JP2022096550A - 車両用ブリーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気性能を低下させることなくケース内部への耐浸水性を確保できる車両用ブリーザ装置を提供する。【解決手段】動力部材を潤滑油とともに収容するケースに装着され、ケースの内部空間とケースの外部空間とを連通させる連通孔を有する筒状のブリーザ本体と、ブリーザ本体の先端部に装着されて先端部を覆うキャップと、キャップ内においてブリーザ本体の先端面に対向する着座部を有する筒状の排気弁子と、ブリーザ本体の先端面と排気弁子の着座部との間に介在するシール部材と、キャップと排気弁子との間に配設され、排気弁子をブリーザ本体の先端面側へ付勢するバネと、を備えた車両用ブリーザ装置であって、筒状の排気弁子におけるキャップに対向する端部には、防水通気膜が開口を覆った状態で配設されている。【選択図】図1
Description
本発明は、ケースの内部と外部との間を開放又は閉塞する車両用ブリーザ装置に関する。
ケース内部の圧力が高くなった場合に排気し、ケース内部の圧力が低くなった場合に吸気する車両用ブリーザ装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用ブリーザ装置がそれである。
特許文献1に記載された車両用ブリーザ装置では、ケース内部の圧力が低くなって吸気される場合におけるケース内部への浸水を阻止する耐浸水性を確保するために、排気弁にバネ荷重(付勢力)が付与されている。耐浸水性を向上するにはバネ荷重を大きくすると良い。しかし、バネ荷重を大きくするとケース内部の圧力が高くなった場合の排気性能が低下してしまう。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、排気性能を低下させることなくケース内部への耐浸水性を確保できる車両用ブリーザ装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、動力部材を潤滑油とともに収容するケースに装着され、前記ケースの内部空間と前記ケースの外部空間とを連通させる連通孔を有する筒状のブリーザ本体と、前記ブリーザ本体の先端部に装着されて前記先端部を覆うキャップと、前記キャップ内において前記ブリーザ本体の先端面に対向する着座部を有する筒状の排気弁子と、前記ブリーザ本体の前記先端面と前記排気弁子の前記着座部との間に介在するシール部材と、前記キャップと前記排気弁子との間に配設され、前記排気弁子を前記先端面側へ付勢するバネと、を備えた車両用ブリーザ装置であって、筒状の前記排気弁子における前記キャップに対向する端部には、防水通気膜が前記端部に開く開口を覆った状態で配設されていることにある。
第1発明の車両用ブリーザ装置によれば、筒状の前記排気弁子における前記キャップに対向する端部には、防水通気膜が前記端部に開く開口を覆った状態で配設されている。吸気に伴って排気弁子とキャップとの間にある空間に浸入した水は、防水通気膜により排気弁子の端部に開く開口への浸入が阻止され、その浸水の圧力はバネが付勢する方向と同じ方向に作用する。すなわち、浸水の圧力は、排気弁子をシール部材側に押圧するように作用し、これによりシール部材はブリーザ本体の先端面側に押圧される。このように、水の浸入は防水通気膜により阻止されるとともに、その浸水の圧力がバネの付勢力を補助するように作用することにより浸水前よりも高い付勢力でシール部材が押圧されることで耐浸水性が確保される。また、浸水の圧力がバネの付勢力を補助するように作用しない場合に比較して、バネの付勢力を小さくすることができるため、排気性能の低下を抑制することができる。したがって、排気性能を低下させることなくケース内部への耐浸水性を確保することができる。
第2発明の車両用ブリーザ装置によれば、第1発明において、前記バネが付勢する方向は下向きである。バネが付勢する方向が下向きである場合すなわちキャップが上方にあり排気弁子が下方にある場合には、車両用ブリーザ装置の吸気に伴って排気弁子とキャップとの間にある空間に水が浸入すると、排気弁子とキャップとの間にある空間の上部の気体(空気)の多くが防水通気膜を経由してケース内部へ早期に逃がされる。そのため、浸水が排気弁子とキャップとの間にある空間の上部に早期に呼び込まれる。したがって、浸水の圧力が早く排気弁子に作用して排気弁子がブリーザ本体の先端面側に押圧される。これにより、バネが付勢する方向が下向きではない場合に比較して、ケース内部への耐浸水性を向上させることができる。
