JPH07208623A - 高密封性の流体制御器 - Google Patents
高密封性の流体制御器Info
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- JPH07208623A JPH07208623A JP1594394A JP1594394A JPH07208623A JP H07208623 A JPH07208623 A JP H07208623A JP 1594394 A JP1594394 A JP 1594394A JP 1594394 A JP1594394 A JP 1594394A JP H07208623 A JPH07208623 A JP H07208623A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイアフラムで弁箱の開口部を永続して密封
することのできる高密封性の流体制御器の提供にある。 【構成】 流路を有するとともに開口部を有する弁箱と
流路を開閉するダイアフラムとこのダイアフラムの周縁
部を挟持する挟持部と操作機構とこの操作機構を上下動
させるハンドル部とからなる流体制御器であって、挟持
部の下部には挟持突条部と挟持切欠部とが設けられると
ともにこの挟持切欠部には円環状の凹条が設けられてお
り、ダイアフラム周縁部の上面には前記凹条に密着状態
で挟持される円環状の一の凸条が設けられるとともに下
面の前記一の凸条と対向する位置には弁箱に圧着されて
開口部を密封する円環状の二の凸条が設けられ、且つこ
のダイアフラムの周縁部は薄肉部とされて該薄肉部が挟
持突条部で挟持されダイアフラムの肉厚部分が挟持切欠
部で挟持されて締付固定されてなる。
することのできる高密封性の流体制御器の提供にある。 【構成】 流路を有するとともに開口部を有する弁箱と
流路を開閉するダイアフラムとこのダイアフラムの周縁
部を挟持する挟持部と操作機構とこの操作機構を上下動
させるハンドル部とからなる流体制御器であって、挟持
部の下部には挟持突条部と挟持切欠部とが設けられると
ともにこの挟持切欠部には円環状の凹条が設けられてお
り、ダイアフラム周縁部の上面には前記凹条に密着状態
で挟持される円環状の一の凸条が設けられるとともに下
面の前記一の凸条と対向する位置には弁箱に圧着されて
開口部を密封する円環状の二の凸条が設けられ、且つこ
のダイアフラムの周縁部は薄肉部とされて該薄肉部が挟
持突条部で挟持されダイアフラムの肉厚部分が挟持切欠
部で挟持されて締付固定されてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高密封性の流体制御器
に係り、その目的はダイアフラムで弁箱の開口部を永続
して密封することのできる高密封性の流体制御器の提供
にある。
に係り、その目的はダイアフラムで弁箱の開口部を永続
して密封することのできる高密封性の流体制御器の提供
にある。
【0002】
【従来の技術】従来の流体制御器としては、例えば図5
に示すように、流路(C)(C)を有するとともに開口
部(D)を有する弁箱(B)と、この開口部(D)に位
置して配設され流路(C)(C)を開閉するダイアフラ
ム(E)と、このダイアフラム(E)の周縁部(F)
(F)をボルト(図示せず)等を介して挟持する挟持部
(G)(G)と、ダイアフラム(E)の背面側に設けら
れた操作機構(H)と、この操作機構(H)を上下動さ
せるハンドル部(I)とからなるものであった。また、
操作機構(H)は少なくとも上部に嵌合部(K)を有す
るコンプレッサ(J)と、このコンプレッサ(J)の嵌
合部(K)に一端が嵌合され他端がハンドル部(I)に
取設されたステム(L)とから構成されてなる。このよ
うな構成からなる流体制御器(A)においては、ハンド
ル部(I)を回動させると、このハンドル部(I)と連
結されたステム(L)が上下動し、このステム(L)の
上下動によりダイアフラム(E)が弁箱(B)のシール
座(M)へ圧接又は離間して流路(C)(C)を開放又
は閉鎖する。
に示すように、流路(C)(C)を有するとともに開口
部(D)を有する弁箱(B)と、この開口部(D)に位
置して配設され流路(C)(C)を開閉するダイアフラ
ム(E)と、このダイアフラム(E)の周縁部(F)
(F)をボルト(図示せず)等を介して挟持する挟持部
(G)(G)と、ダイアフラム(E)の背面側に設けら
