JP2001355713A - ブリーザ - Google Patents

ブリーザ

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JP2001355713A JP2000259659A JP2000259659A JP2001355713A JP 2001355713 A JP2001355713 A JP 2001355713A JP 2000259659 A JP2000259659 A JP 2000259659A JP 2000259659 A JP2000259659 A JP 2000259659A JP 2001355713 A JP2001355713 A JP 2001355713A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

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  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内部の液体は排出せずに回収し、外部
への排気だけを確実に行うブリーザを提供する。 【解決手段】 連通孔2dから第1通路2e、排気室
7、及び排気孔3dとつながった排気経路と、連通孔2
dから第2通路2f及び液体回収室8とつながった液体
回収経路と、を備えていることで、ケース10内部から
排出されたオイル等の液体を、液体回収経路を通って再
びケース10内部へ回収することができ、ケース10内
部のオイル等の液体は排出せずに回収し、排気経路で外
部への排気だけを確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
自動変速機等の装置に装着され、装置内部圧力が変化し
た際に減圧等をして装置内圧の調整を行うブリーザに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブリーザとしては、例え
ば図5〜図7に示すようなものが知られている。
【0003】図5のブリーザ101は、連通孔104を
有する略円筒状で外周につば部107が設けられた樹脂
製のブリーザ本体102と、ブリーザ本体102の周り
を覆うゴム状弾性体製のゴムカバー103と、から成っ
ている。
【0004】ブリーザ本体102は、下側に開口した内
部の連通孔104と、下端側で自動変速機等の装置のケ
ース110に設けられた開口部に係合される係合部10
5と、上端側で連通孔104の上部を覆ってゴムカバー
103を固定する固定部106と、係合部105と固定
部106との間のブリーザ本体102の外周に外径方向
に延びる3つのつば部107と、を備えている。
【0005】係合部105には、ブリーザ本体102の
下端外周でケース110に係止する係止部105aと、
係止部105aと共にケース110を挟み付けるつば部
107と同様に外径方向に延びる平板部105bと、が
設けられている。
【0006】固定部106には、ブリーザ本体102の
上端でゴムカバー103を係止する係止片106aと、
連通孔104を外部に導通させる通路106cを有して
つば部107と等しい外径を有する外径方向に延びるフ
ランジ部106bと、が設けられている。
【0007】つば部107は、ブリーザ本体102の外
周に3つ上下方向に並んで設けられている。つば部10
7には切り欠き107aが設けられており、この切り欠
き107aは隣のつば部107の切り欠き107aと半
周ずれて配置されている。
【0008】ゴムカバー103は、ブリーザ本体102
上端側の係止片106aに固定され、フランジ部106
bに沿って外径方向に延びた後、フランジ部106bの
外径先端からつば部107の外径先端に当接するように
下方に延び、ブリーザ本体102の外周を覆っている傘
状部材である。このため、固定部106のフランジ部1
06bの外部に開いた通路106cの開口部はゴムカバ
ー103で覆われている。また図5では、ゴムカバー1
03の垂れ下がった先端は、係合部105の平板部10
5bに密接している。
【0009】上記のように構成されたブリーザ101
は、係合部105をケース110の開口部110aに挿
入し、係合部105の係止部105aと平板部105b
とでケース110を挟みブリーザ本体102をケース1
10の開口部110aに保持することで、ケース110
に装着される。
【0010】これにより、ブリーザ101では、ケース
110内部がブリーザ本体102内部の連通孔104及
び通路106cに導通する。このため、ケース110内
部の内部圧力が高くなった場合には、高い内部圧力はブ
リーザ101の通路106cまで伝わる。そして、内部
圧力が所定圧を超えると、通路106cの開口部を覆う
ゴムカバー103が押し広げられて排気が行われ、内部
圧力を減圧する。これにより、ケース110内部の内部
圧力の調整が行われるようになっている。
【0011】ここで、ゴムカバー103が押し広げられ
て行われる排気は、図示矢印のように、まず、通路10
6cの開口部を覆うゴムカバー103が押し広げられて
通路106cからフランジ部106bとつば部107の
間へ排気が行われ、次に、つば部107の切り欠き10
