JP2006290085A - フロートバルブのシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂製の弁体と弾性体の弁体との2重シール構造にすることにより、シール効果を向上させてなるフロートバルブのシール構造を提供すること。
【解決手段】 ケースと、該ケース内に形成される空間に上下動自在に設けられるフロートと、該フロートの上方に設けられる上部開口と、前記フロートの上部に設けられ、前記上部開口を開閉する樹脂製の第1の弁体と、前記フロートの上部で前記第1の弁体の下方に設けられ、前記上部開口を開閉する弾性を有する第2の弁体とを有し、第1の弁体および第2の弁体とで前記上部開口を開閉するフロートバルブのシール構造。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、フロートバルブのシール構造、例えば自動車等の燃料タンク内の燃料蒸発ガスを燃料タンク外に設けたキャニスタへ流出させてキャニスタの吸着剤に吸着させ、さらに燃料油面上昇時に燃料タンク内の燃料がキャニスタへ流出することを防止するフロートバルブのシール構造に関する。
従来、自動車用燃料系のフロートバルブのシール構造として図6に示すものが知られている。このフロートバルブ1のシール構造は、樹脂製のケース2によって形成される空間内に、上部に弁体4を一体に形成した樹脂製のフロート5が設けられてなり、燃料タンク6内にケース2が挿入され、その上方にカバー3を設ける形態で燃料タンク6の上壁面に取り付けられる。
また、前記ケース2の上面略中央には、弁座8が形成される開口9が設けられ、同ケース2の上方側面には、複数の燃料蒸発ガス用の通気孔7が形成され、同ケース2の底面には、複数の燃料出入孔10が設けられる。
そして、通常時、フロート5は下方に位置し、開口9は開放されているため、燃料タンク6内の温度が上昇する等により燃料タンク6内に燃料蒸発ガスが発生すると、発生した燃料蒸発ガスは、通気孔7および燃料出入孔10からケース2内に入り、開口9からカバー3内に開口される連通路11を経て図示しないキャニスタに至りキャニスタ内に設けられる吸着剤に吸着される。
車両が上下動したり旋回等すると燃料タンク6内の燃料油面12は大きく変動する。すると燃料の一部は燃料出入孔10からケース2内に侵入し、侵入した燃料は、フロート5を押し上げる。するとフロート5の上部に形成される弁体4は、開口9に形成される弁座8に当接し、開口9を閉鎖する。その結果、燃料が開口9および連通路11を介してキャニスタに流出することはない(特許文献1参照)。
ところで、従来例のフロートバルブは、軽量化或いはコスト面等を考慮し、図6に示すもののように、弁体4を樹脂製のフロート5と一体に形成し、弁座8を樹脂製のケース2と一体に形成することにより、樹脂製の弁体4と樹脂製の弁座8との当接で開口9のシールを行うものが多々用いられている。
このようなフロートバルブは、樹脂製の部材同士の当接であり、シール効果を高めるためには当接面の接触精度を上げる必要があるところ、樹脂成形により成形されるもの以上に精度が求められるものにおいては、成形後に表面加工を行う等の処置が必要となり、そのような処置を施すと必然的にコストが高騰するという問題を有していた。
また、例え、弁体および弁座に表面加工を施したとしても、自動車等の燃料タンクは、常時振動を受けており、強い振動を受けると弁体および弁座の当接が外れ、ケース2内に侵入していた燃料が、開口9外に流出するという問題をも有していた。
特開平8−244477号公報
本願発明の目的は、このような問題を解決することで、樹脂製等の弁体と弾性体の弁体との2重シール構造にすることにより、シール効果を向上させてなるフロートバルブのシール構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、ケースと、該ケース内に形成される空間に上下動自在に設けられるフロートと、該フロートの上方に設けられる上部開口と、前記フロートの上部に設けられ、前記上部開口を開閉する樹脂製等の第1の弁体と、前記フロートの上部で前記第1の弁体の下方に設けられ、前記上部開口を開閉する弾性を有する第2の弁体とを有し、第1の弁体および第2の弁体とで前記上部開口を開閉する構成。また、請求項2に係る発明では、前記第2の弁体は、ゴム製である構成。
