JP3227246B2 - 偏向走査装置 - Google Patents

偏向走査装置

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JP3227246B2
JP3227246B2 JP344893A JP344893A JP3227246B2 JP 3227246 B2 JP3227246 B2 JP 3227246B2 JP 344893 A JP344893 A JP 344893A JP 344893 A JP344893 A JP 344893A JP 3227246 B2 JP3227246 B2 JP 3227246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
等の偏向走査装置に関し、特に偏向走査装置の回転多面
鏡の回転中の振動による騒音発生や性能低下を防ぐこと
のできる偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ、レーザファクシ
ミリ等で使用されている偏向走査装置においては、感光
体を偏向器により偏向走査された光束で走査し、そして
静電潜像を形成する。この静電潜像は現像装置によって
トナー像に顕像化され、このトナー像が記録紙に転写さ
れ、この後前記トナー像の転写後の記録紙に定着装置に
よってトナーが加熱定着されることによってプリントが
行われる。
【0003】図9には、レーザビームプリンタにおいて
用いられ、感光体を光束によって走査するための偏向走
査装置の構成を説明する平面図を示す。
【0004】偏向走査装置151はハウジング152に
収納され、図9にはその蓋体を取り除いた平面図が示さ
れている。走査光学装置151は、半導体レーザ装置、
コリメータレンズ系などを含んで構成される光源15
3、前記光源153から発生する光束を線状に集光する
シリンドリカルレンズ154、前記シリンドリカルレン
ズ154によって集光されてできる光束の線像の近傍に
偏向反射面155aを有する回転多面鏡155、fθレ
ンズ156を含んで構成されている。偏向反射面155
aにおいて偏向反射された光束は、fθレンズ156を
介して反射鏡157に入射し、該反射鏡157において
反射されて、感光体158を照射する。
【0005】回転多面鏡155は、軸直角断面が正六角
形であって軸線方向に一様である正六角形であり、その
側面が反射鏡とされて偏向反射面155aを構成してい
る。このような回転多面鏡155は、モータ159によ
って、その軸線まわりに矢印171方向に等速で回転駆
動される。これによって光源153から発生されシリン
ドリカルレンズ154を介する光束の光経路と偏向反射
面155aの法線とがなす角、すなわち偏向反射面15
5aに対する光束の入射角は経時的に変化し、それに伴
って反射角も変化するため、感光体158上で光束が集
光されて形成されるスポットは図中矢印160方向に移
動する。
【0006】fθレンズ156は、偏向反射面155a
において反射される光束が感光体158においてスポッ
トを形成するように集光され、また前記スポットの矢印
160方向への走査速度が等速に保たれるように設計さ
れている。このようなfθレンズ156の特性を得るた
めに、該fθレンズ156は第1fθレンズ部分161
と第2fθレンズ部分162の2つのレンズ系で構成さ
れている。
【0007】回転多面鏡155の矢印171方向の回転
によって、感光体158においては光束による主走査が
行われ、また感光体158がその円筒の軸線まわりに回
転駆動することによって副走査が行われる。このように
して感光体158の表面には静電潜像が形成される。
【0008】感光体158の周辺には、感光体158の
表面を一様に帯電するためのコロナ放電器、感光体15
8の表面に形成される静電潜像をトナー像に顕像化する
ための現像装置、前記トナー像を記録紙に転写する転写
用コロナ放電器(いずれも不図示)等が配置されてお
り、これらの働きによって光源153が発生する光束に
対応する記録情報が記録紙にプリントされる。
【0009】感光体158の表面における記録情報の書
き込み開始位置172に対応する光束の光経路L1より
も図中矢印160方向上流側に対応する光束の光経路L
2上で、fθレンズ156の第1fθレンズ部分161
と回転多面鏡155の偏向反射面155aとの間には、
反射鏡173が配設されている。該反射鏡173によっ
て反射された光束は、集光レンズ174を介して、フォ
トダイオード等を含んで構成される受光素子175の受
