JP4608826B2 - コンバインの走行伝動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインの走行伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走行用ミッションケースのギヤ配列においてデファレンシャルギヤ等による差動ギヤ装置を有するものでは、走行車等で操向旋回を行うときに円滑な旋回作用が可能となり移動時間を短縮できるという利点があるが、単一の油圧式無段変速装置で直進時と旋回時の駆動を行うときは回転速度等に違いがあるため、従来では、直進用と旋回用とに各別の無段変速装置を設けて各々駆動を行うもの等が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように走行用ミッションケースに差動ギヤ装置を有し、直進用と旋回用とに各別の無段変速装置を設けて各々駆動を行うものでは構成が複雑にななると共に、コスト高になるという難点があった。
【0004】
そこでコスト低減のため、ミッションケースの伝動機構側において旋回用無段変速装置の代わりを行わせるものでは、操向クラッチを作用させる操向切替電磁弁と旋回クラッチを作用させる比例減圧電磁弁を作動させる油圧回路において、該両電磁弁を切り替えるタイミング制御の煩雑さが増大する恐れがある。
【0005】
このため、前記の如き操向クラッチと旋回クラッチの作用を切り替えるタイミング制御の煩雑さを改善する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、油圧式無段変速装置から副変速部(V)を経て動力が伝動される変速伝動軸(35)に備えた変速伝動ギヤ(39)と、操向クラッチ軸(40)の中央に備えられ左右両側にクラッチ爪(41a)を有する操向センタギヤ(41)とを噛合せ、該操向センタギヤ(41)の左右両側に、前記クラッチ爪(41a)と噛合うことで操向クラッチ)を形成する左右のクラッチギヤ(1a)を左右摺動可能に遊転状態に軸承し、該左右のクラッチギヤ(1a)と左右の車軸(45)の端部に備えた車軸ギヤ(46)とを噛合せて直進伝動系)を構成し前記変速伝動ギヤ(39)と旋回中間軸(48)に備えた直進中継ギヤ(49)とを噛合せ、該直進中継ギヤ(49)と噛合う直進ギヤ(50)と直進クラッチ(51)とを両端部に固定した第1円筒体(52)を旋回クラッチ軸(53)に遊転状態に軸承し、前記旋回中間軸(48)に備えた旋回中継ギヤ(54)と噛合う旋回ギヤ(55)と該旋回ギヤ(55)に隣接する旋回クラッチ)とを固定した第2円筒体(56)を、前記第1円筒体(52)の外周に重ねて遊転状態に軸承し、前記旋回クラッチ軸(53)の端部に備えた旋回駆動ギヤ(59)と差動ギヤ装置(2)のデフケース(2b)に備えたデフケースギヤ(2c)とを噛合せ、該デフケース(2b)に内装された左右のデファレンシャルギヤ(2a)をデフ支軸(60)に遊転状態に軸承し、該左右のデファレンシャルギヤ(2a)のボス部にデフ出力ギヤ(61)を各々設け、該左右のデフ出力ギヤ(61)と前記左右の車軸ギヤ(46)とを噛合せて旋回伝動系)を構成し油圧ポンプ(65)の駆動によりリリーフ弁(66)で昇圧された圧油を減圧弁(67)へり、該減圧弁(67)で圧力補償された圧電磁比例減圧を介して旋回クラッチ(3)へ送る構成としたことを特徴とするコンバインの走行伝動装置とする。
【0007】
【0008】
請求項2記載の発明は、前記リリーフ弁(66)通過後の油路に優先分流弁(68)を接続し該優先分流弁(68)の2つの出力ポートのうちの一方の出力ポートを刈取昇降切替弁(69)を介して刈取昇降シリンダ(23)へ接続し前記優先分流弁(68)の2つの出力ポートのうちの他方の出力ポートを操向用の電磁切替弁(70)を介して左右の操向クラッチを作させるプッシュシリンダ)へ接続したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの走行伝動装置とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によるとコンバインを例えば左へ旋回させるき、左の操向クラッチ切ると共に旋回クラッチ(3)を半接続状態から完全接続状態まで変化させることで左の車軸ギヤを右の車軸ギヤに対してやかに回転させる旋回状態と左の車軸ギヤの回転を停止させる旋回状態と左の車軸ギヤを右の車軸ギヤに対して逆回転させる旋回状態とに連続して切り替えることができる
