JPH0221529Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0221529Y2 JPH0221529Y2 JP17656384U JP17656384U JPH0221529Y2 JP H0221529 Y2 JPH0221529 Y2 JP H0221529Y2 JP 17656384 U JP17656384 U JP 17656384U JP 17656384 U JP17656384 U JP 17656384U JP H0221529 Y2 JPH0221529 Y2 JP H0221529Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve seat
- seat member
- crankcase
- valve
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、円板状に設定されたロータリーバ
ルブのシール装置に関する。
ルブのシール装置に関する。
２サイクルエンジンの吸気装置には円板状のロ
ータリーバルブがよく使用される。その１例を第
３図、第４図、第５図に示す。
ータリーバルブがよく使用される。その１例を第
３図、第４図、第５図に示す。
先ずクランクケース１の外面に、クランク軸２
を中心とした円形の凹室３を形成し、吸気通路４
を凹室３内に開口する。凹室３には、その底面に
インナーバルブシート５を嵌着し、開放面にアウ
ターバルブシート６と一体のカバー７を被着し、
両バルブシート５，６間に円板状のバルブ室８を
形成する。インナーバルブシート５、アウターバ
ルブシート６およびカバー７には前記吸気通路４
に対応する通孔９，１０，１０ａがあき、一連の
吸気通路を構成する。通孔１０ａにはキヤブレタ
１１が接続される。
を中心とした円形の凹室３を形成し、吸気通路４
を凹室３内に開口する。凹室３には、その底面に
インナーバルブシート５を嵌着し、開放面にアウ
ターバルブシート６と一体のカバー７を被着し、
両バルブシート５，６間に円板状のバルブ室８を
形成する。インナーバルブシート５、アウターバ
ルブシート６およびカバー７には前記吸気通路４
に対応する通孔９，１０，１０ａがあき、一連の
吸気通路を構成する。通孔１０ａにはキヤブレタ
１１が接続される。
上記バルブ室８には円板状のロータリーバルブ
１２が収められ、吸気通路４を遮断する。ロータ
リーバルブ１２はバルブ室８中心に突出したクラ
ンク軸２に回転一体で軸方向に摺動可能に軸支さ
れて回転し、外周部に形成された切欠１３によつ
て回転に応じて吸気通路４を開閉する。この場
合、クランク室内の負圧、正圧に応じてロータリ
ーバルブ１２はインナーバルブシート５、アウタ
ーバルブシート６に圧接してシール性が高くなつ
ているが、正圧でアウターバルブシート６に接す
るときは、バルブ室８の密閉度が重要である。１
４はバルブ室８を密閉するため、凹室３とカバー
７との間に介装したＯリングである。
１２が収められ、吸気通路４を遮断する。ロータ
リーバルブ１２はバルブ室８中心に突出したクラ
ンク軸２に回転一体で軸方向に摺動可能に軸支さ
れて回転し、外周部に形成された切欠１３によつ
て回転に応じて吸気通路４を開閉する。この場
合、クランク室内の負圧、正圧に応じてロータリ
ーバルブ１２はインナーバルブシート５、アウタ
ーバルブシート６に圧接してシール性が高くなつ
ているが、正圧でアウターバルブシート６に接す
るときは、バルブ室８の密閉度が重要である。１
４はバルブ室８を密閉するため、凹室３とカバー
７との間に介装したＯリングである。
ところが、クランクケース１が製作上クランク
軸心を通る面で分割されている場合、例えば図例
のように上下割にして分割ケース１ａ，１ｂを会
わせて構成された場合は、第５図（第４図Ｂ−Ｂ
矢視）に示す通り、バルブ室８に通じているクラ
ンク室の圧縮圧が合わせ面１５から矢印のように
外部に漏出する不都合が生じることがある。
軸心を通る面で分割されている場合、例えば図例
のように上下割にして分割ケース１ａ，１ｂを会
わせて構成された場合は、第５図（第４図Ｂ−Ｂ
矢視）に示す通り、バルブ室８に通じているクラ
ンク室の圧縮圧が合わせ面１５から矢印のように
外部に漏出する不都合が生じることがある。
また、従来のロータリーバルブのシール装置に
は実開昭54−30118号公報に示されるものがある。
このシール装置はインナーバルブシート部材とア
ウターバルブシート部材の合せ面に形成される周