光面175aに入射する。この集光レンズ174の働き
によって、受光素子175はその受光面175aが回転
多面鏡155により偏向走査された光束によって照射さ
れる時に、光束の走査された位置を検出するための信号
を出力する。
【0010】前記集光レンズ174及び受光素子175
は、fθレンズ156の第1fθレンズ部分161と、
回転多面鏡155との間に配設され、したがって反射鏡
173と集光レンズ174との間の光経路L3は、第1
fθレンズ部分161と回転多面鏡155との間に存在
する。
【0011】光源153はホストコンピュータからの情
報を処理する処理回路181から与えられる信号に対応
して光束を発生する。光源153に与えられる信号は、
感光体158に書き込むべき情報に対応しており、これ
によって感光体158上には所望の情報に対応する静電
潜像が形成される。処理回路181は光源153に、感
光体158の表面において光束が形成するスポットが作
る軌跡である一走査線に対応する情報を表す信号を一単
位として与える。そして、この信号の出力は、受光素子
175からライン176を介して与えられる信号に同期
して行われる。
【0012】モータ159はハウジング152の底部に
取付けられ、このモータ159の駆動軸159bに前記
回転多面鏡155が取付けられる。またfθレンズ15
6もハウジング152の底部に取付けられ、前述した反
射鏡173、集光レンズ174、および受光素子175
を含んで構成される受光手段は、回転多面鏡155とf
θレンズ156との間に取付けられる。
【0013】従来、この種の偏向走査装置の回転多面鏡
およびその駆動部は、図10に示すように、前記ハウジ
ング152と同様の外箱101内に配置された台盤10
2、該台盤102に支持された軸受103、および該軸
受103に回転自在に支承された軸104を備えてお
り、該軸104と一体であるフランジ105に固着され
たロータ106と、台盤102に固定されたステータ1
07によって駆動モータM0が構成される。
【0014】回転多面鏡108は、軸104の図示上端
付近に螺合する押え板109、緊締ワッシャ113およ
び押えバネ112によってフランジ105に押圧され、
これによってロータ106と一体的に結合され、軸10
4と共に回転する。なお、外箱101の図示上端開口は
ふた110によって閉塞される。
【0015】前記光源153と同様の光源(図示せず)
から回転多面鏡108に照射されたレーザビームは、回
転多面鏡108の回転によって前記感光体158と同様
の感光体(図示せず)に向って偏向走査される。ロータ
106には回転多面鏡108の回転によって軸104に
発生する動的不均衡を軽減するための凹所111が設け
られている。該凹所111は組立前にロータ106の表
面の一部分を切削することによって形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、ロータの組立前に該ロータの一部分を
除去することでこれを回転させたときの動的不均衡を軽
減するのみであるため、回転多面鏡の取付け時の組立誤
差に基づく動的不均衡や、ロータ以外の軸と一体的に結
合されてこれと共に回転する部材、すなわち回転多面鏡
やこれを軸に取付けるための押え板等の肉厚の不均一に
よる動的不均衡を軽減することはできない。
【0017】すなわち、ロータの動的不均衡を軽減する
のみでは、軸および該軸と一体的に結合されるすべての
部材からなる回転体全体の回転軸方向の肉厚の不均一に
よる動的不均衡を充分低減できず、回転多面鏡の高速回
転時に振動が発生し、これによる騒音および性能低下が
著しい。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、軸受に
回転自在に支承された回転軸と、該軸に固着されたロー
タと、前記ロータに結合された回転多面鏡と、ステータ
からなり、前記ロータ,前記ステータからなるモータに
よって前記回転多面鏡を回転駆動する偏向走査装置にお
いて、前記ロータ,前記回転多面鏡のうちの少なくとも
1つの部材に前記回転軸の中心を中心とする同心円状の
凹部設けられており、該凹部は上向きであり、該凹部
に回転時の回転不釣合を除去するために比重の異なった
紫外線硬化型接着剤であるバランスウエイトを複数付着
せしめたことで、より精密,より速いバランス調整がで
きるようにしたものである。
【0019】
【0020】
【実施例】図1は本発明の偏向走査装置の第1実施例の
一部分を示す部分断面図であって、本実施例の偏向走査
装置A1は外箱1内に配置された台盤2、該台盤2に支