【0013】
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏するうえで優先分流弁(68)から送られる一方の圧油により刈取昇降シリンダ(23)を作動させると共に、他方の圧油によりプッシュシリンダ)を動さ、操向クラッチ)を入・切作動させることができる。
そして、この操向クラッチ(1)を切り、減圧弁(67)で圧力補償された圧油を電磁比例減圧弁(6)を介して旋回クラッチ(3)へ送り、この電磁比例減圧弁(6)による旋回クラッチ(3)の圧力制御により、左の車軸ギヤを右の車軸ギヤに対して緩やかに回転させる旋回状態から、左の車軸ギヤの回転を停止させる旋回状態を経て、左の車軸ギヤを右の車軸ギヤに対して逆回転させる旋回状態まで連続して切り替えることができると共に、旋回開始時のショックを軽減することができる。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施例を走行車等としてのコンバインについて図面に基づき説明する。
図10はコンバインの全体構成を示すもので、車台10の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラ11を張設した走行装置12を配設すると共に、該車台10上にフィードチェン13に挟持し搬送供給される穀稈の脱穀を行い、この脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留するグレンタンク14と、このタンク14に貯留された穀粒を機外へ排出する排穀オーガ15を備えた脱穀装置16を載置し、この脱穀装置16の後端部に排藁処理装置17を装架構成させる。
【0016】
該脱穀装置16の前方に、前端側から未刈穀稈を分草する分草体18と、分草された穀稈を引き起こす引起部19と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部20と、この刈り取られた穀稈を掻き込むと共に、搬送途上において扱深さを調節して搬送される穀稈を引き継いで該フィードチェン13へ受け渡しする供給調節搬送部21等を有する刈取装置22を、油圧駆動による刈取昇降シリンダ23により土壌面に対して昇降自在なるよう該車台10の前端部へ懸架構成させる。
【0017】
該刈取装置22の一側にコンバインの操作制御を行う操作装置24と、この操作のための操作席25を設け、この操作席25の後方側に前記グレンタンク14を配置すると共に下方側にエンジン26を搭載し、これらの走行装置12,脱穀装置16,刈取装置22,操作装置24,エンジン26等によってコンバインの機体27を構成させる。
【0018】
該走行装置12は車台10の前部側に走行用ミッションケース4を装架しており、このミッションケース4の伝動機構は、図9に示す如く、該エンジン26からベルト伝動により、該操作装置24の一側に配設した主変速レバー28により主変速を行う走行用の油圧式無段変速装置の可変ポンプ29に連結し、この可変ポンプ29により一体的に駆動する油圧モータ30を、第1軸としての入力軸31に入力連動し、この入力軸31に入力ギヤ32を軸止して構成させる。
【0019】
直進伝動系Dとして、該入力ギヤ32と、第2軸としての変速駆動軸33にスプライン等により摺動可能に軸回転させる三連の変速伝動ギヤ34の大径ギヤとを噛合連動させると共に、この摺動する変速伝動ギヤ34と、第3軸としての変速伝動軸35に軸止する高速駆動ギヤ36,中速駆動ギヤ37,低速駆動ギヤ38とを各々噛合連動させることによって高速,中速,低速に変速する副変速部Vを構成する。
