JP2005226803A - ブリーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ケース外方の空間の寸法を確保して、ケースの搭載自由度を向上させる。
【解決手段】 ブリーザ装置100は、ケースに形成され、内部に、通路径に差を有する段部を含む通気路が形成されたケース外方に突出する突出部104と、段部に離着座するように設けられ、通気路を開閉するパッキン108と、突出部104をケース外方から覆うようにかつケース内外を連通するように、ケースに取り付けられるキャップ102と、パッキン108とキャップ102との間に設けられ、パッキン108を閉弁方向に付勢するスプリング106とを含む。
【選択図】 図2
【解決手段】 ブリーザ装置100は、ケースに形成され、内部に、通路径に差を有する段部を含む通気路が形成されたケース外方に突出する突出部104と、段部に離着座するように設けられ、通気路を開閉するパッキン108と、突出部104をケース外方から覆うようにかつケース内外を連通するように、ケースに取り付けられるキャップ102と、パッキン108とキャップ102との間に設けられ、パッキン108を閉弁方向に付勢するスプリング106とを含む。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ブリーザ装置に関し、特に、ケース外方の空間を確保するブリーザ装置の構造に関する。
一般に、トランスミッション、ディファレンシャル機構等の部品を密封するケースには、ケース内の圧力が一定になるように維持するブリーザ装置が設けられる。ケース内の圧力は、熱等の影響を受けるため、一定とならない。たとえば、ケース内部において熱が発生すると、あるいは外部からケースが加熱されると、ケース内の空気などの気体は暖まる。ケース内の気体が暖まると、気体は膨張する。そのため、気体の膨張に伴って、ケース内の圧力が上昇する。圧力の高い状態が維持されると、ケース内部に密封したオイルがシール部から漏れる等の問題が起こる。そのため、ケース内の圧力を抜いて圧力が一定になるように維持するブリーザ装置が設けられている。
このようなブリーザ装置として、特開平9−310773号公報(特許文献1)は、簡素な構造により、ケース内部の圧力を所定内に保持するとともに、水や外塵等の侵入を防止する安価で信頼性の高いブリーザ装置を開示する。このブリーザ装置は、ハウジングの内外を連通させる通気路を有する管部材の着座面に弁体を密着させて通気路を開閉させるとともに、管部材に取り付けたキャップ部材で弁体を覆い、キャップ部材と弁体との間にばね部材を介在させたものにおいて、管部材の通気路の内面と着座面とを連通するバイパス通路を設け、弁体はハウジングの内圧低下によって通気路側へ弾性変形可能な材料で形成され、着座面に開口された通気路およびバイパス通路を閉塞するように配置されている。
このブリーザ装置によると、通気路が閉塞されてもバイパス通路が開いてハウジング内部が完全に閉塞されることがない。この結果、ハウジング内圧を所定の大きさに確保することができ、ハウジングのシール部分から外気や水等を吸い込む現象を防止でき、ハウジング内部の汚染を防ぐことができる。
特開平9−310773号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたブリーザ装置によると、ブリーザ本体の上部に弁体やスプリング、キャップ部材を取り付けるとともに、ブリーザ本体をケースの外側に取り付けるようにしている。このため、ブリーザ装置自体が大型化するとともに、ブリーザ本体の一部や弁体、スプリング、キャップ部材がケース外方に突出することなる。そのため、ケース外方に設けられる部品との空間の寸法が小さくなってケースの搭載自由度が制約されてしまうという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ケース外方の空間の寸法を確保して、ケースの搭載自由度を向上させたブリーザ装置を提供することである。
第1の発明に係るブリーザ装置は、ケース内の圧力を抜くためのブリーザ装置である。ブリーザ装置は、ケースに形成され、内部に、通路径に差を有する段部を含む通気路が形成されたケース外方に突出する突出部と、段部に離着座するように設けられ、通気路を開閉する弁体と、突出部をケース外方から覆うようにかつケース内外を連通するように、ケースに取り付けられるキャップ部材と、弁体とキャップ部材との間に設けられ、弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段とを含む。
第1の発明によると、ケースに突出部が形成され、突出部の内部には、通路径に差を有する段部を含む通気路が形成される。この段部に離着座するように、通気路を開閉する弁体が設けられる。そして、ケースに突出部をケース外方から覆うようにかつケース内外を連通するように、キャップ部材が取り付けられる。通気路内部の弁体とキャップ部材との間に付勢手段(たとえば、スプリング)が設けられる。付勢手段は、弁体を閉弁方向に付勢する。ケースの内圧の上昇に伴い、通気路内の圧力が上昇すると、弁体において開弁方向の面圧が上昇する。弁体において、開弁方向の面圧が付勢手段の付勢力による閉弁方向の面圧よりも大きくなると、弁体は開弁方向に動いて、通気路は開弁される。ケース内の気体は、弁体が開弁すると圧力の低いケースの外側へと流れを形成する。そして、ケースの内圧が下がり、弁体において、内圧による開弁方向の面圧が付勢手段の付勢力による閉弁方向の面圧よりも小さくなると、弁体は閉弁方向に動いて、通気路は閉弁される。これにより、従来、ブリーザ本体に設けられる付勢手段および弁体等の構成部品をケースの内側に設けることができる。そのため、ブリーザ本体を廃止することができる。その結果、ブリーザ装置自体を小型化することができる。また、弁体および付勢手段がケースの内側に設けられるため、ケース外方に設けられる部品との空間の寸法を大きく確保することができる。そのため、ケースの搭載自由度を向上させることができる。したがって、ケース外方の空間の寸法を確保して、ケースの搭載自由度を向上させたブリーザ装置を提供することができる。