溝を、ロータリーバルブの外周側に位置させ、こ
の周溝内にＯリングを介在させたものであるが、
このシール構造では、クランクケース内の混合気
がインナーバルブシート部材の内側からクランク
ケースの凹部面に沿つて漏出して外部に出、圧縮
洩れが生じるおそれがあつた。
は実開昭54−30118号公報に示されるものがある。
このシール装置はインナーバルブシート部材とア
ウターバルブシート部材の合せ面に形成される周
溝を、ロータリーバルブの外周側に位置させ、こ
の周溝内にＯリングを介在させたものであるが、
このシール構造では、クランクケース内の混合気
がインナーバルブシート部材の内側からクランク
ケースの凹部面に沿つて漏出して外部に出、圧縮
洩れが生じるおそれがあつた。
この考案の目的は、上記の不都合を解消するた
め、クランクケースの合わせ面が直接的にバルブ
室に露われないようにし、圧縮洩れを確実かつ未
然に防止したロータリーバルブのシール装置を得
ようとするものである。
め、クランクケースの合わせ面が直接的にバルブ
室に露われないようにし、圧縮洩れを確実かつ未
然に防止したロータリーバルブのシール装置を得
ようとするものである。
上記目的を以つて、この考案は、クランクケー
スにクランク軸を中心とした円形の凹室を、吸気
通路に連通可能に形成し、上記凹室内にインナー
バルブシート部材、円板状ロータリーバルブおよ
びアウターバルブシート部材を順次配置したもの
において、前記ロータリーバルブの外周を囲むよ
うにしたＯリングを、前記クランクケース、イン
ナーバルブシート部材およびアウターバルブシー
ト部材の境界部に形成される周溝内に配置したも
のである。
スにクランク軸を中心とした円形の凹室を、吸気
通路に連通可能に形成し、上記凹室内にインナー
バルブシート部材、円板状ロータリーバルブおよ
びアウターバルブシート部材を順次配置したもの
において、前記ロータリーバルブの外周を囲むよ
うにしたＯリングを、前記クランクケース、イン
ナーバルブシート部材およびアウターバルブシー
ト部材の境界部に形成される周溝内に配置したも
のである。
第１図、第２図にこの考案の実施例を示す。
クランクケース１，１ａ，１ｂ、クランク軸
２、凹室３、吸気通路４、インナーバルブシート
５、アウターバルブシート６、これと一体のカバ
ー７、バルブ室８、通孔９，１０，１０ａ、キヤ
ブレタ１１、ロータリーバルブ１２などの構成、
作用は従来のものと変らない。
２、凹室３、吸気通路４、インナーバルブシート
５、アウターバルブシート６、これと一体のカバ
ー７、バルブ室８、通孔９，１０，１０ａ、キヤ
ブレタ１１、ロータリーバルブ１２などの構成、
作用は従来のものと変らない。
インナーバルブシート５の外周には、バルブ室
８に向つて段状の周溝１６が設けられ、この周溝
１６に対向してカバー７の外周部にリング状突起
１７がある。周溝１６にＯリング１８の一部を嵌
め、カバー７を被着したとき周溝１６と突起１７
とによつてＯリング１８を挟圧する。
８に向つて段状の周溝１６が設けられ、この周溝
１６に対向してカバー７の外周部にリング状突起
１７がある。周溝１６にＯリング１８の一部を嵌
め、カバー７を被着したとき周溝１６と突起１７
とによつてＯリング１８を挟圧する。
以上の構成により、第２図に示す通り、バルブ
室８とクランクケース合わせ面１５とはＯリング
１８によつて完全に遮断され、クランク室に通じ
たバルブ室８の圧縮洩れはない。
室８とクランクケース合わせ面１５とはＯリング
１８によつて完全に遮断され、クランク室に通じ
たバルブ室８の圧縮洩れはない。
この考案に係るロータリーバルブのシール装置
は、Ｏリングの設置位置を変更しただけの簡単な
構造で、クランクケース合わせ面からの圧洩れを
完全に防ぎ、吸気効率を上げ、エンジン性能を向
上する。このシールは、インナーバルブシート部
材とアウターバルブシート部材とＯリングで行な
うので、クランクケースに設けた凹室の内径加工
や合わせ面荒さの精度に関りがなく、また実施例
のように段状の周溝にＯリングを収めると組付け
しやすく、コスト上不利になることなく機能を…
向上する。
は、Ｏリングの設置位置を変更しただけの簡単な
構造で、クランクケース合わせ面からの圧洩れを
完全に防ぎ、吸気効率を上げ、エンジン性能を向
上する。このシールは、インナーバルブシート部
材とアウターバルブシート部材とＯリングで行な
うので、クランクケースに設けた凹室の内径加工
や合わせ面荒さの精度に関りがなく、また実施例
のように段状の周溝にＯリングを収めると組付け
