JP2004044866A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents
浴室暖房乾燥機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004044866A JP2004044866A JP2002200991A JP2002200991A JP2004044866A JP 2004044866 A JP2004044866 A JP 2004044866A JP 2002200991 A JP2002200991 A JP 2002200991A JP 2002200991 A JP2002200991 A JP 2002200991A JP 2004044866 A JP2004044866 A JP 2004044866A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- box
- bathroom
- circulation
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
【解決手段】浴室に面して吸込口81と吹出口82を有し、内部に熱交換器15と循環ファン16を設けた循環ボックス11と、脱衣室に面した吸込口24および屋外に連通した排気口25を有し内部に換気ファン23を設けた換気ボックス21をダンパ19を介して連通させ、循環モーター27、ステッピングモーター26および換気モーター22を駆動する電装箱30を換気ボックス21の外壁に設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室や、脱衣室、洗面所、あるいはトイレなどのいわゆるサニタリーゾーンを換気、涼風、暖房、乾燥する浴室暖房乾燥機およびその運転方法に関する。なお、発明の名称および特許請求の範囲を含む本明細書全体を通じて、浴室や脱衣室、洗面所、トイレなどのいわゆるサニタリーゾーンを「浴室」と総称する。
【0002】
【従来の技術】
浴室暖房乾燥機は浴室内の空気を吸入して熱交換後浴室内に吹き出すことにより浴室を暖房すると共に、吸入した浴室内の湿気を有する空気を室外の空気と入れ替えることにより換気し、洗濯物などを乾燥させる装置である。このような浴室暖房乾燥機としては、暖房部と換気部を一体構成とした一体型と暖房部と換気部を別体として両者を結合させる分離型が知られている。
【0003】
分離型の浴室暖房乾燥機として、たとえば、特開2000−346415号公報に記載された構成が知られている。
【0004】
図9にその構成の概略を示す。浴室暖房乾燥機の本体111は送風機112と熱交換器113およびそれらを駆動する制御部114を内蔵しており、送風機112で浴室内から吸入した空気を熱交換器113で熱交換して浴室内に吹き出すことにより浴室内を暖房する。本体111の側壁には熱交換器113の下流側に連通口115が形成され、換気装置116に連通して浴室内の湿った空気を連通口115から換気装置116に供給する。すなわち、連通口115は換気装置116の吸込口を構成している。
【0005】
換気装置116の連通口115が形成された面の直角方向の一側壁には複数の吸込口117、118が、それに対向する側壁には吹出口119が設けられている。図示の例では、図面の上方に吹出口119を、下方に吸込口117、118を形成し、空気流が下方から吸入されて上方に吹き出す場合を示したが、この関係を逆にすることもできる。これは換気装置116の連通口側の側壁を反対側の側壁と交換することによって実現できる。この点を考慮して、吹出口119は通常側壁の中央部に形成される。
【0006】
吸込口117、118には吸込アダプタ120、121が設けられ、各々トイレや脱衣室などの他室と連通されてこれら他室からの空気を換気装置116の室内に吸入する。吸入された空気は換気装置116の室内に設けられた換気ファン122により吹出口119に導かれ、吹出アダプタ123に連結された排気ダクト(図示せず)を介して屋外に排気される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の換気装置においては、送風機112と熱交換器113を駆動する制御部114が本体111の内部に内蔵されている。本体111は通常天井裏などに設置され、一方、制御部114は電気系統の部品や配線から構成されているので、制御部114が故障したときは天井裏の狭い空間で保守点検しなければならない。したがって、制御部114は本体111の狭い空間部に設置すると保守点検が困難になるためその設置空間も比較的大きくとられる。したがって、本体111の容積はその分大きいものが必要となる。
【0008】
また、本体111の内部は浴室内の湿った空気が通過、循環するので、制御部114の電機部品が湿気などで故障したり短絡するおそれもある。
【0009】
さらに、本体111内の制御部114以外の狭い通風部を空気が通過すると騒音も大きくなる。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するもので、制御部の保守点検が簡単であり、故障も少なく、しかも循環ボックスの容積が小さく運転時の騒音が小さい浴室暖房乾燥機を提供することを目的とするものである。
【0011】
また、天井裏の形状や空間の種々の制約に対して施工の自由度が高い浴室暖房乾燥機を提供することを目的とするものである。
【0012】
また、24時間換気を効率的、効果的に行うことが可能な浴室暖房乾燥機を提供することを目的とするものである。
【0013】
また、換気ボックスの吸い込み風量の調節が簡単な浴室暖房乾燥機を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の浴室暖房乾燥機は、一面に吸込口と吹出口を有する第1のケーシング内に熱交換器と循環ファンを設けた循環ボックスと、1つまたは複数の吸込口と1つの排気口を有する第2のケーシング内に換気ファンを設けた換気ボックスとを有し、循環ボックスと換気ボックスは各々の通風口が連通して連結されており、熱交換器、循環ファン、および換気ファンを駆動する制御回路を内蔵した電装箱が換気ボックスの外壁に設けられたものである。
【0015】