れた操作機構(H)と、この操作機構(H)を上下動さ
せるハンドル部(I)とからなるものであった。また、
操作機構(H)は少なくとも上部に嵌合部(K)を有す
るコンプレッサ(J)と、このコンプレッサ(J)の嵌
合部(K)に一端が嵌合され他端がハンドル部(I)に
取設されたステム(L)とから構成されてなる。このよ
うな構成からなる流体制御器(A)においては、ハンド
ル部(I)を回動させると、このハンドル部(I)と連
結されたステム(L)が上下動し、このステム(L)の
上下動によりダイアフラム(E)が弁箱(B)のシール
座(M)へ圧接又は離間して流路(C)(C)を開放又
は閉鎖する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この流体制
御器ではダイアフラムの周縁部を偏平なものとし、この
ダイアフラムの周縁部をボルト等の締付けによって挟持
部で挟持しているために、ダイアフラムを圧着状態で挟
持しにくく、弁箱の開口部を永続して密封することがで
きないといった課題があった。このことによって、流路
を流れる流体がこの挟持部分から外部に漏れてしまう可
能性がある。
御器ではダイアフラムの周縁部を偏平なものとし、この
ダイアフラムの周縁部をボルト等の締付けによって挟持
部で挟持しているために、ダイアフラムを圧着状態で挟
持しにくく、弁箱の開口部を永続して密封することがで
きないといった課題があった。このことによって、流路
を流れる流体がこの挟持部分から外部に漏れてしまう可
能性がある。
【0004】そこでこの発明者は上記実情に鑑み、ダイ
アフラムで弁箱の開口部を永続して密封することのでき
る高密封性の流体制御器について鋭意研究を続けた。
アフラムで弁箱の開口部を永続して密封することのでき
る高密封性の流体制御器について鋭意研究を続けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、流
路を有するとともに開口部を有する弁箱とこの開口部に
位置して配設され流路を開閉するダイアフラムとこのダ
イアフラムの周縁部を挟持する挟持部とダイアフラムの
背面側に設けられた操作機構とこの操作機構を上下動さ
せるハンドル部とからなる流体制御器であって、挟持部
の下部には挟持突条部と挟持切欠部とが設けられるとと
もにこの挟持切欠部には円環状の凹条が設けられてお
り、ダイアフラム周縁部の上面には前記凹条に密着状態
で挟持される円環状の一の凸条が設けられるとともに下
面の前記一の凸条と対向する位置には弁箱に圧着されて
開口部を密封する円環状の二の凸条が設けられ、且つこ
のダイアフラムの周縁部は薄肉部とされて該薄肉部が挟
持突条部で挟持されダイアフラムの肉厚部分が挟持切欠
部で挟持されて締付固定されてなることを特徴とする高
密封性の流体制御器に係る。
路を有するとともに開口部を有する弁箱とこの開口部に
位置して配設され流路を開閉するダイアフラムとこのダ
イアフラムの周縁部を挟持する挟持部とダイアフラムの
背面側に設けられた操作機構とこの操作機構を上下動さ
せるハンドル部とからなる流体制御器であって、挟持部
の下部には挟持突条部と挟持切欠部とが設けられるとと
もにこの挟持切欠部には円環状の凹条が設けられてお
り、ダイアフラム周縁部の上面には前記凹条に密着状態
で挟持される円環状の一の凸条が設けられるとともに下
面の前記一の凸条と対向する位置には弁箱に圧着されて
開口部を密封する円環状の二の凸条が設けられ、且つこ
のダイアフラムの周縁部は薄肉部とされて該薄肉部が挟
持突条部で挟持されダイアフラムの肉厚部分が挟持切欠
部で挟持されて締付固定されてなることを特徴とする高
密封性の流体制御器に係る。
【0006】
【作用】挟持部の挟持切欠部に円環状の凹条を設け、ダ
イアフラムの周縁部を薄肉部とし、且つダイアフラム周
縁部の上面に前記凹条に密着状態で挟持される円環状の
一の凸条を設けるとともに下面の前記一の凸条と対向す
る位置に弁箱に圧着されて開口部を密封する円環状の二
の凸条を設ける。従って、ダイアフラムを容易に圧着状
態で挟持することができ、流路を流れる流体がこの挟持
部分から外部へ漏れるのを防止することができる。ま
た、挟持部の下部に挟持突条部と挟持切欠部とを設ける
とともに、ダイアフラムの周縁部を薄肉部とし、この薄
肉部を挟持突条部で挟持し且つダイアフラムの肉厚部分
を挟持切欠部で挟持して締付固定する。従って、ダイア
フラムを容易に且つ強固に締付固定することができる。