7aを介して下方に流れていき、最終的に、ゴムカバー
103の垂れ下がった先端を平板部105bから離間し
て外部へ排気される。
【0012】以上、図5に示すブリーザ101について
説明したが、図6に示すブリーザ101は図5の変形例
であり、開弁圧に差があるだけで同様に排気が行われ
る。
【0013】即ち、図6(a)はゴムカバー103の先
端が平板部105bとは密接しない点が異なり、図6
(b)はつば部107が1つ減って2つになり、ゴムカ
バー103の先端が平板部105bとは密接しない点が
異なり、図6(c)は図6(b)の構成に加え、連通孔
104と導通するフランジ部106bの通路106cを
さらに増やした点が異なる。
【0014】また、図7に示すブリーザ201は、円筒
状のブリーザ本体202とゴムカバー203が一体的に
ゴム状弾性体で構成されており、ブリーザ本体202の
一部にスリット202aが設けられている。この図7の
ブリーザ201での排気は、スリット202aを内部圧
力で押し広げ、さらにゴムカバー203の下方に延びる
先端を押し広げることで行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5〜図7に示す従来技術のブリーザは、ケースに直接装
着されてブリーザ本体に設けられた連通孔から外部へ排
気を行う排気経路だけが形成されているので、内部圧力
が高まって排気される際に、オイルミスト等の気体だけ
でなく、オイル等の液体も排出してしまう問題があっ
た。
【0016】即ち、ケース内部にオイル等の液体が多い
場合に、ブリーザへ排出されたオイル等の液体は回収さ
れることがないので、内部圧力が高まるとそのままブリ
ーザの排気経路に従って外部へ排出されてしまうのであ
る。
【0017】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、ケース内部
の液体は排出せずに回収し、外部への排気だけを確実に
行うブリーザを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、ケース内部の内部圧力が所定圧を
超えて高くなると、外部へ排気を行って内部圧力を減圧
し、ケース内部の内部圧力の調整を行うブリーザであっ
て、ケース内部から外部へ通じる排気経路と、ケース内
部から排出された液体をケース内部に回収させる液体回
収経路と、ケース内部の内部圧力が所定圧を超えると開
弁する弁手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】したがって、排気経路の他に液体回収経路
を備えているので、ケース内部から排出された液体を、
液体回収経路を通って再びケース内部へ回収することが
でき、ケース内部の液体は排出せずに回収し、外部への
排気だけを確実に行うことができる。
【0020】ケース上部に装着され、前記排気経路に排
気室が設けられると共に、前記液体回収経路に前記排気
室よりも下方に液体回収室が設けられ、前記弁手段は前
記排気室に設けられたことが好ましい。
【0021】これにより、液体は自重もあって上方への
移動は困難であり、液体は排気室に入り込むことがない
ので、排気室に設けられた弁手段は液体の影響を受け
て、内部圧力が所定圧とならずとも開弁してしまった
り、内部圧力が所定圧を超えても閉弁したままとなると
いうことがなくなり、確実に内部圧力が所定圧となると
開弁することができる。
【0022】前記排気経路及び前記液体回収経路は、初
め共通して上方へ向かって延び、途中で前記液体回収経
路の前記液体回収室に向かう通路が、前記排気経路の前
記排気室に向かう通路よりも低い位置に分岐して横方向
に設けられたことが好ましい。
【0023】これにより、液体は上方へ移動するよりも
横方向へ移動し易く、また、液体は自重で上方への移動
に抵抗してしまうので、排気経路の排気室に向かう通路
よりも低い位置に分岐して設けられた液体回収経路の液
体回収室に向かう通路へ流れ込み、液体を排気経路から
取り除くことができる。
【0024】前記排気経路及び前記液体回収経路は、初
め共通しての前記液体回収室に通じ、前記排気経路は、
前記液体回収室から上方に細く延びた通路を介して前記
排気室につながり、前記液体回収経路は、前記液体回収
室から液体をケース内部に回収させることが好ましい。
【0025】これにより、排気経路は液体回収室から排
気室に通じる通路で上方へ細く延びており、液体は通路
を上方へ移動するよりも広い液体回収室に留まってしま
うので、液体を排気経路から取り除くことができる。
【0026】ケース表面上に囲まれた空間を設けるカバ
ーと、該カバーをケースに取り付ける支持部材と、前記
カバー内の空間を、前記排気室と前記液体回収室とに仕
切る仕切り部材と、を備え、前記仕切り部材に、前記カ
バー内の空間が前記カバーと前記支持部材間の隙間を通
じて外部とつながることを防止する封止手段を設けたこ
とが好ましい。
【0027】これにより、カバー内の空間がカバーと支
持部材間の隙間を通じて外部とつながることが防止で
き、カバーと支持部材間の隙間を通じて外部から水等が
侵入することはない。
【0028】前記カバーと前記ケース表面間の隙間を、
前記排気経路が外部へ通じる排気孔とし、該排気孔を塞