本発明の請求項2に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、循環ボックスと換気ボックスの通風口を開閉するダンパを有し、循環ボックスの吸込口から吸い込まれた空気の風路が、吸い込まれた空気を熱交換器を通って循環ファンにより吹出口に送風させる第1の風路と、熱交換器および循環ファンを通らずにダンパ部を通って換気ボックスに導入する第2の風路を有するものである。
【0016】
本発明の請求項3に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、電装箱が換気ボックスの吸込口または排気口が形成されていない外壁に設けられたものである。
【0017】
本発明の請求項4に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、浴室暖房乾燥機が天井裏に設置されており、電装箱が天井の点検口近辺に設けられたものである。
【0018】
本発明の請求項5に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、第1のケーシングの2〜4つの側面に通風口が形成され、その中の1つが換気ボックスの通風口と連通され、他の1〜3つの通風口は蓋で遮蔽されたものである。
【0019】
本発明の請求項6に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、熱交換器が曲げコイル状に形成されたものである。
【0020】
本発明の請求項7に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1、3および4のいずれかに記載の構成において、電装箱の形状が断面逆L字形状であり、逆L字形状の各辺の箱内に電装部品が収納されたものである。
【0021】
本発明の請求項8に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、浴室暖房乾燥機が天井裏に設置されており、循環ボックスに対して換気ボックスを上方および下方にずらせて取り付けるものである。
【0022】
本発明の請求項9に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1または2に記載の構成において、換気ボックス内に回動可能なダンパを有し、前記ダンパを換気ボックス内で回動させて前記通風口または吸込口を開閉するものである。
【0023】
本発明の請求項10に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1、2および9のいずれかに記載の構成において、換気ボックスの吸込口に取付壁を設け、この取付壁に大きさの異なる風量調節板を着脱可能に取り付けるものである。
【0024】
本発明の請求項11に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1、2および9のいずれかに記載の構成において、換気ボックスの吸込口に設けられた吸込アダプタの先端部に支点を中心に回動可能なシャッタを設け、前記吸込アダプタ61の上部から調整ネジを挿通したものである。
【0025】
本発明の請求項12に記載の浴室暖房乾燥機の運転方法は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その間換気モータの回転数を上昇させて浴室以外からの換気量を上昇させるものである。
【0026】
本発明の請求項13に記載の浴室暖房乾燥機の運転方法は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その間電気的に連動させた換気機器を運転することにより浴室以外からの換気量を上昇させるものである。
【0027】
本発明の請求項14に記載の浴室暖房乾燥機の運転方法は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その換気風量の変化をEEPROMに記憶させ、その後換気モーターの回転数を上昇させて換気風量を上昇させるものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の浴室暖房乾燥機によれば、一面に吸込口と吹出口を有する第1のケーシング内に熱交換器と循環ファンを設けた循環ボックスと、1つまたは複数の吸込口と1つの排気口を有する第2のケーシング内に換気ファンを設けた換気ボックスとを有し、循環ボックスと換気ボックスは各々の通風口が連通して連結されており、熱交換器、循環ファン、および換気ファンを駆動する制御回路を内蔵した電装箱が換気ボックスの外壁に設けられているので、電装箱の保守点検を換気ボックスの外部から行うことができる。したがって、保守点検作業が簡単である。また、電装箱周辺に高湿度の空気が通過することがないので制御回路系の信頼性が向上する。
【0029】
さらに、循環ボックスの容積を小さくすることができ、同一風量であれば、運転時の空気流による騒音も小さくすることができる。
【0030】
本発明の請求項2に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、循環ボックスと換気ボックスの通風口を開閉するダンパを有し、循環ボックスの吸込口から吸い込まれた空気の風路が、吸い込まれた空気を熱交換器を通って循環ファンにより吹出口に送風させる第1の風路と、熱交換器および循環ファンを通らずにダンパ部を通って換気ボックスに導入する第2の風路を有するので、循環ボックス全体を風路とすることができる。したがって、吸い込み時の圧損を低減することができるので、循環ボックス内を通過する空気の流速を小さくすることができ、騒音を低減させることができる。また、電装箱がない分循環ボックスの容積を小さくすることもできる。
【0031】
本発明の請求項3に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、電装箱が換気ボックスの吸込口または排気口が形成されていない外壁に設けられているので、保守点検作業を吸込口や排気口が邪魔にならずに行うことができる。
【0032】
本発明の請求項4に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、浴室暖房乾燥機が天井裏に設置されており、電装箱が天井の点検口近辺に設けられているので、保守点検作業を天井裏に入らずに点検口から行うことができる。
【0033】
