JP4604322B2 - ブリーザ - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等の自動変速機等の装置に装着され、装置内部圧力が変化した際に減圧等をして装置内圧の調整を行うブリーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のブリーザとしては、例えば図5〜図7に示すようなものが知られている。
【0003】
図5のブリーザ101は、連通孔104を有する略円筒状で外周につば部107が設けられた樹脂製のブリーザ本体102と、ブリーザ本体102の周りを覆うゴム状弾性体製のゴムカバー103と、から成っている。
【0004】
ブリーザ本体102は、下側に開口した内部の連通孔104と、下端側で自動変速機等の装置のケース110に設けられた開口部に係合される係合部105と、上端側で連通孔104の上部を覆ってゴムカバー103を固定する固定部106と、係合部105と固定部106との間のブリーザ本体102の外周に外径方向に延びる3つのつば部107と、を備えている。
【0005】
係合部105には、ブリーザ本体102の下端外周でケース110に係止する係止部105aと、係止部105aと共にケース110を挟み付けるつば部107と同様に外径方向に延びる平板部105bと、が設けられている。
【0006】
固定部106には、ブリーザ本体102の上端でゴムカバー103を係止する係止片106aと、連通孔104を外部に導通させる通路106cを有してつば部107と等しい外径を有する外径方向に延びるフランジ部106bと、が設けられている。
【0007】
つば部107は、ブリーザ本体102の外周に3つ上下方向に並んで設けられている。つば部107には切り欠き107aが設けられており、この切り欠き107aは隣のつば部107の切り欠き107aと半周ずれて配置されている。
【0008】
ゴムカバー103は、ブリーザ本体102上端側の係止片106aに固定され、フランジ部106bに沿って外径方向に延びた後、フランジ部106bの外径先端からつば部107の外径先端に当接するように下方に延び、ブリーザ本体102の外周を覆っている傘状部材である。このため、固定部106のフランジ部106bの外部に開いた通路106cの開口部はゴムカバー103で覆われている。また図5では、ゴムカバー103の垂れ下がった先端は、係合部105の平板部105bに密接している。
【0009】
上記のように構成されたブリーザ101は、係合部105をケース110の開口部110aに挿入し、係合部105の係止部105aと平板部105bとでケース110を挟みブリーザ本体102をケース110の開口部110aに保持することで、ケース110に装着される。
【0010】
これにより、ブリーザ101では、ケース110内部がブリーザ本体102内部の連通孔104及び通路106cに導通する。このため、ケース110内部の内部圧力が高くなった場合には、高い内部圧力はブリーザ101の通路106cまで伝わる。そして、内部圧力が所定圧を超えると、通路106cの開口部を覆うゴムカバー103が押し広げられて排気が行われ、内部圧力を減圧する。これにより、ケース110内部の内部圧力の調整が行われるようになっている。
【0011】
ここで、ゴムカバー103が押し広げられて行われる排気は、図示矢印のように、まず、通路106cの開口部を覆うゴムカバー103が押し広げられて通路106cからフランジ部106bとつば部107の間へ排気が行われ、次に、つば部107の切り欠き107aを介して下方に流れていき、最終的に、ゴムカバー103の垂れ下がった先端を平板部105bから離間して外部へ排気される。
【0012】
以上、図5に示すブリーザ101について説明したが、図6に示すブリーザ101は図5の変形例であり、開弁圧に差があるだけで同様に排気が行われる。
【0013】
即ち、図6(a)はゴムカバー103の先端が平板部105bとは密接しない点が異なり、図6(b)はつば部107が1つ減って2つになり、ゴムカバー103の先端が平板部105bとは密接しない点が異なり、図6(c)は図6(b)の構成に加え、連通孔104と導通するフランジ部106bの通路106cをさらに増やした点が異なる。
【0014】