そして、このような構成により、第1の弁体の密閉精度を必要以上に高める必要がなくなり、車両の上下動時や旋回時に例え第1の弁体が一時的に開放したとしても、第2の弁体が上部開口の閉鎖状態を維持するため、上部開口から燃料が流出することはない。
請求項3に係る発明では、フロートバルブ閉鎖時、前記第2の弁体は、当接する弁座に対し変形状態になる構成。そして、このような構成により、第1の弁体および第2の弁体それぞれでの上部開口の閉鎖がより確実に行われる。
請求項4に係る発明では、前記第1の弁体は球状であり、第2の弁体はリング状である構成。そして、このような構成により、従来のフロートバルブに簡単な変更を施すだけで作成することができる。
請求項5に係る発明では、請求項1〜4に係る発明の作用に加え、前記第1の弁体および第2の弁体には、撥油性又は撥水性処理を施す構成。そして、このような構成により、弁体と弁座とのシール部には、ミクロ的に見ると多数の凹凸があり微少漏れの恐れがあるが、弁体に撥油性処理を施すことによりシール性が高まる。
請求項6に係る発明では、請求項1〜5に係る発明の作用に加え、前記フロートバルブは、自動車用燃料系に用いられる構成。そして、このような構成により、燃料タンク内の燃料がキャニスタに流出することがなくなる。
請求項1、2に係る発明では、フロート上部の上部開口を開閉する樹脂製等の第1の弁体と、第1の弁体の下方に設けられ、上部開口を開閉する弾性状で有り、ゴム製である第2の弁体とからなり、第1の弁体および第2の弁体とで上部開口を開閉することにより、車両の上下動時や旋回時に例え第1の弁体が一時的に開放したとしても、第2の弁体が上部開口の閉鎖状態を維持することができるため、上部開口からの燃料の流出を防止することができるとともに、フロートバルブの信頼性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、フロートバルブ閉鎖時、第2の弁体を、弁座に対し変形して当接させることにより、請求項1に係る発明の効果に加え、第1の弁体および第2の弁体のそれぞれに与えられた閉弁機能で上部開口を閉鎖することができ、フロートバルブのシール性をより高めることができる。
請求項4に係る発明では、第1の弁体は従来通りの球状で、第2の弁体はリング状にすることにより、請求項1〜3に係る発明の効果に加え、従来のフロートバルブに多少の変更を施すだけで作成することができ、その生産コストの高騰を必要最小限に抑えることができる。
請求項5に係る発明では、第1の弁体および第2の弁体に撥油性又は撥水性処理を施すことにより、請求項1〜4に係る発明の効果に加え、弁体と弁座とのシール部の微少な凹凸よりの漏れをより確実に防止することができる。
請求項6に係る発明では、フロートバルブを自動車用燃料系に用いることにより、請求項1〜5に係る発明の効果に加え、燃料タンク内の燃料がキャニスタに流出されることを防止することができ、自動車用燃料タンクの信頼性を向上することができる。
図1にフロートバルブの弁体が閉状態を示す全体断面図を示し、図2に図1の弁体部の拡大断面図を示し、図3に弁体が開状態の弁体部の拡大図を示す。本願発明のフロートバルブのシール構造は、どのような用途に用いられるものでも良いが、以下においては、自動車用の燃料系に用いられるものについて説明する。
フロートバルブ20は、ケース30、ケース30内に配置されるフロート50、ケース30を燃料タンク45に固定するフランジ44等からなる。
ケース30は、下方が開放された円筒状の樹脂製部材であり、内部に内部空間31が形成される。ケース30の上壁面32の中央には、内部空間31に連通する上部開口33を中心に有する筒状体34が一体に形成され、該筒状体34の内部には、略下半分にわたり下方に拡開したテーパー状通路35が形成される。そして、テーパー状通路35の上方には、後記の第1の弁体53が当接する第1の弁座36が形成される。さらに、筒状体34の底壁面には、後記の第2の弁体55が当接する第2の弁座37が形成される。
