JPH10138559A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH10138559A
JPH10138559A JP8300454A JP30045496A JPH10138559A JP H10138559 A JPH10138559 A JP H10138559A JP 8300454 A JP8300454 A JP 8300454A JP 30045496 A JP30045496 A JP 30045496A JP H10138559 A JPH10138559 A JP H10138559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
optical housing
body base
optical
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8300454A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Kubo
信秋 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8300454A priority Critical patent/JPH10138559A/ja
Publication of JPH10138559A publication Critical patent/JPH10138559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で精度よく走査線の傾き調整を行
うことができ、また、部品交換の作業性を向上させ、耐
振動性の高い画像形成装置を得る。 【解決手段】 レーザ光源59と、レーザ光を結像させ
るレンズ58と、レーザ光を偏向させるポリゴンスキャ
ナ5Bと、光スポットを得るためのレンズ系5Cと、レ
ーザ光を反射する折り返しミラー5Fとを有する光書き
込みユニット5を装置本体内部の本体ベース52上に装
着してなる画像形成装置90において、本体ベース52
の上面及び光学ハウジング60の底面をそれぞれ基準面
とし、本体ベース52の基準面に光学ハウジング60の
基準面を本体ベース52の基準面に沿って回転可能に載
せ、この光学ハウジング60の回転中心は、基準面上
で、被走査線の中心線から上記基準面に垂直に引いた仮
想線上に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学書き込みユニ
ットから出射されたレーザ光によって感光体に静電潜像
を形成する画像形成装置に関するもので、特に、複写
機、プリンタ、ファクシミリ等に適用可能なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置において、転写紙
上の走査線の傾きは、転写紙搬送系のスキューによるも
のと、光書き込みビームと感光体軸との平行度に起因し
て発生するものとがある。従来の画像形成装置では、転
写紙上の走査線の傾きは、光書き込みユニットと感光体
の位置精度のみで決まるため、構成部分の加工誤差の累
積や構造体の自重による変形や設置場所の平面度により
大きく異なる場合があった。また、光書き込みユニット
は、ポリゴンスキャナやLD(半導体レーザ)等の故
障、寿命により修理交換が必要な場合があり、ユニット
の着脱あるいは交換の容易さが重要となっている。さら
に、本体駆動部を加振源とする振動やポリゴンスキャナ
自体の振動によって感光体に対する相対的な振動がおき
るいわゆるバンディングが発生し、画像が乱れるという
不具合があった。
【0003】上記のような問題点に応える従来技術とし
ては、特開平8−190256号公報に記載されている
ように、光書き込みユニットのハウジングに突起部と基
準平面を有し、画像形成装置内部の装着部に前記ハウジ
ングを装着するための位置決め孔と基準平面を形成する
ことによって、光書き込みユニットを装置本体に位置決
めするという装置が知られている。
【0004】しかし、上記公報記載の発明は、取付基準
が前端面両端部と底面後端部であるため、加工誤差の累
積が大きく、位置精度が出しにくく、改良の余地があ
る。また、ハウジングを固定するのに板バネ等使用して
いるため、本体駆動源からの振動が伝わりやすく、光書
き込みユニットの振動によるバンディングが発生しやす
いという難点があり、改良の余地がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、簡単な構成で精度よく走査線の傾き
調整を行うことができ、また、部品交換の作業性を向上
させ、耐振動性の高い画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、レーザ光を出射するレーザ光
源と、レーザ光を結像させるレンズと、該レンズから出
射されたレーザ光を偏向させるポリゴンスキャナと、被
走査面上で安定した光スポットを得るためのレンズ系
と、レーザ光を反射する折り返しミラーとを有する光書
き込みユニットを装置本体内部の本体ベース上に装着し
てなる画像形成装置において、前記本体ベースの上面及
び光学ハウジングの底面をそれぞれ基準面とし、本体ベ
ースの基準面に光学ハウジングの基準面を本体ベースの
基準面に沿って回転可能に載せ、この光学ハウジングの
回転中心は、基準面上で、被走査線の中心から上記基準
