JP4609062B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、上下に並んで配列した複数の被走査体を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置の中には、複数の被走査体としての感光体ドラムを備えているものがある。複数の感光体ドラムを水平に並べると画像形成装置の水平方向の幅が大きくなり、設置面積が増える。よって、感光体ドラムを斜めに配列し、また、感光体ドラムの配列方向と同様に光走査装置も斜めに配置し、設置面積を小さくする構成が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
しかし、画像形成装置内部の感光体ドラムの下方や光走査装置の上方に、三角形状のスペースが発生する。三角形状のスペースは制御基板やその他部品を収容しにくいので、無駄なスペースとなる。
このため、感光体ドラムを上下に縦に配列し、光走査装置から複数のビームを横から露光することで無駄なスペースを解決した構成が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
さて、画像形成装置の内部には光走査装置が備えられている。光走査装置には光ビームを偏向走査する偏向走査装置を備えている。近年、この偏向走査装置の高速化/低コスト化の要求に対し、偏向走査装置を構成する回転多面鏡が固定される回転軸をラジアル方向で支持する円筒状スリーブとの間にオイルを介在させ、回転軸をスリーブと非接触の状態で回転させるオイル動圧軸受が用いられている。そして、前述した、感光体ドラムを上下に縦に配列した構成とすると、光走査装置の偏向走査装置の回転軸が水平となる。
前述したオイル動圧軸受を用いた偏向走査装置は、例えば、画像形成装置は傾いて設置され、回転軸が水平に対し、回転多面鏡側が下方となる側に(回転多面鏡が抜け落ちる方向に)傾くとオイルが漏れ出すことがある。オイルが漏れ出した場合、回転軸を伝って回転軸に装着された回転多面鏡を汚染するだけでなく、回転多面鏡近傍に配置されているレンズ表面にも付着して印字品質を著しく低下させるという重大な問題が生じる。また、オイルが抜けると偏向走査装置の寿命を縮めてしまうことがある。
よって、オイル動圧軸受けを備える偏向走査装置のオイル漏れを防止するため、回転軸をラジアル方向で支持する円筒状スリーブの開口部側内周壁に凹状の油溜り部を設け、回転軸にスリーブの開口部側へ行くに従い、断面が縮径する環状切り欠き部を設けた構成が提案されている。(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−244396号公報 特開2003−295086号公報 特開2003−270582号公報
しかし、このような構成は、回転軸やスリーブ内壁に精密な加工を施す必要があるので、偏向走査装置のコストが高くなる。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、上下に並んで配列した複数の被走査体を備える画像形成装置の光走査装置の偏向走査装置に充填された潤滑液の漏れを、低コストで容易に防止することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、上下に並んで配列された複数の被走査体と、前記複数の各被走査体を走査する複数の光ビームを射出する光走査装置と、前記光走査装置が固定される装置筐体と、を備える画像形成装置であって、前記光走査装置は、回転駆動する回転軸と、前記回転軸に固定され入射した光ビームを反射し偏向走査する回転多面鏡と、前記回転軸の外周面との間に隙間を空けて充填された潤滑液を介して動圧により前記回転軸をラジアル方向で支持する円筒状のスリーブと、を有する偏向走査装置と、前記偏向走査装置を保持する光学箱と、前記光学箱に、前記偏向走査装置の前記回転軸と直交方向に配設され、前記装置筐体に軸支される軸部と、前記光学箱に取り付けられ、前記装置筐体の当接面に取付面が当接し、該光学箱を前記装置筐体に固定する取付部と、を備え、前記取付部の前記取付面の法線方向と、前記偏向走査装置の前記回転軸と、は、角度αをなし、前記軸部が前記装置筐体に軸支され、且つ前記取付部の前記取付面が前記装置筐体の前記当接面に当接した状態で、前記光走査装置の前記光学箱が角度α傾いて前記装置筐体に固定されると、前記偏向走査装置の前記回転軸は、水平に対して、前記回転多面鏡側が仰角となるように角度α傾き、前記角度αが、0°<α<90°となるように、前記軸部、前記取付部、及び前記当接面が設定されていることを特徴とする画像形成装置。
特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置は、装置筐体に固定された光走査装置から射出した複数の光ビームで、上下に並んで配列された複数の被走査体を走査する。