また、図7に示すブリーザ201は、円筒状のブリーザ本体202とゴムカバー203が一体的にゴム状弾性体で構成されており、ブリーザ本体202の一部にスリット202aが設けられている。この図7のブリーザ201での排気は、スリット202aを内部圧力で押し広げ、さらにゴムカバー203の下方に延びる先端を押し広げることで行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図5〜図7に示す従来技術のブリーザは、ケースに直接装着されてブリーザ本体に設けられた連通孔から外部へ排気を行う排気経路だけが形成されているので、内部圧力が高まって排気される際に、オイルミスト等の気体だけでなく、オイル等の液体も排出してしまう問題があった。
【0016】
即ち、ケース内部にオイル等の液体が多い場合に、ブリーザへ排出されたオイル等の液体は回収されることがないので、内部圧力が高まるとそのままブリーザの排気経路に従って外部へ排出されてしまうのである。
【0017】
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するものであり、その目的とするところは、ケース内部の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うブリーザを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、ケース表面上に囲まれた空間を形成するカバーと、前記ケース内部から前記カバーの外部へ通じる排気経路と、前記ケース内部から前記空間に排出された液体をケース内部に回収させる液体回収経路と、前記カバー内の空間を、前記排気経路の一部となる排気室と、前記液体回収経路の一部となり、かつ前記排気室よりも下方に設けられる液体回収室とに仕切る仕切り部材と、を備え、前記仕切り部材には、前記ケース内部の内部圧力が所定圧を超えると弁を開いて、前記排気経路を通じて前記カバーの外部へ排気を行う弁が設けられたブリーザであって、前記カバーの端部と前記仕切り部材との間の隙間が、前記排気室から前記カバーの外部へ通じる排気孔として構成されると共に、前記カバーは、前記排気孔を塞ぐように、前記仕切り部材に対して押し付け可能に構成されていることを特徴とする。
【0019】
したがって、排気経路の他に液体回収経路を備えているので、ケース内部から排出された液体を、液体回収経路を通って再びケース内部へ回収することができ、ケース内部の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うことができる。
【0029】
また、カバーが、排気孔を塞ぐように、仕切り部材に対して押し付け可能に構成されていることで、カバーを押し付けて排気孔を塞ぐことにより、排気経路以外で外部への漏れがあるかどうか検査するリークテストがブリーザ単体で精度よく容易に行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0031】
参考例
図1を用いて参考例に係るブリーザ1の構成について説明する。ブリーザ1は、ケース10に設けられた排気路10aからケース10内部の内部圧力の排気を行い、排気路10aに混入した油等の液体はケース10に設けられた液体回収路10bへ回収させるものである。
【0032】
ブリーザ1は、ケース10のねじ穴10cに締結される六角ボルト2と、六角ボルト2の周りを覆い、囲まれた空間を設けるカバー3と、カバー3によって設けられた六角ボルト2周辺の空間に装着されたチェックバルブ4と、から成っている。
【0033】
六角ボルト2は、材質が鋼であり、頭部2aと軸部2bとねじ部2cとを備え、ねじ部2cが鉛直下向きにケース10のねじ穴10cに締結される。
【0034】
この六角ボルト2には、軸部2b及びねじ部2cの軸心にねじ部2c先端から空けられた連通孔2dと、連通孔2dと直交して連通し、軸部2b外周面に開口する第1,第2通路と2e,2f、が設けられている。
【0035】
カバー3は、例えばナイロン等のポリアミド樹脂を材質とした傘状部材であり、六角ボルト2の頭部2aの根元に装着され、円形に設けられた円板部3aと、円板部3aの外径端に下向きに延びる円筒部3bと、を備えている。
【0036】
円板部3aには、六角ボルト2を挿通する挿通孔3cが設けられている。
【0037】
円筒部3bには、外部へ排気する排気孔3dが設けられており、また、円板部3aに連続する内周が小径の小径部3eと、小径部3eからさらに下方の内周が大径の大径部3fと、から構成されている。
