に示す正取付状態では、整流板30aが吸込口グリル31と反対側を向くことで、第1の角度である鉛直方向Gに対する整流板30aの傾斜角C1は、整流板30aの傾斜角Bとフロントパネル3の傾斜部32の傾斜角Aを加算した値となって、約15°となる。
一方、図6(b)に示す逆取付状態では、整流板30aが吸込口グリル31側を向くことで、第2の角度である鉛直方向Gに対する整流板30aの傾斜角C2は、整流板30aの傾斜角Bからフロントパネル3の傾斜部32の傾斜角Aを減算した値となって、約10°となる。
本例では、浴室暖房換気乾燥装置1の設置位置と、浴室100の大きさ等の関係から、正取付状態では、吹出口グリル30からの空気の吹き出し角度を、垂直方向に対して約15°傾けてランドリパイプ104側に向けることで、乾燥や暖房運転で最適な条件となった。
これに対して、吹出口グリル30とランドリパイプ104の間に吸込口グリル31が配置される逆取付状態では、吹出口グリル30からの空気の吹き出し角度を、垂直方向に対して約10°傾けてランドリパイプ104側に向けることで、ショートサーキットの発生を抑えて、かつ、空気の吹出方向をランドリパイプ104方向とすることができた。
なお、上述したフロントパネル3の傾斜部32の角度と、吹出口グリル30の整流板30aの角度は一例であり、例えば、フロントパネル3の傾斜部32の角度は、約1.5°〜5°程度とすることが好ましい。
また、フロントパネル3は、吸込口グリル31が設けられる短手方向の中央部分から端部へ向けて全体が湾曲した形状となっており、傾斜部32と反対側を向く部分に吸込口グリル31が形成される。これにより、空気が吸い込まれる方向を、吹出口グリル30と反対側に向けることができ、ショートサーキットの発生をより防止することができる。
<本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の動作例>
次に、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1の動作の概要について、各図を参照して説明する。操作部10で暖房モードボタンが押されると、循環ファン4とヒータ6が駆動される。
循環ファン4で循環ファンモータ41が駆動されると、フロントパネル3の吸込口グリル31から浴室100内の空気が吸い込まれる。ヒータ6が駆動され通電されると、循環ファンケース42内を通る空気が加温され、吹出口グリル30から温風Wが吹き出される。
なお、暖房モードでは、換気ファンモータ51は駆動されず、換気は行われないので、暖房モードで暖められた浴室100内の空気が排出されることはない。
操作部10で涼風モードボタンが押されると、循環ファン4と換気ファン5が駆動される。循環ファン4が駆動されると、フロントパネル3の吸込口グリル31から浴室100内の空気が循環ファン4に吸い込まれる。涼風運転モードでは、ヒータ6が駆動されないことで、循環ファンケース42内を通る空気は加温されず、吹出口グリル30から浴室100内の温度に応じた送風(涼風)Wが吹き出される。
換気ファン5が駆動されると、フロントパネル3の吸込口グリル31から浴室100内の空気が換気ファン5に吸い込まれる。換気ファン5に吸い込まれた空気は、図4または図5に示す排気ダクト90を通り排気グリル91から屋外へ排出される。
これにより、涼風運転モードでは、夏季等に浴室暖房換気乾燥装置1を扇風機として使用することができる。そして、涼風運転モードでは、換気ファン5を駆動することで浴室100内の空気を換気しながら、送風を吹き出すようになっており、浴室100内の湿気等を換気しながら、送風を行うことができる。
操作部10で乾燥モードボタンが押されると、循環ファン4、ヒータ6及び換気ファン5が駆動される。循環ファン4及びヒータ6が駆動されると、フロントパネル3の吸込口グリル31から浴室100内の空気が循環ファン4に吸い込まれ、吹出口グリル30から温風Wが吹き出される。
換気ファン5が駆動されると、フロントパネル3の吸込口グリル31から浴室100内の空気が換気ファン5に吸い込まれ、図4または図5に示す排気ダクト90を通り排気グリル91から屋外へ排出される。
これにより、乾燥運転モードでは、浴室100に温風を吹き出すと共に、浴室100の空気を屋外に排出することで、浴室100内のランドリパイプ104に干した衣類の洗濯物等を乾燥させることができる。
操作部10で換気モードボタンが押されると、換気ファン5が駆動される。換気ファン5が駆動されると、フロントパネル3の吸込口グリル31から、浴室100内の空気が換気ファン5に吸い込まれる。また、図4あるいは図5に示す副吸込口グリル81から、洗面脱衣所110内の空気が換気ファン5に吸い込まれる。換気ファン5に吸い込まれた空気は、排気ダクト90を通り排気グリル91から屋外へ排出される。
これにより、換気運転モードでは、浴室100及び副吸込口グリル81が設置された他室、例えば洗面脱衣所110内の空気を屋外に排出することができる。なお、浴室100と洗面脱衣所110の間では、浴室ドア102の空気取入口102aからも洗面脱衣所110の空気が浴室100に取り込まれ、浴室暖房換気乾燥装置1により屋外に排出される。