イアフラムの周縁部を薄肉部とし、且つダイアフラム周
縁部の上面に前記凹条に密着状態で挟持される円環状の
一の凸条を設けるとともに下面の前記一の凸条と対向す
る位置に弁箱に圧着されて開口部を密封する円環状の二
の凸条を設ける。従って、ダイアフラムを容易に圧着状
態で挟持することができ、流路を流れる流体がこの挟持
部分から外部へ漏れるのを防止することができる。ま
た、挟持部の下部に挟持突条部と挟持切欠部とを設ける
とともに、ダイアフラムの周縁部を薄肉部とし、この薄
肉部を挟持突条部で挟持し且つダイアフラムの肉厚部分
を挟持切欠部で挟持して締付固定する。従って、ダイア
フラムを容易に且つ強固に締付固定することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明に係る高密封性の流体制御器
の実施例について、図面に基づいて説明する。図1はこ
の発明の一実施例に係る高密封性の流体制御器を示す概
略説明図、図2は図1示のダイアフラムの挟持部分を示
す部分拡大図、図3はダイアフラムを示す平面図、図4
は図3示のダイアフラムの断面図である。
の実施例について、図面に基づいて説明する。図1はこ
の発明の一実施例に係る高密封性の流体制御器を示す概
略説明図、図2は図1示のダイアフラムの挟持部分を示
す部分拡大図、図3はダイアフラムを示す平面図、図4
は図3示のダイアフラムの断面図である。
【0008】(1)は流体制御器であって、この流体制
御器(1)は図1に示すように、弁箱(2)と、挟持部
(6)(6)と、ダイアフラム(3)と、操作機構
(4)と、この操作機構(4)を上下動させるハンドル
部(5)とから構成されている。弁箱(2)には流体が
流れる流路(7)(7)と、開口部(8)と、流路
(7)(7)を積留めるシール座(9)が設けられてい
る。挟持部(6)(6)の下部には図1及び図2に示す
ように、後述するダイアフラム(3)の薄肉部(10)
(10)を挟持する挟持突条部(11)(11)と、ダ
イアフラム(3)の周縁の肉厚部分(12)(12)を
挟持する挟持切欠部(13)(13)とが設けられてい
る。また、この挟持部(6)(6)の挟持切欠部(1
3)(13)には、円環状の凹条(14)(14)が設
けられている。
御器(1)は図1に示すように、弁箱(2)と、挟持部
(6)(6)と、ダイアフラム(3)と、操作機構
(4)と、この操作機構(4)を上下動させるハンドル
部(5)とから構成されている。弁箱(2)には流体が
流れる流路(7)(7)と、開口部(8)と、流路
(7)(7)を積留めるシール座(9)が設けられてい
る。挟持部(6)(6)の下部には図1及び図2に示す
ように、後述するダイアフラム(3)の薄肉部(10)
(10)を挟持する挟持突条部(11)(11)と、ダ
イアフラム(3)の周縁の肉厚部分(12)(12)を
挟持する挟持切欠部(13)(13)とが設けられてい
る。また、この挟持部(6)(6)の挟持切欠部(1
3)(13)には、円環状の凹条(14)(14)が設
けられている。
【0009】ダイアフラム(3)の周縁部の上面には図
3及び図4に示すように、挟持部(6)(6)の挟持切
欠部(13)(13)に設けられた凹条(14)(1
4)に密着状態で挟持される円環状の一の凸条(15)
(15)が設けられている。ダイアフラム(3)周縁部
の下面の前記一の凸条(15)(15)と対向する位置
には弁箱(2)に圧着されて開口部(8)を密封する円
環状の二の凸条(16)(16)が設けられている。ダ
イアフラム(3)の周縁部は、図4に示すように薄肉部
(10)(10)とされており、この薄肉部(10)
(10)が挟持突条部(11)(11)で挟持され、ダ
イアフラム(3)の肉厚部分(12)(12)が挟持切
欠部(13)(13)で挟持されてボルト(図示せず)
等で締付固定されてなる。
3及び図4に示すように、挟持部(6)(6)の挟持切
欠部(13)(13)に設けられた凹条(14)(1
4)に密着状態で挟持される円環状の一の凸条(15)
(15)が設けられている。ダイアフラム(3)周縁部
の下面の前記一の凸条(15)(15)と対向する位置
には弁箱(2)に圧着されて開口部(8)を密封する円
環状の二の凸条(16)(16)が設けられている。ダ
イアフラム(3)の周縁部は、図4に示すように薄肉部
(10)(10)とされており、この薄肉部(10)
(10)が挟持突条部(11)(11)で挟持され、ダ