ぐように、前記カバーを前記ケース表面に押し付け可能
に設けたことが好ましい。
【0029】これにより、カバーを押し付けて排気孔を
塞ぐことにより、排気経路以外で外部への漏れがあるか
どうか検査するリークテストがブリーザ単体で精度よく
容易に行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0031】(第1の実施の形態)図1を用いて本実施
の形態に係るブリーザ1の構成について説明する。ブリ
ーザ1は、ケース10に設けられた排気路10aからケ
ース10内部の内部圧力の排気を行い、排気路10aに
混入した油等の液体はケース10に設けられた液体回収
路10bへ回収させるものである。
【0032】ブリーザ1は、ケース10のねじ穴10c
に締結される六角ボルト2と、六角ボルト2の周りを覆
い、囲まれた空間を設けるカバー3と、カバー3によっ
て設けられた六角ボルト2周辺の空間に装着されたチェ
ックバルブ4と、から成っている。
【0033】六角ボルト2は、材質が鋼であり、頭部2
aと軸部2bとねじ部2cとを備え、ねじ部2cが鉛直
下向きにケース10のねじ穴10cに締結される。
【0034】この六角ボルト2には、軸部2b及びねじ
部2cの軸心にねじ部2c先端から空けられた連通孔2
dと、連通孔2dと直交して連通し、軸部2b外周面に
開口する第1,第2通路と2e,2f、が設けられてい
る。
【0035】カバー3は、例えばナイロン等のポリアミ
ド樹脂を材質とした傘状部材であり、六角ボルト2の頭
部2aの根元に装着され、円形に設けられた円板部3a
と、円板部3aの外径端に下向きに延びる円筒部3b
と、を備えている。
【0036】円板部3aには、六角ボルト2を挿通する
挿通孔3cが設けられている。
【0037】円筒部3bには、外部へ排気する排気孔3
dが設けられており、また、円板部3aに連続する内周
が小径の小径部3eと、小径部3eからさらに下方の内
周が大径の大径部3fと、から構成されている。
【0038】チェックバルブ4は、冷間圧延鋼板製の金
属環5と、その金属環の周りのアクリル系ゴム等の材質
から成るゴム状弾性体6と、で構成されている。
【0039】金属環5は、円環部5aと、円環部5aの
内径端から上向きに折り曲がって上方へ延びる第1円筒
部5bと、円環部5aの外径端から下向きに折り曲がっ
て下方へ延びる第2円筒部5cと、から構成されてい
る。
【0040】そして、チェックバルブ4は、円環部5a
の上面から上方向且つ外径方向に向かって延びるゴム状
弾性体6で可撓性の弁手段としてのリップ部4aと、第
1円筒部5b周りをゴム状弾性体6で覆って六角ボルト
2の軸部2bに密接するシール部4bと、円環部5a下
面側で第2円筒部5c内周側にリング状にゴム状弾性体
6で設けられてケース10と密接するリング部4cと、
を備えている。リング部4cには、ケース10と密接時
に漏れのないように環状突起4dが下向きに設けられて
いる。
【0041】ゴム状弾性体6は、円環部5a上面でリッ
プ部4aからシール部4bにつながり、さらにシール部
4bからリング部4cへと円環部5a下面側につながっ
て一体成形されている。このゴム状弾性体6を成形時に
まわり易くするために円環部5aには上下面に貫通した
孔5dが設けられている。
【0042】チェックバルブ4は、金属環5の第2円筒
部5cをカバー3の円筒部3bの大径部3fに嵌め合わ
せて固定され、六角ボルト2の軸部2bにシール部4b
を密接させると共に、リップ部4aの先端をカバー3の
円板部3a下面に離間可能に当接させている。
【0043】これにより、カバー3内の空間がチェック
バルブ4で上下に仕切られて、チェックバルブ4上側の
チェックバルブ4のリップ部4aを有する排気室7と、
チェックバルブ4下側の液体回収室8と、が設けられ
る。
【0044】この排気室7と液体回収室8には、六角ボ
ルト2の連通孔2dから通じる第1,第2通路2e,2
fがそれぞれ別々に開口する。
【0045】そして、このブリーザ1は六角ボルト2の
ねじ部2bがケース10のねじ穴10cに締結されて装
着される。ここで、ケース10には、ケース10内部か
らねじ穴10cに通じる排気路10aと、液体回収室8
からケース10内部に通じる液体回収路10bと、が設
けられている。
【0046】以上の構成のブリーザ1をケース10に装
着した場合の作用を以下に説明する。
【0047】ブリーザ1がケース10に装着されると、
排気路10aはねじ穴10cを経て六角ボルト2の連通
孔2dにつながり、また、液体回収室8が液体回収路1
0bとつながる。
【0048】このため、ケース10内部の内部圧は、ケ
ース10内部から排気路10aを経て排気室7及び液体
回収室8等のブリーザ1内に伝わる。
【0049】そして、内部圧力が所定圧を超えると、チ
ェックバルブ4のリップ部4aがカバー3の円板部3a
との当接状態から離間して開弁し、排気室7からカバー
3の円筒部3bの排気孔3dを通じ外部へ排気が行わ
れ、内部圧力を減圧する。これにより、ケース10の内
部圧力の調整が行われる。
【0050】また、ケース10内部にオイル等の液体が
多い場合に、オイル等の液体は排気路10aから六角ボ
ルト2の連通孔2dに導かれ、連通孔2d内のオイル等