【0020】
該変速伝動軸35の高速駆動ギヤ36と中速駆動ギヤ37との間に軸止する変速伝動ギヤ39と、第4軸としての操向クラッチ軸40のセンターに軸止する内径左右側にクラッチ爪41aを有する操向センタギヤ41とを噛合連動させると共に、該操向センタギヤ41の両側に各々左右の操向クラッチ1を左右摺動可能に遊転軸承して構成させる。
【0021】
該左右の操向クラッチ1のクラッチギヤ1aを、このクラッチギヤ1aの外端部に隣設する左右のシフタ溝1bに嵌入した左右のシフタ42の作用により、操向センタギヤ41のクラッチ爪41aに各々噛合接続して入・切させ直進時の左右舵取り及び操向旋回を行わせると共に、左右の操向クラッチ1の接続復帰を補助する左右のリターンスプリング43を装填して構成させる。
【0022】
該左右の操向クラッチ1のクラッチギヤ1aと、第5軸としての左右の車軸45の一端部に各々軸止した車軸ギヤ46とを噛合連動させると共に、この左右の車軸45の外部他端部に前記走行クローラ11を駆動する左右の走行スプロケット47を軸止して構成させる。
【0023】
次に、旋回伝動系Tとして、前記変速伝動軸35の変速伝動ギヤ39と、第6軸としての旋回中間軸48に軸止する直進中継ギヤ49とを噛合連動させ、この直進中継ギヤ49と噛合連動する直進ギヤ50と直進クラッチ51を両端部に固定した長円筒メタル(第1円筒体)52を第7軸としての旋回クラッチ軸53に遊転軸承して構成させる。
【0024】
該旋回中間軸48に軸止する旋回中継ギヤ54と噛合連動する旋回ギヤ55と旋回クラッチ3を隣接して固定した短円筒メタル(第2円筒体)56を、長円筒メタル52に重設して遊転軸承させると共に、旋回クラッチ3と直進クラッチ51との間に直進クラッチ51を常時作用可能に押圧するクラッチスプリング57を配設し、該両クラッチ3,51の外枠リング58を旋回クラッチ軸53の一方の軸端部に軸止して構成させる。
【0025】
該旋回クラッチ軸53の他端部に軸止した旋回駆動ギヤ59と、差動ギヤ装置2においてデファレンシャルギヤ2aを内装したデフケース2bを回転駆動するデフケースギヤ2cとを噛合連動させ、左右方向のデファレンシャルギヤ2aを第8軸としてのデフ支軸60に遊転軸承すると共に、このデファレンシャルギヤ2aのボス部に左右のデフ出力ギヤ61を各々軸止し、このデフ出力ギヤ61と前記車軸ギヤ46とを噛合連動して構成させる。
【0026】
該両クラッチ3,51の外枠リング58に隣接して、カムの作用により該リング58を押圧して制動する駐車ブレーキ62を配設すると共に、この駐車ブレーキ62を作動させるブレーキレバー63を該ケース4の外部に取り付けて構成させる。
【0027】
エンジン26からの動力を、油圧式無段変速装置の可変ポンプ29へ入力し、この可変ポンプ29によって駆動される油圧モータ30による主変速動力を入力軸31に入力連動し、この入力軸31の入力ギヤ32から変速駆動軸33に摺動する三連の変速伝動ギヤ34の大径ギヤに連動し、この変速伝動ギヤ34を摺動させて高速駆動ギヤ36,中速駆動ギヤ37,低速駆動ギヤ38に各々連動させることによって副変速駆動を行わせる。
【0028】
この副変速された動力によって機体27を直進させるときは、変速伝動軸35の変速伝動ギヤ39から操向クラッチ軸40の操向センタギヤ41に連動し、この操向センタギヤ41に左右の操向クラッチ1のクラッチギヤ1aを噛合接続させ、このクラッチギヤ1aから左右の車軸ギヤ46への連動により左右の走行スプロケット47を同時に駆動させる。
【0029】
一方、該変速伝動軸35の変速伝動ギヤ39から旋回中間軸48の直進中継ギヤ49を介して直進ギヤ50に連動し、この直進ギヤ50から長円筒メタル52を介しクラッチスプリング57によって常時入りとしている直進クラッチ51の作用により旋回クラッチ軸53を駆動させる。
【0030】