第3発明の車両用ブリーザ装置によれば、第2発明において、前記防水通気膜は、前記キャップに対して凸形状となっている。防水通気膜がキャップに対して凸形状となっている場合には、凸形状となっていない場合に比較して、車両用ブリーザ装置の吸気に伴って排気弁子とキャップとの間にある空間に水が浸入した場合にその空間の上部に空気が残りにくくなって、浸水の圧力により排気弁子がブリーザ本体の先端面側に押圧されることで耐浸水性の向上が図られる。また、排気弁子とキャップとの間にある空間に水が浸入した場合にその空間の上部に空気が残りにくくするために排気弁子とキャップとの間の距離を短くする必要がないため、吸気通路の断面積が狭くならず圧力損失が大きくならないので吸気性能の悪化が抑制される。
第4発明の車両用ブリーザ装置によれば、第3発明において、前記排気弁子には、前記凸形状となっている前記防水通気膜を支持する突設部が設けられている。排気弁子に突設部が設けられていることにより、その突設部が設けられていない場合に比較して、浸水した場合でもその浸水の圧力に抗して防水通気膜の形状が維持されやすくなる。これにより、車両用ブリーザ装置が排気及び吸気を繰り返してもケース内部への耐浸水性が維持される。
第5発明の車両用ブリーザ装置によれば、第3発明において、(a)前記ブリーザ本体の前記連通孔内において前記排気弁子の前記着座部に対向する吸気弁子着座部を有する吸気弁子と、前記吸気弁子を前記排気弁子の前記着座部側へ付勢する吸気弁子付勢バネと、が備えられ、(b)前記吸気弁子には、前記凸形状となっている前記防水通気膜を支持する突設部が設けられている。吸気弁子に突設部が設けられていることにより、その突設部が設けられていない場合に比較して、浸水した場合でもその浸水の圧力に抗して防水通気膜の形状が維持されやすくなる。これにより、車両用ブリーザ装置が排気及び吸気を繰り返してもケース内部への耐浸水性が維持される。
以下、本発明の各実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の各実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
本明細書では、「中心線CLに平行な方向」、「中心線CLを中心とする径方向」、及び「中心線CLを中心とする周方向」を、それぞれ単に「中心線CL方向」、「径方向」、及び「周方向」と記す。
図1は、本発明の実施例1に係る車両用ブリーザ装置10の断面図である。図1に示す車両用ブリーザ装置10は、排気状態及び吸気状態のいずれでもない非作動状態である。図1並びに後述の図2及び図3は、車両用ブリーザ装置10を中心線CL方向に切断した断面図である。なお、図1及び後述する図2乃至6では、便宜上、中心線CL方向における紙面上方を「上方側」とし、中心線CL方向における紙面下方を「下方側」とする。
車両用ブリーザ装置10は、ブリーザ本体20、第1弁子30、第2弁子40、シール部材50、第1バネ52、第2バネ(吸気弁子付勢バネ)54、キャップ60、及び防水通気膜70を備える。図1は、第1弁子30、第2弁子40、シール部材50、第1バネ52、第2バネ54、及びキャップ60のそれぞれの中心線が車両用ブリーザ装置10におけるブリーザ本体20の中心線CLに一致した状態、すなわち第1弁子30、第2弁子40、シール部材50、第1バネ52、第2バネ54、及びキャップ60が中心線CLに直交する方向に位置ずれしていない状態を示している。
ブリーザ本体20は、中心線CLを中心とする円筒状である。ブリーザ本体20は、小径筒部22と大径筒部24とを有する。大径筒部24は、ブリーザ本体20における上部の先端部20tに設けられている。先端部20tにおける先端の面が先端面20tfである。先端面20tfは、大径筒部24における先端の面であるとともに、ブリーザ本体20における先端の面でもある。小径筒部22は、ブリーザ本体20における先端部20tとは反対側の下部の基端部に設けられている。小径筒部22における大径筒部24側は、大径筒部24よりも外径が小さい。これにより、ブリーザ本体20の外周側において、大径筒部24と小径筒部22との境界には段部24aが形成されている。小径筒部22における下端部は、動力部材502を潤滑油とともに収容するケース500にネジ等で装着される部分である。例えば、ケース500はトランスアクスルケースであって、機械を動かす力を伝達する動力部材502である変速機及びファイナルギヤ並びにATF(Automatic Transmission Fluid)等の潤滑油を収容している。