しやすく、コスト上不利になることなく機能を…
向上する。
また、ロータリーバルブの外周を囲むようにし
たＯリングを、クランクケース、インナーバルブ
シート部材およびアウターバルブシート部材の境
界部に形成される周溝内に配置したので、クラン
クケース内の混合気がクランクケースの凹部面
（インナーバルブシート部材の内側）を通つて漏
出するのを防止でき、圧縮洩れが生じるのを未然
にかつ確実に防止することができる。
たＯリングを、クランクケース、インナーバルブ
シート部材およびアウターバルブシート部材の境
界部に形成される周溝内に配置したので、クラン
クケース内の混合気がクランクケースの凹部面
（インナーバルブシート部材の内側）を通つて漏
出するのを防止でき、圧縮洩れが生じるのを未然
にかつ確実に防止することができる。
第１図はこの考案の実施例を示すロータリーバ
ルブの縦断平面図、第２図は同クラクケース合わ
せ面で横断した拡大平面図、第３図は従来のロー
タリーバルブを例示する縦断面図、第４図は第３
図Ａ−Ａ矢視縦断面図、第５図は第４図Ｂ−Ｂ矢
視の拡大した横断面図である。 １……クランクケース、１ａ，１ｂ……同分割
ケース、２……クランク軸、３……凹室、４……
吸気通路、５……インナーバルブシート、６……
アウターバルブシート、７……カバー、８……バ
ルブ室、１１……キヤブレタ、１２……ロータリ
ーバルブ、１５……合わせ面、１６……周溝、１
７……突起、１８……Ｏリング。
ルブの縦断平面図、第２図は同クラクケース合わ
せ面で横断した拡大平面図、第３図は従来のロー
タリーバルブを例示する縦断面図、第４図は第３
図Ａ−Ａ矢視縦断面図、第５図は第４図Ｂ−Ｂ矢
視の拡大した横断面図である。 １……クランクケース、１ａ，１ｂ……同分割
ケース、２……クランク軸、３……凹室、４……
吸気通路、５……インナーバルブシート、６……
アウターバルブシート、７……カバー、８……バ
ルブ室、１１……キヤブレタ、１２……ロータリ
ーバルブ、１５……合わせ面、１６……周溝、１
７……突起、１８……Ｏリング。
Claims (1)
- クランクケースにクランク軸を中心とした円形
の凹室を、吸気通路に連通可能に形成し、上記凹
室内にインナーバルブシート部材、円板状ロータ
リーバルブおよびアウターバルブシート部材を順
次配置したものにおいて、前記ロータリーバルブ
の外周を囲むようにしたＯリングを、前記クラン
クケース、インナーバルブシート部材およびアウ
ターバルブシート部材の境界部に形成される周溝
内に配置したことを特徴とするロータリーバルブ
のシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17656384U JPH0221529Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17656384U JPH0221529Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6192703U JPS6192703U (ja) | 1986-06-16 |
| JPH0221529Y2 true JPH0221529Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=30734160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17656384U Expired JPH0221529Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0221529Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1031165C2 (nl) * | 2006-02-16 | 2007-08-17 | Jacob Arnold Hendrik Fr Jaquet | Verbrandingsmotor met variabele compressieverhouding. |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP17656384U patent/JPH0221529Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6192703U (ja) | 1986-06-16 |
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