【0038】
チェックバルブ4は、冷間圧延鋼板製の金属環5と、その金属環の周りのアクリル系ゴム等の材質から成るゴム状弾性体6と、で構成されている。
【0039】
金属環5は、円環部5aと、円環部5aの内径端から上向きに折り曲がって上方へ延びる第1円筒部5bと、円環部5aの外径端から下向きに折り曲がって下方へ延びる第2円筒部5cと、から構成されている。
【0040】
そして、チェックバルブ4は、円環部5aの上面から上方向且つ外径方向に向かって延びるゴム状弾性体6で可撓性の弁手段としてのリップ部4aと、第1円筒部5b周りをゴム状弾性体6で覆って六角ボルト2の軸部2bに密接するシール部4bと、円環部5a下面側で第2円筒部5c内周側にリング状にゴム状弾性体6で設けられてケース10と密接するリング部4cと、を備えている。リング部4cには、ケース10と密接時に漏れのないように環状突起4dが下向きに設けられている。
【0041】
ゴム状弾性体6は、円環部5a上面でリップ部4aからシール部4bにつながり、さらにシール部4bからリング部4cへと円環部5a下面側につながって一体成形されている。このゴム状弾性体6を成形時にまわり易くするために円環部5aには上下面に貫通した孔5dが設けられている。
【0042】
チェックバルブ4は、金属環5の第2円筒部5cをカバー3の円筒部3bの大径部3fに嵌め合わせて固定され、六角ボルト2の軸部2bにシール部4bを密接させると共に、リップ部4aの先端をカバー3の円板部3a下面に離間可能に当接させている。
【0043】
これにより、カバー3内の空間がチェックバルブ4で上下に仕切られて、チェックバルブ4上側のチェックバルブ4のリップ部4aを有する排気室7と、チェックバルブ4下側の液体回収室8と、が設けられる。
【0044】
この排気室7と液体回収室8には、六角ボルト2の連通孔2dから通じる第1,第2通路2e,2fがそれぞれ別々に開口する。
【0045】
そして、このブリーザ1は六角ボルト2のねじ部2bがケース10のねじ穴10cに締結されて装着される。ここで、ケース10には、ケース10内部からねじ穴10cに通じる排気路10aと、液体回収室8からケース10内部に通じる液体回収路10bと、が設けられている。
【0046】
以上の構成のブリーザ1をケース10に装着した場合の作用を以下に説明する。
【0047】
ブリーザ1がケース10に装着されると、排気路10aはねじ穴10cを経て六角ボルト2の連通孔2dにつながり、また、液体回収室8が液体回収路10bとつながる。
【0048】
このため、ケース10内部の内部圧は、ケース10内部から排気路10aを経て排気室7及び液体回収室8等のブリーザ1内に伝わる。
【0049】
そして、内部圧力が所定圧を超えると、チェックバルブ4のリップ部4aがカバー3の円板部3aとの当接状態から離間して開弁し、排気室7からカバー3の円筒部3bの排気孔3dを通じ外部へ排気が行われ、内部圧力を減圧する。これにより、ケース10の内部圧力の調整が行われる。
【0050】
また、ケース10内部にオイル等の液体が多い場合に、オイル等の液体は排気路10aから六角ボルト2の連通孔2dに導かれ、連通孔2d内のオイル等の液体は内部圧力の上昇に伴って連通孔2d内を上方に移動していく。
【0051】
ここで、連通孔2dには、排気路10aと接続された下側に第2通路2fと、第2通路2fよりも上側に第1通路2eと、が設けられており、オイル等の液体は下側の第2通路2fに流れ込む。即ち、オイル等の液体は上方へ移動するよりも横方向へ移動し易く、第1通路2eよりも低い位置に横方向に設けられた第2通路2fへ流れ込む。
【0052】
またこの時、オイル等の液体は自重で上方への移動に抵抗してしまうことも、途中の第2通路2fへ流れ込む要因となっている。
【0053】
これにより、オイル等の液体は、第2通路2fを経て液体回収室8へ導かれ、液体回収室8から液体回収路10bを通ってケース10内部へ回収される。
【0054】
したがって、本参考例では、連通孔2dから第1通路2e、排気室7、及び排気孔3dとつながった排気経路と、連通孔2dから第2通路2f及び液体回収室8とつながった液体回収経路と、を備えていることで、ケース10内部から排出されたオイル等の液体を、液体回収経路を通って再びケース10内部へ回収することができ、ケース10内部のオイル等の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うことができる。