ブリーザ本体20は、径方向における中心線CL側にケース500の内部空間80と連通されている連通孔20hを有する。連通孔20hは、ケース500の内部空間80とケース500の外部空間90とを連通させる排気通路F1及び吸気通路F2となる(図2及び図3参照)。小径筒部22における上方には、内径が大きくされたボア部22aが設けられている。ボア部22aが設けられたことにより、小径筒部22には段部22bが形成されている。大径筒部24の内周面には、上方に向かうに従い内径が拡がるテーパー面24bと、そのテーパー面24bの上端部よりも上方において内径が変化しない同径面24cと、が設けられている。
大径筒部24の同径面24cと、第2弁子40の第2着座部(吸気弁子着座部)44の外周面44oと、の隙間は、車両用ブリーザ装置10が排気状態にある場合において排気通路F1となり、車両用ブリーザ装置10が吸気状態にある場合において吸気通路F2となる(図2及び図3参照)。
キャップ60は、筒部62と底部64とを有し、中心線CLを中心とする有底で円筒状である。キャップ60は、ブリーザ本体20の先端部20tを覆っている。キャップ60の筒部62の先端部には、例えば周方向に等角度間隔毎に内周側に局所的に突き出された掛止突起62aが形成されている。この掛止突起62aがブリーザ本体20の段部24aに掛け止められることによって、キャップ60がブリーザ本体20の先端部20tに装着されている。
第1弁子30は、キャップ60内に配設され、筒部32と第1着座部34とを有する。筒部32は、第1弁子30においてキャップ60側に設けられた中心線CLを中心とする円筒状である。第1着座部34は、第1弁子30においてブリーザ本体20の先端部20t側に設けられた中心線CLを中心とする円筒状である。筒部32は、第1着座部34の内周部からキャップ60の底部64側に突出し、筒部32の外径は、第1着座部34の外径よりも小さい。中心線CL方向において、第1着座部34の下面は、ブリーザ本体20の先端面20tfに対向している。第1弁子30は、第1着座部34及び筒部32の内周側に設けられた孔部30hを有する。第1弁子30は内周面30iを有し、その内側が孔部30hである。キャップ60の底部64に対向する第1弁子30の上方側の端部30tにおいて、孔部30hの開口30oが開いている。第1弁子30は、車両用ブリーザ装置10の排気弁子として機能し、本発明における「排気弁子」に相当する。
シール部材50は、中心線CLを中心とする円盤状であって、その中心部に貫通孔を有する。シール部材50は、ブリーザ本体20の先端面20tfと第1弁子30の第1着座部34との間に介在している。シール部材50は、例えば比較的硬度が低く弾性変形しやすいゴム製である。一方、ブリーザ本体20、キャップ60、第1弁子30、及び後述の第2弁子40は、例えば比較的硬度が高く弾性変形しにくい合成樹脂製や金属製である。
ブリーザ本体20の先端部20t、シール部材50、及び第1弁子30が有する第1着座部34のそれぞれの外径は、それぞれが径方向に対向するキャップ60の筒部62の内径よりも小さく構成されている。
第1バネ52は、キャップ60の底部64と第1弁子30との間に配設され、第1弁子30をシール部材50側及びブリーザ本体20の先端面20tf側に向かう下向きに付勢している。第1バネ52は、例えば中心線CLを中心に螺旋状に巻かれた圧縮コイルバネである。第1バネ52は、本発明における「バネ」に相当する。
第2弁子40は、柱状部42と第2着座部44とを有する。柱状部42は、中心線CLを中心とする円柱状である。第2着座部44は、中心線CL方向における柱状部42の中央部から外周側に突出した円盤状であってブリーザ本体20の連通孔20h内に配設されている。中心線CL方向において、第2着座部44は、シール部材50を介して第1弁子30の第1着座部34に対向している。ブリーザ本体20の先端面20tfは、第1着座部34の下面における外周側の領域に対向しているのに対して、第2着座部44は、第1着座部34の下面における内周側の領域に対向している。第1着座部34は、本発明における「着座部」に相当する。第2着座部44の外径は、ブリーザ本体20の大径筒部24の内周面が同径面24cとなっている部位の内径よりも小さく構成されている。ブリーザ本体20の連通孔20h内において、第2着座部44の外周面44oは、ブリーザ本体20の大径筒部24に設けられた同径面24cに径方向に対向している。第2弁子40において、柱状部42は、第2着座部44の径方向における内周側部分から上方に突出した突出部42aと、第2着座部44の径方向における内周側部分から下方に突出した突出部42bと、を有する。中心線CL方向において、突出部42aは、シール部材50の貫通孔及び第1弁子30の孔部30h内において第1弁子30の端部30tよりも下方に位置まで突出している。突出部42bは、ブリーザ本体20の連通孔20h内に位置している。第2弁子40は、車両用ブリーザ装置10の吸気弁子として機能する。