持された軸受3、該軸受3に回転自在に支承された回転
軸4を備えており、軸4と一体であるフランジ5に固着
されたロータ6と台盤2に固定されたステータ7によっ
て駆動モータM1が構成されている。回転多面鏡8は軸
4の図示上端付近に嵌着された弾性押圧手段である押え
バネ9によってフランジ5に押圧され、これによってロ
ータ6と一体的に結合される。
【0021】すなわち、前記軸4,フランジ5,ロータ
6,回転多面鏡8および押えバネ9は一体的に結合され
ており、モータM1の駆動によって回転する回転体を構
成する。なお外箱1の図示上端の開口はふた10によっ
て閉塞される。また、偏向走査装置A1の全体構成は先
の図9で説明した装置と同様であるので、ここでは説明
を省略する。
【0022】前記押えバネ9にはバランスウエイト取付
用の回転軸4の中心を中心とする同心円状の凹所である
環状凹所12が設けられている。
【0023】前記ロータ6はその外周壁の一部を切削し
て形成されたバランスウエイト取付用の回転軸4の中心
を中心とする同心円状の凹所である環状溝11を備え、
また、回転多面鏡8の表面には、バランスウエイト取付
用の回転軸4の中心を中心とする同心円状の凹所である
環状溝32aを構成している。
【0024】前記環状溝11および環状溝32aおよび
環状凹所12は、それぞれバランスウエイト13,34
a,34bを取付けるためのもので、その取付けは以下
のように行われる。
【0025】モータM1の駆動により、軸4に一体的に
結合されたロータ6,フランジ5,回転多面鏡8および
押えバネ9からなる回転体を回転させてこれに発生する
動的不均衡を測定し、測定された動的不均衡を解消する
バランスウエイト取付け位置を前記環状溝11および環
状溝32aおよび環状凹所12において選定する。該バ
ランスウエイトの必要量を算出し、これに基づいて各バ
ランスウエイト13,34a,34bの取付けを行う。
各バランスウエイト13,34a,34bの取付け位置
は、前記環状溝11および環状溝32aおよび環状凹所
12のそれぞれの任意の位置に選定することが可能であ
り、さらに前記環状溝11、および環状溝32aおよび
環状凹所12は、前記軸4の半径方向に互に離間した位
置に配置されているため、3者に取付けるバランスウエ
イト13,34a,34bの比率および周方向の相対位
置を適切に設定することによって、軸4の中心軸方向に
大きな不釣合を発生させることなく前述の動的不均衡を
大幅に軽減することができる。
【0026】その結果、回転多面鏡8の回転に伴う振動
を大幅に軽減し、騒音の抑制および偏向走査装置A1
性能低下を防ぐことができる。なお、ロータ自体の質量
の不均一による動的不均衡については、ロータ6を軸4
に組付ける前に公知の方法でこれを解消しておくのが望
ましい。また、前記バランスウエイト13,34a,3
4bは未硬化の接着剤を主成分とするものを用いれば量
の調節および取付けが容易であり、かつこれに固体材料
の粒子であるガラス,ビーズ,セラミックまたは金属等
の粉末を混入することによって接着剤の使用量を少なく
することができる。
【0027】さらに、前記接着剤として紫外線硬化型の
接着剤を用いれば、バランスウエイトを取付け後、短時
間で硬化させることができるため、偏向走査装置の製造
に要する時間が短縮される。
【0028】通常はこの手順で完了していたが、高速回
転モータにおいては、より精密な動的不均衡を取る必要
がある。ロータ6に関しては、環状溝11を深くして再
度同じ場所にバランスウエイト13を滴下,接着するこ
とが可能である。しかし回転多面鏡8においては、環状
溝32aをさらに深くすると、回転多面鏡8の偏向反射
面8aの面精度が落ちてしまって、面倒れビーム径等の
不良になっていた。また、できるだけ比重の大きいバラ
ンスウエイトを使用する場合には、2回目の滴下では1
mg以下の量を確実に吐出することがたいへん困難であ
った。
【0029】そこで、本発明の偏向走査装置において
は、回転時の回転不釣合を除去するために比重の異なっ
たバランスウエイトを複数付着せしめる構成とする。
【0030】例えば、1回目のバランスウエイト13,
34aは比重が約2以上の大きい紫外線硬化型の接着剤
を使用し、2回目のバランスウエイト34bにおいては
比重が約1程度の小さい紫外線硬化型の接着剤を使用す
る。
【0031】この比重のコントロールは接着剤中に含ま
れるビーズ,セラミック又は金属等の固体材料の粉末量
で容易にコントロールできる。
【0032】図2は本発明の偏向走査装置の第1実施例
の変形例を説明するもので、本変形例は、回転多面鏡8