光走査装置は、入射した光ビームを反射し偏向走査する回転多面鏡が回転軸に固定されている偏向走査装置を備えている。この偏向走査装置は、回転軸の外周面との間に隙間を空けて充填された潤滑液を介して動圧により回転軸をラジアル方向で支持する円筒状のスリーブを有している。このような構成の偏向走査装置は、回転多面鏡側が下方となる側(回転多面鏡が抜け落ちる方向)に回転軸が傾くと、潤滑液が漏れ出すことがある。
しかし、光走査装置が装置筐体に固定されると、偏向走査装置の回転軸が水平に対して、回転多面鏡側が仰角となるように(回転多面鏡が抜け落ちない方向に)、角度α(0°<α<90°)傾くので、潤滑液が漏れ出さない。
また、例えば、回転軸が水平に配設されていると、画像形成装置が僅かでも傾いて設置されると回転多面鏡側が下方となる側に回転軸が傾き、潤滑液が漏れ出すことがある。しかし、回転多面鏡側が仰角となるように角度α傾けているので、画像形成装置が傾いて設置されても、回転多面鏡側が下方となる側に回転軸が傾くことによる潤滑液の漏れが防止されている。
また、光走査装置が、偏向走査装置の回転軸に対して直交方向に配設された軸部が装置筐体に軸支され、光学箱に取り付けられた取付部で装置筐体に固定されている。そして、角度αは、取付部と軸部とによって決定される。
請求項2に記載の画像形成装置は、上下に並んで配列された複数の被走査体と、前記複数の各被走査体を走査する複数の光ビームを射出する光走査装置と、前記光走査装置が固定される装置筐体と、を備える画像形成装置であって、前記光走査装置は、回転駆動する回転軸と、前記回転軸に固定され入射した光ビームを反射し偏向走査する回転多面鏡と、前記回転軸の外周面との間に隙間を空けて充填された潤滑液を介して動圧により前記回転軸をラジアル方向で支持する円筒状のスリーブと、を有する偏向走査装置と、前記偏向走査装置を保持する光学箱と、前記光学箱に前記偏向走査装置の前記回転軸と直交方向に配設され、前記装置筐体に軸支される軸部と、前記軸部の軸方向に対して直交方向に前記光学箱外に延出し、前記装置筐体に設けられた受部に固定される延出部と、を備え、前記延出部の軸心に直交する方向と、前記偏向走査装置の前記回転軸と、は角度αをなし、前記軸部が前記装置筐体に軸支され、且つ前記延出部が前記装置筐体に設けられた前記受部に取り付けられた状態で、前記光走査装置の前記光学箱が角度α傾いて前記装置筐体に固定されると、前記偏向走査装置の前記回転軸は、水平に対して、前記回転多面鏡側が仰角となるように角度α傾き、前記角度αが、0°<α<90°となるように、前記軸部、前記延出部、及び前記受部が設定されていることを特徴としている。

請求項2に記載の画像形成装置は、光走査装置が、偏向走査装置の回転軸と直交方向に配設された軸部が装置筐体に軸支され、軸部の軸方向に対して直交方向に光学箱外に延出した延出部で装置筐体に固定される。そして、角度αは、軸部と延出部とよって決定される。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記軸部を回転自在に軸支すると、前記光走査装置は、前記偏向走査装置の前記回転軸が水平に対して、前記回転多面鏡側が仰角となるように傾くことを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置は、軸部を回転自在に軸支すると、光走査装置は偏向走査装置の記回転軸が水平に対して、回転多面鏡側が仰角となるように傾く。
以上説明したように本発明によれば、光走査装置が装置筐体に固定されると、偏向走査装置は回転軸が水平に対して、回転多面鏡側が仰角となるように角度α傾くので、潤滑液が漏れ出さないという効果がある。
図1は、画像形成装置1の要部を示す概略構成図である。なお、画像形成装置1は、電子写真方式によって記録用紙Pにフルカラー画像を形成する、所謂タンデム型のフルカラープリンタである。
画像形成装置1は、装置筐体99に光走査装置100が固定されている。
また、画像形成装置1の内部には、イエロー(Y)用、マゼンタ(M)用、シアン(C)用、及び ブラック(K)用の4つの感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kが、一列に並んでいる。感光体ドラム40Y、40Mには第1の中間転写体51が接触し、感光体ドラム40C、40Kには中間転写体52が接触している。そして、これら二つの第1の中間転写体51、52には第2の中間転写体53が接触している。
第2の中間転写体53と対向する位置に転写ロール60が設けられている。そして、転写ロール60と第2の中間転写体53との間に記録用紙Pをニップして搬送し、第2の中間転写体53上のトナー画像を記録用紙Pに転写させる。
記録用紙Pの搬送路下流に定着装置70が設けられ、記録用紙Pを加熱・加圧してトナー画像を記録用紙P上に定着させる。