なお、第2着座部44の外周部には、例えば周方向に等角度間隔毎に、テーパー面24bに平行であって径方向に延びる溝(不図示)が設けられており、第2弁子40が下方に移動して第2着座部44がテーパー面24bに接触した状態となってもテーパー面24bと第2着座部44との間には下流側吸気通路F2bとなる隙間が確保される。
第2バネ54は、ブリーザ本体20の段部22bと第2弁子40の第2着座部44との間に配設され、第2弁子40をシール部材50側及び第1弁子30の第1着座部34側へ付勢している。第2バネ54は、例えば中心線CLを中心に螺旋状に巻かれた圧縮コイルバネである。
防水通気膜70は、水などの液体は通過させずに空気などの気体を通過させることができる膜、例えば、4フッ化エチレン樹脂を用いて形成された多孔質膜である。防水通気膜70は、第1弁子30におけるキャップ60の底部64に対向する端部30tの接合部72に円環状に固定され、孔部30hの開口30oを覆った状態で配設されている。例えば、第1弁子30が熱可塑性の合成樹脂製である場合には、第1弁子30の端部30tを融点を超えるまでレーザ等で加熱して圧力を加えて結合させる溶着により防水通気膜70が固定され、第1弁子30が金属製である場合には、第1弁子30の端部30tに設けられた円環状の溝とその溝に嵌め込まれた留具との間に防水通気膜70が挟まれることで防水通気膜70が固定される。
第1弁子30及び防水通気膜70とキャップ60との間、シール部材50とキャップ60との間、並びにブリーザ本体20の大径筒部24とキャップ60との間には、接続空間82が形成されている。非作動状態において、接続空間82における第1弁子30の端部30tとキャップ60の底部64とは、中心線CL方向に距離L[mm]だけ離間している。接続空間82とケース500の外部空間90とは、車両用ブリーザ装置10の状態(非作動状態、排気状態、及び吸気状態)にかかわらず連通している。
図2は、図1に示す車両用ブリーザ装置10の排気状態を説明する図である。
ケース500の内部空間80の圧力P1[Pa]と、ケース500の外部空間90すなわち接続空間82の圧力P2[Pa]と、の圧力差ΔPx[Pa](=P1-P2)が所定の第1開放圧力値(>0)以上になると、内部空間80の圧力P1により中心線CL方向の上向きに作用する力が第2弁子40に働いて第2弁子40が非作動状態よりも上方へ移動する。所定の第1開放圧力値は、車両用ブリーザ装置10を排気状態にさせるために設定された圧力値であって、第1バネ52の付勢力、第2バネ54の付勢力、第1弁子30における圧力P1及び圧力P2の受圧面積、第2弁子40における圧力P1及び圧力P2の受圧面積、第1弁子30,第2弁子40,及びシール部材50のそれぞれに作用する重力等に基づいて設計的に或いは実験的に予め定められたものである。第2弁子40の上方への移動に伴い、シール部材50及び第1弁子30も上方へ移動する。第2弁子40、シール部材50、及び第1弁子30の上方への移動により、太い破線矢印で示す排気通路F1が形成され、ケース500内の空気が排出される。ケース500内の空気の排出により、圧力差ΔPxが所定の第1開放圧力値未満になると、第2弁子40が下方へ移動して非作動状態の位置に戻り、車両用ブリーザ装置10は図1に示した非作動状態となる。なお、排気性能すなわち排気のしやすさを向上させるには、第1バネ52の付勢力を小さくすると良い。第1バネ52の付勢力が小さいと、第1バネ52の付勢力が大きい場合に比較して第2弁子40が開放される速度が早くなって排気通路F1が素早く形成される。
図3は、図1に示す車両用ブリーザ装置10の吸気状態を説明する図である。
ケース500の外部空間90すなわち接続空間82の圧力P2と、ケース500の内部空間80の圧力P1と、の圧力差ΔPy(=P2-P1)が所定の第2開放圧力値(>0)以上になると、外部空間90及び接続空間82の圧力P2により中心線CL方向の下向きに作用する力が第2弁子40に働いて第2弁子40が非作動状態よりも下方へ移動する。所定の第2開放圧力値は、車両用ブリーザ装置10を吸気状態にさせるために設定された圧力値であって、第2バネ54の付勢力、第2弁子40における圧力P1及び圧力P2のそれぞれの受圧面積、第2弁子40に作用する重力等に基づいて設計的に或いは実験的に予め定められたものである。第2弁子40の下方への移動により、太い破線矢印で示す上流側吸気通路F2a及び下流側吸気通路F2bが形成され、ケース500内に空気が吸い込まれる。上流側吸気通路F2aは、吸気通路F2のうち上流側の通路であって外部空間90から接続空間82に至る通路であり、下流側吸気通路F2bは、吸気通路F2のうち下流側の通路であって第1弁子30の孔部30hから内部空間80に至る通路である。上流側吸気通路F2aと下流側吸気通路F2bとの間には前述した防水通気膜70があるため、上流側吸気通路F2aは空気及び水が流れ得る通路であるが、下流側吸気通路F2bは水が流れず空気が流れ得る通路である。車両用ブリーザ装置10が吸気状態にある場合には、上流側吸気通路F2a及び下流側吸気通路F2bを経由してケース500が吸気される。ケース500内への空気の吸い込みにより、圧力差ΔPyが所定の第2開放圧力値未満になると、第2弁子40が上方へ移動して非作動状態の位置に戻り、車両用ブリーザ装置10は図1に示した非作動状態となる。