第2の発明に係るブリーザ装置においては、第1の発明の構成に加えて、キャップ部材は、通気路に嵌合されることによりケースに取り付けられる。
第2の発明によると、キャップ部材を通気路に嵌合することにより、付勢手段(たとえば、スプリング)を受ける座面をキャップ部材の通気路側に設けることができる。
第3の発明に係るブリーザ装置においては、第1の発明の構成に加えて、キャップ部材は、通気路に螺合されることによりケースに取り付けられる。
第3の発明によると、キャップ部材を通気路に螺合することにより、付勢手段(たとえば、スプリング)を受ける座面をキャップ部材の通気路側に設けることができる。さらに、キャップ部材を通気路に嵌合あるいは圧入すると、通気路の内径およびキャップ部材の凸部形状の設計寸法は、材質が異なることによる熱膨張差を考慮する必要があるが、キャップ部材を通気路に螺合することにより、熱膨張差を考慮せずにキャップ部材を通気路に固定することができる。そのため、キャップ部材の通気路への取り付けの信頼性が向上する。
第4の発明に係るブリーザ装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、キャップ部材は、ケース内外を連通するための溝が設けられる。
第4の発明によると、キャップ部材にケース内外を連通するための溝を設ける。これにより、ケースに溝を設けることなく、ケース内外を連通させることができる。そのため、ケースの加工が容易になる。
第5の発明に係るブリーザ装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、付勢手段は、スプリングである。
第5の発明によると、付勢手段としてスプリングを用いることにより、弁体に対して閉弁方向に付勢する付勢手段を容易に実現できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るブリーザ装置について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
本実施の形態に係るブリーザ装置100の取付対象部品は、内部が密封され、かつ内部の圧力が一定になるように保つことが必要となる部品であれば、特に限定されるものではない。たとえば、取付対象部品は、トランスミッション、ディファレンシャルおよびハイブリッド車両のトランスアクスル等の部品であって、ケース内の圧力が高くなり過ぎると内部の気体を抜いて、内部の圧力が一定になるようにするために設けられる。
本実施の形態に係るブリーザ装置100の取付対象部品は、内部が密封され、かつ内部の圧力が一定になるように保つことが必要となる部品であれば、特に限定されるものではない。たとえば、取付対象部品は、トランスミッション、ディファレンシャルおよびハイブリッド車両のトランスアクスル等の部品であって、ケース内の圧力が高くなり過ぎると内部の気体を抜いて、内部の圧力が一定になるようにするために設けられる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るブリーザ装置100は、ケースに形成されたケース外方に突出する突出部104と、キャップ102と、スプリング106と、パッキン108とから構成される。突出部104は、概略中空円筒形状に形成されている。
図2および図3は、図1において、突出部104の中空円筒の中心を通る2−2、3−3で形成される面で切断した断面図を示す。
図2に示すように、突出部104の内部には、通気路が形成される。通気路は、ケース内部に連通している。通気路には、通路径に差を有する段部を有する。この段部に通気路を開閉する弁体であるパッキン108が離着座するように設けられる。
また、突出部104には、ケース外方から通気路の開口部を覆うようにしてキャップ102が設けられる。キャップ102には、突出部104の内径側に対応するように、凸部形状を有する。キャップ102に設けられた凸部は、突出部104の内径側に嵌合あるいは圧入される。
キャップ102とパッキン108との間には、スプリング106が設けられる。スプリング106は、前述のキャップ102の通気路側の凸部形状により形成される面を着座面として、パッキン108に対して通気路を閉弁する方向に付勢する。なお、スプリング106は、パッキン108に対して閉弁方向に付勢するものであれば特に限定されるものではない。
また、突出部104は、通気路内と外部とを連通する通気穴を有する。通気穴の形状および位置は、特に限定されるものではないが、本実施の形態においては、図1に示すように、突出部104の中空円筒の外縁上に等間隔となる4箇所の位置に通気穴110がそれぞれ設けられる。通気穴の形状は、図3に示すように、突出部104のキャップ部材102と当接する部位において、突出部104の外周側と内周側とが連通するように切り欠かれた形状である。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係るブリーザ装置100の作用について説明する。
ケースの内圧の上昇に伴い、通気路内の圧力が上昇する。通気路内の圧力が上昇すると、パッキン108において開弁方向の面圧が上昇する。そして、パッキン108において、開弁方向の面圧がスプリング106の付勢力による閉弁方向の面圧よりも大きくなると、パッキン108は開弁方向に動いて、通気路は開弁される。ケース内の気体は、パッキン108が開弁すると圧力の低い側に流れを形成する。すなわち、ケース内の気体は、突出部104に設けられる通気穴110を通って外部へと流れる。そして、ケースの内圧が下がり、パッキン108において、内圧による開弁方向の面圧がスプリング106の付勢力による閉弁方向の面圧よりも小さくなると、パッキン108は閉弁方向に動いて、通気路は閉弁される。なお、スプリング106の付勢力を変更することにより、ケースの内圧を所望の圧力に設定することができる。