また、前記上部開口33の上方には、ケースカバー38が設けられるとともに、該ケースカバー38には連通路39が連結される。この連通路39は、図示しないキャニスタに連通されており、燃料タンク内の燃料蒸発ガスをキャニスタに排出したり、大気を燃料タンク内に導入する。
ケース30内には、内壁面に沿って垂直方向に複数のリブ40が設けられており、該リブ40は、ケース30の内壁面とフロート50の側壁面との間に空間を確保し、燃料蒸発ガス等の通路を形成するとともに、その先端部でフロート50の上下動をガイドする。
ケース30の底部には、底板41が取り付けられる。この底板41には、燃料等が内部空間31に侵入するための複数の底部開口42が穿設され、給油時等に燃料タンク45内の燃料は、底部開口42より内部空間31に侵入する。
また、ケース30の上方の側壁面には、複数の通気孔43が設けられ、燃料タンク45内の燃料蒸発ガスは、この通気孔43より、内部空間31に侵入し、連通路39を介し図示しないキャニスタに排出される。さらに、ケース30の上端側壁面には、フランジ44が一体形成されており、このフランジ44を燃料タンク45の上壁面に固定することにより、フロートバルブ20は燃料タンク45内に挿入される形態で取り付けられる。
フロート50は、略円柱状の部材であり、軽量な樹脂部材で形成される。その底部には、コイル状のスプリング51が配設される凹み52が形成される。該スプリング51は、凹み52と底板41との間に狭持され、そのばね力のみではフロート50を上動する力はないが、ケース30内に燃料が侵入したときにフロート50の上動を助ける。
フロート50の上部には、下方に拡開し球状で山形状の第1の弁体53が一体に形成され、この第1の弁体53は、閉弁時、筒状体34内のテーパー状通路35の上方に形成される第1の弁座36に当接される。
また、山形状の第1の弁体53の根本部近傍には、図2、図3に示すようにリング状の溝54が形成されるとともに、このリング状の溝54内には、ゴム製で平板且つリング状の第2の弁体55が嵌合される。
この第2の弁体55は、閉弁時、筒状体34の底壁面に形成される第2の弁座37に当接される。この当接は、第2の弁座37が第2の弁体55を押し下げ、図2で示すように第2の弁体55の外周部が下方に押し下げられる形態となる。このような形態になるように当接することにより、第1の弁体53と第1の弁座36との当接と、第2の弁体55と第2の弁座37との当接がほぼ同時に且つほぼ均等に行われる。
そして、車両の振動等で、例え第1の弁体53と第1の弁座36との当接が外れたとしても、第2の弁体55の変形が依然として維持されている限りにおいては、第2の弁体55と第2の弁座37との当接は、維持されるため、内部空間31の燃料が上部開口33側に流出することはない。
フロートバルブ20の組み立てについて説明する。まず、ケース30を逆さにし、リング状の溝54内に第2の弁体55を嵌合したフロート50を、第1の弁体53が筒状体34のテーパー状通路35に嵌入する形態でケース30内に挿入する。次いで、コイル状のスプリング51をフロート50底部の凹み52に挿入する。
次いで、底板41でケース30の底部を接着剤、溶着或いはスナップフィット等の手段で固定し閉蓋する。この際、スプリング51の他端部は、底板41の上面に当接される。フロートバルブ20を組み立てた後は、正立した状態で燃料タンク45内に挿入し、フランジ44を燃料タンク45の上壁面に固定して使用することになる。
なお、図示しないが、第1の弁体53、第2の弁体55、第1の弁座36及び第2の弁座37の少なくとも一つを撥油性或いは撥水性の材料で形成したり、或いは少なくとも一つに撥油性或いは撥水性の表面処理を施しても良い。
第1の弁体53、第2の弁体55、第1の弁座36及び第2の弁座37からなるシール部のシール状態をミクロ的に見ると多数の凹凸が存在し、その凹凸から予期せぬ漏れが発生する恐れがあるが、シール部を撥油性或いは撥水性の材料で形成したり、或いはシール部に撥油性或いは撥水性の表面処理を施すことにより、そのような予期せぬ漏れをより確実に防止することができる。