この旋回クラッチ軸53の駆動により旋回駆動ギヤ59から差動ギヤ装置2におけるデフケース2bのデフケースギヤ2cに連動すると共に、このデフケースギヤ2cからデファレンシャルギヤ2aの作用により差動連動される左右のデフ出力ギヤ61を、前記左右の車軸ギヤ46の回転に対し各々同速回転となるよう組み合わせて連動させる。
【0031】
次に、機体27を旋回させるときは、該変速伝動軸35の変速伝動ギヤ39から旋回中間軸48の旋回中継ギヤ54を介して旋回ギヤ55に連動し、この旋回ギヤ55から短円筒メタル56を介し旋回クラッチ3の入りにより該クラッチスプリング57の押圧を解除して直進クラッチ51を切ると同時に、旋回クラッチ3の入りによって旋回クラッチ軸53を駆動させる。
【0032】
この旋回クラッチ軸53の駆動により旋回駆動ギヤ59から差動ギヤ装置2におけるデフケース2bのデフケースギヤ2cに連動すると共に、このデフケースギヤ2cからデファレンシャルギヤ2aの作用により差動連動される左右のデフ出力ギヤ61を駆動させる。
【0033】
例えば、左へ旋回するときは、左の操向クラッチ1を切ると同時に、旋回クラッチ3の入りを半接続状態から完全接続状態まで変化させることによって、左のデフ出力ギヤ61により左の車軸ギヤ46の回転数を、通常に回転している右の車軸ギヤ46の回転数に対し、少し緩やかに回転させるマイルド旋回,停止させるブレーキ旋回,1/4逆回転させるスピン旋回の各旋回作用を機体27を停止させることなく連続して切り替えることができる。
【0034】
このようなコンバインの作業時において、前記走行用ミッションケース4における直進伝動系Dの操向クラッチ1を入・切作用させるプッシュシリンダ5と、刈取装置22を昇降させる刈取昇降シリンダ23と、旋回伝動系Tの旋回クラッチ3を入・切作用させる比例減圧電磁弁6とを圧油作動させる。
【0035】
このような圧油作動を行うものとして、図4に示す如き油圧回路Aにおいて、油タンク64から油圧ポンプ65の駆動によりリリーフ弁66を介して昇圧供給された圧油を減圧弁67に送り、この減圧弁67により圧力補償された2次圧力側の圧油を3ポート切り替えによる比例減圧電磁弁(電磁比例減圧弁)6を介して旋回クラッチ3を作用可能に送油接続して構成させる。
【0036】
該リリーフ弁66による1次圧力側の圧油を、従来開示されている回路としての3ポート・2位置切り替えによる優先分流弁68へ送り、この優先分流弁68から一方を4ポート・3位置切り替えによる刈取昇降切替弁69を介して刈取昇降シリンダ23を作動可能に送油接続させると共に、他方を4ポート・3位置切り替えによる操向切替電磁弁(操向用の電磁切替弁)70を介して左右のプッシュシリンダ5を作動可能に送油接続して構成させる。
【0037】
該操向切替電磁弁70の圧油逃がしとして2ポート・2位置切り替えによるチェック弁71を接続し、このチェック弁71と畦際作業時に切替操作する畦際レバー72とを連結して構成させる
油圧ポンプ65からの圧油をリリーフ弁66を介して優先分流弁68へ送り、この優先分流弁68の片方の圧油により刈取昇降シリンダ23を作動させると共に、他方の圧油によりプッシュシリンダ5を作動させ操向クラッチ1を入・切作用させる。
【0038】
この操向クラッチ1の切りによって、油圧ポンプ65からの圧油を減圧弁67を介して比例減圧電磁弁6へ送油し作動させ、旋回クラッチ3の入り作用による圧力制御により、半接続状態のマイルド旋回からブレーキ旋回を経て完全接続状態のスピン旋回まで、差動ギヤ装置2を介し連続して切り替え実行させることができると共に、旋回開始時のショックを軽減することができる。
【0039】
なお、該チェック弁71は常時は圧油を逃がしているが、畦際作業時に畦際レバー72の操作により圧油の逃がしを阻止してプッシュシリンダ5を作動させることにより、左右の操向クラッチ1を同時に切り作用を行うと共に、差動ギヤ装置2の左右のデフ出力ギヤ61の回転を同時に止め、機体27の走行を停止して刈取及び脱穀作業のみを行わせることができる。
【0040】