本発明の請求項5に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、第1のケーシングの2〜4つの側面に通風口が形成され、その中の1つが換気ボックスの通風口と連通され、他の1〜3つの通風口は蓋で遮蔽されているので、換気ボックスを循環ボックスの2〜4方向に対して設置可能となり、天井裏の形状や空間の種々の制約を受けずに自由に施工することができる。
【0034】
本発明の請求項6に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、熱交換器が曲げコイル状に形成されているので、ストレート形状よりも吸込み面積が大きくなる。したがって熱交換の能力が大きくなり、吸込み空気の流速を小さくすることができるので騒音を小さくすることができる。
【0035】
本発明の請求項7に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1、3および4のいずれかに記載の構成において、電装箱の形状が断面逆L字形状であり、逆L字形状の各辺の箱内に電装部品が収納されているので、電装箱の厚さを小さくできる。したがって、点検者の手元の作業空間を広くとることができるので、保守点検の施工性が向上する。またモーターリード線を電装箱内を通すことにより絶縁保護もできる。
【0036】
本発明の請求項8に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1に記載の構成において、浴室暖房乾燥機が天井裏に設置されるときに、循環ボックスに対して換気ボックスを上方および下方にずらせて取り付けるので、天井裏にリブがある場合や上方に障害物がある場合でも換気ボックスと天井板や上部との隙間を十分に確保することができる。
【0037】
本発明の請求項9に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1または2に記載の構成において、換気ボックス内に回動可能なダンパを有し、前記ダンパを換気ボックス内で回動させて前記通風口または吸込口を開閉するようにしているので、通風口または吸込口の開閉制御を簡単に行うことができる。また、ダンパの回動位置を調節することにより通風口や吸込口からの吸込み風量を調節することができる。
【0038】
本発明の請求項10に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1、2および9のいずれかに記載の構成において、換気ボックスの吸込口に取付壁を設け、この取付壁に大きさの異なる風量調節板を着脱可能に取り付けるようにしているので、風量調節板の大きさにより風路面積を調節して換気ボックスの吸込口からの吸込み風量を調整することができる。
【0039】
本発明の請求項11に記載の浴室暖房乾燥機は、請求項1、2および9のいずれかに記載の構成において、換気ボックスの吸込口に設けられた吸込アダプタの先端部に支点を中心に回動可能なシャッタを設け、前記吸込アダプタ61の上部から調整ネジを挿通したので、調整ネジの締め込み度合いを調整することによりシャッタの開き度合いを制御して換気ボックスの吸込口からの吸込み風量を調整することができる。
【0040】
本発明の請求項12に記載の浴室暖房乾燥機の運転方法は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その間換気モータの回転数を上昇させて浴室以外からの換気量を上昇させるようにしたので、入浴時に浴室内の換気を中止または換気量を減らしても家屋全体の24時間換気における必要換気回数に対応する所定の換気総風量を保つことができる。
【0041】
本発明の請求項13に記載の浴室暖房乾燥機の運転方法は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その間電気的に連動させた換気機器を運転するようにしたので、入浴時に浴室内の換気を中止または換気量を減らしても家屋全体の24時間換気における必要換気回数に対応する所定の換気総風量を保つことができる。
【0042】
本発明の請求項14記載の浴室暖房乾燥機の運転方法は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その換気風量の変化をEEPROMに記憶させ、その後換気モーターの回転数を上昇させて換気風量を上昇させるようにしたので、入浴時に浴室内の換気を中止または換気量を減らしても家屋全体の24時間換気における必要換気回数に対応する所定の換気総風量を保つことができる。
【0043】
以下、本発明の実施の形態について、図面とともに詳細に説明する。
【0044】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における浴室暖房乾燥機10の全体構成を示す概略図、図2は図1における要部の断面図、図3は図1における要部の平面図である。図1から図3において、浴室暖房乾燥機10は浴室内の空気を吸入し熱交換して再び浴室内に循環させる循環ボックス11および浴室や脱衣室、トイレなどの空気を換気する換気ボックス21から構成され、通常浴室の天井裏に設置される。
【0045】
循環ボックス11は天井板12上に設置され、第1のケーシング8の浴室に面した壁面80に吸込口81および吹出口82を有している。天井板12には、循環ボックス11の吸込口81および吹出口82に対応する位置に穴13が形成され、その下側にグリル14がはめ込まれる。グリル14には吸込口81側に吸込ルーバ141、吹出口82側に吹出ルーバ142が設けられる。第1のケーシング8の4側面には通風口83、84、85、88が形成される。
【0046】
その中の1つである通風口83に連通して固定板20を介して換気ボックス21が設けられる。固定板20の中央部に通風口201が形成され、換気ボックス21にも通風口83、201に連通する様に通風口91が設けられ、循環ボックス11とを固定板20を介してそれぞれの通風口83、91、201が連通するようにボルトおよびナットで固定する。詳細は後述する。換気ボックス21には通風口91を開閉するため、ステッピングモーター26によって回転するダンパー19が設けられている。通風口83以外の通風口84、85、88は蓋86、87、89でふさがれる。第1のケーシング8の4側面に通風口83、84、85、88を形成する理由は後述する。
【0047】