の液体は内部圧力の上昇に伴って連通孔2d内を上方に
移動していく。
【0051】ここで、連通孔2dには、排気路10aと
接続された下側に第2通路2fと、第2通路2fよりも
上側に第1通路2eと、が設けられており、オイル等の
液体は下側の第2通路2fに流れ込む。即ち、オイル等
の液体は上方へ移動するよりも横方向へ移動し易く、第
1通路2eよりも低い位置に横方向に設けられた第2通
路2fへ流れ込む。
【0052】またこの時、オイル等の液体は自重で上方
への移動に抵抗してしまうことも、途中の第2通路2f
へ流れ込む要因となっている。
【0053】これにより、オイル等の液体は、第2通路
2fを経て液体回収室8へ導かれ、液体回収室8から液
体回収路10bを通ってケース10内部へ回収される。
【0054】したがって、本実施の形態では、連通孔2
dから第1通路2e、排気室7、及び排気孔3dとつな
がった排気経路と、連通孔2dから第2通路2f及び液
体回収室8とつながった液体回収経路と、を備えている
ことで、ケース10内部から排出されたオイル等の液体
を、液体回収経路を通って再びケース10内部へ回収す
ることができ、ケース10内部のオイル等の液体は排出
せずに回収し、外部への排気だけを確実に行うことがで
きる。
【0055】この効果を実験で確認した。従来技術では
ケース内部の内部圧力が4.9Paでオイル等の液体が
外部へ漏れ出していたが、本実施の形態では同内部圧力
でオイル等の液体が漏れ出すことを防止できた。
【0056】また、ブリーザ1は、ケース10上部に装
着され、排気経路に排気室7が設けられると共に、液体
回収経路に排気室7よりも下方に液体回収室8が設けら
れ、チェックバルブ4は排気室7に設けられたことで、
オイル等の液体は自重もあって上方への移動は困難であ
り、オイル等の液体は排気室7に入り込むことがないの
で、排気室7に設けられたチェックバルブ4はオイル等
の液体の影響を受けて、内部圧力が所定圧とならずとも
開弁してしまったり、内部圧力が所定圧を超えても閉弁
したままとなるということがなくなり、確実に内部圧力
が所定圧となると開弁することができる。
【0057】さらに、排気経路及び液体回収経路は、初
め連通孔2dで共通して上方へ向かって延び、途中で液
体回収経路の液体回収室8に向かう第2通路2fが、排
気経路の排気室7に向かう第1通路2eよりも低い位置
に分岐して横方向に設けられたことで、オイル等の液体
は上方へ移動するよりも横方向へ移動し易く、また、オ
イル等の液体は自重で上方への移動に抵抗してしまうの
で、排気経路の排気室7に向かう第1通路2eよりも低
い位置に分岐して設けられた液体回収経路の液体回収室
8に向かう第2通路2fへ流れ込み、オイル等の液体を
排気経路から取り除くことができる。
【0058】なお、本発明は上記実施の形態に限られ
ず、例えば、六角ボルトとカバーが一体的に設けられた
り、ケースに嵌合するものであれば六角ボルトでない部
材を用いることができ、リップ部以外にも弁手段として
開閉弁可能であれば種々の部材を用いることができる。
【0059】また、本実施の形態のブリーザ1は、ケー
ス10内への吸気を行う吸気経路がブリーザ1以外の部
分に設けられている前提で説明しているが、例えば、ブ
リーザ1の挿通孔3cを大きくして、六角ボルト2とカ
バー3間に隙間を設け、この隙間に、排気室7へ吸気の
みを行うように一方向弁と外気の汚れを除去するフィル
タとを備える等してブリーザ1に吸気経路を設けること
もできる。
【0060】(第2の実施の形態)図2を用いて本実施
の形態に係るブリーザ11の構成について説明する。こ
こでは、ブリーザ11の特徴部分について詳しく説明す
る。ケース10については、第1の実施の形態で説明し
ており、同構成であるので図2には不図示として説明す
る。
【0061】ブリーザ11は、概略、ケース10のねじ
穴10cに締結される六角ボルト12と、六角ボルト1
2の周りで排気室17と液体回収室18とを備えるボデ
ィ13と、排気室17内に設けられるチェックバルブ1
4と、から成っている。
【0062】六角ボルト12は、材質が鋼であり、頭部
12aと軸部12bとねじ部12cとを備え、ねじ部1
2cが鉛直下向きにケース10のねじ穴10cに締結さ
れる。
【0063】この六角ボルト12には、軸部12b及び
ねじ部10cの外周面にねじ部12c先端から設けられ
た溝12dが、図2(a)のA−A断面である図2
(b)に示すように4等配されている。
【0064】ボディ13は、例えばナイロン等のポリア
ミド樹脂を材質とした円柱状で、中心に軸方向へ六角ボ
ルトを挿通する挿通孔13aを有している。
【0065】また、ボディ13には、上面に排気室17
が設けられ、下面に液体回収室18が設けられている。
排気室17と液体回収室18は上方へ延びる通路13b
でつながれており、また、排気室17からボディ13の
外周面に開口して外部へ通じる排気孔13cが設けられ
ている。排気孔13cの排気室側への開口部には環状突
起13dが設けられている。
【0066】ボディ13下面の液体回収室18の周りに
は、Oリング15が備えられ、ブリーザ11がケース1
0に装着された場合のシールをOリング15が行うよう
になっている。
【0067】ボディ13上面には、ボディ13と同径の