また、前記図4の油圧回路Aにおける減圧弁67を省略した構成として、図5に示す如き油圧回路Bは、前記油圧ポンプ65からの圧油を優先分流弁68へ送り、この優先分流弁68から一方を刈取昇降切替弁69を介して刈取昇降シリンダ23を作動可能に送油接続させると共に、他方を操向切替電磁弁70を介して左右のプッシュシリンダ5を作動可能に送油接続し、優先分流弁68と操向切替電磁弁70との間に比例減圧電磁弁6を介して旋回クラッチ3を作用可能に接続して構成させる。
【0041】
この油圧回路Bの配置では、前記油圧回路Aに対し減圧弁67を省略できるからコストを低減できると共に、プッシュシリンダ5の作動圧によって比例減圧電磁弁6を作動させ旋回クラッチ3の圧力制御を行うことにより、プッシュシリンダ5の作動後に比例減圧電磁弁6が作動するタイミングとなりメカロックを起こす恐れがなく、円滑な旋回性能を得ることができる。
【0042】
また、前記図5の油圧回路Bにおける優先分流弁68の代わりに減圧弁67を配置した構成として、図6に示す如き油圧回路Cは、前記油圧ポンプ65からの圧油を減圧弁67へ送り、この減圧弁67による圧力補償された2次圧力側の圧油により比例減圧電磁弁6を介して旋回クラッチ3を作用可能に送油接続させると共に、この比例減圧電磁弁6を経て操向切替電磁弁70を介して左右のプッシュシリンダ5を作動可能に送油接続し、前記リリーフ弁66による1次圧力側の圧油により刈取昇降切替弁69を介して刈取昇降シリンダ23を作動可能に送油接続して構成させる。
【0043】
この油圧回路Cの配置では、前記油圧回路Bの優先分流弁68に対し、圧力補償された一定圧力の圧油を供給することができるから油温の変化等に影響されることがなく、確実な作動により旋回クラッチ3の圧力制御を行い円滑な旋回性能を得ることができる。このことから油圧回路Bにおける如く、旋回クラッチ3の圧力制御をリリーフ構成とする場合のようにリリーフ部からの油漏れにより作動流量が不足する恐れがないと共に、作動時間に影響を及ぼすこともない。
【0044】
また、前記図6の油圧回路Cに示す如き、減圧弁67により圧力補償された2次圧力側の圧油を比例減圧電磁弁6を経て操向切替電磁弁70へ送油する状態において、図3に示す如き油圧回路Dは、比例減圧電磁弁6の代わりに4ポート・3位置切り替えによる方向切替電磁弁9を接続し、この方向切替電磁弁9による絞り量を2段階に変更する絞り回路9aの切り替えによって、変圧調節した圧油により各々旋回クラッチ3を作用可能に送油接続して構成させる。
【0045】
この油圧回路Dの配置では、方向切替電磁弁9における絞り回路9aをシンプルな切替え方式としていることにより、該比例減圧電磁弁6を配置しているときのように圧油の汚染物質等により作動を阻害される恐れがない。
また、前記図5の油圧回路Bにおける比例減圧電磁弁6の配置を変更する構成として、図7に示す如き油圧回路Eは、前記油圧ポンプ65からの圧油を優先分流弁68へ送り、この優先分流弁68から一方を刈取昇降切替弁69を介して刈取昇降シリンダ23を作動可能に送油接続させると共に、他方を操向切替電磁弁70を介して左右のプッシュシリンダ5を作動可能に送油接続し、該シリンダ5からの排出油を比例減圧電磁弁6に受け、この電磁弁6を介して旋回クラッチ3を作用可能に送油接続して構成させる。
【0046】
この油圧回路Eの配置では、該優先分流弁68から送られる一方の圧油により刈取昇降シリンダ23を作動させると共に、他方の圧油によるプッシュシリンダ5の作動終了により排出される圧油を比例減圧電磁弁6に受けて作動させ旋回クラッチ3の圧力制御を行わせるから、該プッシュシリンダ5の作動後に確実に比例減圧電磁弁6を作動させることが可能となり、コントローラ等の待ち時間設定による時間的制約や操向クラッチ1の切り確認も不要で、旋回径への影響もなく円滑な旋回性能を得ることができる。なお、該減圧弁67の省略によりコストを低減することができる。
【0047】