第1のケーシング8内には2つの風路17、18が構成される。第1の風路17は吸込口81から吸い込まれた空気を熱交換器15および循環モーター27で回転する循環ファン16を介して吹出口82に導く風路、第2の風路18は吸込口81から吸い込まれた空気を熱交換器15および循環ファン16を通さずに循環ボックス11内を通過させ、通風口83、201、92を通って、ダンパ19から換気ボックス21に導く風路である。熱交換器15は曲げコイル状に形成されており、ストレート形状よりも吸込み面積が大きくなるように形成されている。
【0048】
換気ボックス21は第2のケーシング9内に換気モータ22で回転する換気ファン23を内蔵しており、第2のケーシング9の相対する2つの側壁に吸込口24、26および排気口25が設けられている。吸込口24、26および排気口25はグリル14に面していない部屋の換気を行うためのもので、吸込口24、26には吸込ダクト241、261が接続され、たとえば、脱衣室やトイレなど換気をする部屋の換気口に接続される。排気口25には排気ダクト251が接続され、屋外への排気口に接続される。第2のケーシング9の他の側壁の外面には、熱交換器15、循環モーター27、ステッピングモーター26および換気モーター22を駆動するためのプリント基板301や端子台302をケーシング内に組み込んだ電装箱30が設けられる。
【0049】
電装箱30と熱交換器15、循環モーター27、ステッピングモーター26および換気モーター22を結ぶ信号線は図示を省略する。
【0050】
つぎに動作を説明する。浴室を暖房する場合は、ルーバ141および循環ボックス11の吸込口81から吸入した浴室内の空気を風路17に従って熱交換器15で熱交換して温度を上昇させ、循環ファン16で吹出口83からルーバ142を介して浴室内に循環させる。このとき、ダンパ19は閉じられていても開いていても関係ない。
【0051】
この動作においては、前述したように熱交換器15が曲げコイル状に形成されているのでストレート形状よりも吸込み面積が大きく、したがって熱交換の能力が大きくなるので吸込み空気の量が同じでも流速を小さくすることができるので騒音を小さくすることができる。
【0052】
ダンパ19が閉じられているときは、換気モーター22の運転は任意であるが、換気モーター22を運転することにより吸込口24、26に連通した脱衣室やトイレからの空気を吸込口24、26から吸い込み、換気ファン23で排気口25から屋外に排気させて換気を行うことができる。
【0053】
一方、浴室内を換気する場合は、ルーバ141および循環ボックス11の吸込口81から吸入した浴室内の空気を風路18に従って循環ボックス11の内部を熱交換器15および循環ファン16を通さずに通し、ダンパ19を開いて換気ボックス21に導入する。換気ボックス21では、導入された浴室内の空気を換気ファン23で排気口25に送り、屋外に排気することにより浴室内の換気、乾燥を行う。このとき換気ボックス21の吸込口24、26にダンパー(図示せず)を設け、それが開いていれば吸込口24、26に連通した脱衣室やトイレなど他の部屋の換気も同時に行われる。ダンパーが閉じていればグリル14に面した浴室内のみの換気、乾燥が行われる。
【0054】
なお、浴室内で洗濯物などを乾燥させる場合には暖房運転と換気運転を同時にまたは交互に行うようにすることもできる。
【0055】
これらの動作の制御や切換えは、図示しないリモコンなどにより制御信号が信号線(図示せず)により電装箱30に送られ、制御回路を駆動する。
【0056】
本実施の形態においては、電装箱30は換気ボックス21の外壁に設けられている。したがって高湿度の空気が制御回路の周囲を通過することがないので制御回路系の信頼性が向上する。
【0057】
また、循環ボックス11内に電装箱30がないので風路17、18を広くすることができる。このため同一風量でも循環ボックス11内を通過する空気の流速を小さくすることができ、騒音を低減させることができる。また、電装箱30がない分循環ボックス11の容積を小さくすることもできる。
【0058】
また、天井裏に設置された浴室暖房乾燥機10の点検口33は通常換気ボックス21側に設けられるので、端子台302に電源線32を接続する作業や電装箱30の電気回路系を保守点検、修理をする際に、天井裏に上がらずに点検口33から上半身を入れるだけで作業することができる。
【0059】
ところで、前述したように、浴室暖房乾燥機10は通常天井裏に設置されるが、近年、浴室の天井をドーム天井とした住宅が増えている。この場合、ドームの場所や形状によって換気ボックス21がドーム天井に邪魔されて設置が困難な場合がしばしばある。この場合は、図1において、固定板20および換気ボックス21を通風口83以外の通風口84または85、88の位置に移動させ、通風口83は蓋85または86、89で覆うようにする。このように通風口83、84、85、88の位置を循環ボックス11の4側面に形成し、使用しない通風口83、84、85は蓋85、86、89で覆って遮蔽するようにすれば、換気ボックス21を循環ボックス11の4方向に対して設置可能なので、天井裏の形状や空間の種々の制約を受けずに自由に施工することができる。
【0060】
なお、通風口83、84、85、88および蓋85、86、89は循環ボックス11の4側面に全て無くてもよく、また、1側面に2つ以上あってもよい。
【0061】
なお、熱交換器15としてはPTCヒータ、温水用コイルあるいはヒートポンプ用コイルなども使用可能であり、本発明における熱交換器15はこれらも含むものである。
【0062】
また、ダンパー19は循環ボックス11側に設けてもその作用効果は変わらない。
【0063】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における浴室暖房乾燥機10の構成における要部の概略図である。図4において、図1と同一部分には同一符号を付す。本実施の形態2は電装箱30の厚さや横幅を減らすために、電装箱30の形状を断面が逆L字形状とし、逆L字形状の各辺の箱内にプリント基板301、端子台302などの電装部品を収納する。プリント基板301は信号線303により換気ボックス21の換気モータ22に接続され、また、信号線304によりコネクタ305に接続される。一方循環ボックス11の熱交換器15、循環モーター27、ステッピングモーター26を駆動するための信号線306もコネクタ305に接続され、プリント基板301で制御された駆動信号が信号線304、コネクタ305、信号線306を介して循環ボックス11の熱交換器15、循環モーター27、ステッピングモーター26に供給されそれぞれを駆動する。