本実施の形態に係るブリーザ装置100を上述のような構造とすることにより、図4に示すように、従来のブリーザ装置150と比較して以下のような効果を有する。すなわち、図4(A)に示すように、従来のブリーザ装置150には、突出部154の外方にブリーザ本体160、パッキン158、スプリング156、キャップ152とが設けられる。
一方、図4(B)に示すように、ブリーザ装置100には、パッキン108およびスプリング106がケース内に設けられる。そのため、従来のブリーザ装置150よりも、ケース外方の他の部品に対して、空間の寸法を大きく確保することができる。また、従来のブリーザ装置150におけるブリーザ本体160を廃止することができるため、ブリーザ装置の小型化が図れる。また、部品点数が削減されるため、コストの低減が図れる。
以上のようにして、本実施の形態に係るブリーザ装置によると、ケースにはケース外方に突出するように突出部が形成され、突出部の内部には、通路径に差を有する段部を含む通気路が形成される。この段部に離着座するように、通気路を開閉するパッキンが設けられる。そして、ケースには突出部をケース外方から覆うようにかつケース内外を連通するようにキャップが取り付けられる。また、通気路内部のパッキンとキャップとの間にスプリングが設けられる。スプリングは、パッキンを閉弁方向に付勢する。これにより、従来、ブリーザ本体に設けられるスプリングおよびパッキン等の構成部品をケースの内側に設けることができる。そのため、ブリーザ本体を廃止することができる。その結果、ブリーザ装置自体を小型化することができる。また、パッキンおよびスプリングがケースの内側に設けられるため、ケース外方に設けられる部品との空間の寸法を大きく確保することができる。そのため、ケースの搭載自由度を向上させることができる。したがって、ケース外方の空間の寸法を確保して、ケースの搭載自由度を向上させたブリーザ装置を提供することができる。
また、キャップは、通気路に嵌合されることによりケースに取り付けられる。キャップを通気路に嵌合することにより、スプリングを受ける座面をキャップの通気路側に設けることができる。そして、キャップは、突出部の通気路の開口部を覆うように設けられるため、外部からブリーザ装置への水あるいは外塵の侵入を防ぐことができる。
<第2の実施の形態>
以下、図5〜図7を参照して、第2の実施の形態に係るブリーザ装置について説明する。本実施の形態に係るブリーザ装置は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置100の構成と比較して、キャップ102と、突出部104とに代えて、ワッシャ202と、プラグ210と、突出部204とを含む点が異なる。突出部204は、ケース外方に突出して概円筒形状に形成される。これら以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の構成と同じである。それらについては同じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下、図5〜図7を参照して、第2の実施の形態に係るブリーザ装置について説明する。本実施の形態に係るブリーザ装置は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置100の構成と比較して、キャップ102と、突出部104とに代えて、ワッシャ202と、プラグ210と、突出部204とを含む点が異なる。突出部204は、ケース外方に突出して概円筒形状に形成される。これら以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の構成と同じである。それらについては同じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
図6および図7は、図5において、突出部204の中空円筒の中心を通る6−6、7−7で形成される面で切断した断面図を示す。
図6に示すように、突出部204の内部には、通気路が形成される。通気路は、ケース内部に連通している。通気路には、通路径に差を有する段部を有する。そして、通気路の開口部側においてめねじ加工が施される。
また、ケースに形成された突出部204には、突出部204の外周を覆うようにしてケースの内側方向にフランジが設けられたワッシャ202を介してプラグ210が設けられる。プラグ210には、突出部204に設けられためねじに対応するようにおねじ加工が施される。そして、プラグ210を突出部204に螺合することによりプラグ210とワッシャ202を突出部204に固定することができる。
図7に示すように、突出部204には、通気路内と外部とを連通する通気穴を有する。通気穴の形状および位置は、上述の第1の実施の形態において説明した通気穴と同じである。したがって、その詳細な説明は繰り返さない。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係るブリーザ装置100も、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置100と同様の作用を発現する。