さて、画像形成が開始されると、各感光体ドラム40Y〜40Kの表面が一様に帯電され、光走査装置100から出力画像に対応した光ビーム10Y〜10Kが、帯電後の感光体ドラム40Y〜40Kの表面に照射され、感光体ドラム40Y〜40K上に各色分解画像に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像に対して、現像装置30Y〜30Kが選択的に各色、すなわちY〜Kのトナーを付与し、感光体ドラム40Y〜40K上にY〜K色のトナー画像が形成される。
その後、マゼンタ用の感光体ドラム40Mから、第1の中間転写体51へとマゼンタのトナー画像が一次転写される。また、イエロー用の感光体ドラム40Yから、第1の中間転写体51へとイエローのトナー画像が一次転写され、第1の中間転写体51上で前記マゼンタのトナー画像に重ね合わされる。一方、同様にブラック用の感光体ドラム40Kから、第1の中間転写体52へとブラックのトナー画像が一次転写される。また、シアン用の感光体ドラム40Cから、第1の中間転写体52へとシアンのトナー画像が一次転写され、第1の中間転写体52上で前記ブラックのトナー画像に重ね合わされる。
第1の中間転写体51へ一次転写されたマゼンタとイエローのトナー画像は、第2の中間転写体53へ二次転写される。一方、第1の中間転写体52へ一次転写されたブラックとシアンのトナー画像も、第2の中間転写体53へ二次転写され、ここで先に二次転写されているマゼンタ 、イエローのトナー画像と、シアンおよびブラックのトナー画像とが重ね合わされ、カラー(3色)とブラックのフルカラートナー画像が第2の中間転写体53上に形成される。
二次転写されたフルカラートナー画像は、第2の中間転写体53と転写ロール60との間のニップ部分に達する。そのタイミングに同期して、レジストロール55から記録シートとしての記録用紙Pが当該ニップ部分に搬送され、記録用紙P上にフルカラートナー画像が三次転写(最終転写)される。
この記録用紙Pは、その後、定着装置70に送られ、加熱ロール71と加圧ロール72とのニップ部分を通過する。その際、加熱ロール71と加圧ロール72とから与えられる熱と圧力との作用により、フルカラートナー画像が記録用紙Pに定着する。定着後、記録用紙Pは排出され、記録用紙Pへのフルカラー画像形成が終了する。
つぎに、光走査装置100について説明する。
図2に示すように、光走査装置100は、光学箱105を備えている。光学箱105は、境界部108を境に第一ケース部104と第二ケース部106とに別れている。
光走査装置100は、まず、第一ケース部104に保持されている各シングルレーザビームアレイ152Y〜152Kから各色光ビーム10Y〜10Kを射出する。各色光ビーム10Y〜10Kは、各種光学部品で反射及び透過し、偏向走査装置200の回転多面鏡222に入射する。そして、回転多面鏡222の反射面により光ビーム10Y〜10Kの全てがFθレンズ154,156に入射する。なお、各シングルレーザビームアレイ152Y〜152KからFθレンズ154,156までの光学部材を総称して「第一光学系77」ということがある。
そして、光ビーム10Y〜10Kは反射ミラー158によって反射し、境界部108の中央部分にあけられた窓108Aから近接した4本の光ビーム10Y〜10Kとして第二ケース部106に出射する。
境界部108の窓108Aから近接した4本の光ビーム10Y〜10Kは、光分離多面鏡110によって各感光体ドラム40Y〜40Kの配列位置に応じた方向に分離される。光分離多面鏡110で分離された4本の光ビーム10Y〜10Kは、反射ミラー112Y〜112Kによって反射する。反射ミラー112Y〜112Kで反射した光ビーム10Y〜10Kは反射ミラー114Y〜114Kによって、それぞれ対応する各感光体ドラム40Y〜40Kに導かれる。なお、光分離多面鏡110から反射ミラー114Y〜114Kの光学部材を総称して「第二光学系87」ということがある。
つぎに、偏向走査装置200について説明する。
図3(A)、(B)に示すように、偏向走査装置200は、光学部品取付部を兼用する鉄製のプリント基板230が設けられており、プリント基板230には略円筒状のスリーブ232が、プリント基板230を貫通した状態で固定されている。このスリーブ232の後端部は封止されており、底部には摺動材234(熱可塑性の工業用樹脂剤)が設けられている。
一方、スリーブ232内を内挿する回転軸236の後端部は、凸状の曲面となっており、摺動材234に当接し、いわゆるピポット軸受によって回転軸236をスラスト方向で支持している。また、図3(B)に示すように、スリーブ232の内周壁には、深さが数μm程度のヘリングボーン状の動圧発生溝238が複数形成されている。
図4(A)に示すように、スリーブ232と回転軸36との間には、数μm〜数十μm程度の隙間が設けられており、この隙間には潤滑液としてのオイル240が充填されている。
このオイル240を介して、動圧により回転軸36がラジアル方向で支持されている。また、スリーブ232のスリーブ開口部232Bには、凹状の円周溝で形成された油溜部242が設けられている。