鋼製の円板16が装着される。これにより、排気室17
が囲まれた閉空間となる。
【0068】チェックバルブ14は、排気室17内に備
えられ、第1の実施の形態と同様にケース10の内部圧
力が高くなった場合に開弁し、排気室17から排気孔1
3cを通じ外部へ排気が行われ、内部圧力を減圧する。
【0069】チェックバルブ14は、フッ素ゴム製で排
気孔13cの排気室側開口部の環状突起13dと接離可
能な弁手段としてのダイアフラム14aと、ダイアフラ
ム14aの端部を押え付けて密封固定するダイアフラム
押え14bと、ダイアフラム14aを排気孔13cの排
気室側開口部の環状突起13dに付勢するステンレス製
のスプリング14cと、スプリング14cを所定の形状
に保つための例えばナイロン等のポリアミド樹脂製のス
プリングカバー14dと、を備えている。
【0070】そして、上記したようにケース10内部の
内部圧力が、スプリング14cがダイアフラム14aを
付勢する力よりも高くなる(所定圧を超える)と、ダイ
アフラム14aと環状突起13dが離間して開弁し、排
気室17から排気孔13cを通じ外部へ排気が行われ、
内部圧力を減圧する。これにより、ケース10の内部圧
力の調整が行われる。
【0071】また、ケース10内部にオイル等の液体が
多い場合に、オイル等の液体は排気路から六角ボルト1
2の溝12dに導かれ、溝12d内のオイル等の液体は
内部圧力の上昇に伴って液体回収室18に導かれる。
【0072】ここで、液体回収室18から排気室17に
通じる通路13bは、上方へ細く延びているので、オイ
ル等の液体は液体回収室18に留まってしまう。即ち、
オイル等の液体は上方へ移動するよりも広い液体回収室
18に留まる。
【0073】またこの時、オイル等の液体は自重で上方
への移動に抵抗してしまうことも、液体回収室18に留
まる要因となっている。
【0074】これにより、オイル等の液体は、液体回収
室18に一旦留まり、液体回収室18から液体回収路1
0bを通ってケース10内部へ回収される。
【0075】したがって、本実施の形態では、第1の実
施の形態と同様に、溝12dから液体回収室18、通路
13b、排気室17、及び排気孔13cとつながった排
気経路と、溝12dから液体回収室18とつながった液
体回収経路と、を備えていることで、ケース10内部か
ら排出されたオイル等の液体を、液体回収経路を通って
再びケース10内部へ回収することができ、ケース10
内部のオイル等の液体は排出せずに回収し、外部への排
気だけを確実に行うことができる。
【0076】また、排気経路及び液体回収経路は、初め
六角ボルト12の溝12dで共通して溝12dから液体
回収室18に通じ、排気経路は、液体回収室18から上
方に細く延びた通路13bを介して排気室17につなが
り、液体回収経路は、液体回収室18から液体をケース
10内部に回収させることで、排気経路は液体回収室1
8から排気室17に通じる通路13bで上方へ細く延び
ており、オイル等の液体は通路13bを上方へ移動する
よりも広い液体回収室18に留まってしまうので、オイ
ル等の液体を排気経路から取り除くことができる。
【0077】(第3の実施の形態)以上の第1,第2の
実施の形態では、排気経路以外で外部への漏れがあるか
どうか検査するリークテストを、排気孔を治具等で塞ぐ
ことによって行わなければならず、治具装着の手間がか
かっていた。また、リークテスト時にはブリーザ内部を
加圧して検査を行うため、排気孔を塞ぐ治具は密封効果
を良好に得る必要があるが、ブリーザには寸法誤差等も
あることから治具で完全に排気孔を塞ぐことができない
場合もあり、リークテストを良好に行うことはできなか
った。
【0078】一方、第1の実施の形態でカバーの挿通孔
とボルト間に隙間がある場合には、外部から水等が侵入
してしまい、侵入した水等はさらにケース内部へ侵入す
ることがあった。
【0079】そこで、本実施の形態では、リークテスト
を良好に行うことができ、かつ、カバーの挿通孔とボル
ト間の隙間から外部の水等が侵入することを防止する。
【0080】図3(a)を用いて本実施の形態に係るブ
リーザ21の構成について説明する。ここでは、ブリー
ザ21の特徴部分について詳しく説明する。ケース10
については、第1の実施の形態で説明しており、同構成
であるので図3(a)には不図示として説明する。
【0081】ブリーザ21は、概略、ケース10のねじ
穴10cに締結される支持部材としての六角ボルト22
と、六角ボルト22の周りを覆い、囲まれた空間を設け
るカバー23と、カバー23によって設けられた六角ボ
ルト22周辺の空間に装着された仕切り部材としてのチ
ェックバルブ24と、から成っている。
【0082】六角ボルト22は、材質が鋼であり、頭部
22aと軸部22bとねじ部22cとを備え、ねじ部2
2cが鉛直下向きにケース10のねじ穴10cに締結さ
れる。
【0083】この六角ボルト22には、軸部22b及び
ねじ部22cの軸心にねじ部22c先端から空けられた
連通孔22dが設けられており、連通孔22dは軸部2
2b外周面に開口する。
【0084】カバー23は、例えばナイロン等のポリア
ミド樹脂を材質とした傘状部材であり、六角ボルト22
の頭部22aの根元に装着され、円形に設けられた円板