【0055】
この効果を実験で確認した。従来技術ではケース内部の内部圧力が4.9Paでオイル等の液体が外部へ漏れ出していたが、本参考例では同内部圧力でオイル等の液体が漏れ出すことを防止できた。
【0056】
また、ブリーザ1は、ケース10上部に装着され、排気経路に排気室7が設けられると共に、液体回収経路に排気室7よりも下方に液体回収室8が設けられ、チェックバルブ4は排気室7に設けられたことで、オイル等の液体は自重もあって上方への移動は困難であり、オイル等の液体は排気室7に入り込むことがないので、排気室7に設けられたチェックバルブ4はオイル等の液体の影響を受けて、内部圧力が所定圧とならずとも開弁してしまったり、内部圧力が所定圧を超えても閉弁したままとなるということがなくなり、確実に内部圧力が所定圧となると開弁することができる。
【0057】
さらに、排気経路及び液体回収経路は、初め連通孔2dで共通して上方へ向かって延び、途中で液体回収経路の液体回収室8に向かう第2通路2fが、排気経路の排気室7に向かう第1通路2eよりも低い位置に分岐して横方向に設けられたことで、オイル等の液体は上方へ移動するよりも横方向へ移動し易く、また、オイル等の液体は自重で上方への移動に抵抗してしまうので、排気経路の排気室7に向かう第1通路2eよりも低い位置に分岐して設けられた液体回収経路の液体回収室8に向かう第2通路2fへ流れ込み、オイル等の液体を排気経路から取り除くことができる。
【0058】
なお、本参考例は上記に限られず、例えば、六角ボルトとカバーが一体的に設けられたり、ケースに嵌合するものであれば六角ボルトでない部材を用いることができ、リップ部以外にも弁手段として開閉弁可能であれば種々の部材を用いることができる。
【0059】
また、本参考例のブリーザ1は、ケース10内への吸気を行う吸気経路がブリーザ1以外の部分に設けられている前提で説明しているが、例えば、ブリーザ1の挿通孔3cを大きくして、六角ボルト2とカバー3間に隙間を設け、この隙間に、排気室7へ吸気のみを行うように一方向弁と外気の汚れを除去するフィルタとを備える等してブリーザ1に吸気経路を設けることもできる。
【0060】
(第の実施の形態)
図2を用いて本実施の形態に係るブリーザ11の構成について説明する。ここでは、ブリーザ11の特徴部分について詳しく説明する。ケース10については、参考例で説明しており、同構成であるので図2には不図示として説明する。
【0061】
ブリーザ11は、概略、ケース10のねじ穴10cに締結される六角ボルト12と、六角ボルト12の周りで排気室17と液体回収室18とを備えるボディ13と、排気室17内に設けられるチェックバルブ14と、から成っている。
【0062】
六角ボルト12は、材質が鋼であり、頭部12aと軸部12bとねじ部12cとを備え、ねじ部12cが鉛直下向きにケース10のねじ穴10cに締結される。
【0063】
この六角ボルト12には、軸部12b及びねじ部10cの外周面にねじ部12c先端から設けられた溝12dが、図2(a)のA−A断面である図2(b)に示すように4等配されている。
【0064】
ボディ13は、例えばナイロン等のポリアミド樹脂を材質とした円柱状で、中心に軸方向へ六角ボルトを挿通する挿通孔13aを有している。
【0065】
また、ボディ13には、上面に排気室17が設けられ、下面に液体回収室18が設けられている。排気室17と液体回収室18は上方へ延びる通路13bでつながれており、また、排気室17からボディ13の外周面に開口して外部へ通じる排気孔13cが設けられている。排気孔13cの排気室側への開口部には環状突起13dが設けられている。
【0066】
ボディ13下面の液体回収室18の周りには、Oリング15が備えられ、ブリーザ11がケース10に装着された場合のシールをOリング15が行うようになっている。
【0067】
ボディ13上面には、ボディ13と同径の鋼製の円板16が装着される。これにより、排気室17が囲まれた閉空間となる。
【0068】
チェックバルブ14は、排気室17内に備えられ、参考例と同様にケース10の内部圧力が高くなった場合に開弁し、排気室17から排気孔13cを通じ外部へ排気が行われ、内部圧力を減圧する。
【0069】