また、前記図7の油圧回路Eに示す如き、優先分流弁68から一方を刈取昇降切替弁69を介して刈取昇降シリンダ23を作動可能に送油接続させると共に、他方を操向切替電磁弁70を介して左右のプッシュシリンダ5を作動可能に送油接続し、該シリンダ5からの排出油を比例減圧電磁弁6に受ける状態において、図2に示す如き油圧回路Fは、比例減圧電磁弁6の代わりにパワステリリーフ弁8を接続し、このリリーフ弁8に連結したパワステレバー73の傾動操作により変圧した圧油によって旋回クラッチ3を作用可能に送油接続して構成させる。
【0048】
この油圧回路Fの配置では、前記油圧回路Bの如く減圧弁67を省略できるからコストを低減できると共に、プッシュシリンダ5の作動終了により排出される圧油をパワステリリーフ弁8へ送油し、パワステレバー73の傾動操作により旋回クラッチ3の圧力制御を行うことにより、操向クラッチ1の切り確認が不要となりタイムラグもなく、円滑な旋回性能を得ることができる。なお、メンテナンスも容易である。
【0049】
また、前記図7の油圧回路Eにおける比例減圧電磁弁6の配置を変更する構成として、図1に示す如き油圧回路Gは、前記油圧ポンプ65からの圧油を優先分流弁68へ送り、この優先分流弁68から一方を刈取昇降切替弁69を介して刈取昇降シリンダ23を作動可能に送油接続させると共に、他方を操向切替電磁弁70からシーケンス弁7を経て比例減圧電磁弁6を作動可能に送油接続させ、操向切替電磁弁70により左右のプッシュシリンダ5を作動可能に、比例減圧電磁弁6により旋回クラッチ3を作用可能に各々送油接続して構成させる。
【0050】
この油圧回路Gの配置では、前記油圧回路Bの如く減圧弁67を省略できるからコストを低減できると共に、該優先分流弁68から送られる一方の圧油により刈取昇降シリンダ23を作動させると共に、他方の圧油によりプッシュシリンダ5を作動させ、この作動終了に伴う圧力上昇によりシーケンス弁7の通油を可能とし、このシーケンス弁7からの送油による比例減圧電磁弁6の作動により旋回クラッチ3の圧力制御を行わせる。
【0051】
このように、該プッシュシリンダ5の作動後にシーケンス弁7により確実に比例減圧電磁弁6を作動させることができるから、コントローラ等の待ち時間設定による時間的制約や操向クラッチ1の切り確認も不要で、旋回径への影響もなく円滑な旋回性能を得ることができる。
【0052】
また、前記の如き油圧作動により旋回作用を行うときに、パワステレバー73の傾動操作をセンサ等の検出手段により検出した該レバー73の傾動角度に応じて比例減圧電磁弁6を作動させ旋回クラッチ3の圧力制御を行うものにおいて、従来では、該レバー73の傾動角度の検出値を、常に電流に変換して比例減圧電磁弁6に与えていたため、該電磁弁6の特性上、応答遅れやヒステリシス等の発生により安定性に欠けるものであった。
【0053】
このため、前記プッシュシリンダ5側の作動を優先させ、該シリンダ5が操向切替電磁弁70のONによる作動後、例えば100ミリセカンド待って比例減圧電磁弁6による旋回クラッチ3側の出力を開始させるようにすると共に、該レバー73の傾動角度の検出値を、例えば100〜200ミリセカンドの移動平均値とするよう設定させる。
【0054】
このように設定することにより、該レバー73操作時の手振れや振動等による検出値の変化は無視することができると共に、プッシュシリンダ5側を確実に切ってから旋回クラッチ3の圧力制御を行わせることができる。
なお、前記の如き旋回クラッチ3の圧力制御を行うものにおいて、図8に示す如く、パワステレバー73における傾動操作領域を、不感帯域からスピン旋回位置まで複数の段階的制御とすることにより、更に効果を助長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 操向及び旋回クラッチと刈取昇降シリンダ制御の油圧回路を示すブロック図。
【図2】 操向及び旋回クラッチと刈取昇降シリンダ制御の油圧回路を示すブロック図。
【図3】 比例減圧電磁弁に代わる方向切替電磁弁の油圧回路を示す部分的ブロック図。
【図4】 操向及び旋回クラッチと刈取昇降シリンダ制御の油圧回路を示すブロック図。