部23aと、円板部23aの外径端に下向きに延びる円
筒部23bと、を備えている。
【0085】円板部23aには、六角ボルト22を挿通
する挿通孔23cが設けられている。
【0086】円筒部3bの下端は、ケース10表面に密
着したチェックバルブ24のリング部24cと隙間を隔
てて対向し、この環状隙間が外部へ排気する排気孔29
となっている。
【0087】そして、カバー23は、図3(b)に示す
ように、排気孔29を塞ぐようにケース10表面側に押
し付け可能となっている。即ち、カバー23は、上下に
スライド可能となっている。
【0088】チェックバルブ24は、冷間圧延鋼板製の
金属環25と、その金属環25の周りのアクリル系ゴム
等の材質から成るゴム状弾性体26と、で構成されてい
る。
【0089】金属環25は、第1円環部25aと、第1
円環部25aの内径端から上向きに折り曲がって上方へ
延びる第1円筒部25bと、第1円環部25aの外径端
から下向きに折り曲がって下方へ延びる第2円筒部25
cと、第2円筒部25cの下端から外径方向に折り曲が
って延びる第2円環部25dと、から構成されている。
【0090】そして、チェックバルブ24は、第1円環
部25a及び第2円筒部25cをゴム状弾性体26で覆
ってカバー23内の空間を排気室27及び液体回収室2
8の2つに仕切る仕切り部24aと、仕切り部24aの
第1円環部25aの上面から上方向且つ外径方向に向か
って延びるゴム状弾性体26で可撓性の弁手段としての
リップ部24bと、第1円筒部25b周りをゴム状弾性
体26で覆って六角ボルト22の軸部22bに密接する
シール部24cと、第2円環部25dをリング状にゴム
状弾性体26で覆って設けられてケース10表面と密接
するリング部24dと、を備えている。
【0091】仕切り部24aには、カバー23内の2つ
に仕切った空間(排気室27及び液体回収室28)を連
通する通路30が設けられている。
【0092】シール部24cは、上端部がカバー23の
挿通孔23cに六角ボルト22の軸部22bと共に挿通
されている。シール部24cには、挿通孔23cとの間
で漏れのないように封止手段としての環状突起31が外
向きに設けられている。
【0093】リング部24dには、カバー23の円筒部
22b下端との対向位置に環状突起32が上向きに設け
られている。
【0094】ゴム状弾性体26は、金属環25の周りに
つながって一体成形されている。このゴム状弾性体26
は金属環25を上下面に貫通した通路30によって、成
形時に金属環25の周りをまわり易くなっている。
【0095】チェックバルブ24は、六角ボルト22の
軸部22bにシール部24cを密接させ、且つ六角ボル
ト22の頭部22aにシール部24cが押し付けられる
ことでケース10表面にリング部22dを密着させて固
定されると共に、リップ部24bの先端をカバー23の
円板部23a下面に離間可能に当接させている。
【0096】これにより、カバー23内の空間がチェッ
クバルブ24で上下に仕切られて、チェックバルブ24
上側のチェックバルブ24のリップ部24bを有する排
気室27と、チェックバルブ24下側の液体回収室28
と、が設けられる。
【0097】この排気室27と液体回収室28は、通路
30で連通されている。また、液体回収室28は、六角
ボルト22の連通孔22dが開口する。
【0098】そして、ケース10の内部圧力が所定圧を
超えると、チェックバルブ24のリップ部24bがカバ
ー23の円板部23aとの当接状態から離間して開弁
し、排気室27から排気孔29を通じ外部へ排気が行わ
れ、内部圧力を減圧する。これにより、ケース10の内
部圧力の調整が行われる。
【0099】また、ケース10内部にオイル等の液体が
多い場合に、オイル等の液体はケース10内の排気路か
ら六角ボルト22の連通孔22dに導かれ、連通孔22
d内のオイル等の液体は内部圧力の上昇に伴って液体回
収室28に導かれる。
【0100】ここで、液体回収室28から排気室27に
通じる通路30は、上方へ細く延びているので、オイル
等の液体は液体回収室28に留まってしまう。即ち、オ
イル等の液体は上方へ移動するよりも広い液体回収室2
8に留まる。
【0101】またこの時、オイル等の液体は自重で上方
への移動に抵抗してしまうことも、液体回収室28に留
まる要因となっている。
【0102】これにより、オイル等の液体は、液体回収
室28に一旦留まり、液体回収室28から液体回収路1
0bを通ってケース10内部へ回収される。
【0103】したがって、本実施の形態では、第1の実
施の形態と同様に、連通孔22dから液体回収室28、
通路30、排気室27、及び排気孔29とつながった排
気経路と、連通孔22dから液体回収室8とつながった
液体回収経路と、を備えていることで、ケース10内部
から排出されたオイル等の液体を、液体回収経路を通っ
て再びケース10内部へ回収することができ、ケース1
0内部のオイル等の液体は排出せずに回収し、外部への
排気だけを確実に行うことができる。
【0104】また、排気経路及び液体回収経路は、初め
六角ボルト22の連通孔22dで共通して連通孔22d
から液体回収室28に通じ、排気経路は、液体回収室2
8から上方に細く延びた通路30を介して排気室27に