一方、図3(A)に示すように、回転軸236の上端部には、板バネ244によって回転多面鏡222が装着されており、回転軸236の外周面には、略円筒状のヨーク部材246が外嵌されている。このヨーク部材246の内周面には、N極、S極が交互に多極着磁した駆動マグネット248が配設されており、駆動マグネット248に対面してスリーブ232には電機子コイル群250が配設されている。
また、プリント基板230の上面には制御部252が配設されており、図6に示すように、起動信号253がモータ駆動回路254に入力され、マグネット位置検出器256からの信号を基にして、電機子コイル群250(図3参照)に励磁電流が流れ、駆動マグネット248(図3参照)との誘導磁力でモータ258が高速に回転する。
これにより、回転軸236が回転し、速度検出器261により得られる回転多面鏡222等の回転体260(図3(B)参照)の速度情報信号を定速制御回路(PLL制御)62にフィードバックし、目的の回転数に相当する基準信号263と比較し、その誤差分を補うようにモータ駆動回路254を制御し、定速回転させる。
図5(A)、(B)には、回転多面鏡222(図3参照)が一定の回転数で回転している状態が示されており、停止状態から回転するに伴って、スリーブ232の内周壁に周方向に沿って設けられた動圧発生溝238部分の圧力は、回転軸236とスリーブ232の相対速度差と、動圧発生溝238に沿って流れ込むオイル240とによって、動圧発生溝238の軸方向の中心を頂点として圧力が高くなっている。このとき、スリーブ232の油溜部242の圧力は負圧となり、スリーブ232のスリーブ開口部232Bから空気が巻き込まれ、オイル液面240Aが僅かに下がる。
また、図4(A)、(B)では、回転多面鏡222(図3参照)が停止している状態が示されており、回転状態から停止するに伴って、動圧発生溝238部分の圧力が下がり、油溜部242の圧力が元に戻ろうとする。このため、回転中にスリーブ232内部に巻き込まれていた空気は外へ逃げ、オイル液面240Aは僅かに上がる。
このようなオイル液面240Aの上下動に対して、スリーブ232のスリーブ開口部232Bからオイル240が流出しないように油溜部242によって一時的にオイル240が貯留される。
ところで、このような構成の偏向走査装置200は、回転多面鏡222側が下方に(回転多面鏡22が抜け落ちる方向に)傾くと、オイルが漏れ出すことがある。(図20(B)、(C)を参考)。
オイル漏れが生じると、回転軸236を伝って回転軸236に装着された回転多面鏡222を汚染するだけでなく、回転多面鏡222近傍に配置されている各種光学部品(例えば、Fθレンズ表面)にも付着し、印字品質を著しく低下させる。また、回転軸236とスリーブ232の内壁とが接触し、回転が阻害されたり、最悪の場合、焼き付きが発生する。
よって、本実施形態では、図2に示すように、光走査装置100が画像形成装置1の装置筐体99(図1参照)に固定されると、偏向走査装置200の回転軸236が水平に対して、回転多面鏡222側が仰角となるように(回転多面鏡222が抜け落ちない方向に)角度α傾くようにし、オイル漏れを防止している。
なお、上述した偏向走査装置200の軸受の構成は、オイルを注入した「オイル動圧軸受」であったが、これに限定されない。例えば、軸受に焼結材を用いた「含油軸受」であっても良い。含油軸受は、軸受自体にオイル(潤滑液)を含有(浸透)させた構成であり、この点以外は、オイル動圧軸受とほぼ同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。そして、このような含油軸受も回転多面鏡が下方に(回転多面鏡が抜け落ちる方向に)傾くと、オイルが漏れ出すことがある。
つぎに、角度αについて、具体的な例について検討していく。
図20(A)に示すように、従来の構成の画像形成装置11の奥行き寸法L1を400mm〜500mmとし、その底面の四隅には足98が設けられている。足98の間隔L2は奥行き方向に200mm〜300mmである。よって、図20(B)に示すように、設置面に30mmの段差D1があった場合、傾きは8.5°となる。
また、図20(C)に示すように、画像形成装置11の設置にあたっては、多くは幅L3が500mmのテーブル96に設置されることが多く、その足97の間隔L4は、250mm〜350mmである。そして、床面に30mmの段差D2がある場合のテーブル96の傾きは、6.8°である
よって、全て最悪ケースで傾斜角度を設定すると、8.5°+6.8°=15.3°となる。
したがって、角度αの範囲は、最大でも16°とすれば良い。
つまり、
0°<α<16°
の範囲で適当な角度を設定すれば良い。
なお、角度αは、上記の範囲の限定されない。16°以上であっても良い。
また、角度αは、他の基準で設定しても良い。
例えば、画像形成装置1が大きく傾くと、例えば、トナーが片寄るなどし画像形成が困難となる場合、画像形成が可能な角度を基準に設定しても良い。あるいは、画像形成装置1が倒れてしまう角度を基準に設定しても良い。