ところで、車両用ブリーザ装置10は、吸気の際におけるケース500内部への浸水を阻止する耐浸水性を確保する必要がある。排気性能を向上させるために第1バネ52の付勢力を小さくすると、シール部材50が押圧される力が低下してブリーザ本体20の先端面20tfとシール部材50との間での耐浸水性が低下するおそれがある。
吸気に伴って第1弁子30とキャップ60との間にある接続空間82に浸入した水は、防水通気膜70により第1弁子30の端部30tに開く開口30oから孔部30hへ浸入することが阻止される。そして、その浸水の圧力は第1バネ52が付勢する方向と同じ方向に作用する。すなわち、浸水の圧力は、第1弁子30をシール部材50側に押圧するように作用し、これによりシール部材50はブリーザ本体20の先端面20tf側に押圧される。
本実施例によれば、筒状の第1弁子30におけるキャップ60の底部64に対向する上方側の端部30tには、防水通気膜70が端部30tに開く開口30oを覆った状態で配設されている。吸気に伴って第1弁子30とキャップ60との間にある接続空間82に浸入した水は、防水通気膜70により第1弁子30の端部30tに開く開口30oから孔部30hへの浸入が阻止され、その浸水の圧力は第1バネ52が付勢する方向と同じ方向に作用する。すなわち、浸水の圧力は、第1弁子30をシール部材50側に押圧するように作用し、これによりシール部材50はブリーザ本体20の先端面20tf側に押圧される。このように、水の浸入は防水通気膜70により阻止されるとともに、その浸水の圧力が第1バネ52の付勢力を補助するように作用することにより浸水前よりも高い付勢力でシール部材50が押圧されることで耐浸水性が確保される。また、浸水の圧力が第1バネ52の付勢力を補助するように作用しない場合に比較して、第1バネ52の付勢力を小さくすることができるため、排気性能の低下を抑制することができる。したがって、排気性能を低下させることなくケース500内部への浸水を阻止する耐浸水性を確保することができる。
本実施例によれば、第1バネ52が付勢する方向は下向きである。第1バネ52が付勢する方向が下向きである場合すなわちキャップ60の底部64が上方にあり第1弁子30が下方にある場合には、車両用ブリーザ装置10の吸気に伴って第1弁子30とキャップ60との間にある接続空間82に水が浸入すると、第1弁子30とキャップ60との間にある接続空間82の上部の空気の多くが防水通気膜70を経由してケース500内部へ早期に逃がされる。そのため、浸水が第1弁子30とキャップ60との間にある接続空間82の上部に早期に呼び込まれる。したがって、浸水の圧力が早く第1弁子30に作用して第1弁子30がブリーザ本体20の先端面20tf側に押圧される。これにより、第1バネ52が付勢する方向が下向きではない場合に比較して、ケース500内部への耐浸水性を向上させることができる。
図4は、本発明の実施例2に係る車両用ブリーザ装置110の断面図である。図4は、車両用ブリーザ装置110を中心線CL方向に切断した断面図であって、前述の実施例1における図1に対応するものである。本実施例は、実施例1における車両用ブリーザ装置10の構成と略同じであるが、実施例1における第1弁子30の替わりに第1弁子130となっている点及び防水通気膜70がキャップ60の底部64に対して凸形状となっている点が異なる。そのため、実施例1と異なる部分を中心に説明することとし、実施例1と機能において実質的に共通する部分には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
ところで、前述の実施例1において防水通気膜70が上方に配設されるほど(すなわち、第1弁子30の端部30tとキャップ60の底部64との距離Lが短いほど)、接続空間82の上部に空気が残りにくくなって浸水の圧力が第1バネ52の付勢力を補助するように作用しやすくなり耐浸水性の向上が図られる。しかし、距離Lが短くなると、車両用ブリーザ装置10が吸気状態にある場合において空気が吸い込まれる上流側吸気通路F2aの断面積が狭くなってしまい圧力損失が大きくなるため、吸気性能すなわち吸気のしやすさが悪化する。