面に垂直に引いた仮想線上に設けたことを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するために請求項2記載の
発明は、請求項1記載の発明において、前記光書き込み
ユニットから出射するビームは本体ベース取り付け基準
面に対して45゜以上をなすことを特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために請求項3記載の
発明は、請求項2記載の発明において、本体ベースの上
面に、前記回転中心を中心とした同心円上に複数個の異
形長穴を設け、この異形長穴に対応するように光学ハウ
ジング底部に複数個の突起を設け、光書き込みユニット
の着脱は、回転中心を中心に光学ハウジングを所定位置
に回転させることによって行うことを特徴とする。
【0009】前記課題を解決するために請求項4記載の
画像形成装置は、請求項3記載の発明において、本体後
カバーと光学ハウジングとの間に上記回転中心を中心に
して光学ハウジングを回転調整する調整機構を設け、感
光体に対する走査線の傾き調整をすることを特徴とす
る。
【0010】前記課題を解決するために請求項5記載の
画像形成装置は、請求項4記載の発明において、光学ハ
ウジング上部で、光ビームの出射側端部に階段状の切欠
き部を設け、光学ハウジングと最終折り返しミラーを外
した場合に、走査光ビームが上記切欠き部を通過するこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる画像形成装置の実施の形態について説明する。
図1はカラー画像形成装置90の概略構成を示す側面図
である。図示しないスキャナ部において読み取った原稿
の色分解画像信号強度レベルを基にして、図示しない画
像処理部で色変換処理を行い、所定のカラー画像データ
を得る。このカラー画像データをカラー画像形成装置9
0の光書き込みユニット5内で往復運動する光ビームに
変換し、その後現像器6で例えばイエロー、マゼンタ、
シアンの顕像化を行い、現像器7でブラックの顕像化を
行い、これらを重ね合わせて4色カラー画像を形成する
ものである。
【0012】書き込みユニット5は、上面に露光用開口
部64を設けた上カバー65とレーザ光源59等の光学
素子を配置した光学ハウジング60からなり、カラー画
像形成装置90内の本体ベース52上に載置される。本
体ベース52の下方部には給紙カセット17が配置さ
れ、本体ベース52には各ユニットを支持するための本
体側板がローラ2、3、12、14等の軸方向左右に設
けられている。帯電チャージャ4、感光体クリーニング
ブレード15Aは、感光体ベルト1を架設している回動
ローラ2の周辺部に設けられている。走査ビーム5D
は、感光体ベルト1の表面上に最適スポット径になるよ
うに配置されている。
【0013】光書き込みユニット5は、光学素子として
のレーザー光源59と図示しない発光駆動制御部、ポリ
ゴンスキャナ5Bとその回転用モータ5A、f/θレン
ズ5C、折り返しミラー5F等で構成されている。光書
き込みユニット5では、前記カラースキャナからのカラ
ー画像データを光信号に変換し、原稿画像に対応した光
書き込みを行い、感光体ベルト1上に静電潜像を形成す
る。レーザー光源59から出射した光は、高速で回転す
るポリゴンスキャナ5Bで反射され、fθ機能をもつレ
ンズ系5Cに導かれ、折り返しミラー5Fで斜め情報に
反射され、感光体ベルト1上を往復運動する光ビームに
変換される。レーザー光は、コンピューター等により、
前述の読み取った原稿の画像信号強度レベルに応じて、
ON/OFF制御され、感光体ベルト1に画像が露光さ
れる。図1、図2に示すように、光書き込みユニット5
の開口部64から出射するレーザ光は、本体ベース取り
付け基準面に対して45°以上をなすように折り返しミ
ラー5Fによって反射され、カラー画像形成装置90内
の限られた狭い空間を通って感光体ベルト1に至るよう
になっている。
【0014】感光体ベルト1は回動ローラ2、3間に架
設されていて、回動ローラ2、3の駆動力により図にお
いて時計方向に回転する。符号4は帯電手段である帯電
チャージャ、5は帯電露光手段たる光書き込みユニッ
ト、6はイエロー、マゼンタ、シアンのカラー現像剤を
収容した3種類の現像手段からなる回転型現像器、7は
黒色の現像剤を収容した現像手段である黒色現像器をそ
れぞれ示している。
【0015】前記カラー現像器6及び黒現像器7は各々
所定の位置で前記感光体ベルト1と近接あるいは接触す
る各現像ローラを備え、感光体ベルト1上の潜像を非接
触現像あるいは接触現像法により顕像化する機能を有し
ている。符号10は、中間転写体たる転写ベルトを示し
ており、回動ローラ11、12間に架設され、傾斜され
て配置されている。中間転写ベルト10は、回動ローラ
11、12の駆動により図1において反時計回りに駆動
され搬送される。中間転写ベルト10はその傾斜ベルト
面下方部で、前記感光体ベルト1の回動ローラ3に対応
する部分と接触しており、感光体ベルト1上の顕像が、
中間転写ベルト1のループ内に設けられたバイアスブラ
シ13により中間転写ベルト10上に転写されるように
なっている。
【0016】次に、上記画像形成装置の画像形成プロセ
スについて説明する。まず初めに、帯電チャージャ4に
より感光体ベルト1の外周面は均一に帯電される。次
に、均一に帯電された感光体ベルト1の外周面に対し
て、図示しないカラースキャナにより原稿像を走査する