ここで、浴室暖房換気乾燥装置1は、24時間換気システムを構成することも可能である。すなわち、浴室暖房換気乾燥装置1は、浴室100及び副吸込口グリル81が設置された洗面脱衣所110内の空気を屋外に排出することで、洗面脱衣所110の図示しないドアのアンダーカット部等から、各部屋の空気が吸気される。これにより、所定の部屋に備えた空気の取り入れ口から、新鮮な外気が取り込まれる。そして、必要換気風量が得られるように換気ファン5の風量を設定することで、所定換気回数を満たすことができる。
本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1では、吹出口グリル30が横長の長方形であり、吹出口グリル30がランドリパイプ104に沿った浴槽100a及び洗い場100bの長手方向に向けて配置される。これにより、暖房運転時に洗い場100bの全体に温風Wを行き渡らせることができる。また、乾燥運転時にランドリパイプ104に掛けられた衣類の多くに温風Wを当てることができる。
更に、フロントパネル3に傾斜部32を設け、傾斜部32に吹出口グリル30を取り付けることで、吹出口グリル30を取り付ける向きによって、可動部品を設けることなく整流板30aの角度を変化させることができる。これにより、浴室暖房換気乾燥装置1が正取付状態であっても逆取付状態であっても、最適な性能を得ることができる。
特に、ヒータを使用する暖房運転及び乾燥運転では、ショートサーキットが発生すると、ヒータで暖められた空気が直接吸い込まれることで、センサが所定の温度上昇を検知して、ヒータの駆動が停止されることがある。このような場合、室温は十分に上昇していないにも関わらず、ヒータの駆動が停止されることで、暖房性能及び乾燥性能が低下する。また、ヒータのオンとオフが短時間で繰り返されることになって、部品の寿命低下をもたらす。
これに対して、吹出口グリル30を取り付ける向きを変えることで、空気の吹出方向の最適化を図れるようにして、ショートサーキットの発生を抑えることで、可動ルーバ等を用いることなく、所定の暖房性能及び乾燥性能を得ることができる。
なお、本発明の送風装置は、換気機能がない温風暖房装置や冷房機能を備えたものであっても良く、様々な送風装置に適用可能である。
本発明は、浴室等の室内の暖房や換気、衣類の乾燥等を行う機能を有する室内の送風装置に適用される。
1・・・浴室暖房換気乾燥装置、2・・・装置本体、3・・・フロントパネル、30・・・吹出口グリル、30a・・・整流板、31・・・吸込口グリル、32・・・傾斜部、33・・・吹出口取付部、4・・・循環ファン、5・・・換気ファン

Claims (3)

  1. 浴室の天井に設置される送風装置において、
    温風または送風を吹き出す送風手段を有した装置本体の側面に、排気ダクトが接続される排気ダクト接続部を備えると共に、装置本体の下面を覆うフロントパネルを備え、
    前記フロントパネルは、
    端部へ向けて上側へ傾斜する傾斜部と、
    前記傾斜部に着脱可能に取り付けられ、前記送風手段で吹き出される空気の向きを変える整流板を有した吹出口グリルと、
    前記吹出口グリルに並列して配置され、空気が吸い込まれる吸込口グリルを備え
    前記吹出口グリルは、前記フロントパネルの長手方向に沿った長方形で、前記フロントパネルの短手方向に沿って前記吸込口グリルと並列され、
    前記排気ダクトの配管経路に応じて、前記吹出口グリルが浴室の洗い場側となる配置で前記装置本体が浴室の天井に取り付けられる場合は、前記吹出口グリルが一の向きで前記フロントパネルに取り付けられ、前記吹出口グリルが浴室の洗い場と反対側となる配置で前記装置本体が浴室の天井に取り付けられる場合は、前記吹出口グリルが一の向きと反対の他の向きで前記フロントパネルに取り付けられ、
    前記吹出口グリルは、前記整流板の傾斜角が、前記フロントパネルの前記傾斜部の傾斜角により規定され、一の向きで前記フロントパネルに取り付けられると、前記整流板の傾斜角が前記吸込口グリルの反対側を向く第1の角度となり、一の向きと反対の他の向きで前記フロントパネルに取り付けられると、前記吹出口グリルから吹き出された空気が前記吸込口グリルから直接吸い込まれることが抑えられるように、前記整流板の傾斜角が鉛直に対して第1の角度より小さい第2の角度となって前記吸込口グリル側に向く
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記フロントパネルは、前記吸込口グリルが設けられる短手方向の中央部分から両端部へ向けて湾曲した形状で、上側へ向けて湾曲した一方の部分に前記傾斜部が形成されると共に、上側へ向けて湾曲した他方の部分に前記吸込口グリルが形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 前記フロントパネルの前記傾斜部の傾斜角は、1.5°〜5°の間に設定される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の送風装置。
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