【0064】
この実施の形態2は電装箱30の厚さを小さくできるので、点検者が点検口33から上半身を入れたときに頭が当たったり、手元の作業空間が狭くなるのを防止することができ、保守点検の施工性が向上する。
【0065】
また、換気モーター22がACモーターなどの高電圧モーターばどの場合に電気安全法準拠のため信号線303が器体外に露出しないようにすることもできる。この場合、電装箱30を分割し、プリント基板303、端子台302部分と信号線303部分に分けると施工性は向上する。
【0066】
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3における浴室暖房乾燥機10の構成における要部の斜視図である。図5において、図1と同一部分には同一符号を付す。
【0067】
一般家屋などでは天井裏の天井板12にリブ41などが設けられている。このリブが天井裏に出っ張っていると、浴室暖房乾燥機10を天井裏に設置する際にリブ41の出っ張りにより換気ボックス21と天井板12との間の隙間が狭くなって設置できないことがある。
【0068】
本実施の形態3においては、この問題を解決するために、固定板20を上方に移動させ、この固定板20に換気ボックス21を取り付けることにより循環ボックス11に対して換気ボックス21をリブ41の出っ張り分だけ上にずらせて固定する。このとき循環ボックス11の通風口83をあらかじめ下方にやや大きくなるように形成しておき、固定板20と換気ボックス21を上にずらせて固定したときに固定板20の通風口201が小さくならないように設定しておく。
【0069】
まず、固定板20を循環ボックス11に対してリブ41の出っ張り分だけ上にずらせてネジ42で固定し、つぎに固定板20の下端部に設けた取付部43に換気ボックス21の下端に形成した穴44を挿通させ、ボルト45を換気ボックス21の通し穴46に通して固定板20の上端部におけるナット47で固定する。この結果、リブ41が換気ボックス21の下側に位置するようになり、換気ボックス21と天井板12との隙間も十分確保することができる。
【0070】
なお、リブ41が図5のように一方向であり、循環ボックス11の横側にリブ41等の邪魔者がない場合には、実施の形態1で説明したように固定板20および換気ボックス21を横側の通風口の位置に移動させて連結すればよいことはもちろんである。
【0071】
また、換気ボックス21の上方にでっぱりがある場合などは、固定板20を循環ボックス11に対して下にずらせて固定し、換気ボックス21を連結できる様にしてもよい。
【0072】
(実施の形態4)
本実施の形態4は図1および図2、図3で説明した浴室暖房乾燥機10を利用した24時間換気に関する運転方法である。
【0073】
近年、住宅の建材からホルムアルデヒドが発生しアレルギー性ぜんそくなどの原因になることが問題になっている。このため、住宅の品質確保の促進等に関する法律(いわゆる品確法)などにより24時間換気システムが必須のものとして提唱されている。
【0074】
本実施の形態4は図1および図2、図3で説明した浴室暖房乾燥機10によりこの24時間換気システムを実現するものである。
【0075】
換気ボックス21の吸込口24に接続されたダクト241によりたとえば住宅の一室である脱衣室から空気を吸い込み、換気ファン23で排気口25からダクト251で屋外に24時間連続で排気を続けると、住宅の24時間換気は可能である。
【0076】
ところが、入浴中にこの換気運転を行うと入浴している浴室も換気され続けるので入浴者が冷風感を感じ好ましくない。
【0077】
そこで本実施の形態4では、入浴中は浴室内の換気を中止また、換気量を減らすようにする。すなわち、入浴時にリモコンにより換気運転を中止するとダンパ19が閉状態または閉に近い状態になり浴室内の風の流れは少なくなる。一方、入浴時の浴室の換気を中止または換気量を減らすと24時間換気運転における総換気風量が減少する。そこで総換気風量の減少を防止するために入浴時に浴室の換気を中止または、換気量を減らしたときは換気モータ22の回転数を上昇させて脱衣室からの換気量を上昇させるか、入浴中は浴室暖房乾燥機10と電気的に連動させた他の換気機器を運転させて他室の換気量を上昇させる。
【0078】
入浴中は浴室の換気を中止または、換気量を減らしながら、入浴後に換気モーター22の回転数を上昇させて浴室や脱衣室からの換気量を上昇させる場合はたとえば以下のように行う。
【0079】
あらかじめ、家屋全体の24時間換気における必要換気回数に対応する換気総風量をリモコン(図示せず)で設定する。つぎに、入浴中に換気を中止した時間を電装箱30のEEPROMに記憶させ、この記憶値に従って換気不足量を算出し、その不足分を24時間平均で補う様入浴後の換気モータ22の回転数と運転時間を制御する。たとえば、換気モータ22の回転数Rのときの換気量をVとして運転時間Tだけ運転すると24時間換気における必要換気回数に対応する換気総風量Pが得られるとすれば、V×T=Pで表される。この状態において浴室の換気をt時間中止したことによって換気風量pだけ減少した場合に、運転時間Tを変えないで調節する場合は換気モータ22の換気風量がV+p/tになるように回転数を高くしてT時間運転するように制御する。
【0080】
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5における浴室暖房乾燥機10の構成における要部の概念図である。図6において、図1と同一部分には同一符号を付す。51は回転式のダンパで、先端に換気ボックス21の通風口91および吸込口24を開閉するためのダンパ板52が設けられており、ダンパモータ53により換気ボックス21内を回動可能に取り付けられている。
【0081】
実施の形態4における入浴時に浴室の換気運転を停止させるには、ダンパ板52が位置aにきて浴室に連通している循環ボックス11と連通した換気ボックス21の通風口91を遮蔽するようにダンパモータ53でダンパ51を回動させる。この回動制御はリモコンで行われる。このとき換気ボックス21の吸込口24は開放されているので脱衣室などの換気は継続される。
【0082】