ことによって得られる画像情報に基づき、レーザー光源
59をON/OFF制御しながら感光体ベルト1上に露
光し、原稿の像に対応した静電潜像を形成する。次に、
感光体ベルト1の外周面の静電潜像が形成されていない
周縁部の静電付加を除電ランプによって除去する。感光
体ベルト1の外周面の静電潜像は、イエロー、マゼン
タ、シアンのカラー現像剤を収容した3種類の現像手段
からなる回転型現像器6と黒色の現像剤を収容した現像
手段である黒色現像器7によって、それぞれの色のトナ
ーにより顕像化され、この顕像化された像は、中間転写
ベルト10の介在のもとに転写紙に転写される。
【0017】より具体的には、分解された色ごとに第1
回目の顕像、第2回目の顕像、第3回目の顕像、第4回
目の顕像が反復されて行われると共に、これらの顕像が
中間転写ベルト10上にそれぞれ重ねられ、位置ずれを
生じないように転写される。これを1次転写といい、こ
の1次転写時は、転写ローラ14とクリーニングブレー
ド16Aは中間転写ベルト10から離間している。こう
してブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの顕像化を
行い、これを中間転写ベルト10上に重ね合わせて4色
カラー画像を形成することができる。この中間転写ベル
ト10上のカラー画像は転写紙に転写される。これを2
次転写という。
【0018】1次転写後は、中間転写ベルト10の外周
面に残留したトナーがクリーニングユニット16によっ
て回収される。転写紙は、転写ローラ14により定着装
置49内に搬送され、定着ローラ49A、加圧ローラ4
9Bにより定着され、図示しない排紙トレイ又はソータ
のビン上に送られる。なお、色ごとの画像形成順序は特
に限定されるものではない。
【0019】以下では、光書き込みユニット5を本体ベ
ース52へ組み込むための構造と、光書き込みユニット
5による走査線の傾き調整について説明する。図3は、
光書き込みユニット5の実施の形態の一例を示す上面図
である。本体ベース52の上面に基準穴61を設ける。
この基準穴61の位置は、本体ベース52の基準面上
で、被走査線の中心Cの下方に設ける。この基準穴61
に対応させて、光学ハウジング60の底面を基準面と
し、この基準面上に突起としての基準ボス62を設け
る。本体ベース52の基準面上で前記基準穴61を中心
とした小半径の円周上に異形長穴70、大半径の円周上
に異形長穴71、71を設ける。一方、光学ハウジング
60の基準面上にも前記基準ボス62を中心とした小半
径の円周上にボス63、大半径の円周上にボス66、6
6を設ける。上記基準穴61は、より正確には、本体ベ
ース52の基準面上で、上記被走査線の中心Cから上記
基準面に垂直に引いた仮想線上にある。
【0020】本体ベース52の基準面上の各穴70、7
1、71と光学ハウジング60の基準面上のボス63、
66、66とを精度よく嵌合させ、上記基準ボス62を
回転中心として、光学書き込みユニット5を上記各穴7
0、71、71の長さ方向の範囲内で回転可能としてい
る。
【0021】図7は、装置本体の底部側から見た場合の
本体ベース52の概略図である。本実施の形態では、前
記基準ボス62を中心とした同心円上にすり割りの入っ
た1個のボス63と上記基準ボス62を中心とした大半
径の同心円上にすり割りの入った2個のボス66、66
を光学ハウジング60の底面に設けている。本体ベース
52の基準面上には、基準穴61を中心とした同心円上
に上記ボス63に対応する位置に異形の長穴70と上記
ボス66、66に対応する位置に異形の長穴71、71
をそれぞれ設けている。異形の長穴70は、ボス63の
径より大きい径の穴部70−aと基準穴61を中心とし
て同心円上に長い穴部70−bとを連続して形成した形
になっている。同様に異形の長穴71、71も、ボス6
6、66の径より大きい径の穴部71−aと基準穴61
を中心とする同心円上に長い穴部71−b、71−bと
を連続して形成した形になっている。光書き込みユニッ
ト5を本体ベース52上に装着する場合は、基準ボス6
2を基準穴61に、3個のボス63、66、66を穴部
70−a、71−a、71−aにそれぞれ挿入し、本体
ベース52の基準面に光書き込みユニット5の基準面を
重ね合わせてから、光書き込みユニット5を反時計方向
に回転させ、ボス63、66、66をそれぞれ穴部70
−b、71−b、71−bに移行させることによって定
位置にセットすることができる。光書き込みユニット5
を時計方向に回転させれば、光書き込みユニット5を容
易に取り外すことができる。
【0022】このとき、基準ボス62以外のすり割り付
きボス63、66、66は、すり割り形状による弾性変
形で、上記穴部70−b、71−b、71−bに対し、
適当な締まりバメにすることによって、基準面である本
体ベース52の上面と光学ハウジング60の底面を密着
させたまま定位置に装着可能となる。また、このボス6
3を逆テーパ型のボスにすることによってもガタのない
装着が可能となる。また、ボス63とこれが嵌まる長穴
70はレンズ系5Cの近傍に設けられ、ボス66、66
とこれが嵌まる長穴71、71はポリゴンスキャナ5B
の両側近傍に設けられ、レンズ系5Cとポリゴンスキャ
ナ5Bが安定して保持されるように考慮されている。
【0023】なお、本実施の形態においては、本体ベー
ス52上に基準穴61と長穴70、71、71を設け、