つながり、液体回収経路は、液体回収室28から液体を
ケース10内部に回収させることで、排気経路は液体回
収室28から排気室27に通じる通路30で上方へ細く
延びており、オイル等の液体は通路30を上方へ移動す
るよりも広い液体回収室28に留まってしまうので、オ
イル等の液体を排気経路から取り除くことができる。
【0105】そして、本実施の形態では、カバー23内
の空間がカバー23の挿通孔23cと六角ボルト22の
軸部22b間の隙間を通じて外部とつながることが、シ
ール部24cの環状突起31で防止されるので、挿通孔
23cと六角ボルト22の軸部22b間の隙間を通じて
外部から水等が侵入することはない。
【0106】また、本実施の形態のブリーザ21で、排
気経路以外で外部への漏れがあるかどうか検査するリー
クテストを行う場合には、図3(b)に示すように、カ
バー23を排気孔29を塞ぐようにケース10表面側に
押し付け、カバー23の円筒部23b下端をリング部2
4dと密接させる。
【0107】このとき、円筒部23b下端とリング部2
4d間では、リング部24dの環状突起32が円筒部2
3b下端で押しつぶされて良好な密封性が発揮されるた
め、リークテスト時にブリーザ21内部を加圧しても、
円筒部23b下端とリング部24d間からの漏れは防止
される、即ち排気孔29をリークテスト時に完全に塞ぐ
ことができる。
【0108】したがって、カバー23を押し付けて排気
孔29を塞ぐことで、治具等を用いず、治具装着の手間
がかからず、またリークテスト時の排気孔29の完全な
密封ができ、リークテストがブリーザ21単体で精度よ
く容易に行うことができる。
【0109】また、リークテスト時に排気孔29を塞ぐ
ようにカバー23を押し付けた場合でも、図3(b)に
示すように、シール部24cの環状突起31はカバー2
3の挿通孔23cと密接した状態を維持するので、リー
クテスト時もカバー23内の空間がカバー23の挿通孔
23cと六角ボルト22の軸部22b間の隙間を通じて
外部とつながることが防止される。
【0110】なお、リークテスト時の排気孔29を塞ぐ
ように押し付けた位置にあるカバー23は、リークテス
ト後は、ケース10内部の内部圧力で自動的に復帰させ
ることもできるし、また、スプリングやゴム等の反発手
段で復帰させるようにしてもよい。
【0111】本実施の形態は、上記のように封止手段を
シール部24cの環状突起31とする以外の構成も可能
である。例えば、図4に示すように、封止手段を通路3
0の内径側で仕切り部24a上面から上方向且つ外径方
向に向かって延びる可撓性のリップ部33とすることも
できる。リップ部33はカバー23の円板部23a下面
に接触する。
【0112】このようにすると、リークテストために排
気孔29を塞ぐように押し付けるカバー23の動作させ
ることが、図3ではシール部24cの環状突起31がカ
バー23の挿通孔23cと摺動するために摺動抵抗が生
じて、カバー23の押し付けが容易に行うことができな
かったが、図4ではカバー23の挿通孔23cとシール
部24cとの間にクリアランスが設けられて摺動抵抗が
生じず、カバー23の押し付けが容易に行うことができ
る。また、リークテスト後のカバー23位置の復帰も同
様に容易となる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、ケース内部から外部へ通じる排気経路と、ケース内
部から排出された液体をケース内部に回収させる液体回
収経路と、ケース内部の内部圧力が所定圧を超えると開
弁する弁手段と、を備えたことで、排気経路の他に液体
回収経路を備えており、ケース内部から排出された液体
を、液体回収経路を通って再びケース内部へ回収するこ
とができ、ケース内部の液体は排出せずに回収し、外部
への排気だけを確実に行うことができる。
【0114】ケース上部に装着され、排気経路に排気室
が設けられると共に、液体回収経路に排気室よりも下方
に液体回収室が設けられ、弁手段は排気室に設けられた
ことで、液体は自重もあって上方への移動は困難であ
り、液体は排気室に入り込むことがないので、排気室に
設けられた弁手段は液体の影響を受けて、内部圧力が所
定圧とならずとも開弁してしまったり、内部圧力が所定
圧を超えても閉弁したままとなるということがなくな
り、確実に内部圧力が所定圧となると開弁することがで
きる。
【0115】排気経路及び液体回収経路は、初め共通し
て上方へ向かって延び、途中で液体回収経路の液体回収
室に向かう通路が、排気経路の排気室に向かう通路より
も低い位置に分岐して横方向に設けられたことで、液体
は上方へ移動するよりも横方向へ移動し易く、また、液
体は自重で上方への移動に抵抗してしまうので、排気経
路の排気室に向かう通路よりも低い位置に分岐して設け
られた液体回収経路の液体回収室に向かう通路へ流れ込
み、液体を排気経路から取り除くことができる。
【0116】排気経路及び液体回収経路は、初め共通し
て液体回収室に通じ、排気経路は、液体回収室から上方
に細く延びた通路を介して排気室につながり、液体回収
経路は、液体回収室から液体をケース内部に回収させる
ことで、排気経路は液体回収室から排気室に通じる通路
で上方へ細く延びており、液体は通路を上方へ移動する