つぎに、入浴が終わって浴室の換気を急速に行う場合や浴室の乾燥時には浴室からの換気風量を増大するためにダンパ51を位置bに回動させて換気ボックス21の通風口91を開放し、ダンパ板52で換気ボックス21の吸込口24を遮蔽して換気運転を行う。この場合、ダンパ51の回動位置を位置bから若干ずらせて吸込口24を少しあけておくことにより脱衣室の換気も停止させずに換気運転することも可能である。このように、ダンパ51の回動位置を調節することにより吸込口24からの吸込み風量を調節することができる。同様に、浴室からの風量も調節することができる。
【0083】
通常の24時間運転の状態では、ダンパ51を位置cに回動させ、換気ボックス21の通風口91および換気ボックス21の吸込口24を開放して換気運転を行う。ダンパ51が位置cにあるときは換気ボックス21内の空気抵抗が小さくなるので騒音を低減することができる。
【0084】
なお、換気ボックス21の位置cに対応する位置に吸込口を形成し、この吸込み口をトイレなど他の室からの空気の吸込口とすれば3室換気を行うことができる。
【0085】
また、図5における換気ボックス21の形状を円筒形状とし、外壁に複数の吸込口を形成してその各々にダンパ51のダンパ板52が移動可能なように構成してもよい。
【0086】
(実施の形態6)
図7は本発明の実施の形態6における浴室暖房乾燥機10の構成における要部の概念図である。図7において、図1と同一部分には同一符号を付す。
【0087】
実施の形態5においては、ダンパ51の回動位置を調整して吸込口からの風量を調整したが、本実施の形態6においては換気ボックスの吸込口24にとりつける吸込アダプタ61に取付壁62を設け、この取付壁62に種々の大きさの風量調節板63を着脱可能に挟み込むことにより風路面積を調節した後吸込アダプタ61にダクト241(図示せず)を接続する。風量調節板63の大きさは、施工時に浴室、脱衣室、トイレなど各室の大きさや位置などからあらかじめ各室の換気風量バランスを算定しておき、家屋全体としての風の流れが最適になるように設定する。
【0088】
(実施の形態7)
図8は本発明の実施の形態7における浴室暖房乾燥機10の換気ボックス21の吸込口部の概念図である。実施の形態6においては、吸込アダプタ61に取付壁62を設け、この取付壁62に風量調節板63を挟み込んで風路面積を調節したが、本実施の形態7においては、吸込アダプタ61の先端部に支点65を中心に回動可能なシャッタ64を設ける。また、吸込アダプタ61の上部にはネジボス66が設けられ、このネジボス66に調整ネジ67が挿通される。この状態で吸込アダプタ61にダクト241(図示せず)を接続する。
【0089】
換気運転していない状態ではシャッタ64は図8の位置dに停止している。換気運転を開始すると、シャッタ64が吸い込み空気に押されて支点65を中心に吸込アダプタ61内に向かって回動する。このとき、調整ネジ67の締め込み度合いに応じてシャッタ64の開き角度が変わり、調整ネジ67が締め込まれていないときは位置fまで開くが、調整ネジ67を締め込むとその締め込み位置に対応して位置eまでしか開かない。したがって、換気ボックス21に吸い込まれる空気の風路はシャッタ64の開き度合いに応じて大きさが変わるので、調整ネジ67の締め込み度合いを調整することにより吸い込み風量を調整することができる。このときの風量調節も実施の形態6と同様に、施工時に浴室、脱衣室、トイレなど各室の大きさや位置などからあらかじめ各室の換気風量バランスを算定しておき、家屋全体としての風の流れが最適になるように調整する。
【0090】
なお、以上の各実施の形態において、熱交換器15としてはPTCヒータ、温水用コイルあるいはヒートポンプ用コイルなども使用可能であり、本発明における熱交換器15はこれらも含むものである。
【0091】
また、電装箱30の取付位置を換気ボックスの一側面にした場合について説明したが、点検口33の近傍であれば電装部品の一部を換気ボックスのその他の側面や、上面、下面に設けてもよい。また、循環ボックスの側面や、上面、下面に設けてもよい。
【0092】
また、換気を浴室と脱衣室の2室換気で説明したが、浴室1室換気あるいはトイレその他を含んだ3室換気でも同様な用効果を有するものである。
【0093】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、熱交換器、循環ファン、ダンパおよび換気ファンなどを駆動するための制御回路をケーシング内に組み込んだ電装箱を換気ボックスの外壁に設けることにより制御回路の保守点検が簡単であり、故障も少なく、しかも循環ボックスの容積が小さく運転時の騒音が小さい浴室暖房乾燥機を提供することができる。
【0094】
また、天井裏の形状や空間の種々の制約に対して施工の自由度が高い浴室暖房乾燥機を提供することができる。
【0095】
また、24時間換気を効率的、効果的に行うことが可能な浴室暖房乾燥機を提供することができる。
【0096】
また、換気ボックスの吸い込み風量の調節が簡単な浴室暖房乾燥機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における浴室暖房乾燥機の全体構成を示す概略図
【図2】図1におけるに浴室暖房乾燥機の要部の断面図
【図3】図1におけるに浴室暖房乾燥機の要部の平面図
【図4】本発明の実施の形態2における浴室暖房乾燥機の要部の概略図
【図5】本発明の実施の形態3における浴室暖房乾燥機の要部の斜視図
【図6】本発明の実施の形態5における浴室暖房乾燥機の要部の概念図
【図7】本発明の実施の形態6における浴室暖房乾燥機の要部の概念図
【図8】本発明の実施の形態7における浴室暖房乾燥機の換気ボックスの吸込口部の概念図
【図9】従来の浴室暖房乾燥機の構成を示す概略図
【符号の説明】
8 第1のケーシング
9 第2のケーシング
10 浴室暖房乾燥機
11 循環ボックス
12 天井板
13 穴
14 グリル
15 熱交換器
16 循環ファン
17 第1の風路
18 第2の風路
19 ダンパ
20 固定板
21 換気ボックス
22 換気モータ
23 換気ファン
24 吸込口
26 吸込口
81 吸込口
25 排気口
26 ステッピングモーター
27 循環モーター
30 電装箱
32 電源線
33 点検口
41 リブ
42 ネジ
43 取付部
45 ボルト
46 通し穴
47 ナット
51 ダンパ
52 ダンパ板
53 ダンパモータ
61 吸込アダプタ
62 取付壁
63 風量調節板
64 シャッタ