光学ハウジング60に基準ボス62とボス63、66、
66を設けているが、逆に本体ベース52上に基準ボス
62とボス63、66、66を設け、光学ハウジング6
0に基準穴61と長穴70、71、71を設け、あるい
は、本体ベース52と光学ハウジング60にボスと穴を
混在させてもよい。
【0024】以下において、走査線の傾き調整機構につ
いて説明する。図3は光書き込みユニット5の上面図
で、図4は図3のB−B矢視の断面図である。カラー画
像形成装置90の後部(図3中下側)に取り付けられた
本体後カバー9の下方で、光書き込みユニット5の近傍
に凹部80を設ける。この凹部80は互いに平行な一対
の側壁を有する軸受形状とし、偏心カム81とすり割り
付き軸82を締結した調整部材を本体後カバー9に回転
自在に水平方向に向けて組み込む。
【0025】適当な偏心量をもたせた偏心カム81を光
学ハウジング60の後端部に設けたフォーク部83に嵌
合させ、例えば、偏心カム81を締結した軸82にピニ
オンを取り付け、光書き込みユニット5にこれに対応す
るラックを設ける。すり割り付き軸部82を時計方向あ
るいは反時計方向に回転させると、前記ピニオンとラッ
クの噛合により、光書き込みユニット5全体を、回転中
心としての基準ボス62を中心として、所定の角度に回
動させることができ、感光体ベルト1に対する走査線の
傾き調整が可能となる。
【0026】ユニットの傾き調整は、ユニットを回転さ
せる方法と、ユニットを傾ける方法があるが、画像位置
の変化を抑えつつ、スポット径を満足させる条件からす
ると、本体ベース52の取り付け基準面に対する光書き
込みユニット5からの出射ビームの角度θが45゜以上
の場合はユニット回転調整、上記角度θが45゜以下の
場合はユニット傾き調整を行うと、精度よく走査線の傾
き調整ができる。
【0027】本実施の形態では、図2に示すごとく基準
面とした本体ベース52の上面に対し、上記角度θを4
5゜以上にしているので、基準面内の光書き込みユニッ
ト5の回転だけで精度よく走査線の傾き調整が可能とな
る。θ<45゜とした場合は、光書き込みユニット5自
体を傾けて調整しなければならず、調整機構が複雑にな
り、剛性面で弱くなるため耐振動性においても不利にな
るという問題点がある。なお、本実施の形態では、光書
き込みユニット5の回転中心と偏心カム81の作用点の
スパンを十分にとることが可能であり、精度の良い微調
整を行うことができる。
【0028】図5は図3のA−A矢視の断面図、図6は
その側断面図を示している。光書き込みユニット5の上
カバー65の光束出射側端部に階段状の切り欠き部84
を設けている。折り返しミラー5Fを外してレーザ光源
を直流により連続点灯させ、光ビームの位置を確認する
ことにより、走査位置のチェックを容易に行うことがで
きる。切欠き部84の位置と深さは任意であるが、走査
開始側、終端側の2ヶ所に切り欠き部を設けて走査線の
傾きを調べることも可能であり、また、切欠き部84の
1段当たりの深さを測定し、トータルの切欠き深さを走
査位置の許容値に設定すれば、光ビーム走査位置の調整
が必要か否かの判断、走査位置の概略高さを知ることが
できる。
【0029】本実施の形態については、レンズ系5Cと
してfθレンズの走査光学系を示しているが、fθミラ
ー系に対してもより有効に作用する。その理由は、fθ
ミラー、折り返しミラーの数が増えるほど、加工上の誤
差による配置誤差が積み上がり、光テコの原理により走
査位置がずれるからである。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レーザ光
を出射するレーザ光源と、レーザ光を結像させるレンズ
と、該レンズから出射されたレーザ光を偏向させるポリ
ゴンスキャナと、被走査面上で安定した光スポットを得
るためのレンズ系と、レーザ光を反射する折り返しミラ
ーとを有する光書き込みユニットを装置本体内部の本体
ベース上に装着してなる画像形成装置において、前記本
体ベースの上面及び光学ハウジングの底面をそれぞれ基
準面とし、本体ベースの基準面に光学ハウジングの基準
面を本体ベースの基準面に沿って回転可能に載せ、この
光学ハウジングの回転中心は、基準面上で、被走査線の
中心から上記基準面に垂直に引いた仮想線上に設けたた
め、基準平面内でのユニット回転調整により、走査線の
傾き調整を行うことができ、調整後の精度維持がユニッ
ト傾き方式に比較して正確であり、耐振動性に関しても
優れている。また、像面までの距離変化を極小に抑えつ
つ傾き調整を行うことができ、走査ビームは、被走査面
上に最適スポット径になり、スポット径を劣化させるこ
とがほとんどないという効果がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記光書き込みユニットから出射す
るビームは本体ベース取り付け基準面に対して45゜以
上をなすようにしたため、基準面内の光書き込みユニッ
トの回転だけで精度のよい走査線の傾き調整が可能とな
る。
【0032】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、本体ベースの上面に、前記回転中心
を中心とした同心円上に複数個の異形長穴を設け、この
異形長穴に対応するように光学ハウジング底部に複数個
の突起を設け、光書き込みユニットの着脱は、回転中心
を中心に光学ハウジングを所定位置に回転させることに
よって行うようにしたため、光学ハウジングと本体ベー