【図5】 操向及び旋回クラッチと刈取昇降シリンダ制御の油圧回路を示すブロック図。
【図6】 操向及び旋回クラッチと刈取昇降シリンダ制御の油圧回路を示すブロック図。
【図7】 操向及び旋回クラッチと刈取昇降シリンダ制御の油圧回路を示すブロック図。
【図8】 パワステレバーの傾動操作領域における複数の段階的な制御状態を示す線図。
【図9】 走行用ミッションケースの伝動構成によるギヤの配列状態を示す正面展開図。
【図10】 コンバインにおける全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 操向クラッチ
1a クラッチギヤ
2 差動ギヤ装置
2a デファレンシャルギヤ
2b デフケース
2c デフケースギヤ
3 旋回クラッチ
5 プッシュシリンダ
電磁比例減圧弁
23 刈取昇降シリンダ
35 変速伝動軸
39 変速伝動ギヤ
40 操向クラッチ軸
41 操向センタギヤ
41a クラッチ爪
45 車軸
46 車軸ギヤ
48 旋回中間軸
49 直進中継ギヤ
50 直進ギヤ
51 直進クラッチ
52 長円筒メタル(第1円筒体)
56 短円筒メタル(第2円筒体)
53 旋回クラッチ軸
54 旋回中継ギヤ
55 旋回ギヤ
59 旋回駆動ギヤ
60 デフ支軸
61 デフ出力ギヤ
65 油圧ポンプ
66 リリーフ弁
67 減圧弁
68 優先分流弁
69 刈取昇降切替弁
70 操向用の電磁切替弁
D 直進伝動系
T 旋回伝動系
副変速部

Claims (2)

  1. 油圧式無段変速装置から副変速部(V)を経て動力が伝動される変速伝動軸(35)に備えた変速伝動ギヤ(39)と、操向クラッチ軸(40)の中央に備えられ左右両側にクラッチ爪(41a)を有する操向センタギヤ(41)とを噛合せ、該操向センタギヤ(41)の左右両側に、前記クラッチ爪(41a)と噛合うことで操向クラッチ)を形成する左右のクラッチギヤ(1a)を左右摺動可能に遊転状態に軸承し、該左右のクラッチギヤ(1a)と左右の車軸(45)の端部に備えた車軸ギヤ(46)とを噛合せて直進伝動系)を構成し前記変速伝動ギヤ(39)と旋回中間軸(48)に備えた直進中継ギヤ(49)とを噛合せ、該直進中継ギヤ(49)と噛合う直進ギヤ(50)と直進クラッチ(51)とを両端部に固定した第1円筒体(52)を旋回クラッチ軸(53)に遊転状態に軸承し、前記旋回中間軸(48)に備えた旋回中継ギヤ(54)と噛合う旋回ギヤ(55)と該旋回ギヤ(55)に隣接する旋回クラッチ)とを固定した第2円筒体(56)を、前記第1円筒体(52)の外周に重ねて遊転状態に軸承し、前記旋回クラッチ軸(53)の端部に備えた旋回駆動ギヤ(59)と差動ギヤ装置(2)のデフケース(2b)に備えたデフケースギヤ(2c)とを噛合せ、該デフケース(2b)に内装された左右のデファレンシャルギヤ(2a)をデフ支軸(60)に遊転状態に軸承し、該左右のデファレンシャルギヤ(2a)のボス部にデフ出力ギヤ(61)を各々設け、該左右のデフ出力ギヤ(61)と前記左右の車軸ギヤ(46)とを噛合せて旋回伝動系)を構成し油圧ポンプ(65)の駆動によりリリーフ弁(66)で昇圧された圧油を減圧弁(67)へり、該減圧弁(67)で圧力補償された圧電磁比例減圧を介して旋回クラッチ(3)へ送る構成としたことを特徴とするコンバインの走行伝動装置。
  2. 前記リリーフ弁(66)通過後の油路に優先分流弁(68)を接続し該優先分流弁(68)の2つの出力ポートのうちの一方の出力ポートを刈取昇降切替弁(69)を介して刈取昇降シリンダ(23)へ接続し前記優先分流弁(68)の2つの出力ポートのうちの他方の出力ポートを操向用の電磁切替弁(70)を介して左右の操向クラッチを作させるプッシュシリンダ)へ接続したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの走行伝動装置。
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