チェックバルブ14は、フッ素ゴム製で排気孔13cの排気室側開口部の環状突起13dと接離可能な弁手段としてのダイアフラム14aと、ダイアフラム14aの端部を押え付けて密封固定するダイアフラム押え14bと、ダイアフラム14aを排気孔13cの排気室側開口部の環状突起13dに付勢するステンレス製のスプリング14cと、スプリング14cを所定の形状に保つための例えばナイロン等のポリアミド樹脂製のスプリングカバー14dと、を備えている。
【0070】
そして、上記したようにケース10内部の内部圧力が、スプリング14cがダイアフラム14aを付勢する力よりも高くなる(所定圧を超える)と、ダイアフラム14aと環状突起13dが離間して開弁し、排気室17から排気孔13cを通じ外部へ排気が行われ、内部圧力を減圧する。これにより、ケース10の内部圧力の調整が行われる。
【0071】
また、ケース10内部にオイル等の液体が多い場合に、オイル等の液体は排気路から六角ボルト12の溝12dに導かれ、溝12d内のオイル等の液体は内部圧力の上昇に伴って液体回収室18に導かれる。
【0072】
ここで、液体回収室18から排気室17に通じる通路13bは、上方へ細く延びているので、オイル等の液体は液体回収室18に留まってしまう。即ち、オイル等の液体は上方へ移動するよりも広い液体回収室18に留まる。
【0073】
またこの時、オイル等の液体は自重で上方への移動に抵抗してしまうことも、液体回収室18に留まる要因となっている。
【0074】
これにより、オイル等の液体は、液体回収室18に一旦留まり、液体回収室18から液体回収路10bを通ってケース10内部へ回収される。
【0075】
したがって、本実施の形態では、参考例と同様に、溝12dから液体回収室18、通路13b、排気室17、及び排気孔13cとつながった排気経路と、溝12dから液体回収室18とつながった液体回収経路と、を備えていることで、ケース10内部から排出されたオイル等の液体を、液体回収経路を通って再びケース10内部へ回収することができ、ケース10内部のオイル等の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うことができる。
【0076】
また、排気経路及び液体回収経路は、初め六角ボルト12の溝12dで共通して溝12dから液体回収室18に通じ、排気経路は、液体回収室18から上方に細く延びた通路13bを介して排気室17につながり、液体回収経路は、液体回収室18から液体をケース10内部に回収させることで、排気経路は液体回収室18から排気室17に通じる通路13bで上方へ細く延びており、オイル等の液体は通路13bを上方へ移動するよりも広い液体回収室18に留まってしまうので、オイル等の液体を排気経路から取り除くことができる。
【0077】
(第の実施の形態)
以上の参考例及び第1の実施の形態では、排気経路以外で外部への漏れがあるかどうか検査するリークテストを、排気孔を治具等で塞ぐことによって行わなければならず、治具装着の手間がかかっていた。また、リークテスト時にはブリーザ内部を加圧して検査を行うため、排気孔を塞ぐ治具は密封効果を良好に得る必要があるが、ブリーザには寸法誤差等もあることから治具で完全に排気孔を塞ぐことができない場合もあり、リークテストを良好に行うことはできなかった。
【0078】
一方、参考例でカバーの挿通孔とボルト間に隙間がある場合には、外部から水等が侵入してしまい、侵入した水等はさらにケース内部へ侵入することがあった。
【0079】
そこで、本実施の形態では、リークテストを良好に行うことができ、かつ、カバーの挿通孔とボルト間の隙間から外部の水等が侵入することを防止する。
【0080】
図3(a)を用いて本実施の形態に係るブリーザ21の構成について説明する。ここでは、ブリーザ21の特徴部分について詳しく説明する。ケース10については、参考例で説明しており、同構成であるので図3(a)には不図示として説明する。
【0081】
ブリーザ21は、概略、ケース10のねじ穴10cに締結される支持部材としての六角ボルト22と、六角ボルト22の周りを覆い、囲まれた空間を設けるカバー23と、カバー23によって設けられた六角ボルト22周辺の空間に装着された仕切り部材としてのチェックバルブ24と、から成っている。
【0082】
六角ボルト22は、材質が鋼であり、頭部22aと軸部22bとねじ部22cとを備え、ねじ部22cが鉛直下向きにケース10のねじ穴10cに締結される。