に2回目の調整用に環状溝32bを更に設けておき、1
回目のバランスウエイト34aより比較的比重の軽いバ
ランスウエイト34bを環状溝32bの所定の位置に滴
下,接着する。
【0033】回転多面鏡8の表面は、図3に示すよう
に、バランスウエイト取付用の回転軸4の中心を中心と
する同心円状の凹所である環状溝32a,32bが設け
られている。
【0034】前記環状溝32a,32bは前記軸4の半
径方向に互に離間した位置に配置されているため、両者
に取付けるバランスウエイト34a,34bの比重を適
切に異ならせて設定することによって、軸4の中心軸方
向に大きな不釣合を発生させることなく前述の動的不均
衡を大幅に軽減することができる。
【0035】また、偏向走査装置A1の全体構成は先の
図9で説明した装置と同様であるので、ここでは説明を
省略する。
【0036】図4は本発明の偏向走査装置の第2実施例
の変形例を説明するもので、本変形例は、前記環状溝1
1に替えてロータ6aの外周縁に一体的に設けられたロ
ータフランジ15およびその外周縁に一体的に設けられ
た図示上向きの環状突起16によって形成された回転軸
4の中心を中心とする同心円状の環状凹所11aを用い
たものである。
【0037】本変形例によれば、該環状凹所11aが前
記回転多面鏡8の環状溝32a,32bと同様に図示上
向きであるため、未硬化の接着剤を主成分とする比重の
異なるバランスウエイト34a,34bを付加する作業
上好都合であり、加えて、紫外線照射によって該接着剤
を硬化させる場合には、前記紫外線照射の方向が同じで
あるため、使用される紫外線照射の機器の移動量が少な
くてすむという利点もある。
【0038】本実施例は、回転多面鏡8の複数の環状溝
ということで2つの溝32a,32bで説明したが、バ
ランスウエイト34a,34bの2回のバランス修正で
調整が終了しなかった場合、図5に示すように3つの溝
32a,32b,32cを設けることが考えられる。
【0039】この場合には、比重の異なる3種類の紫外
線硬化型の接着剤からなるバランスウエイト34a,3
4b,34cが用いられる。
【0040】また、偏向走査装置A1の全体構成は先の
図9で説明した装置と同様であるので、ここでは説明を
省略する。
【0041】図6,図7は本発明の偏向走査装置の第1
実施例の変形例を説明する図である。本実施例は、回転
多面鏡8をフランジ5に押圧して固定する押えバネ9に
回転軸4の中心を中心とする同心円状に円弧状の凹所1
2aが設けられ、ロータフランジ15には環状突起16
によって形成された回転軸4の中心を中心とする同心円
状の環状凹所11aが設けられ、更に、ロータフランジ
15には回転軸4の中心を中心とする同心円状の環状溝
35が設けられている。
【0042】この場合には、比重の異なる3種類の紫外
線硬化型の接着剤からなるバランスウエイト14a,1
4b,14cが用いられ、バランス修正が行なわれる。
【0043】また、偏向走査装置A1の全体構成は先の
図9で説明した装置と同様であるので、ここでは説明を
省略する。
【0044】図8は本発明の偏向走査装置の第1実施例
の変形例を説明する図である。本実施例は、回転多面鏡
8に回転軸4の中心を中心とする同心円状の凹所である
環状溝32a,32bが設けられ、回転多面鏡8をフラ
ンジ5(不図示)に押圧して固定する押えバネ9に回転
軸4の中心を中心とする同心円状に円弧状の凹所12a
が設けられている。
【0045】この場合には、比重の異なる3種類の紫外
線硬化型の接着剤からなるバランスウエイト34a,3
4b,34cが用いられ、バランス修正が行なわれる。
【0046】以上の実施例に示されるように、比重の異
なるバランスウエイト毎にそれぞれ異なる溝を設けた方
が、より精密なバランス修正を行うことができる。
【0047】以上の実施例では比重の異なるバランスウ
エイトとして紫外線硬化型の接着剤を例に説明したが、
比重の異なる粘土性接着剤等も使用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回転多
面鏡を含む回転体全体の動的不均衡を軽減するバランス
ウエイトとして比重の異なる複数の紫外線硬化型接着剤
を使用することで、より精密なバランス修正ができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向走査装置の第1実施例の構成を説
明する図である。
【図2】本発明の偏向走査装置の実施例の変形例の構成
を説明する図である。
【図3】回転多面鏡近傍の様子を説明する図である。
【図4】本発明の偏向走査装置の実施例の変形例の構成