スとの間の締結用止めネジが不要となり、コストダウン
が可能となり、また、耐振動性の高いユニット固定が可
能となる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、本体後カバーと光学ハウジングとの
間に上記回転中心を中心にして光学ハウジングのを回転
調整する調整機構を設け、感光体に対する走査線の傾き
調整をするようにしたため、装置本体のカバーあるいは
構造体を外すことなく、装置本体に光書き込みユニット
を設置した後も容易に走査線傾き調整を行うことができ
る。
【0034】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明において、光学ハウジング上面で、光ビームの
出射側端部に階段状の切欠き部を設け、光学ハウジング
と最終折り返しミラーを外した場合に、走査光ビームが
上記切欠き部を通過するようにしたため、fθミラー光
学系等の光書き込みユニットを装着した状態で、光ビー
ム走査位置をチェックすることができ、良好な画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一
例を示す側面図である。
【図2】本発明にかかる画像形成装置に用いることがで
きる光書き込みユニットの一例を示す側面図である。
【図3】同上光書き込みユニットの上面図である。
【図4】同上光書き込みユニットの正面図である。
【図5】同上光書き込みユニットの断面図である。
【図6】同上光書き込みユニットの側断面図である。
【図7】同上光書き込みユニットの底面概略図である。
【符号の説明】
1 感光体 5 光書き込みユニット 5B ポリゴンスキャナ 5C レンズ系 5F 折り返しミラー 52 本体ベース 59 レーザ光源 60 光学ハウジング 61 基準穴 62 基準ボス 63 ボス 66 ボス 70 異形長穴 71 異形長穴 81 調整部材 84 切欠き部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出射するレーザ光源と、レー
    ザ光を結像させるレンズと、該レンズから出射されたレ
    ーザ光を偏向させるポリゴンスキャナと、被走査面上で
    安定した光スポットを得るためのレンズ系と、レーザ光
    を反射する折り返しミラーとを有する光書き込みユニッ
    トを装置本体内部の本体ベース上に装着してなる画像形
    成装置において、前記本体ベースの上面及び光学ハウジ
    ングの底面をそれぞれ基準面とし、本体ベースの基準面
    に光学ハウジングの基準面を本体ベースの基準面に沿っ
    て回転可能に載せ、この光学ハウジングの回転中心は、
    基準面上で、被走査線の中心から上記基準面に垂直に引
    いた仮想線上に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記光書
    き込みユニットから出射するビームは本体ベース取り付
    け基準面に対して45゜以上をなすことを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明において、本体ベー
    スの上面に、前記回転中心を中心とした同心円上に複数
    個の異形長穴を設け、この異形長穴に対応するように光
    学ハウジング底部に複数個の突起を設け、光書き込みユ
    ニットの着脱は、回転中心を中心に光学ハウジングを所
    定位置に回転させることによって行うことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明において、本体後カ
    バーと光学ハウジングとの間に上記回転中心を中心にし
    て光学ハウジングを回転調整する調整機構を設け、感光
    体に対する走査線の傾き調整をすることを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発明において、光学ハウ
    ジング上部で、光ビームの出射側端部に階段状の切欠き
    部を設け、光学ハウジングと最終折り返しミラーを外し
    た場合に、走査光ビームが上記切欠き部を通過すること
    を特徴とする画像形成装置。
JP8300454A 1996-11-12 1996-11-12 画像形成装置 Pending JPH10138559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300454A JPH10138559A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300454A JPH10138559A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10138559A true JPH10138559A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17884998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8300454A Pending JPH10138559A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10138559A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090678A (ja) * 2000-09-11 2002-03-27 Konica Corp 画像形成装置及び露光装置の組立方法