【0083】
この六角ボルト22には、軸部22b及びねじ部22cの軸心にねじ部22c先端から空けられた連通孔22dが設けられており、連通孔22dは軸部22b外周面に開口する。
【0084】
カバー23は、例えばナイロン等のポリアミド樹脂を材質とした傘状部材であり、六角ボルト22の頭部22aの根元に装着され、円形に設けられた円板部23aと、円板部23aの外径端に下向きに延びる円筒部23bと、を備えている。
【0085】
円板部23aには、六角ボルト22を挿通する挿通孔23cが設けられている。
【0086】
円筒部3bの下端は、ケース10表面に密着したチェックバルブ24のリング部24cと隙間を隔てて対向し、この環状隙間が外部へ排気する排気孔29となっている。
【0087】
そして、カバー23は、図3(b)に示すように、排気孔29を塞ぐようにケース10表面側に押し付け可能となっている。即ち、カバー23は、上下にスライド可能となっている。
【0088】
チェックバルブ24は、冷間圧延鋼板製の金属環25と、その金属環25の周りのアクリル系ゴム等の材質から成るゴム状弾性体26と、で構成されている。
【0089】
金属環25は、第1円環部25aと、第1円環部25aの内径端から上向きに折り曲がって上方へ延びる第1円筒部25bと、第1円環部25aの外径端から下向きに折り曲がって下方へ延びる第2円筒部25cと、第2円筒部25cの下端から外径方向に折り曲がって延びる第2円環部25dと、から構成されている。
【0090】
そして、チェックバルブ24は、第1円環部25a及び第2円筒部25cをゴム状弾性体26で覆ってカバー23内の空間を排気室27及び液体回収室28の2つに仕切る仕切り部24aと、仕切り部24aの第1円環部25aの上面から上方向且つ外径方向に向かって延びるゴム状弾性体26で可撓性の弁手段としてのリップ部24bと、第1円筒部25b周りをゴム状弾性体26で覆って六角ボルト22の軸部22bに密接するシール部24cと、第2円環部25dをリング状にゴム状弾性体26で覆って設けられてケース10表面と密接するリング部24dと、を備えている。
【0091】
仕切り部24aには、カバー23内の2つに仕切った空間(排気室27及び液体回収室28)を連通する通路30が設けられている。
【0092】
シール部24cは、上端部がカバー23の挿通孔23cに六角ボルト22の軸部22bと共に挿通されている。シール部24cには、挿通孔23cとの間で漏れのないように封止手段としての環状突起31が外向きに設けられている。
【0093】
リング部24dには、カバー23の円筒部22b下端との対向位置に環状突起32が上向きに設けられている。
【0094】
ゴム状弾性体26は、金属環25の周りにつながって一体成形されている。このゴム状弾性体26は金属環25を上下面に貫通した通路30によって、成形時に金属環25の周りをまわり易くなっている。
【0095】
チェックバルブ24は、六角ボルト22の軸部22bにシール部24cを密接させ、且つ六角ボルト22の頭部22aにシール部24cが押し付けられることでケース10表面にリング部22dを密着させて固定されると共に、リップ部24bの先端をカバー23の円板部23a下面に離間可能に当接させている。
【0096】
これにより、カバー23内の空間がチェックバルブ24で上下に仕切られて、チェックバルブ24上側のチェックバルブ24のリップ部24bを有する排気室27と、チェックバルブ24下側の液体回収室28と、が設けられる。
【0097】
この排気室27と液体回収室28は、通路30で連通されている。また、液体回収室28は、六角ボルト22の連通孔22dが開口する。
【0098】
そして、ケース10の内部圧力が所定圧を超えると、チェックバルブ24のリップ部24bがカバー23の円板部23aとの当接状態から離間して開弁し、排気室27から排気孔29を通じ外部へ排気が行われ、内部圧力を減圧する。これにより、ケース10の内部圧力の調整が行われる。
【0099】
また、ケース10内部にオイル等の液体が多い場合に、オイル等の液体はケース10内の排気路から六角ボルト22の連通孔22dに導かれ、連通孔22d内のオイル等の液体は内部圧力の上昇に伴って液体回収室28に導かれる。
【0100】