図5は、図4に示す第1弁子130の形状を説明する図であって、(a)は上方から見た図であり、(b)は中心線CL方向に切断した断面図である。図5(a)は、図5(b)に示す矢印Aの方向に第1弁子130を見た図であり、図5(b)は、図5(a)に示す矢印Bの切断線で切断した第1弁子130の断面図である。
第1弁子130は、実施例1における第1弁子30の構成と略同じであるが、第1弁子30には設けられていなかった2つのブリッジ部136が設けられている点が異なる。第1弁子130の筒部32の端部30tには、図5(b)に示すように孔部30hの開口30oを跨いでキャップ60の底部64に対して円弧状の凸形状となっているブリッジ部136が2つ配設されている。ブリッジ部136は、第1弁子130の筒部32と一体となっており、筒部32の端部30tにおいて径方向に孔部30hを挟んで相対向する部分同士を架け渡している。2つのブリッジ部136は、それぞれの凸形状の頂上において交差している。第1弁子130に形成された孔部30hを上方から見ると、2つのブリッジ部136が形成されていない領域では、孔部30hの開口30oは塞がれていない状態となっている。前述の実施例1と同様に、非作動状態において接続空間82における第1弁子130の端部30tとキャップ60の底部64とは、中心線CL方向に距離Lだけ離間している。しかし、2つのブリッジ部136はキャップ60の底部64に対して凸形状となっているので、2つのブリッジ部136とキャップ60の底部64との中心線CL方向の最短距離は、距離Lよりも短い。
図4に戻り、防水通気膜70は、2つのブリッジ部136の上部を覆った状態で配設されている。これにより、防水通気膜70は、2つのブリッジ部136が孔部30hの開口30oを塞いでいない領域を覆った状態で配設されている。防水通気膜70は、2つのブリッジ部136の形状に応じてキャップ60の底部64に対して凸形状である半球状となっている。このように、2つのブリッジ部136は、凸形状となっている防水通気膜70を下側から支持する突設部(第1突設部)として機能している。
本実施例によれば、防水通気膜70はキャップ60の底部64に対して凸形状となっており、第1弁子130の端部30tには凸形状となっている防水通気膜70を支持する2つのブリッジ部136が設けられている。防水通気膜70がキャップ60の底部64に対して凸形状となっている場合には、凸形状となっていない場合に比較して、車両用ブリーザ装置110の吸気に伴って第1弁子130とキャップ60との間にある接続空間82に水が浸入した場合にその接続空間82の上部に空気が残りにくくなって、浸水の圧力により第1弁子30がブリーザ本体20の先端面20tf側に押圧されることで耐浸水性の向上が図られる。また、第1弁子130とキャップ60との間にある接続空間82に水が浸入した場合にその接続空間82の上部に空気が残りにくくするために第1弁子130とキャップ60との間の距離Lを短くする必要がないため、上流側吸気通路F2aの断面積が狭くならず圧力損失が大きくならないので吸気性能の悪化が抑制される。そして、2つのブリッジ部136が設けられていることにより、2つのブリッジ部136が設けられていない場合に比較して、浸水した場合でもその浸水の圧力に抗して防水通気膜70の形状が維持されやすくなる。これにより、車両用ブリーザ装置110が排気及び吸気を繰り返してもケース500内部への耐浸水性が維持される。
図6は、本発明の実施例3に係る車両用ブリーザ装置210の断面図である。図6は、車両用ブリーザ装置210を中心線CL方向に切断した断面図であって、前述の実施例1における図1に対応するものである。本実施例は、実施例1における車両用ブリーザ装置10の構成と略同じであるが、実施例1における第2弁子40の替わりに第2弁子240となっている点及び防水通気膜70がキャップ60の底部64に対して凸形状となっている点が異なる。そのため、実施例1と異なる部分を中心に説明することとし、実施例1と機能において実質的に共通する部分には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