65 支点
66 ネジボス
67 調整ネジ
80 壁面
82 吹出口
89 蓋
141 吸込ルーバ
142 吹出ルーバ
201 通風口
241 ダクト
251 ダクト
261 ダクト
301 プリント基板
302 端子台
303 信号線
304 信号線
305 コネクタ
Claims (14)
- 一面に吸込口と吹出口を有する第1のケーシング内に熱交換器と循環ファンを設けた循環ボックスと、1つまたは複数の吸込口と1つの排気口を有する第2のケーシング内に換気ファンを設けた換気ボックスとを有し、前記循環ボックスと換気ボックスは各々の通風口が連通して連結されており、前記熱交換器、循環ファン、および換気ファンを駆動する制御回路を内蔵した電装箱が前記換気ボックスの外壁に設けられたことを特徴とする浴室暖房乾燥機。
- 循環ボックスと換気ボックスの通風口を開閉するダンパを有し、前記循環ボックスの吸込口から吸い込まれた空気の風路が、吸い込まれた空気を熱交換器を通って循環ファンにより吹出口に送風させる第1の風路と、前記熱交換器および循環ファンを通らずに前記ダンパ部を通って換気ボックスに導入する第2の風路を有することを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
- 電装箱が換気ボックスの吸込口または排気口が形成されていない外壁に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
- 浴室暖房乾燥機が天井裏に設置されており、電装箱が天井の点検口近辺に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
- 第1のケーシングの2〜4つの側面に通風口が形成され、その中の1つが換気ボックスの通風口と連通され、他の1〜3つの通風口は蓋で遮蔽されたことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
- 熱交換器が曲げコイル状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
- 電装箱の形状が断面逆L字形状であり、逆L字形状の各辺の箱内に電装部品が収納されたことを特徴とする請求項1、3および4のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
- 浴室暖房乾燥機が天井裏に設置されており、循環ボックスに対して換気ボックスを上方および下方にずらせて取り付けることを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
- 換気ボックス内に回動可能なダンパを有し、前記ダンパを換気ボックス内で回動させて前記通風口または吸込口を開閉することを特徴とする請求項1または2に記載の浴室暖房乾燥機。
- 換気ボックスの吸込口に取付壁を設け、この取付壁に大きさの異なる風量調節板を着脱可能に取り付けることを特徴とする請求項1、2および9のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
- 換気ボックスの吸込口に設けられた吸込アダプタの先端部に支点を中心に回動可能なシャッタを設け、前記吸込アダプタ61の上部から調整ネジを挿通したことを特徴とする請求項1、2および9のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
- 請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その間換気モータの回転数を上昇させて浴室以外からの換気量を上昇させることを特徴とする浴室暖房乾燥機の運転方法。
- 請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その間電気的に連動させた換気機器を運転することにより浴室以外からの換気量を上昇させることを特徴とする浴室暖房乾燥機の運転方法。
- 請求項1から11のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機により24時間換気運転する際に、入浴中は浴室内の換気を中止または換気量を減らし、その換気風量の変化をEEPROMに記憶させ、その後換気モーターの回転数を上昇させて換気風量を上昇させることを特徴とする浴室暖房乾燥機の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200991A JP3942972B2 (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 浴室暖房乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200991A JP3942972B2 (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 浴室暖房乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004044866A true JP2004044866A (ja) | 2004-02-12 |
JP3942972B2 JP3942972B2 (ja) | 2007-07-11 |
Family
ID=31707653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002200991A Expired - Fee Related JP3942972B2 (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 浴室暖房乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3942972B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127313A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-05-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
JP2008107035A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Max Co Ltd | 空調装置 |