ここで、液体回収室28から排気室27に通じる通路30は、上方へ細く延びているので、オイル等の液体は液体回収室28に留まってしまう。即ち、オイル等の液体は上方へ移動するよりも広い液体回収室28に留まる。
【0101】
またこの時、オイル等の液体は自重で上方への移動に抵抗してしまうことも、液体回収室28に留まる要因となっている。
【0102】
これにより、オイル等の液体は、液体回収室28に一旦留まり、液体回収室28から液体回収路10bを通ってケース10内部へ回収される。
【0103】
したがって、本実施の形態では、参考例と同様に、連通孔22dから液体回収室28、通路30、排気室27、及び排気孔29とつながった排気経路と、連通孔22dから液体回収室8とつながった液体回収経路と、を備えていることで、ケース10内部から排出されたオイル等の液体を、液体回収経路を通って再びケース10内部へ回収することができ、ケース10内部のオイル等の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うことができる。
【0104】
また、排気経路及び液体回収経路は、初め六角ボルト22の連通孔22dで共通して連通孔22dから液体回収室28に通じ、排気経路は、液体回収室28から上方に細く延びた通路30を介して排気室27につながり、液体回収経路は、液体回収室28から液体をケース10内部に回収させることで、排気経路は液体回収室28から排気室27に通じる通路30で上方へ細く延びており、オイル等の液体は通路30を上方へ移動するよりも広い液体回収室28に留まってしまうので、オイル等の液体を排気経路から取り除くことができる。
【0105】
そして、本実施の形態では、カバー23内の空間がカバー23の挿通孔23cと六角ボルト22の軸部22b間の隙間を通じて外部とつながることが、シール部24cの環状突起31で防止されるので、挿通孔23cと六角ボルト22の軸部22b間の隙間を通じて外部から水等が侵入することはない。
【0106】
また、本実施の形態のブリーザ21で、排気経路以外で外部への漏れがあるかどうか検査するリークテストを行う場合には、図3(b)に示すように、カバー23を排気孔29を塞ぐようにケース10表面側に押し付け、カバー23の円筒部23b下端をリング部24dと密接させる。
【0107】
このとき、円筒部23b下端とリング部24d間では、リング部24dの環状突起32が円筒部23b下端で押しつぶされて良好な密封性が発揮されるため、リークテスト時にブリーザ21内部を加圧しても、円筒部23b下端とリング部24d間からの漏れは防止される、即ち排気孔29をリークテスト時に完全に塞ぐことができる。
【0108】
したがって、カバー23を押し付けて排気孔29を塞ぐことで、治具等を用いず、治具装着の手間がかからず、またリークテスト時の排気孔29の完全な密封ができ、リークテストがブリーザ21単体で精度よく容易に行うことができる。
【0109】
また、リークテスト時に排気孔29を塞ぐようにカバー23を押し付けた場合でも、図3(b)に示すように、シール部24cの環状突起31はカバー23の挿通孔23cと密接した状態を維持するので、リークテスト時もカバー23内の空間がカバー23の挿通孔23cと六角ボルト22の軸部22b間の隙間を通じて外部とつながることが防止される。
【0110】
なお、リークテスト時の排気孔29を塞ぐように押し付けた位置にあるカバー23は、リークテスト後は、ケース10内部の内部圧力で自動的に復帰させることもできるし、また、スプリングやゴム等の反発手段で復帰させるようにしてもよい。
【0111】
本実施の形態は、上記のように封止手段をシール部24cの環状突起31とする以外の構成も可能である。例えば、図4に示すように、封止手段を通路30の内径側で仕切り部24a上面から上方向且つ外径方向に向かって延びる可撓性のリップ部33とすることもできる。リップ部33はカバー23の円板部23a下面に接触する。
【0112】
このようにすると、リークテストために排気孔29を塞ぐように押し付けるカバー23の動作させることが、図3ではシール部24cの環状突起31がカバー23の挿通孔23cと摺動するために摺動抵抗が生じて、カバー23の押し付けが容易に行うことができなかったが、図4ではカバー23の挿通孔23cとシール部24cとの間にクリアランスが設けられて摺動抵抗が生じず、カバー23の押し付けが容易に行うことができる。また、リークテスト後のカバー23位置の復帰も同様に容易となる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にあっては、ケース内部から排出された液体を、液体回収経路を通って再びケース内部へ回収することができ、ケース内部の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うことができる。