第2弁子240は、実施例1における第2弁子40の構成と略同じであるが、柱状部42の替わりに柱状部242となっており、柱状部242は、第2着座部44の径方向における内周側部分から上方に突出した突出部242aと、第2着座部44の径方向における内周側部分から下方に突出した突出部242bと、を有する。中心線CL方向において、実施例1における第2弁子40の突出部42aは、第1弁子30の上方側の端部30tよりも下方に位置していた。それに対し、第2弁子240の突出部242aは、第1弁子30の端部30tより上方まで突出している。すなわち、中心線CL方向において、第2弁子40の突出部42aは、孔部30h内に位置していたのに対し、第2弁子240の突出部242aは、孔部30hの開口30oよりも突出した位置にある。突出部242aの先端面は、図6に示すように円弧状の断面形状となっている。第1弁子30に形成された孔部30hを上方から見ると、柱状部242の突出部242aが孔部30hの開口30oから突出していない領域では、孔部30hの開口30oは塞がれていない状態となっている。
防水通気膜70は、第2弁子240の突出部242aの上部を覆った状態で配設されている。これにより、防水通気膜70は、柱状部242の突出部242aが孔部30hの開口30oを塞いでいない領域を覆った状態で配設されている。防水通気膜70は、柱状部242の突出部242aの先端面の形状に応じてキャップ60の底部64に対して凸形状である半球状となっている。このように、柱状部242の突出部242aは、凸形状となっている防水通気膜70を下側から支持する突設部(第2突設部)として機能している。
本実施例によれば、防水通気膜70はキャップ60の底部64に対して凸形状となっており、第2弁子240の柱状部242には、凸形状となっている防水通気膜70を支持する突出部242aが設けられている。前述の実施例2と同様に、防水通気膜70がキャップ60の底部64に対して凸形状となっている場合には、凸形状となっていない場合に比較して、車両用ブリーザ装置210の吸気に伴って第1弁子30とキャップ60との間にある接続空間82に水が浸入した場合にその接続空間82の上部に空気が残りにくくなって、浸水の圧力により耐浸水性の向上が図られる。また、柱状部242の突出部242aが孔部30hの開口30oよりも突出していることにより、孔部30hの開口30oよりも突出していない場合に比較して、浸水した場合でもその浸水の圧力に抗して防水通気膜70の形状が維持されやすくなる。これにより、車両用ブリーザ装置210が排気及び吸気を繰り返してもケース500内部への耐浸水性が維持される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
前述の実施例1,2,3では、中心線CL方向について詳しく説明していなかったが、例えば車両用ブリーザ装置10,110,210がケース500の鉛直上部に装着された状態では、中心線CL方向は、鉛直線と平行であっても良いし、鉛直線に対して傾斜していても良い。例えば、第1バネ52が付勢する方向(すなわち中心線CL方向)が水平方向であって、水平方向においてキャップ60の底部64が第1弁子30,130よりもケース500から離間した側にある態様であっても良い。このような態様であっても、吸気に伴って第1弁子30,130とキャップ60との間にある接続空間82に浸入した水は、防水通気膜70により第1弁子30,130の端部30tに開く開口30oへの浸入が阻止され、その浸水の圧力は第1バネ52が付勢する方向と同じ方向に作用する。これにより、排気性能を低下させることなくケース500内部への耐浸水性を確保することができる。
前述の実施例2では、ブリッジ部136は2つであったが、これに限らず、1つであっても3つ以上であっても良い。また、ブリッジ部136は、必ずしも筒部32の端部30tにおいて径方向に孔部30hを挟んで相対向する部分同士をまっすぐに架け渡す形状に限らず、例えば第1弁子130を上方から見た場合、中心線CLから等角度間隔(例えば、2π/3[rad])毎に放射状に第1弁子130の上方側の端部30tに向かって延びて架け渡す形状であっても良い。また、ブリッジ部136は、その中間部が開放された一対の突起のように第1弁子130の端部30tにおいて径方向に孔部30hを挟んで相対向する部分同士を完全に繋がった状態で架け渡していなくても良い。要するに、ブリッジ部136は、浸水した場合でもその浸水の圧力に抗して防水通気膜70の凸形状が維持されるように防水通気膜70を支持する形状であれば良い。
前述の実施例2,3では、中心線CL方向に切断した断面図において、ブリッジ部136及び突出部242aの先端面が円弧状であったが、これに限らない。例えば、中心線CL方向に切断した断面図において、ブリッジ部136が三角形状であったり、突出部242aの先端面がキャップ60の底部64に平行な直線状であったりしても良い。これにより、中心線CL方向に切断した断面図において、防水通気膜70は、ブリッジ部136及び突出部242aの先端面の形状に応じて、それぞれキャップ60の底部64に対して凸形状である三角形状や台形状となる。