次に作用について説明する。通常時、油面56は、図1に示すような位置にあり、燃料タンク45内で発生した燃料蒸発ガスは、通気孔43および底部開口42より、内部空間31に入り、上部開口33および連通路39を介してキャニスタに送られる。燃料タンク45が振動し、油面56が底部開口42を塞いだとしても、通気孔43はケース30の上方に設けられているため、燃料蒸発ガスの排出は支障なく行われる。
車両の上下動時や旋回時に油面56が大きく振動した時等には、燃料が底部開口42から内部空間31に侵入する。侵入した燃料は、ケース30の内壁面とフロート50の側壁面との間の内部空間31を通り、上部開口33を経て連通路39に流れようとする。
しかしながら、内部空間31に侵入する燃料は、フロート50を押し上げるとともに、フロート50には、さらに浮力およびスプリング51の付勢力も加わる。そのため、フロート50は、即座に上動し、第1の弁体53は、第1の弁座36に当接し、第2の弁体55は、第2の弁座37に当接する。
そして、図2で示すように第2の弁体55は、第2の弁座37に対しその外周部が下方に変形する形態で当接される。その結果、第1の弁体53が第1の弁座36に当接することによる上部開口33の閉鎖と、第2の弁体55が第2の弁座37に当接するすることによる上部開口33の閉鎖とが、ほぼ同時に且つほぼ均等に行われ、上部開口33が2重にシールされることになる。
第1の弁体53と第1の弁座36とは樹脂製同士のシール構造であるため、燃料タンク45が強振動した場合等、両者の当接が外れる恐れがあるが、例え両者の当接が外れたとしても、第2の弁体55の変形が依然として維持されている限りにおいては、第2の弁体55と第2の弁座37との当接は、維持されるため、内部空間31内の燃料が上部開口33側に流出することはない。なお、開弁時、燃料蒸発ガスは、図3で矢印で示すように上部開口33側に流れる。
図4は、第2の弁体55の変形例を示す。この例のものは、第2の弁体55を、弾性の大きい部材55aと弾性の小さい部材55bとから形成し、第2の弁座37が当接する近傍部分を弾性の大きい部材55aにし、その他の部分を弾性の小さい部材55bにするものであり、その他については、図1〜図3に示すものと同様であり、詳細な説明は省略する。
この例のものは、第2の弁体55が第2の弁座37に当接すると、第2の弁座37が当接する箇所の弾性の大きい部材55aのみがへこみ、第2の弁体55全体は水平状態を維持する。そして、第2の弁座37が当接する箇所の弾性の大きい部材55aには、図に示すように窪み57が形成される。
図1〜図3に示すものは、第2の弁体55が第2の弁座37に対し傾斜して当接するため、シール性に多少問題があるところ、図4に示すものはほぼ水平状態での当接であり、第2の弁体55と第2の弁座37との当接面は、略コ字状の3辺になるため、そのシール性が向上する。なお、弾性の小さい部材55bは、、例えば金属等の固い部材であっても良く、このようなものでも請求項1に係る発明に含まれる。
図5に他の変形例を示す。図4のものは第2の弁体がリング状であり、強度面において若干劣るところ、この例のものは、その欠点を補うものである。なお、図1のものと同じ部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
第2の弁体60は、上下開口の略柱状の部材であり、その上方には、水平方向に張り出し、第2の弁座37と当接自在なリング状の弁体部60aを有し、その下方には、水平方向に張り出したリング状のフランジ部60bを有する。そして、その中央の断面円形の中空部には、棒状の第1の弁体53が嵌合する。
符号61は弁体支持部材であり、この弁体支持部材61は、上面部に形成され、その中央に開口が設けられる環状段部61aと、その下方に垂下され、先端に係止爪61cを有する3本の係止部61bとを有する。
第2の弁体60の取り付けは、次のように行われる。棒状の第1の弁体53内に第2の弁体60を上方から嵌合後、弁体支持部材61をその上方から挿入する。すると、第2の弁体60のフランジ部60bの上面に弁体支持部材61の環状段部61aの下面が当接する。