イアフラム(3)の肉厚部分(12)(12)が挟持切
欠部(13)(13)で挟持されてボルト(図示せず)
等で締付固定されてなる。
【0010】尚、図3に示す(22)(22)・・はダ
イアフラム(3)を締付固定する際にボルト等を挿通さ
せる挿通孔である。また、図3に示すように、ダイアフ
ラム(3)上面の周縁部に設けられた一の凸条(15)
(15)内の略中央部に流路(7)(7)閉鎖時にシー
ル座(9)に沿って一連に密着する横断状の突条(2
1)を設けると良い。この突条(21)を設けることに
よって、ダイアフラム(3)のシール座(9)への圧接
時に、該シール座(9)へこの突条(21)が圧接して
流路(7)(7)を流れる流体を確実に堰き止めること
ができる。
イアフラム(3)を締付固定する際にボルト等を挿通さ
せる挿通孔である。また、図3に示すように、ダイアフ
ラム(3)上面の周縁部に設けられた一の凸条(15)
(15)内の略中央部に流路(7)(7)閉鎖時にシー
ル座(9)に沿って一連に密着する横断状の突条(2
1)を設けると良い。この突条(21)を設けることに
よって、ダイアフラム(3)のシール座(9)への圧接
時に、該シール座(9)へこの突条(21)が圧接して
流路(7)(7)を流れる流体を確実に堰き止めること
ができる。
【0011】このダイアフラム(3)の素材としては特
に限定されず、耐熱、耐寒性や屈曲性、腐食性などに優
れた従来より公知の天然ゴム、ニトリルゴム、スチレン
ゴム、ブタジエン・イソブチレン合成ゴム、ポリクロロ
プレンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム、
ポリウレタンゴムなどのゴム製又はポリ四弗化エチレン
(PTFE)等の合成樹脂製のものが好適に使用され
る。尚、このダイアフラム(3)内に該ダイアフラム
(3)を補強するための線材(図示せず)を埋設しても
良い。
に限定されず、耐熱、耐寒性や屈曲性、腐食性などに優
れた従来より公知の天然ゴム、ニトリルゴム、スチレン
ゴム、ブタジエン・イソブチレン合成ゴム、ポリクロロ
プレンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム、
ポリウレタンゴムなどのゴム製又はポリ四弗化エチレン
(PTFE)等の合成樹脂製のものが好適に使用され
る。尚、このダイアフラム(3)内に該ダイアフラム
(3)を補強するための線材(図示せず)を埋設しても
良い。
【0012】操作機構(4)は図1に示すように、少な
くともコンプレッサ(17)と、ステム(18)とから
構成されている。コンプレッサ(17)はアルミニウ
ム、ステンレス鋼、真鍮、鉄等から形成されている。こ
のコンプレッサ(17)は前記ダイアフラム(3)の背
面上に設けられており、このコンプレッサ(17)の上
部にはステム(18)を嵌合する嵌合部(19)が設け
られている。ステム(18)の下部には前記コンプレッ
サ(17)の嵌挿部(19)に嵌挿する嵌挿部材(2
0)が設けられており、ステム(18)の上部はハンド
ル部(5)に取設されている。
くともコンプレッサ(17)と、ステム(18)とから
構成されている。コンプレッサ(17)はアルミニウ
ム、ステンレス鋼、真鍮、鉄等から形成されている。こ
のコンプレッサ(17)は前記ダイアフラム(3)の背
面上に設けられており、このコンプレッサ(17)の上
部にはステム(18)を嵌合する嵌合部(19)が設け
られている。ステム(18)の下部には前記コンプレッ
サ(17)の嵌挿部(19)に嵌挿する嵌挿部材(2
0)が設けられており、ステム(18)の上部はハンド
ル部(5)に取設されている。
【0013】このように構成されてなる流体制御器
(1)の使用状態を図1に基づいて説明する。流路
(7)(7)を閉鎖する場合には、ハンドル部(5)を
回転させる。すると、このハンドル部(5)の回転によ
ってステム(18)が下降するとともに、コンプレッサ
(17)が下降する。コンプレッサ(17)が下降する
と、該コンプレッサ(17)がダイアフラム(3)を押
圧する。このコンプレッサ(11)によってダイアフラ
ム(3)が押圧されると、弁箱(2)のシール座(9)
へダイアフラム(3)が押圧されて流路(7)(7)が
閉鎖される。
(1)の使用状態を図1に基づいて説明する。流路
(7)(7)を閉鎖する場合には、ハンドル部(5)を
回転させる。すると、このハンドル部(5)の回転によ