よりも広い液体回収室に留まってしまうので、液体を排
気経路から取り除くことができる。
【0117】ケース表面上に囲まれた空間を設けるカバ
ーと、カバーをケースに取り付ける支持部材と、カバー
内の空間を、排気室と液体回収室とに仕切る仕切り部材
と、を備え、仕切り部材に、カバー内の空間がカバーと
支持部材間の隙間を通じて外部とつながることを防止す
る封止手段を設けたことで、カバー内の空間がカバーと
支持部材間の隙間を通じて外部とつながることが防止で
き、カバーと支持部材間の隙間を通じて外部から水等が
侵入することはない。
【0118】カバーとケース表面間の隙間を、排気経路
が外部へ通じる排気孔とし、排気孔を塞ぐように、カバ
ーをケース表面に押し付け可能に設けたことで、カバー
を押し付けて排気孔を塞ぐことにより、排気経路以外で
外部への漏れがあるかどうか検査するリークテストがブ
リーザ単体で精度よく容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るブリーザを示す概略構
成図である。
【図2】第2の実施の形態に係るブリーザを示す概略構
成図である。
【図3】第3の実施の形態に係るブリーザを示す概略構
成図及びリークテスト時の状態図である。
【図4】第3の実施の形態に係るブリーザの他の例を示
す概略構成図及びリークテスト時の状態図である。
【図5】従来のブリーザを示す概略構成図である。
【図6】従来のブリーザを示す概略構成図である。
【図7】従来のブリーザを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11,21 ブリーザ 2,12,22 六角ボルト 2a,12a,22a 頭部 2b,12b,22b 軸部 2c,12c,22c ねじ部 2d,22d 連通孔 2e 第1通路 2f 第2通路 3,23 カバー 3a,23a 円板部 3b,23b 円筒部 3c,23c 挿通孔 3d 排気孔 3e 小径部 3f 大径部 4,14,24 チェックバルブ 4a,24b リップ部 4b,24c シール部 4c,24d リング部 4d 環状突起 5,25 金属環 5a 円環部 5b,25b 第1円筒部 5c,25c 第2円筒部 6,26 ゴム状弾性体 7,17,27 排気室 8,18,28 液体回収室 10 ケース 10a 排気路 10b 液体回収路 10c ねじ穴 12d 溝 13 ボディ 13a 挿通孔 13b 通路 13c 排気孔 13d 環状突起 14a ダイアフラム 14b ダイアフラム押え 14c スプリング 14d スプリングカバー 15 Oリング 16 円板 24a 仕切り部 25a 第1円環部 25d 第2円環部 29 排気孔 30 通路 31 環状突起 32 環状突起 33 リップ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内部の内部圧力が所定圧を超えて高
    くなると、外部へ排気を行って内部圧力を減圧し、ケー
    ス内部の内部圧力の調整を行うブリーザであって、 ケース内部から外部へ通じる排気経路と、 ケース内部から排出された液体をケース内部に回収させ
    る液体回収経路と、 ケース内部の内部圧力が所定圧を超えると開弁する弁手
    段と、を備えたことを特徴とするブリーザ。
  2. 【請求項2】ケース上部に装着され、 前記排気経路に排気室が設けられると共に、前記液体回
    収経路に前記排気室よりも下方に液体回収室が設けら
    れ、 前記弁手段は前記排気室に設けられたことを特徴とする
    ブリーザ。
  3. 【請求項3】前記排気経路及び前記液体回収経路は、初
    め共通して上方へ向かって延び、 途中で前記液体回収経路の前記液体回収室に向かう通路
    が、前記排気経路の前記排気室に向かう通路よりも低い
    位置に分岐して横方向に設けられたことを特徴とする請
    求項2に記載のブリーザ。
  4. 【請求項4】前記排気経路及び前記液体回収経路は、初
    め共通して前記液体回収室に通じ、 前記排気経路は、前記液体回収室から上方に細く延びた
    通路を介して前記排気室につながり、 前記液体回収経路は、前記液体回収室から液体をケース
    内部に回収させることを特徴とする請求項2に記載のブ
    リーザ。
  5. 【請求項5】ケース表面上に囲まれた空間を設けるカバ
    ーと、 該カバーをケースに取り付ける支持部材と、 前記カバー内の空間を、前記排気室と前記液体回収室と
    に仕切る仕切り部材と、を備え、 前記仕切り部材に、前記カバー内の空間が前記カバーと
    前記支持部材間の隙間を通じて外部とつながることを防
    止する封止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のブリーザ。
  6. 【請求項6】前記カバーと前記ケース表面間の隙間を、
    前記排気経路が外部へ通じる排気孔とし、 該排気孔を塞ぐように、前記カバーを前記ケース表面に
    押し付け可能に設けたことを特徴とする請求項5に記載
    のブリーザ。
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