【0118】
カバーが、排気孔を塞ぐように、仕切り部材に対して押し付け可能に構成されていることで、カバーを押し付けて排気孔を塞ぐことにより、排気経路以外で外部への漏れがあるかどうか検査するリークテストがブリーザ単体で精度よく容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例に係るブリーザを示す概略構成図である。
【図2】 第の実施の形態に係るブリーザを示す概略構成図である。
【図3】 第の実施の形態に係るブリーザを示す概略構成図である。
【図4】 第の実施の形態に係るブリーザを示す概略構成図である。
【図5】従来のブリーザを示す概略構成図である。
【図6】従来のブリーザを示す概略構成図である。
【図7】従来のブリーザを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11,21 ブリーザ
2,12,22 六角ボルト
2a,12a,22a 頭部
2b,12b,22b 軸部
2c,12c,22c ねじ部
2d,22d 連通孔
2e 第1通路
2f 第2通路
3,23 カバー
3a,23a 円板部
3b,23b 円筒部
3c,23c 挿通孔
3d 排気孔
3e 小径部
3f 大径部
4,14,24 チェックバルブ
4a,24b リップ部
4b,24c シール部
4c,24d リング部
4d 環状突起
5,25 金属環
5a 円環部
5b,25b 第1円筒部
5c,25c 第2円筒部
6,26 ゴム状弾性体
7,17,27 排気室
8,18,28 液体回収室
10 ケース
10a 排気路
10b 液体回収路
10c ねじ穴
12d 溝
13 ボディ
13a 挿通孔
13b 通路
13c 排気孔
13d 環状突起
14a ダイアフラム
14b ダイアフラム押え
14c スプリング
14d スプリングカバー
15 Oリング
16 円板
24a 仕切り部
25a 第1円環部
25d 第2円環部
29 排気孔
30 通路
31 環状突起
32 環状突起
33 リップ部

Claims (2)

  1. ケース表面上に囲まれた空間を形成するカバーと、
    前記ケース内部から前記カバーの外部へ通じる排気経路と、
    前記ケース内部から前記空間に排出された液体をケース内部に回収させる液体回収経路と、
    前記カバー内の空間を、前記排気経路の一部となる排気室と、前記液体回収経路の一部となり、かつ前記排気室よりも下方に設けられる液体回収室とに仕切る仕切り部材と、
    を備え、
    前記仕切り部材には、前記ケース内部の内部圧力が所定圧を超えると弁を開いて、前記排気経路を通じて前記カバーの外部へ排気を行う弁が設けられたブリーザであって、
    前記カバーの端部と前記仕切り部材との間の隙間が、前記排気室から前記カバーの外部へ通じる排気孔として構成されると共に、
    前記カバーは、前記排気孔を塞ぐように、前記仕切り部材に対して押し付け可能に構成されていることを特徴とするブリーザ。
  2. ケース内部の内部圧力が所定圧を超えて高くなると、外部へ排気を行って内部圧力を減圧し、前記ケース内部の内部圧力の調整を行うブリーザであって、
    前記ケース内部からブリーザ外部へ通じる排気経路と、
    前記ケース内部から排出された液体をケース内部に回収させる液体回収経路と、
    前記ケース内部の内部圧力が所定圧を超えると開弁する弁手段と、を備えたブリーザであって、
    前記弁手段は、前記排気経路に備えられている開口部に沿った環状突起に対して接離可能に設けられたダイアフラムであり、
    該ダイアフラムを前記環状突起に向けて付勢するスプリングが設けられると共に、
    前記ケース内部の圧力が前記スプリングによる付勢力を超えると、前記ダイアフラムが前記環状突起から離間して弁を開いて内部圧力を減圧することを特徴とするブリーザ。
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