ってステム(18)が下降するとともに、コンプレッサ
(17)が下降する。コンプレッサ(17)が下降する
と、該コンプレッサ(17)がダイアフラム(3)を押
圧する。このコンプレッサ(11)によってダイアフラ
ム(3)が押圧されると、弁箱(2)のシール座(9)
へダイアフラム(3)が押圧されて流路(7)(7)が
閉鎖される。
【0014】流路(7)(7)を開放する場合には、前
記流路(7)(7)の閉鎖作業と反対方向にハンドル部
(5)を回転させる。すると、このハンドル部(5)の
回転によってステム(18)が上昇するとともに、コン
プレッサ(17)が上昇する。コンプレッサ(17)が
上昇すると、該コンプレッサ(18)がダイアフラム
(3)を引き上げる。このコンプレッサ(17)によっ
てダイアフラム(3)が引き上げられると、弁箱(2)
のシール座(9)へ押圧されていたダイアフラム(3)
が離間して流路(7)(7)が開放される。
記流路(7)(7)の閉鎖作業と反対方向にハンドル部
(5)を回転させる。すると、このハンドル部(5)の
回転によってステム(18)が上昇するとともに、コン
プレッサ(17)が上昇する。コンプレッサ(17)が
上昇すると、該コンプレッサ(18)がダイアフラム
(3)を引き上げる。このコンプレッサ(17)によっ
てダイアフラム(3)が引き上げられると、弁箱(2)
のシール座(9)へ押圧されていたダイアフラム(3)
が離間して流路(7)(7)が開放される。
【0015】このように、挟持部(6)(6)の挟持切
欠部(13)(13)に円環状の凹条(14)(14)
を設け、ダイアフラム(3)の周縁部を薄肉部(10)
(10)とし、且つダイアフラム(3)周縁部の上面に
前記凹条(14)(14)に密着状態で挟持される円環
状の一の凸条(15)(15)を設けるとともに下面の
前記一の凸条(15)(15)と対向する位置に弁箱
(2)に圧着されて開口部(8)を密封する円環状の二
の凸条(16)(16)を設けるようにしたので、ダイ
アフラム(3)を容易に圧着状態で挟持することがで
き、弁箱(2)の開口部(8)を永続して密封すること
ができる。従って、流路(7)(7)を流れる流体がこ
の挟持部分から外部へ漏れるのを防止することができ
る。また、挟持部(6)(6)の下部に挟持突条部(1
1)(11)と挟持切欠部(13)(13)とを設ける
とともに、ダイアフラム(3)の周縁部を薄肉部(1
0)(10)とし、この薄肉部(10)(10)を挟持
突条部(11)(11)で挟持し且つダイアフラム
(3)の肉厚部分(12)(12)を挟持切欠部(1
3)(13)で挟持して締付固定するようにしたので、
ダイアフラム(3)を容易に且つ強固に締付固定するこ
とができる。
欠部(13)(13)に円環状の凹条(14)(14)
を設け、ダイアフラム(3)の周縁部を薄肉部(10)
(10)とし、且つダイアフラム(3)周縁部の上面に
前記凹条(14)(14)に密着状態で挟持される円環
状の一の凸条(15)(15)を設けるとともに下面の
前記一の凸条(15)(15)と対向する位置に弁箱
(2)に圧着されて開口部(8)を密封する円環状の二
の凸条(16)(16)を設けるようにしたので、ダイ
アフラム(3)を容易に圧着状態で挟持することがで
き、弁箱(2)の開口部(8)を永続して密封すること
ができる。従って、流路(7)(7)を流れる流体がこ
の挟持部分から外部へ漏れるのを防止することができ
る。また、挟持部(6)(6)の下部に挟持突条部(1
1)(11)と挟持切欠部(13)(13)とを設ける
とともに、ダイアフラム(3)の周縁部を薄肉部(1
0)(10)とし、この薄肉部(10)(10)を挟持
突条部(11)(11)で挟持し且つダイアフラム
(3)の肉厚部分(12)(12)を挟持切欠部(1
3)(13)で挟持して締付固定するようにしたので、
ダイアフラム(3)を容易に且つ強固に締付固定するこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、流路
を有するとともに開口部を有する弁箱とこの開口部に位
置して配設され流路を開閉するダイアフラムとこのダイ
アフラムの周縁部を挟持する挟持部とダイアフラムの背
面側に設けられた操作機構とこの操作機構を上下動させ
るハンドル部とからなる流体制御器であって、挟持部の
下部には挟持突条部と挟持切欠部とが設けられるととも
にこの挟持切欠部には円環状の凹条が設けられており、