を説明する図である。
【図5】本発明の偏向走査装置の実施例の変形例の構成
を説明する図である。
【図6】回転多面鏡近傍の様子を説明する図である。
【図7】本発明の偏向走査装置の実施例の変形例の構成
を説明する図である。
【図8】回転多面鏡近傍の様子を説明する図である。
【図9】従来の偏向走査装置の構成を説明する図であ
る。
【図10】従来の偏向走査装置の回転多面鏡及びその駆
動部の構成を説明する図である。
【符号の説明】
2 台盤 3 軸受 4 軸 5 フランジ 8 回転多面鏡 9 押えバネ 11 環状溝 12 環状凹所 13 バランスウエイト 32a 環状溝 34a バランスウエイト 34b バランスウエイト

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受に回転自在に支承された回転軸と、
    該軸に固着されたロータと、前記ロータに結合された回
    転多面鏡と、ステータからなり、前記ロータ,前記ステ
    ータからなるモータによって前記回転多面鏡を回転駆動
    する偏向走査装置において、前記ロータ,前記回転多面
    鏡のうちの少なくとも1つの部材に前記回転軸の中心を
    中心とする同心円状の凹部けられており、該凹部は
    上向きであり、該凹部に回転時の回転不釣合を除去する
    ために比重の異なった紫外線硬化型接着剤であるバラン
    スウエイトを複数付着せしめたことを特徴とする偏向走
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記比重の異なったバランスウエイト
    は、接着剤に固体材料を混入したものである請求項1に
    記載の偏向走査装置。
  3. 【請求項3】 回転体表面にあらかじめ該回転体の中心
    を中心とする同心円状の凹部けられており、該凹部
    は上向きであり、該凹部の不釣合位置の部分に前記回転
    体の回転時の回転不釣合を除去するために比重の異なっ
    紫外線硬化型接着剤であるバランスウエイトを複数付
    着せしめた回転体を用いることを特徴とする偏向走査装
    置。
  4. 【請求項4】 軸受に回転自在に支承された回転軸と、
    該軸に固着されたロータと、前記ロータに結合された回
    転多面鏡と、ステータからなり、前記ロータ,前記ステ
    ータからなるモータによって前記回転多面鏡を回転駆動
    する偏向走査装置において、前記ロータ,前記回転多面
    鏡のうちの少なくとも1つの部材に前記回転軸の中心を
    中心とする同心円状の凹部設けられており、該凹部は
    上向きであり、該凹部に回転時の回転不釣合を除去する
    ために比重の異なった紫外線硬化型接着剤であるバラン
    スウエイトを複数付着せしめたことを特徴とする偏向走
    査装置。
  5. 【請求項5】 軸受に回転自在に支承された回転軸と、
    該軸に固着されたロータと、弾性押圧手段によって前記
    ロータに一体的に結合された回転多面鏡と、ステータか
    らなり、前記ロータ,前記ステータからなるモータによ
    って前記回転多面鏡を回転駆動する偏向走査装置におい
    て、前記ロータ,前記弾性押圧手段,前記回転多面鏡の
    うちの少なくとも1つの部材に前記回転軸の中心を中心
    とする同心円状の凹部設けられており、該凹部は上向
    きであり、該凹部に回転時の回転不釣合を除去するため
    に比重の異なった紫外線硬化型接着剤であるバランスウ
    エイトを複数付着せしめたことを特徴とする偏向走査装
    置。
JP344893A 1993-01-12 1993-01-12 偏向走査装置 Expired - Lifetime JP3227246B2 (ja)

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JP344893A JP3227246B2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 偏向走査装置
KR1019940000341A KR0184648B1 (ko) 1993-01-12 1994-01-11 편향 주사 장치
EP94100296A EP0606887B1 (en) 1993-01-12 1994-01-11 Deflection scanning apparatus
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