また、図2に示すように、光ビーム10Y〜10Yは、偏向走査装置200の回転多面鏡222の一面で反射し、Fθレンズ154,156を透過したのち、反射ミラー158によって、光ビーム10Y〜10Yを一括して第二光学系87に向けて反射し、第二光学系87で各感光体ドラム40Y〜40Kに光ビーム10Y〜10Kを分配する構成となっている。よって、反射ミラー158を基準に偏向走査装置200を含む第一光学系77全体を傾けることで、偏向走査装置200の回転軸236の角度αを任意の角度に変更しても、反射ミラー158の角度を変えるだけで光路長を変えることなく容易に対応できる。つまり、汎用性の高い構成となっている。
尚、本実施形態では、中間転写体51,52,53を用いた画像形成装置1であったが、中間転写体を介さず、感光体から記録用紙Pに直接転写する構成の画像形成装置であっても、同様の効果を奏す。
つぎに、角度αを発生させる具体的な構成について、第一から第四の実施例によって説明する。なお、角度αを発生させる構成と直接関係のない部材の図示や説明は省略している。
まず、第一の実施例について説明する。
図7に示すように、光学箱305と装置筐体99とは、別体の取付部材310,312,314,316によって固定される。図8に示すように、光走査装置300の光学箱305の側面305A,B、すなわち、取付部310,312,314,316の取付面305a,305b,305c,305dは垂直である。また、取付部310,312,314,316の取付面310A,312A,314A,316Aは、偏向走査装置200の回転軸236に対して角度αを持っている。
取付部材310,312,314,316は光学箱305の側面305A,Bの四隅に取付けられる。また、図9に示すように、光学箱305の側面305Cに形成されたボス穴324にボス320を挿入して位置決めし、ビス孔328にビス88を通してビス穴326で固定する。そして、図7に示すように、ボス322で装置筐体99に位置決めし、ビス孔330にビス88を通して装置筐体99に固定する。
さて、図10に示すように、光学箱305全体が角度α傾いて装置筐体99に固定されるように、すなわち、偏向走査装置200の回転軸236が角度α傾くように、上下でボス穴324、ビス穴326は、角度をもって形成されている。
このよう、光学箱305の成形時には、金型横面のスライドのボス穴324、ビス穴326の位置を上述した位置に形成するだけで、偏向走査装置200の回転軸236が角度αをなす。すなわち、光学箱305の金型成形は、通常の抜き方向(矢印K参照)ですむため、複雑な金型構造にしなくて良い。また、取付部材310,312,314,316も水平直角方向に抜き型を製作できる。
さて、例えば、図21に示すように、取付面1005Aに対して、角度α傾けて光学箱1005を製作しようとすると、偏向走査装置200が保持される第一ケース部104を角度α傾けて、傾斜スライドで抜き型を形成しなければならない。(矢印M1参照)。このような構成とすると、偏向走査装置200が保持される第一ケース部1004は、Fθレンズ等の各種光学部品や光源なども保持されているので、Fθレンズ等の各種光学部品や光源などの取付部(図示略)も傾斜スライドで形成されることになる。特に、光源と偏向走査装置200との間のプレポリゴン光学系などの各種レンズ(図示省略)は小さく、第一ケース部1004の取付部の機械精度を厳しく要求されているため、傾斜スライドで形成するのは好ましくない。また、仕上がり寸法や金型寸法のチェックをするときにも、ボス1330と取付面1005Aの交点から角度α傾けて寸法をチェックしなければならないので、3次元測定機でなければ正確に測定できない。よって、プレポリゴン光学系の殆どは、平面上で偏向走査装置200に対して所定値角度をもって入射するため平面上ではやむを得ないが、角度をもって寸法をチェックする箇所をすくなくするほうが、金型製作時間も短いし、金型や製品の寸法チェックの時間も短く、又、測定誤差も小さくなるので金型修正をやり易くなる。
なお、上述した難点はあるが、図21の構成でも、本発明の作用効果を否定するものでない。
さて、図8に示すように、一方の側面305Aに取り付けられる取付部材310,314には、装置筐体99に位置決めするボス322が形成されているが、他方の側面305Bの取付部材312,316には、ボス322は形成されていない。
このような構成とすることで、図10に示すように、光学箱305の左右のボス穴324Aを基準に水平直角の所定寸法a、bによって、寸法基準が定まり、水平直角方向に形状を形成できる。よって、水平直角方向に寸法を管理できるので、例えば、第一ケース部304の寸法を精度よく形成でき、管理も容易になる。例えば、ハイトゲージなどの水平直角方向のみしか測定できない測定機でも多くの寸法チェックが可能となる。
図11は、第一の実施例の変形例を示している。第一の実施形態では、図10に示すように、光学箱305の側面305A,Bに形成したボス穴324とビス穴326の位置を上下で角度をつけることで、角度αを形成していた。
これに対し、変形例は、図11に示すように、取付部410,412,414、416のビス孔428とボス420の位置を異ならせて形成し、角度αを発生させている。このような構成とすると4個の取付部410,412,414,416は全て形状が異なってしまうが、こうすることで、ビス穴426,ボス穴424など光学箱405の各寸法基準を水平直角で形成できる。よって、第一光学ケース部404の寸法を精度よく形成でき、維持管理も、よりいっそう容易になる。なお、取付部410,412,414,416も、水平直角方向に抜き型を製作できるので取付部410,412,414,416の製作も難しくなってはいない。
つぎに、第二の実施例について説明する。
図12と図13とに示すように、光走査装置500は、上部に貫通するシャフト510が配設されている。貫通方向は、回転軸236と直交する方向である。なお、貫通するシャフト510でなく、左右側面から突設する軸を設けても良い。
装置筐体99に取り付けられているV字形状の受部550,552でシャフト510を受け、図示せぬ弾性部材(例えば、バネ)で固定する。そして、下部は第一の実施形態と同様の取付部314,316で固定する。シャフト510の端部510Aの端部寸法を精度よく形成し、図13に示すように、V字形状の受部550の側面部550Aに突き当て、光走査装置500の横方向の位置決めを行う。
なお、型抜きの抜き方向(矢印K)は、やはり傾斜スライドになっていないので、複雑な金型構造にしなくて良い。
また、図14に示すように、寸法測定用に、光学箱505の側面に第二基準穴520を形成しておくと良い。この第二基準穴520は、シャフト510と垂線S上に形成することで、金型製作や寸法測定時に、シャフト510と第二基準穴520とで、水平直角に寸法を形成できる。また、取付部314,316の取付位置を測定するときは、寸法線(ア),(イ)が水平垂直となるようにシャフト510が所定値dで受けられる治具を製作しておけば、水平垂直方向に寸法線(ア),(イ)を測定すれば角度αが求まり、取付面505Aを簡単に測定できる。
つぎに、第二の実施例の変形例を説明する。
図15に示すように、光走査装置600の下方に、シャフト510の軸方向に対して直交し、また、角度αを持って、シャフト630が突出している。このシャフト630を装置筐体99に設けられた受部640に取り付けることで固定する構成である。そして、このシャフト630で横方向の位置決めや寸法規制を行う。
このシャフト630は光学箱605の抜き方向に対(矢印K)しては、傾斜しているが、金型成形において、大掛かりな傾斜スライドではなく、小さいスライドで済む。よって、高い寸法精度を容易に得られる。また、寸法線(ア),(イ)が水平垂直となるように、シャフト630が所定値eで受けられる治具を製作しておけば、水平垂直方向に寸法線(ア),(イ)を測定すれば角度αが求まるので、シャフト630の角度αを簡単に測定できる。
なお、第二の実施例、及び第二の実施例の変形例のいずれも、上部のシャフト510,610を回転自在に軸支すると、偏向走査装置200の回転多面鏡222側が仰角となるように傾く。なお、本実施例では、角度α+x傾く。
よって、例えば、図16(A)に示すように、組立工程において、シャフト510,610を作業者が手で持つと、回転多面鏡222側が仰角となるように角度α+x傾く。そして、図16(B)に示すように、装置筐体99の受部550,552に取り付けた後、シャフト510,610を中心に下端側を回転させ、装置筐体99に取り付ける。
したがって組立工程においも、偏向走査装置200の回転多面鏡222側が下方とならない。つまり、組立工程においてもオイル漏れが防止される構成となっている。
つぎに、第三の実施例について説明する。
図17に示すように、光走査装置700の光学箱705は、境界部708にステー712,714が角度αを持って突設している。
取付板710には、第一光学系77(各シングルレーザビームアレイ152Y〜152K(図2参照)、偏向走査装置200、各シングルレーザビームアレイ152Y〜152Kと偏向走査装置200光路に配設された結像光学系(図示略)、Fθレンズ154,156など)と、反射ミラー158とが取り付けられている。
そして、ステー712,714に取付板710をビス88で取り付けることで、偏向走査装置200を含んだ第1光学系全体が角度αをなす。
なお、光学箱705は、ステー712,714のために水平直角のみ抜き金型にできない。しかし、ステー712,714のみ水平直角の抜き金型にできないだけであるので、大掛かりな傾斜スライドではなく、小さいスライドで済むので、精度出しは容易い。また、第一光学系77を構成する各種光学部品を取り付ける取付部(図示略)は、取付板710に形成されているので、傾斜スライドの影響はない。
つぎに、第四の実施例について説明する。
図18と図19とに示すように、光学箱805の側面には、ボス孔850とビス孔860が形成されている。なお、ボス孔850とビス孔860は、横スライドで形成することができるので、水平直角のみの型抜きで形成できる。
また、取付板710の側面にも対応した、ボス穴820,822とビス穴810とが形成されている。
そして、取付板710を光学箱805に挿入し、光学箱805の側方から、位置決部材840を嵌めこみ、位置、角度を決定し、ビス88で固定する。
なお、光学箱805の内幅は取付板710を挿入するために、取付板710の幅より若干大きめに製作しなければならない。よって、ビス88で固定すると光学箱805の内壁が若干歪む。しかし、取付板710には影響がなく、取付板710に保持されている第1光学系や反射ミラー158にも影響がないので問題はない。
また、第三及び第四の実施例のいずれも、偏向走査装置200を含む第一光学系77が取り付けられた取付板710を反射ミラー158を基準に傾けることで、偏向走査装置200の回転軸236の角度αを任意の角度に変更しても、反射ミラー158の角度をかえることで、光路長を変えることなく容易に対応できる。
なお、第三及び第四の実施例のいずれも、プレート形状の取付板710であるが、大きさ等により、振動による影響を受けそうなときは、リブを形成するとか、箱形状にするとかし、強度を上げれば良い。
ここで、
前記光走査装置は、
一つ又は複数の光源から照射された複数の光ビームを、前記偏向走査装置の前記回転多面鏡の一面で反射し、複数の被走査体上に走査して結像させ、
少なくとも、前記光源と、前記偏向走査装置と、該光源と該偏向走査装置との間の光路に配設された第一結像光学系と、該偏向走査装置の前記回転多面鏡の一面で反射した光ビームを複数の被走査面上に結像させる第二結像光学系とで構成する、第一光学系と、
前記第一光学系からの前記光ビームを前記各被走査面に振り分けて導く第二光学系と、
前記第一光学系と前記第二光学系との間に設けられ、前記第一光学系からの複数の光ビームを前記第二光学系に反射する反射ミラーと、
前記第二光学系が取り付けられる光学箱と、
前記第一光学系と前記反射ミラーとが取り付られる光学部品取付部と、
前記光学箱に取り付けられ、前記光学部品取付部を前記光学箱に固定する光学部品取付部固定部材と、
を備え、
前記角度αは、前記光学部品取付部を前記光学部品取付部固定部材によって前記光学箱に固定することで決定されることを特徴としてもよい。
また、
前記光学部品取付部固定部材は、
前記光学箱の側面から挿入される係合部材と、
前記光学部品取付部に形成され、前記係合部材が係合する係合受部と、
からなることを特徴としてもよい。
また、前記光学部品取付部固定部材に代わり、
前記光学部品取付部を前記光学箱に固定する光学部品取付部固定ステーが前記光学箱に形成され、
前記角度αは、前記光学部品取付部固定ステーによって決定されることを特徴としてもよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の光走査装置を模式的に示す図である。 (A)は光走査装置の偏向走査装置を示す概略断面図であり、(B)は、この偏向走査装置を構成する回転体とスリーブとを示す分解概略断面図である。 (A)は偏向走査装置を構成する回転軸が停止している状態を示す断面図であり、(B)はこのときの動圧発生部の圧力分布を示す図である。 (A)は偏向走査装置を構成する回転軸が回転している状態を示す断面図であり、(B)はこのときの動圧発生部の圧力分布を示す図である。 光走査装置の偏向走査装置を制御する制御回路を示すブロック図である。 第一実施例に係る画像形成装置の光走査装置の断面を模式的に示す図である。 第一実施例に係る画像形成装置の光走査装置を平面視した図である。 第一実施例に係る画像形成装置の光走査装置の取付部材の取り付けを示す拡大図である。 第一実施例に係る画像形成装置の光走査装置の側面を模式的に示す図である。 第一実施例の変形例に係る画像形成装置の光走査装置の側面を模式的に示す図である。 第二実施例に係る画像形成装置の光走査装置の断面を模式的に示す図である。 第二実施例に係る画像形成装置の光走査装置を平面視した図である。 第二実施例に係る画像形成装置の光走査装置の側面を模式的に示す図である。 第二実施例の変形例に係る画像形成装置の光走査装置の側面を模式的に示す図である。 第二実施例、及び第二実施例の変形例に係る画像形成装置の光走査装置を作業者が装置筐体への取り付け作業を示し、(A)はこの光走査装置の軸部を作業者が手で持った状態の図であり、(B)は、この光走査装置を装置鏡体に固定する図である。 第三実施例に係る画像形成装置の光走査装置の断面を模式的に示す図である。 第四実施例に係る画像形成装置の光走査装置の断面を模式的に示す図である。 第四実施例に係る画像形成装置の光走査装置を平面視した図である。 (A)は従来の画像形成装置を示す図であり、(B)は画像形成装置が段差のため傾いた状態を説明する図であり、(C)はテーブルの上に配置された画像形成装置が段差のため更に傾いた状態を説明する図である。 斜めに型抜きが必要である実施例に係る画像形成装置の光走査装置の側面を模式的に示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10Y 光ビーム
10M 光ビーム
10C 光ビーム
10K 光ビーム
40Y 感光体ドラム(被走査体)
40M 感光体ドラム(被走査体)
40C 感光体ドラム(被走査体)
40K 感光体ドラム(被走査体)
99 装置筐体
77 第一光学系
87 第二光学系
100 光走査装置
158 反射ミラー
200 偏向走査装置
222 回転多面鏡
232 スリーブ
236 回転軸
240 オイル(潤滑液)
305 光学箱
310 取付部材(取付部)
310A 取付面
312 取付部材(取付部)
312A 取付面
314 取付部材(取付部)
314A 取付面
316 取付部材(取付部)
316A 取付面
405 光学箱
505 光学箱
510 シャフト(軸部)
605 光学箱
610 シャフト(軸部)
630 シャフト(延出部)
705 光学箱
710 取付板(光学部品取付部)
714 ステー(光学部品取付部固定ステー)
805 光学箱
840 位置決部材(係合部材)
810 ビス穴(係合受部)
820 ボス穴(係合受部)

Claims (3)

  1. 上下に並んで配列された複数の被走査体と、
    前記複数の各被走査体を走査する複数の光ビームを射出する光走査装置と、
    前記光走査装置が固定される装置筐体と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記光走査装置は、
    回転駆動する回転軸と、前記回転軸に固定され入射した光ビームを反射し偏向走査する回転多面鏡と、前記回転軸の外周面との間に隙間を空けて充填された潤滑液を介して動圧により前記回転軸をラジアル方向で支持する円筒状のスリーブと、を有する偏向走査装置と、
    前記偏向走査装置を保持する光学箱と、
    前記光学箱に、前記偏向走査装置の前記回転軸と直交方向に配設され、前記装置筐体に軸支される軸部と、
    前記光学箱に取り付けられ、前記装置筐体の当接面に取付面が当接し、該光学箱を前記装置筐体に固定する取付部と、
    を備え、
    前記取付部の前記取付面の法線方向と、前記偏向走査装置の前記回転軸と、は、角度αをなし、
    前記軸部が前記装置筐体に軸支され、且つ前記取付部の前記取付面が前記装置筐体の前記当接面に当接した状態で、前記光走査装置の前記光学箱が角度α傾いて前記装置筐体に固定されると、
    記偏向走査装置の前記回転軸は、水平に対して、前記回転多面鏡側が仰角となるように角度α傾き、
    前記角度αが、
    0°<α<90°
    なるように、前記軸部、前記取付部、及び前記当接面が設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上下に並んで配列された複数の被走査体と、
    前記複数の各被走査体を走査する複数の光ビームを射出する光走査装置と、
    前記光走査装置が固定される装置筐体と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記光走査装置は、
    回転駆動する回転軸と、前記回転軸に固定され入射した光ビームを反射し偏向走査する回転多面鏡と、前記回転軸の外周面との間に隙間を空けて充填された潤滑液を介して動圧により前記回転軸をラジアル方向で支持する円筒状のスリーブと、を有する偏向走査装置と、
    前記偏向走査装置を保持する光学箱と、
    前記光学箱に前記偏向走査装置の前記回転軸と直交方向に配設され、前記装置筐体に軸支される軸部と、
    前記軸部の軸方向に対して直交方向に前記光学箱外に延出し、前記装置筐体に設けられた受部に固定される延出部と、
    を備え、
    前記延出部の軸心に直交する方向と、前記偏向走査装置の前記回転軸と、は角度αをなし、
    前記軸部が前記装置筐体に軸支され、且つ前記延出部が前記装置筐体に設けられた前記受部に取り付けられた状態で、前記光走査装置の前記光学箱が角度α傾いて前記装置筐体に固定されると、
    前記偏向走査装置の前記回転軸は、水平に対して、前記回転多面鏡側が仰角となるように角度α傾き、
    前記角度αが、
    0°<α<90°
    なるように、前記軸部、前記延出部、及び前記受部が設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記軸部を回転自在に軸支すると、前記光走査装置は、前記偏向走査装置の前記回転軸が水平に対して、前記回転多面鏡側が仰角となるように、傾くことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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