前述の実施例2,3では、キャップ60の底部64に対して凸形状となっている防水通気膜70を支持する機能を有する突設部として、2つのブリッジ部136及び柱状部242の突出部242aがそれぞれ設けられていた。しかし、防水通気膜70自体が浸水の圧力に対してその形状を維持できる機械的強度を有しているのであれば突設部は必ずしも必要ない。
前述の実施例1,2,3では、シール部材50と第1弁子30,130とは別々の部材であったが、例えばシール部材50は、第1弁子30,130の第1着座部34とシール部材50との間の耐浸水性を確保した状態で第1弁子30,130の第1着座部34の下面に相対移動不能に貼り付けられていても良い。
前述の実施例1,2,3では、車両用ブリーザ装置10,110,210においてブリーザ本体20、第1弁子30,130、シール部材50、及びキャップ60は円筒状であり、第2弁子40,240の柱状部42,242は円柱状であり、第2弁子40,240の第2着座部44は円盤状であったが、本発明はこの態様に限らない。例えば、これらの形状は、それぞれ中心線CL方向に見た断面が正方形や正六角形等である筒状、柱状、及び盤状であっても良い。
前述の実施例1,2,3では、ブリーザ本体20が装着されるケース500はトランスアクスルケースであったが、これに限らず、例えばハイブリッド車両や電気自動車などの走行用駆動源である回転電機のロータやステータを動力部材として収容するケースであっても良い。
なお、上述したのはあくまでも本発明の実施例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10、110、210:車両用ブリーザ装置
20:ブリーザ本体
20h:連通孔
20t:先端部(キャップに対向する端部)
20tf:先端面
30、130:第1弁子(排気弁子)
30o:開口
34:第1着座部(着座部)
50:シール部材
52:第1バネ(バネ)
60:キャップ
70:防水通気膜
80:内部空間
90:外部空間
500:ケース
502:動力部材
20:ブリーザ本体
20h:連通孔
20t:先端部(キャップに対向する端部)
20tf:先端面
30、130:第1弁子(排気弁子)
30o:開口
34:第1着座部(着座部)
50:シール部材
52:第1バネ(バネ)
60:キャップ
70:防水通気膜
80:内部空間
90:外部空間
500:ケース
502:動力部材
Claims (1)
- 動力部材を潤滑油とともに収容するケースに装着され、前記ケースの内部空間と前記ケースの外部空間とを連通させる連通孔を有する筒状のブリーザ本体と、前記ブリーザ本体の先端部に装着されて前記先端部を覆うキャップと、前記キャップ内において前記ブリーザ本体の先端面に対向する着座部を有する筒状の排気弁子と、前記ブリーザ本体の前記先端面と前記排気弁子の前記着座部との間に介在するシール部材と、前記キャップと前記排気弁子との間に配設され、前記排気弁子を前記先端面側へ付勢するバネと、を備えた車両用ブリーザ装置であって、
筒状の前記排気弁子における前記キャップに対向する端部には、防水通気膜が前記端部に開く開口を覆った状態で配設されている
ことを特徴とする車両用ブリーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020209724A JP2022096550A (ja) | 2020-12-17 | 2020-12-17 | 車両用ブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020209724A JP2022096550A (ja) | 2020-12-17 | 2020-12-17 | 車両用ブリーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022096550A true JP2022096550A (ja) | 2022-06-29 |
Family
ID=82163907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020209724A Pending JP2022096550A (ja) | 2020-12-17 | 2020-12-17 | 車両用ブリーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022096550A (ja) |
-
2020
- 2020-12-17 JP JP2020209724A patent/JP2022096550A/ja active Pending
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