ダイアフラム周縁部の上面には前記凹条に密着状態で挟
持される円環状の一の凸条が設けられるとともに下面の
前記一の凸条と対向する位置には弁箱に圧着されて開口
部を密封する円環状の二の凸条が設けられ、且つこのダ
イアフラムの周縁部は薄肉部とされて該薄肉部が挟持突
条部で挟持されダイアフラムの肉厚部分が挟持切欠部で
挟持されて締付固定されてなることを特徴とする高密封
性の流体制御器であるから、以下の効果を奏する。
を有するとともに開口部を有する弁箱とこの開口部に位
置して配設され流路を開閉するダイアフラムとこのダイ
アフラムの周縁部を挟持する挟持部とダイアフラムの背
面側に設けられた操作機構とこの操作機構を上下動させ
るハンドル部とからなる流体制御器であって、挟持部の
下部には挟持突条部と挟持切欠部とが設けられるととも
にこの挟持切欠部には円環状の凹条が設けられており、
ダイアフラム周縁部の上面には前記凹条に密着状態で挟
持される円環状の一の凸条が設けられるとともに下面の
前記一の凸条と対向する位置には弁箱に圧着されて開口
部を密封する円環状の二の凸条が設けられ、且つこのダ
イアフラムの周縁部は薄肉部とされて該薄肉部が挟持突
条部で挟持されダイアフラムの肉厚部分が挟持切欠部で
挟持されて締付固定されてなることを特徴とする高密封
性の流体制御器であるから、以下の効果を奏する。
【0017】即ち、挟持部の挟持切欠部に円環状の凹条
を設け、ダイアフラムの周縁部を薄肉部とし、且つダイ
アフラム周縁部の上面に前記凹条に密着状態で挟持され
る円環状の一の凸条を設けるとともに下面の前記一の凸
条と対向する位置に弁箱に圧着されて開口部を密封する
円環状の二の凸条を設けるようにしたので、ダイアフラ
ムを容易に圧着状態で挟持することができ、弁箱の開口
部を永続して密封することができる。従って、流路を流
れる流体がこの挟持部分から外部へ漏れるのを防止する
ことができる。また、挟持部の下部に挟持突条部と挟持
切欠部とを設けるとともに、ダイアフラムの周縁部を薄
肉部とし、この薄肉部を挟持突条部で挟持し且つダイア
フラムの肉厚部分を挟持切欠部で挟持して締付固定する
ようにしたので、ダイアフラムを容易に且つ強固に締付
固定することができる。
を設け、ダイアフラムの周縁部を薄肉部とし、且つダイ
アフラム周縁部の上面に前記凹条に密着状態で挟持され
る円環状の一の凸条を設けるとともに下面の前記一の凸
条と対向する位置に弁箱に圧着されて開口部を密封する
円環状の二の凸条を設けるようにしたので、ダイアフラ
ムを容易に圧着状態で挟持することができ、弁箱の開口
部を永続して密封することができる。従って、流路を流
れる流体がこの挟持部分から外部へ漏れるのを防止する
ことができる。また、挟持部の下部に挟持突条部と挟持
切欠部とを設けるとともに、ダイアフラムの周縁部を薄
肉部とし、この薄肉部を挟持突条部で挟持し且つダイア
フラムの肉厚部分を挟持切欠部で挟持して締付固定する
ようにしたので、ダイアフラムを容易に且つ強固に締付
固定することができる。
【図1】この発明の一実施例に係る高密封性の流体制御
器を示す概略説明図である。
器を示す概略説明図である。
【図2】図1示のダイアフラムの挟持部分を示す部分拡
大図である。
大図である。
【図3】ダイアフラムを示す平面図である。
【図4】図3示のダイアフラムの断面図である。
【図5】従来の流体制御器を示す概略構成図である。
1 流体制御器 2 弁箱 3 ダイアフラム 4 操作機構 5 ハンドル部 6 挟持部 7 流路 8 開口部 10 薄肉部 11 挟持突条部 12 肉厚部分 13 挟持切欠部 14 凹条 15 一の凸条 16 二の凸条
Claims (1)
- 【請求項1】 流路を有するとともに開口部を有する弁
箱とこの開口部に位置して配設され流路を開閉するダイ
アフラムとこのダイアフラムの周縁部を挟持する挟持部
とダイアフラムの背面側に設けられた操作機構とこの操
作機構を上下動させるハンドル部とからなる流体制御器
であって、挟持部の下部には挟持突条部と挟持切欠部と
が設けられるとともにこの挟持切欠部には円環状の凹条
が設けられており、ダイアフラム周縁部の上面には前記
凹条に密着状態で挟持される円環状の一の凸条が設けら
れるとともに下面の前記一の凸条と対向する位置には弁
箱に圧着されて開口部を密封する円環状の二の凸条が設
けられ、且つこのダイアフラムの周縁部は薄肉部とされ