以上のようにして、本実施の形態に係るブリーザ装置によると、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の効果に加えて、キャップとしてのプラグが通気路に螺合されることによりケースに取り付けられる。キャップを通気路に螺合することにより、スプリングを受ける座面をキャップの通気路側に設けることができる。さらに、キャップを通気路に嵌合あるいは圧入すると、通気路の内径およびキャップの凸部形状の設計寸法は、材質が異なることによる熱膨張差を考慮する必要があるが、キャップを通気路に螺合することにより、熱膨張差を考慮せずにキャップを通気路に固定することができる。そのため、キャップの通気路への取り付けの信頼性が向上する。そして、ワッシャは、ケースの内側方向にフランジが設けられるため、外部からブリーザ装置への水あるいは外塵の侵入を防ぐことができる。
<第3の実施の形態>
以下、図8〜図10を参照して、第3の実施の形態に係るブリーザ装置について説明する。本実施の形態に係るブリーザ装置100は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置100の構成と比較して、キャップ102と、突出部104とに代えてキャップ302と、突出部304とを含む点が異なる。突出部304は、ケース外方に突出して概円筒形状に形成される。これら以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の構成と同じである。それらについては同じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下、図8〜図10を参照して、第3の実施の形態に係るブリーザ装置について説明する。本実施の形態に係るブリーザ装置100は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置100の構成と比較して、キャップ102と、突出部104とに代えてキャップ302と、突出部304とを含む点が異なる。突出部304は、ケース外方に突出して概円筒形状に形成される。これら以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の構成と同じである。それらについては同じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
図9および図10は、図8において、突出部304の中空円筒の中心を通る9−9、10−10で形成される面で切断した断面図を示す。
図9に示すように、突出部304の内部には、通気路が形成されている。上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の突出部104とは、通気穴110が設けられていない点が異なる。
図10に示すように、本実施の形態に係るキャップ302は通気穴を有する。キャップ302に形成される通気穴の位置および形状は、通気路内と外部とが連通する位置および形状であれば特に限定されるものではないが、本実施の形態において、たとえば、キャップ302には、突出部304の内径側に当接する部位に等間隔毎に4箇所、円筒の内周側に凹部を設ける。そして、キャップ302には、突出部304の中空円筒の端面に当接する部位にもケース外方方向に凹部を前述の円筒の内周側の凹部と連通するように設ける。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係るブリーザ装置100も、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置100と同様の作用を発現する。
以上のようにして、本実施の形態に係るブリーザ装置によると、上述の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の効果に加えて、キャップにケース内外を連通するための溝を設ける。これにより、ケースに溝を設けることなく、ケース内外を連通させることができる。そのため、ケースの加工が容易になる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 ブリーザ装置、102,302 キャップ、104,204,304 突出部、106 スプリング、108 パッキン、110 通気穴、202 ワッシャ、210 プラグ。
Claims (5)
- ケース内の圧力を抜くためのブリーザ装置であって、
前記ブリーザ装置は、
ケース形成され、内部に、通路径に差を有する段部を含む通気路が形成されたケース外方に突出する突出部と、
前記段部に離着座するように設けられ、前記通気路を開閉する弁体と、
前記突出部をケース外方から覆うようにかつケース内外を連通するように、前記ケースに取り付けられるキャップ部材と、
前記弁体と前記キャップ部材との間に設けられ、前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段とを含む、ブリーザ装置。 - 前記キャップ部材は、前記通気路に嵌合されることにより前記ケースに取り付けられる、請求項1に記載のブリーザ装置。
- 前記キャップ部材は、前記通気路に螺合されることにより前記ケースに取り付けられる、請求項1に記載のブリーザ装置。
- 前記キャップ部材は、ケース内外を連通するための溝が設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載のブリーザ装置。
- 前記付勢手段は、スプリングである、請求項1〜4のいずれかに記載のブリーザ装置。
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2004
- 2004-02-16 JP JP2004038382A patent/JP2005226803A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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