JP2005195926A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Kyocera Mita Corp 走査光学装置
JP2010276983A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置および光走査装置
JP2011175295A (ja) * 2011-05-30 2011-09-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2011175294A (ja) * 2011-05-30 2011-09-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2011186496A (ja) * 2011-05-30 2011-09-22 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090678A (ja) * 2000-09-11 2002-03-27 Konica Corp 画像形成装置及び露光装置の組立方法
JP2005195926A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Kyocera Mita Corp 走査光学装置
JP2010276983A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置および光走査装置
JP2011175295A (ja) * 2011-05-30 2011-09-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2011175294A (ja) * 2011-05-30 2011-09-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2011186496A (ja) * 2011-05-30 2011-09-22 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7684099B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
US8824022B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
US7760225B2 (en) Image forming apparatus, optical writing device, and housing molding method providing simple structure
US7760228B2 (en) Light scanning apparatus and image forming apparatus
US7515322B2 (en) Beam scanning device with light blocking member
KR100324100B1 (ko) 장방형으로 화상을 형성하기 위한 조정이 용이한 화상형성장치와 이를 제작하는 방법
JP2006323159A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
EP0666685A2 (en) Image forming apparatus
US7123396B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JP2006323157A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US7116457B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JPH10138559A (ja) 画像形成装置
US7548361B2 (en) Image forming apparatus
JP2006038912A (ja) 画像形成装置及び走査ユニット
JP2004013074A (ja) 光走査方法、光走査装置及び画像形成装置
JP4500385B2 (ja) 光走査装置及びカラー記録装置
JP5678675B2 (ja) 発光素子の調整固定構造及び光走査装置及び画像形成装置
JP4508996B2 (ja) 光学ユニット、画像形成装置、及び光学部品ユニットの固定方法
JP4653404B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2006150836A (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP2006171116A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US11914139B2 (en) Scanning optical apparatus and image forming apparatus
JP2003322818A (ja) 光書込装置・画像形成装置
JPH10230640A (ja) 光書込ユニット
JP2001088351A (ja) 画像形成装置