て該薄肉部が挟持突条部で挟持されダイアフラムの肉厚
部分が挟持切欠部で挟持されて締付固定されてなること
を特徴とする高密封性の流体制御器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01594394A JP3358754B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 高密封性の流体制御器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01594394A JP3358754B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 高密封性の流体制御器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208623A true JPH07208623A (ja) | 1995-08-11 |
JP3358754B2 JP3358754B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=11902852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01594394A Expired - Fee Related JP3358754B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 高密封性の流体制御器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3358754B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004301181A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Tonii Seiki Seisakusho:Kk | ガス圧調整器におけるガス洩れ防止機構 |
KR20150018794A (ko) * | 2012-05-30 | 2015-02-24 | 가부시끼가이샤후지킨 | 다이아프램 및 다이아프램 밸브 |
CN104487743A (zh) * | 2012-05-30 | 2015-04-01 | 株式会社富士金 | 隔膜及隔膜阀 |
US12055240B2 (en) | 2022-05-16 | 2024-08-06 | Nippon Daiya Valve Co., Ltd. | Diaphragm and diaphragm valve |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP01594394A patent/JP3358754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004301181A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Tonii Seiki Seisakusho:Kk | ガス圧調整器におけるガス洩れ防止機構 |
KR20150018794A (ko) * | 2012-05-30 | 2015-02-24 | 가부시끼가이샤후지킨 | 다이아프램 및 다이아프램 밸브 |
CN104487743A (zh) * | 2012-05-30 | 2015-04-01 | 株式会社富士金 | 隔膜及隔膜阀 |
US9423037B2 (en) | 2012-05-30 | 2016-08-23 | Kabushiki Kaisha Fujikin | Diaphragm with flange and annular ridge and diaphragm valve using the same |
US12055240B2 (en) | 2022-05-16 | 2024-08-06 | Nippon Daiya Valve Co., Ltd. | Diaphragm and diaphragm valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3358754B2 (ja) | 2002-12-24 |
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