その状態で弁体支持部材61をさらに下方に押し込む。すると、弁体支持部材61の下方に垂下する3本の係止部61bの先端に設けられる係止爪61cが、フロート50の凹み52の底部に係合し、弁体支持部材61は、第2の弁体60を狭持する形態でフロート50に係止される。
第2の弁体60をこのような形態にすることにより、第2の弁体60の強度を高めることができるとともに、第2の弁座37との当接をより確実に行うことができる。また、係止爪61cを外すことにより、第2の弁体60を取り外すことができるため、その交換が容易になる。
ところで、図1のものは、ケース30を燃料タンク45の上面に取付用の開口を設け、上外面から垂下するものであるところ、図5のものは、燃料タンク45の上内面から垂下するものである。
このものは、ケース30を燃料タンク45の上内面から垂下するための支持部材65を有する。この支持部材65は、水平上面部65a、垂直部65bおよび水平底部65cからなるクランク状の部材であり、図に示すように、水平上面部65aを燃料タンク45の上内面に取り付け、ケース30の底部に水平底部65cを取り付けることにより、水平底部65cでケース30を下方から支持する。
このような形態にすることにより、燃料タンク45の上面に取付用の開口を設ける必要がなくなり、燃料の漏れ等を防止できる。
前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
本願発明のフロートバルブの弁体が閉状態を示す全体断面図 本願発明の弁体が閉状態を示す弁体部分の拡大断面図 本願発明の弁体が開状態を示す弁体部分の拡大断面図 本願発明の弁体の変形例を示す拡大断面図 本願発明の弁体の他の変形例を示す断面図 従来のフロートバルブの全体断面図
符号の説明
20…フロートバルブ 30…ケース
31…内部空間 32…上壁面
33…上部開口 34…筒状体
35…テーパー状通路 36…第1の弁座
37…第2の弁座 38…ケースカバー
39…連通路 40…リブ
41…底板 42…底部開口
43…通気孔 44…フランジ
45…燃料タンク 50…フロート
51…スプリング 52…凹み
53…第1の弁体 54…リング状溝
55…第2の弁体 56…油面
57…窪み 60…第2の弁体
60a…弁体部 60b…フランジ部
61…弁体支持部材 61a…環状段部
61b…係止部 61c…係止爪
65…支持部材 65a…水平上面部
65b…垂直部 65c…水平底部

Claims (6)

  1. ケースと、該ケース内に形成される空間に上下動自在に設けられるフロートと、該フロートの上方に設けられる上部開口と、前記フロートの上部に設けられ、前記上部開口を開閉する第1の弁体と、前記フロートの上部で前記第1の弁体の下方に設けられ、前記上部開口を開閉する弾性を有する第2の弁体とを有し、第1の弁体および第2の弁体とで前記上部開口を開閉することを特徴とするフロートバルブのシール構造。
  2. 前記第2の弁体は、ゴム製であることを特徴とする請求項1記載のフロートバルブのシール構造。
  3. フロートバルブ閉鎖時、前記第2の弁体は、当接する弁座に対し変形状態になることを特徴とする請求項1または2記載のフロートバルブのシール構造。
  4. 前記第1の弁体は球状であり、第2の弁体はリング状であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のフロートバルブのシール構造。
  5. 前記第1の弁体および第2の弁体には、撥油性又は撥水性処理を施すことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載のフロートバルブのシール構造。
  6. 前記フロートバルブは、自動車用燃料系に用いられることを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載のフロートバルブのシール構造。
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