JP2010276290A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Panasonic Corp | 浴室暖房乾燥機 |
JP2012057937A (ja) * | 2011-11-14 | 2012-03-22 | Max Co Ltd | 空調装置 |
ES2394332A1 (es) * | 2012-08-02 | 2013-01-30 | Soler & Palau Research, S.L. | Caja de ventilación |
JP2013142504A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Toto Ltd | 浴室空調装置 |
JP2014173827A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Panasonic Corp | 浴室換気空調装置 |
KR20180002621A (ko) * | 2015-05-08 | 2018-01-08 | 미쓰비시 마힌드라 노키 가부시키가이샤 | 탈곡 장치 |
-
2002
- 2002-07-10 JP JP2002200991A patent/JP3942972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127313A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-05-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
JP4670593B2 (ja) * | 2005-10-06 | 2011-04-13 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
JP2008107035A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Max Co Ltd | 空調装置 |
JP2010276290A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Panasonic Corp | 浴室暖房乾燥機 |
JP2012057937A (ja) * | 2011-11-14 | 2012-03-22 | Max Co Ltd | 空調装置 |
JP2013142504A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Toto Ltd | 浴室空調装置 |
ES2394332A1 (es) * | 2012-08-02 | 2013-01-30 | Soler & Palau Research, S.L. | Caja de ventilación |
JP2014173827A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Panasonic Corp | 浴室換気空調装置 |
KR20180002621A (ko) * | 2015-05-08 | 2018-01-08 | 미쓰비시 마힌드라 노키 가부시키가이샤 | 탈곡 장치 |
KR102646943B1 (ko) * | 2015-05-08 | 2024-03-13 | 미쓰비시 마힌드라 노키 가부시키가이샤 | 탈곡 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3942972B2 (ja) | 2007-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5460921B2 (ja) | 浴室乾燥機 | |
JP2008107037A (ja) | 空調装置 | |
JP5011698B2 (ja) | 空調装置 | |
JP3942972B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 | |
JP4196661B2 (ja) | 換気装置 | |
JP2005164113A (ja) | 換気装置 | |
JP2017009259A (ja) | 換気装置及び換気システム | |
JP4463704B2 (ja) | ダンパ装置及びダンパ装置を備えた熱交換換気装置 | |
JP4372698B2 (ja) | 天井埋込型の熱交換換気装置 | |
JP4720333B2 (ja) | 空調装置 | |
JP4826193B2 (ja) | 設備機器 | |
JP3789807B2 (ja) | 浴室暖房機 | |
JP5304367B2 (ja) | 送風装置 | |
JP3738630B2 (ja) | 多室換気装置 | |
JP3427096B2 (ja) | サニタリ換気乾燥システム | |
JP2000074446A (ja) | 熱交換換気システム | |
JP2001082753A (ja) | 浴室空調装置 | |
JP3301525B2 (ja) | 換気装置 | |
JP4720345B2 (ja) | 空調装置 | |
JP3427097B2 (ja) | サニタリ換気乾燥システム | |
JP2008185281A (ja) | 床置型空気調和機 | |
JP3443854B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2004163085A (ja) | 室内空調機 | |
JP2006194521A (ja) | 浴室空調装置 | |
JPH1114117A (ja) | 同時給排気型換気扇 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040903 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060914 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070216 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3942972 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |