JPH06281876A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPH06281876A
JPH06281876A JP6705293A JP6705293A JPH06281876A JP H06281876 A JPH06281876 A JP H06281876A JP 6705293 A JP6705293 A JP 6705293A JP 6705293 A JP6705293 A JP 6705293A JP H06281876 A JPH06281876 A JP H06281876A
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JP
Japan
Prior art keywords
motor
tilt
rotating
rotating shaft
adjusting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6705293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Ikumi
智則 伊久美
Kazunori Murakami
和則 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP6705293A priority Critical patent/JPH06281876A/ja
Publication of JPH06281876A publication Critical patent/JPH06281876A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】面倒れの調整を簡単に、しかも安定して行う。 【構成】スキャナモータ15と、このモータの回転軸1
5aに固定したハブ15fに接着固定して、2つの反射
面を有する直角プリズム状反射体16と、スキャナモー
タの回転軸の傾きをそのモータの回転状態においてハウ
ジング15bにて調整する調整ネジ21a〜21dを設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタやレー
ザファクス等の光走査装置に使用する光偏向装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばレーザプリンタは、感光体ドラム
の感光面を帯電し、その後レーザ光で露光して画像情報
を静電潜像として記録し、その静電潜像をトナーで現像
して顕在化し、得られるトナー像を用紙に転写して印刷
記録するようになっている。
【0003】このような装置では露光のためのレーザ光
を走査する光走査装置が使用され、光走査装置は、レー
ザ発振器からのレーザ光をモータで回転する複数の反射
面を設けたポリゴンミラーで反射させて入射レーザ光を
偏向して走査レーザ光に変換し、その走査レーザ光を感
光体ドラムの感光体面に集光させるようになっている。
【0004】このような光走査装置に使用するポリゴン
ミラーは光偏向装置として使用するが、ポリゴンミラー
は各反射面の回転軸に対する倒れ角、いわゆる面倒れが
あり、これを補正するためにシリンドリカルレンズやト
ロイダルレンズを使用している。すなわちこれらのレン
ズを使用してポリゴンミラーの偏向点と感光体ドラムの
感光面とを共役関係に配置することで補正を行ってい
る。
【0005】しかしながらシリンドリカルレンズやトロ
イダルレンズは加工方法に制約があるためかなり高価と
なる。
【0006】このようなことからシリンドリカルレンズ
やトロイダルレンズを使用せずに面倒れ補正を行う技術
が開発されている。
【0007】例えば実開昭64−6619号公報で知ら
れるものは、フランジ2bに対して回転鏡2dを取付け
るとき、図5の(a) では、フランジ2bの回転面振れを
予め測定しておき、ロータ部2aに対してフランジ2b
の面振れの振れ幅が最大になる2点の少なくともいずれ
か一方に指標2sを記し、回転鏡2dの2鏡面の各鏡面
の中間部をこの指標2sに合わせるように回転鏡を取付
け、また図5の(b) では、フランジ2bの回転面振れを
予め測定しておき、ロータ部2aに対してフランジ2b
の面振れの振れ幅が最大になる2点間の中間に指標2t
を記し、この指標2tに2鏡面のいずれか一方の鏡面の
中心を合わせるように回転鏡を取付けている。
【0008】これにより面倒れ量を軽減させるようにし
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし公報のもので
は、予めフランジ、すなわちモータの面倒れ量を測定す
る必要があり、またモータの面倒れ量の測定はモータを
回転させて行うが、調整作業はモータを止めて行わなけ
ればならず、面倒れの調整作業が面倒であった。
【0010】そこで本発明は、面倒れの調整作業が簡単
にでき、しかも安定した調整ができる光偏向装置を提供
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータと、こ
のモータの回転軸上に直接又は間接的に取付け、少なく
とも2面の反射面を有する光走査用反射体と、少なくと
も2面の反射面がモータの回転軸に対する傾き角の差を
モータの回転状態において非回転部にて調整する傾き調
整手段を設けたものである。
【0012】
【作用】このような構成の本発明においては、傾き調整
手段は、モータの回転中に、非回転部において反射面が
モータの回転軸に対する傾き角の差を調整する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、本実施例は本発明をレーザ走査装置に適用
したものについて述べる。
【0014】図1はレーザ走査装置の構成を示す断面
図、図2はその部分拡大断面図である。
【0015】半導体レーザ発振器11からのレーザ光を
収束レンズ12で発散気味の光束に変換した後スリット
13で円形のビームに成形し、そのビームを反射ミラー
14に反射させて直角に光路を変更させた後、スキャナ
モータ15の回転軸15a上に配置している光走査用反
射体である直角プリズム状反射体16の反射面に照射さ
せるようになっている。
【0016】前記スキャナモータ15の回転軸15a
は、ステータも兼用するハウジング15bに1対のボー
ルベアリング15c1 ,15c2 を介して回転自在に取
付けている。すなわち前記ハウジング15bは、その中
央部に円形の中空部15dを形成し、その中空部15d
の上下の径を大きくし、その大径部に前記ボールベアリ
ング15c1 を嵌め込み、かつ各ボールベアリング15
c1 ,15c2 の外輪をハウジング15bに接着等によ
り固定している。そして前記ボールベアリング15c1
の内輪に回転軸15aを嵌合させ接着等により固定して
いる。
【0017】前記スキャナモータ15の回転軸15aの
上端部にはロータ15eとハブ15fを一体化した回転
体を圧入等により固定している。
【0018】前記スキャナモータ15及び反射体16は
光偏向装置を構成し、前記反射体16は、互いに直交す
る2つの面を反射面とし、残りの1面の中心をスキャナ
モータ15の回転軸15aの中心に合わせて前記ハブ1
5f上に接着等による固定している。
【0019】前記反射ミラー14からの反射光はスキャ
ナモータ15の回転軸15aの中心から数mm程度離れて
その回転軸15aに平行に入射している。
【0020】前記スキャナモータ15はロータ15eに
マグネット15gを一体に取付けている。
【0021】前記ハウジング15bにスペーサ15hを
介して回路基板15iを固定し、この回路基板15iの
前記マグネット15gと対向した部位の裏面側にはコイ
ル15jを取付けている。
【0022】前記反射体16は、スキャナモータ15で
回転駆動し、前記反射ミラー14からの反射光を図に実
線の矢印で示すように反射面で反射してそのスキャナモ
ータ15の回転軸15aに垂直な平面方向に偏向走査す
る。そして前記反射体16からの偏向光は、入射面より
も出射面の曲率半径が小さく、結像面側に向かって凸面
となっているメニスカスレンズ17に入射するようにな
っている。
【0023】前記メニスカスレンズ17を通過した偏向
光は結像面、すなわち感光ドラムの感光面に結像しその
感光面上を走査するようになっている。
【0024】前記半導体レーザ発振器11、収束レンズ
12及びスリット13は光出射ユニット18として一体
化され、前記メニスカスレンズ17はケース19内に組
み込まれている。
【0025】20は装置全体を包囲する例えば合成樹脂
等からなる筐体で、この筐体20の上部後方に前記光出
射ユニット18を嵌め込み、上部前方の傾斜部に前記反
射ミラー14を埋設し、前部開口部に前記メニスカスレ
ンズ17のケース19を嵌め込み、かつネジ止めしてい
る。
【0026】前記筐体20は下端周縁部にフランジ部を
形成し、そのフランジ部を前記スキャナモータ15のハ
ウジング15bの周縁部にネジ止めして固定している。
【0027】前記スキャナモータ15のハウジング15
bの底部は円筒状で、その円筒部の外周面から内周面に
対して図3に示すように90°間隔に4つのネジ孔を開
け、そのネジ孔にそれぞれ傾き調整手段を構成する調整
ネジ21a,21b,21c,21dを螺着している。
【0028】このような構成の実施例においては、半導
体レーザ発振器11からのレーザ光は収束レンズ12で
発散気味の光束に変換した後、スリット13で円形のビ
ームとなる。このビームは反射ミラー14で反射して直
角に光路を変更し、スキャナモータ15の回転軸15a
上に配置している反射体16の反射面に照射する。そし
て反射面からは回転軸15aの垂直な面内で偏向走査す
る走査ビームとなりメニスカスレンズ17を通って感光
体ドラムの感光面に結像する。
【0029】ところで反射体16の各反射面の回転軸1
5aに対する傾斜角に差がある(相対的面倒れ)と、各
反射面からの走査ビームに走査方向とは垂直な方向に位
置ずれを起こし、このままレーザプリンタに適用すると
印字品質に劣化を招くことになる。例えば印字品質から
決定される副走査方向の位置ずれの許容値Zを例えば1
0μm、反射体16の反射点、すなわち偏向点から感光
面までの光路長Lを200mmと仮定したとき、相対的
面倒れ量dは、d=arctan(Z/L)で示されるので、
10秒以下に押さえる必要がある。
【0030】例えば反射体16の底面が傾斜して各反射
面の回転軸15aに対する傾斜角に差があるとすれば、
図4の(a) に示すように一方の反射面からの走査ビーム
(図中一点鎖線で示す)と他方の反射面からの走査ビー
ム(図中点線で示す。なお、実際には走査ビームは各反
射面が同じ向きのときに発生する。)に走査方向とは垂
直な方向に位置ずれを起こす。
【0031】そこで反射体16をスキャナモータ15に
より回転させた状態で各調整ネジ21a〜21dを操作
して回転軸15aの傾きを微調整し、図4の(b) に示す
ように一方の反射面からの走査ビームと他方の反射面か
らの走査ビームとの位置ずれを補正する。
【0032】具体的には、ボールベアリング15c2 と
ハウジング15bとの間には隙間があり、この隙間の量
を各調整ネジ21a〜21dで適当に変えることにより
調整ができる。
【0033】また2個のボールベアリング15c1 ,1
5c2 には回転精度を上げるために予圧と呼ばれるスラ
スト方向に荷重をかけている。この予圧がラジアル方向
にベアリングを微動させるときの障害になることが予想
されるが、倒れ角が数分オーダであったとしても2個の
ベアリングピッチを考えれば、その移動量は数十μm程
度であり実際上は問題にはならない。
【0034】このように反射体16の各反射面の回転軸
に対する傾斜角の差を、スキャナモータ15を回転させ
たまま調整できるので、面倒れの調整作業が簡単にでき
る。しかも調整ネジ21a〜21dは非回転部であるハ
ウジング15bに取付けてあり、モータの回転により大
きな影響を受けないので、調整した部分が変動すること
はほとんど無く、安定した調整ができる。
【0035】なお、前記実施例では反射面が2面の反射
体を使用したが反射面が3面以上の反射体であってもよ
い。
【0036】また前記実施例では傾き調整手段として4
個の調整ネジを使用したものについて述べたが必ずしも
これに限定されるものではなく、3個あるいは5個以上
の調整ネジを等間隔に取付けたものや、4個の調整ネジ
のうち、例えば対向する2個の一方をバネ部材で支持
し、残りの2個を調整ネジとするものであってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明によれば、モータの回転軸
の傾きをモータの回転状態において非回転部にて調整で
きるので、面倒れの調整作業が簡単にでき、しかも安定
した調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の要部構成を示す部分拡大図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】同実施例における傾き調整を説明するための
図。
【図5】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
15…スキャナモータ 15a…回転軸 15b…ハウジング 15c1 ,15c2 …ボールベアリング 15e…ロータ 16…直角プリズム状反射体(光走査用反射体) 21a〜21d…調整ネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの回転軸上に直接
    又は間接的に取付け、少なくとも2面の反射面を有する
    光走査用反射体と、前記少なくとも2面の反射面が前記
    モータの回転軸に対する傾き角の差を前記モータの回転
    状態において非回転部にて調整する傾き調整手段を設け
    たことを特徴とする光偏向装置。
JP6705293A 1993-03-25 1993-03-25 光偏向装置 Pending JPH06281876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6705293A JPH06281876A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 光偏向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6705293A JPH06281876A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 光偏向装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06281876A true JPH06281876A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13333689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6705293A Pending JPH06281876A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 光偏向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06281876A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286775A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Canon Inc 光学走査装置及びその組立方法
JP2011107367A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Canon Inc 走査光学装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286775A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Canon Inc 光学走査装置及びその組立方法
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